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NHKの朝ドラ「虎に翼」も今週で終わりです。見ごたえのあるドラマでいつも見逃さないようにしています。このドラマは,清永聡さんの「家庭裁判所物語」が土台になっているように思うのです。この本を最初に読んだ時には本当に気持ちが揺さぶられました。読んだきかっけは,何年か前の「調停制度100周年」の記念イベントでパネリストとして清永さんとご一緒させてもらったことでした。家庭裁判所の歴史について書いた本があるなんて,と思いながら読み始めたのですがその黎明期の登場人物たちのキャラの濃いことといったらありませんでした。何回読んでも面白いと思っています。そして,とても納得したのです。私自身がなぜ家庭裁判所が大好きなのか。地裁でも簡裁でもなくどうして家庭裁判所なのか。裁判所の支部では同じ裁判官が地裁でも家裁でもお仕事をしていますが,どうして裁判所の雰囲気が地裁と家裁で違うのか。答えはルーツにあったのだと思い至ったのです。調停ばっかり扱っている私にとってこれは大きな発見でした。清永さんの緻密な取材力とたゆまぬ取材源へのリスペクトの姿勢は一流の証だと思いました。パネリストとしての話も面白かったし,尊敬できる方でした。この本も著者の清永さんにも,お会いできて本当に良かったです。三淵さんに関する本もできたようですし,これからも本を読むのが楽しみです。この本ではドラマの中で多喜川さんのモデルになっている男性を中心に書かれているのですが,重要な脇役の女性を主役に据えたことで沢山の社会的な問題点を組み込む工夫ができたのでしょう。この滅茶苦茶面白い本を読んで,敢えて女性を主役に据えようと考えた方のアイディアの勝利という感じもします。テーマソングの歌詞が最初から気になっていて,歌の中でやたら100年100年と言っているので,調停制度100年とか家裁100年とかそんなこととひっかけた話になっていくのかと思いましたが,今の所そんなムードでもないですね。このテーマソングの歌詞は竹中記者の目線で見た寅子を語って作られているのかなあ,とか自由にいろいろ想像しています。これから尊属殺人違憲判決が出るのは間違いないでしょうが,美佐江の娘の美雪にはどんな話をするのでしょうか。ガチの解釈論をするとはあんまり思えないけどそれなりの見せ場にはなるはず。ただ1つ心配なのは,最終回の日が茨城県弁護士会が総力をあげて開催するイベントの日で,集合時刻が朝早いんですよ。終わるのは夜だから何とかして朝の放送を見てスッキリした気持ちで案内係をやりたいと思います。がんばらないと。
2024年09月23日
今日は,エレクトーンの発表会でした。 私は性懲りもなくばあちゃんに付き合ってエレクトーンを習い続けているのです。練習は普段全然できないので,毎週1回教室で弾くだけですけど,85歳のばあちゃんが続けているので送迎係も兼ねて続けています。 今回の発表会は,ばあちゃんが思ったように仕上がらなくて,データのリズムと演奏がずれると直前になって騒いでいました。ずれることはいつものことなのですが,今回は足まで入れるはずが入れられなかった上,イントロと間奏を最後に練習したのでメインの部分とうまくつながらないというのです。 うまくいかないというのであれば,出演をやめるかといえばさにあらず。「もう覚悟を決めたから」と言って,ちゃんと弾く気でいるのでした。このあたり,仕上がりそうになかったらキャンセルしてしまう私とは違います。できないのがわかっていても敢えて披露しようという度胸の決め方はなかなか真似ができません。 そして,本番の演奏です。参加者は大人ばかり。「大人のオータムコンサート」というのですが,真夏顔負けの暑さの中でのコンサートです。いろいろな年代の方がいらっしゃいましたが,どう見ても85歳のばあちゃんが最年長のようでした。教室のご配慮で,ばあちゃんと私はいつも並びの演奏順です。今日はばあちゃんが4番で私が5番目でした。ばあちゃんは,名前を呼ばれるとさっさとエレクトーンの準備をして弾き始めました。確かにリズムと遅れたり早くなったりしていましたが,みんなが心配して見守る中,どうも気に入らなかったらしく3分の1くらい弾いたところで止めたのです。 ばあちゃんが発表会で演奏を止めることは割とよくあるのでその瞬間は驚きませんでした。でも,今日は演奏を止めた後の演奏開始後すぐに止めるというのを3回繰り返したのです。私はもちろんドキドキしていましたが,会場の皆さんも「ばあちゃんどうした!がんばれ!」というムードに包まれました。日本の皆さんは年寄りにとても優しいのでありがたいです。司会のお兄さんは,手を差し伸べて「どうぞ演奏してください」というゼスチャーをばあちゃんに送っています。さすがのばあちゃんも一体どうするのか,滅茶苦茶ドキドキしながら見ていました。 するとばあちゃんは,また最初から弾き始めたのです。曲は「木綿のハンカチーフ」。ハーモニカのメロディーラインが素敵なアレンジなのですが,それが多少走ったりモタったりしながらイントロからすべり出し,間奏から繰り返し部分を過ぎてなんとかエンディングまでたどり着いたのでした。演奏中,司会のお兄さんはマイクを握りしめながら一生懸命リズムを取って応援してくれていました。会場のお客さんたちも演奏が終わると「うんうん,よくやったよくやった」という感じで頷きながら拍手してくれました。私は,次が自分の出番だということを忘れてほっとしていました。 真似できないわー。ステージで演奏が止まった後,何度スベっても懲りずに演奏して最後に帳尻が合うなんて。よく続けて弾けたなー。ピアノの演奏に比べればエレクトーンははるかに演奏時間が短くて,ばあちゃんは弾き直しても5分くらいの時間ですが,空白の時間中,私は何か声をかけなければいけないか,助けに行くべきだろうかなどと考えてしまいました。担当の先生もいろいろ考えたようですが,ばあちゃんが弾き始めたので見守ったようでした。 ばあちゃんのすぐ後に続いた自分の演奏も,ばあちゃんのことで緊張しているのか自信がなくて緊張しているのか何で緊張しているのかもよくわからないくらい緊張しましたが,右手が震えながらもとにかく終えてどっと疲れました。まだコロナの名残で発表会で歌を歌うことはできないので弾くだけ弾いてきましたが,来年は少しでも歌えると良いなあ,とちょっと思いました。 上手な人はたくさんいましたが,今日の発表会で一番目立っていたのはまちがいなくばあちゃんだと思います。ばあちゃんは,「やっぱりずれちゃったあ!」とか言いながらゴキゲンで,皆さんに「上手だった」と言われながら喜んでいるのでした。 どうやったらこういう境地に至れるのでしょうか。年さえ取ればこんな風になるのかなあ。「ちゃんとやろう!」という気持ちだけ強くて,見栄はあるようなないような感じなので,確かに子どもに戻っている部分があるのかもしれません。でも,自分がやったことに満足しているばあちゃんを見るとそれはそれで良かったと思うのでした。「また来年も出てくださいね!」と教室のスタッフの方や先生に言われたばあちゃんは「来年は足も付けて弾きます。」とか自信ありげに言っているのでした。めでたし,めでたし。
2024年09月16日
最近は,なんだか珍しい光景がテレビで見られます。自民党の総裁候補者9名がずらっと並んでテレビに映っていたり,立憲民主党の代表候補者が4人そろって街頭演説?をして全員で仲良く手を振っていたりするのです。結構目立ちますよね。誰が選ばれるのかわかりませんが,それぞれの党の宣伝効果は大きそうです。それぞれの党の嫌なイメージ部分が薄れていく感じがします。もちろん,それを狙っているのでしょう。今これだけ解散総選挙の話が出ていると,まあ多分やるのだろうと思います。解散総選挙は久しぶりだと思ったら2021年にも行われているようなので不思議な感じがしました。どうもその時は衆議院任期満了に近い時期の様でした。それで解散というイメージが薄かったのでしょうかね。選挙ならば「裏金問題みそぎ選挙」って感じでしょうか。選挙が終われば「禊は済んだ」とかーいつだったか過去にそんな発言がありましたがーいうことになるのだと思います。確かに裏金問題はショッキングでしたね。力がある政治家って裏金をどれだけ沢山作ったかにかかっていたのだと改めて知った事件でした。お金がなかったら何ができたのでしょうか。でも,それしか言えない野党でも困ります。この時期の選挙がチャンスとなるのかどうか。古参の方々は,総裁選もそうですが総選挙の票も意識して発言をされていて,やはり選挙が上手だと思います。でもその上手な選挙が繰り返されて,現在の若い人が将来に希望が持てない(安心して家庭が作れない)世の中になってしまったんじゃないでしょうか。多数決の原理に何か改良を施さないと良い循環ができない事態になっているように見えます。何かいい方法はないものでしょうか。政治家は票にならないと動けないようです。あたりまえのようですけどよく考えると結構大変なことなんじゃないかと思えます。
2024年09月15日
工学博士で発明家の藤村靖之先生のお話を去年初めて聞いて猛烈な衝撃を受けたのでした。これは絶対に非電化工房に行かなくちゃ!と思ってこの夏計画したのですが,熱中症になってしまい体調の様子をみていたので予定が狂ってしまっています。非電化工房は,私が登山で行った三斗小屋温泉に近い場所にあるようで,できれば温泉まで登っていきたいものだと思うのですが,今の私の脚力では無茶だと思います。でも,非電化工房まで行ってしまったら絶対に山に登りたくなると思うので,今からトレーニングをすることにしました。その話はまた後で書きます(そう言って書かないことがこれまで何回あったことか)。 藤村先生のお話や本の最初にはアインシュタインが言ったという「ある問題を引き起こしたマインドセット(心の枠組み)のままでその問題を解決することはできない」という言葉が出てきます。分かりやすそうでいて,実は実感するのが難しい言葉だと思います。自分が従来のマインドセットに埋没してしまっているので,問題のマインドセットになっているのだという実感がないからです。自分がどんな思い込みの前提に取り巻かれているのかわからないのです。多分,私自身今でも完全にはわかっていないだろうとも思います。 ガソリン車が問題といえば電気自動車でとか,石油火力発電が問題なら太陽光発電でとか,プラスチックが問題なら生分解性プラスチックで…というのがマインドセットにハマった考え方の一例のようです。こういう時は,車を使わない方法はないか,電気を使わない方法はないか,プラスチックを使わない方法はないか,とするのが違うマインドセットだということです。 私の子どものころから見れば,なんでも電動化する方向に生活が変化してきました。学校の家庭科では足踏み式ミシンを使っていましたが,家では電動ミシンを足で踏んでばあちゃんが洋裁をしていましたし,さらに今ではポータブルミシンとなって場所は取らなくなりましたが,どこかにしまい込まれてミシン自体使われることがなくなってしまいました。服を自分で作ることがなくなってしまったこともありますが,電動化によって機械の便利さを逆に葬ってしまったというような現象も起こっているということも藤村先生の本に書いてありました。今思えば,電気を使わずにミシンが動かせる足踏み式ミシンってすごい機械だったことがわかります。それで,「そうか,時代を少し逆にすれば良いのか」みたいに思ったのですが少し考えると「そんなの無理だよ。不便だし,国の大手家電メーカーが迷惑するよ。」と思って思考が止まってしまうのでした。 でも,ハタと思ったのです。「電気製品といったって,動かす仕組みに電力を使っているというだけのことで,この電力で動かしている部分を別の動力でやれれば良いだけじゃないの?そこをクリアすれば,家電メーカーの製品の部分は活かせるんじゃないの?」いや,おそらくその業界から見ればそれが大事で,いろいろな動力の中で電気を使って動かすのが一番効率が良いのでしょうし,バカ言ってるんじゃないと怒られるかもしれないけど,人類の存続に関わるならばそうバカにした考えでもないんじゃないかなあ,と思ったわけです。 意味がよく伝わらないと思いますが,家電メーカーでも,今の技術者の方々が真剣に作ったらとても良い非電化製品ができるんじゃないかと思ったのです。大きなものは難しいと思いますが,小さい家電なら非電化に転換できるのではないかと。そうなれば,みんなきっと買うと思うのです。エコのために。非電化が電気関連の業種に対立するものではなくて,電気製品を省エネで作る努力もしつつ,非電化製品も並べてみればそれなりに売れると思います。私は事務所でコーヒーを入れるときは電動ミルのついたコーヒーメーカーで淹れますが,自宅では手回しのミルで挽いてペーパードリップで淹れるように,その場で使い分けをしています。電気製品は,「電気で動くかどうか」が重要なんじゃなくて,「動いた結果何をしてくれるか」が重要なのだから,「動いた結果何をしてくれるか」の部分を使って,電気を使わない動かす仕組みを取り入れたら結構面白いんじゃないか,技術者の方はどう考えるだろう,とか思います。電気を使うことが後ろめたいことになっているのであれば,少しでも違うマインドセットで製品を作ってみればそれはそれで共感を得られるのではないかと思います。 非電化は面白そうです。藤村靖之先生の本,おすすめです。「エコライフ&スローライフのための愉しい非電化(洋泉社)」,「地球の冷やし方 ぼくたちに愉しくできること(晶文社)」ほかにもあります。 アインシュタインの言葉は政治にも言えますね。同じマインドセットのままでは解決できないのですよ。今問題になっている国政の世界ではマインドセットの変え方を知らないように見えますし,変えるつもりもなさそうです。表面だけ変えて見せればそのうち国民は忘れると思っているようです。 でも,おそらくこれまでとは違いますよ。これからは生活や環境が日々悪化していくのです。気候だけではなくて各種行政サービスしかり,民営のサービスもしかり,税金しかり,国債しかり「どうしてこうなったのか。」「何が悪かったのか」と誰もが思うのではないでしょうか。だとしたら,その問いに対するそれぞれの解答を繰り返し続けることになりますよね。大きなことが起こった時にどんな感情がどこに向かうのか予想がつくようなつかないような。
2024年08月24日
