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【ARMS】(あーむず)作:皆川亮二 原案協力:七月鏡一週間少年サンデーで連載され、「スプリガン」で世を席巻した皆川亮二が描く「2代目スーパー高校生」マンガです。「力が欲しいか。。。!?」内なる声に呼ばれた時、高槻涼の右腕に目覚めたのは。。。地上のいかなる兵器をも凌駕する「神の腕」、金属生命「ARMS」と呼ばれる地球外硅素生命体由来のナノマシン群体を移植された4人の少年少女が自らの運命を切り開くため、生物種としての人類の人工的進化を最終目標とする世界的規模の秘密結社エグリゴリに立ち向かうという物語。ナノマシン関連の話題で引き合いに出されることが多いマンガの一つでもある。安定した画力と味のあるキャラ、要所で見られる熱い展開が魅力で、「連載で読むと展開が遅く感じる」「主人公が冷静すぎて共感しづらい」「一旦劣勢に回った悪役がヘタレすぎ」などの声も上がった。特に展開の遅さについてはファンの多くも認めるところであり、ちなみに一般的な知名度もあったようでアニメ・ゲームなどのメディアにも進出したが、その出来についてはそっとしておいてやって欲しい。 何と言っても迫力あるアクションが魅力ですが、「ARMS」という超兵器を身体に植え付けられてしまったキャラクターたちの心の動きなども丁寧に描かれており、読ませてくれます。 もうひとつの魅力はその豊富な設定の数々です。聖書やファンタジー、「不思議の国のアリス」などから、多くの用語と思想が引用されていますが、その使い方のセンスは抜群。読者をゾクゾクさせてくれます。「ジーザス」で有名な七月鏡一さんが原案協力している点も、ファンには嬉しいところです。また本作品の連載期間中には本作の主人公の父親である高槻巌は「正体は原案協力の七月氏なのではないか」との憶測すら飛び交った(笑) 買って損はないマンガだと思います。
July 31, 2007
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神楽総合警備は人類社会の裏側に暗躍する魑魅魍魎を撃退すべく設立された民間企業である。先進のコンピュータ・プログラムを駆使して敵に挑む,有給休暇なきサラリーマンたち―社会に安寧と秩序をもたらすため,彼らは今日も出勤する!新人の田波洋一。しかし初日から化け物相手に闘うはめになった田波君。彼が入社した神楽総合警備会社は化け猫退治専門の会社だったのだ。おそらくは世界で最も銃弾と爆発が多いマンガです。 それはもうすごいです。飛び交う銃弾と走り回る個性的なキャラ達、炸裂する爆発とふざけたセンスの良いギャグセリフ、加えてこれでもかと言うほどに入り乱れる伏線。の、そして重々しく謎のあるストーリー。ユニークなキャラが多いのは良いのだが、メインキャラ達は殆ど負傷しない伊藤氏の作品にはかわいい女性が沢山出てくる。 だけど、その女性達は弱い立場の女性ではなく、自ら困難に立ち向かって行く女性であり、時として男性キャラを大きく圧倒していたりする事もある。 特に伊藤氏の作品の中で、ひときわ怪しいのは「LAWMAN」の主人公であろう。彼は他の作品でも重要な役割を持ち、時にはその作品を乗っ取ってしまう時もある。 さて、「ジオブリーダーズ」であるが、この作品は、捨てネコ達が化け猫となり、ある目的により人間社会にたいして行動を起こす。そして、化け猫達と昔から闘ってきた神楽総合警備と厚生省のどたばたストーリー?である。 この作品では細かい遊びが多々見られ、ストーリー以外でも楽しめますね。
July 29, 2007
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私の通っていた高校は都立なのですが、残念ながら4強になれませんでした。。。『おおきく振りかぶって』は、月刊アフタヌーンにて2003年より連載中のひぐちアサ作の野球マンガ(フィクション)。テレビアニメは2007年4月よりTBS・毎日放送(MBS)他にて放送。2006年第10回手塚治虫文化賞「新生賞」受賞。2007年第31回講談社漫画賞一般部門受賞。メンタルトレーニングなどのスポーツ心理学に焦点をあてて、高校野球部員たちの成長を描く点が特徴の作品である。各チームにおける各選手の心理状態や感情の起伏を主軸に添えた、新しいタイプの野球マンガを開拓しつつあるといっても過言ではないだろう。確かにこの作品は心理描写や配球等がとても細やかに描かれていて、非常に秀逸であるとは思う。重点は野球にあるとは思うのですが、キャラの心情とか人間関係の描写も取り入れた、普通の野球マンガとはちょっと違う感じな印象を持ちました。作者のひぐちアサは、埼玉県立浦和西高等学校出身。舞台となっている埼玉県立西浦高校は母校である同校がモデルである(ちなみに大阪府に大阪府立西浦高等学校が実在するため埼玉県立西浦高校にしてある)。軟式野球部から硬式野球部に変わったことや、グラウンドの風景なども実物にかなり忠実に再現されている。作者自身も頻繁に母校の野球部を訪れ、練習などを長期取材している。「ドカベン」の愛読者でもあり、一時期は試合のスコアを暗記していたほどだった この作品には過去の挫折や苦い経験から脱皮して仲間とともに成長していくサクセスとかがあるんじゃないでしょうか。 そういうところはすごくいいと思いますし、この作品の醍醐味なのかなあと。本格的な野球を追求されている方には、「こんなんじゃない」なんていわれるかもしれませんが、マンガは娯楽本なのです。読んで面白い、野球に興味を持った。と思うのだとしたら、この作品は佳作と見ていいのでは。みんなマンガは楽しく読みたいのだから。
