「セ、パ両リーグ誕生60周年記念試合・プロ選抜vs
大学日本代表」
のこと。
■同志社大の捕手・ 小林誠司
(2年、広陵高)は4回裏の守備から出場、昨年
(2008年)センバツV投手の 東浜巨
(亜細亜大1年、沖縄尚学高)とバッテリー
を組んだ。そして、すぐさまその回に持ち味の「強肩」を披露した。
それは、代走で一塁にいた 小窪哲也
(広島、PL学園高-青山学院大)が狙った二盗
を刺殺したプレー。素早く、しかも送球が安定していて、二塁ベースで待ち構える
多木裕史
(法政大1年、坂出高)のグラブにピタリと収まる見事なものだった。
さらに打撃でも活躍。6回裏に 大隣憲司
(ホークス、京都学園高-近畿大)の変化球
をセンター前に弾き返すチーム2本目の安打を放ち、得点のきっかけをつくった。
■広陵高時代は、 野村祐輔
(現・明治大2年)や 土生翔平
(現・早稲田大2年)らと
チームメイト。小林を含め3人の名前を見て思い出すのは今から2年前、2007年
夏の決勝戦(対佐賀北高戦)のこと。
広陵高がスコア4-0でリードし、優勝を目前にして迎えた8回裏。一死満塁のピンチ
に、野村が佐賀北の 井手和馬
(現・亜細亜大2年)に、カウント1-3から投げた5球
目にドラマが起きた。
ボクは明らかにストライクに見えたが、主審の判定はボール。押し出しで1点を献上、
続く 副島浩史
(現・福岡大2年)に逆転満塁本塁打を浴びて、結局広陵高は優勝を
逃してしまったのだ。
勝敗を分けたのは、間違いなく 野村が井手に投げた5球目の微妙な判定
。この判定
が違っていたら、広陵高がそのまま優勝していたかもしれない・・・。
また、この判定をめぐっては様々な波紋もあった。
捕手の小林がミットを3度地面に叩きつけて、判定に抗議したとか(しないとか)が
話題になった。さらに試合終了後は、判定をめぐって広陵高・ 中井哲之
監督が
審判を批判する発言をしたことで物議を醸したものだった
。
■副島が大逆転の本塁打を放った直後、超満員で埋まったスタンドは最高に盛り上が
り、異常な興奮状態の様子に見えた。その時、マウンド上には白い歯を見せて苦笑い
する野村と、野村に寄り添うようにして立つ小林の姿があった。無言のまま野村の背中
をポンポンと叩く小林。
きっとこういう場面では、かける言葉が見つからなかったんだろうなぁ・・・。
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