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今月に入って,益々食料品の値上がりが目立つようになりました。お米だけではないですね。ペットボトル飲料が1本200円?そんな値段になっていたのですね。 私は,数年前からマイボトルを持つようになって,これが意外と調子いいので気に入っています。飲み物代が浮くのもさることながら,飲み物の温度が保てるので,冷たいものは冷たく熱いものは熱く飲めるのでゴキゲンな気持ちになれるのです。節約ばかりではありません。この夏は,冷たい水を持ち歩くことがいかに重要か思い知った気がします。やはり水ですよ,水。ロースクールの時に,同級生だった医者(女性)が「何入っているかわからないものなんか体に入れちゃだめよ」と言っていたのを今更ながら思い出します。ホント,基本なのに案外わかってないのよね。 嗜好品とはいえ5本で1000円になるならジュースなんてやめた方が良いです。糖類の取りすぎは健康に良くないし,飲料には添加物が多いし,ペットボトルの環境汚染は大問題だし。息子がペットボトル飲料のヘビーユーザーなので,値上げを機にマイボトルにするように提案して「良いマイボトル買ってあげるから」と言ったのですが,息子は「いらないし」としか言わないのです。 まあね,これから就職して自分の給料で生活するようになれば,いかに1本200円のジュースが高額か身に染みてわかるようになると思います。 それよりも私にとって重要なのは,コーヒーの値上がりです。これはかなりの値上がりをしています。値上がり前に割引になっているコーヒー豆を見つけては買い集めて飲んでいましたが,それも底をつき,今日ドラッグストアで見たコーヒーの高いこと!庶民の味方的大袋コーヒー豆が250グラムで680円でした。このコーヒー豆,値上がりが始まる前までは480グラムで450円くらいで売っていました。安いけどブレンドの味が安定しているので,コーヒーヘビーユーザーの私にはうってつけでした。でも,250グラムで680円ってどれだけの値上がりでしょうか。確かに茨城が誇る「サザコーヒー」の値段に比べれば安いとはいえ,これではあんまりお得感もないし,値段を気にしながらコーヒー飲むのもどうかと思うわけです。高級な美味しいサザコーヒーをデミタスカップで毎日少しずついただくという方針も考えられますが,息子にペットボトルをやめろと言ったのですから,母親である私もこの際大好きなコーヒーに対する思考の転換を図ろうと思いついたのです。子どもに言ってばかりではいけない,自分の行いも正さなければ,という妙な正義感が降って湧きました。 …だいたいこんな調子になってくると,これまでお付き合いくださっている皆様には,ここからの私の話の展開は予想できると思います。 じつは,この春,私はドクダミ茶を自家製で作って飲むということを始めました。花が咲いている時期のドクダミを採って来て,よく洗って干してカラカラにして,ハサミで細かく切って作ります。とにかく,ここ数年,暑さが尋常ではないので「干す」ということについてはいくらでもできる環境がありました。庭や畑にわんさか生えているドクダミを沢山採って来てひたすら干して,テレビを見ながら切り刻んで,毎日お昼の時に,事務所のメンバー全員で飲んでいます。これが,クセがなくて以外に美味しいのです。ドクダミも八重咲の方が,お茶にした時も柔らかい味になる感じです。煎じて飲むまではやらなくても,朝急須に入れて熱いお湯をさし,お昼までそのままおいてからコップに注いで飲んでいます。 採ってきたドクダミは庭や畑の埃にはさらされていますが,農薬は被っていませんので,水で洗って干して飲む分には悪い事はないと思います。ドクダミは薬草「ジュウヤク」で有名です。特にデトックス系に使われてきた印象です。庭や畑はきれいになるし,お茶はできるし,健康になるし,一挙三得です。まだまだ切らなければならない干しドクダミは沢山あるので,少なくとも年内は飲めると思います。 前置きがさんざん長くなりましたが,今回の重要ミッションの話はここからです。そうです,コーヒーの代わりになる何か健康茶的なものがないかというわけですね。そこで当然出てくる筆頭が「タンポポ」です。タンポポコーヒーは結構おいしいという話もあるので,調べてみました。どうやらタンポポの根っこを採って来て切り刻み,ローストして挽いてコーヒーとして淹れるらしいです。 根っこかあ。タンポポの根っこは意外に地中深く入っていて抜くのが大変なことが多いです。それに根っこを抜いてしまうと翌年どうなるのでしょうか。タンポポの綿毛でまた種からすぐに大きくなるのかなあ。よくわかりませんが,一度はタンポポコーヒーをやってみないといけないと思います。タンポポがつぼみの頃が良いということなので,注意していないといけません。最近は,人間の思う季節感が動植物の季節感とずれてきている感じがしているので,真冬とされる時期にタンポポが咲いてるなんて珍しくもありません。 タンポポの根っこを刻んでローストする様子の写真や動画を見ると,ゴボウを使ってもできそうに見えますし,他にもコーヒーにできそうなものがありそうに思えます。なんかないでしょうかね。カカオの代わりに他の豆を使った代用チョコレートが美味しくできているように,コーヒー豆の代わりに何かの豆をローストしてコーヒーにしたり,他の野菜をローストしてコーヒーにしたり。 嗜好品ですから,面白い世界が展開されるかも。タンポポの季節になったらやってみますのでご報告します。
2025年10月05日
すでに「シンガリ」の石破総理がやめることになった自民党の次の総裁選ですが,すでに昔のものになってしまった状態では,どなたが総理になっても選挙の票は落ちていくだろうと思います。 裏金問題は,ただの「政治と金」の問題なんかじゃなくて,政治のフェーズを劇的に変えてしまう大きな衝撃を国民にもたらした気がします。 「力のある政治家」に見えていた人達が,実はそうではなくて,「裏金を集めて幅を利かせていただけのただのオッサン(オバサン)だった」ということを直感的に国民に感じさせたわけです。この人たちに日本を良くする力なんてない。政治家という仕事にあるオーラとか神通力みたいなものが一瞬にして吹っ飛んだのです。しかも,裏金を作っていた人以外の政治家まで巻き込んでの政治家のイメージ崩壊だったので,与党ばかりでなく野党にまで一気に政党の斜陽化が起こったのだろうと思います。 だから,過去の業績とかナントカを歴任,とかいう肩書がたくさんある人ほど,あるいはそういう肩書が沢山ある人の影響を大きく受けていそうであればあるほど,オーラがはがれて「ただのオッサン(オバサン)」に見えてしまうので,そういう人が総裁になった後の選挙での票の減らし方が大きいだろうと予想しているわけです。 どんなに自民党が変わろうとしても,構成している方々の価値観が変わらないのですから,根っこの主張は変わりようがないのです。その変わりようのない価値観で総裁を選べば,これまでと変わりようのない自民党の総裁が生まれて,これまでと同じような価値観の人の影響を受けて人事が決まるわけです。 でも,自民党はそれで良いと思います。それで徐々に消滅していくのが今後の役割。今の政治が続けば,日本がジリ貧になるのは見えています。落ちるところまで落ちる前に何とかしたいです。
2025年10月02日
ばあちゃんが,万博に行ってみたいと言うので,ずいぶん前から準備をし始めました。 まず,交通手段ですが,新幹線では時間がかかりすぎて疲れてしまうので,ここは茨城空港から神戸空港まで飛行機で行き,空港から三ノ宮に出て大阪を目指す段取りにしました。茨城空港から神戸空港まで約1時間。電車を乗り継いでも全体2時間半くらいでホテル入りできる計画です。 当日の天候がどうなるかわからなかったので,大雨で万博に行けなかったとしても,ホテルの中で楽しんで過ごせるところを宿泊先として探しました。私が予約した頃は,主な宿泊先から西ゲート行きのシャトルバスが出るというのでそのつもりでいたら,9月に入るとシャトルバスが出なくなるとJTBさんから連絡が来て宿泊先を変えたのでした。シャトルバスがなくなるなんて,てっきり9月は人が減るものだと思っていたのです。 でも蓋を開けたら,万博って終わりの方が混むなんて話ですもの,「あらまあ」という感じです。呑気にしている場合じゃなくて,さっさと入場の予約もとってしまうべきでした。飛行機の指定席もね。東ゲートにするのか西ゲートにするのか,悩んでいるうちに早い時刻の入場予約は埋まってしまって,結局11時に東ゲートから入場することになってしまいました。早めに準備を始めると,いつから本気モードになったら良いのかわからなくて,結局仕事に紛れて出遅れました。2か月前抽選が一番確率の高い予約抽選だったのに,それにも気付かず適当に申し込んだのも悔やまれます。1個でも予約がとれていれば安心して充実した万博になったのになあ。 車椅子のばあちゃんを始め,一緒に行く妹,弟,甥のモトノリはみんな旅行慣れしていない「ただ付いていく」つもりのメンバーです。せめて息子に手伝わせたいと思いましたが「行かない」とそっけなくいわれてしまったのでした。 まあ,それでも,少しでも楽しい万博にしようと思い,1か月くらい前から情報を集めて作戦を立てました。その成果もあって,思ったよりもすんなり行った感じだったので,家族連れの方に参考になるかもしれないと思ってメモっておきます。 ネットで見ていると,万博の情報ってすごい勢いがある情報で,動画がバンバンあがります。万博に何十回も行っているいわゆる「万博ガチ勢」と言われる方々や,素朴に1回目の万博の様子を動画にしてくれている方など本当にたくさんありますが,家族連れの情報はあんまりないです。入場者が20万人を超える日になってくると,ご夫婦ふたりで万博に出かける方々も,予約は一人ずつでしかとれないということでしたし,家族4人までしか住友館のLINE予約もできない状況になっていました。 家族5人分でパビリオンの予約を取るとか至難の業で,9月27日土曜日の2か月予約も,7日前予約もはずれて,3日前は覗いてみたけど何もなく,当日予約はチャレンジもしませんでした。当日予約で5人分なんて挑戦するだけ時間の無駄だと思いました。ひとりだけ当たっても仕方がないし,結局,予約はひとつもなしで万博に行くことになってしまいました。 前日に茨城空港から神戸経由で大阪入りし,ホテルにチェックインした後に,翌日の万博入りのために妹と2人で現地に下見に行きました。車いすを使っての遠出は今回初めての経験です。車いすは,エレベーターを使うことが多いわけですが,エレベーターって駅のホームの端っこにあることを今回大阪まで来る道々で改めて気付きました。ホームの端っこにあることが多いってことは,電車の降りる車両の位置によって,歩く距離が大きく変わるのですから,ここは乗車駅から現地までのエレベーターの個数と位置をよく確認しておかないと,到着までに時間がかかってしまって疲れてしまいます。そういう無駄は極力省いて元気を温存したいと思ったのです。 ホテルから中央線弁天町駅改札まで,その後乗車までのエレベーターと電車を降りてから改札までのエレベーター,改札を出てから地上に上がるまでのエレベーターを実際に乗って確認し,万博会場東ゲートの案内のお兄さんに,車いすで多目的レーンを通れるかどうか確認して,大丈夫そうだと確認してから,帰りもエレベーターを確認しながらホテルまで戻りました。エレベーターはベビーカー利用の子連れの若いご夫婦が多く利用していて,高齢者の車いすの方はあまりいませんでしたが,若い方がお一人で車いすを利用している方もちらほらいらっしゃいました。そういう車椅子利用の方の動きはとても合理的で,万博会場に入る前から,車椅子でも万博会場を自由に動いて十分楽しめることを予感させてくださいました。そういう方々の動きをお手本にして,いかに人の流れにのってスムーズに車いすで動けるか,これからばあちゃんの付添や近い将来の自分のために研究する価値は十分あると思います。 夢洲駅はごった返していて,聞きしに勝る混みようで,27日土曜日は混雑記録を更新するかもしれないと思うと気が遠くなる思いでした。この混み方は,土浦の花火が終わった後,桟敷席の方々が一斉に帰る時の混雑ぶりと同じくらいで,それが延々と続いているのですからかなりのストレスになりそうでした。 ホテルは駅直結で,弁天町から夢洲まで乗車時間は10分超くらいですが,大混雑の中を潜り抜けてエレベーターの待ち時間まで入れると,ホテルからの往復で1時間30分近くかかってしまいました。これは,気を引き締めていかないと人の多さに圧倒されて動けなくなってしまうかもしれないと思いました。でも,一時期の東京の通勤ラッシュと比べたら,まだそこまでは行っていないと思いました。午後7時頃でしたからね。午後9時すぎたら,もっと大変になるというので,明日は早めに切り上げようと思いました。 翌27日,マイボトルにたくさん氷を入れて水を入れ,さらに未開封の水のペットボトルを予備に持ち,折り畳みの椅子(通称「万博椅子」)をそれぞれ持って,午前9時30分にホテルを出ました。出てからすぐコンビニで少し軽食を買いました。理想を言えば,お昼は午後2時とか3時頃の遅めにして,マレーシアパビリオンや大阪ヘルスケアパビリオンあたりで食べられたらいいなあ,と思っていましたが,どうも普通の混雑ではなさそうなので,おにぎりやパン,カロリーメイトでしのぐこともやむなしと思ったからです。万博椅子はプラスチック製ですが,誰が考えたのか結構丈夫でしっかりしています。重さは1キロくらいありますが,使い道が結構ありそうです。 その後,弁天町から昨日下見したとおりに行って電車に乗ったのですが,この混雑が昨日の夕方よりもひどかったのでした。車いすをそのまま載せられるようなスペースは全くありませんでした。最初から思いやられるなあ,と思いました。仕方がないので,ばあちゃんに車いすを降りてもらい,車いすを畳んで乗りこみました。片道10分ちょっとなので,何とかなるだろうとは思いましたが,慣れない電車でばあちゃんは少し不安そうでした。でも何とその後,2駅通過するくらいで降りる人がいて,周りの皆さんがばあちゃんを座らせてくださったのです。大阪の方々は親切でした。お礼を言って,ばあちゃんを座らせてもらいました。本当に助かりました。ありがとうございました。 夢洲についてから,エレベーターを乗り継いで地上に出て,東ゲートの多目的レーンに到着したのが午前10時30分,車いすで係の人に近づいたところ,「何時からのチケットですか」と聞かれたので「11時です」と答えたところ,「そのまま行ってください」と言われて待ち時間なくゲートを通過できました。すごい!予定では多目的レーンでも午前10時30分から入場待ちをして,11時30分ころに入場するだろうと予想していたのですが,予想よりも1時間も早く入場できたのでした。 ゲートのチェック担当の方々の手際の良さと言ったらすごいです。アドバイスも親切です。こんなに暑い中,朝早くからずっとゲートで立ち仕事をしているのに,疲れも見せず嫌な顔もせずに,車いすのばあちゃんと私達家族を通してくださいました。ゲート通過の時に,飲み物はすぐに出せるようにみんなに指示してありましたし,チケットはプリントアウトして,ケースに入れて首から下げてもらっていたので,みんなスイスイ通れました。 さて,今回の万博旅行の最大の難関は,人気パビリオンに午前中に「並べるかどうか」,です。午前中に並ぶことができれば,そこそこの時間でパビリオンに入れるはず。気合の入ったパビリオンにひとつでも入れれば充実感は断然増すはずでした。出発の1か月前くらいから,時間があれば「万博GO」を眺めて人の動きを見て楽しんでいたのですが(まるで,万博会場内に大きな「意思」があるみたいに見えて面白かったのです),10月13日の最終日にイベントが行われるなどのニュースが出てからは,急に「万博GO」の情報に勢いがなくなりました。多分,情報を入力する人の数がかなり減ってしまったのだと思います。万博ガチ勢の方々の興味の矛先が変わったのだろうと思います。 それでも予定よりも1時間も早く入れたので,これはいけるかと思い,「万博GO」を確認してみると,クウェートや中国が2時間かからないくらいで並べそうに見えたので,大屋根リングの下を通って急いで行ってみました。私が到着した時はまだ並べたのですが,車いすの到着が少し遅れた間に,停止になってしまって並べなくなってしまいました。気がはやりすぎて,私が車いすのばあちゃんを弟に任せてしまい,車椅子とペースを合わせて案内しなかったのが敗因です。すごい残念でしたが仕方がありません。こうなると,しばらくは並ぶこともできないので,午前中は訪問するパビリオンの数で勝負することにしました。東側半分の会場内を動く予定にしていても,夕方までに10個くらいは何がしかのパビリオンに入れる計算も成り立つので,そこまで狙わなくてもそこそこ行くだろうと思っていました。まず,中国パビリオンに近いパビリオンですぐに入れそうなのは,いのちの遊び場クラゲ館の1階に入るか,チェコパビリオン側に周るかなのですが,チェコの方が万博気分が出るかと思いチェコに行ってみました。並んだところで噴水ショーを見ることができました。チェコにはすぐに入れて,ぐるぐると螺旋の廊下をあがってボヘミアンガラスの涙の形をした作品などを見ることができました。一番上まで車いすで上がって行って,帰りは階段でゆっくりとばあちゃんの後ろについて歩いて降りてきました。まだばあちゃんは,自分で歩くこと自体は普通にできるので,短い距離は動いてもらえます。少しは動きたいとばあちゃんも言っていました。この兼ね合いは慣れないと難しそうです。次は隣のマルタパビリオンに入りました。ここは,車いすのばあちゃんを見るとすぐに声をかけてくれて,先に通してくれました。ばあちゃんは,車いすに乗っていても障碍者手帳はないので,基本的にパビリオンでの優先待遇などはありませんが,パビリオンによっては車いすの人を早めに通してくれたりしました。マルタパビリオンでは,マルタの甲冑と日本の兜の説明を受けた後,その前でクイズが出されたのですが,他の人たちが遠慮して何も言わずに黙っていたので,僭越ながら手を上げて答えたところ正解し,マルタのトートバッグをもらいました。これは良い思い出になりました。でも,このトートバッグの図案が何なのか恥ずかしながら全然知りませんでした。万博から帰ってきてからNHKの歴史探偵でマルタの話が出て,同じような図案が出て番組で出てきたので感動しました。万博では,家族を連れてパビリオンに入ること,身動きできなくなるほど混み合う前に帰ってくることしか考えていなかったので,展示の内容などなかなか頭に入って来ませんでした。 さらに隣の北欧パビリオンに行きました。ここでも,少し並んでいたら,車いすのばあちゃんを先に通してくれました。混み合っている中で,一か所にとどまって展示をゆっくり見るのは難しいことです。どうしても,画像などの大きなものに目が向きがちですが,小さな画面の展示の中に,北欧の重要な情報が沢山詰まっているように見えました。でも,今回は,ばあちゃんが疲れないように,暑さをしのぐためにも早めにパビリオンに入って涼めることを優先し,車いすが他の方の邪魔にならないように気を付けていました。 本当は,その隣のトルクメニスタンパビリオンにに行きたかったのですが,かなり並んでいたのでやめました。トルクメニスタンに並んで入る意味をみんなに理解してもらうことは多分難しいだろうと思ったのです。