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この週末は、久しぶりの東京2泊3日。メインイベントとして、楽天ブログ仲間とのオフ会なんかもありまして、久しぶりにスペインから帰国したあの人とか、東京下町にお住いの皆さま方とか、天然でおなじみのあの人とか、天然だがお初のあの人とか、楽しく充実した時間を過ごしてまいりました。まだ、どなたもオフ会の様子をアップしてないので、ちょいと遠慮がちにご報告。というか、このところブログから遠ざかってる方も多くて、だけど、こういう形で交流が続いてるってのがうれしいですね。そして、故郷に戻ってからも、私がたびたび東京に足を運んでいたのは、「通院」という目的が大きくて、今回も、もちろん、そちらもメイン。ずいぶん体調がよくなっているということもあり、昨年6月に「週5日出勤にしてほしいと言われてるが、どうでしょう?」と相談して以来。結論。その後、一日5時間勤務とはいえ、週5日を問題なくこなしているし、薬もなくても不安がなくなってきたし、それ以上に、ちゃんと社会復帰できてる感じがするし…もう「卒業」と、相成りました。今回は、薬の処方もなかったし、今後も、よほどのことがなければ通院の必要もないし、ただし、半年は急激に仕事量を増やしたりしないように、そこは慎重にするように、とのこと。というわけで、今回で通院の必要による上京、というのはひと区切りです。もちろん、うれしいニュースではあるんだけど、今までは、コンスタントに「病院に行く」という理由で東京行があって、そこで、会いたい人、やりたいこと、の予定を付随させるって感じだったのが、これからは、「会いたい人」「やりたいこと」が主な理由になって国内旅行を組むって感覚になるんだな~って。またひとつ、私の生きる軸足が「ここ」になった実感を得た出来事。うれしくもあり、さびしくもあり。
2013年02月18日
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だいぶ頭と心がこっちの世界に戻ってきたみたい。今週は何かと忙しい予定なので、あんまり行ったきりにもなってらんない。あとは、昨日、実際に会場で見てた人に話を聞いたら、6分間練習でのジャンプはきれいに決まってたそうで、さほど深刻な話でもなさそうな。2011ジャパンオープン、タカハシのブルースは散々な出来で、テレビではその様子しか流れなかったから、なんだか不安視されていたけれど、でも、私はその時会場にいて、6分間練習で彼が質のいいジャンプを跳ぶのをみていたので、そのシーズンに対して、全然心配をしていなかった。なので、彼女の話を聞いていると、どんどん「大丈夫」って感じがしてきた。あと、ダイスケファン的には「今回は、出来が悪くて青ざめてる様子さえ美しかったからOK」という結論にまとまりまして。なんたるポジティブ思考!いいのか、それで、ダイスケファンたち(笑)いや、私たちもいろいろ乗り越えておりまして、一番大きかったのはバンクーバー前シーズンのケガだけど、その後も、公式練習の追突(←私はこれが一番きつかった)やら、世界選手権でのブレードのトラブルやら、そのたびに、こちらのハートも鍛えられてまいりました。タカハシダイスケがタカハシダイスケであるならば、それだけで、私たちはいいのですよ。と。あとは、記者会見やインタビューでの話を聞いていると、本人に迷いがないようなので、OK。一番「まずいな」と思ったのは、今回の結果を受けて、タカハシ自身が、「SPの変更は間違いだったんじゃないか」「ニコライ・モロゾフと組んだのは、間違いだったんじゃないか」と、迷い始めることだと思ったので、そのあたりは全然なくて、方向としては間違ってないが、準備が足りなかったという結論に達してるようなのは何より。やっぱりね、モロゾフのことは、どうしてもいろいろ言われちゃう。