お盆休みも終わりに近づき,私は遅れている仕事が追い付かず慌てて書面作りをしているのですが全然アイディアが浮かばずに,仕方なく(?)ブログに出てきました。なんだかろくでもないなあ。 今年は本当に暑くて,初めて熱中症になりました。熱中症は思った以上に危険です。最初は頭痛でしたが,そのうち熱が出たり尿が茶色になったり,特別だるいわけではなかったけれども自分の脳の調節機能がおかしくなっているのがわかる,寿命に影響するのがわかる感じしました。それ以来,水分と塩分を取るようにしています。血圧に影響するのかわかりませんが,今の所大丈夫です。寝不足が大いに影響していたので,「とにかく寝る!」と決めて早く寝ました。だから,仕事が遅くなってしまっていて,どうしたら良いかわからないわけです。なんだか本当に間が抜けている生活です。 この暑さの中,お墓参りも過酷です。お墓は暑い!石が熱い!お花の水入れの水がお湯になってお花が煮えちゃいます。大変なことです。お盆と秋のお彼岸を合体させるとか,何か初冬に新しい行事を持って来るとかしてお盆のお墓参りの時期をずらす工夫をしても良いように思います。いつお墓に行ってもお墓に行く人の気持ちは変わりないです。あるいは,石に代わる新たな素材で夏冷たく冬温かいお墓を作るとか。心安らぐお墓参りで身体のダメージを受けるようになっては本末転倒だと思うのは私だけでしょうか?お墓参りを何件かしたらもうヘトヘトです。 そんなことを考えながら,なんで息子はお墓参りをしないのだろうかと考えました。私は,息子が小さい時から選挙とお墓参りにはずっと連れて行っていました。その結果,息子は選挙の棄権を1度もしたことがなく,新聞やインターネットで情報を確認してしっかり選挙をしています。これは,私が驚くくらいのもので私以上に選挙に意識があるのです。いや,ここまでになるとは思いませんでした。 他方,息子はお墓参りを全然しません。私が「一緒に行く?」と聞いても「いいや。」と言うだけ。興味がなさそうに見えます。選挙と同じように連れて行って見せていたのにこの違いは何なのでしょうか。でも,息子がお墓参りに興味がないならば私が死んだ後にもお墓参りをすることを期待できませんから,事前に自宅の墓じまいをして自分が入る永代供養付の合祀墓の準備をしておいた方が良いと思いました。死んでまで息子のお荷物になりたくないです。お墓参りのような精神的な行為は押し付けるものでもないし,やらなきゃならないものでもありません。今どきの行為でもなさそうだし,かと言って霞ヶ浦に骨を撒くわけないもいかないし結構難しいです。でも,無縁仏になってしまったお墓を他人が墓じまいするのはとてもとても手間がかかりますし迷惑になっちゃいます。 そんなことを息子に話したら,「母さん,俺,お墓参りくらいやるよ。今はやってくれる人がいるから敢えてやろうとしないけど。俺がやらなきゃならなくなったらお墓くらい行くから。まだ当分ここにいるつもりだし。」とか言ってました。ふーん,そうか。私のお墓参りをやるつもりくらいはあるらしい。本当だろうか。まあでもそれを信じてみるしかないしねえ。墓じまいにもお金がかかるし,このままで行けた方が費用的には有難いです。 親戚にも子どものいないご夫婦や単身者が多く,今後合祀墓は増えていくと思います。私はお墓参りは好きな方ですが,お墓ってなんだろう埋葬するってなんだろうと考えた夏でした。
2024年08月15日
なんだかブログに出てくるのも久しぶりで,覚書で書いておきたいことはいろいろあるのですが,最近は南海トラフに関する地震のことが話題になっているので,ちょっとその場で思いついたことを。大地震が起こると言われている地域はいくつもあるようです。この前ネットで見たら,うろ覚えですが震度6以上の地震が30年間に来る可能性が一番高いのがわが茨城県の水戸で81%ってありました。今回の九州の地震で確率が変わるのかどうか,次の大地震がどこで起こるかわかりませんが,専門家の方が大地震を予想している震源地はいくつか(たくさん)あるようです。そうした場合に,その予想される地域の方々が備えなくてはいけないのはそのとおりだと思いますが,運よく難を逃れた場所がどのようにして被災地を助けるのか,広域の助け合いを事前に考えておいて,みんなで方針を共有しておくことがあった方が良いのではないかと思います。南海トラフの各種地震のときには,茨城県も沿岸部で影響が指摘されていますが,全体としては被災地を助ける側にまわることができるようにも地図上では見えます。茨城県は,結構重要な場所になるのではないでしょうか。南海トラフ各地震は,被害を受ける場所が広すぎて,被害が大きすぎて,最初の混乱が収まるのも時間がかかりそうですし,おさまった後もどこから何をしたら良いのかわからないと思います。人名救助に向かう警察,消防,自衛隊の方々が,あまりにも悲惨な光景に精神的に大きな傷を負って苦しんでいる話を東日本大震災でも聞きました。それ以上の被害を目にした時に,冷静に全体を見回すことができる人が大勢いるとはとても思えません。私なら震えが止まらなくなりその場に座り込んでしまうでしょう。重要な産業が沢山壊滅状態になった時,一体どんなことが国中に起こるのか,よく確認して少なくとも指示を出す機能を持つ機関をいくつか被災予想外のエリアに用意しておく必要がありますよね。もしかしたらそれくらいは世の中にできているのかもしれませんが-いや多分できていない予感します。世の中はお金儲けの方向にはガンガン発展していきますが,思った以上に危機管理体制は遅れています-できているのであればそれを一般の方々にも情報共有してみんなで協力しあうことを常日頃考えておいた方がいざという時に動けそうです。被害の中心地はとにかく避難などして命を守る,それよりも少し離れたところも中心部よりは被害は少ないけどやはり被災地でそこではどのように助け合いするのか考えておく,さらに離れたところではどこの県が被災地のどこの県を主に助けるのか,みたいな考え方があっても良いと思うのですがどうでしょうかね。国の半分近くが被災したらどんな助けが必要になるのか,どこの人達がどこの人達を助けるのか決めておけば初動が上手く行って助かる人が多くなるってことになりそうな気がします。机の上で考えることなんてきっとどれだけ考えても現実には遠く及ばないと思いますが,この規模の地震は考えすぎることはないと思います。被害が広域だとボランティアもかなり混乱しますよね,きっと。だから基本計画みたいなのを作っておいて備えても良いと思います。インターネットなどの通信設備がもしも機能を失ったら,現代社会はかなり脆弱です。
2024年08月15日
お久しぶりです。ほぼ1年ほったらかしていたということを今知りました。時間が経つのは早いですね。私にとって,昨年は,重要な転機となったようです。令和5年8月にシングルマザー支援のプロジェクトを立ち上げました。どういう活動内容かはまた後で書くとして,現在メンバーは15人くらい。みんなえり抜きの優しい人ばかりです。今年は若干の助成金をいただくことになりました。今年3月に初めてのイベントを開催し,これが好評だったので,2回目のイベントを8月に企画しています。このプロジェクト関連で忙しくしているので,結果的に弁護士の仕事を少なくしています。 でも,みんなと協力して困っている方を助けることができるってとても嬉しいです。弁護士になってからずっと一匹狼状態でしたが,今ではいろんな知識を持った仲間と相談しながら良い方法を検討することができます。もっと早くやれば良かった。お金には全然ならないけど,達成感や充実感はとても大きいです。今までと全然違うジャンルの方々と交流することができて,視野がとても広がりました。いろいろな方が,それぞれの方法でがんばっているのを見て,とても元気が出ます。 これからボチボチまたブログ書こうかと思います。ばあちゃんも,ますます元気になっています。これからもどうぞよろしくお願いします。
2024年05月24日
息子は夏休みに入ったようです。ちゃんと前期の単位がとれたのかどうか心配です。別に良い成績を望むわけではないのですが,なんかどうも違うのです,息子の「普通」と私の「普通」の基準が。どう見ても,期末試験や期末レポートの準備をしているようには見えませんでした。ケースケはおかげさまで,自動車の1級整備士の資格をとって,今年4月から良い会社に就職しました。技術職って待遇が良さそうです。1年目なので,きっといろいろな仕事を経験させてもらっていると思います。モトノリも専門学校の成績が良いので,就職に心配はなさそうです。良かった,良かった。…問題は,うちの息子のようです。長い夏休みも何をやるのか傍目にはわからず,またどこか遠い所のカードゲーム大会に行くのではないでしょうか。どうせ遠くに行くなら,合宿免許とか考えても良さそうなのに,そういうことはなさそうです。どうか,息子が卒業&自立できますように。私の方も,ぼちぼち夏休みモードになっていて,裁判所の休廷の関係から,ここ1週間か10日が夏休み前のスパート期間になっています。あと少し,気を引き締めなくちゃ。それにしても暑いです。ポロシャツで裁判所に来ている弁護士も普通にいることから,私もポロシャツで仕事しようかと考えています。ジャケットなんか持って歩いている場合じゃないです。水筒を持ち歩くようになりました。ペットボトルでは飲み物が温まってしまいますが,水筒はいつまでも冷たいのでとても調子が良いです。もっと早く水筒にすれば良かった。息子にも勧めているのですが,全然反応しません。この調子で,ますます気温は上昇していくのだろうと思うと暗い気持ちになりますね。外出が増えているので,ここは少し痩せたいと思っているのですが,こんな時に運動したら死んじゃうかもしれません。幸いなことに,しっかり眠れているようなので気持ちはしゃきっとしています。夏バテは避けたいです。
2023年07月30日
週末に図書館通いをして,仕事とあまり関係ない本を乱読していたら,どんどん気持ちが明るくなって楽しい時間が過ごせていました。本は,買うだけではなくて,読まないとダメですね。知識の面で,本を持っていないと不安になりがちなので,ついチラシが届くと買ってしまっていましたが,買えば良いというものではないことがよくわかりました。ネットで目についた本も沢山買っていましたが,世の中どうも「タイトルだけが良い本」というのが多くなっているようで,読んでみて残念な気持ちになることも多くなってきていると思います。その点,図書館で読んでみるのは私にとっては良いコストダウンです。雑誌も図書館に入っているものは基本的に図書館で読めばいいので,安心して定期購読をカットできました。裁判所でも使っているといわれている判例検索システムが市の図書館に入っているなんてのもちょっと驚きです。このシステム代も経費削減しちゃおうかしら。読む本が増えれば買う本が減るというなんだか不思議な現象です。そんなことを考えながら図書館に行っていたら,読むのに夢中になって書くのがどうでも良くなっていたのでした。ああそうだった,こういう読んでばっかりいた時期がこれまでも何回かあったよな,と思い出しました。毎日の仕事に埋没してしまうと,目先の仕事をこなすことで精いっぱいで,新しい情報を得ようとすることまで意識がまわらなくなってしまいます。その結果,気づいたときには時代から大きく取り残されてしまっているわけです。社会の変化のスピードは,思ったよりも早くて,それに追いついていくことも大変な時代になっているようです。ずいぶんと大きな気づきになりました。それに,この乱読のおかげで,長年のトラウマが解消したかもしれないです。今まで気づきませんでしたが,どうも私にはトラウマがあったようなのです。私には,実家に戻ってきてからずっと胸骨のあたりに何かが引っかかっているような弱い痛みがありました。それが呼吸を邪魔しているような感じで,息を吸っても吸っても酸素が足りないような状態を感じていました。別に病気と言うほどのことでもないし,人間ドックで「息が入って来ない感じ」と説明しても,「肺活量も多いし,肺に問題はなさそうです」と言われるくらいだったのです。その慢性的な弱い痛みが,ある本を読んで「これだ!」と思って腑に落ちたら,すっと消えてしまいました。そうしたら,息が楽にできて,仕事で不安を感じるレベルが大きく変わったのです。私には,どうして自分が離婚することになったのか,実はよく納得できていない部分がありました。納得も何も今となっては古典的な暴力もあるDV事例でした。でも,どうしてあんな暴力を受けることになったのか,夫が何に対して怒り,何を考えていたのかずっとわかりませんでした。それを正面から考えるのはしんどいけれど,離婚事件を担当する弁護士としては,DVの相談を受ける時にはいやが上にも自分の場合との比較で事実を推し量ろうとするので,自分の被害の記憶がいつまでも風化しないわけで,どうもかなり辛かったようです。「ようです」と他人事みたいに言うのは,あまり意識していなかったから。私は無意識に事実と感情を分け,辛い気持ちに厳重に蓋をして考えないようにしていたのではないかと思います。それが胸の弱い痛みのようになっていたのかもしれません。読んだ本は,「愛着障害」という精神科医の書いた本です。そこには,子どもがごく幼いころの母親の監護状況が人格形成に大きな影響を与えることなどが書かれていたのです。弁護士の仕事をしている中で,「愛されて育った人とそうでない人とでは,理解し合えない決定的な何かがある」ような印象を経験上感じていました。その理由がはっきりと理解できたのです。そのいくつかの類型の中に,私のトラウマ解消の大きなヒントがあって,「これが原因でわかりあえなかったんだ」と思い至ったのです。でも,理由がわかれば,その理由に立ち戻って相手を理解することはできるはずだとも思いました。すごい難しそうだけれども,少なくとも恐怖を感じる問題ではない,ということが腑に落ちて,痛みがなくなったのではないかと思います。少なくとも,当時の私にはどうにもならなかったし,無理してやりなおすことが双方の幸せにつながったとも思えないと感じたのです。でも,たかがそんなことで,痛みが全く消えてしまうなんてことがあるのでしょうか。不思議ですが,呼吸が楽になったら眠りが深くなり,肌の調子も良くなっています。血圧の下がかなり下がって,若いころと同じような数値になりました。110と60とか。別居から20年かかって,ようやく離婚のトラウマ(呪縛?)から解放されたということなのでしょうか?まだよくわかりません。でも,もし,そういうことが起こり得るのであれば,世の中には怖い記憶で不安を強く感じながら生きている人は大勢いるはず。それに,子どもが愛着障害にならないように,母親をしっかり支えてあげる仕組みは将来の国を支える優先度1位の重要さであることは間違いないでしょう。シックマザーの問題はもっと大きく取り上げられて良いはずです。さて,こんなことを書いている場合ではないのです。油断したら仕事が溜まってしまって,先週から図書館に行けなくなってしまったのでした。がんばって仕事しなきゃ。
2023年06月18日
ここのところ,時間があると図書館に行って,調べ物と文章書きしています。駅に隣接している図書館が実はとても快適な場所だということに気が付いてしまったので,仕事を離れて集中するのに通っているのでした。立派な図書館が出来たことは知っていましたが,これまで行ったことがありませんでした。物見遊山で中に入ると思った以上に良い建物で,明るくて広々した空間でした。本を読むにも本の原稿を書くにもうってつけです。午前中からお弁当を持って出かけて行きました。お弁当を食べることができる場所もありますし,自動販売機にしては結構美味しいコーヒーを飲むこともできます。今日は,お天気も良くて,日向ぼっこしながら分厚い統計を読んだり,目に付いた本を読んだり文章書きもできました。初めてこの図書館に来たときに,湯浅誠さんの「ヒーローを待っていても世界は変わらない」が目について何となく読んでみたのですが「こういう本が読みたかったんだよ」と深く思い至り,帰ってこの本を購入してしまいました。こういう1度読んで手元に置きたいと思う本はあまりないので(今日読んだ本は買う気にはならなかった),余計な本を買わずに済んで経済的です。それに,仕事を忘れて考えたいことに集中できるので精神衛生上も良いですね。仕事場では結局仕事をしてしまって気持ちを切り替えられませんから。思ったことを形にするって大変ですね。でも,目先が変わると発見があって楽しくもあります。社会人大学院は,科目等履修生でもきちんとレポートを出したり,授業で報告したりすれば成績がついて単位も認定してくれます。本科生になった時に,その単位を組み入れることができるのだそうです。新年度はどうしようかな。社会起業家論の先生は,とても良い成績をつけてくださったので,私のソーシャルビジネスプランを多少応援してくださっているのかもしれません。この点はもうちょっと継続して考えてみようと思います。
2023年03月12日
