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賢島には、午後2時少し前に到着しました。私が乗る予定の京都行きの「しまかぜ」は、賢島を14時50分発なので、ビール片手に1時間ほど賢島の駅周辺を散策することにしました。リアス式の海岸線は入り組んでいて、道路よりも海路の方が便利そうです。ただ、駅周辺といっても、多少の土産物屋が軒を連ねるだけのどこにでもあるような観光地の風情で、すぐに飽きて駅に戻りました。賢島に停車中の「しまかぜ」近鉄の「しまかぜ」は、最近の観光列車ブームに乗っかって登場した電車です。ここ賢島まで、それぞれ、難波、京都、名古屋から1往復運転されているのですが、なかなか切符がとりにくいことで有名で、今回も、たまたま空きが出た瞬間くらいに、たまたま切符を抑えたという感じです。発車時刻が近づくと、どこからともなくお客が集まってきましたが、賢島で乗車する人はそれほど多くなく、車内は実に快適です。革張りの豪華な座席はすわり心地も良くて、Wifiの設備などもあって、観光を楽しみたい客からビジネス客まで幅広く対応可能な感じです。昔のJR九州の「にちりんシーガイア」を思い出しました。座席のすわり心地を確かめると、いそいそとビュッフェに向かいました。ビュッフェは2階建て名物の「海の幸のピラフ」(水つき)1,340円牡蠣の時雨煮540円風景を楽しみながらのワインもなかなかおつなものです。ビュッフェの営業は、賢島の次の停車駅である「鵜方」からで、まずは、海の幸のピラフをいただきました。特段、まずいわけではないが、写真で見るのと実際とはえらい違いで、ぜんぜん足らなかったので、牡蠣の時雨煮を追加で注文しました。ただ、車内で温かい食事をお皿でいただけるのはありがたいことで、晩秋の伊勢路を眺めながらの食事と酒はとてもうれしかったです。多くの乗客は、鳥羽や宇治山田で乗り込んできたようで、座席に戻ると、社内は随分と混雑しておりました。「しまかぜ」というネーミングから、もっと海岸線を楽しみにしていたのですが、鳥羽を過ぎると、あとは京都までずーっとど山の中で、食事を終えて座席に戻って京都までの2時間、爆睡してしまいました。まあ、それはそれで、車内が快適だったからなのでしょう。京都には定刻の午後5時半くらい。すっかり日が暮れてしまいました。でも、やっぱり楽しかったです。プラレール S-48 近鉄観光特急しまかぜ 【税込】 タカラトミー [PL S-48 キンテツカンコウトッキュウシマカゼ]【返品種別B】【RCP】価格:1380円(税込、送料別) (2017/1/18時点)
2016.12.10
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名古屋からの帰りに、たまたま近鉄特急「しまかぜ」の指定券が取れたので、少し遠回りして伊勢志摩を回って帰路に就くことにしました。名古屋から、「しまかぜ」の始発駅である賢島へは近鉄を使うのが便利ですが、実は関西本線を利用したことがないのに思い至って、多少時間もあることだし、今回は、JRで一旦鳥羽へ行き、そこで近鉄に乗り換えることにしました。名古屋から鳥羽までは、快速「みえ」で2時間ほど。車中では、朝っぱらからワンカップを傾けながら、車窓の眺めを楽しみました。 鳥羽は、陸路海路とも何度か訪れたことはありますが、いずれも海岸沿いを通過するか、水族館を冷やかすかのいずれかで、鳥羽の市街地に足を踏み入れたことは一度もありません。今回は、少し時間もあったし、丁度お昼時ということもあり、旧市街を少し散策してみることにしました。鳥羽駅から旧市街までは、歩いて5-6分といったところ。海岸沿いの交通量の多い沿道には、真珠や土産物の派手な看板が目につきますが、旧市街は静かな趣で、城下町と港町を融合したふしぎな雰囲気が漂っていました。鳥羽の旧市街地鳥羽は、九鬼水軍で知られる九鬼氏の城下町で、かつては伊勢志摩の中心地として栄えたと言われているが、往時を偲ぶ面影は鳥羽城や重要文化財に指定されている旧鳥羽小学校の廃墟などに垣間見ることができます。真珠王・御木本幸吉生誕地碑鳥羽城跡から見た鳥羽港国の重文指定されている旧鳥羽小学校校舎旧市街の目抜き通りをてくてく歩きながら、昼食の摂れそうな店を物色していると、ほとんど鳥羽駅に舞い戻る辺りに、"創業明治元年"というキャッチコピーが添えられた"寿し梅"という店を見つけました。寿し梅三重県鳥羽市鳥羽1丁目3-100599-26-2045いかにも地域密着の老舗という趣で、結構好感が持てます。店内には、地元の家族連れと思しき客が幾組か食事をしていました。私は、店の方の勧めに従い、今が旬だという地元産の新鮮なイワシを使ったにぎり寿司をいただきました。イワシのにぎり寿司(500円)イワシは、刺身でいただくことはあるが、脂の乗った新鮮なイワシをにぎり寿司にすると、こんなにうまくなるのかと驚きました。しかも、500円(ちなみに、ビールは600円)。思いがけず、素敵な名物を見つけられました。【クーポン利用で50円OFF】直火焼き とれとれいわし 75g×2袋(特産横丁×全国の珍味・加工品シリーズ)価格:1080円(税込、送料別) (2017/1/9時点)
2016.12.10
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またまたちょっとした御用があって、名古屋を訪れました。名古屋には、3年ほど住んだことがあって、その頃は、まだトヨタの本社ビルの建設も始まっていなかったので、かれこれ15年ほどの年月が経過したことになりそうです。週末ということもあり、出張かたがたもう一日滞在を伸ばすことにしました。今回は、太閤口の安宿に投宿です。私が以前住んでいた頃は、この辺りはガラが悪くて、昼間でも近寄りがたい雰囲気が漂っていたのですが、今は一大歓楽街に変貌を遂げていて、魅力的な居酒屋が軒を連ねております・・・が、ふと、以前行きつけだった、那古野町の「だるまや」というみそかつ居酒屋はどうなったのかと気になり、駅を横切って夜の街にさまよい出しました。当時の「だるま」は、バス通りから一本入った狭い道に、ほぼ屋台のようなたたずまいで、80歳も近いかという老夫婦が営む居酒屋でしたが、元祖みそかつを提供している実に素敵な店でした。私は週末になると、開店を待ちわびるかのように職場からこの居酒屋に直行したものでした。さて、"さすがにあの夫婦は、まだ健在だとしても、もう店に立ってはいないだろうな"などと思いながら、以前と変わらぬ裏通りに入ると、何と、懐かしい「だるまや」の看板が目に入りました。しかし、店にはあの老夫婦の姿はなく、若い兄ちゃんが切り盛りしている様子。以前とは随分と店の雰囲気も変わっていて、少々こぎれいになってました。お孫さんかと思ったのですが、話を聞くと、結構複雑な経緯を辿って、元の老夫婦とは血縁のない彼が、暖簾を引き継いだとのことです。ただでさえ狭い店は既に満席で、私のような新参者は外で立ち飲みですが、15年前の話をすると、逆に私のほうが長老だと言われて、ビールをごちそうになっちまいましたやや、切ない気分になりながら、"よくこの暖簾を守ってくれた"と感謝の気持ちも感じつつ、懐かしい味噌カツと土手煮で今夜の名古屋が始まりました本来のみそかつは、豚串カツを土手煮の味噌煮つけたもの。久し振りに、おいしい味噌カツをいただきました。だるまや愛知県名古屋市中村区名駅2-36-5080-3547-5085☆エバラ みそかつのたれ 1660g【常温】(送料別)価格:1382円(税込、送料別) (2017/1/9時点)
2016.12.09
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久し振りに出張で上京しましたが、思いのほか御用が早く済み、帰りの新幹線まで少し時間ができたので、目黒の庭園美術館で開催中のクリスティアン・ボルタンスキー展を見に行くことにしました。以前、インパクトはあるがただのお化け屋敷じゃん、と感じた妻有の「最後の教室」を批判的に眺めていたので、さほどに興味はなかっのですが、そもそも月曜日に開館している手ごろな美術館は、都内にもそう多くはないし、11月9日の日経にも比較的好意的な紹介記事が出ていたので、半信半疑で目黒に向かいました。御殿山の原美術館と同じアールデコの旧浅香宮邸は優雅にたたずんでおりました。。。前回、庭園美術館を訪れたのはいつだったろう?と記憶をたどりながら、改修の終わった建物に入ると、意外と多くの鑑賞者がいて少々驚きます。現代美術の展覧会の特質からか、最近は写真撮影がOKな美術館も増えましたが、今回の展示も、基本的に作品の撮影が可能でした。が、もともと、光と音の芸術をモチーフとする彼の作品を、手持ちのボロカメラで写真に撮っても味わいのかけらも伝わらず、専ら、お化粧の終わった建物ばかりカメラに収めました。以前目にして、すっかり気に入った白磁の香炉は今回の展示では見かけることもなく、ちょっとがっかりですが、各部屋や調度品の解説は以前よりも随分と親切になっていて、実に楽しかったですな。 さて、件の、というか、この美術館の今回のメインテーマであるところのボルタンスキーの方はというと、建物への好感とは対照的に、実にお粗末な印象を禁じ得ませんでした。建物にまつわる様々な記憶や亡霊の声が静かに流れるというコンセプトはそれなりに興味深いものでしたが、その声の主たるや、どこの素人劇団員に演じさせたのかと思うほど下手なナレーションちっくで、失笑を禁じ得ません。せっかくの建物と室内の雰囲気を都度都度ぶち壊してくれました。 室内に足を踏み入れると、"高貴な方々"と思しき亡霊の声が流れて、往時の記憶を呼び覚まそうというコンセプトだが、"声優"があまりにお粗末で、折角の雰囲気が台無しです。。。建物の2階は、例のごとく、ボルタンスキーの心臓の展示がありましたが、こちらは、"またか…"という感じで、蓮見して増築された新館に急ぎました。新館に通じるプロムナード"アニミタス"と"ささやきの森"は、まあ面白いと思えたけど、これも"最後の教室"のコピーみたいな作品です。1時間ちょっと鑑賞したけど、記憶に残ったのはアールデコの優美な建物の佇まいばかりで、作品の方はほとんど印象にないのがちと残念。。。でも、田舎ではこうした展覧会はまず見られないだけに、作品に対する自分なりの見方を確かめるという意味では、久しぶりに良い時間を過ごせたようです。アール・デコ建築意匠 [ 東京都庭園美術館 ]価格:3240円(税込、送料無料) (2017/1/9時点)
2016.12.05
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数年前に四国を訪れた際、今治のご当地B級グルメに「焼豚たまご飯」というのがあると耳にして、今治市内をさまよったのですが、売る気があるのかないのか、結局これを供する店を見つけられず、むなしく四国を後にしたことがありました。今回、再び今治を訪れて、しまなみ海道の来島海峡SAに立ち寄ったところ、見つけてしまいました、「焼豚たまご飯」。来島海峡SAのカフェテリア眺めは良いし、どの料理もSAとは思えないほどクオリティが高い現物を見たことがなかったので、何となく焼き飯のようものを想像していたのですが、目玉焼きと焼豚を乗せたアツアツご飯に特製のたれをかけた逸品。実にうまかったです。焼豚はほどほどに脂がのってて、半熟の目玉焼きにタレが独特のうまみを引き出してくれます。焼豚たまご飯 750円もともと、この周辺の中華料理屋で賄いとして食べられていたもののようですが、無論、中国にこんなものはありません。けれど、「今治と言えば焼鳥」のイメージを変えてくれる実に素敵なB級グルメでした。焼豚玉子飯のたれ 20g×5【日本食研】価格:206円(税込、送料別) (2016/11/30時点)
2016.10.10
