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先月応募した、ニッポンハム食の未来財団の『食物アレルギーのひみつ』プレゼントキャンペーンに当選しました!「食物アレルギーのひみつ」、「食物アレルギーのひみつ 10のQ&A」、「食物アレルギーに向き合うおいしいレシピ集」を送っていただきました。食物アレルギーのひみつは、学校図書館などには寄贈されていますが、市販されていないので、とても嬉しいです。さくらんぼの会、あぷりこっと会のおしゃべり会に持参して活用させていただこうと思います。
May 21, 2017
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昨日博多で本屋さんに行きました。9/17(金)発売の「食物アレルギーでも楽しくお出かけできる本」がありました。あいち小児保健医療総合センターの伊藤浩明先生が編集されたムック本です。購入するかどうか迷いましたが、今回は実際の内容をさらっと確認だけになりました。【楽天ブックスならいつでも送料無料】食物アレルギーでも楽しくお出かけできる本価格:1,296円(税込、送料込)<目次>1.全国テーマパーク&レジャースポットの食物アレルギー対応東京ディズニーリゾートはじめ、全国50ヵ所程度のレジャースポットの飲食施設における食物アレルギー対応情報(メニュー、サービスなど)を掲載。各パークのアトラクション紹介なども掲載。2.全国外食チェーン店の食物アレルギー対応ファミリーレストラン、ファストフードなど、主要な外食チェーンのアレルギー対応情報とメニューを掲載。3.食物アレルギー対応の旅行へ行こう! 4.食物アレルギー対応食品などの紹介5.食物アレルギー家族に役立つ 生活情報6.あなたの町の食物アレルギー対応病院・医院見ていたら、楽しくなりそうな本です。お役立ち情報が簡潔にまとめられています。最終的には自分で確認が必要ですが、どこに行こうか選択するときのお役立ち情報になります。ただ、我が家のように、魚類がメインになると、結局は自分で…になりますが(^^; ブログでも時々紹介させていただいている、食物アレルギー対応の沖縄旅行ツアーの紹介もありました。なかなか旅行は行けませんが、いつか行けるといいな…ところで、息子は11月中旬に修学旅行に行きます(1泊2日)。宿泊施設などの食事の詳細献立を確認したところです。思ったより食べられるものが多そうです。少しホッとしました。あとは楽しんできてくれることかなと思います。
September 22, 2015
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お正月早々(2日)、博多シティー8Fの専門書が多数並ぶ書店に行ってきました。アレルギー関連の本をみてきましたが、楽天でチェック済みの新刊の食物アレルギーの本がずらり。◎こどものアレルギー私たち患者の保護者対象の本で、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支ぜんそくについて説明されています。最新の情報としては、経皮感作を予防するためにも、スキンケアが重要視されています。食物アレルギーの治療もまずはスキンケアをしっかりとして、アレルギー検査と食物負荷試験などにより必要最低限の除去という方向性になっています。都内でもアレルギー治療に最先端の国立成育医療センターアレルギー科の先生が編集されていますので、アレルギーがわかった時、今の治療に不安になった時におすすめの一冊です。【送料無料】こどものアレルギー [ 大矢幸弘 ]価格:1,680円(税込、送料込)◎症例を通して学ぶ年代別食物アレルギーのすべてもっとも気になっていた医師向けの専門書です。上記でも書きましたが、スキンケアを含めてのアトピー性皮膚炎と食物アレルギーの関係、食物アレルギーの基礎知識からIgE検査、食物負荷試験、経口免疫療法、社会的な対応として、園・学校、災害時の対応まで含めて説明が基本としてあります。2007年出版の【送料無料】食物アレルギ- [ 海老澤元宏 ]以降も、食物アレルギー治療の治験は新しい内容が増えているし、茶のしずく石けんによる即時型の小麦アナフィラキシーショックの症例のことなども掲載されていました。【送料無料】症例を通して学ぶ年代別食物アレルギーのすべて [ 海老澤元宏 ]価格:5,250円(税込、送料込)◎食物アレルギー外来診療のポイント63医師向けの専門書ですが、改訂版第2版で、4年前の出版本のポイント57より9つポイントが新たに加えられています。こちらの本も、食物アレルギーの基本的な説明、抗原ごとの説明にくわえ、食物アレルギーによる事故(食物アナフィラキシー)への対処法、保護者や教育関係者への具体的な指導・説明、災害時のことが詳しく書かれています。この本の編集の先生方が以前出版されている《送料無料》食物アレルギーの治療と管理もありますが、こちらの方がやはり社会生活(園・学校、災害)という側面に力を入れています。【送料無料】食物アレルギー外来診療のポイント63改訂第2版 [ 小林陽之助 ]価格:5,040円(税込、送料込)どの本を選ぶか、いずれも魅力的で数日迷ってしまいましたが、ブログでまとめると、自分が必要なことを整理でき、やっと決められそう。あと3冊目の本の編集の先生方は昨年下記の本も出版されています。医師向けではありますが、アレルギーがわかってまもないときから入学前くらいまでのお子さんの保護者へいかにわかりやすく説明をするかという専門書ですが、外来での医師への相談(相談内容や受診タイミングなど)、お出かけのこと、母乳と離乳食のこと、普段の生活や保育園での生活で気をつけることなど、アレルギーの会で出る話題と同じような内容がほとんどです。こちらも手元にあると便利そう。【送料無料】Q&Aでわかる0・1・2・3歳の食物アレルギー相談対応ブック [ 兵庫食物アレルギー研...価格:2,940円(税込、送料込)
January 6, 2014