多額の国債の発行と,ハイパーインフレの懸念についてはどうしても気になっているので,大学院の財政学の授業で先生に聞いてみました。「「日本の国債は,日本国内で保有されているから安全だ」みたいに説明されていますけど,それって本当に大丈夫なんですか?」社会人大学院で,経済学ではない研究科の授業ですから,それほど本格的な財政学の授業レベルではありませんが,教えてくださる先生は立派な方ですのでどのようなご見解か聞いてみたかったのです。というか,これを聴くために財政学を履修したわけです。すると先生は,割と軽めに「そうですね。外国人の保有率はじわじわ上がってきてますけど,今のところ大丈夫でしょうね。ぼちぼち危なくなっていると思いますが。」と,おっしゃいました。「詳しく言っても,こいつにはわかるまい」的なお気持ちもあったかもしれません。私は,明らかな門外漢ですから。でも,「多分,違うよな」という直感的な確信が私には前々からあって,それがずっとひっかかっていたわけです。日本で起こったハイパーインフレは,第二次世界大戦後のもので,その時は多額の戦時国債が問題になったわけですが,普通に考えて,当時の日本の戦時国債を外国が買うなんてまず考えられません。それでもハイパーインフレが起こったのですから,国債を国内が買うか,外国が買うかという問題は,国債がデフォルトになりやすいかどうかの問題点にはなっても,ハイパーインフレが起こるかどうかの直接の問題点にならないだろうと思うのです。結局先生のお話では不安が解消できないので,ちょっとそのあたりを調べてみることにしました。調べるといっても,ごく簡単なことしか私はやりませんが。まず,インターネットで中央大学の関野満夫先生がお書きになった「日本の戦費調達と国債」という論文を見つけました。丁寧に資料を扱っていらっしゃるようで,グラフではなく表で示していらっしゃるところが誠実な印象でした。グラフって,表を分かりやすくするために使われるのだろうと思いますが,経済系のネット記事のグラフはなんだか怪しげなものが多い(特に縦軸の取り方)ので,表になっていた方が,自分でグラフにしたり,数字から変化が読み取れるので却って良心的な気がします。これを読んでみました。事実をまとめていらっしゃる論文で,関野先生のご意見が大きく出ているものではありませんでした。以下にメモ書きします。*は私の感想1937年(昭和12年)から1945年(昭和20年)にかけて,軍事費を中心に激しい経済膨張が生じた。戦争のための多額の軍事費を調達する必要があったので,国は,①戦時国債の発行,②直接税,間接税の増税というふたつの方法によって調達したが,実際には国債の発行に依存していた。1937年から1945年までの歳出純計累計額2358億円このうち公債・借入額1727億円(73.2%) 比較 アメリカ59%,イギリス51%,ドイツ51%租税収入 571億円(24.2%)公債のうち,直接的な戦争目的・軍事費に利用される軍事公債が8割,残り2割も軍事目的に繰り入れられることができるようになっていた。当時の大蔵省の見解は楽観「資産に見合う処の借金といふものは,決して大いに心配すべきものではないのであります。借金で心配になりますのは,要するに資産に見合うべきものなく,損失を補填するための借金であります。」*関野先生は,別な部分下線を付して強調されています。*国内で保有していれば大丈夫という理論と同じでしょうか,違うでしょうか戦時国債は日銀の直接引き受け1932年から日銀が直接引き受けができるようになった。国債は日銀が大半(85.9%)を引き受け,大蔵省預金部資金も13.5%引き受けた。外国は引き受けていない。外国債は1930年頃4分の1くらいあったが,その後減少していく。1945年は99.4%が国内債だった。1937年ころからインフレが加速した。「公債発行→財政支出の拡大→経済成長・国民所得の増加→金融機関の預貯金増大→金融機関による国債購入→日銀への日銀券の還流」というシステムで日銀券の流通量を制限しようとした。貯蓄増強と節約が強く主張された銀行が国債を引き受け続ける財源が必要だったので,国民に貯蓄増強が強く求められた。生活物資の供給水準がすでに低下していたので,公定価格を定め,配給制をとって物不足を安定させ,国民に節約を強く求めた。それによって,市中の日銀券流通量が急激に増えないようにしていた。富くじ的要素のある貯蓄債権も発行された。それでもインフレは加速した日銀から国債を引き受ける銀行の購入力の限界を超えた戦争末期,銀行が日銀から借り入れをするようになった。日銀貸し出しの急増は,日銀券の増発を招き,戦時インフレを加速させた。国債発行額そのものの増大とともに日銀保有国債も増加していた。戦時国債はデフォルトになったのか?1942年に外国に対する国債の利払いは停止になった。*関野先生はデフォルトについて言及していませんが,これがデフォルトと評価している向きもあるようです。債務不履行であるとは思います。*でも,これをデフォルトとすると,その前後でインフレ率は同じような率で上昇しており,デフォルトとインフレ率とは関連性がなさそうに見えます。国債デフォルト→ハイパーインフレという構造ではないのかも。1942年の外債率2.2%。*1946年以降のハイパーインフレまでいかなくとも,1945年までのインフレレベルでも現在の日本では十分ハイパーインフレと感じるのではないか。今朝のニュースで4パーセントのインフレで国内は混乱しています。現在の「ハイパーインフレ」を戦後と同様の率ととらえて良いのでしょうか。なんだかマズイような気がします。*この論文を見ると,インフレには,市中に出回る日銀券の増加が重要な印象です。(私の考察)現状はどうなのか*日銀券の流通量は2001(平成13年)から2021年(令和3年)までで約2倍に増加している。(日銀のサイトで日銀券発行高と流通高のグラフが作れます)*戦時中や戦後の流通量の増加状態と比較すれば,それほど急激な増加とはいえないレベル。*「国債が国内で保有されているから大丈夫」なのではなくて,日銀券の市中流通額がまだ爆増する状況ではないため何とかバランスを保てているのかもしれません。*「どうしてインフレにならないのかわからない」と前に麻生さんが発言されていましたが,単純に「モノ余り」が大きかったのかもしれません。授業の最初の方で,物の価格は需要と供給のバランスで決まると習いました。その価格の決まり方と「良いインフレ」「悪いインフレ」の話がどうつながってくるのかはよくわかりませんでした。需要と供給のバランスに,市中に出回る日銀券の量が影響を与えるということのように思えますが。*現在,NISAの範囲を大幅に広げて投資を呼び掛けているのは,老後資金を自助努力で何とかするという意味の他に,市中に出回る日銀券の回収の意味も大きそうに見えますね。でも,銀行から見ると,預金は債務で投資信託の手数料は債権(間違っていないか確認してください)ですから,お金の流れはどうなるのでしょうか。証券会社や投資先の立ち位置は?*日銀券の流通量自体は2倍になっているので,何らかの理由で物資の流通が滞り,「物不足」への不安が社会に生じると急激なインフレになってもおかしくない感じ。1937年から1940年にかけて倍になっている(発行量と流通量がほぼ同じとして)が,この時,東京小売物価指数130.4から169.5にアップしています。この時は3年で2倍になったという状態でした。*今の政府の様子だと,軍事費はどんどん上昇させていく予定に見えます。そこで,国債に頼らず増税をしようと考えたのは,過去の教訓からハイパーインフレを警戒したからかもしれません。 やっぱり,よくわからないままですが,とりあえず,今すぐにハイパーインフレになる状況ではないように思えたのでほっとしました。じゃあ,国債をだらだら増やすならどこまでも行けるのかという問題が出てきますが,おそらく過去に例がないので,日本が国をあげて実験しているようなものなのかもしれません。
2023年01月15日
今年のお正月はのどかで良かったです。体力が少し回復してきたので,今回は,年末年始の買い物は妹の作戦の見学をさせてもらいに一緒に出掛けていきました。 いつもは,妹ととても一緒に行けません。あちこち買いまわるパワーがなさすぎます。みんなを連れて市場に出かけて買い出しをするのがやっとです。安そうに見えるものをいろいろ買って,ばあちゃんを納得させて,それさえできれば上出来でした。 でも,今年は,違います。今年は大分体力が回復してきました。それに何といっても,私は,社会人大学院のサスティナブル学科の授業に出席させてもらっているのですから,フードロスにも配慮して,無駄のないように買うようにしようと思う気持ちがあります。授業でも,コンビニエンスストアのフードロスを減らす方法がないかと検討しているグループがありました。これまで店頭にたくさん並べることで,利益率を計算してきた業界ですからやり方を変えるのは大変なことのようです。 でも,かつては消費者金融業界だって,たくさん貸し出しをすれば利益が出るという発想でやってきて,内部の自浄作用が働かず,結局過払い金問題や総量規制で大混乱になり,現在落ち着いたという感じですよね。やらなくてはならないものを内部でできないならば,いずれは外部からの圧力で無理やりやられてしまうのではないでしょうか。内部から率先して改良策の提案をしていかないと,国家は時に意外なほどあっさりと思い切ったことをやってしまう面があると思います。 それはさておき,年末の妹の買い物は見事でした。12月31日の午後7時。お客さんもぼちぼち減って来た感じのイオンに妹と出かけました。まず妹は,衣料品売り場をぐるっと回り,各種福袋の状況を確認します。去年や一昨年は新年の混雑を避けるために,大みそかから福袋を売っていたようでしたが,今年は元旦からになっていました。肌着や靴下などの実用衣類は掘り出し物の福袋があるとお得感が高いのですが,今年はほぼ全滅,福袋自体がほとんどありませんでしたし,内容も「うーん」という感じでした。肌着もなければパジャマもない。姪のために女の子用お洋服福袋もチェックしましたが,今年は福袋らしい明るい気持ちになるようなセットが全然なくてびっくりしました。福袋用の服を作る頃に,円安や石油高がぶつかったのでしょうかね。小物類も買おうかどうか迷うものすらなかった印象でした。多分,今年は衣料や小物類で,いろんな異変が起こっているのだろうと思いました。妹とふたりで,これは無理してイオンの福袋にせず,アウトレットで安くなっているものを拾い集めた方が姪も喜ぶだろうということになりました。 福袋チェックが終わると,だいたい午後8時がらみですが,ここで,食料品売り場に出かけます。お正月用お煮しめが半額になっているのを妹が見つけ,すかさず2つ確保してくれました。お客さんの数と時間と食品の内容で,値下げの時間が違うようでした。お刺身は,まず大トロが半額になりましたが,そんな元値が高いものには目もくれず,肉の値下げをじわじわと待ちながら,中トロが半額になるのも狙うという感じで粘ったのです。パン屋さんのパンもみんな半額になり,800円のピザが半額の400円で,息子が好きなカレーパンとメロンパンも半額の100円になったのを買ってなんだかほくほくです。おかげさまで中トロは半額になりましたが,おいしそうな牛肉は下がりませんでした。魚は下がりましたが肉は下がらない。これは明日にするか別なところで買うか。妹と相談して,今年は無理せず,豚肉で行こうということになりました。お正月用の卵焼きやお惣菜類も値段はどんどん下がりました。下がったのを集めてお正月をしようというところです。ウエルシアでは,お正月用のかまぼこや伊達巻が大みそかの昼から半額になっていました。そうして計算してみると,いつもの大みそかの買い出しの半値以下です。これはすごいですね。結局,3日になって牛肉を買いましたが,それを足しても半額以下でした。お正月って食料品を思わずいっぱい買っちゃうんですね。ちょうど使い切るように気をつけながら買っても,やっぱり多めの買い物にはなるので,フードロスの問題って難しいんだと思いました。このほかに,ばあちゃんが生協でちょっと買い物をして,1人前用おせちという小ぶりのおせちを買いました。鶏肉も用意してくれて,お豆腐屋さんでお豆腐としらたきを購入。生協のおせちは,一人用と言ってもなかなか充実した内容のおせちでした。気分としてはこれで十分なんじゃないかと思います。おせちってそんなにいらないです。 元旦の夕方,駐車場がぼちぼち空いてくるかというころ,アウトレットに妹と出かけました。妹は混んでいる正面の駐車場を避けて,アウトレットの裏側に回り,裏からの入り口のすぐ近くの駐車場に車をとめました。移動の効率を考えることは,歩く距離が長くなりがちなアウトレットでは重要なことのようです。肌着や姪の子供服をチェックしにまわりました。うちのばあちゃんからも,肌着を頼まれています。肌着メーカーでは福袋はほとんどない様子でしたが,フクスケやワコールで大幅値下げをしているのを見つけ,肌触りが良い肌着を安く変えたので感動しました。姪の服は,これが誰に似たのか靴や服に好みがうるさい子でして,選ぶのが難しいわけです。弟に「お小遣いで送るから好きなの買ってね」と電話で伝えたら,すぐに弟から折り返し電話が来て,お嫁さんに「絶対にお姉さんに買ってもらって!」と言われたそうで断れず,年明けから難しい課題にチャレンジすることになったのでした。 アウトレットも,福袋を抱えている人はあまりいないようでした。財布などの小物類に人が集まっていたのと,リンツなどのチョコレートやお菓子,フォーションや輸入食料品などのお店が混んでいました。子供服のお店は福袋よりも値下げに力を入れていて,かなりの値引きになっていました。コムサイズムで半額になっていたフェイクファーがついたコートを買い,べべとミキハウスはサイズがなく,メゾピアノのお店でメゾピアノではないブランドが7割引きになっているのを見つけて,血眼になってサイズとデザインを探しました。少しくすんだピンクのジャケットに,グレーに細いピンクの線が入ったチェックのジャンパースカートと,グリーン系のタータンチェックのスカートを買いました。メゾピアノは元値が高すぎるので見る気にもなりませんが,デザインはさすがという部分もあるので,いくらかメゾピアノ系のテイストがあるブランドで探してみたわけです。7割引きはすごい!6400円くらいで済んでしまいました。半額のコートと合わせても1万2000円を少し切るくらい。お嫁さんが「絶対にお姉さんに買ってもらって!」という気持ちもわかります。福島では,イオンですら潰れてしまい,近所に大きなお店がなくなってしまったと彼女は嘆いていました。このセットは姪にも大好評で,いろいろ合わせて着て喜んでくれているらしいです。妹があれこれ探してくれたので楽にさっさと決まってしまいました。さして混んでもいなかったし,欲しいものが安く早く見つかったので,アウトレットに来たとは思えない程疲れず元気に買い物が終わりました。いつもは買うものがなかなか決まらず,へとへとになって足が痛くなるのですが,今回は時間も少なくて楽でした。 本当に,妹の買い物ワザはすごいと思いました。少しの体力があれば,お金をかなり残せます。惰性で予算を組んで買い物するのではなく,同じものなら安く買う工夫と気力が大切です。それにはある程度の体力が残っていないとねー。疲れ切る前に休むことを心掛ける。そこが大問題です。 去年は,私も含めて,仲間内でも大変なことがあった人が多かったようです。疲れ切って仕事をやめたという人が何人もいました。みんな優秀でやる気があって,職場を良くしようという気持ちもあってがんばっていたのですが,仕事が多くなりすぎたり,職場内の考え方についていけなくなったりしてつらい思いをしたので決断したらしい。この人たちがやめなくてはならないようでは,かなり職場自体が病んでいるのだろうと思います。公務員や大きな企業といえど,何か大きな問題を抱えているのではないでしょうか。 これから若い人が減っていくのですから,私たちくらいの年代が踏ん張っていかないといけないはずなのですが,メインになってきたような人が力尽きてやめるって,どれほど大きな社会の損失かと思います。しっかり休んでもらって,元気が出てきたら是非やりたい仕事を探して貢献して欲しいと思います。 私の場合,やめても退職金がないので,仕事をやめるわけにはいかず,細々とでも仕事をしていかなくてはなりません。特に,まだ数年は息子が大学生でお金が沢山かかります。少しですが自分にも学費がかかっています。来年度はどうしましょうか。息子はもうすぐ期末試験やレポートがあるらしいです。実は,私も,来週授業での発表と,課題の提出があります。発表の準備はなんとかなりましたが,課題が難しくて去年から悩みこんでいます。でも,それが嬉しくてたまらないのでした。