タカハシファンの中にもモロゾフアレルギーのある人は多くて、というか、タカハシファンだからこそ、モロゾフに対して拒否感のある人も多くて、まあ、私もどちらかというとそうだったんだけど、だけど、冷静に考えれば、12月のグランプリファイナル優勝は、モロゾフが用意してくれたモスクワでの直前合宿が効いたと思ってるし、タカハシ自身が今の状態がやりやすいと思ってるようなので、そこを外野からごちゃごちゃ言うもんでもないんだろうなって。はたから見てるとモロゾフの愛はとても重くて、そして、何かのきっかけで「かわいさ余って憎さ百倍」になっちゃうタイプなので、そういう危うさはあるなっては思うけど、とりあえず、リンクサイドで呪文唱えてる姿は笑えるのでOKってことで(笑)それでも、今回アッコちゃんのkiss&cryに振り付けのカメレンゴさんが座ってるのを見ると、何だかうらやましくて、カメレンゴさん振り付けカムバックと思ってしまうのです。『道』『ブエノスアイレスの四季』『ブルース・オブ・クルック』と、私のツボを刺激しまくる振り付けだったし、しかも、全部全然違う雰囲気ってのが素晴らしかった。コーチとしてモロゾフなのはかまわないから、カメレンゴ振り付けがもうひとつくらい見たいな…
2013年02月12日
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元気になったとか、立ち直ったとか、そういうのも、なんだかおかしくて、そもそもが、こんなにも他人事で私が動揺しなくちゃいけない?いや、他人事だから、逆に安心して泣いたり落ち込んだりをしてるのかも。まあ、そんなことを考え始めるときりがありませんが、ひとつ言えるのは、タカハシダイスケが散々な出来だったからと言って、日常生活に支障が出るようじゃ困るわけです。一応、現実を生きようと心掛けてはいるので(笑)あとは、女子見たら多少スッキリしたし。一番励まされたのはスズキアキコが内容も点数もよかったってこと。先月末の国体ではSP,FSともにボロボロで、スコアも今回より30点以上低い点数だった。それが、10日ほどの間に、ジャンプも自分の演技も取り戻して、トータルでのパーソナルベストを更新してさえ見せたわけで。彼らほどのアスリートになれば、1試合や2試合、ひどい試合があったからって、そこまでの選手ってことにはならないし、引きずることもない。今回の彼女を見ていると、1か月後、世界選手権で男子勢も大丈夫じゃないのって思えちゃう。まあ、結局、話はそこに戻ってきちゃうんですけどね(^_^;)今までならば、どうしても女子の方が注目度が高くて、スターがそろっていて、ところがふたを開けてみれば、期待ほどには好成績が残せず、特に注目をされないところで、男子が安定した成績を出していたり、そういうことが多かったけれど。今回ばかりは逆転。始まる前は日本男子の強さについてばかりが話題となって、女子は直前にアサダが3Aを跳ぶという話題があがってきたけれど、「男子は表彰台独占か!?」とは言われても、「女子もいけるんじゃない?」とはだれも言ってくれなかった。実はちょっと楽だったと思うよ、彼女たち。その分、自分のことだけに集中できたから。男子はずっと「がんばっても女子ばかりが注目される」とジェラシーにも似た気持ちを抱いてきて、それが不満であり、発奮材料でもあったのだけれど、いざ自分たちに注目が集まってみると、そろってつまずくってのは、まあ、ちょっと情けなかったかな。でも、これでわかったこと。注目されるというのは、励みにもなるが重荷でもあり、取材が殺到したり、ファンが集まったりすれば、練習する環境や時間が整わなかったりもする。女子ばかりが注目されることで悔しい思いもしてきただろうが、その分、守られてもきたのだ。同じように、男子の中に限って言えば、タカハシの存在は、ほかの選手にとっては防波堤だ。良くも悪くも、取材の多くは彼が引き受けるし、第一人者として常に注目を浴び続け、歓声や花束と同じだけ、批判や妬みの波もあびる。そして、その防波堤はいつか外れるときがくる。ただし、防波堤を失うと時を同じくして、波も引くかもしれない。