観光ビザが取れないという万博でしか見られない国,というのに興味があったのですが,そこはみんなの興味に任せないとしんどい思いだけさせることになりかねません。 北欧パビリオンを出たところでトイレに行きたいという話が出たのですが,ポルトガルパビリオン近くのトイレが大行列だったので,エスカレーターを上がって大屋根リングに上がり,そこのトイレを使いました。大屋根リングの下はメチャ混みでも,大屋根リングの上はそこまで混んでいないので歩きやすいと聞いていたので,多分トイレも空いているだろうと予想したのです。行ってみるとやはり空いていて,ほとんど待つことがありませんでした。トイレは,女性用の個室の数の情報がネットに出ているので,地図内にメモっておくと役に立つかもしれません。大屋根リングのトイレの個室は4つずつしかないのですが,トイレの入り口が奥に入っていて目立たないので空いているのだろうと思います。 せっかく大屋根リングに上がったので,そのまま大屋根リングをマレーシアパビリオンのところまで歩きました。ばあちゃんも喜んで歩いていました。でも,すぐに入れることや良い香りで有名なUAEパビリオンを大屋根リングの上から通過してしまったので,「あー,せっかく入れそうな良いパビリオンなんだけどねー」と思いながら眺めていました。1回通過してしまうと,もう戻ってこれないかもしれないし,効率よく回らないと沢山はまわれないよなー,なんて思っていました。私は方向音痴なのですが,地図を見て歩く訓練は不動産開発の仕事でさんざんしたので,地図があれば動線の検討はつきます。 マレーシアパビリオンのところで大屋根リングを降りた頃には,2時少し前という時間もあって,どこもかしこも満員御礼で主だったパビリオンには並ぶこともできません。コモンズAも並べませんでした。コモンズAは小さなブースが沢山集まっているパビリオンでスタンプが沢山集められるし,とても楽しいという情報だったので残念でした。仕方がないので,停止間際だったモザンビークパビリオンに入って2階で涼みながら映像を見た後,1階で展示を見てきました。パビリオンを出たところで,日陰を見つけて万博椅子を広げて朝買ってきた軽食をみんなで食べました。27日は,風が涼しかったので,割と過ごしやすかったので外でのランチも苦にならず助かりました。結局,午後2時くらいまでに4つのパビリオンに入ることができ,大屋根リングにも上がることができました。 ランチを食べながら,これからどうするかみんなで検討したのですが,また,クウェートや中国が並べるか見たいという声があがったので,人混みをかき分けて行って見ましたが,大混みで全然並べませんでした。せっかくここまで来たので,国際機関共同館に入って,展示を見て,スタンプもゲットしました。ここでいのちの遊び場クラゲ館の1階に入ってみても良かったよなあ,と後から思いました。もうちょっと日本のパビリオンにフォーカスしても良かったかと。 帰りやすい位置を取りながら,少し日本のパビリオンを眺めようかとウーマンズパビリオンに行ってみましたが,これも並ぶのが停止になっていました。それならと思い,大阪ヘルスケアパビリオンに行ってみました。予約はなくても,ips細胞や人間洗濯機は並んでみることができます。でも,これも,行った時には並べませんでした。ただ,このパビリオンは,停止になったとしても,近くで少しウロウロすれば再開するという情報があったので,入り口となりのステージでやっていたショーを見ながら10分くらい待っていたら噂のとおり,入場再開になってすぐに入れたのでした。やったね!ips細胞の心筋シートの実物が,脈を打ちながら動いているのが見えました。心筋ってすごい細胞なんですね。山中教授のお話の動画を見て,とっても納得,来て良かったと思いました。さらに勉強する興味が湧きますよね。ばあちゃんも大興奮していました。良かった,良かった。 大阪ヘルスケアパビリオンのように,予約がなくても見ることができる目玉展示が予約プログラムとは別にあると良いですよね。気合の入ったパビリオンの展示は一部分だけでも説得力がちがいます。それを見ただけでも,来て良かったと思うことができます。 そこまで来ると午後3時30分です。今日は土曜日で花火もやるのですが,遅くなると電車が大変になるし,それなりに動き回ってばあちゃんも疲れたのでそろそろ帰ろうかという話になりました。モトノリがお土産を見たいと言うので,オフィシャルストアに入ろうとしたら,入店まで1時間30分待ちとのプラカードだったので,モトノリも「やめよう」ということだしやめました。ミャクミャクなら,駅や空港のお土産店でも買えそうです。会場内限定のグッズがあるのかもしれませんが,そこまで事前勉強していませんでしたし,万博のお菓子よりも神戸のお菓子の方が美味しそうに見えてしまったのでそっちを買おうと思いました。 東ゲートを出たところのトイレに寄って,少し休んだところで,またエレベーターを乗り継いで電車に乗り込みました。この時間だと,まだ混雑はそれほどではなく車椅子に乗ったまま電車に乗り込めます。弁天町で降りたところで午後5時くらい。少し早いけど,夕飯のお店を探してお好み焼き屋さんに入り,お兄さんやお姉さんに作ってもらったお好み焼きを食べました。汗をかいた後で,お腹もそこそこ空いていたせいか,涼しいお店でビールと一緒に食べるお好み焼きの美味しかったこと!良いお店の選択をしたと言って,みんなで喜びました。関東ではお好み焼きは自分で焼きますが,慣れている人に焼いてもらった方が美味しく焼けるような気がします。 万博では,食べ物屋さんやお土産屋さんに入れませんでしたが,逆に割高のものにお金を使わなくて良かったのでものは考えようです。チケットの値段だけでこれだけ遊べるのも珍しいですよね。事前にもっと勉強して外国と日本との関係などの知識を入れていけば,もっと楽しい展示鑑賞ができたはずなので,次回があるとすれば(再来年の横浜が農業や食料がテーマなので行ってみたいと話しているところです),ガイドブックにつられたりしないで,もう少し突っ込んだ知識を持って行って見たいと思います。 外国の人気パビリオンには入れませんでしたが(返す返すも初動の失敗が悔やまれます),予約が1個もなくても,パビリオンの数だけで良ければ結構入れることは確認できました。10時30分から午後3時30分の5時間で6個のパビリオンに入れましたし,スタンプは12個ゲットできました。7~8個はパビリオンに入れるだろうと思っていたので少し少ないですが,大屋根リングに上がって歩けたので,それも悪くなかったと思います。 その晩は,何年ぶりかというくらいぐっすり眠れたし,翌朝は意外に疲れもなく目が覚めました。大阪では温泉には入れたし,飛行機でも車いすは前の方に座らせてもらえて助かりましたし,茨城空港ではポイントがたまってオリジナルタオル(1500円)をもらえたのでした。お金は使わずトートバッグやタオルがお土産になって良かったです。帰ってきてからの翌週は,何故だかとても元気に仕事ができました。多分,車いすを持って出かけることに慣れていなかったので旅行に必死で集中している状況になり,仕事を全く忘れてすごしていたので,本当の気分転換になったのだと思います。少し間違えば大変なことになるというギリギリの経験でリフレッシュになるという皮肉な話ですが,リフレッシュはのんびりしさえすればできるというものばかりでもないようです。 家族連れでも車いすでも移動に悪い事ばかりではないですし,よく事前情報を掴んでいけば効率よく歩き回ることもできます。万博の混雑はどうやら高止まりつつも頭打ちのようですし,いくつかのプランを持って行けば良いと思います。楽しみ方は見つけるものかもしれません。 ばあちゃんは,車いすでの遠出にすっかり自信をつけて,今度は那覇にいくのだと言っています。やれやれ良かった。「あともう1日万博に行けたら良かったねー。家が近かったらまた行きたいっていう気持ちはわかるねー。」とみんなで言っていました。総じて楽しかったので行って良かったです。 再来年の横浜の万博は,なんだか微妙な場所の横浜のようで,どうやって会場まで行くのかよくわかりませんが,スムーズに横浜駅から行けそうならば,それこそ「万博ガチ勢」を目指して頑張ってみても面白いかもしれません。でも,あの関西の万博ガチ勢の勢いには始めから負けそうな気がします。
2025年09月28日
家に届いた車いすは,1万4000円という値段に比して,とってもしっかりした良い車いすです。みんなで交代で乗ったり押したりして楽しみました。座ってテーブルに向ってもなかなか良い座り心地です。これならば,歩き疲れた人が交代で座っても良いなあ,ということになりました。 話は変わりますが,伊勢崎先生が国体委員長になりました。この方であれば,これまでのご経験からも地位協定の問題を正面から取り組むことができると思います。本当に難しそうな問題ですが,きっとやり遂げようと頑張って下さると思います。石破総理も,多分,かなりの信頼をおいているのではないかと思います。お二人は良いコンビのように思えますから,石破さんは辞めずにこのまま頑張っていただきたいと思います。ある意味,シンガリのような難しい立場だと思います。 こういう地位協定のような重大な問題では,議員の皆様で協力し合っていただきたいです。 それにしても,選挙で負けたらトップがやめるというのは,これまで普通に行われてきましたから,自民党内でそういう動きがあるのは仕方がないものの,マスコミも同じように責任をとって辞めるように主張するのが多いのは不思議でした。何に忖度しているのでしょうかね。 戦後80年という節目に,総理大臣がしっかりとした意見を述べるのは当たり前のような気がしていて,言わせないように仕向ける動きがあること自体,政党の異常体質を感じてしまいます。やはり昔の団体なのだなあと思います。
2025年08月17日
うちのばあちゃんは今年86歳になりますが,まだまだ元気です。毎週,お友達と卓球に出かけて行って練習していますし,エレクトーンも続けているし,何も介助の必要はありません。でも,長距離を歩くことに自信がなくなっているようです。家族で万博に行く話が出て,ばあちゃんは乗り気になりました。前回の大阪万博は,じいちゃんだけが会社の旅行か何かで行ったようで,ばあちゃんは興味があるようでした。最近になって,万博が面白いと言う話がテレビのニュースで出ているし,少し気分だけでも感じにいきましょうかということになったのでした。会場で車いすを借りて,会場内を車いすに乗って歩けば良いのではないかと言っていたところへ,車いすの数が足りない話がネットに出ているのを見ると,ばあちゃんは「車いすがないんじゃ厳しいなあ」と弱気になったのです。大阪の親戚に聞いたところ,平均2万歩歩くらしい。2万歩なんて,私でも歩けないと思います。そうとわかれば,平均の半分の1万歩で周れる範囲で計画しようと思ったわけです。茨城から大坂に行くなら,茨城空港から神戸空港に行って,三宮経由で行けばそれほど大変ではないのではないかと思っていましたが,考えてみると空港や駅などだだっぴろく結構歩く施設を通過するわけで,初日到着するまでにばあちゃんは疲れ切ってしまうかもしれないと思いました。それで懲りてしまったら,もう次はどこにも行かないと言い張るようになってしまうだろうと,ばあちゃんの性格から予想できるのでした。そうです。最初が肝心です。幸い,今回の旅行は,弟や甥など男手があるので,折り畳みの車いすの1つくらい持ってもらえると思います。着替えなどの荷物は前もって宅急便で送っておいてできるだけ身軽で出かけます。自前の車いすと空港の車いすを使ってできるだけ足が疲れないように神戸経由で行こうというわけです。少しの階段などは,問題ないばあちゃんなので,このままの体力を温存させるためにできるだけ遠出の楽しさを忘れないようにしてあげたいと思います。付き添いが押して動かすタイプの車いすは,折り畳み式でもそれほど高価ではありません。ベビーカーの方がはるかに高額だと思います。車に積んでも大丈夫そうだし,タイヤがしっかりしていて軽いものをチョイスしてみました。こういうのが一つあれば,ばあちゃんが好きな東京の世界ラン展などもまだまだ行けると思います。コロナの前は,叔母と一緒に出掛けていたのですが,その叔母もコロナで亡くなってしまったので,今度は私や妹が一緒についていくことになると思います。駅や空港までは車で行って,その後は車いすで移動し,乗り物の中や少しの階段,宿泊先の中は自分で動いてもらう。そんな感じのばあちゃんが疲れない旅行ができるかどうか,今回の大阪でチャレンジしてみようと思います。まだ介助がいらない今のうちだからできるチャレンジです。パビリオンの抽選は当たりそうもありませんが,飛行機に乗って大阪まで行って帰ってくることができれば,ばあちゃんにも自信につながるはず。実践あるのみ。車いすが届いたら,すぐにばあちゃんを乗せて動かしてみて実験しようと思います。早く届かないかな。
2025年08月03日
今回の選挙結果は「これまでと変わった」という印象を持っている方も多いと思います。何と言うか,すでに従来型の政党は過去のものになっていたのだ,そしてこの敗北は一時的なものではなくて,盛り返すことはかなり難しそうだ,という直感的な印象です。これまでも何回も自民党が負けることがありましたが,それでも,「事業仕分け」が行われていた時でさえ,政治の土台が大きく変わるような感じはしませんでした。でも,変わる時って本当に一瞬なんですね。 従来型の政党は,自民,公明のほか,立憲民主,共産,維新もここに入りそうです。社民党はラサール石井さんのお陰で,政党として残っただけでなく,従来型の政党の終焉と新たに政権を取る党が決まるまでの橋渡しの一端を担う微妙な地位を得たような感じですね。 大きな変革期にあって,それは自民党政治の終焉のようですが,自民党自体大きすぎた団体なのでその終わり方を失敗すると国民全体に対する影響は計り知れないので,どういうソフトランディングができるかが重要そうに見えるのですがどうでしょうかね。キーマンはだいたい見えてきたような。おそらく決死の覚悟をしていると思います。新しく,しかも国民が安心して政治を任せられる政党ってこれからどんな政党が出てくるのでしょうか。出てきてくれないと困るんだよなあ。 今回躍進したと言っている政党は,インターネットを利用して風が吹いたようですが,風に乗った選挙は後の反動も大きいうえ,ネット上の反動はかなりこわそうです。でも,こういう手法を使えば一定数の人を短期間で動かせるのだということがわかったので,これからいろいろな団体が出てくるのでしょうね。ネット上の汚い罵り合いも出てくるのでしょうかね。これまでは,自民党の身内の分裂が繰り返されてきましたが,これからは全然違う感覚が大きな危うさを伴って,いろいろな動きを見せるのだろうと思います。 私が生きているうちにこんなことが起こるとは思っていませんでした。 おそらくこの先10年くらいが過渡期として大変重要なのだと思います。
2025年07月27日
選挙期間の真っただ中。聞こえてくるニュースの印象からすると消費税減税を主張する野党が優勢な感じです。給付としか言わない与党は苦しそうに見えます。減税とは言っても,国債の利払いのために国債を発行しているような状態ですから,どう理屈をこねても,財源なき減税をすると言っているように聞こえてしまいます。外国から見たらどう見えているのでしょうかね。野党が勝って,消費税減税が実現しそうな感じになったら,国債市場はどうなるのでしょうか。暴落して利息が上昇したりしないのでしょうか。すでにじわじわと利息が上がっているように見えたり,この前は,国債の買い手がつかないといった現象が起こってニュースになりましたが,国債の金利が少し上がっただけで,金利の支払いができなくなる現象が簡単に起こりそうな気がします。もう,財政はにっちもさっちもいかない状態になっていて,こうなったのは与党の政策のせいですが,これを今大幅に変えると大変なことになるから与党が減税と言えないのではないかと想像しています。国債が大きすぎて,打てる政策が極めて限定的になっているのが実際のところなのかと。財政を健全化するなら,増税するか支出を削減するかしないといけない理屈ですが,多くの国民の収入が全然上がっていないのにインフレになっているので減税の話になっているようです。でも,このインフレ,消費税の減税で解決する話なのでしょうか。何が大元の問題なのか,複雑でよくわからず,単純に給付か減税かみたいな議論になっています。マーケットの評価は一瞬で決まりそうなイメージですが,実際はどうなるでしょうかね。選挙戦は熱そうですが,薄氷を踏む思いがしないでもありません。
2025年07月12日
