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2009年12月22日
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テーマ: †黒執事†(569)
カテゴリ: 「黒執事」小説
BLの苦手な方は読まないでください。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


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 「悪魔で執事ですから。血塗られた古城の歴史を調べて参り

 ました。そして、棺のありかも・・・」

 「何だって?僕の棺が何処に隠されているか知っているのか?」

 「やはり、ご自分の帰るべき体を見失っていたのですね。」

 セバスチャンはため息をついた。ジェームスの母親は静かに

 語り出した。

 「あれは1年前の満月の夜でした。湖に月の魔女の指輪を

 した女性が身を投げたのです。私は月の魔女の力を借りて

 ジェームスの魂を呼び起こしました。湖の岸辺に魔法陣を

 書いたのですが、翌朝、城の者に見つかり、消されてしまい

 ました。それで、ジェームスは眠っていた場所が分からなく



 に暮れているエドワードにとり憑くのは容易でしたが、霊力

 が弱いため完全に体を乗っ取れるのは満月の夜だけでした。

 しかも、肝心の指輪は何処かへ隠されてしまい、月の魔女

 の力を借りる事もできず、ただ、毎月、魔法陣を描き、湖

 から出る事のできない私と二人で祈りを奉げていました。



 です。あの時、私が禁忌を犯さなければこのような目に遭わ

 されなかったであろうに・・・。」

 「お母様、100年前に僕が死んだのがいけなかったのです。

 病弱な僕をお許しください。」

 「ジェームス。全ては母が悪いのです。浅はかな母を許して

 おくれ。」

 二人は泣き出した。セバスチャンは二人に言った。

 「城へ戻りましょう。」

 「あなた方だけでお行きなさい。私は湖から出られないのです。」

 「死体が湖の底に沈んでいるからですか?100年前、貴女は

 月の魔女の指輪を用いて禁断の黒魔術を行った咎で、この

 湖で処刑された。満月の夜、指輪と魔法陣と生贄と復活の

 呪文さえあれば、死体を一時的に蘇らせることができます。

 ですが、その死体は魔法陣の中でしか生きられない。一歩

 でも外に出ると灰になってしまいます。貴女は100年前、

 城の床に大きな魔法陣を描いて病死した我が子を生き返ら

 せた。最初は一目会ったら魔法陣を消して灰にするつもり

 だった。でも、愛する我が子をどうしても灰にできなかった。

 何日も魔法陣から出ないように鎖で繋いで生かせておいた。

 領民は貴女を魔女と思い込み、暴動を起こした。城の主は

 禁忌を犯した罪で貴女を処刑し、貴女の死体を湖に投げ込み

 贄として捧げた。そして、貴女の血で魔法陣を描いた棺に

 息子を閉じ込め、暴徒から我が子を守ったのです。城の主は

 棺を隠した後、城に押し寄せた領民たちによって殺されて

 しまいました。領民たちは何の罪もない領主を殺すことで

 17世紀に魔女狩りにあった復讐を遂げたのです。」


                         (続く)



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最終更新日  2024年02月27日 22時52分57秒
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