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連休を利用して、ほぼほぼ20年ぶりに高知を訪れました。前回は、伊野の版画のトリエンナーレを鑑賞して、佐賀のカツオのたたきに舌鼓を打ち、足摺岬で投身自殺された方の引き上げを手伝って・・・と盛りだくさんの高知の旅でしたが、今回は別の御用で四国に足を運んだついでに、ちょっと立ち寄っただけの短い滞在です。とでん…都電ではなく、土電高知駅も街並みもすっかり様変わりして、以前の面影はありません。私の大好きな「土佐藩」も閉店してしまい、今回は帯屋町の入り口近くの「播磨屋」という居酒屋からスタートすることにしました。播磨屋宗徳高知市はりまや町1-3-15050-5281-3949定休日:元旦のみ高知と言えば酒とカツオというイメージですが、無論、太平洋で採れる魚はどれも名物みたいなもので、早速、目についた料理を手当たり次第に注文しました。価格帯はちと高め・・・うつぼのたたき(1,560円)クジラの刺身(1,560円)カツオのたたき(1,280円)うつぼは、実は初めての経験でしたが、脂がのってて、なかなかの美味。グロテスクな魚ほどうまいという言い伝えを地で行く感じですな。カツオはいまいちな感じでしたが、少なくとも拙宅の近所のスーパーで売られているのよりははるかに美味いもので、地元の銘酒「土佐鶴」で流し込みました。ヒロメ市場は、明日の楽しみに取っておくことにして、今夜の二軒目は、追手筋の屋台街。本当は、安兵衛という餃子屋がお勧めと聞いていたのですが、生憎、日曜日が定休日とのことで、別の屋台に吸い込まれました。この店も餃子が名物とのことでしたが…南国の屋台は、ちと異国情緒が感じられていいものですな。。。高知の楽しみに不慣れなため、あまりうまい飲み方ができなかったのが少々残念。けれど、私はこの街がすっかり気に入りました。また近々、遊びに行きたいと思っています。【送料無料】【高知県黒潮町・土佐佐賀】藁焼き鰹(かつお)のたたきセット(大) ギフトに価格:6790円(税込、送料無料) (2016/11/30時点)
2016.10.09
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UKカフェと言っても、イギリスとは何の関係もありません。"University of Kentucky"の略で、創業者がケンタッキーに留学していたことに由来するもの。私自身はアメリカに行ったことはないので、これがアメリカの姿を本当に忠実に再現しているのか断言することはできませんが、今まで接したアメリカの中で、最もアメリカちっくな店だと思います。本店は堺だと聞きましたが、最も近いのが、最も最近できた西宮店なので、お盆前の夕食に久しぶりにお出かけしました。少し早めに出かけて、久しぶりに風が爽やかな夏の夕間暮れに自動車で乗り付けると、私のグループで満席になりました。この店は、メニューの記載がとても面白くて、いちいちエピソードが良くできているので、注文するのもとても迷います。一緒に行った連中はいつも定番メニューを決めているらしく、さっさと注文を終えて早速バドワイザーで喉を潤しておりましたが、まだ初心者である私は、今回もメニュー選びにひと苦労。ロコモコ 950円前回はよくわからないまますごいメニューを頼んでしまいましたが、まあ、この店はすごいメニューしかないので、今回もどうしようかと思っていると、つい魔が差してパテだけで360gの巨大ハンバーガーを頼んでしまいした。ハンバーガー 950円コスパは最高ですが、今回も食べきれませんでした。…が、USJよりもアメリカを感じられる隠れた名店だと思います。さて、次は何を頼もうか。。。UK Cafe Wildcats 西宮武庫川店尼崎市常松1-15-2706-6435-0739年中無休 朝8:00-朝5:00【正規品】ベイゼル (ベーゼル) ヘイデン ケンタッキー ストレート バーボン ウイスキー 750ml 40% ハードリカー クラフトバーボン スモールバッチバーボン サントリーBASIL HAYDEN'S KENTUCKY STRAIGHT BOURBON WHISKY 750ml 40%価格:4309円(税込、送料別) (2016/9/14時点)
2016.08.12
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巷はジビエブームで、鹿や猪がフツーに食べられるようになりました。出町商店街には、有名な肉屋が2軒あって、一つは“ここに行けば大抵の肉が手に入る”岡田商会と、もう一つは猪肉専門店の改進亭。どちらも、時代の最先端を随分前から走っていたような店で、こういう店が身近にあると、個人的にも、鹿や猪がそれほど珍しいとは思えなくなるもんですな…それに、私の世代は、肉屋で一番安いのがマトン、給食では、当たり前のようにクジラが供された時代。今から思えば、随分と贅沢な食生活を送っていたものです。とまれ、中国でもドイツでも牛肉や豚肉は高級品で、鹿や猪は代用品のような扱い(私の好物のウサギはもっと安い…)ですから、そんなものを食べるために高い金を払うのはアホらしい限りと思っていたところ、こないだ、仕事で訪れた鳥取県庁の食堂で、とてもお手ごろなジビエ料理を見つけました。鹿カレー シカ肉がたっぷり入った二色がけカレー、ミニサラダとみそ汁も付いたこのボリュームで500円何でも、地元では、鹿や猪の獣害が深刻で、自治体が報奨金を出して駆除に当たっているとのこと。流通網の乏しい中、猟師は報奨金が手にでき、業者は安くジビエを手に入れて、その一部が県庁の食堂で供されているという、需要と供給のバランスが実に調和した中で実現したメニューのようなのです。役所の食堂と言えば、「早い、安い、まずい」の三拍子揃ったところが少なくないのですが、いろいろと工夫するところも増えてきたようで何より…帰り際に、入り口のショーウインドーを見たら、完売となってました。ちなみに、このジビエカレーは、毎週火曜日限定、隔週で鹿カレーと猪カレーが登場するそうです。次に機会があったら、今度は猪カレーを食べてみたい…鳥取県庁食堂鳥取市東町 鳥取県庁内0857-26-7797営業時間:開庁日の昼食時のみ五島軒 はこだてエゾ鹿カレー 中辛 200g×10食価格:4827円(税込、送料別) (2016/8/26時点)
2016.08.09
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久し振りに、神戸に買い物に出かけました。ひととおり買い物を終えたのは夜も8時近く、空腹を抱えて、夕食をどうしゆようか、帰宅して支度するのも面倒だし、かといって、南京町まで戻る元気もなく思案していたのですが、ふと三宮の駅前に老舗の洋食屋があることを思い出しました。時間帯から、満席かなあと思いつつ、いそいそと向かうと、案の定満席しかし、結構回転も速く、そんなに待たなくても良さそうだとわかり、店内の待合椅子で待つことにしました。接客も丁寧で、客に親身になって応対してくれる店員さんの態度もものすごく好感が持てます。待っているうちに注文だけ終えて、10分ほどで席に案内されました。元町が本店で、新開地にも支店があるそうですが、三宮店は比較的新しく、開店してまだ5年くらいかと思います。ハンバーグとオムライスが有名ですが、今日は良い買い物ができたので、ちょっと贅沢してタンシチューの気分…タンシチュー 2,200円冷たい生ビールで喉を潤し、早速運ばれてきたタンにナイフを入れました。タンは程よい柔らかさで、デミグラスは少し甘く、実にうまかったですな。以前、田舎に規制の折に利用していた寝台列車の食堂車では、毎回、ビーフシチュー定食とビールを注文して、午後10時の閉店近くまで夜景を眺めながら飲んでいたのを思い出しました。最近は夜行列車そのものがほぼ全滅して、クルーズ列車ばかりが脚光を浴びていますが、個人的には、叶うなら往年の定期列車の食堂車で、ちとハイカラな洋食を肴に酒を楽しみたいと思いました。グリル一平 三宮店神戸市中央区琴ノ緒町5-5-26078-252-2527昼11:00~15:00 夜17:00~21:00定休日 毎週水曜・第3火曜日 濃厚ビーフシチューレンジで温めて食べる惣菜です価格:1800円(税込、送料別)
2016.05.21
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爽やかに晴れた日曜日の午後、ちと遠出をしたくなり、行き先を物色しているうちに、日本海沿岸まで来てしまいました。観光客の姿もほとんどなく、穏やかな夕凪はとても長閑でした。風も気持ちが良くて、何となく脳みそが洗われるような、日常の垢が落とされるような、そんな気分にさせられます。折角なので、帰りの時間も考えつつ、行けるところまで行こうと、何年かぶりに餘部(あまるべ)に新しくできた橋梁を見に行くことにしました。かつては、文字通りの「鉄」橋で、明治時代の1912年に完成したあの赤く塗られたトレッスルは、日本海の群青と山の緑とにも、また冬の荒波と雪景色にも、見事に調和する素晴らしい構造物でした。山陰本線では随一の名所で、今はほとんどなくなってしまった優等列車の車内放送で必ずと言ってよいほど紹介がされていたのを思い出します。東京から山陰に向かう寝台特急の「出雲」3号に乗ると、丁度目が覚める時分に鉄橋を渡るので、前日の東京の喧騒と比べて、山陰の朝の風景がとても幻想的に思えたものです。しかし、1986年に、お座敷列車が海から吹き付ける風にあおられて落下し、車掌と、鉄橋の下にあった海産物の加工工場の従業員5名の計6名が亡くなるという事故が発生し、橋の構造が問題視されたこともあって、2010年に現在のコンクリート橋に建替えられました。安全性が高まって列車の運用も安定し、地元の人たちの利便性は向上したのでしょうが、結構そっけない構造物となってしまって、風情のかけらもなくなってしまいした。皮肉なことに、橋の完成を待っていたかのように、山陰方面に向かう特急列車の多くは廃止され、寝台特急も既にありません。もっとも、来年、トワイライトエクスプレスが、この橋を通過することが決定したそうです。「直線で構成されたシンプルな美しさ」と「風景に溶け込む透明感」が評価され、2011年の土木学会田中賞を受賞した現在の橋梁ですが、個人的には何の変哲もない印象を禁じ得ません。かつて、工場のあった場所には、慰霊碑が建てられており、跡地には道の駅ができていました。「道の駅あまるべ」道の駅周辺には、初代の鋼鉄の橋の一部が記念物として展示されています。ちょっと寒々しい感じの顔出しパネルいろいろと名物があるようですが、生憎、着いた時刻がちと遅くて、いわしの竹輪と地元の酒「香住鶴」を買い求め、ちびりちびりとやりながら、宮本輝の「海岸列車」の舞台となった鎧(よろい)を経て、元来た道を帰路に就いたのでした。思いつきの小旅行でしたが、何となくきれいにまとまった良い思い出になりました。海岸列車(上)【電子書籍】[ 宮本 輝 ]価格:679円海岸列車(下)【電子書籍】[ 宮本 輝 ]価格:679円
2016.05.15
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荒天に恵まれたこの週末、散り残った桜を見に、清滝に足を運びました。清滝と言っても、心霊スポットで有名な嵯峨の清滝ではありません。兵庫県の北部、神鍋高原にある清滝です。関西ではすっかり葉桜になってしまいましたが、日本海側はまだ気温も低くて、しかも標高も高い場所とあって、京都市内と比べると丁度1週間遅れの見ごろです。京都市内からは自動車で3時間弱。今は豊岡市になった神鍋高原の清滝は知る人ぞ知る桜の名所です。特に、清滝小学校の樹齢85年を超える古木が満開を迎えると、その迫力たるや大したもので、そこら辺の桜が束になってもかなわないくらいに壮観です。訪れた日は、丁度、公民館前では地元のお祭りをやっていて、屋台なども繰り出して、随分と賑やかでした。スイセンも見ごろを迎えておりました着いたのはお昼近くでしたが、桜は目で楽しむにとどめ、たこ焼きと焼鳥の誘惑を振り切り、一路出石に向かうことにしました。出石はほぼ10年ぶり。前回も蕎麦が目的でしたが、今回もやはり蕎麦、出石城跡にほど近い「五萬石本店」を訪れました。五萬石本店出石町柳130796-52-4188不定休出石は、仙石氏の城下町。もともとは信州・上田の領主だったとのことで、そばも、仙石氏の移封とともにこの地に伝わったとのこと。山陰の田舎そばと違って、更科なのも理由がありました。その他、出石のそばは皿で供されることと、生たまごを入れること。皿そば(一人前)950円は、たった5枚、あっという間にペロリです。味は悪くないが、信州の洗練された味わいと比較すると、少し見劣りがする感じなのがちと残念。けれど、昼間から日本酒と打ちたての蕎麦は、幸せのひと時でした。大盛出石そば(チャック付) 500g価格:430円(税込、送料別)
2016.04.09
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以前住んでいたアパートの1階の田辺宗という漬物屋がやっている「葵匠」という定食屋が、随分と広々した店舗に改装されまして、ちょっとした縁があったので、久しぶりに食事をしに行きました。この漬物屋は、家主のじじいが怒り中気のような按配で、引っ越した端からいきなり怒鳴りつけられて、少々印象の良くない店になってしまいましたが、商品の味も店の雰囲気も良いので、悔しいが、時折利用していたことがありました。旬彩ダイニング「葵匠」京都市上京区青龍町218075-213-3559定休日 水曜日京都を訪れたお友達をもてなすには地理的にもお値段も丁度良くて、以前はちょくちょく食事をしに行ったこともありますが、引っ越してからはわざわざ足を運ぶこともなかったのです。京都は丁度桜が満開の週末で、ダメもとで訪れたのですが、昼食の時間を過ぎていたことと、この店はグルメサイトに掲載がないということもあって、運よく食事にありつくことができました。漬物寿司や懐石膳がなかなか名物ですが、今回いただいたのは、銀鱈の西京漬け定食。漬物屋でもあり、味噌の味も流石です。銀鱈の西京漬け(1,500円税別)、単品だと900円付け合せの漬物も田辺宗の商品で、なかなか味わいも良かったです。トマトの漬物なんか、珍しくて瑞々しくて良かったですよ京都ぎらい [ 井上章一 ]価格:820円(税込、送料無料)
