昨日開幕した東京六大学・春季リーグ。早稲田大vs東京大2回戦は、昨日に
続き今日も早稲田大が勝利し、勝ち点を挙げた。
東大 010 000 000 =1
早大 310 006 03X =13
(東)前田-安原-和田、(早)福井-大前-松下
昨日の1回戦でエース・ 鈴木優一
(4年、西尾高)に7回・159球を投げさせた
東京大。その時点で今日の敗戦は決まったも同然だった。
◇ 「今季は東大が優勝する!」
(2009.4.8) →
こちら
へ。
◇ 「東大・鈴木優一、早大に完敗」
(2009.4.12) →
こちら
へ。
先発した 福井優也
(3年、済美高)と、女房役の捕手は 市丸大介
(2年、佐賀北高)
だったが、実は先日こんな事件(?)が背景にあったようにボクは邪推している。
それは一週間前の4月4日に行われた社会人対抗戦(対JFE東日本)。4番手で
登板した福井は、その試合で捕手を務めていた 杉山翔大
(1年、東総工高)に
対し苛立った仕草を見せ
、一塁を守る 原寛伸
(3年、桐蔭学園高)が慌てて
マウンドに駆け寄り、福井をなだめるシーンがあった(スタンドからはその理由は
分からなかったが)。
◇ 「社会人対抗戦、早稲田大-JFE東日本」
(2009.4.4)
→
こちら
へ。
◇ 「早稲田・杉山翔大ってだれだ?」 (2009.4.5) → こちら へ。
そんなことがあったので、昨日に続き今日も捕手が杉山なら、福井のピッチング
はどんなだろう? なんてボクは思ったりもしていた。だが捕手は杉山ではなく、
市丸。そのため福井は安定した投球をするのだろうと、ボクは試合開始前、勝手
にそう思い直していた。
そして、いざ試合開始。
開始直後から150km台の直球をビシバシ投げ込み、
「オレはドラフトで読売からの指名を蹴った男だ」
と言わんばかりに、圧倒的な
実力差を見せつけ三振を奪い続ける福井。登板した6イニングで計11個の奪う姿
は圧巻でさえあった![]()
ただ、ひとたびランナーが出ると投球内容は一変。福井の 「ひとりドタバタ劇」
![]()
が幕を開け、制球を乱し四球を連発したのだ(計5個)。
■2回は二死満塁で、8番・投手の 前田善博
(3年、栄光学園高)を相手に押し出し
の四球で1点を献上。
■4回、二死一塁で9番・ 田中淳
(2年、武生高)を相手にストレートの四球。
■6回、二死一塁で7番・ 笠井和
(4年、私武蔵高)に四球。
自分でつけたスコアブックを見てみると、「 K
(三振)」と「 B
(四球)」が多数並び、
「福井優也劇場」
のあり様を如実に表わしていた。だいぶ以前にも、同じような
スコアをつけたことがボクにはある。記憶を辿ると、その時の投手は近鉄時代の
野茂英雄
だったことを思い出した(もちろん、四球を連発した原因は違うが)。
◇ 「2010年のドラフト」
(2008.11.30) →
こちら
へ。
スタンドから見る限り、福井優也という投手は「感情の起伏」が激しい性格の持ち主
かも知れない。素材的にはチームメイトの斎藤佑樹(3年、早稲田実)に劣らないの
に、ハートの部分でだいぶ損をしているように見える。それさえ克服したら「一流」の
仲間入りが可能(なはず)なのに、それがもったいない。
◇ 「観ていてイライラした近鉄時代の野茂の投球」 (2008.5.12) → こちら へ。
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