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2007.09.04
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カテゴリ: "わたし"
「え」の話

~ 絵 ~

私が、今でも描いた時の気持ちを忘れられないでいる作品があります。

6年生の時、通っていた絵画教室で大きなキャンバスをもらって好きな絵を描きました。
卒業作品?のようにして、私ともう一人の女の子だけ。
特別な大きな真っ白のキャンバスに、
自分一人で描いていい事が嬉しくもあり、同時にその大きさはプレッシャーでもありました。
もう一人の子は、ほんとに絵が"上手"でセンスもある子。
しかも、ちょうどその頃の私は絵のアイディアが浮かばず、


動物好きな私は、動物の絵本を見て描きたいなと思うものを選びました。
(あの絵本、面白かったなぁ。もう一度見たいです)
その時点で、何も見たりせず絵を描き始めていたKちゃんに負けたなって気持ちで一杯。
でもまぁ、"自分の作品"を作るんだからいいやと割り切って、描き始めました。
ある意味模写のようなものでもありました。
その絵本の、スカンクのおならの表現が印象的だったのを見て、描きたいと思い、描きました。
その向かいに、スカンクに針を向けるヤマアラシ。
ジャングルの中のサルの群れ。親子のサルもいます。
そこへ別の群れのサルが一頭紛れ込んできて、縄張り争いになりそうな予感。
そうだ、八木山動物園で最初に見られるインコを描こう。
つがいで、仲が良くて向き合っているところ・・・。

それを見た先生は、他の色も塗ってみたら?と塗り残しの白い所に
オレンジや青などを塗る事をすすめてくれました。
確かにジャングルを遠目に見たら、(見たことないけどね)きっと緑一色じゃなくて
花や実や動物や昆虫?のいろんな色が交じり合って見えるだろうなと思って、
その仕上がりに満足しました。


描き上げたけど、どこか納得行ってないけど、これ以上はどうしようもないな、
って思って、終わりにしました。

作品展の準備の日。
作品にタイトルをつけるのですが、
その日私は用事か何かで行けなかったんだと思います。
先生が代わりに、「楽園」というタイトルをつけてくれました。

作品展当日。
先生や、家族からは
「よく描いたね」「動物がたくさん出てきて、あっちゃんらしいね」と好評。
しかし、私は自分の作品を見ながら、
「これは"楽園"じゃないんだよなー…」と思っていました。
だって、スカンクとヤマアラシは敵意を持って向かい合ってる。
そして、サルの群れとよそ者のサル一頭。
仲良く向かい合う鳥はいるものの、
平和なように見えて、
私的にはこの絵の中に"争い"が存在している事になっているから・・・

・・・と、そんな自分なりのこの絵の解説を、誰にも話さないまま、
気づけばこの作品を最後に、絵を描く事から本当に卒業していたなと思います。
その後もものづくりはする事はあったけれども、
ものづくりだけに夢中になってたっぷりとした時間を過ごした事は、
”アートクラス”を卒業してからはなくなってしまいました。

課題で描く絵。必要に迫られて描く絵。
上手いかどうかを気にしたり、期日や状況に合わせて仕上がりを妥協。
仕上げ方が、当時とは違う終え方になっていき、それが普通になり・・・

今となっては、
"描けない自分"に悔しい思いをしながら、
でもその思いとぶつかりながら"描いていた"自分には戻れないのが、
とても寂しいです。

「え」の話、以上。





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Last updated  2007.09.04 18:28:57
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