そちらの方がより恐ろしく、できるならば、タカハシという防波堤が身を引く前に、その壁を乗り越えた先に、より高い壁を築き、自らより高い波を受け止める覚悟ができるのならば、注目の波は、いつまでも日本男子に押し寄せてくれるだろう。と、何やらきれいにまとめてしまったので、これで終わってもいいのですが、肝心のタカハシの話をしていない。最近、日本男子は「慢心」という言葉がお気に入りのようで、思ったような結果を出せない時によく使うようだけど、今回のタカハシは、おごり高ぶるというよりは、少々自分の力を過信したように見える。全日本までの全力疾走を終え、一休みの正月を挟んで、いくつかのアイスショー。そのあとからSPを変更し、世界選手権に向けての新しい靴をおろし、実質2週間程度で、そんなになにもかも整うはずがない。そのこと自体は、タカハシだってわかっていたはずだ。だけど、十分な準備ができない状況でも、いざ試合となれば、なんとか乗り切れるはずだという自信が、タカハシの中にはあったのだと思う。実際、数々の経験を経て、体調不良で、ケガで、不振で、どうにもならないような時でも、ここ一番の集中力で、この4分半だけにすべてを注ぎ込むような演技ができることを、タカハシは知っていた。私もそれを期待していたし、タカハシの最低ラインはずいぶん引き上げられているはずで、例え技術的に多少のエラーがあろうとも、みっともないことにはなるまいと思っていた。が、気持ちの一押しが体の準備不足を補うどころか、今回ばかりは、気持ちが体の邪魔をした。それは何かと言えば、おそらくは「感傷」だ。実はこの大会から「これで最後」が始まる。来年のオリンピックを最後に引退を宣言している以上、その直前となる四大陸選手権には出場しない。これが最後の四大陸選手権。そして、練習拠点である大阪で開催される最後の国際大会。さらに、彼は、生涯最初で最後と両親を招待していた。タカハシダイスケというスケーターは、観客のために滑る。見てくれる人の心を震わせようと、演技に心を込める。その時観客席で見ているひとりひとりの顔は見えているであろうが、でも、彼にとって心を届けるべき観客は、そこにいる誰かではなく、テレビ画面の向こうにもいて、ネットの向こうにもいて、世界中で自分の演技を見ているすべてであり、それだけ多くの人に自分の演技を届けようと思うから、プログラムに入り込み、曲に身をゆだね、感情を爆発させ、体を解き放つ。が、今回ばかりは、彼にとって観客は、一塊の「観客」という存在ではなく、ひとりひとりの顔が浮かぶ存在になってしまった。なので、タカハシダイスケという表現者としてプログラムを演じなければいけないのに、ミスがあるたびに「どうしよう」と我にかえってしまって、最後までちぐはぐな演技になってしまったのではないかと思うのだ。以上はあくまで私の想像にすぎないのだけど、そんなこんなの事情により、「試合に向かう」という気持ちよりも、どこかで「引退セレモニー第一弾」になっちゃってたんじゃないかと。試合前の記者会見を見ていても、ユヅルははしゃいでるし、ダイスケはリラックスし過ぎてるし、嫌な感じはしてたよね。バンクーバーのときも「これで最後」というつもりはあったけれど、あの時は、ケガ明けで体の準備をどう整えるかに集中していたので、かえってよかったとも言える。そのあたり、世界選手権にあたっては、それこそ「これで最後」の世界選手権になるわけで、技術的な調整はもちろんのこと気持ちの整理をどうするかだよな~と思うのでありました。
2013年02月11日
