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2012年07月10日
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 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート




 薄暗い地下室に鞭の音が鳴り響く。手枷足枷を嵌められて、

 鎖で壁に繋がれたキルアの虚ろな瞳には初めてできた

 友達との思い出が映っていた。生まれたままの姿で兄に

 鞭打たれる自分ではなく、夢の中の眩しい思い出だけを

 いつまでも見ていたいと願うように無邪気に明るく手を振る

 ゴンの残像を見つめていた。懐かしいと思うには数日しか

 過ぎていないのに、今ではもう昔の事のように懐かしかった。

 ゴンと共に笑い、戯れ、遊んだ日々がもう戻らないのかと

 思うと悲しかった。

 「キル。ゴンが会いに来たよ。試しの門を開けたそうだ。

 会いたいかい?」



 聞いて、正気に戻ったキルアはイルミの顔色をうかがうように

 大きな瞳で見つめたが、次の瞬間、諦めたように首を横に

 振った。そんなキルアを見て、イルミは

 「会いたいのなら、正直に言いなよ。キルはゴンが

 好きなんだろ?」



 「ち、違う。好きじゃない。」

 キルアは咄嗟に嘘をついた。

 「まだゴンが心配?自分の身を守る為にゴンを捨てたのにね。

 鎖に繋がれて鞭打たれても上の空でゴンの事を考えてる。

 罰を受け入れて反省しなければならない時間でさえもゴンが

 頭から離れないなんて、悪い子だ。俺はそんな悪い子に

 育てた覚えはないよ。人は自由を知ると欲深くなる。だから、

 自由を与えなかったのに、キルは自分の力で一時的にとはいえ

 自由を手に入れた。ミルキと母さんを刺してね。逃げた先で

 手に入れた自由はさぞかし楽しかっただろうね。開放的な

 気分を味わって、キルは何をした?セックスと殺人。そうだろ?

 人は皆、快楽を求める生き物だからね。でも、刹那的に生きても

 後悔するだけだよ。キルはゾルディック家から離れられない

 運命なのだから。俺とした約束覚えてる?」

 「お、覚えてるよ。」

 「それなら、いい。キルは俺だけのものだよ。」

 イルミがキルアの顎に手をかけ、そっと口づけした。

 舌を絡ませ、吸い上げながら、歯で唇の端を軽く噛んだ。

 「痛っ!?何するんだよ!?」

 「キルは悪い子だからお仕置きしないとね。」

 イルミはそう言うと、キルアの唇から流れる一滴の血を

 指ですくい取り、まるで紅をさすようにキルアの唇に塗った。


                             (続く)








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最終更新日  2012年09月02日 22時28分33秒 コメントを書く
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