2023年01月07日
今年は大変な1年でした。何とか息子が大学入学を果たしたのは良かったのですが,その後,仕事で体調を崩しそうな状態になり,しばらく仕事を減らして過ごしました。仕事を減らすというのは,私の場合,仕事を新たに受けることを控えることになります。仕事を減らすと,収入も少なくなりますので,事務所の経営は苦しくなります。でも,燃え尽き症候群になって精神的に参ってしまったら長期間の休みを取らなくてはならなくなりますから,ここで少し休息を取らなきゃいけないと思いました。仕事のことでいっぱいいっぱいになって夜も眠れなくなり,忙しすぎて体調が悪くなると記憶が飛んだりするのですから,これは結構マズイと感じました。仕事を減らしても,それまで受けた仕事はこなしていかなくてはなりませんから,忙しさは急には変わりませんが,着実に仕事が終わっていくので,だんだん気持ちに余裕が生まれてくることになります。4月から仕事を減らしたところ,秋口には明らかに時間ができるようになってきました。それで,都会の仕事は(2年間でしたが)きっちりこなして,それが終わって秋から社会人大学院に行って目先の違う勉強をしたりしていたら,気持ちがずいぶん上向いてきました。若い人たちが世の中のためにどうすれば良いかと懸命に勉強しているのを見ると心が洗われるようです。毎日毎日,つらい話の相談を受けている身としては,人のためにがんばろうという話を聞くだけでとても嬉しくなります。そういう「感じる」気持ちの余裕もありませんでした。勉強会の講師なども気持ちの切り替えに役立ちました。毎日,睡眠時間をしっかり取って「寝ても良いんだ」と自分に言い聞かせるようにしていたらちゃんと眠れるようになってきました。不思議なことですが,しっかり眠るためにはある程度の体力が必要なようです。そうして体調が整ってくると,新たな相談を受けてみようという気持ちも出てきました。何かを食べて味が分かるだけでなく「美味しい」と感動したり,音楽もオーケストラを聞く体力が出てきました。やっぱり,音楽はクラシックが良いですよねえ。疲れているときはとても聞く気になれなかった。そうしてみると,音楽を受け止めるのにも体力気力が必要なようです。良かった,来年はちゃんと仕事ができそうです。今年は年末年始の刑事事件の当番もないので,ちゃんとお正月休みが取れそうです。そうなってくると,次々と電話が来て,忙しくなりそうな感じがしてきました。来年はいい年になると良いなあ。そう毎年言いながら大変な年が続いていたわけですが,今年とても苦しかった分,来年は明るい年になって欲しいです。私,がんばりますから。
2022年12月30日
防衛費と増税で話題になっていますが,主に増税の話がクローズアップされています。問題は増税の前にある国防の方針の方なのですが,前の騒ぎの時に閣議決定で乗り切った経験から今回も閣議決定で乗り切るということなのでしょうか。増税については,与党内で対立しているとか言ってますが,そんなの選挙対策の出来レースに見えますよね。増税について,与党対野党という構図を作られてしまうと次の選挙で苦戦するというので,与党対与党という構図を作ってクローズアップして乗り切る話なのだろうと思います。野党なんかどこ行ったんだって感じで何も出てきませんし,税金や経済の問題だと野党は反射的に反対するだけしかできなくて,正面からの議論すらできそうもないですから,与党にやりたい放題にやられてしまうのだろうと思います。アンチ与党の受け皿になれない野党って何なんでしょうか。財政が悪いのですから増税はするしかないと思いますが,増税しても歳出の1つの費目の金額を爆あがりさせるための増税では,財政は相変わらず悪いままで何の解決にもならないことになります。増税しても,国債の発行は止まらない話しかもしれません。増税と多額の国債発行の並行状態!税金が上がって財政が悪化するなんてひどい話です。だとしたら,若い人たちの将来は,ますます危うくなるのではないでしょうか。自衛隊の方々のお給料は間違いなく上がりそうですから,自衛隊は人を集めやすくなるのだろうと思います。
2022年12月18日
大変アブナイ報告書が出たようです。有識者会議が「国力としての防衛力を総合的に検討」したらしいのですが,その報告書の内容が。増税は必要だと思っていましたが,防衛力強化のために増税するって話にびっくりしてガッカリしました。有識者会議でも,反対意見など出ていないし,例によってイエスマンを集めて話をまとめる政府の姿勢は変わっていないのだと思いました。前に総理大臣を気の毒に思って損した気分です。報告書は,「自衛隊が強くなければ国は守れないので,自衛隊員の処遇改善を含めて防衛費を上げ,自衛隊だけでは国は守れないから国民も我ことと思って防衛体制を優先させるべき」,のような意見に見えます。何かおかしいでしょ,って感じは誰でもわかりそうです。でも,これに反対したら非国民と言われるのでしょうか。若い世代の育成のためとか,何か別の理由であれば増税も納得できたのですが,これでは前提の議論が問題なので何とかしないとマズイと思いました。政府はさんざん「国債が多くても国内で有しているから大丈夫だ」という理屈で押し通してきたわけですが,やっぱりそれではマズイのだとわかってはいたということだと思います。その突破口がこれですか。歴史は繰り返すって本当なんだなあ。しかも,少しずつ形を変えながら繰り返していくから始末が悪そうです。
2022年11月27日
騒動続きの政治状況で,法務大臣が失言して更なる問題になってしまいました。死刑執行の際には大きく騒がれることがわかっているなら,それに対するご意見を聞いてみたかったと思いつつ,失言の内容からさして気にも留めていないのだろうと理解できますね。 任命責任を野党はいろいろ言っていますが,総理大臣が気の毒に思えてきます。旧統一教会の問題で,人材が限定されているのもあるでしょうし,何から手を付けて良いのかわからないくらい問題があるのに,担当大臣が動いている様子が見えて来ないのは気のせいでしょうかね。与党も野党も人材不足なのはよくわかりました。 かと言って,成田悠輔先生が提案して下さっているアルゴリズムとネコの政治に,現状から一足飛びにたどり着くことはできないでしょうし,大衆意思による選択が世の中を良い方向に向かわせるとも言い切れないと思いますので,しばらくは人の手による政治になるのだろうと思います。成田先生のような,外国で十分通用する方が,日本の政治や民主主義について一生懸命考えてくださるのはとても有難いことだと思います。これまで考えたこともなかった方向があることを教えてもらえるだけでも大きなヒントになるような気がします。 成田先生ほど大胆な発想ではありませんが,とりあえずこれまで政治活動ができなかった日本の公務員の方々に,積極的に政治活動に参加してもらうことはこれから重要になってくると思います。公務員は全体の奉仕者として,政治活動が制限されています。制限される部分はすべてではありませんが,実際のところ,強烈なプレッシャーとなっています。でも,現場の公務員の方々が意識して政治の話を避けることと対照的に,不思議なことに,公務員のトップにいる国会議員とか県知事とか選挙で選ばれてしまった人にはそのような制限が感じられません。この差は何なんでしょうかね。問題は,試験で就職した公務員の方々に,政治に関する意見を伸び伸びと発言してもらい,仕事を辞めずに政治活動ができるようなシステムを作らないと,政治家の質の低下はさらに加速していくと思います。現場からの問題意識をどんどん取り入れていかないと,世の中がすでに複雑になりすぎていて,俯瞰しきれないと思うのです。 政党の数合わせの人選だけでは足りなくて,選挙運動自体もイカサマに近くなってきているのであれば,選ばれる人材も怪しくなってきてしまいます。政治家の人材として,公務員の方々はとても優秀ですよ。真面目に世の中を考えている人がたくさんいます。日本の政治の劣化を目の当たりにして,きっと忸怩たる思いを抱えていらっしゃるだろうと思います。仕事をやめなくては政治活動ができないようではリスクが大きすぎてチャレンジできません。公務員の仕事の中立性については,中立性を守るためのシステムを作れば良いだけのことです。外国に比べて,日本は公務員の政治活動の制限についてかなり厳しいようですので,どこかに研究が沢山あるのではないかと思います。そういう検索がもっと上手にできれば私の話しもいくらかマシになりそうですが,いつも中途半端になってすみません。最高裁判決の頃からずいぶん時間が経過していますし,問題の大きさが変わってきているのではないかと思います。 デジタル機器を寝る前に遠ざけるようにして,携帯電話を目覚まし代わりにするのをやめてみたら,本当に体の重い感じがなくなりました。電子機器は体調に思った以上の負荷になっているのではないでしょうか。世界中の先進国で人口減少があるのと何か関連があるのではないでしょうか。パソコン,スマホの使用時間と精子の数との関連性とかどこかで調べてたりするのでしょうか。若い人ならパソコン疲れを感じないのでしょうかね。そんなことないと思うのですが。
2022年11月13日
今日は,朝からばあちゃんと一緒にホームセンターに行ってきました。コロナやウクライナ,円安などで食料品の値段が上昇しているので,庭に野菜を作って食費節約の足しにしようと思ったのです。今の食料品価格の上昇はまだ入り口という感じで,これから本格的に来るであろう円安の影響がどう出るのかわからないので,まあ気休めでしょうけど「花より団子」を作ろうというわけです。円安はまだまだこれからのような気がします。しかも二番底,三番底パターン覚悟。世界情勢が複雑すぎて,どこがどう弱くてどう強いのか私には判断できそうもないです。でも,後から見たら,今が歴史の大変化の入り口部分に当たるんじゃないかという気がします。だからといって,具体的に今どう対応すればこれからの大きなピンチを切り抜けられるのかわからないのが苦しいです。今は,冬の葉物野菜の種まきができるぎりぎりの時期のようで,野菜に詳しいばあちゃんが,小松菜,ほうれん草,小カブとか選んでいました。春先に咲くスイートピーも庭に蒔きたいとばあちゃんが言ったので,「花はほとんど同じだから」と説得して絹さやエンドウの種を買わせました。まあ,微妙に花は違うことは違いますが,花もきれいで実も食べられれば一石二鳥です。ばあちゃんは,渋々絹さやを買っていました。野菜を蒔く土だの肥料だの買ってもそれほど高額にはなりません。今日買った種が食べられる野菜になればシメタモノなんですけどねえ。時間をかけて庭を耕して準備する時間もないので,プランターでも植木鉢でも種まきできるところから種をまいて冬とか春を待つことになりそうです。ばあちゃんのお友達やうちのご近所さんには,野菜を上手に作れる人が沢山います。茨城県は,関東で一番野菜の出荷量が多い県ですが,出荷しない野菜の量もかなり多いと思います。売り物みたいな野菜をいろいろいただくことが多いのですが,今回は皆さんに野菜の作り方を教えていただく必要が出てきました。いざとなると自給自足ができる人が強くなりそうですね。今でも,うちでは三つ葉とかニラとか紫蘇などの,放置していれば育ち,何度でも収穫できるという超丈夫な野菜が植えられていますが(今年の夏はスイカが収穫できました),今シーズンからはもう少し収穫量を増やす必要がありそうです。息子はまだまだ大学生になったばかり。これから数年が一番お金がかかります。できることなら,息子が卒業するまで日本の経済が持ちこたえて欲しいと切に願います。
2022年10月23日
9月末で,都会での仕事が終わり,一気に気が抜けました。週1回といえども全力で仕事をしてましたので,我ながらよく頑張ったと思っています。でも,もう来週からは来ないんだなあ,と思ったら寂しいものですね。コロナの真っ最中に始まった仕事だったので,飲み会などが全然なくて,観光も買い物も全くしないで電車で往復するだけになってしまいました。それとほぼ入れ替わりで,社会人大学院の科目履修生(1コマいくら,で入れるやつ)として勉強を始めました。週1日は,(夜間ですけど)大学院で勉強しようと思ったのです。学生をするのは久しぶりだし,どんな人達がいるのか,どんなところなのか,物見遊山で出掛けて行っています。すでにどこの大学も対面授業をしていると思いますが,思った以上にリモート授業を希望する人が多い印象でした。リモートで仕事をしている人が増えていておこもり習慣がついているためと,少し大学から離れている場所で働いていてもリモート授業なら出席できるからのようです。社会人大学院といえども,比較的若い人が多いようで,多分私が最高齢なのではないかと思います。さらにいうと,一番遠方から来ているのも私のようです。法学部関係の勉強以外で大学に来るのは初めてなので,勝手がわからずウロウロしましたが,慣れればそれほど違和感なく学内で過ごせます。とても立派な校舎で,学内の連絡や授業の内容などみんなデジタル化されていて,各自の学内メールや授業内掲示板などを確認して出席します。すごいわね,もう学生課や教務課の掲示板なんて見に行ったりしないわけね。(私よりも若干若そうな)先生も,リモートと対面のハイブリッド講義に慣れたご様子で,カメラとマイクをセットして授業をしていました。大学院なので,学生はどんどん発言するし,どんどん報告を求められます。私も,3回目の授業には20分間の報告をすることになってしまい(正規性も科目生も区別ないみたいです),慣れないパワポを使って,「画面の共有」なんてのもやってしまい,否応なくリモートに慣れさせられてしまっています。少しモタモタしていると,すぐに同級生の若い親切な女の子が教えてくれるので,本当にありがたいです。報告が終わったので,しばらくのんびりできるかと思ったら,グループワークをやっているのでさらにいろいろ検討課題が出てくるようです。若いって良いですねー。自分の将来に希望を持って,何かを始めようとしている活力があります。仕事に疲れてやっとこさ来ている中年とは違うわね。でも,厳しい現実を知って,それを今後に活かそうという意気込みは評価して欲しいところでもあります。いろんな人のいろんな考え方を参考にして,自分の物の見方を深めようというところ。良い発見ができそうで大いに期待してしまいます。問題は,体力が続くかどうかです。この3連休も仕事をしていましたが,ほどほどにしないといけないですね。
2022年10月10日
来年度の予算の話で,また国債が増加したこと,国民一人当たりの額が1000万円を超えた話などがありました。こんなに大きな負担を将来的に若い世代に負わせることはなんとも心が痛みます。何とかこれを減らしていく方法ってないのでしょうか。財源として消費税を使うとものすごい増税になるような話を聞いたことがあって,国債を減らすためにはそれも仕方がないのかと思いつつも,あんまり急な増税も厳しいよなあとも思います。素人考えだから何でも言えちゃうのですが,震災の時の特別復興税のような,所得税にちょびっと上乗せみたいなやり方を,国債の増減に連動させるようなやり方をするのはどうでしょうか。国債が増えた時には国債特別税(国債を返済するための税金)も増加するっていうやり方で,その増税は国債が増加した時に選挙権がある人だけを対象にするっていう方法。これの良いところは,国債が発行されるたびに,国民からの意見が炎上するシステムになり,国債の発行に対して,政治家が慎重になるという効果が期待できるんじゃないかということです。国債が発行された年に選挙権を持っていた人の所得に対して税金をかけるようにすると,少なくとも,選挙権がなく国政に意見を言えなかった人たちへの増税の影響は減らせますよね。借金をしなければならないような政治家を選んだ人の責任ということになります。選挙権がある人は,国債を減らしてくれそうな人を選ぼうとするでしょうし,政治家の方々もみんな必死で,国債を減らそうと考えてくれるのではないでしょうか。今のままでは,国債を減らす話なんて,政治家のだれからも聞こえてこないように思います。減らす気ないでしょ,増やすだけでしょ,って感じです。このままで良いわけないでしょ,って本当に思います。