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いや、別にそこまで落ち込んでないよ。落ち込んでないってば!え?だって、今年の四大陸選手権って、男子シングルは中止になったんでしょ?だって、見た記憶がないよ…というのは、冗談として。若いころは、まあそれは数々ひどい演技はあったけれど、今のバージョンのタカハシになってからだって、ひどいフリーなら何度か見たことがある。2009年のグランプリファイナルとか、2011年の全日本とか。ただ、その時はSPが本当に素晴らしくて、今回のようにSP,FSともにダメなのは見たことがない。そして、今回、タカハシにてはあまり点数をとれなかった演技構成点についても、Performance/Execution、つまり、どれだけやりきっているかという部分が7点台と、まさかタカハシの演技構成点でそんな点数をまた見ることがあろうとはという低い得点。バンクーバーシーズンからのタカハシは、例えジャンプのミスがあろうとも、その後から演技を見た人にとっては、彼がミスをしたかどうかがわからない、そういう安定した演技をしてきた。それがタカハシの演技構成点の高さにつながるポイントだったわけだし。今シーズン、実はマチダに優勝を譲ったブランプリ中国大会もそうだったのだけど、「ああ、今日は何かミスをしたんだな」とあからさまにわかる、なんというか、途中で集中力がとぎれたような、そんな残念な出来。それが一番、見ていてもやもやするよね。7位って、しかもオリンピックでも世界選手権でもなく四大陸で、いつ以来だよっていうね。(答え:トリノオリンピックの8位以来、2009GPFと2011世界選手権の5位が最低。多分)ほかの二人の出来を見ても、まるでそれこそトリノオリンピックのころの日本女子のように、全日本までの日本選手同士の戦いが激しすぎて、そこで疲れちゃってるみたいな。マジメに分析すると、SPの変更があり、そこに時間をかけたからFSや個々のジャンプについても影響が出て、加えて、どうしても「タカハシ対ハニュウ」という図式に注目が集まり、ハニュウがカナダで練習していることもあって、地元が練習拠点であるタカハシに取材が集まるっていう状況もあった。公式練習の映像とかみててもね、一番気になったのが、ジャンプが浮いてなかったんですよ。タカハシのジャンプと言えば、ふわっと浮き上がってから頂点でタイトに回るディレイの利き具合が素晴らしいのに、今回、練習で跳んでるジャンプは、浮かんでなくて軸も太くて。一方のハニュウもはしゃいでたから、案の定。あ、そうそう。ハニュウが右眉の下を怪我したようで絆創膏を貼っていたけれど、実は、タカハシも同じ場所に傷があるんです。演技初めの表情のアップとかで気を付けてるとわかるんだけど。2008四大陸選手権の後くらいに、やっぱりはしゃいでて怪我したんだな。同じ位置に傷が残るようになったりしたら、おもしろいよね。なんか日本男子エースの刻印みたいな。だからと言って、タカハシのようになりたい若い子たちにこぞってまねされても困るけどwケヴィン・レイノルズとマックス・アーロンが、フリーでは国内選手権並みにがんばったこととか、ハン・ヤンとナン・ソンの中国勢が大収穫だったこととか、本当は語るべきことは数々あると思うのですが、なにしろ、動画で振り返ったり、プロトコルを分析したりの気が起きないもので、こんな感じで申し訳ない。あとはね、タカハシについては一年おきだなって感じが前からあって、2006トリノオリンピックでの8位から、2007世界選手権銀メダル、そして優勝候補の最右翼でありながら4位に沈んだ2008世界選手権。一年のケガによる休養を得て2010オリンピック銅メダルと、世界王者。2011世界選手権では、ブレードがはずれて5位。復活どころかさらなる進化を経ての2012世界選手権銀メダル。ならば、今年は何も欲しがるまい。確かに、世界選手権は今年だけになるだろうから、もう一度優勝したいという思いはあるけれど、かなってくれればいいけれど、だけど、優勝のなかったグランプリシリーズを経ての、日本男子初のファイナル制覇がかなったように、神様が「もう、ほかには欲しがるな」と言ってるのかもしれない。残すはオリンピックの金メダル。それをあげるから、あとはもう欲しがるなと言っているのかもしれない。ま、今日の演技は、もう2度とみないけどね。
2013年02月09日
