遊心六中記

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2020.01.17
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カテゴリ: 探訪
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伏見稲荷大社探訪関連の補足として、項を改めて続けます。
JR奈良線稻荷駅の前から伏見稲荷大社の大きな鳥居と表参道が見えています。駅前の道路を南に進むと右手にJR奈良線の踏切、左手に 摂取院の宝形造りのお堂(腹帯地蔵) が見ます。 冒頭右のお寺 です。この 地蔵堂の北側(手前)に東に向かう道路(坂道)があります 。その道沿いに進むと、民家に突き当たるT字路の分岐になっています。右折すれば、前回ご紹介したぬりこべ地蔵・荷田春満の墓に向かいます。この分岐で、左折して歩むと、冒頭の左の景色が見えます。この分岐点からが、前回探訪のつづきになります。
ここ(冒頭の左の景色)が 伏見稲荷大社の境内地に南側から入る裏道の一つの入口

道沿いに緩やかな坂道を上って行きますと、 千本鳥居 が見えてきます(左の景色)。 千本鳥居の外側を並行して歩む形に なります。 しばらく進んで、振り返ると右の景色 です。

もう少し、緩やかな坂道を進むと、左手に石垣が見えてきて、手前にそちらに上がる石段があります。その数十段の石段を上がると、通称「奧の院」、つまり「奥社奉拝所」の境内地のただ中に入るという印象です。ほとんど人が通らない裏道から、突然に参拝客で混雑する境内域に出くわす形になるのです。観光ガイドブック流にいえば、奉拝所の右側後に「おもかる石」という願い事が叶うかどうかの試し石が置かれている境内域です。
伏見稲荷大社の境内マップはこちらからご覧ください。


石段傍をを通り過ぎて裏道を少し東に歩み、この 「奥社奉拝所」のある境内域の石垣全景 石垣下の右側に見えるのは 稲荷山の山上と同様に稲荷山にある 「お塚」の一部 です。

上掲の石垣の傍近くから、鳥居の連なりを眺めると、こんな感じです。
この箇所は、以前に稲荷山の南側の山腹沿いの「お塚」を探訪した時に、その傍を通り過ぎていただけでした。そこで、今回この箇所に立ち寄ってみました。


     鳥居の列の参道を進むと、正面にあったのがこの お塚 でした。
正面には 「福高大神」と刻まれた碑 が建立されています。様々な名称の神名碑が並んでいいます。

関心を引いたのは、左側に置かれたこの 石像 です。常識的に考えると狐像かな・・・と想像できますが、正体不明の像です。帽子を取って確かめるのも、ちょっとはばかれて・・・不詳のままにとどめました。

鳥居の列を戻ってきて、気づいたことがあります。以前はマゼンタ色で追記した道を往復して、南側山腹のお塚の探訪をしています。赤い線を追記した上掲のお塚に近くて 見過ごしていた道 に気づいたのです。 それが紫色の線を追記したところ です。

谷間へ下って行く道があり、樹間に屋根らしきものが一部見えたのです。いままでこの下りの坂道に気づきませんでした。そこでこの道を下ってみることにしました。
 下ると谷間になっていて、先に石鳥居が散見されます。


降り道は先でT字路となり、横一線に前の斜面にこのように沢山のお塚がここにも祀られています。

谷底の右手方向に建物がみえます ので、そちらの方を訪ねてみることにしました。
 その建物は 不動明王を祀るお堂 です。
 この扁額が掲げてあります。二文字目が読めません。
手許の『角川漢和中辞典』を引いてみましたが、この文字を見つけられませんでした。

石造不動明王像 が安置されています。その右手には 石造役行者像 と思える椅座像も安置されています。



堂内の手前左側に神名を刻した碑が並んでいます。これは お塚に在るような神名碑 です。


          お堂の側面にもお塚が祀られています。

お堂の前には、 「不動明王」と陽刻した扁額を掲げた石鳥居 が建立されていて、その先を拝見しました。


そこは 水垢離を行う行場 になっているようでした。
滝水は枯れているのか、止められているのかは不詳です。

神の世界と仏の世界が融合する本地垂迹説の世界がここには厳然と存在しているようです。神仏習合の世界、その信仰の一端がここにみられるといえるのでしょう。



伏見稲荷大社境内そのものは、正月の初詣参拝客で大混雑の様相ですが、この裏道の谷間は静寂そのものでした。

お塚を眺めつつ、「奥社奉拝所」の境内域に向かうことにしました。

つづく

補遺
伏見稲荷大社 ​   ホームページ
本地垂迹説 ​ :「玄松子の記憶」
9 本地垂迹説 ​ :「一望千里」
本地垂迹 ​  :ウィキペディア
神仏習合 ​  :「コトバンク」

   ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)

探訪 京都市伏見区 再び稲荷山周辺にて(ぬりこべ地蔵尊・荷田春満墓・羽倉可亭墓)へ

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Last updated  2020.01.17 00:35:55コメント(0) | コメントを書く


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