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2010年12月16日
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カテゴリ: 「咎狗の血」小説



 シキ×アキラです。

 お気に召していただけると嬉しいのですが・・・

 18禁です。

 BLの苦手な方は読まないでください。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート



 闇に浮かぶ月が俺を嘲笑うように見下ろしていた。

 救いようのない喪失感と倦怠感が俺を堕落させる。

 死体の腐臭が染み付くのが嫌で街をさまよい歩き、

 希望の欠片もないトシマで朽ち果てるのを待っていた。

 俺の人生はなんだったのか・・・もう、どうでもいい。

 アキラが総てに疲れた負け犬のように座り込んでいると、

 畏怖の象徴とも言うべき闇の色に染まった男が現れて、



 「シキ、やめてくれ。あっ、ああ・・・」

 男はバスルームでアキラを犯した。前戯もなく、いきなり

 背後から犯されて、アキラは苦痛と快楽の狭間で啼いた。

 髪を?まれ、顔を壁に押し付けられ、両手を後ろに捩じ上げ

 られた。立ったままの姿勢で男を受け入れるのは辛かった。



 「いっ、痛い。あ、ああ~。シキ、乱暴にしないでくれ。」

 「負け犬が俺に指図するのか?犬は犬らしく哀願しろ。お前は

 犯されるのを承知でついてきたはずだ。何も言わなくても、

 お前の利用価値などそれ以外に存在しない。お前は犯される

 為に存在する犬だ。犯されるのが初めてでもないくせに、

 少し切れたくらいで、痛がるのか?」

 シキはアキラの耳元で罵ると、激しく腰を突き動かした。

 「あっ、ああ、ああああ~」

 アキラは痛み以上の快楽に支配されて、達してしまった。

 シキはアキラの中に出した後、こう言った。

 「吠える犬ほど弱いというが、お前はまさにその通りだ。

 初めて会った時のお前は目が生きていた。死んだ目つきの

 者どもが集う街で、お前の目は死んでいなかった。それが

 数日見ないうちに、すっかり死んだ目になっていた。俺は

 それが腹立たしくて、連れて来たのだ。これからは、犬は

 犬らしく飼い主に従え。俺がたっぷりと調教してやる。」

 シキはアキラの左手に手錠をかけ、片方の手錠をバスルーム

 の手すりに繋いだ。そして、裸のままのアキラを置いて、

 去っていった。

                            (続く)


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最終更新日  2010年12月16日 21時49分05秒 コメント(2) | コメントを書く
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