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【送料無料】しのびよる魔の手先月出版されたばかりの本です。タイトルの副題(環境汚染、化学物質、食品添加物とアレルギー、心身不調の恐るべき関係)に魅かれて読んでみましたが、花粉症、化学物質、環境汚染、口腔アレルギー症候群など主に環境の視点から、アトピー・アレルギーなどの症状について詳しく紹介され、とても納得できる1冊でした。特に血液検査など精密検査をしても原因がはっきりしない体の不調がある場合、花粉症と口腔アレルギー症候群、農薬や添加物、シックハウス、黄砂などの化学物質による症状など環境による影響と、その対策について詳しく書かれています。口腔アレルギー症候群の場合は果物、香辛料等に注意する点、季節によって味がまずくなったり、食べたくない時は注意(子どもは本能で選んでいるとのこと)など注意すべき症状と実際の症例なども含めた対策が紹介されていました。小麦の摂取と浮腫の関連などの症例の紹介もあり、食生活の見直しでの改善など少し読みふける部分もありました。アレルギーの会でお話を聴いていると、最近のアレルギー症状はアレルゲンとなる食事の除去だけで改善しづらいケースがあること、その原因として黄砂や花粉など環境の影響を受けて症状が悪化している体験談を聴くようになり、食物アレルギーそのものよりも、アレルギー・アトピーと環境の影響について深く考える機会が増えてきました。その意味でとても参考になる本でしたが、著者自身が危惧しているように、最新の治療とは若干違う視点になるので、どこまで一般的な診療内で認めてもらえるかはわかりませんが、原因のわかりにくい症状で日頃の社会生活に影響が及んでいる方には、ひとすじの光になる可能性もあると思います。特に大人のアレルギー・アトピーで悩んでいる方には参考になると思います。
December 30, 2010
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今日は2つ目の更新です。子どものアトピー性皮膚炎先月発売されたばかりの本です。この本はアトピー性皮膚炎の治療に重要なスキンケア、薬物療法、環境改善に重点をおいて書かれています。第1部はイラストを中心に簡潔にまとめられ、育児や仕事など急がしい合間でも大切なポイントがすぐに拾いやすく、第2部は第1部の知識をさらに深めるために詳しくわかりやすくまとめられています。特にステロイドの説明について、ステロイドとは何か、正しい使い方とは、副作用について、どうして怖がられるのかなど、23ページにわたり、丁寧に説明されていました。巻末には、アトピー性皮膚炎の治療に参考となる資料やホームページの紹介、主要ステロイド外用薬一覧として、ランク別に名前とチューブの写真付で掲載されています。アトピー性皮膚炎と食物アレルギーとの関係については、治療の上では別モノと考え、赤ちゃんの場合には食物アレルギーが悪化原因のひとつになっていることも多いのですが、必要最低限の除去にすることが大切だそうです。まずはアトピー性皮膚炎を治療して、皮膚を正常な状態に戻してから、食物負荷試験をして除去の判断をするとのことです。今年2月の講演会で、著者が3月まで勤務していた成育医療研究センターの別の先生のお話を聴きましたが、同じような話をされていました。講演会では、アトピー性皮膚炎で皮膚が荒れている状態では、皮膚のバリアが弱まり、例えば、卵や麦などの抗原が付着した埃が、皮膚のバリアが弱まった部位に付着すると(例えば、赤ちゃんがハイハイしたときなど)、食物除去をしていても、皮膚経由でIgEが上昇する原因となる可能性や、新たなアレルゲン感作の可能性にもなりうるので、お肌の治療を最優先にすることが、食物アレルギーの正しい診断と治療の早道になるお話をされていました。特に乳児期の赤ちゃんではアトピー性皮膚炎に食物アレルギーの関与する割合が他の年代よりも高い傾向があり、IgE値に関しては、経口よりも経皮による影響が大きいことを説明されていたので、この本は環境整備、スキンケアから治療をまず考える方にはとても参考になる1冊だと思います。
October 17, 2010
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図解アトピー食と薬でスキンケア昨年、アトピーの薬を減らす本を出版した、名古屋市スギヤマ調剤薬局の田中貴子さんの新刊です。99年に出版されたアトピー性皮膚炎食と薬でスキンケアの改訂版に近い本のようです(こちらの本は読んでいませんが…)。アトピーの薬を減らす本は以前の日記で紹介したように、薬の正しい使い方と薬効を知り、食生活を改善することで、薬の使用期間や使用量を減らすという内容でした。今回は食や薬に意識をすることはもちろんですが、スキンケアのポイントを知ることで、アレルギーやアトピー性皮膚炎の症状を改善して、うまく付き合うことについてまとめられています。この2冊があれば、アレルギー疾患やアトピー性皮膚炎の基本的な対応の知識が得られるのではないかと思います。現在、アトピー性皮膚炎の基本治療は、アトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2006)に掲載されている下記の3本柱です。1.原因・悪化因子の検索と対策(食事要因・環境要因)2.皮膚機能の異常の補正(スキンケア)3.薬物療法(ステロイド外用薬、非ステロイド性外用薬、免疫抑制外用薬、抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤)最近は小児科医・皮膚科医ともに、スキンケアは治療を行う上での重要なポイントとして定着しているそうです。今回の本では、皮膚構造、痒みの正体、アトピーの皮膚に多い細菌感染、スキンケアの実際(入浴・保湿、夏のスキンケア他)などが図を多く取り入れて解説されているので、とてもわかりやすかったです。私がとても知りたかったことが簡潔にまとめられていました。アレルギーやアトピー性皮膚炎と言われて悩む方にはおすすめの1冊だと思います。著者も巻頭に書いていますが、最近は例えば食物アレルギーにしても、以前のように単純に食物除去だけで軽快する例が少なくなってきているように思います。化学物質の影響(黄砂、シックハウス症候群)や花粉(花粉症、口腔アレルギー症候群)、天候や気候、気圧などが絡み、原因や対策に頭を悩ませることも増えています。だからこそ、総合的なアプローチが必要だなと改めて思いました。 アトピッ子のお料理ブック(2) 簡単おいしいごはん田中さんの本と一緒に、レシピ本の新刊を購入しました。アトピッ子のお料理ブックに続く、第2弾で、いずれも小麦、卵、乳、大豆不使用です。前回はおかずレシピが多い印象でしたが、今回はおやつレシピが多い印象で、離乳食やお弁当のレシピ紹介もありました。粉類は米粉、ひえ、ホワイトソルガムの使用が主でした。米粉パン(白神酵母、オーブン)では食パン、メロンパン、クリームパン、中華まんのレシピが紹介されていました。