2016.04.03
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天神のテムジンで餃子を食べてホテルに戻る途中、ふと思い出して、冷泉公園脇の屋台バー「えびちゃん」に立ち寄ってみることにしました。ここも、ちょくちょく利用した店ですが、なかなかの人気店で最近は振られっぱなし。ダメもとでタクシーで乗り付けると、丁度席が空いたところでした。屋台バー「えびちゃん」以前は、店長のおじいさんと若い男性と女性のバーテンダーが狭い屋台の中で忙しく立ち回っていたのですが、今回はそのおじいさんの姿はなく、若いバーテンダーが一人で注文をこなしていらっしゃいました。この狭い店内に、おびただしい種類の酒が準備されていて、作ってもらうカクテルも、クオリティは秀逸。カルアミルクはフォンダンショコラを使った香ばしくも上品な味わいに仕上がっているし、モヒートはたっぷりのミントにフルーツが盛りだくさんの贅沢なものでした。ミントとフルーツがたっぷりのモヒート投宿先のホテルのバーが閉店してしまって、日航ホテルの夜間飛行で一杯と思っていたのに、随分と上質の寝酒を格安でいただくことができました。久し振りに満足な夜を過ごして、博多の最後の夜が更けていきました。食べずに終われんばい! [ 博多華丸 ]価格:905円(税込、送料込)
2016.03.12
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博多の夜を堪能して、締めに(実は、この後さらに飲みに行ったのですが…)一口餃子を食べに行きました。いつもは、中洲の「宝雲亭」という、長崎が本店の店を利用するのですが、最近少々味が落ちたような気がして、今回は、初めて天神の「テムジン」を利用してみることにしました。餃子のテムジン福岡市中央区大名1-11-2092-751-5870このほかにも、福岡市内を中心に、東京、大阪、岡山、長崎などにも支店があって、時折みかける看板が印象的だったので、大名の支店が目に付いたとたんに吸い込まれた感じです。宝雲亭とは違って、餃子とチャーハンが2本柱で、そのほかにもさまざまなメニューがあります。餃子は、1人前10個で480円。にんにくを使っておらず、キャベツと牛肉ミンチで仕上げた味はあっさりしていて、いくらでも食べられます。焼鳥、ラーメンと梯子してここが3軒目ですが、2人前をぺろりと平らげました。餃子は、目の前で次々に手作りで作られていて、見ているだけでも楽しい店でした。長浜将軍博多一口餃子うれしい【送料無料】駅長イチオシ価格:3,800円(税込、送料込)
2016.03.12
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丁度週末にかかったので、久しぶりに福岡の街を楽しもうと、もう一泊することにしました。幸い、急遽キャンセルが出たとのことで、博多駅近くに位置する、私の大嫌いにCMを垂れ流す三菱地所お抱えのホテルを押さえることができ、朝一で荷物を放り込んで、お昼を食べに出かけました。博多駅前には、ドラえもんがたくさん並んでおりました。今日、訪れようと思ったのは、個人的に、国内のフランス料理店として最もうまいと思う「小島亭」という店で、以前は西中洲の旧公会堂の脇にありました。福岡に住んでいた頃は、ちょくちょく(と言っても、年1回弱程度)利用していたのが、現在は浄水の高級住宅街に引っ越したとのことで、移転後初めての利用です。博多駅前のバスターミナルから、桧原営業所行きのバスで40分ほどかけて降り立った「教会前」バス停の程近くに、目指すレストランがありました。現在は、「フランス料理KOJIMA」と名前を変えて、随分と大きなモダン建築に収まっております。フランス料理KOJIMA福岡市中央区浄水通2-14092-531-2230レストラン自体は3階建ての建物の2階にありますが、浄水通りから教会に向かって坂を上がっていくと、直接2階の玄関入口にたどり着けます。店内は、以前と比較しても随分と広くなりましたが、もとの雰囲気はそのまま残っているようで、客席数もそんなに変わらないような感じがしました。その分、ゆったりとした空間になったことになるのでしょう。ランチメニューは、3,500円、5,000円、7,500円、10,000円の4コース。10,000円のもののみが予約制で、あとは当日でも対応していただけます。今回は、少し懐に余裕があったので、7,500円のコースをいただきました。アミューズに、サラダ、オマール海老、フィレステーキ、デザート、コーヒーが付いています。シャンパンとワインもいただいて、一人およそ2万円ほどになりましたが、やはりとてもうまかった恥ずかしいので料理の写真は撮ってませんが、食べログに投稿してあるのをみつけたので、およその雰囲気は、こちらを参考にどうぞ。着いたのは正午ごろで、20席ほどの店内にまだ客はおらず、さすがにお昼からこんな贅沢をする輩もなかろうと思っていたのですが、20分もしないうちに店内は満席になりました。福岡の人は、お金持ちが多いのですな・・・次回は、是非夜にも訪れたいものですが、夜の福岡は、実に他にも誘惑が多くて、なかなかこの店にたどり着くまでに、難儀をしそうです。。。料理の鉄人こじまシェフのフランス料理 こじま亭 もっちープリン(3個×2箱)I81T02価格:1,576円(税込、送料別)
2016.03.12
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日中の御用を終え、再び久留米に戻ってきました。さて、今夜は何を食べようかと思案していたところ、久留米ラーメンの老舗で有名な「満洲屋が一番」を思い出しました。九州にいたころは、ちょくちょく食べに行ったことがあって、つい数年前に久留米を訪れた際も久留米駅の中の支店に立ち寄った記憶がありますが、実は本店の営業時間は午後9時からと、およそ普通の観光客には実に利用しづらい店なのです。けれども、久留米独特のちと濃ゆいスープと、満「洲」屋という、中国の近現代史の研究者としては実に正確な(?)表記をしていると感じられる好ましさもあって、以前から個人的なひいきの店でなのです。「満洲屋が一番」くるめそう久留米市日吉町13-70942-32-6120営業時間 午後9時から午前6時昨日訪れた「鉄砲」の程近くの繁華街にあるこの本店には、幾組かの客が陣取っているだけで、比較的空いておりました。早速、定番のとんこつラーメンを注文。久留米ラーメンは、とんこつの中でもただでさえ濃厚なので、あっさりとんこつを選びましたが、長浜のような感じのスープで、久留米という感じはありません。待っている間、店員さんが「うちの餃子もお勧めなんです」とのことで、焼き餃子(350円)も注文しましたが、こちらはちといまいちな感じでした。あっさりとんこつ(600円)今夜も脂肪と糖でできたおいしいものをいただいてしまいました。。。とんこつラーメン送料無料★食べログ4位入賞★リピーター続出★行列が出来る人気店「久留米ラーメン…価格:3,070円(税込、送料込)
2016.03.11
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またまた御用があって、九州に来ました。御用は、福岡だったのですが、週末が近いこともあって、めぼしいホテルは軒並み満室。一泊20万円も出せば、博多駅前の日航ホテルに宿泊することはできるのですが、無論、そんな余裕はなく、ちと足を延ばして、久留米で投宿することにしました。投宿先に入ったのは午後11時半を回っていたのですが、夕食を摂っていなかったのと、折角の宵っ張りの街を訪れた高揚感も手伝って、ついふらふらとお出かけすることにしました久留米は、確か、人口当たりの焼鳥屋の数が日本一の街で、この町発祥の焼鳥のバリエーションも豊かと耳にしたことがあります。中でも、私が愛して(?)やまないのが味噌ホルモン串で、この絶品の味を求めて、久留米を訪れた際には必ず立ち寄る焼とり「鉄砲」に、今夜も足を運びました。焼とり「鉄砲」久留米本店久留米市日吉町107-20120-56-0338巻物串発祥の店と言われていて、年中無休、営業時間も朝6時までと、呑兵衛にとってはありがたい店です。店内は清潔で居心地がよく、良い心持でうまい焼鳥とビールを楽しむことができました味噌ホルモン串(一本130円)福岡ジモト飯【電子書籍】[ 福岡Walker編集部 ]価格:335円
2016.03.10
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御用があって、今度は鳥取県の西の端にある米子(よなご)を訪れて、昼食を、米子駅近くにある「芭蕉庵」という食堂に入りました。こないだの「キッチン南海」以来、すっかりカレーづいてしまって、ここでも“カレー…”とほっつき歩いていて見つけた定食屋に吸い込まれたわけです。本来は串カツ居酒屋で、揚げ物が得意なようで、とんかつ定食やヒレカツ定食が格安の価格設定で並ぶ一方で、カツカレーだけは3割高近い980円。。。どうしようかと迷ったのですが、きっとはずれはなかろうとカツカレーを注文して、しばらくして運ばれてきたのは、完食するのが不安になるほどのすごいカツカレーでした芭蕉庵のカツカレー(980円)鳥取県米子市明治町289番地0859-34-1345月曜定休味はいまいちでしたが、とにかくボリュームは満点。食べ過ぎて、午後は仕事になりませんでした。。。【限定商品】カツカレーセット5食入り☆訳あり・わけあり価格:1,718円(税込、送料別)
2016.02.18
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久し振りに、早稲田の「キッチン南海」を訪れました学生時代には随分通ったものですが、以前と同じ味で、作っているおじさんも昔のまま。。。御用が少し長引いて、午後3時近くの遅い昼食でしたが、逆に、カレーソースが増量されるタイムサービス中で、実に幸運チキンカツカレー 640円…以前よりもちょっとだけ値上がりしてました。キッチン南海早稲田店新宿区戸塚町1-10103-3208-2405うますぎ!東京カレー [ 伊藤ハムスター ]価格:1,188円(税込、送料込)
2016.02.14
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冬の風物詩であるカニを食べに、鳥取の東の端にある浦富(うらどめ)というところにある「さんげんや」という民宿を訪れました。この民宿では、松葉ガニを香住よりもだいぶ安くいただけるという穴場中の穴場で、なかなか予約も取りにくいのですが、キャンセルが出たとのことで、シーズンの終盤の週末に運良く訪れることができたわけです。浦富海岸は水がとてもきれいで、夏の海水浴シーズンに一度訪れたことがあるのですが、冬はカニ以外に取り立てて名物があるわけでもなく、交通もあまり便利とは言えないので、この時期の浦富は初めてです。「さんげんや」に着きました。さんげんや〒681-0003 鳥取県岩美郡岩美町浦富28270857-72-0184入り口から、既に松葉ガニが圧巻見た感じは田舎の普通の建物で、特別きれいというわけではないし、温泉が出るわけでもないので、知らなければまず素通りしてしまう民宿ですな…既に駐車場には京阪神や山陽地方のナンバープレートを付けた自動車が並んでいて、人気の高さが伺えます。客室に通されて、テーブルに並ぶカニ料理を見て、絶句しましたカニのコース料理 一人前 11,000円(税別)隣接する鳥取市内の市場では、一枚7~8千円する松葉ガニが、ここでは料理していただいたうえに、一人にカニが2枚近く、そのほかにも親ガニや猛者エビ、お刺身まで付いてこの値段は格安そのもの…写真ではそれほどでもないように見えますが、実際は大迫力の料理でした。一人に一枚ずつ、茹でガニが付くほか、、、猛者エビやカニ刺し…焼きガニまで…当然、食べ切れる量ではなく、半分以上、持ち帰りました。その後数日、自宅の食卓がカニ尽くしの日が続いたことは言うまでもありません。【送料無料】境港産松葉ガニ姿【生・特大/約1kg以上】【冷蔵】【鳥取県産】タグ付価格:20,000円(税込、送料込)