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短時間で短くまとめようとエディターに直書きしたら、また消しちゃった( ̄▽ ̄;)というわけで、一言二言。ハン・ヤンはやっぱり怪物。うまい、本当にうまい。パトリック+タカハシ風味みたいな、なにそれ最強。そして、タカハシ新SP。私的にはあり。全然あり。ジャンプのミスは、ちょっと置いておくとして、演技構成点、とくにつなぎの評価が低いのが気になるけど、ここはプログラムがまだ未完成なのだという理解でいいのかな、と。スピンやステップでは狙ったところで狙ったように点数がもらえてる気がするので、前SPでの、こんなにやってるのにこの程度の評価なのか、というようなもどかしさは解消されたと思うんですよ。あとは、滑ってるタカハシが美しかった。公式練習で衣装を着てるのを見たときはしっくりこなかったし、滑走順になって氷の上に現れたときには、髪形作りすぎじゃないかと思ったのだけれど、滑りだしたら、すべてがカチッとはまった感じ。風にゆれて顔に落ちてかかる一筋の髪が、曲に入り込んで切なげに変わる表情が、そして、そのことによってとたんに映える衣装のブルーが、演技中に一番魅力的に見えるようにと、すべて計算されていたかのように、今日のタカハシは、壮絶に美しかった。最後のポーズをとったときの髪の乱れ具合さえ、計算どおりかのように見事。私はこっちでいいと思います。というわけで、演技内容がどうこうよりも、なんか本当にタカハシ自身が美しいです。それにね、私は2シーズン前のグランプリファイナルでのアンドウミキのSP変更のことを思い出したのだ。あの時も、その試合での出来は散々で、でも、その変更が結果的に世界選手権優勝へとつながったわけで。いいと思うよ、こういうことがあってもさ。
2013年02月08日
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なにやら、昨日の日記に対するアクセス数の伸びがすごくて、ちょっと、今日の日記を書くのが怖くなっております(笑)とか言いながら。昨日宣言した通り、明日からの四大陸選手権について。ここで、まずはおさらい。「四大陸」とは何ぞや?まずは、世界選手権に次ぐ大きな大会としてヨーロッパ選手権というものがありまして、こちらは歴史も古く、ヨーロッパチャンピオンというのはかなりの名誉。が。じゃあ、ヨーロッパ以外の選手はどうしたらいいの?というわけで、1999年からヨーロッパ以外の国の選手を対象に、ヨーロッパ選手権の対となる大会として開催されているのが四大陸選手権。四大陸とは、つまり「アジア」「アフリカ」「オセアニア」「アメリカ」ということです。まあ、実質、アジアと北アメリカの戦いなわけですけど。というわけで、明日からの男子シングルを語るにあたって、本日テーマとしたいのは2点。タカハシダイスケのSP変更について、私が思うこと。そして、タカハシ対ハニュウっていう図の煽りがすごいけど、そこんとこ、実際はどうなの?まずは、タカハシのSP。私もずっとロックンロールメドレーはしっくりきてなかったので、ありかなと。そこは、ニコライと意見があった(笑)ただ、アベナナミさんの振り付けに味噌をつけられてしまったようで、そこはちょっとおもしろくないんだけどね。ナナミさんは、仙台のリンクに遊びに行くと、いつも生徒を教えてる姿を拝見するので、勝手に親近感を覚えているし、バンクーバーシーズンのタカハシのSP「eye」を振付けたことで世界的にブレイクしたミヤモトケンジのように、これをきっかけに振付師としてのアベナナミが、世界で一目置かれる存在になって欲しいという思いもあったのです。昨シーズンのハニュウの「ロミオとジュリエット」なんて秀逸だと思うし、今季のムラくんのSPも素敵だし。ただ、タカハシダイスケを振付けるってのは、ちょっと特別で、世界中の振付師が列をなして、次は自分を選んでほしいと待ってる中で、振付けたものが「やっぱりしっくりこない」って外されちゃうって、ちょっとダメージ。そもそも、タカハシ自身、シーズン途中でプログラムを丸ごと変更するってなかったこと。シニアに上がりたてくらいのときに、あまりにSPの構成がきつくて前年のものに戻したケースがあったのだけど、おそらくはその時一回だけと思われ。