July 28, 2007
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今回は『ガンダムエース』2007年3月号より、第7話以降の監督を務めた飯田馬之介の執筆による『機動戦士ガンダム第08MS小隊 U.C.0079+α』です。細部でOVAとは異なる設定が用いられる様子である。流れはほぼ原作と同じだが、以前にガンダムエースで連載されていた『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』の続編という形でストーリーが展開する為、エピソードや登場キャラクターが多少追加される等、原作から若干変更がされている。一年戦争において連邦軍が勢いを伸ばし始めた頃が舞台であり、登場する兵器もMSだけに偏らず、TVシリーズ『機動戦士ガンダム』に登場した一見奇抜な兵器をもリメイクさせて登場させている。MSがあくまで一兵器として扱われるのは、ガンダムシリーズ全体を通して言える特徴であるが、本作ではその傾向がことさら強い。特に、主人公の乗機は大抵強力な特別機なのが通例なところを、本作では量産機や改造機を主人公が駆っている。それ以外のメカ描写も細部まで技術考証が徹底された。一方でMSを登場させる必然性があったため、TVシリーズでは後半に初登場する連邦軍初の量産型が、ガルマが死んだ時期に宇宙で配備されていたり、東南アジアに連邦軍の先行量産型MS大隊がすでに存在していたりと、従来の設定を無視して連邦軍のMS配備を大幅に前倒しした作品となった。「映像化されたものが公式設定」というサンライズの方針により、これ以降宇宙世紀世界では「TVシリーズではたまたま登場しなかっただけで、当時から連邦にもMSが存在した」というのが公式設定となっている。この作品に触れると「ガンダム」というのは奥が深いというか、後付け多いな。。。と感心する(笑)他のシリーズと比べて、戦場の生々しさやリアリティを追求した描写が特徴的である。そこに、理想に燃える青年士官 シロー・アマダが主人公として登場することで、より戦争の現実が強烈な印象をもって対比されている。シローは、理不尽な戦いを目の当たりにし、軍務と倫理のギャップに激しく苦しむのである。でも主軸となるのは、戦場において敵兵同士が愛し合うことは可能なのかというテーマである。言うなればガンダム版『ロミオとジュリエット』です。
July 25, 2007
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『スプリガン』は、週刊少年サンデー、週刊少年サンデー増刊で連載された作品。原作たかしげ宙、皆川亮二が描く「初代スーパー高校生」マンガ。1998年には劇場アニメ化配給はされた。AKIRAの大友克洋が総監修を勤める事で話題となり、ストーリーは原作作品内における『ノアの箱舟』の話を基本的な叩き台として、所々に原作『御神苗抹殺計画』の話の一部を絡めることで、基本設定を説明すると同時に盛り上がりを演出している。高度に発達しすぎたために滅びてしまった超古代文明の何者かが、現代の者たちに対する警告を綴った伝言板(メッセージプレート)には「我々の遺産を悪しき者から守れ」という言葉が刻まれていた。このメッセージを受け止め、遺産を封印することを目的に活動する組織「アーカム」。そしてアーカムの誇る特殊工作員を遺跡に出現するという伝説の妖精にちなんで「スプリガン」と呼ぶ。御神苗優は、そのスプリガンの一人。A・M(アーマードマッスル)スーツという驚異の装甲強化服を武器に、世界の平和を守るために立ち上がり、様々な敵と対決する壮大なアクションストーリー。多くの人が実際に耳にしたことのある「文化遺跡」や不思議な発掘物、果ては「神話」から「昔話」までが、「本当はこうだったのか!」と現実と結びついてしまう楽しさがあります。遺跡発掘から人命救護、依頼があれば即参上!やってる事は国際的人材派遣会社「ASE」(Almighty Support Enterprise)と殆ど変わんないじゃん(笑)最後の1コマで必ずオチがあるのも好きだった。ちなみに連載開始時、同じ高校生だった嵐田もすでにオッサンになっちまった。。。w
July 23, 2007
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