伊勢崎先生がれいわ新選組に入ったのを見てぶっ飛んでからしばらく経過しました。これからどうなるのか見守りたいと思います。 唐突ですが車買いました。10年ぶりです。甥のケースケが働いているお店から買いました。ケースケは整備を担当しているので,営業の成績は関係ないのですが,いろいろいきさつがあって横浜まで行って買ってきたわけです。 乗っていたヴィッツがいよいよ10年目にはいり,車検も近くなってきたしコーティングもはがれてきたのでやむなく買い替えようということになりました。その前からずっとルーミーのハイブリッドが出るのを今か今かと待っていたのですが,ダイハツの問題も関連してか「まもなく出る」と言われつつずっと出ないままでした。しょうがないから,ハイブリッドでないルーミーを買おうかと思ったのですがこれが結構難航しました。近くのお店では試乗する車がないというのです。 ただでさえ運転に自信がない私が,初めて乗る車種に試乗もしないで買う度胸はありません。茨城県内に試乗車がないかと探してみたのですがこれが見つからなかった。みなさん,どうやって車を買っているのでしょうか。普通乗ってから買いませんかね。 それで,ケースケにぼやいたのです。「ルーミーに乗ってみてから買いたいんだけど試乗車が見つからなくてねー」ってLINEで。ケースケは,神奈川県のはじっこの方に住んでいて,横浜市内のお店で働いています。1級整備士の資格はとれたものの,ちゃんと毎日同じ時間にきちんと会社に行けているのだろうかと妹と心配していました。 ケースケは,「ちょっと聞いてみる」と言っていましたが,すぐに「うちのお店で試乗できるって」と言ってきたのです。おお,さすが都会のお店だと思いました。それで去年の12月下旬に,ケースケが働いているお店に妹とふたりで電車で出かけて行ったのです。 お店に行って見ると,茨城のお店よりはるかに広くて飲み物のサービスが充実していました。受付の方に挨拶をすると,店長さんや営業の方が歓待してくださって,ケースケをべた褒めしてくださったのです。「いや,正直言えば,毎年新入社員の当たり外れがあるのですが,ケースケ君は本当に大当たりです。」と言われ,どうやらまんざらお世辞ばかりでもなさそうな様子でした。ケースケは車の整備が楽しいと言っていましたが,どうやらそれも嘘ではなかったらしく,お客さんにも車の状態の説明ができているのでスムーズに仕事が流れているらしいです。 「本当ですか?それは良かった。毎日同じ時間に仕事に行けているのかどうか心配していたのですよ。」と言うと,「全然心配いりません」と店長さんは笑って,「仕事をしている様子もご覧になっていってください。」と言ってくださいました。そこで,工場に出かけていって,ケースケの仕事ぶりとケースケの上司の方と同僚の方にご挨拶することができました。車が何台も入っていて,ジャッキで宙に高く車が浮いていたりして壮観でした。ケースケは大まじめに仕事をしていたので本当に良かったです。妹も安心した様子でした。 そこで,私はルーミーに乗せてもらって,運転してきたわけです。都会の道路はコワイよね。できるだけ分かりやすくて初心者向きの道を選んでもらっておっかなびっくり走りました。車の大きさがヴィッツとルーミーはほぼ同じなので,比較的違和感なく運転できました。視界は広いし,座面は高くなってとても乗りやすかったので安心しました。 そのまま買うことに決めて,ルーミーのどのモデルを買うかとかオプションをどうするかとか,ケースケも一緒に決めたのですが,結局一番良いモデルでいろいろオプションを付けたので,割引もかなりしてもらいましたが,高級ルーミーになってしまいました。ケースケに「これは付けた方が良いよ。乗りやすいよ。」と言われると「そうかそうか」と納得してしまうのでした。でも,なんというかとても楽しくて悪い気分ではありませんでした。車が苦手な私としては,車にかけるお金は最小限にしたいのだけれども,車のわかるケースケの言うことを聞いておいた方が良いような予感がしていました。「俺がちゃんと整備するからね。」とケースケは少し得意そうでした。 その結果,本当に良い買い物をしたと思いました。納車は4月に入ってからでしたが,特に夜の運転の不安がなくなりました。10年前の車とはこんなにヘッドライトの明るさが違うんだ,と思いました。夜の運転はもうやめた方が良いかなあ,とか思っていましたがこれならまだイケそうです。ナビが携帯電話になっているのが慣れなくてまだ不安ですが,場所がわかっているところでも携帯を接続して慣れるようにやってみています。なんだか運転してどこか行くのがちょっと楽しくなりそうです。これまでは,車は走って曲がって止まれば良いんだ,くらいにしか思っていませんでした。私にとって車は,運転するのは好きじゃないけど乗らないと生活も仕事もできないから乗るしかないしんどいもので,ぶつけちゃいけないし,こすってもいけないし,いけないことだらけの物体でした。運転っていうと何となく気が重くなる感じ。運転しなくちゃいけないなら行くのよそうかな,って思っちゃう感じ。でも,今回買ったルーミーはちょっと違うかもしれません。乗るのが楽しくなりそうな感じ。「ちょっと車出すよ」って軽く言える感じ。まさか甥っ子から車を買うのがこんなにうれしいとも思いませんでした。これが自分の子どもからだったら更に嬉しいのだろうと思います。うちの息子は未だに就職活動をしているようには見えませんが,こればかりは親にはどうにもできないので本人に頑張ってもらうしかないと思います。 納車後,早速,後見人の仕事で真夜中に病院に呼び出されることがあったのです。ほとんど車がいない深夜2時半ころの病院への道も落ち着いて運転していくことができました(あたりまえか)。前の車だったら不安になって結構しんどかっただろうと思います。 ルーミーなら荷物が沢山詰めるので,シングルマザー支援の活動でもいただいたお米や野菜をたくさん積んで来ることができます。なんだか明るい展開もありそうな気がしてきます。車のような大きなツールが,自分の行動にプラスに作用するようになると,自分でできることが大きく広がるような気持になりますね。苦手なツールでやっとこさやらなきゃならないと思うのと,好きなことをやっているだけなのとではずいぶん違ってくるのだと今更気が付きました。でも,気持ちが軽くなると,今度は安全の意識に隙ができるかもしれないので,運転は大変なことなのだという意識はずっと持っていないといけないと思います。アメリカの関税のニュースを聞いて,ケースケは大丈夫か心配になりましたが,聞いてみたところ「外国に車がいかなくなれば国内に車が来るようになるから,売る車が入りやすくなってお店としては心配ないみたいだよ」ということです。なるほど,確かに当面はそうかもしれないです。このまま何事もなくがんばってほしいです。
2025年05月10日
自分でも驚いているのですが,フィギュアスケートの試合やドキュメンタリー類を全然見なくなってしまいました。スポーツニュースで流れていても興味がわかないというか。選手の皆さんは一生懸命演技しているし,上手なんだけど,でも感動するというよりも冷めた観察をしてしまうような感じなのです。フィギュアスケートは子どもの頃から大好きでした。カルピスのCMでジャネット・リンさんが出ていた頃から,きれいで優雅でとても好きでした。カテリナ・ビットさんも素敵だったなー。オリンピックでもフィギュアスケートは絶対見ていたし,エキシビションの遊び心が大好きでした。日本の選手があまり上位になれなくても一生懸命応援していたし,外国の選手で素敵な演技が見られればそれで喜んでいたのです。いつでも男性,女性,国籍を問わず,上手な演技を見ては感動して喜んでいました。それが,全く興味がなくなるってどういうことでしょうか?私のアンテナの問題かな?よほどボケて来たってことか?とか思いましたが,最近,米津さんと羽生さんのコラボの映像を見てちょっと思いました。「フィギュアスケートは羽生さんによってひとつの完成を見たんだな」みたいな感じ。私はどうも,フィギュアの技術は美しさのためのものと見ているみたいです。だから,美しいと思えなければ,どんな高度な技術でもあまり良いとは思えない。多分4回転アクセルを飛ぶ人がいても,羽生さんの3回転アクセルの方が美しいと私は感じているのでしょうね。羽生さんの技術をもってして,ようやく狙える美しさを超えることは多分現在のフィギュア界の感覚ではできないと直感的に思っているのではないかと,自己分析したのでした。これでは現在の基準の感覚を超えた別の感覚を持ってこないと今後の発展は難しいということのように思えます。クラシック音楽がモーツァルトやベートーベンの後,別な感覚が出て来たように,クラシックバレエの後モダンバレエが出て来たように,フィギュアスケートも別な感覚を入れないと,特にスポーツとしての発展ってあるのかなあ,という感じ。そう考えると羽生さん自身,スポーツとしてのフィギュアスケートに限界を感じ続けてきたのではないでしょうか。しんどかったでしょうね。結婚については,同年代の大谷選手と明暗を大きく分けたような印象になってしまった羽生さんですが,羽生さんの離婚が,その後のスポーツ選手の結婚を中心としたプライベート全般を守る効果は大きかったのではないかと思います。大谷選手みたいな発表の仕方ができなかったものかとあの当時は思いましたが,マスコミの動きがひどければ対象者を離婚に追い込むんだ,という意識がマスコミにできたというか,自主規制ができるような動きがあったのではないでしょうか。スケート協会もあれだけの功績があった方の私生活を守ろうともしなかったし,どういう組織なんでしょうかね。羽生さんの引退後のショーなどはチケットを取るのも難しそうなので内容を全然知りませんでしたが,米津さんとのコラボの滑りを見て,ああ良かったお元気そうだ,と思いました。あの歌詞と旋律が,羽生さんをイメージすることなしに生まれてきたのですから,羽生さんから見れば,米津さんを介して天からの啓示を受けたと思うのは無理ないと思いました。「これは死んでもやらなきゃいけないやつだ」って思える作品に出会えて良かったと思います。そうだよ,こういうスケートが見たかったんだよ,と久しぶりに思いました。
2025年03月30日
皆さま、あけましておめでとうございます。今年のお正月はお天気が良くてのどかで良いですね。昨日の元旦は一日中お料理をしたりテレビを見たりしてのんびりしてしまいました。今日は事務所で年賀状書きの残りと掃除をしようと思っていたのですが、掃除ができていません。年末にやらなかったので、せめて年明けにと思ったのですが…ダメそうだわ。去年は、吉凶交じり合う年でした。何が悪かったかというと、夏に熱中症になってからしばらく体調が悪かったことです。熱中症ってホント怖いです。自分の思考がまとまらなくなってぼーっとしている感じがわかって薄気味悪いったらないです。疲れがとれないし、健康診断でもダメ出し初めてされたし。健康については、若くて元気だった過去の自分と現在の自分は別人だと認識して、現在の自分を過信してはダメだと思い知りました。今年の夏は厳重に暑さ対策をしようと思います。無理も禁物です。自分をいたわる気持ちって大事です。今の自分の状態ではいけない、これは何とかしなくては、と思っていろいろ始めました。まず、幼馴染に勧められて運動をするようになりました。最初は動くのが億劫で億劫でたまらず、運動している間に心臓が止まるのではないかと心配でしたが、徐々に慣れてきましたし、体重もすんなり落ちてきました。体力つけるって大事ですね。階段をあがったり、電車で立っているのが苦ではなくなりました。肩がきつくなって着られなくなっていたジャケットやスーツがまた着られるようになりました。これは良かったです。新しいのを買わなかった甲斐があったというものです。いろんな数値も改善しました。また、塩分などの栄養分についても気を付けるようにしました。添加物の多い加工品は食べないようにして、デトックス効果のある自然の食材をできるだけ薄味で食べるようにしました。するとダシの味がよくわかるようになり、これがまた新境地の美味しさだと気づき、料理が楽しくなりました。忙しいときでも億劫がらずにひと手間かければ結果として満足度がアップした上に自分を守ることになります。添加物には「ナントカ酸ナトリウム(「ナントカ」にいろんな言葉が入ります)」っていうのが多く、特に安息香酸が危険っぽいし、次亜塩素酸、亜硝酸、亜硫酸、なんてのは別の成分と結びつくと発がん性物質になったりするので避けた方が無難なようです。ラットが死んじゃうような成分は良くないよね。今や添加物なしの生活はできないので、あんまり神経質すぎても大変だけど、危険度が高そうな添加物くらいは避けた方が良いと思います。以前は、このような添加物でも、「添加物のおかげで寿命がのびている部分もあるのかも」、と思っていましたが、高齢に近づくにつれて「特に良いという化学物質に頼るよりは悪い化学物質を避けた方が健康に近づく」という気持ちになってきました。良いという成分を含む食品や健康食品、化粧品はたくさんありますが、高機能を宣伝しているものほど添加物が多くてびっくりします。企業のイメージと商品の成分って一致しないことも結構あるので、成分表のチェックは大切だと思いました。CMってある意味怖いですね。大きなお金をかけても、それ以上に商品を売るだけのパワーがCMにはあるのだと思います。もともと、食料品を大量生産して全国に売ることに無理があるのかもしれませんね。だから添加物を増やさざるを得ない。自分で農作物を作り、手作りの食事を食べる愛好家の方々が増えているのもわかります。まあ、こんな感じになってきているので、体調を崩したことも悪いことばかりではなかったということになりそうです。おかげさまで、年明けはしっかり寝てしっかり食べて元気になっています。去年良かったことは、シングルマザー支援のプロジェクトに協力してくださる方が増えて、いい感じになってきたことです。みんなで一生懸命頑張って支援を集めて支援イベントを開催し、対象者の方々に喜んでいただき、その感謝の気持ちを支援してくださった方々に伝える、支援の輪が広がりボランティアの若い方ともつながりができてくる、全体的にいい感じになってきました。いろんな行動を起こせば、いろいろ教えてくださる方も出てくるし、長年地道な活動をしっかりと行っている方々とも知り合うことができます。そのつながりから知識も増えてきます。とても有難いことだと思います。去年の経験を大切にしながら、今年もしっかりと皆さんに信用していただけるような活動を続けていきたいと思います。こうやって考えると、去年は総じてがんばったかな。今年は体調に注意しながら、もっと頑張れると思います。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
2025年01月02日
NHKの朝ドラ「虎に翼」も今週で終わりです。見ごたえのあるドラマでいつも見逃さないようにしています。このドラマは,清永聡さんの「家庭裁判所物語」が土台になっているように思うのです。この本を最初に読んだ時には本当に気持ちが揺さぶられました。読んだきかっけは,何年か前の「調停制度100周年」の記念イベントでパネリストとして清永さんとご一緒させてもらったことでした。家庭裁判所の歴史について書いた本があるなんて,と思いながら読み始めたのですがその黎明期の登場人物たちのキャラの濃いことといったらありませんでした。何回読んでも面白いと思っています。そして,とても納得したのです。私自身がなぜ家庭裁判所が大好きなのか。地裁でも簡裁でもなくどうして家庭裁判所なのか。裁判所の支部では同じ裁判官が地裁でも家裁でもお仕事をしていますが,どうして裁判所の雰囲気が地裁と家裁で違うのか。答えはルーツにあったのだと思い至ったのです。調停ばっかり扱っている私にとってこれは大きな発見でした。清永さんの緻密な取材力とたゆまぬ取材源へのリスペクトの姿勢は一流の証だと思いました。パネリストとしての話も面白かったし,尊敬できる方でした。この本も著者の清永さんにも,お会いできて本当に良かったです。三淵さんに関する本もできたようですし,これからも本を読むのが楽しみです。この本ではドラマの中で多喜川さんのモデルになっている男性を中心に書かれているのですが,重要な脇役の女性を主役に据えたことで沢山の社会的な問題点を組み込む工夫ができたのでしょう。この滅茶苦茶面白い本を読んで,敢えて女性を主役に据えようと考えた方のアイディアの勝利という感じもします。テーマソングの歌詞が最初から気になっていて,歌の中でやたら100年100年と言っているので,調停制度100年とか家裁100年とかそんなこととひっかけた話になっていくのかと思いましたが,今の所そんなムードでもないですね。このテーマソングの歌詞は竹中記者の目線で見た寅子を語って作られているのかなあ,とか自由にいろいろ想像しています。これから尊属殺人違憲判決が出るのは間違いないでしょうが,美佐江の娘の美雪にはどんな話をするのでしょうか。ガチの解釈論をするとはあんまり思えないけどそれなりの見せ場にはなるはず。ただ1つ心配なのは,最終回の日が茨城県弁護士会が総力をあげて開催するイベントの日で,集合時刻が朝早いんですよ。終わるのは夜だから何とかして朝の放送を見てスッキリした気持ちで案内係をやりたいと思います。がんばらないと。
2024年09月23日
今日は,エレクトーンの発表会でした。 私は性懲りもなくばあちゃんに付き合ってエレクトーンを習い続けているのです。練習は普段全然できないので,毎週1回教室で弾くだけですけど,85歳のばあちゃんが続けているので送迎係も兼ねて続けています。 今回の発表会は,ばあちゃんが思ったように仕上がらなくて,データのリズムと演奏がずれると直前になって騒いでいました。ずれることはいつものことなのですが,今回は足まで入れるはずが入れられなかった上,イントロと間奏を最後に練習したのでメインの部分とうまくつながらないというのです。 うまくいかないというのであれば,出演をやめるかといえばさにあらず。「もう覚悟を決めたから」と言って,ちゃんと弾く気でいるのでした。このあたり,仕上がりそうになかったらキャンセルしてしまう私とは違います。できないのがわかっていても敢えて披露しようという度胸の決め方はなかなか真似ができません。 そして,本番の演奏です。参加者は大人ばかり。「大人のオータムコンサート」というのですが,真夏顔負けの暑さの中でのコンサートです。いろいろな年代の方がいらっしゃいましたが,どう見ても85歳のばあちゃんが最年長のようでした。教室のご配慮で,ばあちゃんと私はいつも並びの演奏順です。今日はばあちゃんが4番で私が5番目でした。ばあちゃんは,名前を呼ばれるとさっさとエレクトーンの準備をして弾き始めました。確かにリズムと遅れたり早くなったりしていましたが,みんなが心配して見守る中,どうも気に入らなかったらしく3分の1くらい弾いたところで止めたのです。 ばあちゃんが発表会で演奏を止めることは割とよくあるのでその瞬間は驚きませんでした。でも,今日は演奏を止めた後の演奏開始後すぐに止めるというのを3回繰り返したのです。私はもちろんドキドキしていましたが,会場の皆さんも「ばあちゃんどうした!がんばれ!」というムードに包まれました。日本の皆さんは年寄りにとても優しいのでありがたいです。司会のお兄さんは,手を差し伸べて「どうぞ演奏してください」というゼスチャーをばあちゃんに送っています。さすがのばあちゃんも一体どうするのか,滅茶苦茶ドキドキしながら見ていました。 するとばあちゃんは,また最初から弾き始めたのです。曲は「木綿のハンカチーフ」。ハーモニカのメロディーラインが素敵なアレンジなのですが,それが多少走ったりモタったりしながらイントロからすべり出し,間奏から繰り返し部分を過ぎてなんとかエンディングまでたどり着いたのでした。演奏中,司会のお兄さんはマイクを握りしめながら一生懸命リズムを取って応援してくれていました。会場のお客さんたちも演奏が終わると「うんうん,よくやったよくやった」という感じで頷きながら拍手してくれました。私は,次が自分の出番だということを忘れてほっとしていました。 真似できないわー。ステージで演奏が止まった後,何度スベっても懲りずに演奏して最後に帳尻が合うなんて。よく続けて弾けたなー。ピアノの演奏に比べればエレクトーンははるかに演奏時間が短くて,ばあちゃんは弾き直しても5分くらいの時間ですが,空白の時間中,私は何か声をかけなければいけないか,助けに行くべきだろうかなどと考えてしまいました。担当の先生もいろいろ考えたようですが,ばあちゃんが弾き始めたので見守ったようでした。 ばあちゃんのすぐ後に続いた自分の演奏も,ばあちゃんのことで緊張しているのか自信がなくて緊張しているのか何で緊張しているのかもよくわからないくらい緊張しましたが,右手が震えながらもとにかく終えてどっと疲れました。まだコロナの名残で発表会で歌を歌うことはできないので弾くだけ弾いてきましたが,来年は少しでも歌えると良いなあ,とちょっと思いました。 上手な人はたくさんいましたが,今日の発表会で一番目立っていたのはまちがいなくばあちゃんだと思います。ばあちゃんは,「やっぱりずれちゃったあ!」とか言いながらゴキゲンで,皆さんに「上手だった」と言われながら喜んでいるのでした。 どうやったらこういう境地に至れるのでしょうか。年さえ取ればこんな風になるのかなあ。「ちゃんとやろう!」という気持ちだけ強くて,見栄はあるようなないような感じなので,確かに子どもに戻っている部分があるのかもしれません。でも,自分がやったことに満足しているばあちゃんを見るとそれはそれで良かったと思うのでした。「また来年も出てくださいね!」と教室のスタッフの方や先生に言われたばあちゃんは「来年は足も付けて弾きます。」とか自信ありげに言っているのでした。めでたし,めでたし。
2024年09月16日
