2009年11月22日に行われた 「セ、パ両リーグ誕生60周年記念試合・プロ選抜vs
大学日本代表」
のこと。
■ 「この歴史的な試合に出場できて嬉しい。若い気持ちに戻って、いま自分が
持っているすべてを出したい」
今季(09年)の成績が思わしくなかった 新井貴浩
(阪神、広島工高-駒澤大)
は、32歳ながらオーバーエイジ枠(27歳以上)に自ら志願。そして、
「お世話になった大学野球に恩返しをしたい」
と、意気込みを話していた。
■新井はプロ選抜の4番に座った。初打席は初回、二死三塁の場面でまわってきた。
相手投手は、大学日本代表の先発・ 斎藤佑樹
(早稲田大3年、早稲田実)。
初球 147kmの速球が外角へ。ボール
2球目 速球が今度は内角へ。ボール
3球目 138kmの変化球が内角へ。ファール
4球目 内角低めに落ちる変化球。これもファール。
試合前、大学日本代表の 榎本保
監督(近畿大)は、
「プロの打者は外のコースを巧く捌(さば)くから、内側を攻めろ」
と斎藤に指示を出し、その指示通りに内角を上手に攻めていた斎藤。
そして5球目。バッテリーのサインが合わず一拍の間をおいた後、捕手の 小池翔大
(青山学院大3年、常総学院高)は外側にミットを構えた。だが、斎藤の投げた球は
「逆球」となって、なぜかド真ん中へ。
新井はその絶好球を右に弾き返す。打球は一・二塁間をゴロで抜けていき、ライト前
に達した。この新井の適時打がプロ選抜の先制点になった。
※(ボクの記憶に間違いがなければ)プロと大学生の現役選手どうしが戦う、戦後
初めての試合で、新井は記念すべき最初の打点を挙げた打者ということになる。
※上記の 青い文字
はJ-SPORTSの実況から引用。
■新井貴浩。駒澤大在学時の監督は、 太田誠
さんだった。太田さんの座右の銘は
「姿即心、心即姿」
。姿すなわち心を表し、心すなわち姿を表す・・・。
新井の駒澤大時代、太田監督に怒られたエピソードを。
以下、ブログ「とよのひとりごと・・・」より引用。
ある打席で新井選手、甘い球を見逃し、「しまった」という顔をしたそうです。
結局、その打席は凡退してしまうのですが、
太田監督は凡退したことではなく、「しまった」という表情に関して注意します。
そのココロは・・・
「あの表情に、お前の弱さが出ている。敵に隙を見せるな」
ここに「姿即心」の真意が見えるのではないでしょうか。
確かに、甘い球を見逃したら、「しまった」となるのも無理はありません。
しかし、そこで勝負あったも同然なんですよね。
投手側としては、優位な気持ちで勝負を進めることができますから。
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