オリックス・ 北川博敏
(大宮東高-日本大)は、バットを一度も
振ることもなく三球三振に切ってとられ、憮然とした表情で
ベンチに下がった。
昨日の日本ハムvsオリックス、4回裏のこと。
北川を三振に仕留めたのは、日本ハムのルーキー投手・
多田野数人
(八千代松陰高-立教大)。プロに入団後の
ピッチングを、ボクは初めて見た。
気の短い打者なら、 「なめんなよ!」
とばかりにバットを
放りなげて、マウンドに駆け寄るに違いない、きっと。
( 清原某
との対戦をぜひ見たい・・・)
メジャー流の「キタナイ」球というのだろうか。
直球130km台後半、変化球が120km台半ば、
微妙に球が揺れてバットの芯を外している。
テレビで見ていると、直球でさえ変化球に見えなくもない。
まさに、それが「逆輸入」投手の真骨頂。
右腕をスッキリ振り切ることなく、ひねくれたフォーム(失礼!)
から、ひねくれたような球(再び失礼!)が繰り出されているのだ。
ボクがはじめて多田野を見たのは、彼が立教大時代。
いまのフォームとはまるで真逆で、ヒザを大胆に高く上げて
思い切り腕を振る本格派の右腕だったと記憶している。
東京六大学通算成績、
20勝16敗、防御率1.51、奪三振334(通算5位)。
チームメイトには 上重聡
(現・日本テレビアナ、PL学園高)がいたし、
早稲田大の 和田毅
(現・ホークス、浜田高)とはライバル関係にあった。
八千代松陰高時代、98年夏の甲子園に出場した。
この大会は 松坂大輔
擁する横浜高が優勝。
準々決勝のPL学園高との戦いでは、延長17回の死闘を
繰り広げたことで、強く印象に残る大会だ。
多田野がいた八千代松陰高は、上重のいたPL学園高と
運悪く1回戦で対戦。残念ながら、スコア2-6で初戦敗退した。
有名な話だけど、その甲子園でマウンドに立つ多田野に憧れ
同じ八千代松陰高に進学したのが、現・ホークスの
大場翔太
(東洋大)。
もし、いまの多田野に憧れる少年たちが増えたら、
「ひねくれた(ような)」球を繰り出す投手が増えて、
これからのプロ野球界はもっと面白くなるんじゃなかろうか。
「打高投低」の力関係も少しは変わるのかもしれない。
でも、打者のストレスはたまる一方だろうな![]()
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