ヒエ粉のたい焼きや紫芋のきんつばもおいしそう♪ 除去食対応を忘れそうな感じ。サクサク粉とタピオカ粉を用いたクッキーやサブレも紹介されていました。以前、サクサク粉とタピオカ粉で作ろうとしてうまくできなかった私ですが、レシピを見ると、油を使っているものが多いので、そこの違いかな… 油を使うと、生地がうまくまとまったり、少しでもふんわりするのかもしれないなと思いました。当時は母乳経由にしても、子どもが直接食べるにしても、少量の油で症状が出ていたので仕方ないけど(今はある程度OKです)、アレルギーっ子に役立つレシピ本がどんどん出版されるのはとても嬉しいことです♪ 先月購入した簡単おいしいごはんのレシピ本は、卵、乳、麦、砂糖、油不使用のご飯とおかずのレシピが豊富で、日頃除去食に悩む方に役立つと思います。レシピ本は眺めるだけでも、心が満足するのですが、少しは料理作りに精進しないとなと反省もする日々であります。ここ数日気温が急に上昇し、昨日今日は18~19度で、午前中公園でも暑いくらいでした。春目前は嬉しいけど、花粉と黄砂が多そうです。今日は花粉の影響だと思うけど、起床時から私の鼻水が増えています。生まれてはじめて冬に調子が良かった下の子の肌も若干荒れてる感じです。これからの花粉が怖い… 3月も半ばになってきたので、入園準備もそろそろしないと(笑)。週末にアップリケが少し届いたので、ボチボチはじめようと思います♪ 進級と入園のための診断書用のアレルギー検査もしてるので、今週くらいには結果が出るのも、ドキドキしています。コメントの投稿管理の都合により、楽天ユーザーのみに変更させてもらいます。ご理解・ご了承お願いします♪
March 11, 2008
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先輩ママのアレルギーっ子育児アレルギーっ子の暮らし応援book、ふしぎの山のしんりょうしょ、アレルギーっ子の食卓などで著名な佐藤のり子さんの新刊です。以前出版された、「未完成アレルギーっ子行進曲」(健友館ノンフィクション大賞受賞)の増補改訂版だそうですが、お子さんの成長記録や著者の思いや活動などを綴った1冊です。2人のお子さんのうち、21歳になった上のお子さんの誕生時から16歳までの成長記録です。乳児期、離乳期、幼児期、児童期、思春期と分類されており、それぞれの時期での思いや悩みに共感し、まだ経験してない時期に関しては、これからの生活を考える上での参考となりました。今アレルギーに悩んでいる方も多いと思いますが、この著書にはこれからのアレルギーっ子育児のヒントが多数あると思います。お子さんには化学物質過敏症もあり、添加物を用いた加工品や農薬を使用した野菜、養殖の魚類はNGだったようで、多くの食品に反応する場合は、これらの化学物質に注意する必要があるかもしれません。生後まもなくから強い症状があったにもかかわらず、アレルギーと認められず、体重増加も停滞し、成長曲線の下線にもみたない状態で悩む日々。その原因が食物アレルギーとわかり、除去食と食材選び、回転食により、体重が再び増加しはじめ、約2年後には平均をはるかに超すようになり、医師にも「これだけ除去していたのに…」と驚かれたそうです。このことはアレルギー治療には適切な除去と回転食や食材選びをすることで、アレルゲンによる腸の荒れがなくなり、栄養がしっかりと吸収されるようになり、成長と発達を助けたのかなと思います。3歳頃からは米を食べられるようになったそうです。また、下のお子さん(高校生)もアレルギーですが、牛乳1滴も飲まなくても、身長が180cm近くあるそうです。このことは除去食をしていることによる不安を抱いている方や、治療に取り組んでいても、まだ暗闇の中にいる方には希望の光となると思います。ただし、厳格な完全除去をする場合はきちんと代替食や食材選びをして、子どもが安心して安全に食べられるものを見つけてあげる必要性はあります。また、アレルギー症状は食物だけではなく、環境因子や化学物質などにも影響を受けるので、これらに注意することも重要なポイントとなります。この著書では穀物、特に小麦の除去解除の難しさが書かれていて、私も共感できました。著者の場合は皮膚症状が出なくなり解除をしたのですが、その頃から結膜炎や鼻炎、蓄膿がひどくなり、蓄膿が原因の中耳炎で聴力が半減したそうです。プールや花粉症などのほかの要因も重なり、この原因が1年以上わからなかったそうです。しかし、下の子の授乳で、小麦除去の必要性があり、上の子も試しにやめてみたら、数日でこれらの症状が改善し、花粉症の症状もなくなったそうです。その後思春期に向けては完全にやめているわけにもいかず、季節によって蓄膿などの症状が出ているそうです。小麦の除去解除は結構厄介で、与える量や頻度に注意ないと、鼻炎や蓄膿、気管支炎などの呼吸器系に症状が移行してる体験談をいくつか聞いていますし、皮膚症状の再誘発の場合もあります。うちの下の子は昨年後半に小麦が完全解除になったものの、今年の5~6月頃の麦受粉期には背中に貨幣状湿疹が誘発されてしまいました。麺類よりもパンを食べると顕著でした。そのため、パンは完全除去、うどんやスパゲティーも1~2週に1回など量も減らす不完全除去を再度して、やっとまた普通の量が食べられるようになりました(回数は少し減らしています)。パンはまだ少量ですが、来年も同じ時期は注意が必要だなと思っているところの体験談だったので、特に納得できました。また穀物の除去、代替食をしているときは商品欠品が痛い目にあうそうです。友人の体験談で低アレルゲン米の在庫を切らして、同じ商品を連続で使ったら、症状が誘発されたそうですが、著者も雑穀2種類が入手できずに、うるちキビを毎日与えたら、2週間で症状が誘発されたそうです。穀物は主食であり、症状を出さないためには回転も重要だと思います(体質依存だけど…)。主食代用となるイモ類も同様の体験談を聞いているので、できる限りの回転が重要だと思います。また、商品の欠品や発注ミスに注意して、ストックを少し多めに心がけておくと良いのかもしれません。私の場合は在庫がないと不安になるので、お菓子も含めて、少し多めに購入しすぎて、消費期限間近になることも多く、今も消費期限が3ヶ月前と気づいたお菓子を口にしながら、ブログを書いたりしています。以前、こちらの日記で紹介した心配しないで!食物アレルギーの武内さんも書かれていましたが、乳幼児期の食物アレルギーなどの症状が落ち着いても、思春期になれば、体質によっては、アナフィラキシーやアレルギー症状が再誘発される場合があるそうです。