ましてや、今回は、前のものに戻すとかではなく、1か月という短期間でのまったくの新しいプログラムへの変更。「ああ、ニコライったら、どうしてもダイスケに自分のプログラムを滑らせたかったんだな」という気がしないでもないけど(笑)ということで、ニコライ振り付けの新SPはベートーベンの「月光」タカハシ&モロゾフのコンビと言えば、「白鳥の湖?ずいぶん定番できたね」と思わせておいてヒップホップだったという前例があるので、今度は何を仕掛けてくるのかと思いきや、公式練習のニュースを見る限り、普通に「月光」を使っている様子。これはこれで驚きなんですね。やはり、タカハシダイスケのイメージとすれば、ちょっと王道からはずれた曲の選択をして、「これはタカハシじゃなきゃ無理」というプログラムを作ってこなしちゃう人。ここ数シーズンは、曲の選び方からして「タカハシじゃなきゃ、これはやらない」ってものを選んできたわけです。それが「月光」。フィギュアスケートにありがちな曲を選びながら、それでも「タカハシじゃなきゃ無理」というプログラムをどう作ってくるのか。そこが見どころ。逆に言うと、ナナミさんのロックンロールって、タカハシじゃなくてもやろうと思えばできるプログラムだったとも言えるのです。技術的に、多少割り引く必要はあるにせよ、曲や振り付けの持つ雰囲気が、タカハシじゃなきゃこなせないってものじゃなく、実は、あのプログラムを演じるにベストのスケーターはタカハシ以外にいるんじゃないかって。それが誰かと言われると難しいんだけど、タカハシの全身から匂い立つ色気とか、彼だけが持つ足さばきが刻むリズムとかが、あのプログラムとは微妙にずれていたのではないかと思うのであります。そして、煽られている「タカハシ対ハニュウ」。これは、しょうがないです。今大会、ふたりと勝負になる選手がいない。パーソナルベストで言えば、タカハシ276.72、ハニュウ264.29。この数字は、ふたりとも昨年に記録したもので、まだまだ伸ばしていくだろうと思える。絶好調じゃなかったとしても、250点を割るような勝負にはならないだろうというレベル。そして、このふたりに次ぐパーソナルベストはロス・マイナーの235.37、さらに次がムラくんの230.68。こちらも昨年に記録したもので、これからも点数を伸ばしていける選手とは思うけど、ここで急に30点近く点数を伸ばすようなことができるかと言えば、それはないと言わざるを得ない。さらにほかの選手にいたっては、220点が5人と、あとは200点を割るような状態。それは「事実上の一騎打ち」と言って正解。というわけで、タカハシとハニュウ、どちらが勝つか。そして、ほかの選手のうち、3位になるのはだれか。というのが正しい見方。さらにさらに、滑走順が、現在の世界ランクによって前半後半のふたつにわけての抽選だったはずなのに、うまいこと最後のふたりがタカハシとハニュウ。これはうまくいきすぎで、じゃなくちゃ、テレビ的にも間が持たないし、会場に見に行ったお客さんも途中で帰っちゃうし。ふたりのくじだけ、細工したんじゃないか疑惑(笑)一時期、最終滑走が続いて、本人としては「苦手だ」「嫌だ」と言いながら、そういうときに限って結果を残してきたタカハシ同様、今シーズン、最終滑走の確率が高く、なおかつそこで結果を出してきたハニュウ。だから、なんか、今大会SPのハニュウ最終滑走もおもしろいよね。そのほかの注目選手としては、ジュニアの怪物ハン・ヤンがついにシニアデビュー。ウズベキスタンのミーシャ・ジーが、あいかわらずの「選手パスを手に入れたラッキーなタカハシファン」状態で、自分の練習スケジュールはさておき、タカハシの公式練習ウォッチ&レポートに余念がない具合が素敵。カザフスタンのデニス・テンのプログラムが、SP、FSとも映画「アーティスト」を使いながら、違う振付師にお願いするというおしゃれっぷり。衣装も、同じ路線をちょっと変えただけなのが、すごく素敵。あとは、カナダのケビン・レイノルズと、アメリカのマックス・アーロンが、どれだけ国内選手権のときのような素晴らしい演技を見せることができるかどうか、でしょうね。できるだけ多くの選手の演技が、テレビで放送されますように。