最近は,なんだか珍しい光景がテレビで見られます。自民党の総裁候補者9名がずらっと並んでテレビに映っていたり,立憲民主党の代表候補者が4人そろって街頭演説?をして全員で仲良く手を振っていたりするのです。結構目立ちますよね。誰が選ばれるのかわかりませんが,それぞれの党の宣伝効果は大きそうです。それぞれの党の嫌なイメージ部分が薄れていく感じがします。もちろん,それを狙っているのでしょう。今これだけ解散総選挙の話が出ていると,まあ多分やるのだろうと思います。解散総選挙は久しぶりだと思ったら2021年にも行われているようなので不思議な感じがしました。どうもその時は衆議院任期満了に近い時期の様でした。それで解散というイメージが薄かったのでしょうかね。選挙ならば「裏金問題みそぎ選挙」って感じでしょうか。選挙が終われば「禊は済んだ」とかーいつだったか過去にそんな発言がありましたがーいうことになるのだと思います。確かに裏金問題はショッキングでしたね。力がある政治家って裏金をどれだけ沢山作ったかにかかっていたのだと改めて知った事件でした。お金がなかったら何ができたのでしょうか。でも,それしか言えない野党でも困ります。この時期の選挙がチャンスとなるのかどうか。古参の方々は,総裁選もそうですが総選挙の票も意識して発言をされていて,やはり選挙が上手だと思います。でもその上手な選挙が繰り返されて,現在の若い人が将来に希望が持てない(安心して家庭が作れない)世の中になってしまったんじゃないでしょうか。多数決の原理に何か改良を施さないと良い循環ができない事態になっているように見えます。何かいい方法はないものでしょうか。政治家は票にならないと動けないようです。あたりまえのようですけどよく考えると結構大変なことなんじゃないかと思えます。
2024年09月15日
工学博士で発明家の藤村靖之先生のお話を去年初めて聞いて猛烈な衝撃を受けたのでした。これは絶対に非電化工房に行かなくちゃ!と思ってこの夏計画したのですが,熱中症になってしまい体調の様子をみていたので予定が狂ってしまっています。非電化工房は,私が登山で行った三斗小屋温泉に近い場所にあるようで,できれば温泉まで登っていきたいものだと思うのですが,今の私の脚力では無茶だと思います。でも,非電化工房まで行ってしまったら絶対に山に登りたくなると思うので,今からトレーニングをすることにしました。その話はまた後で書きます(そう言って書かないことがこれまで何回あったことか)。 藤村先生のお話や本の最初にはアインシュタインが言ったという「ある問題を引き起こしたマインドセット(心の枠組み)のままでその問題を解決することはできない」という言葉が出てきます。分かりやすそうでいて,実は実感するのが難しい言葉だと思います。自分が従来のマインドセットに埋没してしまっているので,問題のマインドセットになっているのだという実感がないからです。自分がどんな思い込みの前提に取り巻かれているのかわからないのです。多分,私自身今でも完全にはわかっていないだろうとも思います。 ガソリン車が問題といえば電気自動車でとか,石油火力発電が問題なら太陽光発電でとか,プラスチックが問題なら生分解性プラスチックで…というのがマインドセットにハマった考え方の一例のようです。こういう時は,車を使わない方法はないか,電気を使わない方法はないか,プラスチックを使わない方法はないか,とするのが違うマインドセットだということです。 私の子どものころから見れば,なんでも電動化する方向に生活が変化してきました。学校の家庭科では足踏み式ミシンを使っていましたが,家では電動ミシンを足で踏んでばあちゃんが洋裁をしていましたし,さらに今ではポータブルミシンとなって場所は取らなくなりましたが,どこかにしまい込まれてミシン自体使われることがなくなってしまいました。服を自分で作ることがなくなってしまったこともありますが,電動化によって機械の便利さを逆に葬ってしまったというような現象も起こっているということも藤村先生の本に書いてありました。今思えば,電気を使わずにミシンが動かせる足踏み式ミシンってすごい機械だったことがわかります。それで,「そうか,時代を少し逆にすれば良いのか」みたいに思ったのですが少し考えると「そんなの無理だよ。不便だし,国の大手家電メーカーが迷惑するよ。」と思って思考が止まってしまうのでした。 でも,ハタと思ったのです。「電気製品といったって,動かす仕組みに電力を使っているというだけのことで,この電力で動かしている部分を別の動力でやれれば良いだけじゃないの?そこをクリアすれば,家電メーカーの製品の部分は活かせるんじゃないの?」いや,おそらくその業界から見ればそれが大事で,いろいろな動力の中で電気を使って動かすのが一番効率が良いのでしょうし,バカ言ってるんじゃないと怒られるかもしれないけど,人類の存続に関わるならばそうバカにした考えでもないんじゃないかなあ,と思ったわけです。 意味がよく伝わらないと思いますが,家電メーカーでも,今の技術者の方々が真剣に作ったらとても良い非電化製品ができるんじゃないかと思ったのです。大きなものは難しいと思いますが,小さい家電なら非電化に転換できるのではないかと。そうなれば,みんなきっと買うと思うのです。エコのために。非電化が電気関連の業種に対立するものではなくて,電気製品を省エネで作る努力もしつつ,非電化製品も並べてみればそれなりに売れると思います。私は事務所でコーヒーを入れるときは電動ミルのついたコーヒーメーカーで淹れますが,自宅では手回しのミルで挽いてペーパードリップで淹れるように,その場で使い分けをしています。電気製品は,「電気で動くかどうか」が重要なんじゃなくて,「動いた結果何をしてくれるか」が重要なのだから,「動いた結果何をしてくれるか」の部分を使って,電気を使わない動かす仕組みを取り入れたら結構面白いんじゃないか,技術者の方はどう考えるだろう,とか思います。電気を使うことが後ろめたいことになっているのであれば,少しでも違うマインドセットで製品を作ってみればそれはそれで共感を得られるのではないかと思います。 非電化は面白そうです。藤村靖之先生の本,おすすめです。「エコライフ&スローライフのための愉しい非電化(洋泉社)」,「地球の冷やし方 ぼくたちに愉しくできること(晶文社)」ほかにもあります。 アインシュタインの言葉は政治にも言えますね。同じマインドセットのままでは解決できないのですよ。今問題になっている国政の世界ではマインドセットの変え方を知らないように見えますし,変えるつもりもなさそうです。表面だけ変えて見せればそのうち国民は忘れると思っているようです。 でも,おそらくこれまでとは違いますよ。これからは生活や環境が日々悪化していくのです。気候だけではなくて各種行政サービスしかり,民営のサービスもしかり,税金しかり,国債しかり「どうしてこうなったのか。」「何が悪かったのか」と誰もが思うのではないでしょうか。だとしたら,その問いに対するそれぞれの解答を繰り返し続けることになりますよね。大きなことが起こった時にどんな感情がどこに向かうのか予想がつくようなつかないような。
2024年08月24日
お盆休みも終わりに近づき,私は遅れている仕事が追い付かず慌てて書面作りをしているのですが全然アイディアが浮かばずに,仕方なく(?)ブログに出てきました。なんだかろくでもないなあ。 今年は本当に暑くて,初めて熱中症になりました。熱中症は思った以上に危険です。最初は頭痛でしたが,そのうち熱が出たり尿が茶色になったり,特別だるいわけではなかったけれども自分の脳の調節機能がおかしくなっているのがわかる,寿命に影響するのがわかる感じしました。それ以来,水分と塩分を取るようにしています。血圧に影響するのかわかりませんが,今の所大丈夫です。寝不足が大いに影響していたので,「とにかく寝る!」と決めて早く寝ました。だから,仕事が遅くなってしまっていて,どうしたら良いかわからないわけです。なんだか本当に間が抜けている生活です。 この暑さの中,お墓参りも過酷です。お墓は暑い!石が熱い!お花の水入れの水がお湯になってお花が煮えちゃいます。大変なことです。お盆と秋のお彼岸を合体させるとか,何か初冬に新しい行事を持って来るとかしてお盆のお墓参りの時期をずらす工夫をしても良いように思います。いつお墓に行ってもお墓に行く人の気持ちは変わりないです。あるいは,石に代わる新たな素材で夏冷たく冬温かいお墓を作るとか。心安らぐお墓参りで身体のダメージを受けるようになっては本末転倒だと思うのは私だけでしょうか?お墓参りを何件かしたらもうヘトヘトです。 そんなことを考えながら,なんで息子はお墓参りをしないのだろうかと考えました。私は,息子が小さい時から選挙とお墓参りにはずっと連れて行っていました。その結果,息子は選挙の棄権を1度もしたことがなく,新聞やインターネットで情報を確認してしっかり選挙をしています。これは,私が驚くくらいのもので私以上に選挙に意識があるのです。いや,ここまでになるとは思いませんでした。 他方,息子はお墓参りを全然しません。私が「一緒に行く?」と聞いても「いいや。」と言うだけ。興味がなさそうに見えます。選挙と同じように連れて行って見せていたのにこの違いは何なのでしょうか。でも,息子がお墓参りに興味がないならば私が死んだ後にもお墓参りをすることを期待できませんから,事前に自宅の墓じまいをして自分が入る永代供養付の合祀墓の準備をしておいた方が良いと思いました。死んでまで息子のお荷物になりたくないです。お墓参りのような精神的な行為は押し付けるものでもないし,やらなきゃならないものでもありません。今どきの行為でもなさそうだし,かと言って霞ヶ浦に骨を撒くわけないもいかないし結構難しいです。でも,無縁仏になってしまったお墓を他人が墓じまいするのはとてもとても手間がかかりますし迷惑になっちゃいます。 そんなことを息子に話したら,「母さん,俺,お墓参りくらいやるよ。今はやってくれる人がいるから敢えてやろうとしないけど。俺がやらなきゃならなくなったらお墓くらい行くから。まだ当分ここにいるつもりだし。」とか言ってました。ふーん,そうか。私のお墓参りをやるつもりくらいはあるらしい。本当だろうか。まあでもそれを信じてみるしかないしねえ。墓じまいにもお金がかかるし,このままで行けた方が費用的には有難いです。 親戚にも子どものいないご夫婦や単身者が多く,今後合祀墓は増えていくと思います。私はお墓参りは好きな方ですが,お墓ってなんだろう埋葬するってなんだろうと考えた夏でした。
2024年08月15日
なんだかブログに出てくるのも久しぶりで,覚書で書いておきたいことはいろいろあるのですが,最近は南海トラフに関する地震のことが話題になっているので,ちょっとその場で思いついたことを。大地震が起こると言われている地域はいくつもあるようです。この前ネットで見たら,うろ覚えですが震度6以上の地震が30年間に来る可能性が一番高いのがわが茨城県の水戸で81%ってありました。今回の九州の地震で確率が変わるのかどうか,次の大地震がどこで起こるかわかりませんが,専門家の方が大地震を予想している震源地はいくつか(たくさん)あるようです。そうした場合に,その予想される地域の方々が備えなくてはいけないのはそのとおりだと思いますが,運よく難を逃れた場所がどのようにして被災地を助けるのか,広域の助け合いを事前に考えておいて,みんなで方針を共有しておくことがあった方が良いのではないかと思います。南海トラフの各種地震のときには,茨城県も沿岸部で影響が指摘されていますが,全体としては被災地を助ける側にまわることができるようにも地図上では見えます。茨城県は,結構重要な場所になるのではないでしょうか。南海トラフ各地震は,被害を受ける場所が広すぎて,被害が大きすぎて,最初の混乱が収まるのも時間がかかりそうですし,おさまった後もどこから何をしたら良いのかわからないと思います。人名救助に向かう警察,消防,自衛隊の方々が,あまりにも悲惨な光景に精神的に大きな傷を負って苦しんでいる話を東日本大震災でも聞きました。それ以上の被害を目にした時に,冷静に全体を見回すことができる人が大勢いるとはとても思えません。私なら震えが止まらなくなりその場に座り込んでしまうでしょう。重要な産業が沢山壊滅状態になった時,一体どんなことが国中に起こるのか,よく確認して少なくとも指示を出す機能を持つ機関をいくつか被災予想外のエリアに用意しておく必要がありますよね。もしかしたらそれくらいは世の中にできているのかもしれませんが-いや多分できていない予感します。世の中はお金儲けの方向にはガンガン発展していきますが,思った以上に危機管理体制は遅れています-できているのであればそれを一般の方々にも情報共有してみんなで協力しあうことを常日頃考えておいた方がいざという時に動けそうです。被害の中心地はとにかく避難などして命を守る,それよりも少し離れたところも中心部よりは被害は少ないけどやはり被災地でそこではどのように助け合いするのか考えておく,さらに離れたところではどこの県が被災地のどこの県を主に助けるのか,みたいな考え方があっても良いと思うのですがどうでしょうかね。国の半分近くが被災したらどんな助けが必要になるのか,どこの人達がどこの人達を助けるのか決めておけば初動が上手く行って助かる人が多くなるってことになりそうな気がします。机の上で考えることなんてきっとどれだけ考えても現実には遠く及ばないと思いますが,この規模の地震は考えすぎることはないと思います。被害が広域だとボランティアもかなり混乱しますよね,きっと。だから基本計画みたいなのを作っておいて備えても良いと思います。インターネットなどの通信設備がもしも機能を失ったら,現代社会はかなり脆弱です。
2024年08月15日
お久しぶりです。ほぼ1年ほったらかしていたということを今知りました。時間が経つのは早いですね。私にとって,昨年は,重要な転機となったようです。令和5年8月にシングルマザー支援のプロジェクトを立ち上げました。どういう活動内容かはまた後で書くとして,現在メンバーは15人くらい。みんなえり抜きの優しい人ばかりです。今年は若干の助成金をいただくことになりました。今年3月に初めてのイベントを開催し,これが好評だったので,2回目のイベントを8月に企画しています。このプロジェクト関連で忙しくしているので,結果的に弁護士の仕事を少なくしています。 でも,みんなと協力して困っている方を助けることができるってとても嬉しいです。弁護士になってからずっと一匹狼状態でしたが,今ではいろんな知識を持った仲間と相談しながら良い方法を検討することができます。もっと早くやれば良かった。お金には全然ならないけど,達成感や充実感はとても大きいです。今までと全然違うジャンルの方々と交流することができて,視野がとても広がりました。いろいろな方が,それぞれの方法でがんばっているのを見て,とても元気が出ます。 これからボチボチまたブログ書こうかと思います。ばあちゃんも,ますます元気になっています。これからもどうぞよろしくお願いします。
2024年05月24日
息子は夏休みに入ったようです。ちゃんと前期の単位がとれたのかどうか心配です。別に良い成績を望むわけではないのですが,なんかどうも違うのです,息子の「普通」と私の「普通」の基準が。どう見ても,期末試験や期末レポートの準備をしているようには見えませんでした。ケースケはおかげさまで,自動車の1級整備士の資格をとって,今年4月から良い会社に就職しました。技術職って待遇が良さそうです。1年目なので,きっといろいろな仕事を経験させてもらっていると思います。モトノリも専門学校の成績が良いので,就職に心配はなさそうです。良かった,良かった。…問題は,うちの息子のようです。長い夏休みも何をやるのか傍目にはわからず,またどこか遠い所のカードゲーム大会に行くのではないでしょうか。どうせ遠くに行くなら,合宿免許とか考えても良さそうなのに,そういうことはなさそうです。どうか,息子が卒業&自立できますように。私の方も,ぼちぼち夏休みモードになっていて,裁判所の休廷の関係から,ここ1週間か10日が夏休み前のスパート期間になっています。あと少し,気を引き締めなくちゃ。それにしても暑いです。ポロシャツで裁判所に来ている弁護士も普通にいることから,私もポロシャツで仕事しようかと考えています。ジャケットなんか持って歩いている場合じゃないです。水筒を持ち歩くようになりました。ペットボトルでは飲み物が温まってしまいますが,水筒はいつまでも冷たいのでとても調子が良いです。もっと早く水筒にすれば良かった。息子にも勧めているのですが,全然反応しません。この調子で,ますます気温は上昇していくのだろうと思うと暗い気持ちになりますね。外出が増えているので,ここは少し痩せたいと思っているのですが,こんな時に運動したら死んじゃうかもしれません。幸いなことに,しっかり眠れているようなので気持ちはしゃきっとしています。夏バテは避けたいです。
2023年07月30日
週末に図書館通いをして,仕事とあまり関係ない本を乱読していたら,どんどん気持ちが明るくなって楽しい時間が過ごせていました。本は,買うだけではなくて,読まないとダメですね。知識の面で,本を持っていないと不安になりがちなので,ついチラシが届くと買ってしまっていましたが,買えば良いというものではないことがよくわかりました。ネットで目についた本も沢山買っていましたが,世の中どうも「タイトルだけが良い本」というのが多くなっているようで,読んでみて残念な気持ちになることも多くなってきていると思います。その点,図書館で読んでみるのは私にとっては良いコストダウンです。雑誌も図書館に入っているものは基本的に図書館で読めばいいので,安心して定期購読をカットできました。裁判所でも使っているといわれている判例検索システムが市の図書館に入っているなんてのもちょっと驚きです。このシステム代も経費削減しちゃおうかしら。読む本が増えれば買う本が減るというなんだか不思議な現象です。そんなことを考えながら図書館に行っていたら,読むのに夢中になって書くのがどうでも良くなっていたのでした。ああそうだった,こういう読んでばっかりいた時期がこれまでも何回かあったよな,と思い出しました。毎日の仕事に埋没してしまうと,目先の仕事をこなすことで精いっぱいで,新しい情報を得ようとすることまで意識がまわらなくなってしまいます。その結果,気づいたときには時代から大きく取り残されてしまっているわけです。社会の変化のスピードは,思ったよりも早くて,それに追いついていくことも大変な時代になっているようです。ずいぶんと大きな気づきになりました。それに,この乱読のおかげで,長年のトラウマが解消したかもしれないです。今まで気づきませんでしたが,どうも私にはトラウマがあったようなのです。私には,実家に戻ってきてからずっと胸骨のあたりに何かが引っかかっているような弱い痛みがありました。それが呼吸を邪魔しているような感じで,息を吸っても吸っても酸素が足りないような状態を感じていました。別に病気と言うほどのことでもないし,人間ドックで「息が入って来ない感じ」と説明しても,「肺活量も多いし,肺に問題はなさそうです」と言われるくらいだったのです。その慢性的な弱い痛みが,ある本を読んで「これだ!」と思って腑に落ちたら,すっと消えてしまいました。そうしたら,息が楽にできて,仕事で不安を感じるレベルが大きく変わったのです。私には,どうして自分が離婚することになったのか,実はよく納得できていない部分がありました。納得も何も今となっては古典的な暴力もあるDV事例でした。でも,どうしてあんな暴力を受けることになったのか,夫が何に対して怒り,何を考えていたのかずっとわかりませんでした。それを正面から考えるのはしんどいけれど,離婚事件を担当する弁護士としては,DVの相談を受ける時にはいやが上にも自分の場合との比較で事実を推し量ろうとするので,自分の被害の記憶がいつまでも風化しないわけで,どうもかなり辛かったようです。「ようです」と他人事みたいに言うのは,あまり意識していなかったから。私は無意識に事実と感情を分け,辛い気持ちに厳重に蓋をして考えないようにしていたのではないかと思います。それが胸の弱い痛みのようになっていたのかもしれません。読んだ本は,「愛着障害」という精神科医の書いた本です。そこには,子どもがごく幼いころの母親の監護状況が人格形成に大きな影響を与えることなどが書かれていたのです。弁護士の仕事をしている中で,「愛されて育った人とそうでない人とでは,理解し合えない決定的な何かがある」ような印象を経験上感じていました。その理由がはっきりと理解できたのです。そのいくつかの類型の中に,私のトラウマ解消の大きなヒントがあって,「これが原因でわかりあえなかったんだ」と思い至ったのです。でも,理由がわかれば,その理由に立ち戻って相手を理解することはできるはずだとも思いました。すごい難しそうだけれども,少なくとも恐怖を感じる問題ではない,ということが腑に落ちて,痛みがなくなったのではないかと思います。少なくとも,当時の私にはどうにもならなかったし,無理してやりなおすことが双方の幸せにつながったとも思えないと感じたのです。でも,たかがそんなことで,痛みが全く消えてしまうなんてことがあるのでしょうか。不思議ですが,呼吸が楽になったら眠りが深くなり,肌の調子も良くなっています。血圧の下がかなり下がって,若いころと同じような数値になりました。110と60とか。別居から20年かかって,ようやく離婚のトラウマ(呪縛?)から解放されたということなのでしょうか?まだよくわかりません。でも,もし,そういうことが起こり得るのであれば,世の中には怖い記憶で不安を強く感じながら生きている人は大勢いるはず。それに,子どもが愛着障害にならないように,母親をしっかり支えてあげる仕組みは将来の国を支える優先度1位の重要さであることは間違いないでしょう。シックマザーの問題はもっと大きく取り上げられて良いはずです。さて,こんなことを書いている場合ではないのです。油断したら仕事が溜まってしまって,先週から図書館に行けなくなってしまったのでした。がんばって仕事しなきゃ。