2022年09月17日
国葬問題で,大きな騒ぎになっているようです。いろんな反対意見がある中,よく目にするのが「法律がないから国葬は違法だ」という話です。違法というと,「法律に違反しているから違法」という印象が私には強いです。なので,どうしても「法律がないから違法」というのにはひっかかってしまいます。職業病ですかね。人の生活をすべて法律で規定することはできませんし,法律が生活のすべてを規定するような世の中が良いとも思いませんが,問題になった事柄に関する法律がないとどう判断したら良いか問題になりますよね。「法の欠缺(けんけつ)」は,刑事事件で問題になりやすいかと思いますが,民事事件でも普通に問題になります。直接の条文がない時は,解釈で補ったりするわけです。今回の国葬問題は,何というか,法律がないことと故人が国葬の対象としてふさわしくないという意見が合わさって結論ありきで展開されているように思えます。今回の死亡事件が,旧統一教会問題と関係していなかったらどのような展開になったのだろうかとも思います。今の状況は,大変大きな権力を振るった政治家の最後の公の場の評価として,とても不思議な印象を受けます。生きている時には想像もできませんでした。費用の問題もありますが,すでに日本は「税金で動いている」というよりは「借金(国債)で動いている」国になっていますので,「税金を無駄にするな」という国民の声は届きにくくなっているのではないかと心配です。もう,政治家の方々は,国債を増やすのみで,減らすことに注力することはないように見えてしまいます。とはいえ,今の時点で変更がないのであれば,国葬は行われると思います。これから国葬についての法律を作る必要があると認識されたのであれば,関係者は今回の国葬についてよくよく観察して研究する必要があると思います。ひょっとしたら,(皇室を除いた)日本最後の国葬かもしれません。どんな儀式が中心になるのかについてもとても興味があります。特定の宗教色を出さずに,どのような国葬をするのでしょうか。つぶさに見て,今後の議論の中心に加わっていくことも大切な気がします。今回の国葬に出席した人が中心になってこれから法律を作っていくようになるのではないかと思うからです。いろいろな評価はあれど,これが現在の日本の政治の現状です。同じような不祥事が起こり,その度に騒ぎになっても,次の選挙は同じ人が当選することが繰り返されてきました。野党は,不祥事を追及するだけで,これからどのように制度を変えて行けば同じことが繰り返されないのかなどの議論をすることがありませんでした。不祥事の追及と,政権を任せられるかどうかという問題は全然次元が違う話なので,不祥事の追及が票につながらず結果として選挙で不祥事前と同じように負けるのだと思います。野党の主要メンバーが若い方に変わるのかと思ったら,年配の方に戻ってしまったのには驚きました。何が起こっているのだか。
2022年09月17日
政党と社会問題の渦中にあった宗教との癒着とも言えそうな状況が話題になっています。自民党から見れば,公明党の選挙中の様子が羨ましかったのでしょうね。宗教の信者は,教えに対して真摯で忠実ですから,きっと指示された通りの時間に来て,指示されたとおりに活動し,指示された通りに選挙運動に協力するのではないでしょうか。情報をリークされるなどの裏切りの心配もなさそうです。人を信用できないタイプの人から見れば,そういう画一的に信用できる支持母体は,(特に選挙中は)喉から手が出るほど欲しいと思っても不思議ではないと思います。宗教を使って国民の信教の自由を侵害したり,国民の行動を制限したりしようとするのとはまた少し違う政教分離の視点が必要になってきているようです。政治側から金銭を支出するのであれば,神社の玉ぐし料だって問題になって判例になっていますが,宗教側から議員に献金するなら問題にならないのか?,とか,国会議員が選挙期間中に宗教団体で挨拶しても問題にならないのか?,とか,宗教家が政治家になったらどうなるのか?とか,新たな疑問を感じました。もっとも,オウム真理教の時も選挙で候補者が沢山出ていましたよね。渋谷の駅前で,信者さんたちがゾウの帽子を被って候補者の選挙カーの周りで踊っていました。そうしてみると,もっと早く議論してこなくてはいけなかったのかもしれません。公明党と創価学会の関係ってどう説明されているのか,についてもそのうちテーマに上がってくるのではないかと思います。権力を生み出す構造って不思議ですね。
2022年08月07日
昨日の広島の平和記念式典の様子は,テレビ中継をゆっくり見ることができました。広島市長さんのお話はとてもしっかりした内容だったと思います。お話の仕方からも,ご自分の言葉に込める思いの深さを感じました。それだけ地元広島市民の方々の深くて強い平和への気持ちをいつも感じているのだろうと思います。原爆が投下された自治体の長は,深淵な役割を担っているのだと改めて思いました。 広島市長,広島県知事,内閣総理大臣と話が続きましたが,たった数分間の言葉の中にも話す人の気持ちはそれなりに伝わってくるような気がしました。率直に言えば,「総理,もう少し一生懸命考えて話したらどう?」という印象でした。平和への気持ちが,市長,知事,総理と守備範囲が大きくなるにつれて薄まっていくような気がしたのです。まあ,正直と言えば正直なのだろうと思います。「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませんから」という碑の言葉の意味がとてもとても重要になっていて,それを守り続けていくことが難しい世界情勢になりつつあることは誰でも感じていると思います。その中で,坪井直さんはじめ被爆者の方々の志を継いでがんばっている若い方々を支えていくことが年長者の役割だと思います。とはいえ,私も広島平和記念資料館や原爆ドームにまだ行ったことがありません。長崎はいろいろ見学してきましたが,やはり広島を見て衝撃を受けないと日本人としての教養に欠けると思います。平和を真摯に考えて行動することが求められる時代になっていると感じます。広島に行って来なくては。
2022年08月07日
その日は,名古屋の某女子大でお話をさせてもらうことになっていて,「お昼を食べたらいよいよ授業の時間だ」と思いつつ,イタリアンのお店に入って携帯を見たら,安部元総理の銃撃事件がニュースになっていました。何事かと思いました。日本で起こったことなのかと驚きました。午後も,そのニュースが繰り返し流れていて銃撃の瞬間の映像も流れましたがその銃撃音に驚きました。これは鉄砲ではない。こんなので撃たれたらひとたまりもない,と思いました。 何だろう,一撃必殺の強い殺意。素人ではない印象でした。こんな大きな銃撃で,まわりに大勢の人がいたのに他にけが人がいないことも,攻撃の技術の高さを感じさせました。後で自衛隊員だったと聞いて,なるほどそれならやれるかもしれないと思いました。宗教とからんでいる話と聞いて,わけがわからなくなりましたが,その後のニュースで何となくわかってきました。 旧統一教会の話と,宗教問題を担当している弁護士の話がほぼ同時に流れたことはマスコミとして良い配慮だったと思います。 でも,これだけの大事件が,政治的な思想の問題ではなく,宗教とお金という消費者問題や政治と宗教のお金と選挙の協力者集めという問題と関連して起こったことは世間に新たな気付きを与えたのではないかと思います。強い力のある政治家と関係がある宗教には警察の捜査が入らないって本当なんでしょうか。岸総理は,この犯行を「民主主義への冒涜」のような表現をしていましたが,犯行の動機はそうではなさそうなことは誰でもわかると思います。でも,そのように言わないと亡くなった方を神格化させることは難しくなってしまうのだろうと思います。そして,国葬を執り行うことにして,少なくともそれまでの間,政治家たちをまとめていく時間を稼ぐことが大変重要な状態なのでしょうね。事件後すぐに決めたのは国民に対してというよりは政党内部に対してという側面が大きかったのではないでしょうか。何が何でもそうしないとまとめていけないと総理は思っているようですから,その判断は覆らないと思います。本当に大変な状況(何がどう大変なのかはわかりませんが)が生じているのだろうと思います。
2022年07月24日
スケートの羽生さんが競技を引退するということで会見がありました。ニュースでしか見ていないので詳しい内容はわかりませんが,ファンとしてホッとしました。もう,あんなギリギリの状態で自分を追い込むことをしなくて済むので良かったと思いました。何回も大きな怪我をして,本当に足首が壊れてしまったら競技どころかスケートができなくなってしまいます。どれだけ痛かったかとか,どれだけ気を張っていたかと考えると,気持ちを落ち着けて次の人生を考えることができるようになれて良かったと思いました。 友達と遊んだり,恋愛したり,普通の生活を経験することも大切です。テレビにも沢山出てきそうですし,競技の顔とは全然違う彼がまた話題になるのだろうと思います。 ここまで本当に頑張りましたよ。すごいと思います。 彼のような存在はしばらく出ないでしょうけれど,スケート業界には十分すぎるくらい貢献したと思います。伸び伸びとやりたいことをやって欲しいと思います。
2022年07月24日
もう,7月も下旬になってしまいました。この間,私にもいろいろなことがありましたが,世間でもなんだか大きなことがいろいろあってビックリの毎日ですね。 私自身は,ひょんなことから右足の膝を痛めました。東京高裁に行こうとしてパンパンに書類の入ったバッグを何気なくひょいと片手で持ち上げようとしたら,膝が「めりっ!」と鳴って痛みが走り,思わずバッグを取り落としたのです。 なんか,どっかやっちまったらしく,この重いバッグを持つのは危険だしできなさそうです。今から電車に乗って霞が関に行こうという時にこれはキビシイ。でも,行くしかないので,リュックサックに書類をできるだけ少なくして入れて背負い,両手を開けるようにして高裁に出かけたのです。 足を痛めた時にいつも痛感するのですが,東京って階段が多いですよね。何とか帰ってきましたが,足をかばって歩くのでがっくりと疲れました。これは急いで治療しないとやばそうだと思い,翌日の予定を変更して整骨院に出かけて行きました。久しぶりに行ったのですが,先生には「これは,全身の緊張状態がひどいです。膝が悲鳴を上げなかったらもっとひどいことになっていたかもしれません。ちゃんと休息をとらないと。」と言われたのですが,何日か通って膝が痛くなくなったら忙しさの方が勝ってしまって行かなくなってしまったのです。 本当に忙しかったのですよ。初めて名古屋の某女子大でお話をさせてもらったりもしたし。その時,名古屋城くらい見たいと思って見に行ったら,思いのほか広くて歩くのが大変でした。それでまた右足がなんか調子が変なので,仕方なくまた整骨院に行ったら「何ですか!右ひざ腫れてるじゃないですか。全身ガチガチで腰にもきてるし。ちゃんと休まないと頭がオーバーヒートしたら大変ですよ。」とキビシク注意されてしまいました。それほど痛くないと思っていたのですが,確かによく見ると右ひざは腫れて太くなっていました。だから,しゃがんだときに曲がりにくくなっていたのかと遅まきながら気が付きました。それから,膝と腰はテープを貼って,夜寝る時に膝を湿布して,とにかく早く寝るように決めました。 弁護士の仕事は,眠れなくなることが多い仕事です。緊張が取れなくて眠りが浅くなりがちで,今担当している事件の依頼者が落ち着くようになるまでは,何かと心配しているし。子どもの問題で激しく対立しているときは,先が見通せるまではこちらもかなりの心配で緊張します。一睡もできずに朝が来ることもよくありますが,その翌日には眠れるので病気ではなかろうと思っていたわけです。 でも,そんな緊張する事件がいくつもあったら身が持たなくなっても不思議ではないと思います。今回は,仕事が一気に終わってきているところだったので,絶対に8時間寝ると決めて寝ました。夜10時に寝るなんて考えられませんでしたが(10時まで仕事をしてるのが普通ですから),帰ったら寝るのが第一,英語やその他の勉強よりも寝る事最優先にしているところです。 そうしたら,仕事が大変軽くはかどります。それで調子に乗って働きすぎる感じです。でも,仕事ばかりしてしまうと,他のことをする時間がなくなってしまい,すぐに寝る時間になってしまうという困った事態になってしまいます。少しはゆっくり考えたいのに,目の前の仕事を追いかける習慣が邪魔をするのです。 これに対応するには,仕事の終わりの時間を決める。家に帰ったら仕事以外のことを楽しくやる。早く寝る。というルーチンを行っていくことになるようです。でも,これじゃあ,仕事を減らさないといけないし,それで生活が成り立つのか不安です。今,お金にならない仕事のオンパレード状態なので余計にそう思います。8月には息子の後期の学費も払わなきゃいけないし。 でも,健康を害したら仕事が全然できなくなるのは明白だし,無理はしないで体調第一で調整していくしかないと思います。とにかく睡眠時間をキープするようにしてしばらく過ごしていこうと思います。
2022年07月24日
ただの愚痴になってしまいますが,時間が足りないと感じています。ある程度のまとまった時間がないと,ひとつのテーマについてまとめることができないのです。 考えたいことがいろいろあるのに,なぜか新たなテーマを考え始めてしまう自分もいて,どこから手を付けて良いかわからなくなり,収拾がつかなくて困っているわけです。 今,週に1回都会に出かけて仕事をしていますが,それが9月で終わるので,その分9月から大学院の単位履修生(ひとコマだけの値段で行けるのが良いです)になろうかと考えています。9月はほとんど行けませんが,10月からはちゃんと行けるかと。学校に行けば考える時間はそれなりに作れるのではないかと思います。問題は,「どこの大学院に行くか」という点です。私の興味にピッタリ来るところがなかなかないのです。 それと,なぜか英語発音のインストラクター講座など始めてしまったので(受講を認める先生も変わっていると思いますが),その課題にも追われることになったのでした。英語の苦手な私が,英語に憧れるのはわかるのですが,実際に何かやらかそうというには今は時機が悪すぎます。わかっていても,今しかやれそうもない予感がしているのは,何か人生に変化でもあるのでしょうかね。まあ,やれるだけやってみることになるのだと思います。
2022年06月05日
野党の党首が変わったので,どんな変化があるかと注目していたのですが,マスコミに出てくることがほとんどなくなってしまったようで,様子が全然わかりません。これでは注目度があっただけ前の方が良かったのではないかと思います。 今は,大きなニュースがたくさんありすぎなので,余計にそう感じるのではないかとは思います。でも,それにしても何もなさすぎる感じです。
2022年05月22日