2013年02月07日
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本日も雪道運転で、変なところが筋肉痛です(笑)それはそれでしかたがないんですが、坂道のカーブに対して、相当苦手意識が降り積もってしまって、対向車がくるたびにブレーキ踏んじゃうんで、それはそれで危ないんじゃないかと…ああ、もういやだ(/_;)早く自転車通勤がしたい…そんなわけで、昨日中途半端にした部分なのですが、27歳で、しかも数々のケガをかかえて、バンクーバーオリンピックに挑んだプルシェンコは、その時の私の印象からしても「驚異」であり「脅威」で、日本男子初のメダルを手にしたタカハシに対して、「ソチ出場については?」なんて質問が出るたびに、「あれはプルシェンコだからできたことで、タカハシは一応人間だし…」なんて、思っていたのだけれど。バンクーバー時のプルシェンコは9月が誕生日の27歳、現在、タカハシ26歳で3月が誕生日。つまり。バンクーバー五輪の時のプルシェンコと、現在のタカハシはほぼ同じ年齢なんです。びっくり。まさかタカハシが、こんな人間離れしたことをしてみせるとは、3年前の私は思ってもみなかった。なんというか、こういっちゃ失礼だけど、年齢なりの衰えや故障個所があるものの、そこをだましだまし、それでも、並の選手よりはずっとすぐれていたからメダルを獲得する結果になったあの時のプルシェンコよりも、今のタカハシはずっと元気。というか、タカハシ史上、最も体が仕上がっているし、プログラムの難度も増しているし、ピークはこの先にあると思わせてくれるだけのことができている。ついでに言っちゃうと、スケート選手として致命的とも思われたケガを乗り越えているわけだし。となると、やっぱり、プルシェンコがいちいちケガを引き合いに出してきて、なかなか本気出さないってのは、もうちょいちゃんと調整して試合にのぞみましょうよ、とういうか、試合を目標として体の準備をしましょうよ、と思ってしまうのであります。まあ、タカハシのケガ後の復活に向けての道のりとか、その後のリハビリと試合やショーとの調整具合とか、それは本人だけの問題ではなくて、日本の医療の優秀さや、リハビリ体制の充実なんかも関係するのかな、と。やはり、タカハシの右ひざ靭帯のケガについては、そこで、「温存と言う手もあるが、手術すれば今まで以上の状態にもっていけると保証する」と即座に診断を下して手術の体制をとってくれた主治医の決断と覚悟に敬服するし、バンクーバーに間に合わせたリハビリスタッフやコーチ含めチーム体制も素晴らしかった。確かにね、靭帯が切れたとか骨が折れたとかいうよりも、腰が痛いなんてのは長引くし、根本的な治療が難しかったりもあるけれど、それでも、それはバンクーバーどころかトリノの前から言ってることで、ドクターがなんと言ってもプルシェンコがそれに従わなかったり、今回も、ヨーロッパ選手権後、腰の手術はイスラエルで行っていたり、国内に信頼がおけて、選手がそれに従う医療サポート体制が築けるかどうかなんかも大きいんだろうな、と思うのであります。ロシア全体の状況と言うよりも、プルシェンコ個人の話になるのかもだけれども。と、迎える今週末は四大陸選手権。そのあたりの話は明日から、ということで、本日はタカハシナルミ&キハラリュウイチペアの続報。ナルミちゃんのブログ。ブレブレの写真満載(笑)うむ、いい身長差だ(笑)そして、「おー、キハラくんがナルミちゃん持ち上げてるよ~!」と軽く感動しました。教えてるのは、たぶん、サトウユカさんの夫でコーチチームの一員であるダンジェンさん。国別に間に合わせるつもりなのかしら…
2013年02月06日