2023年06月18日
ここのところ,時間があると図書館に行って,調べ物と文章書きしています。駅に隣接している図書館が実はとても快適な場所だということに気が付いてしまったので,仕事を離れて集中するのに通っているのでした。立派な図書館が出来たことは知っていましたが,これまで行ったことがありませんでした。物見遊山で中に入ると思った以上に良い建物で,明るくて広々した空間でした。本を読むにも本の原稿を書くにもうってつけです。午前中からお弁当を持って出かけて行きました。お弁当を食べることができる場所もありますし,自動販売機にしては結構美味しいコーヒーを飲むこともできます。今日は,お天気も良くて,日向ぼっこしながら分厚い統計を読んだり,目に付いた本を読んだり文章書きもできました。初めてこの図書館に来たときに,湯浅誠さんの「ヒーローを待っていても世界は変わらない」が目について何となく読んでみたのですが「こういう本が読みたかったんだよ」と深く思い至り,帰ってこの本を購入してしまいました。こういう1度読んで手元に置きたいと思う本はあまりないので(今日読んだ本は買う気にはならなかった),余計な本を買わずに済んで経済的です。それに,仕事を忘れて考えたいことに集中できるので精神衛生上も良いですね。仕事場では結局仕事をしてしまって気持ちを切り替えられませんから。思ったことを形にするって大変ですね。でも,目先が変わると発見があって楽しくもあります。社会人大学院は,科目等履修生でもきちんとレポートを出したり,授業で報告したりすれば成績がついて単位も認定してくれます。本科生になった時に,その単位を組み入れることができるのだそうです。新年度はどうしようかな。社会起業家論の先生は,とても良い成績をつけてくださったので,私のソーシャルビジネスプランを多少応援してくださっているのかもしれません。この点はもうちょっと継続して考えてみようと思います。
2023年03月12日
多額の国債の発行と,ハイパーインフレの懸念についてはどうしても気になっているので,大学院の財政学の授業で先生に聞いてみました。「「日本の国債は,日本国内で保有されているから安全だ」みたいに説明されていますけど,それって本当に大丈夫なんですか?」社会人大学院で,経済学ではない研究科の授業ですから,それほど本格的な財政学の授業レベルではありませんが,教えてくださる先生は立派な方ですのでどのようなご見解か聞いてみたかったのです。というか,これを聴くために財政学を履修したわけです。すると先生は,割と軽めに「そうですね。外国人の保有率はじわじわ上がってきてますけど,今のところ大丈夫でしょうね。ぼちぼち危なくなっていると思いますが。」と,おっしゃいました。「詳しく言っても,こいつにはわかるまい」的なお気持ちもあったかもしれません。私は,明らかな門外漢ですから。でも,「多分,違うよな」という直感的な確信が私には前々からあって,それがずっとひっかかっていたわけです。日本で起こったハイパーインフレは,第二次世界大戦後のもので,その時は多額の戦時国債が問題になったわけですが,普通に考えて,当時の日本の戦時国債を外国が買うなんてまず考えられません。それでもハイパーインフレが起こったのですから,国債を国内が買うか,外国が買うかという問題は,国債がデフォルトになりやすいかどうかの問題点にはなっても,ハイパーインフレが起こるかどうかの直接の問題点にならないだろうと思うのです。結局先生のお話では不安が解消できないので,ちょっとそのあたりを調べてみることにしました。調べるといっても,ごく簡単なことしか私はやりませんが。まず,インターネットで中央大学の関野満夫先生がお書きになった「日本の戦費調達と国債」という論文を見つけました。丁寧に資料を扱っていらっしゃるようで,グラフではなく表で示していらっしゃるところが誠実な印象でした。グラフって,表を分かりやすくするために使われるのだろうと思いますが,経済系のネット記事のグラフはなんだか怪しげなものが多い(特に縦軸の取り方)ので,表になっていた方が,自分でグラフにしたり,数字から変化が読み取れるので却って良心的な気がします。これを読んでみました。事実をまとめていらっしゃる論文で,関野先生のご意見が大きく出ているものではありませんでした。以下にメモ書きします。*は私の感想1937年(昭和12年)から1945年(昭和20年)にかけて,軍事費を中心に激しい経済膨張が生じた。戦争のための多額の軍事費を調達する必要があったので,国は,①戦時国債の発行,②直接税,間接税の増税というふたつの方法によって調達したが,実際には国債の発行に依存していた。1937年から1945年までの歳出純計累計額2358億円このうち公債・借入額1727億円(73.2%) 比較 アメリカ59%,イギリス51%,ドイツ51%租税収入 571億円(24.2%)公債のうち,直接的な戦争目的・軍事費に利用される軍事公債が8割,残り2割も軍事目的に繰り入れられることができるようになっていた。当時の大蔵省の見解は楽観「資産に見合う処の借金といふものは,決して大いに心配すべきものではないのであります。借金で心配になりますのは,要するに資産に見合うべきものなく,損失を補填するための借金であります。」*関野先生は,別な部分下線を付して強調されています。*国内で保有していれば大丈夫という理論と同じでしょうか,違うでしょうか戦時国債は日銀の直接引き受け1932年から日銀が直接引き受けができるようになった。国債は日銀が大半(85.9%)を引き受け,大蔵省預金部資金も13.5%引き受けた。外国は引き受けていない。外国債は1930年頃4分の1くらいあったが,その後減少していく。1945年は99.4%が国内債だった。1937年ころからインフレが加速した。「公債発行→財政支出の拡大→経済成長・国民所得の増加→金融機関の預貯金増大→金融機関による国債購入→日銀への日銀券の還流」というシステムで日銀券の流通量を制限しようとした。貯蓄増強と節約が強く主張された銀行が国債を引き受け続ける財源が必要だったので,国民に貯蓄増強が強く求められた。生活物資の供給水準がすでに低下していたので,公定価格を定め,配給制をとって物不足を安定させ,国民に節約を強く求めた。それによって,市中の日銀券流通量が急激に増えないようにしていた。富くじ的要素のある貯蓄債権も発行された。それでもインフレは加速した日銀から国債を引き受ける銀行の購入力の限界を超えた戦争末期,銀行が日銀から借り入れをするようになった。日銀貸し出しの急増は,日銀券の増発を招き,戦時インフレを加速させた。国債発行額そのものの増大とともに日銀保有国債も増加していた。戦時国債はデフォルトになったのか?1942年に外国に対する国債の利払いは停止になった。*関野先生はデフォルトについて言及していませんが,これがデフォルトと評価している向きもあるようです。債務不履行であるとは思います。*でも,これをデフォルトとすると,その前後でインフレ率は同じような率で上昇しており,デフォルトとインフレ率とは関連性がなさそうに見えます。国債デフォルト→ハイパーインフレという構造ではないのかも。1942年の外債率2.2%。*1946年以降のハイパーインフレまでいかなくとも,1945年までのインフレレベルでも現在の日本では十分ハイパーインフレと感じるのではないか。今朝のニュースで4パーセントのインフレで国内は混乱しています。現在の「ハイパーインフレ」を戦後と同様の率ととらえて良いのでしょうか。なんだかマズイような気がします。*この論文を見ると,インフレには,市中に出回る日銀券の増加が重要な印象です。(私の考察)現状はどうなのか*日銀券の流通量は2001(平成13年)から2021年(令和3年)までで約2倍に増加している。(日銀のサイトで日銀券発行高と流通高のグラフが作れます)*戦時中や戦後の流通量の増加状態と比較すれば,それほど急激な増加とはいえないレベル。*「国債が国内で保有されているから大丈夫」なのではなくて,日銀券の市中流通額がまだ爆増する状況ではないため何とかバランスを保てているのかもしれません。*「どうしてインフレにならないのかわからない」と前に麻生さんが発言されていましたが,単純に「モノ余り」が大きかったのかもしれません。授業の最初の方で,物の価格は需要と供給のバランスで決まると習いました。その価格の決まり方と「良いインフレ」「悪いインフレ」の話がどうつながってくるのかはよくわかりませんでした。需要と供給のバランスに,市中に出回る日銀券の量が影響を与えるということのように思えますが。*現在,NISAの範囲を大幅に広げて投資を呼び掛けているのは,老後資金を自助努力で何とかするという意味の他に,市中に出回る日銀券の回収の意味も大きそうに見えますね。でも,銀行から見ると,預金は債務で投資信託の手数料は債権(間違っていないか確認してください)ですから,お金の流れはどうなるのでしょうか。証券会社や投資先の立ち位置は?*日銀券の流通量自体は2倍になっているので,何らかの理由で物資の流通が滞り,「物不足」への不安が社会に生じると急激なインフレになってもおかしくない感じ。1937年から1940年にかけて倍になっている(発行量と流通量がほぼ同じとして)が,この時,東京小売物価指数130.4から169.5にアップしています。この時は3年で2倍になったという状態でした。*今の政府の様子だと,軍事費はどんどん上昇させていく予定に見えます。そこで,国債に頼らず増税をしようと考えたのは,過去の教訓からハイパーインフレを警戒したからかもしれません。 やっぱり,よくわからないままですが,とりあえず,今すぐにハイパーインフレになる状況ではないように思えたのでほっとしました。じゃあ,国債をだらだら増やすならどこまでも行けるのかという問題が出てきますが,おそらく過去に例がないので,日本が国をあげて実験しているようなものなのかもしれません。
2023年01月15日
今年のお正月はのどかで良かったです。体力が少し回復してきたので,今回は,年末年始の買い物は妹の作戦の見学をさせてもらいに一緒に出掛けていきました。 いつもは,妹ととても一緒に行けません。あちこち買いまわるパワーがなさすぎます。みんなを連れて市場に出かけて買い出しをするのがやっとです。安そうに見えるものをいろいろ買って,ばあちゃんを納得させて,それさえできれば上出来でした。 でも,今年は,違います。今年は大分体力が回復してきました。それに何といっても,私は,社会人大学院のサスティナブル学科の授業に出席させてもらっているのですから,フードロスにも配慮して,無駄のないように買うようにしようと思う気持ちがあります。授業でも,コンビニエンスストアのフードロスを減らす方法がないかと検討しているグループがありました。これまで店頭にたくさん並べることで,利益率を計算してきた業界ですからやり方を変えるのは大変なことのようです。 でも,かつては消費者金融業界だって,たくさん貸し出しをすれば利益が出るという発想でやってきて,内部の自浄作用が働かず,結局過払い金問題や総量規制で大混乱になり,現在落ち着いたという感じですよね。やらなくてはならないものを内部でできないならば,いずれは外部からの圧力で無理やりやられてしまうのではないでしょうか。内部から率先して改良策の提案をしていかないと,国家は時に意外なほどあっさりと思い切ったことをやってしまう面があると思います。 それはさておき,年末の妹の買い物は見事でした。12月31日の午後7時。お客さんもぼちぼち減って来た感じのイオンに妹と出かけました。まず妹は,衣料品売り場をぐるっと回り,各種福袋の状況を確認します。去年や一昨年は新年の混雑を避けるために,大みそかから福袋を売っていたようでしたが,今年は元旦からになっていました。肌着や靴下などの実用衣類は掘り出し物の福袋があるとお得感が高いのですが,今年はほぼ全滅,福袋自体がほとんどありませんでしたし,内容も「うーん」という感じでした。肌着もなければパジャマもない。姪のために女の子用お洋服福袋もチェックしましたが,今年は福袋らしい明るい気持ちになるようなセットが全然なくてびっくりしました。福袋用の服を作る頃に,円安や石油高がぶつかったのでしょうかね。小物類も買おうかどうか迷うものすらなかった印象でした。多分,今年は衣料や小物類で,いろんな異変が起こっているのだろうと思いました。妹とふたりで,これは無理してイオンの福袋にせず,アウトレットで安くなっているものを拾い集めた方が姪も喜ぶだろうということになりました。 福袋チェックが終わると,だいたい午後8時がらみですが,ここで,食料品売り場に出かけます。お正月用お煮しめが半額になっているのを妹が見つけ,すかさず2つ確保してくれました。お客さんの数と時間と食品の内容で,値下げの時間が違うようでした。お刺身は,まず大トロが半額になりましたが,そんな元値が高いものには目もくれず,肉の値下げをじわじわと待ちながら,中トロが半額になるのも狙うという感じで粘ったのです。パン屋さんのパンもみんな半額になり,800円のピザが半額の400円で,息子が好きなカレーパンとメロンパンも半額の100円になったのを買ってなんだかほくほくです。おかげさまで中トロは半額になりましたが,おいしそうな牛肉は下がりませんでした。魚は下がりましたが肉は下がらない。これは明日にするか別なところで買うか。妹と相談して,今年は無理せず,豚肉で行こうということになりました。お正月用の卵焼きやお惣菜類も値段はどんどん下がりました。下がったのを集めてお正月をしようというところです。ウエルシアでは,お正月用のかまぼこや伊達巻が大みそかの昼から半額になっていました。そうして計算してみると,いつもの大みそかの買い出しの半値以下です。これはすごいですね。結局,3日になって牛肉を買いましたが,それを足しても半額以下でした。お正月って食料品を思わずいっぱい買っちゃうんですね。ちょうど使い切るように気をつけながら買っても,やっぱり多めの買い物にはなるので,フードロスの問題って難しいんだと思いました。このほかに,ばあちゃんが生協でちょっと買い物をして,1人前用おせちという小ぶりのおせちを買いました。鶏肉も用意してくれて,お豆腐屋さんでお豆腐としらたきを購入。生協のおせちは,一人用と言ってもなかなか充実した内容のおせちでした。気分としてはこれで十分なんじゃないかと思います。おせちってそんなにいらないです。 元旦の夕方,駐車場がぼちぼち空いてくるかというころ,アウトレットに妹と出かけました。妹は混んでいる正面の駐車場を避けて,アウトレットの裏側に回り,裏からの入り口のすぐ近くの駐車場に車をとめました。移動の効率を考えることは,歩く距離が長くなりがちなアウトレットでは重要なことのようです。肌着や姪の子供服をチェックしにまわりました。うちのばあちゃんからも,肌着を頼まれています。肌着メーカーでは福袋はほとんどない様子でしたが,フクスケやワコールで大幅値下げをしているのを見つけ,肌触りが良い肌着を安く変えたので感動しました。姪の服は,これが誰に似たのか靴や服に好みがうるさい子でして,選ぶのが難しいわけです。弟に「お小遣いで送るから好きなの買ってね」と電話で伝えたら,すぐに弟から折り返し電話が来て,お嫁さんに「絶対にお姉さんに買ってもらって!」と言われたそうで断れず,年明けから難しい課題にチャレンジすることになったのでした。 アウトレットも,福袋を抱えている人はあまりいないようでした。財布などの小物類に人が集まっていたのと,リンツなどのチョコレートやお菓子,フォーションや輸入食料品などのお店が混んでいました。子供服のお店は福袋よりも値下げに力を入れていて,かなりの値引きになっていました。コムサイズムで半額になっていたフェイクファーがついたコートを買い,べべとミキハウスはサイズがなく,メゾピアノのお店でメゾピアノではないブランドが7割引きになっているのを見つけて,血眼になってサイズとデザインを探しました。少しくすんだピンクのジャケットに,グレーに細いピンクの線が入ったチェックのジャンパースカートと,グリーン系のタータンチェックのスカートを買いました。メゾピアノは元値が高すぎるので見る気にもなりませんが,デザインはさすがという部分もあるので,いくらかメゾピアノ系のテイストがあるブランドで探してみたわけです。7割引きはすごい!6400円くらいで済んでしまいました。半額のコートと合わせても1万2000円を少し切るくらい。お嫁さんが「絶対にお姉さんに買ってもらって!」という気持ちもわかります。福島では,イオンですら潰れてしまい,近所に大きなお店がなくなってしまったと彼女は嘆いていました。このセットは姪にも大好評で,いろいろ合わせて着て喜んでくれているらしいです。妹があれこれ探してくれたので楽にさっさと決まってしまいました。さして混んでもいなかったし,欲しいものが安く早く見つかったので,アウトレットに来たとは思えない程疲れず元気に買い物が終わりました。いつもは買うものがなかなか決まらず,へとへとになって足が痛くなるのですが,今回は時間も少なくて楽でした。 本当に,妹の買い物ワザはすごいと思いました。少しの体力があれば,お金をかなり残せます。惰性で予算を組んで買い物するのではなく,同じものなら安く買う工夫と気力が大切です。それにはある程度の体力が残っていないとねー。疲れ切る前に休むことを心掛ける。そこが大問題です。 去年は,私も含めて,仲間内でも大変なことがあった人が多かったようです。疲れ切って仕事をやめたという人が何人もいました。みんな優秀でやる気があって,職場を良くしようという気持ちもあってがんばっていたのですが,仕事が多くなりすぎたり,職場内の考え方についていけなくなったりしてつらい思いをしたので決断したらしい。この人たちがやめなくてはならないようでは,かなり職場自体が病んでいるのだろうと思います。公務員や大きな企業といえど,何か大きな問題を抱えているのではないでしょうか。 これから若い人が減っていくのですから,私たちくらいの年代が踏ん張っていかないといけないはずなのですが,メインになってきたような人が力尽きてやめるって,どれほど大きな社会の損失かと思います。しっかり休んでもらって,元気が出てきたら是非やりたい仕事を探して貢献して欲しいと思います。 私の場合,やめても退職金がないので,仕事をやめるわけにはいかず,細々とでも仕事をしていかなくてはなりません。特に,まだ数年は息子が大学生でお金が沢山かかります。少しですが自分にも学費がかかっています。来年度はどうしましょうか。息子はもうすぐ期末試験やレポートがあるらしいです。実は,私も,来週授業での発表と,課題の提出があります。発表の準備はなんとかなりましたが,課題が難しくて去年から悩みこんでいます。でも,それが嬉しくてたまらないのでした。