息子が大学に進学してから,早起きになったことのほかに,大きな変化がありました。それは,「課題をちゃんと提出している」ということです!! そんな当たり前のことに何を騒いでいるのかと思われるでしょうが,息子にとってはこれまであり得ないことでした。息子は小学校高学年になってから,中学校も高校も,どれだけ言われても宿題や課題(作品提出など)をやっていったことがほとんどないのです。 本当に頑なに,息子は宿題をやろうとしませんでした。なぜ,こんなにいつもいつも宿題をやらないのか,親の私にはわかりませんでした。高校の授業参観に行くと,黒板の端に「課題未提出者」の名前が書かれていて,課題ごとに息子の名前がいくつも書かれているわけです。名前の数が飛びぬけて多かったです。多分,息子の中に何か私に対するわだかまりがあったのではないか(息子は意識していないかもしれませんが)と思います。それが10年くらいたって,薄らいできたということなのでしょうか。 宿題くらいやっていれば,高校もここまで成績が悪くならなかったと思うのですが,とにかく宿題をやろうとしなかったので,このまま大学に行ったら速攻で落第だと思っていたのです。でも意外や意外,息子は勉強しているようです。これはすごい変化です。どういう心境の変化かはわかりませんが,このまま続いてほしいです。夏が過ぎたら,学校から学生が減っていくのが私のころのキャンパスの状況でしたが,息子がそんなことにならないようにと願っているのでした。
2022年05月22日
2年ごとにやってくるファイナンシャルプランナーの更新時期。私の場合は5月でございます。毎度毎度忘れていて,いつもギリギリになって焦るのですが,今回の更新登録は本当に本当にギリギリになってしまいました。資格の更新は,するかしないか結構悩むのですが,ファイナンシャルプランナーはお金の知識が更新されるので資格を使って仕事をするというよりは自分の知識を新しくするために更新しています。 終活アドバイザーやアンガーマネジメントは今回更新しないと連絡したのですが,協会ではわざわざ休会の手続きをとってくれています。アンガーマネジメントは世の中にかなり知られてきていますが,怒りを一時的に止めるだけでは弁護士の扱う問題はどうも解決しないようです。怒りが生じる理屈を知るだけならもう十分かと思います。アンガーマネジメントの資格取るのはとてもお金がかかるのですけどね,維持費もかかるんですよ。 FPの更新も,ムキになって一気に勉強するので大変です。今回は,年金の改正についてよく勉強したいのですが,じっくりやっている時間もないので,取りやすいものをひたすら取りました。日経ヴェリタスの講座を少し前に取っていたので何とか間に合った感じです。やれやれ,です。 これからは,いやがうえにも経済に注目していくしかないと思います。それほど遠くない将来,次の大震災が来たときに,円が持ちこたえられるのかどうかを心配している人は多いと思います。
2022年05月22日
息子は,毎朝早起きして大学に通っています。雨の日も雨合羽を着て,自転車で駅まで行く真面目さです。学校が終わると寄り道しないで家に帰ってきて,受験生の時よりも規則正しく真面目な生活をしています。顔つきも生き生きしていて楽しそうに見えます。 朝も一人で起きて,私が起きるよりも先に家を出たりするのでびっくりです。 なんでこれまで全くできなかったことがいきなり出来るようになるのでしょうか。授業も真面目に受けているようです。私 「サークルとか入るんでしょ?」息子「入らないよ」私 「え?なんで?」息子「バイトができなくなるから」私 「そんなに沢山バイトしなくてもいいんじゃない?サークルの先輩にバイトを紹介してもらって一緒にやっても良いんじゃない?」息子 「サークルをやると平日3日くらいでしょ。気象予報士講座受けるし。土日は俺ダメだし。そうしたら平日1日しかバイトができない」私 「1日でも良いじゃない。土日ダメって何よ」息子「カード」私 「カードの試合?まだやるの?終わってからバイトでも良いでしょうよ」息子「飲食店はやらないつもりで」私 「ケースケが「ファミレスのバイトは義務教育にした方が良い」って言ってたよ。お客さんの言動を見て,自分はこうなっちゃいけないっていうのを勉強するからって。一回やってみればわかるんじゃない?経験なんだから。ケースケに紹介してもらえばサイゼで使ってもらえるよ。」 息子がどんなバイトをするつもりかわかりませんが,学校近くではなく自宅近くでやるつもりみたいです。「夜はそこそこ早く寝ないと朝が起きられないと困るから」とか息子が言っているので驚きです。これまで昼夜逆転していて寝ろと言っても寝ず,起きろと言っても起きなかったのに!「気象予報士講座の日は帰りが遅くなるから朝が大変じゃないか」なんて心配していたのでなんだか妙にジジムサイと思いました。明日のことなんか考えないで夜遅くまで動き回るのが大学生かと思っていましたがそうでもないようです。 連休前半は,仕事の遅れを取り戻すのに精いっぱいで終わってしまいました。後半は少し勉強がしたいです。
2022年05月01日
ワクチンの副反応は,工夫の甲斐もなくひどかったです。その日の夜に寒気がして,早めに薬を飲んだものの熱は38度から下がらず日曜日は1日寝込みました。月曜日は無理して仕事をしましたが,夜になると熱が上がり,水曜日までは調子は上がりませんでした。結果,また土曜日も日曜日も仕事することになってしまいました。とほほ。ゴールデンウィークは少し休めるでしょうかね。
2022年04月24日
ウクライナの問題については,自分の基礎知識がなさすぎて,思考の土台になるものが少なすぎて,どのように考えて行けば全体がよく理解できるのかまだよくわからないのです。専門家の方々がいろいろ言っていることが平面的に散らばっているように思えてしまい,全体の問題の構造が見えてきません。でも,「戦争」のイメージが私の中のものとズレがあるようなのはわかります。ニュースでも「戦争(状態)」と言ったり「侵攻」と言ったり「軍事的衝突」と言ったりしていることと関係があるかもしれません。私が持っている「戦争」の基本的なイメージは,広島や長崎の原爆投下や東京大空襲や沖縄戦や,祖父母や両親から聞いた私の地元で起こった空襲などから来ているもので,それはどれも沢山の一般国民が犠牲になったものでした。さらに,召集されて戦場に行った人もみんな元をただせば一般国民です。戦争とは,そうした一般国民が多数犠牲になるものだから絶対にやってはいけないのだと考えてきたのです。でも,今ウクライナ問題で話題にされていることの中では「民間施設や民間人を攻撃すること」について非難するものが多いようです。仮にそうだとすると,軍事施設を攻撃するのが戦争という定義になるようにも思えますが,それでは何か腑に落ちません。ウクライナの問題は日本から見ると突然起きたように見えて,しかも最初から最後の手段ともいえる「核兵器を使う」などと言っている状況で,何がなんだかわかりませんでしたが,少し時間が経過して状況が理解できるようになってきたところで用語の確認や国際法規からの視点を加えて検討しなおしてみると良いのではないでしょうか。どうあるべきかが分かってくると思います。いわゆる「戦争法」とか「戦時法」とかいわれるいくつかの条約や戦争をする際の規律のあることは大学院時代にそれを専攻していた先輩がいたので知ってはいましたが,まさかそれを直接考えなければいけない時が来るとはその時考えもしませんでした。戦争のような極限状態でその意味がどれほどあるのだろうかとも思いました。でも,今はそれをよく考えてこれから「戦争をいかに予防するか」に生かしていく必要があると思います。ウクライナの犠牲を無駄にしてはいけないと思います。「戦争」の定義って何ですか?ウクライナとロシアは「戦争」をしているのですか?両国は従うべき規律があるのですか?あるとすればそれは何ですか?問題の解決に欠けているものが何かあるのでしょうか。領土ってどうやって決まるのですか?みんなで考えるための共通の前提知識を正確に得ることは重要だと思います。明日,副反応で熱が出なかったら少し調べてみたいと思います。
2022年04月16日
私は,今日の午前中に,コロナのワクチン接種3回目を受けてきたのでした。献血でも褒められるくらい健康には自信のある私ですが,コロナワクチンの2回目の接種には強い副反応がありました。3日間くらい熱が上がったり下がったりしていて大変な倦怠感でした。もうダルくてダルくてこれは一体何なんだ,副反応でこんなにひどいなら本チャンかかったらどうなってしまうのかとビビりました。2回目接種の副反応がひどかった人で,私よりも先に3回目を接種した人達の話を総合すると,2回目の副反応ほどではないがそれに準ずるくらいのしんどさになる場合が多いようです。してみると,私は明日の昼頃から熱が出て3日とはいかなくても2日くらいはダメかもしれません。2回目接種はお彼岸だったので,3連休がパーになりましたが,今回はそうそう休んでいられません。何とかして副反応を回避しつつ3回目の接種を受ける方法はないかといろいろ聞きまわりました。そこでつかんだ使えそうな情報としては,接種前に水分を取ることと,熱が出る前に解熱剤を飲むことです。医学的に根拠があるかどうかはわかりません。都市伝説の域を出ない情報レベルだろうと思います。でも,接種前に水分を取るくらいは健康に害があるものではないし,熱が出る前に解熱剤を1回飲んだくらいで健康被害が出るわけではなかろうと考えて実行することにしました。水は,2回目接種前ももちょっと飲んでいったのですが副反応はひどかったので,今回情報をさらによく取ったところ,「熱中症のときに飲む経口補水液が良い」という話しがいくつかあり,それも500ミリリットルを1本飲むというのです。経口補水液自体は,家の冷蔵庫で忘れられていた(あんまりおいしくないものだと思っていたので)のを飲むことにしました。味の素の補水液だったのですが,冷たくして飲んだらさっぱりしたリンゴ味で結構美味しかったです。これならイケルと思いました。さらに,接種の際の問診で先生にお願いして解熱剤を処方してもらいましたが,さすがにお医者さんに「熱が出る前に解熱剤を飲んでも良いですか」とは聞けず,どうせ聞いても答えにくいだろうと思いながら,薬を受け取ってきました。明日になってから飲めば良いくらいのタイミングかと思います。多少野蛮な対応かもしれませんが,熱が続いて仕事ができなくなるくらいなら,やってみる価値はあると思います。明日はずっと寝込んでいるのかなあ。いやだなあ。
2022年04月16日
ようやく進学する大学が決まったと思った次の週には入学式です。一体,何から考えたら良いのかよくわからないまま4月も中旬になろうとしています。息子の入学式がエイプリルフールってのには笑いました。本人しか出席できないというので「自撮りで良いから写真を撮ってくるように」と言ったのに,「看板の前に人が並んでいて待つのが大変そうだったからやめた」と撮って来なかったのです。ちゃんと学生証をもらえてきたので行ってはきたのでしょうけどね。今は,履修登録の時期のようで,選択必修の授業の抽選で落ちたとか言っています。さんざん入試で落ちたのにこの上授業の抽選にも落ちるなんて親としては泣けてきます。この先どうなってしまうのだろうかと心配になってきます。でも,息子は明るい顔で,今日も遊びに出かけていきました。浪人が終わってほっとしているのでしょうね。私もほっとしましたよ。本当にがんばって欲しいのはこれからなんですけど。幸いなことに,大学の授業は対面で行われるようです。教科書はネットで購入して宅配便で届けてもらうそうです。私の頃は,生協で1割引きで買って,重たい思いをしながら持って帰ってきたのですが時代は変わりますね。紙のノートよりも持ち運びに便利な軽いノートパソコンを買ったのは良いのですが,息子はキーボードを全く打てないので宝の持ち腐れになっています。大学で「パソコンの基礎」という授業があるらしいのですが,タイピングなんて教えてくれるのでしょうか?とにかく,パソコンを使いこなせないとこれから大変だと思います。私が通っていたロースクールでは,ノートパソコンが全員に貸し出されて,みんなパソコンでノートを取り,復習や自主ゼミでノートのデータに情報を加えたり,修正したりしながら勉強していました。勉強する事項が時代が進むにつれて多くなっていくのですから,よほど効率的に勉強していかないと新しい情報を理解できなくなってしまうのではないかと思います。かといって,先生の板書やスライドをひたすら写メしていても勉強にはならないので,ちゃんと自分でノート位とってほしいと思います。息子の学部では,法職講座や公認会計士講座と並んで気象予報士講座というのがオプション(有料)であって,通年で週1回くらいずつ授業を受けられるのだそうです。NHKに出ている気象予報士の斉田さんが説明に来るとチラシにあったので,ミーハーな私は斉田さんを見に行けと息子に言い,息子は仕方なく説明会に行ったわけです。なんで経済学部で気象予報士なのかよくわかりませんが,経済や経営に気象状況が影響を与えるので基礎知識位持っていた方が良いとの趣旨であれば,大学はなかなか先見性があるのではないかと思いました。気象予報士の試験はとても難しいと聞いているので,資格が取れるとまでは考えていませんが,気象の基礎知識は防災にも役立つので多少お金をかけても身に着けておいて損はないと思います。問題は,息子が興味をもつかどうかですけどね。これから4年間,大学生としてがんばってもらいたいと思います。
2022年04月10日
今日,国立後期日程の発表があり,息子は合格できず,この前合格した私立大学への進学が決まりました。繰り上げ合格が来るかどうかはわかりませんが,来ない前提で手続きを進めていくことになります。3度目になった大学受験は,示唆に富んだものとなりました。前半は,私立大学(4つの大学をいくつかの学科で受けました)がまさかの全落ちとなり冷や汗をかきましたが,前期の公立合格から後期日程で盛り返しました。前期私大全落ちは2浪としてはあまり褒められたものではないと思いますが,その後の息子の対応はなかなか見事だったと思います。自分で後期日程のある大学を探し,自分に合った一番有利な試験方法を選び,私に「この試験なら合格できると思う」「一生懸命がんばるから受験させてください」と真面目な顔で頼んだのでした。こんな息子初めて見ました。息子が苦心して探し,自分で考えて選んだ受験なら,親としても是非がんばってもらいたいと思いました。それで見事(今日のところはこう言わせてください)合格して国立大の後期日程につなげたのですから自分でチャンスをつかんだことになります。後期の国立は二次試験で満点を取らなければ合格できないような状態でしたから,可能性はほとんどないといえばなかったのですが,それでも受験最後に「行きたい」と思った国立大学にチャレンジできたのは良かったと思います。国立は合格できずとも,次善の策というには上等な大学へ,自分で切り開いた運を持って進学するのですからまさに納得の進学です。息をつくまもなく,明後日にはクラス分けのための英語の試験があるようです。気を抜かずにがんばって欲しいものです。英単語暗記からつきあった私の反省点としては,「まさか社会が苦手だとは思わなかった」点です。社会は,一人で勉強しやすい教科だと思い込んでいて,それが息子の弱点になろうとは予想もしませんでした。だから,全然目配りしませんでしたが,実際にフタを開けたら社会が足を引っ張っていました。後期は結局国語と英語で受験していくつか合格できたのですから,本当にわからないものです。去年の息子の英語は「一体何点満点の試験ですか?」と聞きたくなるような状態でした。その点は成長したようです。教訓 高校3年間の毎日の授業は大切です!どんなにくだらなく思っても居眠りしないで受けましょう。3年間の勉強がほとんど空白の状態から通常の受験生レベルになるまでには同じくらいの時間がかかります。勉強の習慣がないのでひとりでは何をやったら良いかもわかりません。「浪人」をあてにせず,今を精いっぱい頑張ることが大切です。果たして息子自身はどんな教訓を得たのでしょうかね。
2022年03月21日
