2009年11月22日に行われた 「セ、パ両リーグ誕生60周年記念試合
・プロ選抜vs
大学日本代表」のこと。
■3回表、3番手の投手として登板した中央大・ 澤村拓一
(3年、佐野日大高)の
ピッチングは、とっても素晴らしかった。特にこの回先頭の1番・ 坂本勇人
(読売、
光星学院高)を見逃し三振に仕留めたウイニングショットが好い。149kmの速球
が外角ぎりぎりにビシッと決まった。「どうだ!」とばかりに、マウンド上の澤村は
誇らしげに胸を張った。
■ 以下、日刊スポーツ(11月23日付)より。
「大学最速の中大・沢村拓一投手が片鱗を披露した。3番手で登板、いきなり
巨人坂本勇人を149キロで三振。ベンチに引き揚げる坂本が『速い』と漏らす
シーンもあり、沢村は『自信になります』。初球はソフトバンクのスピードガンが
152キロを記録していた」
(以上、日刊スポーツ)
ちなみに初球の球場表示は149km。
投球フォームは決してきれいなものではない。法政大の速球派投手・ 武内久士
(4年、徳島城東高)ほどではないものの、変則的なぎこちないフォームに見える。
ただひとたび彼の手からボールが離れると、それは豪速球となって捕手のミット
を大きく震わせる。神宮最速記録の156kmは、この澤村が今年(2009年)秋
に記録した。
■ボクは東都リーグを見る機会が少ないため、澤村を見る機会も極端に少ない。
唯一見たのは今年7月14日、日米大学野球の第3戦だった(Kスタ宮城)。
1勝1敗のタイで迎えたこの試合、どうしても勝ちたい日本代表チームは澤村を
先発に起用した(第1戦の先発は法政大・ 二神一人
、第2戦は早稲田大の
斎藤佑樹
)。
ところが澤村、なぜだか大荒れに荒れた。たった1回2/3だけで、被安打6、
与四死球1、自責点2。早々に降板してしまった。肩を大きく上下に揺らして息を
する姿だけが印象に残った。
■澤村拓一。佐野日大高時代に甲子園出場の経験はない。脚光を浴びるように
なったのは、中央大入学後のこと(らしい)。元・読売の 高橋善正
監督の指導の
賜物なんだろうか? 対プロ選抜戦の様子を見て、スターターとして最もプロで
活躍する投手はこの澤村だろうと、ボクには思えた。
※ちなみに佐野日大高は、澤村が卒業直後の07年センバツで甲子園に出場
している。1回戦で大牟田高に7-0で完封勝ちしたものの、2回戦で大阪桐蔭
高に8-11で敗退した。この試合、大阪桐蔭の長打力がモノをいった。中でも
現・日本ハムの 中田翔
が放った2本の本塁打が勝負を決めた。
対プロ選抜戦で中田と勝負し、後輩たちのリベンジを果たすのも格好よかった
かもしれない(実際の対戦はなかった)。
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