2023年01月07日
今年は大変な1年でした。何とか息子が大学入学を果たしたのは良かったのですが,その後,仕事で体調を崩しそうな状態になり,しばらく仕事を減らして過ごしました。仕事を減らすというのは,私の場合,仕事を新たに受けることを控えることになります。仕事を減らすと,収入も少なくなりますので,事務所の経営は苦しくなります。でも,燃え尽き症候群になって精神的に参ってしまったら長期間の休みを取らなくてはならなくなりますから,ここで少し休息を取らなきゃいけないと思いました。仕事のことでいっぱいいっぱいになって夜も眠れなくなり,忙しすぎて体調が悪くなると記憶が飛んだりするのですから,これは結構マズイと感じました。仕事を減らしても,それまで受けた仕事はこなしていかなくてはなりませんから,忙しさは急には変わりませんが,着実に仕事が終わっていくので,だんだん気持ちに余裕が生まれてくることになります。4月から仕事を減らしたところ,秋口には明らかに時間ができるようになってきました。それで,都会の仕事は(2年間でしたが)きっちりこなして,それが終わって秋から社会人大学院に行って目先の違う勉強をしたりしていたら,気持ちがずいぶん上向いてきました。若い人たちが世の中のためにどうすれば良いかと懸命に勉強しているのを見ると心が洗われるようです。毎日毎日,つらい話の相談を受けている身としては,人のためにがんばろうという話を聞くだけでとても嬉しくなります。そういう「感じる」気持ちの余裕もありませんでした。勉強会の講師なども気持ちの切り替えに役立ちました。毎日,睡眠時間をしっかり取って「寝ても良いんだ」と自分に言い聞かせるようにしていたらちゃんと眠れるようになってきました。不思議なことですが,しっかり眠るためにはある程度の体力が必要なようです。そうして体調が整ってくると,新たな相談を受けてみようという気持ちも出てきました。何かを食べて味が分かるだけでなく「美味しい」と感動したり,音楽もオーケストラを聞く体力が出てきました。やっぱり,音楽はクラシックが良いですよねえ。疲れているときはとても聞く気になれなかった。そうしてみると,音楽を受け止めるのにも体力気力が必要なようです。良かった,来年はちゃんと仕事ができそうです。今年は年末年始の刑事事件の当番もないので,ちゃんとお正月休みが取れそうです。そうなってくると,次々と電話が来て,忙しくなりそうな感じがしてきました。来年はいい年になると良いなあ。そう毎年言いながら大変な年が続いていたわけですが,今年とても苦しかった分,来年は明るい年になって欲しいです。私,がんばりますから。
2022年12月30日
防衛費と増税で話題になっていますが,主に増税の話がクローズアップされています。問題は増税の前にある国防の方針の方なのですが,前の騒ぎの時に閣議決定で乗り切った経験から今回も閣議決定で乗り切るということなのでしょうか。増税については,与党内で対立しているとか言ってますが,そんなの選挙対策の出来レースに見えますよね。増税について,与党対野党という構図を作られてしまうと次の選挙で苦戦するというので,与党対与党という構図を作ってクローズアップして乗り切る話なのだろうと思います。野党なんかどこ行ったんだって感じで何も出てきませんし,税金や経済の問題だと野党は反射的に反対するだけしかできなくて,正面からの議論すらできそうもないですから,与党にやりたい放題にやられてしまうのだろうと思います。アンチ与党の受け皿になれない野党って何なんでしょうか。財政が悪いのですから増税はするしかないと思いますが,増税しても歳出の1つの費目の金額を爆あがりさせるための増税では,財政は相変わらず悪いままで何の解決にもならないことになります。増税しても,国債の発行は止まらない話しかもしれません。増税と多額の国債発行の並行状態!税金が上がって財政が悪化するなんてひどい話です。だとしたら,若い人たちの将来は,ますます危うくなるのではないでしょうか。自衛隊の方々のお給料は間違いなく上がりそうですから,自衛隊は人を集めやすくなるのだろうと思います。
2022年12月18日
大変アブナイ報告書が出たようです。有識者会議が「国力としての防衛力を総合的に検討」したらしいのですが,その報告書の内容が。増税は必要だと思っていましたが,防衛力強化のために増税するって話にびっくりしてガッカリしました。有識者会議でも,反対意見など出ていないし,例によってイエスマンを集めて話をまとめる政府の姿勢は変わっていないのだと思いました。前に総理大臣を気の毒に思って損した気分です。報告書は,「自衛隊が強くなければ国は守れないので,自衛隊員の処遇改善を含めて防衛費を上げ,自衛隊だけでは国は守れないから国民も我ことと思って防衛体制を優先させるべき」,のような意見に見えます。何かおかしいでしょ,って感じは誰でもわかりそうです。でも,これに反対したら非国民と言われるのでしょうか。若い世代の育成のためとか,何か別の理由であれば増税も納得できたのですが,これでは前提の議論が問題なので何とかしないとマズイと思いました。政府はさんざん「国債が多くても国内で有しているから大丈夫だ」という理屈で押し通してきたわけですが,やっぱりそれではマズイのだとわかってはいたということだと思います。その突破口がこれですか。歴史は繰り返すって本当なんだなあ。しかも,少しずつ形を変えながら繰り返していくから始末が悪そうです。
2022年11月27日
騒動続きの政治状況で,法務大臣が失言して更なる問題になってしまいました。死刑執行の際には大きく騒がれることがわかっているなら,それに対するご意見を聞いてみたかったと思いつつ,失言の内容からさして気にも留めていないのだろうと理解できますね。 任命責任を野党はいろいろ言っていますが,総理大臣が気の毒に思えてきます。旧統一教会の問題で,人材が限定されているのもあるでしょうし,何から手を付けて良いのかわからないくらい問題があるのに,担当大臣が動いている様子が見えて来ないのは気のせいでしょうかね。与党も野党も人材不足なのはよくわかりました。 かと言って,成田悠輔先生が提案して下さっているアルゴリズムとネコの政治に,現状から一足飛びにたどり着くことはできないでしょうし,大衆意思による選択が世の中を良い方向に向かわせるとも言い切れないと思いますので,しばらくは人の手による政治になるのだろうと思います。成田先生のような,外国で十分通用する方が,日本の政治や民主主義について一生懸命考えてくださるのはとても有難いことだと思います。これまで考えたこともなかった方向があることを教えてもらえるだけでも大きなヒントになるような気がします。 成田先生ほど大胆な発想ではありませんが,とりあえずこれまで政治活動ができなかった日本の公務員の方々に,積極的に政治活動に参加してもらうことはこれから重要になってくると思います。公務員は全体の奉仕者として,政治活動が制限されています。制限される部分はすべてではありませんが,実際のところ,強烈なプレッシャーとなっています。でも,現場の公務員の方々が意識して政治の話を避けることと対照的に,不思議なことに,公務員のトップにいる国会議員とか県知事とか選挙で選ばれてしまった人にはそのような制限が感じられません。この差は何なんでしょうかね。問題は,試験で就職した公務員の方々に,政治に関する意見を伸び伸びと発言してもらい,仕事を辞めずに政治活動ができるようなシステムを作らないと,政治家の質の低下はさらに加速していくと思います。現場からの問題意識をどんどん取り入れていかないと,世の中がすでに複雑になりすぎていて,俯瞰しきれないと思うのです。 政党の数合わせの人選だけでは足りなくて,選挙運動自体もイカサマに近くなってきているのであれば,選ばれる人材も怪しくなってきてしまいます。政治家の人材として,公務員の方々はとても優秀ですよ。真面目に世の中を考えている人がたくさんいます。日本の政治の劣化を目の当たりにして,きっと忸怩たる思いを抱えていらっしゃるだろうと思います。仕事をやめなくては政治活動ができないようではリスクが大きすぎてチャレンジできません。公務員の仕事の中立性については,中立性を守るためのシステムを作れば良いだけのことです。外国に比べて,日本は公務員の政治活動の制限についてかなり厳しいようですので,どこかに研究が沢山あるのではないかと思います。そういう検索がもっと上手にできれば私の話しもいくらかマシになりそうですが,いつも中途半端になってすみません。最高裁判決の頃からずいぶん時間が経過していますし,問題の大きさが変わってきているのではないかと思います。 デジタル機器を寝る前に遠ざけるようにして,携帯電話を目覚まし代わりにするのをやめてみたら,本当に体の重い感じがなくなりました。電子機器は体調に思った以上の負荷になっているのではないでしょうか。世界中の先進国で人口減少があるのと何か関連があるのではないでしょうか。パソコン,スマホの使用時間と精子の数との関連性とかどこかで調べてたりするのでしょうか。若い人ならパソコン疲れを感じないのでしょうかね。そんなことないと思うのですが。
2022年11月13日
今日は,朝からばあちゃんと一緒にホームセンターに行ってきました。コロナやウクライナ,円安などで食料品の値段が上昇しているので,庭に野菜を作って食費節約の足しにしようと思ったのです。今の食料品価格の上昇はまだ入り口という感じで,これから本格的に来るであろう円安の影響がどう出るのかわからないので,まあ気休めでしょうけど「花より団子」を作ろうというわけです。円安はまだまだこれからのような気がします。しかも二番底,三番底パターン覚悟。世界情勢が複雑すぎて,どこがどう弱くてどう強いのか私には判断できそうもないです。でも,後から見たら,今が歴史の大変化の入り口部分に当たるんじゃないかという気がします。だからといって,具体的に今どう対応すればこれからの大きなピンチを切り抜けられるのかわからないのが苦しいです。今は,冬の葉物野菜の種まきができるぎりぎりの時期のようで,野菜に詳しいばあちゃんが,小松菜,ほうれん草,小カブとか選んでいました。春先に咲くスイートピーも庭に蒔きたいとばあちゃんが言ったので,「花はほとんど同じだから」と説得して絹さやエンドウの種を買わせました。まあ,微妙に花は違うことは違いますが,花もきれいで実も食べられれば一石二鳥です。ばあちゃんは,渋々絹さやを買っていました。野菜を蒔く土だの肥料だの買ってもそれほど高額にはなりません。今日買った種が食べられる野菜になればシメタモノなんですけどねえ。時間をかけて庭を耕して準備する時間もないので,プランターでも植木鉢でも種まきできるところから種をまいて冬とか春を待つことになりそうです。ばあちゃんのお友達やうちのご近所さんには,野菜を上手に作れる人が沢山います。茨城県は,関東で一番野菜の出荷量が多い県ですが,出荷しない野菜の量もかなり多いと思います。売り物みたいな野菜をいろいろいただくことが多いのですが,今回は皆さんに野菜の作り方を教えていただく必要が出てきました。いざとなると自給自足ができる人が強くなりそうですね。今でも,うちでは三つ葉とかニラとか紫蘇などの,放置していれば育ち,何度でも収穫できるという超丈夫な野菜が植えられていますが(今年の夏はスイカが収穫できました),今シーズンからはもう少し収穫量を増やす必要がありそうです。息子はまだまだ大学生になったばかり。これから数年が一番お金がかかります。できることなら,息子が卒業するまで日本の経済が持ちこたえて欲しいと切に願います。
2022年10月23日
9月末で,都会での仕事が終わり,一気に気が抜けました。週1回といえども全力で仕事をしてましたので,我ながらよく頑張ったと思っています。でも,もう来週からは来ないんだなあ,と思ったら寂しいものですね。コロナの真っ最中に始まった仕事だったので,飲み会などが全然なくて,観光も買い物も全くしないで電車で往復するだけになってしまいました。それとほぼ入れ替わりで,社会人大学院の科目履修生(1コマいくら,で入れるやつ)として勉強を始めました。週1日は,(夜間ですけど)大学院で勉強しようと思ったのです。学生をするのは久しぶりだし,どんな人達がいるのか,どんなところなのか,物見遊山で出掛けて行っています。すでにどこの大学も対面授業をしていると思いますが,思った以上にリモート授業を希望する人が多い印象でした。リモートで仕事をしている人が増えていておこもり習慣がついているためと,少し大学から離れている場所で働いていてもリモート授業なら出席できるからのようです。社会人大学院といえども,比較的若い人が多いようで,多分私が最高齢なのではないかと思います。さらにいうと,一番遠方から来ているのも私のようです。法学部関係の勉強以外で大学に来るのは初めてなので,勝手がわからずウロウロしましたが,慣れればそれほど違和感なく学内で過ごせます。とても立派な校舎で,学内の連絡や授業の内容などみんなデジタル化されていて,各自の学内メールや授業内掲示板などを確認して出席します。すごいわね,もう学生課や教務課の掲示板なんて見に行ったりしないわけね。(私よりも若干若そうな)先生も,リモートと対面のハイブリッド講義に慣れたご様子で,カメラとマイクをセットして授業をしていました。大学院なので,学生はどんどん発言するし,どんどん報告を求められます。私も,3回目の授業には20分間の報告をすることになってしまい(正規性も科目生も区別ないみたいです),慣れないパワポを使って,「画面の共有」なんてのもやってしまい,否応なくリモートに慣れさせられてしまっています。少しモタモタしていると,すぐに同級生の若い親切な女の子が教えてくれるので,本当にありがたいです。報告が終わったので,しばらくのんびりできるかと思ったら,グループワークをやっているのでさらにいろいろ検討課題が出てくるようです。若いって良いですねー。自分の将来に希望を持って,何かを始めようとしている活力があります。仕事に疲れてやっとこさ来ている中年とは違うわね。でも,厳しい現実を知って,それを今後に活かそうという意気込みは評価して欲しいところでもあります。いろんな人のいろんな考え方を参考にして,自分の物の見方を深めようというところ。良い発見ができそうで大いに期待してしまいます。問題は,体力が続くかどうかです。この3連休も仕事をしていましたが,ほどほどにしないといけないですね。
2022年10月10日
来年度の予算の話で,また国債が増加したこと,国民一人当たりの額が1000万円を超えた話などがありました。こんなに大きな負担を将来的に若い世代に負わせることはなんとも心が痛みます。何とかこれを減らしていく方法ってないのでしょうか。財源として消費税を使うとものすごい増税になるような話を聞いたことがあって,国債を減らすためにはそれも仕方がないのかと思いつつも,あんまり急な増税も厳しいよなあとも思います。素人考えだから何でも言えちゃうのですが,震災の時の特別復興税のような,所得税にちょびっと上乗せみたいなやり方を,国債の増減に連動させるようなやり方をするのはどうでしょうか。国債が増えた時には国債特別税(国債を返済するための税金)も増加するっていうやり方で,その増税は国債が増加した時に選挙権がある人だけを対象にするっていう方法。これの良いところは,国債が発行されるたびに,国民からの意見が炎上するシステムになり,国債の発行に対して,政治家が慎重になるという効果が期待できるんじゃないかということです。国債が発行された年に選挙権を持っていた人の所得に対して税金をかけるようにすると,少なくとも,選挙権がなく国政に意見を言えなかった人たちへの増税の影響は減らせますよね。借金をしなければならないような政治家を選んだ人の責任ということになります。選挙権がある人は,国債を減らしてくれそうな人を選ぼうとするでしょうし,政治家の方々もみんな必死で,国債を減らそうと考えてくれるのではないでしょうか。今のままでは,国債を減らす話なんて,政治家のだれからも聞こえてこないように思います。減らす気ないでしょ,増やすだけでしょ,って感じです。このままで良いわけないでしょ,って本当に思います。
2022年09月17日
国葬問題で,大きな騒ぎになっているようです。いろんな反対意見がある中,よく目にするのが「法律がないから国葬は違法だ」という話です。違法というと,「法律に違反しているから違法」という印象が私には強いです。なので,どうしても「法律がないから違法」というのにはひっかかってしまいます。職業病ですかね。人の生活をすべて法律で規定することはできませんし,法律が生活のすべてを規定するような世の中が良いとも思いませんが,問題になった事柄に関する法律がないとどう判断したら良いか問題になりますよね。「法の欠缺(けんけつ)」は,刑事事件で問題になりやすいかと思いますが,民事事件でも普通に問題になります。直接の条文がない時は,解釈で補ったりするわけです。今回の国葬問題は,何というか,法律がないことと故人が国葬の対象としてふさわしくないという意見が合わさって結論ありきで展開されているように思えます。今回の死亡事件が,旧統一教会問題と関係していなかったらどのような展開になったのだろうかとも思います。今の状況は,大変大きな権力を振るった政治家の最後の公の場の評価として,とても不思議な印象を受けます。生きている時には想像もできませんでした。費用の問題もありますが,すでに日本は「税金で動いている」というよりは「借金(国債)で動いている」国になっていますので,「税金を無駄にするな」という国民の声は届きにくくなっているのではないかと心配です。もう,政治家の方々は,国債を増やすのみで,減らすことに注力することはないように見えてしまいます。とはいえ,今の時点で変更がないのであれば,国葬は行われると思います。これから国葬についての法律を作る必要があると認識されたのであれば,関係者は今回の国葬についてよくよく観察して研究する必要があると思います。ひょっとしたら,(皇室を除いた)日本最後の国葬かもしれません。どんな儀式が中心になるのかについてもとても興味があります。特定の宗教色を出さずに,どのような国葬をするのでしょうか。つぶさに見て,今後の議論の中心に加わっていくことも大切な気がします。今回の国葬に出席した人が中心になってこれから法律を作っていくようになるのではないかと思うからです。いろいろな評価はあれど,これが現在の日本の政治の現状です。同じような不祥事が起こり,その度に騒ぎになっても,次の選挙は同じ人が当選することが繰り返されてきました。野党は,不祥事を追及するだけで,これからどのように制度を変えて行けば同じことが繰り返されないのかなどの議論をすることがありませんでした。不祥事の追及と,政権を任せられるかどうかという問題は全然次元が違う話なので,不祥事の追及が票につながらず結果として選挙で不祥事前と同じように負けるのだと思います。野党の主要メンバーが若い方に変わるのかと思ったら,年配の方に戻ってしまったのには驚きました。何が起こっているのだか。