今日はすごーく久しぶりに映画を観ました。ネットの宣伝が少し気になったので。「SING」というアニメなのですが,なかなか壮大なミュージカルになっていて良かったです。でも,これは吹き替えをしていない英語の原作も見なければいけないと思いました。何年ぶりだろう,映画見るの。確か,息子がコナンを見ている間,「テルマエ・ロマエ2」を見たのが最後だったと思います。最近仕事の緊張が続いたので,仕事ばっかりの気持ちを少し切り替えたいと思って一人で出掛けて行ったのです。日本語吹き替え版は封切られた最初の日曜日のはずですが,あんまり人が入っていなくてコロナの心配は全然ありませんでした。もっと子どもが見ても良いのにね。今回のは「セカンドステージ」というわけで2作目らしいのですが,1作目を見ていなくても十分楽しめましたよ。パワフルな歌が満載でスカッとする感じですね。これは原作がすごく見たいです。1作目もね。今日は映画代が300円割引になっていたのでラッキーだと思いました。映画を観た後,献血車が来ていたので協力しました。コロナの影響で学校や会社での献血がなくなってしまい,必要な血液が集まらないというニュースを聞いていたので気になったのです。でも,200㏄にしてもらおうとしたら(だって,400㏄って怖いじゃないですか),検査をしたお姉さんが「これは400㏄ですね。女性は12.3の血からお願いしていますがあなたの血は14.5ですから。栄養状態は申し分ありません。食事のバランスはとても良いです。是非400ccで。」と言われてしまいました。こんなストレスフルな仕事をしていて,寝不足気味で降圧剤を飲んでいるのに健康状態に問題ないなんて喜んでいいのかわかりません。とにかく私は水分を取り続けるように言われながら400ccの献血をしたのです。終わってみると,別にめまいも何もなく,全く普通な自分に改めて感心しました。献血が終わってから受付で書類を渡したら,お兄さんがにこにこしながらお土産をくれました。見ると,ボールペンとジップロックの他に,モバイルバッテリーが入っていました。何だかすごくない?と思って見ると,「献血制度50周年記念」「本日限りモバイルバッテリープレゼント」という小さなチラシが隅っこに地味に貼られていました。先着50名様らしいです。ボールペンも災害対応仕様で,ミニライトがつくし,笛もついています。これってひょっとして,映画代くらいのものをもらってしまったのではないかと思いました。やはり,今日はラッキーだったと思います。半日でしたが実に有意義な休日でした。気晴らしできて良かったです。
2022年03月20日
一昨日,友人が引越しの挨拶に来ました。友人と言ってもうんと年下の女性ですが,10年くらい社会福祉協議会関係で一緒に仕事をしてきた人なので,ここは敢えて友人と言わせていただきましょう。新卒で入った彼女もすでに中堅です。医師や弁護士,社会福祉士などの資格職と一緒に計画をしていくような仕事をこなし,十分な現場のスキルも身について,これからますます仕事にアブラが乗ってくるであろうというその時に。何とやむをえない事情で遠方に引越しすることになったのだそうです。事情を聴けばやむを得ないと思うのですが,彼女が正職員の現在の仕事をやめてしまうことになるのはいかにももったいないと思いました。こういうの何とかならないのでしょうか。社会福祉協議会ってどこの市町村でもあるかと思いますが,他の市町村の社会福祉協議会との直接のつながりはありません。だから,遠方に引っ越すとやめなければならなくなってしまいます。ここまでせっかく身に着けたスキルが転居先で活かせなかったら日本の損失です。これから人口が減少して,福祉職に来てくれる若い人も少なくなっていってしまうかもしれないのですから,やむを得ない事情で転居しなければならない人が出た場合,引越し先の社会福祉協議会で正職員として採用するようにして職員を維持していく必要があるのではないでしょうか。すでに全国に存在している協議会を相互連絡できるようにするだけなのですからそれほど大変なことでもないと思います。彼女は有能ですから他の仕事についても十分やっていけると思いますからその点で心配しているのではないのですけどね。これからは,人口減少を背景に各職種ごとに人材の奪い合いが始まると思います。自分の職場で新卒を一から教え込むよりも,よそでスキルを身に着けた人に来てもらう方がコスパが良いです。相互に連絡を取り合うのであれば,同じ基準のスキルチェックをする必要がありますから,内部の共通試験みたいなものを作っておいて使うようにすれば良いのではないでしょうか。それと職場の推薦が必要ってことにして。市町村も県も,お互いに融通し合うような人事があって良いと思います。友人としてのつながりがなくなるわけではないけれど,しばらく会えないのかなあと思うと少しさびしい気分なのでした。
2022年03月20日
今朝早く息子は国立後期の受験に元気よく出かけていきました。おかげさまで,私立大の後期試験でいくつか合格をいただけたので,前期試験の公立を辞退できることになったのです。何度も息子の大学受験に付き合っていますが結果の予想は難しいですね。一般的に前期試験よりも後期試験の方が難しいと受験界では言われているようですが,息子の場合,後期試験の方が受かりやすい傾向があります。現役の時の基礎学力が全然なかった時でさえ,後期試験でそこそこ名のある大学から繰り上げ合格が来たので大変不思議に思ったものです。その時は,学力のなさに気づいた(?)息子が「勉強するよ」と言い出して浪人したのですが,実のところ,1浪の去年は「去年断って失敗したなあ」などと思ったものでした。息子曰く,「勉強ができない方が,択一試験の解答を当てやすい」そうです。「自分が最初に「これだ!」と思うものはまず除外する」「次に自分が「これだ!」と思うものも除外する」…一体,どういう試験の受け方をしているのか,聞いていて愕然とします。受験がクイズと化していて,偶然で点数を取るようです。それで合格したのでは,大学の先生方も入学後の学生の扱い方に苦心されることでしょう。今年は,「自分が「これだ!」と思うものを吟味しなければならない」ので,試験の難しさがよくわかるようになったのだそうです。2浪してようやく普通の試験の受け方になったようなので,とても安心したのでした。後期試験で合格した私立大学は,私立の第一志望校に次ぐレベルなので,大変上出来だと親としては喜んでいます。英語にも力を入れてくれるし,これからの息子の人生に良い影響を与えてくれそうです。自宅からも通えそうなので,国公立で一人暮らしをするのと同じくらいの費用で行けるのではないかと思います。でも,息子はこれ以外に行きたいところがあるようで,国立の結果を待ちつつ私立の追加合格の連絡が来るのを待つようです。そのため,後期で受かった私立大学には,入学金だけまず支払ってさらに1週間位様子を見ることになります。ここまで来たら,息子のやりたいようにやらせようと思います。
2022年03月12日
息子の大学受験はまだ続いています。おかげさまで前期の公立で合格が出たのですが,果たしてここに決めるかどうか,申込締め切りまで10日間ほど悩みそうです。幸いなことに3浪は免れました!共通テストの数学と日本史ができないという中途半端な状況だったのでどこに願書を出すか迷いましたが,結果的に前期,中期,後期と全部出してみたわけです。息子としては中期や後期の大学の方に行きたいので,前期の入学手続締め切り前に,自分が納得できる私大の正規合格を取って,中期と後期にのぞみをかけたいところなのです。国公立大学も,大学ごとに共通テストの扱い方が異なっていて,偏差値が同じでも科目の点数の分布状態によって,評点が大きく異なります。同じ大学でも前期試験と後期試験で配点が全然違っているのも普通のようです。自分の手持ちの点数が大学のフィルターを通してどう変わるのか,よくよく計算して合格させてもらえそうかどうか予想するのですから大変です。息子の場合,共通テストがダメだったので,中期や後期の2次試験に重点を置いた配点の大学で逆転を狙おうというのです。しかも3浪を避けながら。見ている私が大変なので,息子はもっと大変なはずですが,息子はいつもどうでも良さそうな様子でそのくせまだ粘りたいようです。これは,3月下旬までどこに行くのか決まらないかもしれません。前期の入学申し込みをしてしまうと,中期と後期の試験を受けても合格させてもらえないと要綱に書いてありました。書類とお金の準備をしながらヤキモキすることになりそうです。
2022年03月06日
おかげさまで,息子の受験は予定通りに続いています。今日も,東京に出掛けて行きました。息子は,受験で宿泊することがあまり好きではないようで,山手線内くらいであれば家から出かけていきます。私が出張でいないときも,自力で早起きして出掛けていったようです。来週になれば結果も続々と出てくるわけですが,これが全滅だった時のために,後期の私大受験日程をチェックしては付箋を貼っているのでした。 共通テストが難しかったので,共通テスト後に私大に流れた人は多いように思えます。しかも,かなり自信がなさげです。みなさん「聞こえが良くて偏差値が低い大学」探しをしているような感じです。これは,うちの息子とかぶってくる傾向なので,困ったものなのです。でも,うちの息子の場合は,傍目に弱気な選択でも,自分的にはめっちゃ強気な選択なので上手く問題にはまればワンチャンあるんじゃないかと母としては思いたくなるわけです。 国立の後期の試験までを考えれば,まだまだ1か月以上あるわけですから,私大受験を模試代わりにして勉強を続けてくれれば可能性は上がってくるし,そう悲観したものでもないと思います。 3月下旬に補欠合格の電話を待つとかではなくて,受かった大学をずらっと並べて「どれに行こうか」と悩んでみたいものです。
2022年02月05日
北京オリンピックが始まったようです。夏のオリンピックと冬のオリンピックで2年間あるはずの間の期間が一気にワープして夏から冬に飛んで行った感じですね。東京オリンピックの時も競技そのもの以外でハラハラすることが多かったせいか,オリンピックに対する期待や憧れなどのような明るい気持ちよりも,「今度は何が起こるんだろうか」と身構える気持ちが強く出てきてしまいます。もう日本ではオリンピックをやって欲しくないです。前回の冬のオリンピックでは,羽生さんの怪我が心配で,「無理して難しいジャンプを飛んだら大変だ」と思っていました。1回の転倒で大けがになってしまうかもしれないジャンプの練習なんて,どうやってやるんだろうかと心配になりますが,直近の全日本の時の羽生さんは自分に集中して迷いがない様子でしたので,ここまで来たらファンとしてはただ見守るだけなのだろうと思います。ネイサンチェンさんは,前回のオリンピックが残念だったし,ここのところずっと抜群の成績を取っているので金メダルへの思いは揺らがないはず。ちょっと心配なのは,今シーズン初めに不調だったことでしょうか。宇野君は最近ずいぶんしっかりしてきて頼もしいので,コーチがいなくても火事場の馬鹿力が出るかもしれません。ニュースを見ていると,フィギュア男子は日本の3選手とネイサンチェンさんしかオリンピックに出ていないような印象さえ受けますが,これからどんどん沢山の選手が出てくるのでしょうね。今回のオリンピックは,とても危険な競技が多い気がして,みなさんが怪我をしないように願っています。
2022年02月05日
おぼえがき(ってすぐに忘れると思いますが)メモこれから,人口減少に伴って,税収が減っていく見通しです。そうなると,一人あたりの税収を上げていくか,税金の使い道を減らすかすることになりそうです。もう一個考えられるのが,「現在税金を払っていない人に払ってもらえるようにする」ことです。わかりやすいのが,専業主婦の方に働いていただいて税金を支払ってもらうようにすることですが,他にも,非課税世帯の方々に収入を上げてもらって税金を払ってもらうことも考えられます。特に児童扶養手当とか生活保護を受給している世帯に収入を上げてもらえれば,支えられる側から支える側に転換されるので税収に与える効果は大きいように思います。そうであれば,児童扶養手当を受けている方を正社員で採用した企業に補助金を出すとか,生活保護を受給している方をアルバイトでも採用した企業には補助金を出すとかするのは意味のあることではないでしょうか。ひとり親家庭は,子どもが病気になった時の対応に苦労するのですが,病児保育(コロナのような特殊な場合は難しいと思いますが)についての対応にも補助金を出しても良いと思います。私も経験がありますが,別居や離婚した時など,精神的にもダメージが大きくて周りの助けを受けなければどうにもならないときは誰にでもあると思います。そういう時は,各種の福祉制度を誇りを持って受けて良いと思います。それで,状況が回復した時には,今度は恩返しの気持ちを持って働けばいいのだと思っています。その復帰の時の障害ができるだけ少ない方が,復帰する個人にも国や自治体にも良いのではないかと思えます。もうひとつ考えられないかと思うのが,「独居を減らす」ことです。多様性を認め,個人を尊重することは,ややもすると一人暮らしを増加させがちのような気がします。統計を見ると,夫婦と子供の世帯が減少して,独居とひとり親世帯が増加しているので,この方向性が続きそうに思えます。生活費は,一人暮らしは二人暮らしの半分にはなりません。最低限かかる生活費がありますので,独居になると収入に対する支出の割合は増えます。離婚の事例で検討するとよくわかるのですが,離婚すると,当事者双方の生活レベルはそれぞれ下がることが多いです。一人暮らしが増えるということは,生活費のコスパが悪くなることにつながるので,生活レベルが下がることにつながり,孤独感も相まって国民の幸福感に影響を与えるような予感がします。家族なり友人なりで一人暮らしではないさりとて互いを尊重し合えるような生活スタイルってできないものかと思います。そういう部分に補助金を使っていくと良いと思います。高齢の親と一緒に住むことに何かメリットを与えるとか,他人同士が同居するスタイルのサポート体制を整えるとか。あとは,ひとり親世帯が養育費を受け取ることができ,別居親と面会ができていることに対するメリットのある制度を何か作りたいです。面会ができれば,養育費の支払いにもつながりやすいので,良い方向に向かいやすくなります。各家庭でそれぞれ問題があるのは百も承知ですが,乗り越えていけるようにしたいものです。
2022年01月29日
共通テストでスマホカンニングをした子のニュースが流れていました。「スマホでカンニング」ということ自体は理解できたのですが,携帯電話で試験問題を外部に流して東大生に解答させることができるとは思っていなかったので,その方法に驚きました。私が思いつくのは,スマホのメモにカンニング用の知識を書き込んでおく(カンニングペーパーのスマホ版)とか,受験関連サイトを閲覧する(他人が作成したカンニングペーパーのスマホ版)とかがせいぜいであって,他人に解かせる発想はありませんでした。しかも,それが試験時間内にできてしまうとは。受験生を教える東大生って優秀なんですねえ。ニュースで出ていた写真を見て「腕時計で撮影した」のだと思いました。アップルウォッチにカメラ機能ってついてるんだっけ?,とか思ったわけです。試験監督には,普通の腕時計を見せておき,もうひとつを袖に隠せばわからないという方法かと思いましたが,スマホそのものを袖に隠したわけですね。それで,あんな撮影ができるとは驚愕でした。その上メールが作成できるなんて。コロナ対策で受験生の席と席が離れていたら,怪しい動きを隠す人が少なくてバレやすいように思えるのですが,そうでもなかったのですね。沢山の非難があるようで,それも無理はないと思いますが,この子の場合,迷いや恐れがあったようなので,健全な社会で生活し続けられるようにしてあげてほしいです。突き放してしまうと,確信犯的にスマホで不正行為をしようとしているような人たちに利用されるようなことにもなりかねません。幸い,親御さんと一緒に出頭しているようですし,孤独になったりはしないと思いますが,このような問題が起きた時こそよく話を聞いてあげてほしいと思います。これはしかし,電波が通じない部屋とかで試験を受けるくらいしか根本的な対策はないのでしょうかね。リモート授業が普通になっている状態ではなかなか難しそうですね。司法試験は六法は机の上に置いてあって見て良いようになっていますが,あのような方法はどうでしょうか。基本事項は書いてあるような辞典は全員に試験中貸し出して見て良いことにして,その先の問題を解くとか。問題が難しくなっちゃうかな。