2016.02.07
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大仰なタイトルをつけてしまいましたが、中身はと言えば、発売が始まった青春18きっぷを使って、およそ一生に一度乗るかどうかという中国地方の山の中のローカル線を乗り継いで、普段の仕事の愚痴を肴に飲み倒そうという作戦です今回のルートは、津山から姫新線を経て新見で乗り換え、芸備線で備後落合を経由して三次で一泊、翌日は、三次からは、近々の廃止が検討されている(=ほぼ確定か…)三江線で江津に出て山陰線を経由して戻ってくるというものです。まあ、ルートのアクセス部分の追加料金はともかくとして、どうせ鈍行しか走っていない区間を4,600円で2日間乗り放題だと思えば、現下の日本の物価水準に照らせば激安ですとにかく、津山から140kmほど、高速道路を使えば2時間とかからない三次にその日のうちに着こうと思うと、遅くとも午前10時過ぎに津山を発車する列車(といっても1両のディーゼルカー)に乗らなければならないのです。新見までの直通列車は一日わずか6本およそ普段は乗客もまばらであろう車内は、冬休みが始まったこともあってかテツと思しき旅行者であふれかえっており、しかも最近の田舎のローカル線の流行なのか、ロングシートで車窓をゆっくり眺める余裕もなく、それでも沿線の町々の歴史的な背景を薀蓄しながら新見に着いたのはお昼前。市内で昼食をとることにして、高梁川を渡った先の寂れた市街地をうろついていると、「にいみショッピングタウンPLAZA」という、地元のスーパーマーケットを見つけました。この中に「いんでいら」というレストランが入っていて、厨房ではお年を召したコックさんが腕を振るっていて、好感を持ったので、吸い込まれるようにドアをくぐりました。地元で愛されているレストランらしく、ひっきりなしにお客が入ってきます。いただいたのは、岡山名物の「えびめし」。個人的には、さほどにおいしいものだとは思えないのですが、岡山でしか食べられないものだし、何と言っても雰囲気の良い店の名物料理とあって、おいしくいただきました。えびめしセット(1,350円)えびめしのほか、ハンバーグ、コロッケ、サラダ、スープが付きます。いんでいら新見市高尾2477-10867-72-1808新見からは、13時ちょうどの備後落合行き。これもたった1両のディーゼルカーで、これまたテツであふれかえっており、わずか50km弱の道のりを1時間半ほどもかけて、人の気配の乏しい山の中を、実にゆっくりとした速度でコトコトと進む風情とはそぐわないほど車内は混雑していました。まあ、とても飲む気にはなれませんな備後落合駅三次には午後4時に到着。一旦ホテルに入り、それから市内に繰り出しました。これまで、三次の街に降り立ったことはあるものの、江の川を渡った旧市街は初めてです。三次も歴史のある街で、市街地は落ち着いた佇まいが続く実に美しい風情が漂っておりました。三次の旧市街の佇まい写真を撮る余裕はなかったのですが、3軒梯子をして結構へべれけになっちまいまして…翌日は、10時前の三江線のディーゼルカーに乗り込みました。三次と江津を結ぶ全長100kmあまりのローカル線は、実は国鉄時代のかなりの高規格鉄道で、途中、石見川本で2時間弱の待ち時間はあるものの、江津まで約5時間の旅の風景を彩る江の川の風景もまた秀逸。自慢ではないが、この区間を踏破するのは3度目で、前回から実に20年ぶりの再訪です。江津からは山陰線。首都圏や京阪神の鉄道網とは比較にならないほど脆弱ですが、この2日間のローカル線から乗り換えてみると、流石に「本線」の風格が漂っております。無論、ずっとレールバスちっくな箱で落ち着いて飲めなかった鬱憤を、車窓に日本海を間近に眺めながらゆっくりと味わうことができたのでした。雨が上がって、虹が出ました。ボックス席が居酒屋に変身しました三江線 三次〜石見川本〜江津価格:6,318円(税込、送料込)
2015.12.26
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友人が、池袋にぜひ連れて行きたいという焼きとん屋があるというので、少し時間に余裕のある週末にいそいそと出かけてまいりましたジュンク堂のすぐ脇の路地に構えるこの店の入り口には、まだ午後4時半だというのに、既に長蛇の列ができておりました。。。人のことは言えんが、一体、平日だというのに、随分と良い御身分の方々ですな。。。やきとん「みつぼ」豊島区南池袋2-16-1 長岡ビル1階03-3988-1396定休日:日、祝日とにかく新鮮で安くてうまいというのがこの店の売りで、ホッピーで流し込む豚モツ料理は実にうまかったですな焼きとんと言えばホッピー安いので、ついつい頼みすぎてしまって。。。友人のお勧めは、湯引きの盛り合わせ結構長居しました甲 亀甲宮 金宮25°(きんみや)/宮崎本店 720ml瓶 720ML 1本価格:669円(税込、送料別)
2015.11.20
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よく晴れた日、今日は、森美術館に足を運びましたベトナム戦争をテーマにした作品群は、写真家である彼のアジア初個展だとのこと。現在時からのベトナム戦争に対する視点は、ベトナムに生まれ、アメリカで育った彼ならではの独自性が見られ、とても興味深いものでした。彼の創作であるという写真を編んで作られた重層的な表現は実に面白く、まず、これらの作品に魅せられます。人の持つ様々な経験の中には、つらいことや悲しいこともあったはずであり、その経験が戦争であるのなら、平和との乖離にその思いは筆舌に尽くしがたいものとなるはずです。これをどのように表現するのか、様々な手法があり、個人的には、学生時代にデュッセルドルフの美術館でみた(画家の名前を失念してしまいましたが、、、)「手紙(der Brief)」という静かで悲しみに満ちた作品のような、それに接する者に深い思念を要求するようなものに好感を覚えるのです。しかし、彼の作品は、表現が直截的でありながら、他方で単なる表現の上での主張を超えた様々な思いが込められていて、いきなり、実に重いものを見せつけられたような衝撃を受けました。フォトウィービングシリーズの作品の一つ本物の写真を使った来場者参加型の作品「漂う民」平和な生活を破壊され蹂躙された犠牲者たちの声なき声が聞こえるようですが、それは、ディン・Q・レ自身の体験でもあります。ベトナムの人たちが負った心の傷の一つに「ヘリコプター」の存在があることも今回初めて知りました。ベトナム戦争のあと、自作されたヘリコプターを前に展開される、ヘリコプターをモチーフにした作品群は、美術品というよりは、社会的な主張を伴ったはるかにドキュメンタリーちっくなものばかりです。ヘリコプターが、ベトナム戦争の象徴のようなもので、自分たちを殺戮する道具なのだという恐怖と忌避感と、農業をはじめとする産業に不可欠な道具であるという期待感とがないまぜになった様子を表現した映像作品を眺めながら、原爆を「希望の光」に見立てた永井隆博士の言葉が脳裏をよぎります。自分の家族と、最後には自分の命をも奪った原爆をヘリコプターと同一に論じるべきではないのかも知れません。しかし、イデオロギー対立に歪められた技術論の歴史的な展開を経験した人類は、技術の持つ様々な側面を今一度慎重に評価する態度を思い出す時期に来ているかもしれないという点で、これらの作品は今なお現代的意義を失っていないと感じました。ヘリコプターをモチーフにした一連の作品群シャム双生児をモチーフにした作品は、実際にベトナムで売られた人形をそのまま展示したという意味で、それまでの美術品の概念とは一線を画するもの、むしろ「博物館」の趣旨に近いものを感じます。しかし、こうしたものを商品化する需要と供給の関係があったということ、そしてベトちゃんとドクちゃんだけでなく、こうした双生児がアメリカ軍の撒いたダイオキシンの影響のもとでごく一般に生じたということそのものの重大さを無視してベトナム戦争を語ることはできないというのもまた事実です。ベトナム戦争とは何だったのか、そのもたらした影響はどのようなものだったのか、国際政治学の分野からも、また社会学の分野からも様々な検証が試みられてきました。しかし、一連の作品を見た後に感じたのは、作家が、これらの検証結果が例外なく結論付ける「平和主義」や「戦争反対」という単純な態度に疑問を呈しているということでした。無論、だからと言って戦争が外交の一手段として用いられることを単純に肯定するべきではないでしょう。しかし、世界を見渡したとき、常にどこかで武力衝突が生じ、多くの市民が巻き添えになっているという現実を、こうした単純化された結論は説明できていないのではないか、1995年にベトナムとアメリカが国交を回復した前後で、ベトナムの人たちが、あるいはアメリカの人たちが、それぞれ相手に対する感情を根本的に変化させたわけではない、むしろ、その内面にくすぶっている複雑な思いを、単純化させた結論で封印することの矛盾を、これらの作品群は告発しているような感じに捉われた一日でした。「愛国心のインフラI」スポーツで愛国心を盛り上げるという態度もまた結局ナショナリズムとの峻別に失敗したということか…「新世紀のベトナム旅行」シリーズ、ベトナム政府観光局の観光ポスターをモチーフにしたブラックジョークディン・Q・レ展~明日への記憶2015年7月25日~10月12日森美術館【送料無料選択可!】ディン・Q・レ:明日への記憶[本/雑誌] / ディン・Q・レ/〔作〕 森美術館/編価格:2,808円(税込、送料別)
2015.10.12
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オスカーニーマイヤーの展示に続いて鑑賞したのが「ここはだれの場所?」展です。ユルゲン・レール、おかざき乾じろ策、会田一家、それにアルフレド&イザベル・アキリザンの4(氏?)つの展示で、その場所の持つ意味を改めて考えさせられる、結構深い作品が多かったように思います。特に、「会田家の夏休み」は、展示の撤去騒動があって相当有名になったが、展示そのものはひとつの主張であり、内容もそんな目くじらを立てるようなものには思えません。会田誠、岡田裕子、岡田寅次郎の「社会はだれのもの?」むしろ、こうした作品を通して様々な主張がなされる自由が尊重される社会であるはずのこの国で、いやしくも行政が自己抑制的な判断に至った背景こそ問題にされるべきなのではないか・・・。無論、イスラムを風刺したCharlie Hebdoのような言論の自由が許されてよいのか否かは検討を要するところだと思います。しかし、およそ民主主義体制下での政治を対象とする批判は、当然に「言論の自由」をプログラムとして読み込んでいるはずで、仮にこうした形での表現の自由が封殺されるような社会に至ったのだとすれば、私たちは、逆コースを辿って、実に恐ろしい時代に立ち戻ってしまったという危機感を持つべきなのかも知れません。おかざき乾じろの、大人が入れない美術館は、衝立のこちら側から除いていて、監視員に怒られたのであまり良い印象はなく(笑)、むしろもっと身近な問題としてユルゲン・レールの「地球はだれのもの」という作品が印象的でした。ユルゲン・レール「地球はだれのもの?」の一連の作品石垣島に住んでいたこのドイツ人の作品は、海岸に流れ着くゴミを利用した作品を通じて地球環境の問題を問いかけるもので、ゴミと美術という一見ミスマッチな取り合わせがもたらす資源や地理へのまなざしを強く感じたのでした。アルフレド&イザベル・アキリザンの「私の場所はだれのもの?」ダンボールで、よくここまで作れたものだと感心するとともに、自分でも手掛けてみたい衝動に駆られた・・・美術館を出ると、隣接する木場公園で大江戸神輿まつり開催中でした【楽天ブックスならいつでも送料無料】青春と変態 [ 会田誠 ]価格:756円(税込、送料込)
2015.10.11
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清澄白河の東京都現代美術館で開催中のOscar Niemeyer展に足を運びました。ブラジルが生んだ世界的な設計者の足跡の展示としては国内初めてで、是非訪れたいと思っていたのですが、東京を離れて幾久しく、会期末も近づいたこの連休を利用して足を延ばしたのです。ポストモダンの設計に自然との調和を目指した彼の作品は、(その女たらしの素行とは別に)現代の建築として捉えても違和感なく受け入れられるものです。昨年11月にヘルシンキのAlva Aaltoの自邸を訪れたときに感じたのも似たような感覚でしたが、アアルトが、北欧の繊細な空気の中で活躍したのとは対照的に、ニーマイヤーが繰り広げた設計はブラジルの大自然に囲まれた環境で育まれたものでした。国連本部ビルカノアスの邸宅イビラブエラ公園の模型…めちゃめちゃ面白かったです。この模型を作った人たちも楽しかったろうなあ…写真撮影はほぼフリー。こういう展示が増えたのはありがたいことですな。しっかり楽しんで、次の展示に向かいます【送料無料】 オスカー・ニーマイヤー 形と空間 / オスカー・ニーマイヤー 【単行本】価格:5,076円(税込、送料込)