ホルモンバランスの変化が原因だと思いますが、その思春期に入る中学生~高校生になると、買い食い(隠れ食い?)もはじめる時期と重なることもあり、親として悩みの種も増えるような印象を受けました。それまでには自分の体の症状を知り、自己管理できるコツ少しでも学んでもらって、買い食いなどに望んでもらえるようにしないといけないのかなと思いました。佐藤さんと武内さんは大阪と都内でそれぞれ食物アレルギーの会を運営していますが、2人ともアレルギーのネットワークの重要性を書かれています。1人で苦悩するのはとても辛く、同じ悩みをもつ仲間がいるだけでも心の支えになることで、明日からの頑張る意欲や元気をもらえるからです。著者の会では、学校給食に関する要望書をまとめて、市と交渉しています。その要望書や交渉方法など参考になることが掲載されているので、今後その活動をはじめた団体には参考になるかなと思います。また阪神大震災にもあわれたので、食べられるものが手に入らない、支援物質は届いても、アレルギーっ子の家庭にうまく届かなかった経験で、市に要望書を出したことなども書かれていました。アレルギーっ子の親1人1人または団体ごとにできることは違うけれども、いろんなネットワーク作りをしておくことは情報交換をしたり、災害時や学校給食などの対応策を検討する上でも重要なことではないかなと思いました。ところで、武内さんが代表をしている食物アレルギーの子を持つ親の会にて、「食物アレルギーをとりまく保育園・幼稚園・学校給食の現状と課題」のシンポジウムがあります。申込〆が今月末(8月31日)なので、都合のつく方はぜひ! 私は申込をしたものの、旦那の仕事が入り、子どもを預けることができなくなったので、参加できなくなりました。残念…著書に戻り、アトピー増やしていこう「食べてもいいもの」の医師は、その親の生活管理などに対する適切な土台があってこそ、医師の処方箋が威力を発揮すると、この著書の推薦文に書かれていました。これは「親が主治医」だと言いたいのだと思うし、著者もそのように書かれていました。親と医師の連携がうまくとれることが理想だけど、もし、そうでない場合は、親は子どもの症状を観察して、色々勉強しながら、自分の直感を信じて、それに対応してくれる医師選びをすることも重要なのかなと思いました。共感できる内容はこれ以外にも多数ありますが、1人1人感じる部分が異なると思うので、最近、個人的に特に考えていることをまとめてみました。最後に、著者が「もうこれ以上できることが見つからない」とはじめて大きな愚痴をこぼしたときの、著者の母親の言葉です。「それでも見捨てんと育ててくれると思うたけん、あんた所さ生まれてきたんとたい」<著書の本を紹介した、これまでの日記>◇アレルギーっ子の暮らし応援Book◇アレルギーっ子の入園・入学安心マニュアル◇ふしぎのやまのしんりょうしょ◇レシピ本明後日8月27日(月)に、ひろっしゅコーチの著書「子育てしながらママがイキイキ輝く法」が初出版されます。当日、出版記念キャンペーンがあります!
August 25, 2007
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昨日の新刊に引き続き、2冊目の紹介です。この2冊は同じ出版社(農山漁村文化協会)から、先月末(2007年3月末)に同時出版されたもので、どちらも食事療法をきちんと指導できる医師や薬剤師が書いた、とても納得できる内容の本だと思います。今回紹介する本は、私は読んだことがありませんが、アレルギーの薬がわかる本の大幅改訂版だそうです。アトピーの薬を減らす本最近、多くの方の体験談を拝見して、この2~3年での原因の複雑さやアレルゲンの変化を実感していましたが、これら2冊の著書でも示唆されていました。マルチアレルギーの方が増え、2~4種類の除去では改善が顕著ではない症例が増えてきて、その背景には血液検査に反映されない隠れ型が即時型より多いことや、これらに化学物質や農薬が関与してきて(化学物質過敏症)、診察内容も複雑化してきていることです。そのため、食物アレルギー診療ガイドライン(2005)やアトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2006)が作製され、今後はこれらのガイドラインにそって治療に望んでいく必要性が書かれていましたが、今回紹介した2冊は食事療法を基本としているので、血液検査だけにとらわれず、症状が出るか出ないかを見極めながら、症状が軽減できる工夫のヒントなどを示してくれているので、参考になると思います。この著書にも書いていますが、食生活の欧米化に伴い、小麦アレルギーの増加、さらに、日本の主食である米アレルギーの急増のことも書かれています。特に米アレルギーでは、検査に出ない隠れ型がとても増えているのを感じていましたが、この本を読んでも、検査に出るタイプ、検査に出ないタイプ(発症までに数日以上かかるタイプ)があることも書かれていました。小麦や米アレルギーの治療法も数年前まではイネ科の雑穀を利用していたけれど、共通抗原性をもつため、最近はイネ科全般に反応する方も増え、今はキヌアやアマランサスなどイネ科以外の食材を取り入れつつも、主流は低アレルゲン米(高度精白米、ケアライス、Aカットごはん、酒米)が治療に利用されており、一部の方は普通精白米でも、コシヒカリ系からゆきひかりへの品種変更で症状が改善する症例があることも書かれていました。また、米アレルギーにはイースト(カビ)や糖分が関与していることが多いのですが(イーストコネクション)、それらの制限の有無による耐性獲得率と期間は参考になりました。この著書のテーマである「アトピー性皮膚炎やアレルギーに用いる薬を減らすため」には、まずは「食生活の改善・見直し」が重要とあり、原因となる食物アレルゲンを排除することだと述べられています。もちろん、ダニやハウスダストなどのアレルギーも増えているので、環境整備はもちろん、各種花粉も皮膚症状などの誘発原因となるので、花粉症対策が重要であることはいうまでもありませんし、この本でも明記しています。食生活の改善をする上での注意点でも、とても参考になる内容が多かったです。抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を服用して痒みを抑えながら、仮性アレルゲンという痒みの原因となる化学物質(ヒスタミンなど)を含む食品を食べている矛盾などが列記されていました。