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またしばらく間が空きまして。仕事が忙しくて、時間的にというよりも気持ち的に余裕がないというのもありつつ、このところは、雪道運転で神経をすり減らしてへとへとなのであります。回数だけは重ねてるんだけど、両側にたまった雪によって道幅が狭くなってることが、まず怖いし、細い道で、押し固められた雪がでこぼこになっててはじかれるように車体が振られるのなんて、本当に身が縮む恐怖だし、今朝なんかさあ、事務所に向かう路地に入ったら除雪車とかちあっちゃって、どう動いたらいいのかあたふたしちゃって、もう、それだけで一日分疲れてしまいました…(-_-;)というわけで、全米選手権で熱くなりすぎて、ヨーロッパ選手権の話が中途半端…というか、プルシェンコの話が終わっていなかった。というか、まず一点訂正。ケガのことは前からわかっていて、SP終了後に棄権するくらいなら、最初からほかの人に出場枠を譲れ、と書いておりましたが、「このくらいなら何とか」の状態で会場入りした後に、練習での転倒によりさらに腰を痛めて、それがもとで棄権にいたったとのこと。…うむ、ならば仕方がない…が。それでも、しかし。「僕はソチオリンピックを目指している。それ以外の試合で勝とうと思っているわけではない」と言っている。確かに、半分お祭りのようなジャパンオープンを除き、おととしは全休、去年と今年はロシア国内選手権とヨーロッパ選手権のみ。つまりは、ほぼ休養にあてているという状態。ならば、なぜ、その期間に持病と言ってもいい膝とか腰とかのメンテナンスをしっかりしないんだろうと思っちゃう。ソチでのメダルがターゲットだというならば、それに向かって必要なことをしていくことが、すべてにおいて優先事項であるはずだ。なのに。今シーズン前、練習で腰を痛めたときに、でも、「ファンが待ってるから、4つのショーにはでなければいけなかった」って、それは違うんじゃなかろうか。確かに、プルシェンコ主催のショーがあったり、アイスショーだから軽んじていいというものではないけれど、ソチオリンピックのメダルが目標と言っている選手に、ファンはケガをおしてもショーに出ることを望むだろうか?そして、ケガが治らないまま、プログラムのジャンプ構成の難度をおとして国内選手権にのぞみ、ついにはヨーロッパ選手権を途中棄権することにつながってしまった。ならば、例えどんなに大切に思うショーであっても、無理してプログラムを滑るよりは、マイクを手に欠場を詫びるとか、あるいは司会役を買って出るとか、そういう形での参加だって、観客は喜んで受け入れてくれたのではないか。「オリンピック以外の試合で勝つことが目標ではない」というのは、オリンピック以外の試合を軽んじるという意味ではないはずである。ケガを押しての今回のヨーロッパ選手権出場も、「試合の経験をつむことは必要」ということで決めたのだから、ならば、その試合に対して、ちゃんとした準備をすることも必要だろう。最終目標がオリンピックであり、ほかの試合がそれに向かうステップであるというならば、それらの試合は、トライ&エラー、そして修正して再度のトライという機会とすべきであろう。その試合にあわせての調整を行うことなく、ただ出場の機会とするだけでは、オリンピックに向けての、なんの足しにもなりはしない。ちょいと厳しい言い方ではありますが、バンクーバー前もそうだったし、プルシェンコの試合の出方って、なんかそんな感じだよな~って、私は批判的です。「ケガ」と「年齢」については、もうちょっと続きます。ご参考までに、その「まさか」のSP。ケガの状況から、最初から四回転をはずして挑んだというのもプルシェンコらしくなければ、3Aでの転倒についても「目をつぶってても跳べなければいけないジャンプなのに」と、彼自身、とてもショックを受けている様子。演技内容や結果よりも、そういうプルシェンコの心の揺れみたいなところに、「ひょっとしたら、ソチに出ないという選択をするかも」と、思ってみちゃったりなんだり。
2013年02月05日
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