2015.10.11
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無事に新宿駅に着いたのは良いが、なかなか酔っ払ってしまい、一旦ホテルに入って少し酔いを醒ましてから、友人と落ち合うために秋葉原に向かいました。秋葉原は久しぶりですが、暫く来ないうちに随分と垢抜けたというか、異国情緒が漂うようになったというか…オタクの姿はめっきり減り、洒落た店舗でいちゃつくカップルや外国人の姿の方が目につきましたな。友人とは、昭和通り口から少し行った、「四文屋」というもつ焼き屋で一献傾けることにしました。もともとは新井薬師前が本店の店で、安くて有名なだけに、ここ秋葉原店も大混雑で、店の前のコンビニで買い求めたビールを飲みながら、しばらく待つことにしました。四文屋秋葉原店千代田区神田佐久間町2-13-27 KIビル1階03-3863-128820分ほど待って、ようやっと入った店内は、狭いが掃除が行き届いていて感心しました。店員はみな外国人で、よく日本語の注文を聞き分けて、立派なものだと、これまた感心しました。ただ、もつ焼き屋なのに、ホッピーはなく、それがちと残念。中身だけの注文などが面倒なのかもしれないが、もつ焼きとホッピーがセットだと信じている身としては、少々物足りなさを感じたのでありました。秘伝のこく旨タレ漬けだから味付け不要&ご家庭でお手軽に職人の味が楽しめます!国産和牛もつ...価格:1,080円(税込、送料別)
2015.10.10
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連休を使って旅行に出ることにしたのですが、新幹線も飛行機も混雑しているし、何も慌てる旅でもないと、中央線周りで新宿に向かうことにしました。大阪から1往復だけ、中央線周りの「しなの」があって、これに乗り込み一路松本に向かいます。京都から松本までは3時間ほど…以前、急行「ちくま」で一晩掛かっていたことを思うと、随分と早くなったものです。松本は、何度か通過したことはあるのですが、降り立ったのは実に30年ぶり。思っていたより静かで鄙びた城下町でした。丁度、松本城公園の周辺ではそば祭りの最中で、日本酒をちびりちびりやりながら、信州そばをいただきます。地元の炙りベーコンとビールも最高でしたこれから、「スーパーあずさ」で新宿に向かいます。【メール便送料無料】まずは当店の味をお試しください!そばお試しセット(4人前)【送料無料お...価格:668円(税込、送料込)
2015.10.10
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鳥取砂丘の「砂の美術館」で開催中のドイツ編を見に行きました。接着剤も使わず、砂と水だけで随分と器用なことができるものだと感心したその足で、並行開催中の「鳥取砂丘ビールフェスタ2015」というイベントに足を運びました。訪れたのはイベント最終日で、ビールもあらかた売り切れていましたが、国産の地ビールはそれなりの在庫を準備していたらしく、結構珍しいのも飲めたりしましたし、ビール以外にもワインや日本酒なども取り揃えられていて、飲み物には苦労しませんでしたわ。随分と涼しくなって、絶好のビール日和で、ついつい長居。野外ステージでは、地元の傘踊りメンバーが登場するなど、それなりに賑やかでしたが、個人的には、隅っこの方で目立たぬように踊っていた「とっとり梨男」が気になりましたな。。。結局、フィナーレ近くまで飲み続けたのですが、まだ飲み足りず、土産物屋でドイツビールを買い求めて砂丘に繰り出しました。砂丘に沈む夕陽がきれいでしたな・・・鳥取砂丘の砂地で栽培されたらっきょうは、程よい甘酸っぱさが人気です。100万袋突破のらっきょ...価格:3,150円(税込、送料込)
2015.09.27
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今年4月に、建築家の坂茂さんが設計を手掛けた大分県立美術館が開館したとの話を聞きつけました。九州を離れて久しく、しかも東側はなかなか足が遠のいていたのですが、丁度、福岡に御用ができたので、立ち寄ってみることにしました。大阪から大分までは1時間ほどの飛行で、快晴の空のもと、低く飛ぶプロペラ機から眺める瀬戸内の風景は最高でしたな。。。県立美術館近くの「天まで上がれ」という郷土料理屋で昼食をとり、鶏天とりゅうきゅうの定食(1,300円)・・・珍しく酒なしいそいそと美術館のゲートをくぐると、実に開放的で居心地の良い空間が広がっておりました。ミヤマケイ「セカイ平和ヨ、開ケ、鳩時計」企画展はマンガ展で個人的にはあまり興味がなく、常設展の方も、個人的に興味をそそられる作品はあまりないのですが、地元の人たちに愛されている美術館という感じで、何となくほのぼのとした雰囲気が気持ちよかったです。最上階に設えられた「天庭」~五感の出会う、現代工芸作家のインスタレーション1時間余り“美術館を”鑑賞して大分駅に向かうと、こちらもすっかり様変わりしてました。大分駅屋上もとても賑わっていましたここからは、たまたま切符を入手できた「ゆふいんの森」で一路久留米に向かいます大分県立美術館大分市寿町2番1号097-533-4500天まで上がれ大分市都町4丁目1-10097-536-1331冷凍 とり天 1kg 国産 大分名物 学食 ・ 国産 鶏肉を使用した名物料理「とり天」程良い柔らかさ...価格:1,274円(税込、送料別)
2015.09.13
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夏の終わりに、鴨川縁を散歩していると、ふとゲーテ・インスティテュートの看板が目に入りました。ここは、ドイツ文化会館の京都支店みたいなもので、建物がいいのと、図書館が充実していて、以前はお休みの日に時々遊びに行っていた場所です。夕間暮れの爽やかな風がそよぐとはいえ、まだ9月。丁度いい感じで喉の渇きも覚えたので、確かここでも飲めたはずだと、久し振りに立ち寄ってみることにしました。前に訪れたときは、大した料理もなかったように記憶しているのてすが、暫く足が遠のいているうちに、随分とメニューが豊富になっていてちとびっくり。ドイツのくせに、“ヴィラ”というフランス語ちっくさが気にはなるが、飲めるのであればまあいいやディナーメニューは午後5時半からだというので、とりあえずカフェタイムにもいただけるソーセージとビールでのどを潤しましたゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川Café Müller京都市左京区吉田河原町19-3075-761-2188★レビューを書いて特価★4,622円→4,480円!ドイツビールセットの決定版!送料無料!有名銘柄...価格:4,480円(税込、送料込)
2015.09.12
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久し振りに再会した学生時代の友人と五反田に繰り出しました。関西では焼肉、九州では焼鳥を肴に語り合った仲ですが、関東ではやはりもつ焼きだろうと、その友人が勧めてくれた五反田の「ばん」を訪れました。五反田という街は、間違って迷い込んだことはあるものの、どうしてもイメージが悪くてなかなか足が向かなかったのですが、久し振りに降り立ってみるとなかなかどうして、普通の街だという印象を持ちました。「ばん」は、、五反田駅から歩いて3~4分の路地にある名店で、午後9時を過ぎているというのに店内は大混雑。味もさることながら、串1本100円からというその安さが人気の秘訣か…。もつ串とホッピーのマリアージュは、世界的に見ても最高の取り合わせの一つでしょうな。。。もつ焼き「ばん」品川区東五反田1-12-9 イルヴァーレ五反田ビル 1F03-3473-8080【楽天ブックスならいつでも送料無料】吉田類の酒場放浪記 其の参 [ 吉田類 ]価格:3,260円(税込、送料込)
2015.09.02
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連日の猛暑にいささか辟易しながら、土用には少し早いが鰻でも食べようと、浅草に出かけました。海の日、連休の最終日でもあり、混雑してるだろうなと思って少し早めに出かけたのですが、案の定、雷門周辺はものすごい人だかり。あふれかえる外国人と思しき観光客をかき分けて、三定までたどり着いたのですが、既に店の前には長蛇の列。尾張屋も似たようなもので、その光景にすっかり食欲をなくしてしまい、予定を変更して、浅草駅前の神谷バーに吸い込まれました。神谷バー台東区浅草1-1-103-3841-5400定休日:火曜日カード利用不可神谷バーは、神谷傳兵衛が1880年に開いた日本初のバーと言われています。この建物は国の有形文化財に指定されたなかなか瀟洒な建物で、外見も屋内も個人的には大変好きです。電気ブランが有名ですが、もともとは牛久にあるシャトーカミヤで醸造した酒を提供していて、ハチワインなんかも根強い人気があったようです。メニューは、典型的な洋食がほとんどで、カニクリームコロッケやソーセージ、ビーフカツなど、まあ凡そビールに合いそうなものはひと揃え置いてあります。入り口で食券を買い求めてテーブルに着いた後は、テーブルオーダーで飲み物も食事も食べられるので、「とりあえずビール」を注文しておいて、あとの食事はメニューを見ながらゆっくりと選ぶのも良いですが、混雑しているときは注文してから料理が届くまで時間がかかることもあるので要注意。ちなみに、私は、大概、軽めのつまみとビールを2杯頼んでから席に着くようにしています。バス・ペールエール(630円)電気ブランは、普通のもの(270円)と昔からあるもの(370円)があります。養命酒とシェリーの混ぜ物みたいな味がして個人的にはあまり好きではありませんが、最初に一杯飲んでおくと、あとの酒がうまくなります。明治26年度より受け継がれる、ベルモット風味の独特の味わい電気ブラン 40% 360ml(箱入り)価格:621円(税込、送料別)
2015.07.20
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昨夜は黒崎、折尾と飲み歩き、寝起きは宿酔いの重い頭を抱えて「今日は酒を控えよう」と心に誓うのですが、一仕事終えるとまたぞろ呑んべが頭をもたげてくるのは悲しい性か…。「酔っ払い、後悔すれど反省はせず」とはよく言ったものです。小倉駅に着きました。帰りの新幹線まで少し時間があったので、小倉駅近くの立ち呑み屋に吸い込まれました。南口を出て線路沿いを西に向かう路地を抜けると、いい感じに場末た居酒屋の軒が連なっています。ていしゃば北九州市小倉北区京町2-4-27093-521-511510:30~21:00(日曜営業)とりあえずビール福岡名物のバラ串につくね【楽天ブックスならいつでも送料無料】これでいいのか福岡県北九州市 [ たむらやすよ ]価格:1,404円(税込、送料込)
2015.06.28
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久しぶりに福岡に足を延ばしましたが、福岡市内のホテルがアホみたいに値上がりしていた(日航ホテルが何と1泊22万円)ので、今回は北九州に宿を取りました。若戸大橋が見えてきました。辰野金吾が設計した瀟洒な駅舎は跡形もなく、あの複雑な駅の構造もすっかり整理されてすっきりとした連続立体交差の駅に生まれ変わるそうです。国鉄時代の遺構ものこり僅かです。製鉄工場と炭鉱で栄えた折尾には、朝からやっている味わい深い居酒屋がたくさんあるのだと思っていましたが、今はもうそんな面影もなく、寂しい限りです。堀川沿いの飲み屋街に明かりが灯り始めました。さて、今夜も飲むぞおはかた本舗 福岡県立折尾高等学校 30品目 野菜たっぷり おりこうカレー 中辛 30g×5本はかた本...価格:448円(税込、送料別)
2015.06.27