これらを予防をするには、調理の工夫(加熱や灰汁抜き)や鮮度の良い魚類を選ぶこと、離乳期のバナナは注意することなどでした。以上が著書の後半ですが、前半はお薬の内容になります。ステロイドが怖い、薬をできるだけ使いたくない、医師や薬剤師に正しい使い方が聞けないなど、周囲からの誤った情報や保護者の思い込みや不安な気持ちにより、逆に薬の量が増えたり、長期間使うことになる原因となっていることも多いので、この本でセルフチェックをしながら、薬の効能、注意点、副作用、正しい使い方などを知るきっかけが得られるようになっています。最近は漢方薬を利用する人が増えてきたので、そのことについても触れられています。かなり詳しく書かれていると思うので、薬の使用に不安がある方はぜひ一読してみることで、今まで抱えていた不安を明確にしながら、主治医や薬剤師に相談すると良いかなと思います。また、食物アレルギーがある場合は、薬が原因で症状が悪化する場合もあるので、薬の成分や添加物などにも注意を払い、医師や薬剤師にアレルゲンをきちんと伝える必要性があることも詳しく述べられています。私も「薬にはご用心!」で、5大アレルゲン(米・麦・豆・卵・乳)についてまとめていますが、それ以外にも、ジャガイモ、コーン、牛由来、鶏由来、豚由来、ゼラチン、添加物など、多くの原材料に注意が必要だと思います。風邪やアレルギーなどの症状を緩和させるために服用した薬で、逆に症状(皮膚症状、鼻炎、喘息など)が悪化したり、アナフィラキシーなどの重篤な症状が出る原因となることは避けたいものです。私が選んでいる治療方針とほぼ同じ考え方のアトピーの薬を減らす本とアレルギーっ子の入園・入学安心マニュアルの2冊に出会えて、この2日間はプチハッピーです。先月からアレルギー関連の書籍を数冊購入していますが、この2冊のおかげで、心がかなりすっきりとしました。昨日のブログにコメントありがとうございました。またゆっくりと返事をさせていただきますので、お時間のあるときにのぞいてもらえるとうれしいです!
April 12, 2007
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今週7日発売の隔週雑誌に、アレルギーとの闘いという体験手記が掲載されましたので、紹介したいと思います。婦人公論(2006年8月22日号)アレルギーとの闘い 咳込む、痒がる、食べられない 母子で三重苦を乗り越える 上記は昨年楽天ブログを通じて知り合った友人の手記です。友人のお子さんは小学5年生になりますが、これまでの11年間の経過を語っています。生後4ヶ月で食物アレルギーと喘息が判明し、2歳すぎに、アトピー性皮膚炎も併発して、痒みがとても強く、肌の状態も最悪で、夜もあまり寝られないような状態が約1年も続き、出口のない暗闇のトンネルに閉じ込められた状態に追い込まれてしまったそうです。そんな暗闇の中でも、息子さんの食事(厳格除去食)以外に、義父母との同居のため大人4人、当時幼稚園の娘さんの幼児食と、私の想像をはるかに超える食事作りに励まれてきました。入園後の給食はコピー食を作られたそうです。入学後は強い反応のあった小麦が食べられるようになったそうですが、卵などの一部の食物アレルギーはまだ残っているそうです。とても辛い思いをしながらも、小学高学年となった現在、平均よりも身体が大きく、風邪もめったに引かない強い身体だそうです。食物アレルギー、喘息、アトピー性皮膚炎という自分に与えられた試練は辛かったけど、まっすぐに育った元気なお子さんを見ると救われるそうです。もちろん、理解のある主治医や周囲の方たちに恵まれたこともあると思いますが、今後は子どもが自分自身でこれらをを乗り越えていけるように支えたいそうです。この手記はアレルギー・アトピーっ子育児では先輩となる方の体験談です。今暗闇にさ迷いながら、どん底に落ちた気分で悩まれている方も多いと思います。でも、将来はきっと、そんな暗闇のトンネルにも一筋の明るい光が見えてきて、出口が近づいてくる希望をもたせてくれる体験談だと思います。この体験談の中で、園の親子での食事会で、他の子はオードブルを食べているのに、自分だけお弁当でも、親の辛い思いをよそに、笑顔で参加している息子さんの姿にウルウルしてしまいました。それはほとんど食べられないメニューでも唯一食べられる枝豆とせんべいだけを山のように取り分けてくれた園長先生や他のクラスの子からの「なぜ食べられないの?」という質問攻撃からかばってくれた同じクラスのお友達の配慮もあります。もしかしたら、昨日紹介した絵本の、「痒みや皮膚症状なども自分の一部と認めることができたとき、頑張ってる自分を受け入れることができたとき、やさしくされることが気持ちいいと認めることができたとき、心がすっと軽くなり、明るくなったのだと思います」という著者の気づきに通じるのかもしれません。そのため、ママ、園長先生、お友達の暖かい気持ちに触れ、笑顔で参加できたのかもしれません。体験手記は2つあり、もう1人は大人になってからアトピー性皮膚炎を発症した方の体験談です。タイトルは「職場ストレスでまさかの発症、傷だらけの肌が癒えた日」ですが、これも、昨日紹介した絵本の著者の気づきと同じで、「病気による痛みや苦しみはできるだけ味わいたくないけど、自分の性格や体質に向き合うことができて、多くの方の支えによって生きていること」に気づいたことで、心身両面からのケアが病気を快復させるきっかけになるのでは?という体験談を書かれています。昨日の絵本と今日の雑誌の紹介は本当の偶然であり、連続で書こうと思ったことではありません。でも、偶然が重なるということは、やはり私に何か気づきを与えてくれているのかもしれません。子どもの疾患を辛くても受け入れることが早期改善につながること、暗闇に放り込まれた自分を責めるのではなく、頑張っている自分を少しでも認めること、そのことが暗闇に差し込む光を見つけるきっかけとなったり、これからの人生を親子で少しでも楽しく過ごすためのきっかけになるのではないか… そんなことを考えさせらた絵本と雑誌でした。最初の体験談の友人はお子さん達や同居の家族のお世話はもちろんですが、某所での食物アレルギーの会の主催、生協の役員、学校のPTA委員長など、自分の経験を還元できて、多くのママが少しでもハッピーな気持ちになれるような活動もされています。また、私にも心強いアドバイスをくれるので、頑張る励みになっています。私もその友人に少しでも近づけるような活動ができたらなと思います。もちろん、子ども達がまだ小さいことと、クリアすべき心の問題などがあるので、自分をもっと認め、いろんな感情から区別ができるようなスキルを学びつつ、徐々にできる範囲からやりたいなと思います♪
