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2014年09月05日
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カテゴリ: 「黒執事」小説



 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート



 小鳥の囀りさえ聞こえない静かな森だった。森は木々の葉が生い茂り、

 陽当たりが悪く、木々の根元には色とりどりの見た事もないような

 キノコが見渡す限り無数に生えていた。シエルは馬車の窓から

 森中に生えている赤や黄色の妖しいキノコを見て、こう言った。

 「この森は気味が悪いな。本当にマッシュルームの名産地なのか?」

 「はい。左様でございます。クロウ男爵家の荘園は森の入口にある

 村一つにございますが、この広大な森を私有地として持っておりますので、

 マッシュルームを始めとするキノコの栽培だけで暮らせるらしいのです。」

 「森中に生えている見た事もないキノコの群れ。まさか、あれは

 売り物じゃないだろうな。」



 引き起こすような類の毒キノコかと思われます。毒を作って売ったら、

 きっと高く売れるでしょうね。色鮮やかで美味しそうですけれど、

 坊ちゃんはくれぐれも食されませぬように・・・」

 「あたりまえだ。誰が食べるものか。」

 シエルはフンっと鼻で笑い、再び森を見つめた。曇天のせいか森は



 キノコを太陽から守るように生い茂る木々は何百年も森を守り、

 中世までは道すらなかったのであろう。近世に作られたと思われる

 屋敷に続く1本道は獣道に等しく、馬車1台通るのがやっとだったに

 違いない。半径徒歩1時間と言われる樹海に似た森は18世紀に

 なってから道の整備が行われ、クロウ男爵家の所領となったのだ。

 それまでは森も村もウィッチ家の領地だった。

 シエルがいつまでも続く同じ景色を眺めていた時、突然

 シエルの目の前に陰惨な光景が現れた。木々が途切れた隙間から

 焼け焦げた家屋が見えたのだった。

 「こ、これは・・・」

 「ウィッチ家の屋敷跡でございます。薬を作り、呪いを家業とする

 ウィッチ家は近世に流行った魔女狩りのせいで没落し、後から来た

 クロウ家に全てを奪われました。それでも150年くらいは細々と

 森の中で薬を作って暮らしていましたが、20年前、村で疫病が

 流行った年に村人に襲撃され、皆殺しになったのです。

 その襲撃の際に当時15歳だったウィッチ家の一人娘は略奪され、

 クロウ家の地下牢に幽閉されました。長年の凌辱の末、クロウ家長男

 ジャスティス・クロウが生まれたのでございます。」

 「悲惨な話だな。」

 シエルは溜息をついた。

                             (続く)






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最終更新日  2014年09月06日 10時50分27秒 コメントを書く
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