2009年11月22日に行われた 「セ、パ両リーグ誕生60周年記念試合・プロ選抜vs
大学日本代表」
のこと。
■明治大の 荒木郁也
(3年、日大三高)は、大学日本代表の6番・サードでスタメン
出場した。 (荒木のサードというポジションは、あまり記憶にないが・・・)
1打席目は 大嶺祐太
(ロッテ、八重山商工高)に3球三振。2打席目は、明治大の
先輩・ 久米勇紀
(ホークス、桐生一高-明治大)の初球を叩いて投ゴロ。そして3打
席目は 唐川侑己
(ロッテ、成田高)からラッキーなショートへの内野安打を放った。
一方、守備機会は2度あった。8回に 亀井義行
(読売、上宮太子高-中央大)の
三邪飛と、5回に 中田翔
(日本ハム、大阪桐蔭高)が見せた三塁への凡走を、
タッチアウトにしたプレー。テレビや新聞で何度も報じられたから、荒木にとっては
おいしいプレーだったかもしれない。
■荒木郁也。ボクが最も憶えているのは2008年5月17日の対早稲田大1回戦。
早 010 100 010 =3
明 000 010 00 3
X=4
この試合、完全に早稲田ペースで進んでいた。9回裏、ボクはそろそろ家に帰ろう
と思い席を立ち上がったところ、その途端に明治大の反撃が始まった。
それは一死後のこと。 小道順平
(当時3年、二松学舎大附高)が二塁打で出塁し
続く 千田隆之
(当時3年、日大三高)の適時打で、あっという間に1点差となった。
そして荒木郁也(当時2年)がフルカウントからの7球目を叩き、ライトスタンドへ
逆転サヨナラ本塁打を放ったのだ。
荒木が本塁打を打った瞬間、ボクは早稲田大の 松下建太
投手(当時3年、明徳
義塾高)の姿をずっと見ていた。マウンドから本塁打を見届けた松下は帽子を剥ぎ
取って、だれにともなくベコリと頭を下げた。そして、うつろな表情で頭をかきむしって
いた。その姿は「こういった緊急事態に、自分がとるべき態度」を懸命に考えている
ように見えた。
その松下建太、昨秋(2009年)のドラフトで西武から5位指名を受け入団した。
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