2022年01月29日
成人式が終わったと思ったら,1週間後に共通テストがあり,それが終わると私立大学の申込が怒涛の如くやってきました。私の仕事も一気に動き出したので,今日は気力が抜けてぐったり気味です。本当は,ここで必死に働かなくてはいけないのです。準備書面を書かなくてはいけないのです。でも,もう良い!少し休もう!今年もまた受験生はコロナに振り回されています。年が明けて急に感染者が激増したのですから,不安は大きいです。都会での受験に躊躇する人も多いと思います。うちの息子は,共通テスト後も特に方針は変えず,県内で受験できるものは受験し,受験できないものは東京で受験する,ということで申し込めるだけめいっぱい申し込んでいます。夕べも母子で作戦会議をしました。息子は成人式に出席して,友達と会えたのは良かったようです。同窓会は「俺,二浪だから」と言って参加せずに帰ってきたと言っていましたが,友達の様子が刺激になったのか,帰宅後,息子の顔つきが真面目になりました。共通テストは,世間で言われているように,日本史と数学ができなかったようですが,自分を客観視できているようだし,何より英語の苦手意識がなくなっているのはこの1年の収穫だと思います。試験の準備は間に合っていないみたいで何やらブツブツと愚痴を言っていますが,「もっと頑張ればよかった」という普通の後悔ができるようになれば,息子の学習レベルの浪人としては及第だと思います。どこの大学に入っても,これからの人生に教訓が生かされると思います。いつオミクロン株に感染するかわからないので,どの入試も「一期一会」の精神で,必死にがんばるように言いました。ひょっとして会場で感染するかもしれないし,家族が誰か感染するかもしれません。濃厚接触者になるだけでも大変なストレスになりますし,陽性になったらその日から受験はできません。今日の受験が今シーズン最後の受験になるかもしれないから,今日受ける大学に合格できるようにがんばるしかないわけです。2月に入ってから感染した場合,それだけで私立の前期入試はほとんど受験できなくなるようなスケジュールです。だから,期間を少し長めにとって,仮に感染したとしても完治後に1校受けられるように受験校を選択しておくとか,後期試験も受けるかもしれないくらいの気持ちをもっていた方が良いと思います。親の私が感染して,息子にうつしてしまったら,家族全員ですごいショックを受けるでしょうね。それでも,感染する時は感染しますから,そうなった時のことも考えて「今をひたすらがんばる」という経験も考えようによっては貴重なものかもしれません。浪人も今シーズンが最後なので,何とかなってほしいと思います。皆様も,感染にはくれぐれもご注意ください。お体を大切に。追伸 息子は成人式前に髪の毛をバッサリ切ってサッパリしました。私は,ずっと長髪を切るように言っていたくせに,いざ息子が髪の毛を切ってみると「願掛けが効かなくなるんじゃないだろうか」と不安になったのでした。でも,息子は全然気にしてなくて,ばあちゃんも「良い写真が撮れた」と言って喜んでいるのでした。めでたし,めでたし。
2022年01月22日
昨年末は,ものの見事に仕事に追われてしまい,気力が続かなくなるくらい疲れてお正月になりました。お正月休みがあって本当に良かった!こんなのがまだ続いたら燃え尽きてしまいます。私くらいの年代(50代半ば)は,仕事でへとへとになっている人が多いように見えますので,皆様,本当に健康に気をつけてください。特にメンタルに来ると大変です。沢山寝れば治るくらいの疲れで止めておきましょう。 とはいえ,年内になんとかして裁判を終わらせて新たな気持ちで新年を迎えたいという気持ちはよくわかりますし,そうさせてあげたいので,無理をしてでもがんばってしまうわけです。こういう状態は,年度末まで続きます。絶対に週末は休まないと。休みは前提で予定を組まないと。 もう,パソコン見たくないです!目や頭がチカチカくらくらしそう。難しい文章なんて読みたくない!インターネットなんて,広告が多すぎて何なんだあれは。最近のネット広告は何重にも出てきて,出てくるだけじゃなくて動くんですもの,そうまでして買わせたいのかとうんざりしてきます。インターネットで広告が出るのを止めたり減らしたりするソフトってないのでしょうか。かなりのニーズがあると思います。自分のパソコンで出た回数が多い広告を一覧表にして買い物を戒めるソフトというのも重要じゃないでしょうか。広告で無制限に人の購買欲をかきたたせようとするのであれば,それを理性で押しとどめる作用が必要になりますから。 いよいよ新年,受験が近づいてきました。息子の調子は良いんだか悪いんだかよくわかりません。まあ,希望通りになってもならなくても,何がしかの出発はしてもらおうと思っています。成人式で友達と会えば,いろいろ気持ちも引き締まるのではないかと思いますし。年末は,息子の成人式のスーツを揃えたり,受験する私大のチェックをして受験料を確認したりするのも重なって,何か忘れているものがあるんじゃないかとずっと緊張していて疲れが蓄積されたように思えます(実際に靴を買うのが間に合いませんでした)。本当は,息子のスーツを買うのは楽しいはずだし(うちの息子はスリムでスーツはばっちり似合いました),受験だって3回目ですから下手な予備校よりも仕組みがわかっていると思います。それでも,なんだか慌ただしすぎて疲れがどっときました。受験は,日程を把握して,細かい学科は申し込み開始後にチェックするべくマイページを作成してスタンバイは完了しています。私大の受験料は,これまでの倍ぐらいかかりそうです。私大シーズン開始から早いうちにどこかに合格してくれないかと願っています。とにかく早くどこかに入学金を支払って,息子が「3浪」とか言い出すのを食い止めねばなりません。 でも,こうやって見ると我ながらよくやってるよねえ。疲れるわけだよねえ。でも,年明けが受験本番で,まだまだこれからが大変です。馬鹿みたいだなあと思いながら,とにかく新年は明けました!皆様,本年もよろしくお願いいたします。
2022年01月01日
しばらくご無沙汰してました。最近、眠りが浅くなり、夜中何度も目が覚めて調子が悪いので、寝る前に携帯電話で動画視聴(実は今英語をやっています)をするのをやめ、できるだけパソコンや携帯電話ではなく、紙の媒体物を見るようにしていました。いうなれば、自分なりのデジタルデトックスです。この効果が抜群で、何日もしないうちに朝まで眠れるようになり、元気を回復しました。やっぱり、寝る前の携帯電話は良くないようです。できるだけ昼間に時間を見て勉強したり、仕事をしたりしないと体を壊してしまう怖さがデジタル機器にはあるように思えます。特に私は、もともとアナログ系なので、デジタルにどっぷり浸かるようなことには耐えられないのかもしれません。そうも言ってはいられない時代ですけどね。共通テストまで2か月を切っていますが、今は化学の過去問を親子で解いています。息子ができなかった問題を解いて見せることができたときは、本当にホッとするものです。息子はわかっているような口ぶりをよくするのですが、本当にわかっているんだか怪しくて心配です。息子の髪の毛がだいぶ伸びてきたので「もう切りなよ。写真も撮らなきゃいけないんだし。ボサボサになってるから。」と注意したのですが、息子は切ろうとしません。何度か言っても切らないので「お前、まさか試験終わるまで切らない気なの?」と聞いたら、息子がうなづくではありませんか!「えー!やめなよ。そんな願掛け。小室けいさんだって落ちちゃったじゃないの。」と思わず言ったら、息子が「あれはね、試験の結果が出る前に切っちゃったからダメだったんだよ。一度、願をかけたら結果が出るまで切っちゃダメなんだ。結果が出る直前の部分点の採点とかでダメになっちゃったんだよ、きっと。」と、真顔で言うのです。どういうわけだか、この時私と息子は、小室さんが願掛けでロン毛にしていることを前提にして話をしていましたが、小室さんは多分勉強に忙しくて髪の毛を切る時間がなかったんだろうとか、ニューヨークのカット代が高いのかもとか、日本に行きたい床屋さんがあったからもしれないとかいう理由を普通は想像するべきだろうと思います。というわけで、息子は受験が終わるまで髪の毛を切らないつもりらしいです。息子は私の予想では3月の終わりころまで試験結果を待つことになるだろうと思いますので、そこまであと4か月くらいこのボサボサ頭が伸びるのかと思ったらウンザリしてきます。大学によっては、願書の写真が学生証の写真になるところもありますので一体どうなっちゃうんだろうかと心配になります。いくら騒いでも、受験生生活もまもなく終わりです。悔いのないようにがんばってほしいものです。
2021年11月27日
今年も10月がもう終わりなんですね。息子の共通テストまで2か月半、今、やっと化学のおさらいに入っています。化学の前に数学に手を付けたら時間がかかってしまい、英語の長文読解を経由しつつ今頃ようやく二人で化学をやっています。 「モル(mol)」とか私が今でも理解しているかどうか心配だったのですが、久しぶりに教科書を見たら「こんなに簡単な話だったっけ?」というくらいシンプルな話で、息子も同じように感じたらしく、おとなしく問題を解いてスムーズに進んでいます。息子は食わず嫌いで化学に何も手を付けていなかったのですが、こんなことなら早めにおさらいしておけば良かったと思っていると思います。苦手意識を克服できれば何とかなりそうな気もしてきます。 仕事が忙しくなって、バタバタしているうちに、眞子さまはご結婚し、衆議院選挙の日になり、小室さんは司法試験に不合格という話しも出てきました。 あのバッシングの中で、眞子様が病気になっている状態を心配しながら受験勉強に集中できる方が不思議だと思います。少しでも勉強に良い環境ができると良いですね。うまく言えないのですが、日本でも資格試験は、不思議なことが起こりやすいんですよ。試験は水ものとはよく言ったものです。小室さんはまだ若いのだし、気を落とさずにがんばっていただきたいです。 うちの息子も浪人していますが、今度こそ希望の大学に合格してほしいです。志望校はどうやって決めるのでしょうか。今年は、自分で全部手続きをやると言っています。話の端々から、かなり強気の受験をしそうでハラハラします。絶対に大丈夫そうなところを少し受けてほしいと思いながら、息子が思い残すことがないように決めるのが良いのだろうと頭では理解しています。 ぼちぼち朝方の勉強スタイルに切り替えてほしいところです。
2021年10月31日
茨城県が魅力度最下位だという番組の結論について,わが茨城県知事は「痛くもかゆくもない」とコメントしたという話が今日のネットのニュースに,なんだか沢山出ていました。この話題がずいぶん沢山の記事になるものですね。なるほど。魅力度最下位ごときに時間をとっている暇はない時期ですよね。リーダーは大変ですね。知事も自分の県が最下位と言われたら,きっと私のように怒ったんじゃないかと思いますが,そこを押さえて「みんな冷静になるんだ」と言ってかからなければならないのですから。でも,不満や怒りや悲しみをエネルギーに変えるのが政治家だという話もあります。今回の話をエネルギーにして,知事はきっとがんばってくださることでしょう。くれぐれもお体は大切にしていただきたいと思います。
2021年10月12日
総理大臣が変わっても,相変わらず国債発行に頼る政策しか出てこないと思っていたら,野党も似たようにばら撒く話で,どちらにしても国の財政はもうどうにもならないのだなと絶望していました。そこへ,財務事務次官の方が,やむにやまれず「このままでは財政破綻をします。第二次大戦直後よりも財政は悪いのです。」という趣旨の寄稿があったとネットのニュースにありました。このような重要な発言をして下さる方が財務省にいてくださって本当に良かったと思いました。こういう方が,何かいやがらせを沢山されたりしないようにガードしてあげてほしいです。でも,財務省から見ても,今の国政は財政の危機感が全くないと感じるということは,財政が破綻した時の対応について政府は何も準備出来ていないということなので,それはそれで戦慄が走りました。財政が破綻した時も,政府はコロナの対応と同じように場当たり的にやっていくだけになりそうです。コロナの対応は,諸外国をお手本にしながら対応できる部分もありましたが,今度は日本だけが破綻する話なのでお手本にできる国があるのかどうか。日本オリジナルの対応が必要になりそうですが,そうなるとほとんど頓挫してしまいそうですね。国の重大な危機の時は,新たな政治家が出てくるものだとおっしゃる向きもありますが,そううまくいくのでしょうか。世間に出てくる前に,既存の政治家につぶされてしまうように思えてなりません。国をあてにせず自分で自分を守るとして,何をやったらうまくいくのかわかりませんね。いろんなノウハウ本が出ていますけど。
2021年10月10日
夕べ,帰宅してたまたまテレビを見たら,ちょうど全国の県の魅力度最下位を決定する番組をやっていました。よくネットで話題になっているようでしたが,番組を実際に見たのは初めてでした。たまたま最下位を決める少し前から見たのですが,なんだか学校の教室でのいじめを再現したような構成になっていました。これをテレビで毎年やっているのですね。いつもならおとなしい茨城の方々も,今回は激怒したのではないでしょうか。ようやく緊急事態宣言が明けて,さあこれから経済を活性化させるぞというときに,出鼻をくじかれたように感じた方は多かったはずです。こんな時に,「全国最下位の県」だなんて言うなんてひどい番組です。公共のテレビで放送していて,司会者の方も「(最下位になると)1年間言われますからね!」とあおり,番組内で最下位になった影響が大きいことは十分理解しているご様子ですし,これは訴えてもいいのではないかと思わず思ってしまいました。茨城県は,過去7年最下位で去年だけ再開を免れ,今年また最下位だそうです。茨城県知事のみならず,県の観光協会や,各市町村,個人でもみんなで一緒に原告になることもありではないかと思ってしまいました。いじめの問題と同じように考えるのであれば,出演していたタレントさんたちや解説をしていた方にも責任があるようにも思えてきます。そりゃあ,テレビ局にも顧問弁護士の方がついているので,裁判になっても負けないという判断をした上で放送しているのでしょうけれども,ここは裁判を起こして問題提起をすることに意義があると見ることもできるのではないでしょうか。裁判に税金をつかうわけにもいかないでしょうから,ここは寄付とかクラウドファウンディングで集める必要がありますが,結構な金額が集まると思います。「是非とも言わせてほしい」という県民の方も多いと思います。話しは変わりますが,裁判になるんじゃないかという問題としては,眞子様や小室さんに関する記事やニュースに対するコメントなどについても,民事裁判になってもおかしくないのではないかと思います。もし,なるならば,原告サイドはもう十分証拠を確保してたくさんの被告の特定もできていることでしょう。日米の法律事務所がタグを組んで裁判をやるとしたら,どこでどのような裁判になるのか興味もあります。一連の手続きが終わって,おふたりの身に安全が確保されるのを待っているのかもしれません。コロナの問題についても,亡くなった方の問題を中心に,たくさんの裁判が起こされるような気がします。一体何に怒りをぶつけたら良いのか,わからずに傷ついている方は多いと思います。そんな中で,最下位の県を笑って喜んでいる番組ってどうなのでしょうか。もう少しマシなことに時間を使ってほしいです。
2021年10月10日
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