August 8, 2006
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心配しないで!食物アレルギーこの書物は、食物アレルギーの子を持つ親の会代表の武内さんが娘さんの食物アレルギーの子育てに取り組んだ約20年間をまとめたものです。「乳幼児期、幼稚園時代、小学校時代、中学・高校時代、大学入学と今」という、これから私達の子どもが辿る道のりでの親の思い、子の思いを綴りながら、その場の対応策などをまとめた1冊です。これは医療者側が治療法や対応策をまとめたものではなく、私達と同じ食物アレルギーの子を持つ親がまとめたものなので、自分の願いや不安などの思いを重ねながら読むことができるのと同時に、入園・入学後に起こりうる食が絡んだ諸問題への対策(園・学校選び、弁当・給食問題、調理実習や修学旅行・体験学習などへの参加、外食や旅行など)はとても参考になる内容でした。また、その時々での娘さんからの記憶も綴られていて、子ども達の気持ちを垣間見るような思いでした。もちろん、子どもの性格は個々で異なるので、ここに綴られていることと、まったく逆の思いもあるかもしれませんが、子どもは子どもなりに楽しめる方法を成長とともに習得していくのではないかなと思えるようになりました。たとえ、重篤であっても、一部食べられないものが残ったとしても、徐々に食べられる種類が増えるし、その中で、子ども達が友人達と外食や旅行を楽しみ、普通のお子さんと同じように、これからの人生を楽しんでいける希望をもたせてくれた1冊でした。この本を1冊読み終えた私の心は今までの気負いが、ほんの少しだけ解放された気分です。もちろん、不安は多大です。今はマイナスに考えることも多いし、イライラする毎日も多く、私のような親でなければ…と思うことも多いです。でも、この本を読んで、子どもが自分自身で人生を楽しめるコツを学んだり、発掘でき、そして、自立できるまでの介助でいいんだと思え、子どもの辛さを一生背負わなければいけない気分になっていた自分にようやく気づいたように思えました。また、この本で、自分の選んでいる治療方針は間違っていないとも再確認できたように思います。もちろん、治療法は無数にあるので、どれが正解か分かりません。たぶん、正解はないのだと思いますが、あくまで、我が家の治療法です。その一部の紹介。私は「除去食」という言葉があまり好きではないので、アレルゲンとなるものは食べられなくても、普段の食生活ではあまり食べない食材や代替食品などを使って、からだに合うものを安心して食べることができる生活を目標とした食生活ということで、「素材選び・食材選び」と呼ぶことにしていますが、この著者も「食べられるものを探す」ということで、「アレルゲンは除去するけど、栄養は除去しない」と述べ、食材の選び方の工夫を書いています。このブログでも、食材選び・調理の工夫にまとめていますので、参考にして下さい。他にも新たなアレルギー予防と除去解除後の再発予防のために、「回転食の重要性」についても述べられていました。「食物アレルギーがあっても、それぞれのからだにあう食べ物、あわない食べ物が特定できれば、食事のコントロールができて、快適な生活が送れるようになり、アレルギーとともに暮らすことは決して不幸なことではない」という言葉には、本当に心が救われた思いで一杯です。他にも、思春期や反抗期など、色々乗り越えるべき注意点などもわかりました。私と同じで、これからの子どもの人生に不安を感じる方も多いと思いますが、これからの生活を少しシュミレーションもできると思うので、一読してみる価値はあるかなと思います。そのことで、今後の生活での注意点などが見えてくるかもしれません。この本と同様、食物アレルギーっ子を育てたママが書いた本は、実生活を重ね合わせることができるので、とても参考になります。この3人の著者が書かれてる内容で共通しているのは、「悩んでいるのは、自分ひとりではないということ」で、「理解しあえる仲間がいること」です。お近くの親の会に入れば、そういう仲間作りもできるでしょうが、そうでなくても、ブログやサイトなどを通して知り合った仲間はもちろんのこと、近所に住んでいたり、同じ病院に通っていることなどで知り合った仲間が身近にいることも、とても幸せなのだと思います。ネット時代の今だからこそ、アレルギーっ子育児もできているけど、そうでなかったら、到底無理だっただろうなとつくづく思います。ひとりでもがき苦しんでいたと思います。もちろん、私が食物アレルギーっ子育児をはじめた5年前は、ネットがようやくISDNに移行しはじめた時期で、上の子が落ち着く2歳頃までは、実はひとりでもがき苦しんでました。それが本格的にネットをはじめようと思ったきっかけです。きっと同じような仲間がいるはずなので、情報交換ができたらなと… その頃にも探せば、食物アレルギーのサイトはあったのですが、そこまで探すだけの心の余裕がなかったことも悔やまれますし、今ほどネットを使いこなすという知恵もありませんでした。もっと早く、そういう知識があれば、あの2年はもう少し楽ではなかったかなと今でもふと思うことはあります。でも、その2年のおかげで、今は多くのすばらしい仲間と出会えたことがとても幸せです。これからも、こんな私ですが、どうぞよろしくお願いします♪最後に、心配しないで!食物アレルギーの巻末には、私達が頭を抱える食品表示について詳しく書かれていますので、とても役に立つと思います。
April 6, 2006
