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2009年12月14日
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テーマ: †黒執事†(568)
カテゴリ: 「黒執事」小説
BLの苦手な方は読まないでください。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


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 その夜、シエルは真夜中近くになっても寝付けなかった。

 あの魔法陣は幽霊の仕業ではなく、誰か人の手によって

 描かれたのだろう。ノルマンは何か隠しているとシエルは

 思った。ノルマンに聞けば何か手がかりがつかめるかもしれ

 ない。シエルは白い寝間着のまま部屋を出た。一人で古城

 の廊下を歩いているとエドワードの部屋から物音がした。

 部屋の扉の隙間からかすかに明かりが洩れている。まだ

 起きていたのか。エドワードも今夜は寝付けないのかなと

 思い、シエルはエドワードの部屋のドアを開けた。部屋の中

 は薄暗かった。入口の横の壁の蝋燭が扉を灯していただけ

 だった。エドワードは部屋の奥のベッドに横になっていた。



 と、つぶやいてシエルが帰ろうとした時、

 「眠れないのかい?僕もだよ。」

 とエドワードは言って、体を起こした。

 「体の具合、大丈夫か?」

 「気分はいいよ。君と少し話がしたいけど、いいかな?」



 シエルはベッドの傍らに腰掛けた。

 「月の魔女は我が家の家宝なんだ。返してくれるかな?」

 「えっ?でも・・・」

 「本来は僕が受け継ぐはずだったんだ。返してくれ。」

 いつになく真剣な眼差しでエドワードに言われてシエルは

 戸惑ったが、言われるままに指輪を返した。

 「ありがとう。この指輪には魔力が秘められているんだ。

 栄光と破滅のどちらかをもたらすというのは作り話だよ。

 月の魔女は満月の夜に願いを一つ叶えてくれる不思議な

 指輪なんだ。僕はお母様に会いたくて、何度も満月の夜に

 願いを叶えてもらったよ。でも、本当の望みはまだ叶えて

 もらえていない。贄が小さいとダメなんだ。もっと大きな贄を

 捧げないと月の魔女は僕の願いを叶えてくれない。今日

 この日をどんなに待ち望んでいたことか。君に会えて良かっ

 た。御礼に良いものをあげるよ。」

 エドワードは枕の下に隠していた猫の首を取り出した。

 エドワードは血の滴る猫の首にそっとキスをして、悪魔にも

 似た微笑を浮かべながら、シエルに差し出した。

                        (続く)


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最終更新日  2024年02月27日 22時44分19秒
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