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翌朝の予定が早い時間に始まるので、前日に近くまで行って泊まることにしました。今回は寝るだけなので、どっか適当な安いホテルはないものかと予約サイトで物色していると、清澄白河の駅近くに、できたばかりのビジネスホテルを見つけました。清澄白河は、住んだことも訪れたこともない都内の空白区で、白河庭園とこないだ出来たブルーボトルコーヒーくらいしかイメージがなかったのですが、都現代美術館もあったということを、駅に降り立って知りました。今日は、到着が午後6時を回っていたので今回はあきらめて、次回に期待することにします。地名からも想像がつくのですが、随分と歴史のある一帯で、白河公松平定信の菩提寺である霊巌寺(れいがんじ…第40代米大統領とは関係がない…)は駅から歩いて5分ほどの距離にあります。私は、”清澄”の方も白河公を批判して田沼意次の汚職時代を歌った狂歌である「白河の”清”きに魚も”棲み”かねて元の田沼の濁り恋しき」から来ているものとばかり思っていたのですが、こちらも実はこの地を開拓した”清住弥兵衛”に由来するものだとか。公共事業の主催者の名を地名に残すというのは大阪の文化だとばかり思っていたのですが、案外東京にもあるものですな。狂歌由来の方がブラックユーモアが効いていて個人的には好きなのですが、そこに住む人にはあまり関係はありませんわな。不動寺の桜投宿して、次は飲み屋を物色ですが、日曜日ということもあってなかなかめぼしい店を見つけられませんでした。それでも歩いていると路面にせり出しているにぎわいを見つけました。焼鳥「鳥満」江東区三好3-9-703-3641-3094店頭で買い求めて店の前で食べるのがいい本来は持ち帰り専門店のようですが、店先にテーブルと椅子を設えてあって、買い求めた焼鳥などをその場で食べることができます。隣の酒屋さんも心得たもので、缶ビールを、市販価格よりも若干高めに売っていて、飲みたい客はそこでビールを買ってきて勝手に飲むこともできます。いわば角打ちの変型版で、どちらかといえば私のとても好きなスタイル。日が長くなって天気が良ければ、きっと賑わうだろうなという感じでしたが、営業は週末の金土日だけ。今日は日曜でしたが、翌日が平日なので逆にそれほど混雑はしていませんでした。つい買いすぎて、焼鳥だけで何種類かを2本ずつ頼み10本あまりを2本のビールで流し込みました。その場で焼き立てを食べられるので、香ばしくておいしかったです。焼き売りのおかげで値段もそんなに高くはなく、すっかりおなか一杯になりました。ブルーボトルコーヒー グッズブルーボトルコーヒー セラミックドリッパー Blue Bottle Coffee【...価格:2,980円(税込、送料別)
2015.04.19
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5月10日まで、京都市美術館を中心として、Parasophia ”京都国際現代芸術祭”という大規模な現代アートの美術展が開催されています。近年、とみに「現代アート」というフレーズに敏感に反応するようになって、今回も開幕を楽しみにしていたのですが、何を血迷ったか、京都で桜の開花宣言が出た最初の週末にいそいそとお出かけする愚を犯してしまいました。。。京都にも桜の季節がやってきました。市美術館は、4年前にフェルメールを見に行って以来ですが、実は、個人的には、この美術館はあまり好きではありません。帝冠様式の設えもさることながら、展示の内容に比して宣伝が大仰で、4年近くも足が遠のいたのはそういう事情があったのです。とまれ、日経が宣伝するくらいだし、出展者もなかなかそうそうたる名前が並んでいたので、期待に胸をときめかせつつバスに乗り込むまでは良かったのですが、とにかく自動車が多くて、バスは一向に進まず、途中で降りて歩いて美術館に向かうことにしました。観光客の多くは平安神宮に吸い込まれていきましたが、市美術館は意外と空いていて、当日券の購入も入場も待たされることがありませんでした。屋外展示のやなぎみわの作品「移動舞台車」美術館に入ると、まず、”Café Little Boy”というスペースがあり、ここまでは無料。鑑賞者参加型の作品で、黒板にチョークで思い思いの絵やら言葉やらを書き連ねるもの。しかし、こういうのは、既に陳腐な感を否めません。だいいち、リトルボーイというのは、広島に落ちたウラン爆弾の愛称ですが、こんな適当な落書きの寄せ集めで何らかのメッセージ性を表現することができるとは思えないし、作品に原爆との関係で何らかの意義を見出すのはかなり困難です。Jean-Luc Vilmouth "Café Little Boy"昨年、妻有の「大地の里」を見たからかも知れませんが、ちょっと、コンセプトが安直かなという印象をぬぐえませんでした。館内の展示も、少なくない作品が期待外れ。入り口から続くケントリッジ(William Kentridge)の作品と蔡國強のダイナミックでありながらユーモラスな展示はそれなりに見ごたえがあったのですが、その後が良くない。どうも冗長な展示内容で、どうもスペースを持て余した展示のように感じられます。しかし、総合的に見て満足できない展示であっても、個々の作品はそれなりに意味を感じさせるものだったし、これは、キュレーターや作品の質の問題というよりも、果たして、現代美術を展示するのに適切かどうかという、この美術館の建物そのものに起因する限界のような気もしました。William Kentridge "Second-hand Reading"ロボットが絵を描いていて、その作品も売られています。蔡國強の"京都ダ・ヴィンチ"の連作一旦、市美術館を後にして、今度は、別会場である三条菱屋町の文化博物館に向かいます。この博物館は、旧日銀京都支店の建物だった重厚なレンガ造りで、そんなに広くはありませんが、存在感は抜群です。こちらでは、(あの)森村泰昌の作品などが展示されていますが、個人的には、彼のユーモアのセンスが大好きで、今回の連作も、肩肘張らずにゆっくりと鑑賞することができました。森村泰昌の連作今回のイベントは、この2館だけではなく、出町の鴨川のデルタや堀川団地、三条の大垣書店などにも作品の展示があって、最近流行の町ぐるみでの芸術祭なのですが、京都でこのようなコンセプトの美術展を開催することには、次の二つの点から、やや難があるのではないか、やや言いすぎだとすれば、所期の目的が達せられていないのではないかと感じました。それは、京都市内には、芸術作品それ自体を凌駕する芸術品があふれていて、調和を通り越して作品が沈み込んでしまっていること、そして、殊に週末の大混雑の中で、作品を鑑賞するという営みがどれほど困難であるかという観点を軽視していると思われたことです。まあ、こういうイベント自体は好きですし、今回の企画も、見た後の感覚は、やや物足らなさを孕みながらも、決して後味の悪いものではありませんでしたから、また次回の試みに期待です。 【新品】【書籍・コミック エンターテイメント】京都美術の新・古・今価格:2,592円(税込、送料別)
2015.03.28
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旧正月のことを、中国では、「春節」といって、その前日に餃子を食べるのが伝統的な風習だそうです。私も、中国では、随分とたらふく食べ(させられ)た記憶がありますが、すっかりその習慣に染まっちまって、旧暦の大みそかになると、やおら、うまい餃子屋を探してさまよい歩く癖がついてしまいました以前は、東京では新宿御苑前の隨園別館や御徒町の哈爾濱(現在は閉店)などに通っていましたが、東京を離れるとなかなかうまい店が見つかりませんでしたところが、一昨年来、富山にとてもうまい中国料理の店を見つけまして、昨年も何度か訪れましたが、今年の旧暦の大晦日にこの店を再訪することにしました。北陸新幹線の開業を間近に控え、JRから第三セクター路線になってしまう前の北陸本線に乗っておこうという動機も手伝って、一路、富山に向かいました。富山駅北口を出て市電のグランドプラザ前で降り、総曲輪の繁華街に踏み込んで2~3分歩くと、目指す芙蓉餃子房の赤い看板が見えてきます。総曲輪のアーケードから一本西側の通りに入って、焼鳥の秋吉をすぎて次の角にある藤ビルの2階がお店です。早速、ビールを注文して、蒸したての粉蒸肉をいただきます。事前に頼んでおくと、来店時間に合わせて蒸し上げてもらえるのがとてもうれしいですな突き出しに、日本風に、昆布巻き、数の子、たづくり、鱈の煮つけも添えられました。以前も書きましたが、粉蒸肉というのは、豚バラ肉に穀物の粉をまぶして蒸した、中国では比較的よく食べられている料理です。しかし、日本の中国料理屋で見かけたのは、個人的にはこの店が初めてでした。芙蓉餃子房の粉蒸肉は、豚肉に味をつけてジャガイモでくるみ、米粉をまぶして蒸したもの、今回は蒸したカボチャも添えられてました。そして、水餃子水餃子は辛さも選べます。四川料理の店なので、香辛料も秀逸です。辛いもの好きとしては、辛口くらいがちょうどいい感じで、ビールが進みました。芙蓉餃子房富山市総曲輪2-7-20 藤ビル2F076-491-830017:00~24:00(日曜定休)【商品着後レビューを書いてプレゼントGET♪】香菜の独特な香りが豚肉の甘味をより一層引き立つ...価格:945円(税込、送料別)
2015.02.18
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金沢からの帰路、白山にあるはくさん街道市場に立ち寄りました。ここは、北陸自動車道の徳光PAともつながっていて、高速道路からもこの施設を利用することができます。今回、ここに立ち寄ったのは、最近ハマり気味のB級グルメを味わうためです。先月は、武生のボルガライスと加古川のかつめしを食べましたが、今回は、ハントンベーキライス。白山のキッチンユキという店が発祥のこの食べ物は、焼き飯(ベーキライス…Bake Rice)の上にオムレツを乗せ、白身魚のフライを添えたものです。はくさん街道市場の中にあるキッチンユキ浪漫店石川県白山市徳光町2398−1(北陸自動車道・徳光PAそば)ハントンの「ハン」とはハンガリーのこと、「トン」というのはフランス語で魚を意味するそうですが、それで何故この料理が「ハントンベーキライス」と呼ばれるのかはいまいちはっきりしないようです。武生のボルガライスも随分とクオリティが高かったですが、ハントンベーキライスもなかなかのものです。味も良いし、大満足です加古川かつめしとはえらい違いですな…ハントンベーキライス(900円)※1ドリンク付き基本は、焼き飯、オムレツ、白身魚のフライですが、ソーセージやハンバーグ、とんかつ、カレーなどを組み合わせた変わり種もたくさんありますよ。のぼり ハントンライス(今話題B級ご当地食)価格:1,728円(税込、送料別)
2015.02.08
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今年3月14日に開業予定の北陸新幹線の試乗会が、昨日、今日と2日間開催されました。応募したら当選したので、一路金沢に足を運びました。金沢駅に着きました。乗車受付は、出発の1時間半前から、東口おもてなし広場の地下で行われました。乗車中は飲食禁止というので、受付を済ませた後、改装なった金沢百番街にある地酒蔵で、軽く一杯飲むことにします大吟醸お試し3銘柄(1,680円)840円のセットもあるのですが、折角ここまで来たのだから、良い方を飲んでみたいと思うのが人情…金沢の銘柄は何度か口にしたことがあるので、今回は能登の地酒を試してみることにしました。なかなかキレがあって味わいも深く、もっと飲みたいのですが、今回は一応これで打ち止め。金沢駅の新幹線改札口、珍しく、岡山駅などと同様、市街地側に入り口が設けられています。金沢駅の名板試乗列車は、10時23分に金沢駅を発車し、20分ほどで富山に到着。富山からは、富山湾と立山連峰を望みながら黒部、糸魚川を通過し、上越妙高(高田)からは長いトンネルを経て飯山を通過し、長野には67分後の11時半丁度に到着しました。長野駅に停車する新幹線地元のゆるキャラが出迎えてくれました待ち時間に食べたかき揚げ天蕎麦(390円)…実にうまい試乗した普通車の座席は2列+3列でシートピッチも普通の新幹線と同じですが、枕は高さを自由に変えることができるほか、座席の下にPC用の電源も標準装備されました。これはとてもありがたいです。新しい線路なので乗り心地はとても良いし、グリーン車のほかにグランクラスもつないでいるので、ビジネスの利便性や観光用としての有用性も期待できそうです。これでは、特に、金沢は、直接、中央駅に乗り入れるので、小松を利用せざるを得ない飛行機便は大打撃でしょうな…普通車グリーン車グランクラス帰路は、長野を12時11分に発車、金沢には13時18分に到着無事に(酒なしの)快適な旅を終えることができました[鉄道模型]【Joshinは平成20/22/24年度製品安全対策優良企業 連続受賞・Pマーク取得企業】[鉄...価格:13,608円(税込、送料込)
2015.02.08