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前回に引き続き、本の紹介です♪ 今年は私の考えに近い興味のある新刊が多く、嬉しいと同時に、財布が悲鳴をあげています(笑)。もちろん、ここ2~3年で発刊されている食物アレルギーに関する本は興味深い内容のものが多いです♪ 今回も今年発刊された本2冊です。今まで紹介した本のほとんどが医師側からの情報提供でした。今回は私と同じアレルギー・アトピーっ子をもつ「ママ側の視点」で書かれた本です。アレルギー・アトピーっ子育児を通して得た体験談、多くの方を取材した体験談の総集編と考えた方が良いのかもしれません。その分、共感できたり、納得できることの多い本であると思います。アレルギーっ子の暮らし応援bookこの本はアレルギーっ子の食卓、アレルギーっ子簡単レシピたっぷり150で有名な著者である佐藤のり子さんが書かれた4冊目の本で、先月発刊されたばかりです。こちらはレシピの話題はまったくありませんが、日々の生活を送る上でとても参考となる1冊です。内容は下記の通りです。◇集団の中での暮らし方園や学校でアレルギーの理解をしてもらうたには…、給食問題、園の探し方や行事(調理実習や宿泊など)の対応法、友人や親戚づきあい、外食・外泊(入院食も含む)など◇自己管理力の育て方(心理面への配慮)子どもが他の子のおやつを欲しがる、買い食い、解除の医師が見つからないなど◇親の迷い、ストレス解消法と仲間作り母乳育児かミルク育児か、痒みが激しい場合の対処法、親のストレスと息抜き、仲間探し(近所の友人もしくは親の会探し、または親の会作り)、災害対策などアレルギーっ子育児を数年経験して、平々凡々と生きているように思われているかもしれない私も、日々ぶつかる壁や悩みは相当大きいのですが(苦笑)、子どもがはじめてアレルギーと診断された方、日々努力しているのに、明るい光がまったく見えなくて苦悩している方、子どもを新たに社会生活に送り出すことが決まったけれど、不安でしょうがない日々を送っている方には、きっとそれを解決できるヒントが、この1冊に隠されていると思います。まりもちゃんの「アレルギーとんでけ!」ガイド食物アレルギー・アトピーっ子をもつママである竹中さんが、自分の体験談のみならず、多くの方を取材してまとめられた本です。内容は下記の通りです。◇アレルギーとわかったときの戸惑い◇アレルギーっ子と親の心の成長アレルギーへの戸惑い、ママは自分を責めないで、子どもに何が、なぜダメなのかを教える時期など◇医師との付き合い方検査、ステロイド、医師との対話、食物日誌、民間療法など◇食べるものの選択食事改善がポイント、除去食、アレルギー用ミルク、離乳食など◇スキンケア、環境整備スキンケア、入浴のコツ、石けん生活、掃除・洗濯、布団・衣類など◇入園・入学園探し、給食問題など◇家族の理解とお付合い◇Q&A、みんなの体験談1冊目のアレルギーっ子の暮らし応援bookに共通する項目が多いのですが、それはほとんどの方が通らなければいけない道程なので、共通するのだと思います。また、著者の本来の職業がイラストレーターであるため、この本の特徴は見開きで、半分がマンガ、半分が文章の構成になっています。そのため、読んでいても、すんなりと頭に入ってくるし、共感を抱きながら読むことができます。「そうそう、私と同じだ~」とか、「なるほど…」とか、育児で疲れているときの頭には、マンガの方が読み込みやすいのかもしれません。また、この著者はご自身の悪戦苦闘の日記をもとにしたまりもちゃんのアトピー日記、多くのアトピーのタイプを紹介するために、200件あまりの家族を取材して書かれたまりもちゃんのアトピーライフに引き続き、今回の出版となっています。今回も多数の家族の体験談をもとに、0~12歳くらいまでのお子さんがいる方を対象に年齢幅を広げて書かれたそうです。また、著者のサイトでは、読者相談のQ&Aなどもありますので、参考にして下さい。上記は両方とも参考になるのは間違いありません。でも、1冊だけ読んでみたいわという方はどちらを選ぼうか迷われるかもしれません。やはり、硬い文章が苦手な方は後者だと思います。前者はアトピー増やしていこう「食べてもいいもの」の著書の先生なども協力されているので、どちらかというと、文章的には硬い印象がありますが、充実度にはかなりの深みがあると思いますので、本当好みであると思います。また、上記二人の方はアレルギーに関しては、かなり積極的に活動されています。特に、佐藤さんは大阪北摂津アレルギーっ子の親の会の代表であり、アレルギー連絡会(全国の患者会・親の会の連合組織)などでも活躍されておりますので、上記の本では仲間探しとして、親の会の作り方・役員だけが負担にならないような運営法などが詳細に書かれており、とても参考になりました。また、竹中さんは上記サイトでの相談を受ける以外にも、横浜母乳110番の相談員、自然育児の会などでも活躍されています。数年前、私は自分が孤独で悩んでいました。知識・情報がなく(ここまでネットが主流ではありませんでした)、近所で友人もほとんどできませんでした。でも、症状が落ち着いて、解除が進みはじめた頃、心の平安を徐々に取り戻しはじめました。そして、自分が辛い思いをした分、これから同じような思いをする方を少しでもサポートできたらなと思い、いろいろ勉強をはじめ、ネットを活用して、体験談などを拝読して、情報を仕入れいたり、同じ食物アレルギーにもいろんなタイプがあることを学んだりしました。もともと引っ込み思案的な性格なので、地元でサークルや親の会などを作るようなことができないと思ったので(転勤族でもあります)、ネット上で体験談を分ち合えたり、情報交換できる仲間作り(交流)のために、楽天ブログを立ち上げたり、某コミュニティーに参加したりして、多くの仲間と出会うことができました。また、実際にお会いしていただける友人もできましたし、私が困ったときに助けてくれる友人もできました。上の子は前述したように、ほぼ落ち着いているのですが、今は下の子が重度でかなりの除去をしています。授乳をしている私も同様です(多少は解除が進みはじめて楽になりつつありますが…)。でも、上の子のように相当落ち込んだり、くじけたりしないのは、やはり、皆さんの支えがあるからだと思います。本当にありがとうございます。この場で、心よりお礼を申し上げます♪ 何が言いたいのかというと、やはり、自分を少しでも理解してくれる友人や仲間は必要です。それがネット上の対面をしない友人であろうと、実際に対面をした友人であろうと必要だと思うのです。自分がお世話になった分、また悩んだ分、それを多くの方に積極的に還元している、上記のお2人の活動は私の理想であり、雲の上のような人たちです。そういう理想の方のようにはなれませんが、いつか私も少しでもそういう活動ができればなという思いで一杯です。もちろん、今の私は2人の子育てで手一杯ですが(笑)。ところで、このスローペースな楽天日記ですが、今回でようやく100件目の投稿です! 開設以来1年3ヶ月かけてやっと…(笑) これからも地道にスローペースでの更新になりますが、これからもお気軽に遊びに来て下さいね♪参考までに、フリーページで紹介している参考図書は下記です。◇アレルギー・アトピーに関する本◇アレルギー・アトピーに関する専門書◇アレルギー・アトピーに関する絵本◇アレルギー・アトピー対応レシピ本
December 9, 2005