2022年09月17日
政党と社会問題の渦中にあった宗教との癒着とも言えそうな状況が話題になっています。自民党から見れば,公明党の選挙中の様子が羨ましかったのでしょうね。宗教の信者は,教えに対して真摯で忠実ですから,きっと指示された通りの時間に来て,指示されたとおりに活動し,指示された通りに選挙運動に協力するのではないでしょうか。情報をリークされるなどの裏切りの心配もなさそうです。人を信用できないタイプの人から見れば,そういう画一的に信用できる支持母体は,(特に選挙中は)喉から手が出るほど欲しいと思っても不思議ではないと思います。宗教を使って国民の信教の自由を侵害したり,国民の行動を制限したりしようとするのとはまた少し違う政教分離の視点が必要になってきているようです。政治側から金銭を支出するのであれば,神社の玉ぐし料だって問題になって判例になっていますが,宗教側から議員に献金するなら問題にならないのか?,とか,国会議員が選挙期間中に宗教団体で挨拶しても問題にならないのか?,とか,宗教家が政治家になったらどうなるのか?とか,新たな疑問を感じました。もっとも,オウム真理教の時も選挙で候補者が沢山出ていましたよね。渋谷の駅前で,信者さんたちがゾウの帽子を被って候補者の選挙カーの周りで踊っていました。そうしてみると,もっと早く議論してこなくてはいけなかったのかもしれません。公明党と創価学会の関係ってどう説明されているのか,についてもそのうちテーマに上がってくるのではないかと思います。権力を生み出す構造って不思議ですね。
2022年08月07日
昨日の広島の平和記念式典の様子は,テレビ中継をゆっくり見ることができました。広島市長さんのお話はとてもしっかりした内容だったと思います。お話の仕方からも,ご自分の言葉に込める思いの深さを感じました。それだけ地元広島市民の方々の深くて強い平和への気持ちをいつも感じているのだろうと思います。原爆が投下された自治体の長は,深淵な役割を担っているのだと改めて思いました。 広島市長,広島県知事,内閣総理大臣と話が続きましたが,たった数分間の言葉の中にも話す人の気持ちはそれなりに伝わってくるような気がしました。率直に言えば,「総理,もう少し一生懸命考えて話したらどう?」という印象でした。平和への気持ちが,市長,知事,総理と守備範囲が大きくなるにつれて薄まっていくような気がしたのです。まあ,正直と言えば正直なのだろうと思います。「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませんから」という碑の言葉の意味がとてもとても重要になっていて,それを守り続けていくことが難しい世界情勢になりつつあることは誰でも感じていると思います。その中で,坪井直さんはじめ被爆者の方々の志を継いでがんばっている若い方々を支えていくことが年長者の役割だと思います。とはいえ,私も広島平和記念資料館や原爆ドームにまだ行ったことがありません。長崎はいろいろ見学してきましたが,やはり広島を見て衝撃を受けないと日本人としての教養に欠けると思います。平和を真摯に考えて行動することが求められる時代になっていると感じます。広島に行って来なくては。
2022年08月07日
その日は,名古屋の某女子大でお話をさせてもらうことになっていて,「お昼を食べたらいよいよ授業の時間だ」と思いつつ,イタリアンのお店に入って携帯を見たら,安部元総理の銃撃事件がニュースになっていました。何事かと思いました。日本で起こったことなのかと驚きました。午後も,そのニュースが繰り返し流れていて銃撃の瞬間の映像も流れましたがその銃撃音に驚きました。これは鉄砲ではない。こんなので撃たれたらひとたまりもない,と思いました。 何だろう,一撃必殺の強い殺意。素人ではない印象でした。こんな大きな銃撃で,まわりに大勢の人がいたのに他にけが人がいないことも,攻撃の技術の高さを感じさせました。後で自衛隊員だったと聞いて,なるほどそれならやれるかもしれないと思いました。宗教とからんでいる話と聞いて,わけがわからなくなりましたが,その後のニュースで何となくわかってきました。 旧統一教会の話と,宗教問題を担当している弁護士の話がほぼ同時に流れたことはマスコミとして良い配慮だったと思います。 でも,これだけの大事件が,政治的な思想の問題ではなく,宗教とお金という消費者問題や政治と宗教のお金と選挙の協力者集めという問題と関連して起こったことは世間に新たな気付きを与えたのではないかと思います。強い力のある政治家と関係がある宗教には警察の捜査が入らないって本当なんでしょうか。岸総理は,この犯行を「民主主義への冒涜」のような表現をしていましたが,犯行の動機はそうではなさそうなことは誰でもわかると思います。でも,そのように言わないと亡くなった方を神格化させることは難しくなってしまうのだろうと思います。そして,国葬を執り行うことにして,少なくともそれまでの間,政治家たちをまとめていく時間を稼ぐことが大変重要な状態なのでしょうね。事件後すぐに決めたのは国民に対してというよりは政党内部に対してという側面が大きかったのではないでしょうか。何が何でもそうしないとまとめていけないと総理は思っているようですから,その判断は覆らないと思います。本当に大変な状況(何がどう大変なのかはわかりませんが)が生じているのだろうと思います。
2022年07月24日
スケートの羽生さんが競技を引退するということで会見がありました。ニュースでしか見ていないので詳しい内容はわかりませんが,ファンとしてホッとしました。もう,あんなギリギリの状態で自分を追い込むことをしなくて済むので良かったと思いました。何回も大きな怪我をして,本当に足首が壊れてしまったら競技どころかスケートができなくなってしまいます。どれだけ痛かったかとか,どれだけ気を張っていたかと考えると,気持ちを落ち着けて次の人生を考えることができるようになれて良かったと思いました。 友達と遊んだり,恋愛したり,普通の生活を経験することも大切です。テレビにも沢山出てきそうですし,競技の顔とは全然違う彼がまた話題になるのだろうと思います。 ここまで本当に頑張りましたよ。すごいと思います。 彼のような存在はしばらく出ないでしょうけれど,スケート業界には十分すぎるくらい貢献したと思います。伸び伸びとやりたいことをやって欲しいと思います。
2022年07月24日
もう,7月も下旬になってしまいました。この間,私にもいろいろなことがありましたが,世間でもなんだか大きなことがいろいろあってビックリの毎日ですね。 私自身は,ひょんなことから右足の膝を痛めました。東京高裁に行こうとしてパンパンに書類の入ったバッグを何気なくひょいと片手で持ち上げようとしたら,膝が「めりっ!」と鳴って痛みが走り,思わずバッグを取り落としたのです。 なんか,どっかやっちまったらしく,この重いバッグを持つのは危険だしできなさそうです。今から電車に乗って霞が関に行こうという時にこれはキビシイ。でも,行くしかないので,リュックサックに書類をできるだけ少なくして入れて背負い,両手を開けるようにして高裁に出かけたのです。 足を痛めた時にいつも痛感するのですが,東京って階段が多いですよね。何とか帰ってきましたが,足をかばって歩くのでがっくりと疲れました。これは急いで治療しないとやばそうだと思い,翌日の予定を変更して整骨院に出かけて行きました。久しぶりに行ったのですが,先生には「これは,全身の緊張状態がひどいです。膝が悲鳴を上げなかったらもっとひどいことになっていたかもしれません。ちゃんと休息をとらないと。」と言われたのですが,何日か通って膝が痛くなくなったら忙しさの方が勝ってしまって行かなくなってしまったのです。 本当に忙しかったのですよ。初めて名古屋の某女子大でお話をさせてもらったりもしたし。その時,名古屋城くらい見たいと思って見に行ったら,思いのほか広くて歩くのが大変でした。それでまた右足がなんか調子が変なので,仕方なくまた整骨院に行ったら「何ですか!右ひざ腫れてるじゃないですか。全身ガチガチで腰にもきてるし。ちゃんと休まないと頭がオーバーヒートしたら大変ですよ。」とキビシク注意されてしまいました。それほど痛くないと思っていたのですが,確かによく見ると右ひざは腫れて太くなっていました。だから,しゃがんだときに曲がりにくくなっていたのかと遅まきながら気が付きました。それから,膝と腰はテープを貼って,夜寝る時に膝を湿布して,とにかく早く寝るように決めました。 弁護士の仕事は,眠れなくなることが多い仕事です。緊張が取れなくて眠りが浅くなりがちで,今担当している事件の依頼者が落ち着くようになるまでは,何かと心配しているし。子どもの問題で激しく対立しているときは,先が見通せるまではこちらもかなりの心配で緊張します。一睡もできずに朝が来ることもよくありますが,その翌日には眠れるので病気ではなかろうと思っていたわけです。 でも,そんな緊張する事件がいくつもあったら身が持たなくなっても不思議ではないと思います。今回は,仕事が一気に終わってきているところだったので,絶対に8時間寝ると決めて寝ました。夜10時に寝るなんて考えられませんでしたが(10時まで仕事をしてるのが普通ですから),帰ったら寝るのが第一,英語やその他の勉強よりも寝る事最優先にしているところです。 そうしたら,仕事が大変軽くはかどります。それで調子に乗って働きすぎる感じです。でも,仕事ばかりしてしまうと,他のことをする時間がなくなってしまい,すぐに寝る時間になってしまうという困った事態になってしまいます。少しはゆっくり考えたいのに,目の前の仕事を追いかける習慣が邪魔をするのです。 これに対応するには,仕事の終わりの時間を決める。家に帰ったら仕事以外のことを楽しくやる。早く寝る。というルーチンを行っていくことになるようです。でも,これじゃあ,仕事を減らさないといけないし,それで生活が成り立つのか不安です。今,お金にならない仕事のオンパレード状態なので余計にそう思います。8月には息子の後期の学費も払わなきゃいけないし。 でも,健康を害したら仕事が全然できなくなるのは明白だし,無理はしないで体調第一で調整していくしかないと思います。とにかく睡眠時間をキープするようにしてしばらく過ごしていこうと思います。
2022年07月24日
ただの愚痴になってしまいますが,時間が足りないと感じています。ある程度のまとまった時間がないと,ひとつのテーマについてまとめることができないのです。 考えたいことがいろいろあるのに,なぜか新たなテーマを考え始めてしまう自分もいて,どこから手を付けて良いかわからなくなり,収拾がつかなくて困っているわけです。 今,週に1回都会に出かけて仕事をしていますが,それが9月で終わるので,その分9月から大学院の単位履修生(ひとコマだけの値段で行けるのが良いです)になろうかと考えています。9月はほとんど行けませんが,10月からはちゃんと行けるかと。学校に行けば考える時間はそれなりに作れるのではないかと思います。問題は,「どこの大学院に行くか」という点です。私の興味にピッタリ来るところがなかなかないのです。 それと,なぜか英語発音のインストラクター講座など始めてしまったので(受講を認める先生も変わっていると思いますが),その課題にも追われることになったのでした。英語の苦手な私が,英語に憧れるのはわかるのですが,実際に何かやらかそうというには今は時機が悪すぎます。わかっていても,今しかやれそうもない予感がしているのは,何か人生に変化でもあるのでしょうかね。まあ,やれるだけやってみることになるのだと思います。
2022年06月05日
野党の党首が変わったので,どんな変化があるかと注目していたのですが,マスコミに出てくることがほとんどなくなってしまったようで,様子が全然わかりません。これでは注目度があっただけ前の方が良かったのではないかと思います。 今は,大きなニュースがたくさんありすぎなので,余計にそう感じるのではないかとは思います。でも,それにしても何もなさすぎる感じです。
2022年05月22日
息子が大学に進学してから,早起きになったことのほかに,大きな変化がありました。それは,「課題をちゃんと提出している」ということです!! そんな当たり前のことに何を騒いでいるのかと思われるでしょうが,息子にとってはこれまであり得ないことでした。息子は小学校高学年になってから,中学校も高校も,どれだけ言われても宿題や課題(作品提出など)をやっていったことがほとんどないのです。 本当に頑なに,息子は宿題をやろうとしませんでした。なぜ,こんなにいつもいつも宿題をやらないのか,親の私にはわかりませんでした。高校の授業参観に行くと,黒板の端に「課題未提出者」の名前が書かれていて,課題ごとに息子の名前がいくつも書かれているわけです。名前の数が飛びぬけて多かったです。多分,息子の中に何か私に対するわだかまりがあったのではないか(息子は意識していないかもしれませんが)と思います。それが10年くらいたって,薄らいできたということなのでしょうか。 宿題くらいやっていれば,高校もここまで成績が悪くならなかったと思うのですが,とにかく宿題をやろうとしなかったので,このまま大学に行ったら速攻で落第だと思っていたのです。でも意外や意外,息子は勉強しているようです。これはすごい変化です。どういう心境の変化かはわかりませんが,このまま続いてほしいです。夏が過ぎたら,学校から学生が減っていくのが私のころのキャンパスの状況でしたが,息子がそんなことにならないようにと願っているのでした。
2022年05月22日
2年ごとにやってくるファイナンシャルプランナーの更新時期。私の場合は5月でございます。毎度毎度忘れていて,いつもギリギリになって焦るのですが,今回の更新登録は本当に本当にギリギリになってしまいました。資格の更新は,するかしないか結構悩むのですが,ファイナンシャルプランナーはお金の知識が更新されるので資格を使って仕事をするというよりは自分の知識を新しくするために更新しています。 終活アドバイザーやアンガーマネジメントは今回更新しないと連絡したのですが,協会ではわざわざ休会の手続きをとってくれています。アンガーマネジメントは世の中にかなり知られてきていますが,怒りを一時的に止めるだけでは弁護士の扱う問題はどうも解決しないようです。怒りが生じる理屈を知るだけならもう十分かと思います。アンガーマネジメントの資格取るのはとてもお金がかかるのですけどね,維持費もかかるんですよ。 FPの更新も,ムキになって一気に勉強するので大変です。今回は,年金の改正についてよく勉強したいのですが,じっくりやっている時間もないので,取りやすいものをひたすら取りました。日経ヴェリタスの講座を少し前に取っていたので何とか間に合った感じです。やれやれ,です。 これからは,いやがうえにも経済に注目していくしかないと思います。それほど遠くない将来,次の大震災が来たときに,円が持ちこたえられるのかどうかを心配している人は多いと思います。
2022年05月22日
息子は,毎朝早起きして大学に通っています。雨の日も雨合羽を着て,自転車で駅まで行く真面目さです。学校が終わると寄り道しないで家に帰ってきて,受験生の時よりも規則正しく真面目な生活をしています。顔つきも生き生きしていて楽しそうに見えます。 朝も一人で起きて,私が起きるよりも先に家を出たりするのでびっくりです。 なんでこれまで全くできなかったことがいきなり出来るようになるのでしょうか。授業も真面目に受けているようです。私 「サークルとか入るんでしょ?」息子「入らないよ」私 「え?なんで?」息子「バイトができなくなるから」私 「そんなに沢山バイトしなくてもいいんじゃない?サークルの先輩にバイトを紹介してもらって一緒にやっても良いんじゃない?」息子 「サークルをやると平日3日くらいでしょ。気象予報士講座受けるし。土日は俺ダメだし。そうしたら平日1日しかバイトができない」私 「1日でも良いじゃない。土日ダメって何よ」息子「カード」私 「カードの試合?まだやるの?終わってからバイトでも良いでしょうよ」息子「飲食店はやらないつもりで」私 「ケースケが「ファミレスのバイトは義務教育にした方が良い」って言ってたよ。お客さんの言動を見て,自分はこうなっちゃいけないっていうのを勉強するからって。一回やってみればわかるんじゃない?経験なんだから。ケースケに紹介してもらえばサイゼで使ってもらえるよ。」 息子がどんなバイトをするつもりかわかりませんが,学校近くではなく自宅近くでやるつもりみたいです。「夜はそこそこ早く寝ないと朝が起きられないと困るから」とか息子が言っているので驚きです。これまで昼夜逆転していて寝ろと言っても寝ず,起きろと言っても起きなかったのに!「気象予報士講座の日は帰りが遅くなるから朝が大変じゃないか」なんて心配していたのでなんだか妙にジジムサイと思いました。明日のことなんか考えないで夜遅くまで動き回るのが大学生かと思っていましたがそうでもないようです。 連休前半は,仕事の遅れを取り戻すのに精いっぱいで終わってしまいました。後半は少し勉強がしたいです。
2022年05月01日
ワクチンの副反応は,工夫の甲斐もなくひどかったです。その日の夜に寒気がして,早めに薬を飲んだものの熱は38度から下がらず日曜日は1日寝込みました。月曜日は無理して仕事をしましたが,夜になると熱が上がり,水曜日までは調子は上がりませんでした。結果,また土曜日も日曜日も仕事することになってしまいました。とほほ。ゴールデンウィークは少し休めるでしょうかね。
2022年04月24日