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今回は、ちょっと残念なお話…。少々帰宅が遅くなって、珍しく、高速道路のサービスエリアで食事をとることにしました。立ち寄ったのは、中国道の加西SAです。レストランは既に閉店していて、カフェテリアで何を食べようかと迷っていると、ふと、「加古川かつめし(とんかつ)」というメニューが目に飛び込んできました。先日、武生でボルガライスを食べてから、またぞろB級グルメに目覚めたようで、無意識にこのメニューの食券を買い求めてしまっていました。調べてみると、かつめしというのは加古川発祥のB級グルメで、基本的には、洋皿に盛られたご飯にドミグラスをかけ、カツを乗せたものというのが基本スタイルだそうです。待つこと5分…かつめしがやってまいりました。加古川かつめし(710円)かつめし初体験でしたが、これが実にまずい。。。サービスエリアでうまいものを期待する方がどうかしているのでしょうが、空腹が最高の調味料とされるにもかかわらず、これは、ちと、ひどかった…今度、うまいかつめしを探しに行きたいと思いました。兵庫県加古川市で愛され続けている、ライスの上にビフカツをのせ、特製のデミグラスソースをか...価格:2,407円(税込、送料別)
2015.01.23
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三連休の二日目、思い立って、福井県の武生という街にボルガライスを食べに行きました。今は合併して越前市という名前になっています。東隣は、メガネで有名な鯖江です。以前、何かの媒体で、「武生に来たらボルガライス」という、ちと濃いめの宣伝を目にしたことがあって、どっか頭の片隅にその情報の断片が残っていたらしいのです。ボルガライスというのは、焼き飯のオムライスにカツレツを乗せたのが基本スタイルのガッツリ系で、店舗によって様々なバリエーションがあります。ボルガライスという名前の由来は諸説あるそうで、発祥もよくわからないそうですが、長崎のトルコライスと同様、何となくロシアとはあまり関係がない気がする・・・武生駅周辺にもいくつかめぼしい店舗があるのですが、ほとんどはお昼前後からの提供で、私が武生に着いた午前10時前後からやっているのは、少し離れたところにある店ばかり。今回は、福井鉄道の電車で5-6分の距離にある家久駅から、更に10分ほど歩いたマイルイというレストランにお邪魔することにしました。福井鉄道の電車は越前武生が起点ですが、ちょっとだけ散歩して、次の北府(きたご)駅を利用することにしました。北府駅の駅舎 福井鉄道の操車場や車庫を兼ねているこの駅は、ソフトバンクのCMでも使われた情緒あふれるもので、ソフトバンクのWifiスポットにもなっています。(ポケットWifiが電池切れになってしまったので、とても助かりました…)ここから、家久までは、2駅4分ほど。目指すレストラン"マイルイ"は、かなり広めの県道沿いにあります。レストラン マイルイ越前市家久町46-13-10778-22-21999:00-22:00(木曜定休)店名の由来は、店主の二人の娘さんの、"舞衣"さんと"瑠衣"さんからきているそうです。"吉田類"から名前を貰った拙宅の"るい"ちゃんとはえらい違いです。。。ちなみに、拙宅の"るい"ちゃんありましたーボルガライス1180円(税抜)という価格は、日本ボルガラー協会という団体が開設しているサイトに掲載されているボルガライスマップに掲載されている店舗の中では最も高価格ではありますな。。。マイルイのボルガライス(サラダ付き)です。ピラフのオムライスの上にデミグラスをまとったとんかつが乗っかっています。思ったよりも上品な一品でしたお店の方も、とても親切で、気持ちの良い雰囲気がうれしかったです。ここのレストランに限らず、武生で出会った皆さんが何となく穏やかで、いい街だなと思いました。また機会を見つけて再訪したいところの一つです。福井県越前市のご当地グルメボルガライス味!!越前夢工房 ボル菓゛ボルガライスおかき 8袋入り価格:648円(税込、送料別)
2015.01.11
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この休暇にも「青春18きっぷ」でのんぴりとした列車旅行を楽しみました。新見から芸備線の備後落合まで走る列車、、、いや、「列」車とよぶのもはばかられる1両の箱には、多くのテツが乗り込んでいて、周囲の雰囲気には不釣り合いなほど混雑していました。この区間を走る列車は一日僅か3本。。。午後1時ちょうどの便を逃すと午後6時23分の最終便まで列車はありません。備後落合まで50kmほどの距離を1時間半近くかけて、備後落合からは、これまた1日に3本しかない木次線の宍道行きに乗り継ぎました。この木次線というのは山陰と広島を結ぶ重要路線と位置付けられていたこともあり、夜行の急行列車が走っていたこともありますが、現在では存続すら危ういローカル線に落ちぶれてしまいました。もっとも、それだけに旅の味わいも深く、日本で唯一の三段式スイッチバックのある出雲坂根駅など見どころも豊富です。松本清張の「砂の器」にも登場した亀嵩(かめだけ)も、この線路の途中にある駅です。駅舎で、扇屋というそば屋が営業をしていて、事前に電話で予約しておくと、列車の到着に合わせて、駅のホームで打ちたてのそばを渡してもらえます。1枚500円座席で、雪景色を眺めながら、地酒を冷酒でいただきました扇屋島根県仁多郡奥出雲町郡3400854-57-0034【楽天ブックスならいつでも送料無料】砂の器 デジタルリマスター版 [ 加藤剛 ]価格:2,000円(税込、送料込)
2014.12.30
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ちょっと機会を得て、丹波篠山を訪れました。近いのに、今まで行ったことがないのは、駅から市街地までの距離があったからだと思いますが、古い友人がこの町の出身で、城下町の魅力を盛んに語っていたので、一度足を運んでみたいものだと思っておりました。丁度お昼時で、お城の近くにある「ろまん亭」という観光レストランで食事することになりました。このレストランは、大正時代(1923年)に建てられた篠山町役場の建物を利用した観光情報の発信施設で、館内には、ほかにも土産物を売るスペースなどもあります。猪肉やそばなど、地元の食材を使った料理もあって、なかなか良心的ではありました。…が、何となく、天気も良いし午後は予定がないので、ふと目についたフライドチキンとビールをいただくことに。。。レストラン ろまん亭(大正ロマン館内)兵庫県篠山市北新町97079-552-6668【楽天ブックスならいつでも送料無料】くるり丹波・篠山+福知山・綾部・京丹波・南丹 [ ウエス...価格:979円(税込、送料込)
2014.12.10
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また、富山に来ました今日は、立山連峰がよく望めます。岩瀬は、富山の外港で、江戸時代には北前船の寄港地としてとても栄えました。現在でも、往時のにぎわいを偲ばせる遺構が数多く残っているというので、訪ねてみることにしたのです。富山駅からは、かつては富山港線という支線が伸びていたのですが、現在は富山ライトレールという半官半民の会社がトラムを走らせています。岩瀬には、富山市内から遊覧船も出ていて、富山の一大観光地としての整備が進められているようです。観光船の発着場観光の出発点の岩瀬カナル会館旧北国街道の大町新川町通り電柱がないと、町並みがすっきりしますな。。。銀杏が色づいていました町のシンボル的な建物が、廻船問屋の森家住宅北前船廻船問屋の森家住宅森家の土蔵の入り口現在は、酒屋と"Cave Yunoki"(予約のみ)というフレンチレストランが土蔵を利用して営業をしています。土蔵跡では、フレンチレストランが営業をしています旧岩瀬銀行(現在は北陸銀行岩瀬支店)ただ、祝日だというのに営業している店はほとんどなく、観光地なのに閑古鳥が鳴いている印象が残ったのはちょっと残念でした。 KATO 14-801-8 とやまグリーントラム 鉄道模型価格:7,181円(税込、送料別)
2014.11.24
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ドイツを旅した方ならよく御存じの向きもあろうかと思いますが、市役所の食堂が結構なグルメスポットになっているケースがいくつかあって、ミュンヘン(München)の市役所食堂は最も有名なものの一つです。帰国の途について最初の寄港地であるミュンヘンで5時間ほどの待ち時間があったので、今回の旅の締めくくりに、ここで夕食をとろうと、市の中心部にあるMarien Platzに立ち寄ることにしました。ミュンヘン空港からは、電車が2系統出ていますが、どちらかというと、東回りのルート(S1)の方が早いです。ミュンヘンは、実に20年ぶりですが、前回は陸路でのアクセスだったので、空港もこの線路も初めて。勝手知ってたはずなのに、地名の記憶もほとんどなく、切符の買い方だって以前とは全く違うので、早速、昔取った杵柄とばかりにドイツ語でのコミュニケーションを試みたのですが、全然わからん…南ドイツであるミュンヘンはただでさえ方言の強い地域で、学生時代に訪れた際は、ベルリンでは普通に会話が成立していたのに、ミュンヘンでは四苦八苦するほどで、今回もある程度は覚悟はしていました。実は、行きのFrankfurt(Main)に到着したのは早朝で、空港をうろついている人たちは、全部ドイツ人ではない人たち。ミュンヘンで久しぶりのドイツ語会話ができると期待していたはずだっただけに、かなりショックです…とまれ、会話は通じなくとも何とかなるもので、怪しげな黒人から刻印無しのTageskarte(1日券)を格安で譲ってもらい、市の中心まで約1時間の電車の旅に乗り出しました。針葉樹が続くフィンランドとは異なり、ドイツは冬でも緑をたたえる常緑樹がほとんどで、随分と豊かな地域だとの印象を強くします。Marien Platzの新市庁舎前回のミュンヘン滞在中には、Hofbräuhausでビールを3リットルほど飲んだことがあったのですが、その後前後不覚になって大変な目に遭いました(本当に3リットルだけだったのかも怪しい…)。今回は、新市庁舎の地下にあるRatskellerで酔っぱらおうという作戦です。Ratskellerの"Keller"は、英語の"Celler"、"Rats-"というのは、市役所のことをドイツ語で"Rathaus"というのに由来しています。日曜日の午後だというのに店内は結構な混雑で、予約なしで通された席は、隅っこの方の小さなテーブルでした。名物のカツレツとソーセージをビールとフランケンワインで流し込みました。知覚のテーブルには、おばあさんが一人でワインをちびりちびりやりながら、ニコニコと笑いかけてきて、「どこから来たか?」と尋ねてきます。「日本から20年ぶりに来たんだけど、随分にぎやかですね」と答えると、「日本はいいところだと聞いている。一度行ってみたいものだ」と返して、「良い旅を!」と言い残して去っていきました。ドイツの年寄りは結構恰好いいですなエントリーでポイント10倍!12/11(木)23:59まで★レビューを書いて特価★4,622円→4,298円ドイ...価格:4,298円(税込、送料込)
2014.11.16
