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中村壱太郎と尾上右近のART歌舞伎、副音声版¥3500、邦楽、日本舞踊入門にオススメ。何やってるか解説してくれる。邦楽や舞踊こんなにカッコ良かったのか!って思うよ。四部に分かれているので、空き時間に細切れでも見られる。何より二人がじゃれ合いながら熱く語ってるのがいい。最初は青龍、朱雀、白虎、玄武の踊りでわ、鳥だとか猫だとか思うよ。他のも三番叟を思いもかけない衣装で演じるけど確かにこれは三番叟だったり。最後のはとても美しくて、ながらで観てたけど泣かされました。副音声なしの普通のも買うのだ。17日までART歌舞伎artkabuki.com
July 15, 2020
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昨日は二つもオンライントークショーを観たのです。 一つはFacebookのお友達が教えてくださった 文楽の織太夫さんと煎茶の宗匠の対談、 もう一つは、歌舞伎家話第5回の松嶋屋三代、 仁左衛門、孝太郎、千之助 。 どっちも大変楽しく、書き留めておきたいこといっぱい。 織太夫さんは、「文楽を神棚からちゃぶ台に戻したい」 と下記のようなご本も執筆してらっしゃる。 ビジネスパーソンのための 文楽のすゝめ [ 竹本 織太夫 ] 昔は島之内(船場の南側)だけで浄瑠璃の稽古場が 500件もあったそうである。 「ジャンカラより多いですよ!」 「コンビニより多いかしらん」(我々ドッと笑うが 悲しいかな、向こうには聞こえない) 当然聞こえてくる義太夫の調べの中で 浪華っ子は育ったわけで。 そのほかにも、昔の大阪弁は二文字上がりじゃなかった、 上がった音からはじまってたとか。 Facebookのお友達は代々大阪の方で今60代半ばだけど、 そういえばおばあさんの大阪弁はそうだったかもと。 その古い大阪弁が義太夫の中に残っていると。 仁左衛門さんの方は、自粛期間中、 喉を衰えさせないために『勧進帳』を 全く一人で演じられていたそうだ。 これはサンケイブリーゼホールの柿落としで かかって大変に素晴らしかったんですけど、 後援会の中だけ販売でいいから、 音源化して販売してくれないかなぁ。 そのほかにも身体も鍛えていて、 「散歩」のスピードは孝太郎さんが付いて歩くのが きついほどのスピードだそうだ。 話は菅原伝授の刈谷姫、千之助初役の話が多くて、 仁左衛門は経験もないしまだまだムリと断ったし、 孝太郎は自分の最後の刈谷姫のつもりだったので、 会社からの話にビックリ。 今までの舞台はほとんど立役で仁左衛門の指導。 玉三郎に頼んで、女方の基本、姫の基本から始まり、 「もう時間がないから言っちゃうわ」と 孝太郎が女形をやってて随分経ってわかったことも 教えてもらってズルイと思ったなどなど。 千之助が「玉三郎のおじちゃま」と呼ぶのが 大層かわいらしかったです。 あと、織太夫さんと仁左衛門さんが共通して言ってたのが、 大阪のやり方のこと。 織太夫「歌舞伎は型でしょう、文楽は風(ふう)なんです、 かっちり決まってないんです。おはぎみたいなもん。 おはぎは和菓子屋には売ってなくて、うどん屋で売ってたりする、 こしあん、粒あん、なんだったら紫いも餡でもいい」 仁左衛門「型っていうのは自分流に理解して変えて行っていいんです。 『◯◯屋型」は◯◯屋さんがそれまでと変えはったんだから」 孝太郎さんの補足「一世一代でこれが最後の舞台でも毎日記録を見返して 明日はこうやると言っていた。千秋楽に『今度やるときはこうしたらええわ』 と言うので「これで打ち止めだったんじゃないのか?」と思った」 まだまだいっぱいあったんだけど、全部覚えきれない。 とりあえず今日はコンビニ寄って 孝夫さんと奥様が毎晩食べるという ハーゲンダッツのチョコレートバーを買って帰りたいです。 おはぎも食べたい。
July 6, 2020
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