ウクライナの問題については,自分の基礎知識がなさすぎて,思考の土台になるものが少なすぎて,どのように考えて行けば全体がよく理解できるのかまだよくわからないのです。専門家の方々がいろいろ言っていることが平面的に散らばっているように思えてしまい,全体の問題の構造が見えてきません。でも,「戦争」のイメージが私の中のものとズレがあるようなのはわかります。ニュースでも「戦争(状態)」と言ったり「侵攻」と言ったり「軍事的衝突」と言ったりしていることと関係があるかもしれません。私が持っている「戦争」の基本的なイメージは,広島や長崎の原爆投下や東京大空襲や沖縄戦や,祖父母や両親から聞いた私の地元で起こった空襲などから来ているもので,それはどれも沢山の一般国民が犠牲になったものでした。さらに,召集されて戦場に行った人もみんな元をただせば一般国民です。戦争とは,そうした一般国民が多数犠牲になるものだから絶対にやってはいけないのだと考えてきたのです。でも,今ウクライナ問題で話題にされていることの中では「民間施設や民間人を攻撃すること」について非難するものが多いようです。仮にそうだとすると,軍事施設を攻撃するのが戦争という定義になるようにも思えますが,それでは何か腑に落ちません。ウクライナの問題は日本から見ると突然起きたように見えて,しかも最初から最後の手段ともいえる「核兵器を使う」などと言っている状況で,何がなんだかわかりませんでしたが,少し時間が経過して状況が理解できるようになってきたところで用語の確認や国際法規からの視点を加えて検討しなおしてみると良いのではないでしょうか。どうあるべきかが分かってくると思います。いわゆる「戦争法」とか「戦時法」とかいわれるいくつかの条約や戦争をする際の規律のあることは大学院時代にそれを専攻していた先輩がいたので知ってはいましたが,まさかそれを直接考えなければいけない時が来るとはその時考えもしませんでした。戦争のような極限状態でその意味がどれほどあるのだろうかとも思いました。でも,今はそれをよく考えてこれから「戦争をいかに予防するか」に生かしていく必要があると思います。ウクライナの犠牲を無駄にしてはいけないと思います。「戦争」の定義って何ですか?ウクライナとロシアは「戦争」をしているのですか?両国は従うべき規律があるのですか?あるとすればそれは何ですか?問題の解決に欠けているものが何かあるのでしょうか。領土ってどうやって決まるのですか?みんなで考えるための共通の前提知識を正確に得ることは重要だと思います。明日,副反応で熱が出なかったら少し調べてみたいと思います。
2022年04月16日
私は,今日の午前中に,コロナのワクチン接種3回目を受けてきたのでした。献血でも褒められるくらい健康には自信のある私ですが,コロナワクチンの2回目の接種には強い副反応がありました。3日間くらい熱が上がったり下がったりしていて大変な倦怠感でした。もうダルくてダルくてこれは一体何なんだ,副反応でこんなにひどいなら本チャンかかったらどうなってしまうのかとビビりました。2回目接種の副反応がひどかった人で,私よりも先に3回目を接種した人達の話を総合すると,2回目の副反応ほどではないがそれに準ずるくらいのしんどさになる場合が多いようです。してみると,私は明日の昼頃から熱が出て3日とはいかなくても2日くらいはダメかもしれません。2回目接種はお彼岸だったので,3連休がパーになりましたが,今回はそうそう休んでいられません。何とかして副反応を回避しつつ3回目の接種を受ける方法はないかといろいろ聞きまわりました。そこでつかんだ使えそうな情報としては,接種前に水分を取ることと,熱が出る前に解熱剤を飲むことです。医学的に根拠があるかどうかはわかりません。都市伝説の域を出ない情報レベルだろうと思います。でも,接種前に水分を取るくらいは健康に害があるものではないし,熱が出る前に解熱剤を1回飲んだくらいで健康被害が出るわけではなかろうと考えて実行することにしました。水は,2回目接種前ももちょっと飲んでいったのですが副反応はひどかったので,今回情報をさらによく取ったところ,「熱中症のときに飲む経口補水液が良い」という話しがいくつかあり,それも500ミリリットルを1本飲むというのです。経口補水液自体は,家の冷蔵庫で忘れられていた(あんまりおいしくないものだと思っていたので)のを飲むことにしました。味の素の補水液だったのですが,冷たくして飲んだらさっぱりしたリンゴ味で結構美味しかったです。これならイケルと思いました。さらに,接種の際の問診で先生にお願いして解熱剤を処方してもらいましたが,さすがにお医者さんに「熱が出る前に解熱剤を飲んでも良いですか」とは聞けず,どうせ聞いても答えにくいだろうと思いながら,薬を受け取ってきました。明日になってから飲めば良いくらいのタイミングかと思います。多少野蛮な対応かもしれませんが,熱が続いて仕事ができなくなるくらいなら,やってみる価値はあると思います。明日はずっと寝込んでいるのかなあ。いやだなあ。
2022年04月16日
ようやく進学する大学が決まったと思った次の週には入学式です。一体,何から考えたら良いのかよくわからないまま4月も中旬になろうとしています。息子の入学式がエイプリルフールってのには笑いました。本人しか出席できないというので「自撮りで良いから写真を撮ってくるように」と言ったのに,「看板の前に人が並んでいて待つのが大変そうだったからやめた」と撮って来なかったのです。ちゃんと学生証をもらえてきたので行ってはきたのでしょうけどね。今は,履修登録の時期のようで,選択必修の授業の抽選で落ちたとか言っています。さんざん入試で落ちたのにこの上授業の抽選にも落ちるなんて親としては泣けてきます。この先どうなってしまうのだろうかと心配になってきます。でも,息子は明るい顔で,今日も遊びに出かけていきました。浪人が終わってほっとしているのでしょうね。私もほっとしましたよ。本当にがんばって欲しいのはこれからなんですけど。幸いなことに,大学の授業は対面で行われるようです。教科書はネットで購入して宅配便で届けてもらうそうです。私の頃は,生協で1割引きで買って,重たい思いをしながら持って帰ってきたのですが時代は変わりますね。紙のノートよりも持ち運びに便利な軽いノートパソコンを買ったのは良いのですが,息子はキーボードを全く打てないので宝の持ち腐れになっています。大学で「パソコンの基礎」という授業があるらしいのですが,タイピングなんて教えてくれるのでしょうか?とにかく,パソコンを使いこなせないとこれから大変だと思います。私が通っていたロースクールでは,ノートパソコンが全員に貸し出されて,みんなパソコンでノートを取り,復習や自主ゼミでノートのデータに情報を加えたり,修正したりしながら勉強していました。勉強する事項が時代が進むにつれて多くなっていくのですから,よほど効率的に勉強していかないと新しい情報を理解できなくなってしまうのではないかと思います。かといって,先生の板書やスライドをひたすら写メしていても勉強にはならないので,ちゃんと自分でノート位とってほしいと思います。息子の学部では,法職講座や公認会計士講座と並んで気象予報士講座というのがオプション(有料)であって,通年で週1回くらいずつ授業を受けられるのだそうです。NHKに出ている気象予報士の斉田さんが説明に来るとチラシにあったので,ミーハーな私は斉田さんを見に行けと息子に言い,息子は仕方なく説明会に行ったわけです。なんで経済学部で気象予報士なのかよくわかりませんが,経済や経営に気象状況が影響を与えるので基礎知識位持っていた方が良いとの趣旨であれば,大学はなかなか先見性があるのではないかと思いました。気象予報士の試験はとても難しいと聞いているので,資格が取れるとまでは考えていませんが,気象の基礎知識は防災にも役立つので多少お金をかけても身に着けておいて損はないと思います。問題は,息子が興味をもつかどうかですけどね。これから4年間,大学生としてがんばってもらいたいと思います。
2022年04月10日
今日,国立後期日程の発表があり,息子は合格できず,この前合格した私立大学への進学が決まりました。繰り上げ合格が来るかどうかはわかりませんが,来ない前提で手続きを進めていくことになります。3度目になった大学受験は,示唆に富んだものとなりました。前半は,私立大学(4つの大学をいくつかの学科で受けました)がまさかの全落ちとなり冷や汗をかきましたが,前期の公立合格から後期日程で盛り返しました。前期私大全落ちは2浪としてはあまり褒められたものではないと思いますが,その後の息子の対応はなかなか見事だったと思います。自分で後期日程のある大学を探し,自分に合った一番有利な試験方法を選び,私に「この試験なら合格できると思う」「一生懸命がんばるから受験させてください」と真面目な顔で頼んだのでした。こんな息子初めて見ました。息子が苦心して探し,自分で考えて選んだ受験なら,親としても是非がんばってもらいたいと思いました。それで見事(今日のところはこう言わせてください)合格して国立大の後期日程につなげたのですから自分でチャンスをつかんだことになります。後期の国立は二次試験で満点を取らなければ合格できないような状態でしたから,可能性はほとんどないといえばなかったのですが,それでも受験最後に「行きたい」と思った国立大学にチャレンジできたのは良かったと思います。国立は合格できずとも,次善の策というには上等な大学へ,自分で切り開いた運を持って進学するのですからまさに納得の進学です。息をつくまもなく,明後日にはクラス分けのための英語の試験があるようです。気を抜かずにがんばって欲しいものです。英単語暗記からつきあった私の反省点としては,「まさか社会が苦手だとは思わなかった」点です。社会は,一人で勉強しやすい教科だと思い込んでいて,それが息子の弱点になろうとは予想もしませんでした。だから,全然目配りしませんでしたが,実際にフタを開けたら社会が足を引っ張っていました。後期は結局国語と英語で受験していくつか合格できたのですから,本当にわからないものです。去年の息子の英語は「一体何点満点の試験ですか?」と聞きたくなるような状態でした。その点は成長したようです。教訓 高校3年間の毎日の授業は大切です!どんなにくだらなく思っても居眠りしないで受けましょう。3年間の勉強がほとんど空白の状態から通常の受験生レベルになるまでには同じくらいの時間がかかります。勉強の習慣がないのでひとりでは何をやったら良いかもわかりません。「浪人」をあてにせず,今を精いっぱい頑張ることが大切です。果たして息子自身はどんな教訓を得たのでしょうかね。
2022年03月21日
今日はすごーく久しぶりに映画を観ました。ネットの宣伝が少し気になったので。「SING」というアニメなのですが,なかなか壮大なミュージカルになっていて良かったです。でも,これは吹き替えをしていない英語の原作も見なければいけないと思いました。何年ぶりだろう,映画見るの。確か,息子がコナンを見ている間,「テルマエ・ロマエ2」を見たのが最後だったと思います。最近仕事の緊張が続いたので,仕事ばっかりの気持ちを少し切り替えたいと思って一人で出掛けて行ったのです。日本語吹き替え版は封切られた最初の日曜日のはずですが,あんまり人が入っていなくてコロナの心配は全然ありませんでした。もっと子どもが見ても良いのにね。今回のは「セカンドステージ」というわけで2作目らしいのですが,1作目を見ていなくても十分楽しめましたよ。パワフルな歌が満載でスカッとする感じですね。これは原作がすごく見たいです。1作目もね。今日は映画代が300円割引になっていたのでラッキーだと思いました。映画を観た後,献血車が来ていたので協力しました。コロナの影響で学校や会社での献血がなくなってしまい,必要な血液が集まらないというニュースを聞いていたので気になったのです。でも,200㏄にしてもらおうとしたら(だって,400㏄って怖いじゃないですか),検査をしたお姉さんが「これは400㏄ですね。女性は12.3の血からお願いしていますがあなたの血は14.5ですから。栄養状態は申し分ありません。食事のバランスはとても良いです。是非400ccで。」と言われてしまいました。こんなストレスフルな仕事をしていて,寝不足気味で降圧剤を飲んでいるのに健康状態に問題ないなんて喜んでいいのかわかりません。とにかく私は水分を取り続けるように言われながら400ccの献血をしたのです。終わってみると,別にめまいも何もなく,全く普通な自分に改めて感心しました。献血が終わってから受付で書類を渡したら,お兄さんがにこにこしながらお土産をくれました。見ると,ボールペンとジップロックの他に,モバイルバッテリーが入っていました。何だかすごくない?と思って見ると,「献血制度50周年記念」「本日限りモバイルバッテリープレゼント」という小さなチラシが隅っこに地味に貼られていました。先着50名様らしいです。ボールペンも災害対応仕様で,ミニライトがつくし,笛もついています。これってひょっとして,映画代くらいのものをもらってしまったのではないかと思いました。やはり,今日はラッキーだったと思います。半日でしたが実に有意義な休日でした。気晴らしできて良かったです。
2022年03月20日
一昨日,友人が引越しの挨拶に来ました。友人と言ってもうんと年下の女性ですが,10年くらい社会福祉協議会関係で一緒に仕事をしてきた人なので,ここは敢えて友人と言わせていただきましょう。新卒で入った彼女もすでに中堅です。医師や弁護士,社会福祉士などの資格職と一緒に計画をしていくような仕事をこなし,十分な現場のスキルも身について,これからますます仕事にアブラが乗ってくるであろうというその時に。何とやむをえない事情で遠方に引越しすることになったのだそうです。事情を聴けばやむを得ないと思うのですが,彼女が正職員の現在の仕事をやめてしまうことになるのはいかにももったいないと思いました。こういうの何とかならないのでしょうか。社会福祉協議会ってどこの市町村でもあるかと思いますが,他の市町村の社会福祉協議会との直接のつながりはありません。だから,遠方に引っ越すとやめなければならなくなってしまいます。ここまでせっかく身に着けたスキルが転居先で活かせなかったら日本の損失です。これから人口が減少して,福祉職に来てくれる若い人も少なくなっていってしまうかもしれないのですから,やむを得ない事情で転居しなければならない人が出た場合,引越し先の社会福祉協議会で正職員として採用するようにして職員を維持していく必要があるのではないでしょうか。すでに全国に存在している協議会を相互連絡できるようにするだけなのですからそれほど大変なことでもないと思います。彼女は有能ですから他の仕事についても十分やっていけると思いますからその点で心配しているのではないのですけどね。これからは,人口減少を背景に各職種ごとに人材の奪い合いが始まると思います。自分の職場で新卒を一から教え込むよりも,よそでスキルを身に着けた人に来てもらう方がコスパが良いです。相互に連絡を取り合うのであれば,同じ基準のスキルチェックをする必要がありますから,内部の共通試験みたいなものを作っておいて使うようにすれば良いのではないでしょうか。それと職場の推薦が必要ってことにして。市町村も県も,お互いに融通し合うような人事があって良いと思います。友人としてのつながりがなくなるわけではないけれど,しばらく会えないのかなあと思うと少しさびしい気分なのでした。
2022年03月20日
今朝早く息子は国立後期の受験に元気よく出かけていきました。おかげさまで,私立大の後期試験でいくつか合格をいただけたので,前期試験の公立を辞退できることになったのです。何度も息子の大学受験に付き合っていますが結果の予想は難しいですね。一般的に前期試験よりも後期試験の方が難しいと受験界では言われているようですが,息子の場合,後期試験の方が受かりやすい傾向があります。現役の時の基礎学力が全然なかった時でさえ,後期試験でそこそこ名のある大学から繰り上げ合格が来たので大変不思議に思ったものです。その時は,学力のなさに気づいた(?)息子が「勉強するよ」と言い出して浪人したのですが,実のところ,1浪の去年は「去年断って失敗したなあ」などと思ったものでした。息子曰く,「勉強ができない方が,択一試験の解答を当てやすい」そうです。「自分が最初に「これだ!」と思うものはまず除外する」「次に自分が「これだ!」と思うものも除外する」…一体,どういう試験の受け方をしているのか,聞いていて愕然とします。受験がクイズと化していて,偶然で点数を取るようです。それで合格したのでは,大学の先生方も入学後の学生の扱い方に苦心されることでしょう。今年は,「自分が「これだ!」と思うものを吟味しなければならない」ので,試験の難しさがよくわかるようになったのだそうです。2浪してようやく普通の試験の受け方になったようなので,とても安心したのでした。後期試験で合格した私立大学は,私立の第一志望校に次ぐレベルなので,大変上出来だと親としては喜んでいます。英語にも力を入れてくれるし,これからの息子の人生に良い影響を与えてくれそうです。自宅からも通えそうなので,国公立で一人暮らしをするのと同じくらいの費用で行けるのではないかと思います。でも,息子はこれ以外に行きたいところがあるようで,国立の結果を待ちつつ私立の追加合格の連絡が来るのを待つようです。そのため,後期で受かった私立大学には,入学金だけまず支払ってさらに1週間位様子を見ることになります。ここまで来たら,息子のやりたいようにやらせようと思います。
2022年03月12日
息子の大学受験はまだ続いています。おかげさまで前期の公立で合格が出たのですが,果たしてここに決めるかどうか,申込締め切りまで10日間ほど悩みそうです。幸いなことに3浪は免れました!共通テストの数学と日本史ができないという中途半端な状況だったのでどこに願書を出すか迷いましたが,結果的に前期,中期,後期と全部出してみたわけです。息子としては中期や後期の大学の方に行きたいので,前期の入学手続締め切り前に,自分が納得できる私大の正規合格を取って,中期と後期にのぞみをかけたいところなのです。国公立大学も,大学ごとに共通テストの扱い方が異なっていて,偏差値が同じでも科目の点数の分布状態によって,評点が大きく異なります。同じ大学でも前期試験と後期試験で配点が全然違っているのも普通のようです。自分の手持ちの点数が大学のフィルターを通してどう変わるのか,よくよく計算して合格させてもらえそうかどうか予想するのですから大変です。息子の場合,共通テストがダメだったので,中期や後期の2次試験に重点を置いた配点の大学で逆転を狙おうというのです。しかも3浪を避けながら。見ている私が大変なので,息子はもっと大変なはずですが,息子はいつもどうでも良さそうな様子でそのくせまだ粘りたいようです。これは,3月下旬までどこに行くのか決まらないかもしれません。前期の入学申し込みをしてしまうと,中期と後期の試験を受けても合格させてもらえないと要綱に書いてありました。書類とお金の準備をしながらヤキモキすることになりそうです。
2022年03月06日
おかげさまで,息子の受験は予定通りに続いています。今日も,東京に出掛けて行きました。息子は,受験で宿泊することがあまり好きではないようで,山手線内くらいであれば家から出かけていきます。私が出張でいないときも,自力で早起きして出掛けていったようです。来週になれば結果も続々と出てくるわけですが,これが全滅だった時のために,後期の私大受験日程をチェックしては付箋を貼っているのでした。 共通テストが難しかったので,共通テスト後に私大に流れた人は多いように思えます。しかも,かなり自信がなさげです。みなさん「聞こえが良くて偏差値が低い大学」探しをしているような感じです。これは,うちの息子とかぶってくる傾向なので,困ったものなのです。でも,うちの息子の場合は,傍目に弱気な選択でも,自分的にはめっちゃ強気な選択なので上手く問題にはまればワンチャンあるんじゃないかと母としては思いたくなるわけです。 国立の後期の試験までを考えれば,まだまだ1か月以上あるわけですから,私大受験を模試代わりにして勉強を続けてくれれば可能性は上がってくるし,そう悲観したものでもないと思います。 3月下旬に補欠合格の電話を待つとかではなくて,受かった大学をずらっと並べて「どれに行こうか」と悩んでみたいものです。
2022年02月05日
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