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上手におつき合いアトピー/食物アレルギー今月発刊されたばかりの新刊です。中身を確認してきましたが、食物アレルギー(回転食・除去食を含む)・アトピー全般について、とても簡潔明瞭に書かれた入門書でした。食物アレルギーやアトピーがわかって不安に思っている方やアレルギー・アトピーの疑いがあるので、今後どのようにしたら良いのかと悩まれる方にはおすすめの1冊だと思います♪ 本の巻末に別冊の形式で、食物日誌がついています。それに直接つけられても良いですが、コピーをして、日々のアレルギー対策に利用すると良いと思います。ただ、食物アレルギーに重点おいた入門書としては、以前紹介したことがある下記がおすすめです。治せるアトピー!ところで、先月19日食物アレルギー診療ガイドラインが発刊されたので、早速注文をしました。食物アレルギー診療ガイドライン(2005)今年は食物アレルギー診療ガイドライン以外に、鼻アレルギー診療ガイドライン(2005年版)、小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(2005)と続々と出版されていますので、これらの疾患で悩む方は参考にされても良いと思います。でも、医師向けのガイドラインをわざわざ購入してまで…と思う方は、こちらの各種アレルギーおよびアトピー性皮膚炎のガイドラインや診療の手引きをダウンロードして読まれると良いと思います。プリントアウトすれば、イラスト・写真・フローチャートなども豊富に使われているのでわかりやすいと思います。参考までに、フリーページで紹介している参考図書は下記です。◇アレルギー・アトピーに関する本◇アレルギー・アトピーに関する専門書◇アレルギー・アトピーに関する絵本◇アレルギー・アトピー対応レシピ本
December 8, 2005
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◇食物アレルギー・アトピー性皮膚炎に役立つ専門書◇食物アレルギー・アトピーに役立つ本◇食物アレルギー・アトピーに役立つレシピ本&子どもの健康を考えたレシピ本日記では、うまく表組みで紹介できないので、フリーページに上記をまとめてみました。アレルギー・アトピーに関する知識や情報は、上記でかなり網羅できると思います。食物アレルギー・アトピーには、多くの治療法がありますので、あくまで私の観点にもとづいた本選びですから、ご了承願います。また、上記のレシピ本での注意点ですが、お菓子系になると、油脂類が多いことと、ナッツ系の利用が多いことです。油脂類は意外と症状が出やすいので、過敏な方は量を減らすとか、少し工夫が必要だと思います。また、糖分も少し多いかなという印象のものもありますので、それは家庭の味とお子さんの症状に合わせて、加減をすることが重要だと思います。また、ナッツ系は感作予防のためにも(参考)、毎回使わない、記念日だけにするなど、かなり工夫をして使うことをおすすめします。やはり、油脂類・糖分・ナッツ系を多く使うと、代替食材を使っても、おいしくできると思うのですが、あくまで、症状とにらめっこしながら、適宜材料などは工夫しながらということを忘れないで下さいね♪
November 2, 2005
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離乳食や幼児食を進めるときに、最も不安になるのが「食材選び」です。特に、アレルギー・アトピーの症状がある場合はもちろんのこと、その疑いがあるとき、予防をしたい場合、どのように離乳を進めて良いかと戸惑うことはよくあります。離乳を進める上で重要なことは、「子どもが何を食べることができて、何を食べることができないか」を見極めることです。また、アレルギー予防として、毎日同じものを与えるのではなく、3-5日ごとの回転で食材を与える「回転食」が重要となります。そこで、離乳食・幼児食を進めるための回転食を行うために、食材選びの参考となるのが「食物抗原強弱表」です。この食物抗原強弱表には数種類あります。もっとも有名なのが、東京医大方式食物抗原強弱表です。抗原度が1~5(4:注意をした方が良いもの、5:医師の指示で試すもの)にランク分けされ、穀類・芋類、野菜類、果物類、肉類・魚介類、調味料他ごとに分けて、食材を掲載してくれています。通常、離乳食を開始するにあたっては、抗原度が1-2のクラスからはじめていきます。この食物抗原強弱表のオリジナルが紹介されている書物は、松延正之著、知らないと怖い食物アレルギーです。 また、同門の先生で、関西バージョンにアレンジした食物抗原強弱表は、佐守友仁著、アトピー増やしていこう「食べてもいいもの」です。 前者は関東中心の食材を書いてあることに対し、後者は関西中心の食材を主に取り上げてあることが興味深いと思います。また、後者の書物には、旬の魚のアレルギー強弱度が掲載されているところがすぐれものです。もちろん、お住まいの場所によって、野菜や魚などの旬となる時期が若干異なってきます。抗原度の目安も若干異なる可能性はありますが、これらはあくまでも食材選びの基準表であり、目安です。抗原度が低いから症状が出ないわけではないし、逆に高いから症状が出るというものではありません。しかし、「アレルギーが怖くて…」という方には、絶対に役立つ表であることには間違いありません。これとは別に、同じ仲間(科・属など)同士の中でアレルギーの起こりやすい頻度を示した表があります。さらに、同じアレルゲン(5大アレルゲン+α)の中でも、食品別に強弱を示している表があります。これは最初にどの食品を与えたら良いかの判断を迷うとき、もしくは除去解除の時の食品選びに役立つと思います。これらの表を掲載している書物が、角田和彦著、アレルギーっ子の生活百科第3版です。 この書物は食生活のみならず、環境整備や日常生活の注意点などが詳細に書かれており、絶対損のない書物の1つです。また、先生とそのご家族の体験談や患者さんの治療経験をもとに書かれているので、とても納得がいくことばかりです♪ ただ、読破することは大変だけど、必要事項だけ読むことができるようになっているので、いざという時の辞書代わりです。食物アレルギーの入門書としては、最初に紹介した2冊が絶対におすすめです♪ 価格も安価ですし、今までの食生活を見直し、家族全員の将来の健康を考え直す1冊となると思います。
September 16, 2004
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