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ヘルシンキ駅からほど近い、Lasipalatsi広場の一角にあるショーケースに、なにやら人だかりができているのを見つけました。近寄ってみると、覆面をかぶった10代前半と思しき少年が、うずたかく積まれた薬莢の上に座って、周囲を取り巻く観客をにらみつけています。いったい何事かと思って近づいてみると、これが、生身の人間を使った一つの「作品」であることを知りました。"Ceci n'est pas le futur(This is not the future)."この作品は、フィンランドを拠点にしているBaltic Circleという芸術団体が、社会の様々な問題を同時代的に表現するイベントの一環として11月9日から16日までの8日間に亘って日替わりで展示されているもののようでした。毎日は見られなかったのですが、12日に展示されていたのがこの作品。2007年から2012年にかけて4度にわたる発砲事件による死傷者が出たフィンランドでも、銃の規制の問題はそれほど深刻に議論されておらず、むしろ、非行や犯罪の低年齢化によって、将来の安全な社会が危機に瀕しているのではないかという問題提起がこの作品の趣旨のようです。寒空の下、かわいそうに…とも思いました。箱の中は、存外暖かいのかも知れませんが、いずれにせよ、生身の少年を使ったこういう芸術は、日本では、まずありえない表現方法でしょうな。しかし、都心の繁華街で、こうした表現は、インパクトが強くて、社会に対するアピールという意味では大変効果的で、個人的には嫌いではありません。ちょっと興味を持って、次に、この広場を訪れたのは、11月15日。この日の展示は、障害者に対する潜在的差別を告発するもの"Ceci n'est pas notre désir(This is not our desire)."箱の中には、ホルモン障害を負った3頭身の成人女性が鎮座しています。彼女は、厚化粧をして華やかなドレスを身に纏っていますが、タバコをふかし、テーブルに並んだ酒を舐めては、彼女を見守る観衆になまめかしい視線を送っています。人々は、口では「障害者に優しくしよう」とか、「障害者差別反対」などと主張しながら、実際には、自分たちの子孫や身内にこうした障害者が発生することを忌避し、出生前診断でこうした子孫が見つかった場合には、多くの場合、人工妊娠中絶という手段で障害者の出生を排除するという選択をすることに対して、その偽善を指摘する趣旨です。どちらも意欲的な作品で、きっと、日本でこれをやれば大反響を巻き起こすことは間違いないと思うのですが、その意味で、他の作品を見られなかったのはちょっと残念です。【楽天ブックスならいつでも送料無料】フィンランド改訂新版 [ ダイヤモンド・ビッグ社 ]価格:1,728円(税込、送料込)
2014.11.15
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今回のヘルシンキは、建物とデザインを巡るのが主な目的ですが、必然的に観光旅行ちっくになってしまいました。ウスペンスキー大聖堂(Uspenskin katedraali)最初に訪れたのは、フィンランド正教会のウスペンスキー大聖堂1868年に完成したこの聖堂は、当時、フィンランドを統治していたロシアによって建設されたもので、モスクワにある同名の教会とは似ても似つかない典型的なロシア正教会の建物であり、彼方に望める有名な白亜のヘルシンキ大聖堂と対照的なたたずまいヘルシンキ大聖堂を望めるエスプラナード公園(Esplanadin puisto)ウスペンスキー大聖堂から港を回り込むようにして、マーケット広場に達すると、札幌の大通公園のようなエスプラナード公園の緑地帯がまっすぐに続いています。公園近くの横断歩道 白い部分は、塗装ではなく白い石を使っている。どこまでも景観に気を配亭る様子が見える。エスプラナード公園 左に見えるのが、レストラン・カッペリ(Ravintola Kappeli)J.L. Runebergの像カッペリは、ウスペンスキー大聖堂完成間近の1867年に創業した、現存するレストランとしてはフィンランド最古のものです。お昼に、すぐ近くのサヴォイ・レストラン(Ravintola Savoy)で食事の予約をしているので、カッペリでは、シードルを1杯だけ(やっぱり酒か…)飲んで店を後にしました。Ravintola KappeliEteläesplanadi 1, Helsinki+358-10-76-6388サヴォイ・レストラン(Ravintola Savoy)お昼をいただいたSavoyは、Alvar Aaltoが内装のデザインを手がけた店。建物の最上階にあり、お値段もしっかりしてますが、味も良い店です。今日のランチは、65ユーロのコース料理で、昨日に引き続き、北海イワナの料理でした。 Ravintola SavoyEteläesplanadi 14, Helsinki+358-9-6128-5300アアルト邸フィンランドを代表する建築家、Alvar Aaltoのヘルシンキの自邸が、現在、博物館兼研究施設として公開されています。余計にお金を払えば、好きな時間に見学できますが、基本的はガイドツアーのみで、1回あたりの見学時間は1時間です。これだけの建物とデザインが、既に1930年代に実現されていたというのは、実に驚きです。庭に、ウサギが迷い込んできてました。4番のトラムでTiilimäkiで下車市の中心からは、20分ほどかかります。アアルト自邸Riihitie 20, Helsinkiテンペリアウキオ教会岩盤をくりぬいて作られた教会で、ヘルシンキの有名な観光地の一つとなっています。スカンジナビア半島は、岩盤のうえに形成された地形が多く、地表に出ている部分も随所に見かけることができます。写真で見ると大したことはなさそうですが、実際に足を踏み入れてみると、その規模や設計思想など、本当にすごい建築です。Temppeliaukion kirkkoLutherinkatu 3, Helsinki【楽天ブックスならいつでも送料無料】アアルト邸とアトリエ [ 宮本和義 ]価格:1,836円(税込、送料込)
2014.11.14
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フィンランドには名物料理が存在しないと聞きました。確かに、フィンランド料理という看板は見かけないし、せいぜい他国ではあまり食べられることの多くないトナカイとか、漁獲の豊富なイワナなどを用いたものをよく目にするという程度です。そんな中、昨日たまたまトラムの窓から見えた"FINBISTRO"という看板が気になって、夕食に立ち寄ってみることにしました。この店は、CMB Ravintolatという、ヘルシンキでいくつかの飲食店を展開しているグループ企業のレストランの一つです。ちなみに、"Ravintola"というのは、レストランのこと。フィンランド語では、"-la"が場所を表す接尾辞で、頭につく名詞によって意味が決まってきます。"Ravinto"は栄養を意味するので、"Ravintola"は直訳すると「栄養場」となりますな。喫茶店は、コーヒーを表す"Kahavi"が付いた"Kahavila"、食堂は、食べ物を表す"Ruoka"が付いた"Ruokala"となります。荻上直子監督の「かもめ食堂」はヘルシンキを舞台にした作品ですが、このフィンランド語訳は、"Ruokala Lokki"と言いますな。TÖÖLÖN SÄVELは、RAVINTOLA SÄVELの姉妹店で、滞在しているアパート最寄りのSammonkatu電停から2つ目、Töölöntori電停のすぐ近くにあって、店内は大盛況でしたが、何とかテーブルを一つ確保することができました。北海イワナのソテー 18ユーロ90セント(約2800円)料理にはパンが付いていますが、パンの置かれている台から好きなだけ切り取って自分のテーブルに戻るというのが基本的なスタイル。このときは、他に豆腐サラダ(Tofusalaatti、13ユーロ90セント(約2100円))も取りましたが、豆腐とは思えない濃厚な味わいの塊をソテーしたものをサラダにしたもので、イワナのソテーよりもこってり感がまさっていました。前にも書きましたが、フィンランドでは水は無料、チップも基本的には不要ですが、これにビールを2杯飲んで約7000円というのは、やはり高いと感じざるを得ませんな。。。ただ、料理は全体的に美味く、個人的には結構お勧めだと思います。TÖÖLÖN SÄVEL FINBISTRORuneberginkatu 40, Helsinki+358-44-7555959【楽天ブックスならいつでも送料無料】かもめ食堂 [ 小林聡美 ]価格:4,398円(税込、送料込)
2014.11.13
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一日だけ自由な時間が取れたので、ムーミンワールドのあるフィンランド南西部の港町・Naantali(ナーンタリ)に向かいました。Naantaliまでは鉄道が通じていない(正確には、鉄道は通じているが、旅客列車が走っていない)ので、インターシティでTurkuまで行き、バスに乗り継ぐことになります。アパートを出たのは、午前7時過ぎで、まだ外は真っ暗。中央駅までは、2番のトラムで4つ目なので、少々早すぎたかも知れません。ヘルシンキ中央駅の切符売り場あらかじめネットで予約しておくと安く買えるここでも、フィンランド語とスウェーデン語が同居してました。午前8時2分発のインターシティ979は、定刻に、まだ薄暗いヘルシンキ中央駅を滑るように後にしました。ヘルシンキ国鉄の列車は、日本の列車のように、客室はオープンスペースです。インターシティは、全部の箱が二階建てだというのに走行中の揺れは少なく、最高速度は140km/h程度。走行中も無料のWifiのサービスを提供していてとても便利ですが、都市部以外では、通信環境は地と辛い感じがしますな。Turku行きには車内販売があるのみですが、もう少し遠くまで行く列車には食堂車も付いているようです。Turkuまでは2時間程度。フィンランド第三の都市だというので相当のにぎわいを予想していたのですが、意外と静かな地方都市という感じでした。もともとはスウェーデンの租借地で、住民気質も、他のフィンランド人に対する優越感と誇りとを抱いているようです。丁度、京都人が感じる優越感に似ているのかも知れませんな。現在も、ストックホルム行きのフェリーの発着港の一つです。Turkuの目抜き通りTurkuから、ムーミンワールドのあるNaantaliまではバスで40分ほどかかります。バスは、中央駅ではなく、目抜き通りを辿って歩いて10分ほどの中央広場のバスターミナルから出ています。地球の歩き方では、11番と111番のバスに乗るように記述されていますが、実際には6番と7番のバスです。ちなみに、Turkuには、11番も111番もいずれの系統も走っていませんNaantaliには、お昼過ぎに到着。この町はボスニア湾に面した人口1万8千人ほどの小さな田舎町です。オフシーズンのためか人通りはまばらで、風景も寒々としていました。ムーミンワールドは、バスターミナルから1kmほど離れた島に設けられたテーマパークで、結論から言えば、ちょっと残念な施設でした。とまれ、散策の途上で飲もうと、近くのAlkoでワインを買い求めて、ムーミンワールドに向かうことにしました。なお、フィンランドでは酒は専売制で、Alkoというのは、国営の酒売り場のこと。基本的に、Alko以外で酒を買うことは困難です。Naantaliのバスターミナル教会に続く小径ナーンタリ教会、壁面に、スウェーデン王グスタフ・アドルフの名が記されていて、ここがスウェーデン領であったことを物語っています。フィンランドでは景観への配慮が行き届いています。白樺の幹をくりぬいて作られた巣箱。見事に景観に溶け込んでいました。ムーミンワールドは、ナーンタリ教会の建つ小高い丘の先端から延びている一本の橋を渡った先の島にあります。この時期は、アトラクションなどはなく、無料で島内に入ることができます。ナーンタリとムーミンワールドを結ぶ橋水がとても美しく、風景も穏やかムーミンの家今年は、トーベ・ヤンソンの生誕100周年、それを記念したペナントがあちこちに吊られていました。人気のないテーマパークというのはなかなかシュールな雰囲気ですが、それを凌駕するほどの自然の美しさと静けさが印象的でした。よく誤解されているそうですが、ムーミンはカバの化け物ではなく妖精です。ミーやスナフキンといった登場人物も、特定の人物ではなく、ムーミンと同様にそれぞれの種族の象徴とされていて、想像の土地であるムーミン谷に棲んでいるとされています。ムーミンワールドの雰囲気は、お世辞にも、ムーミン谷のイメージとは程遠いものではありますが、フィンランドの風景や雰囲気全体がとても幻想的で、この作品の背景を織りなす風土としてはとても調和を感じます。ピーターラビットのふるさとであるスコットランドも、同様に幻想的で世俗とはかけ離れた印象がありますが、フィンランドよりも明るくメルヘンチックなところは、やはりムーミンには似合いそうもありません。その意味では、世に出たあらゆる作品は、その生まれた風土と無関係ではあり得ないというよりももっともっと密接な精神性を伴っているといえるのかも知れません。アラビア ムーミン マグ トーベヤンソン生誕100周年記念2014年12月末生産終了アラビア (ARABIA...価格:4,860円(税込、送料別)
2014.11.13
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入国~市内交通ときっぷ久しぶりに、ヨーロッパを訪れました。フィンランドは、私にとっても初めての国です。日本からは、フィンランド航空の直行便もあるのですが、確か、成田を午前中に出て、ヘルシンキには夜到着というスケジュールなので、到着した日には何もできません。今回は、少し大回りにはなるものの、ドイツを経由してお昼すぎにヘルシンキに着けるスケジュールを選択しました。最近は、羽田で国際線に乗り継げるようになって、随分と便利になりましたな。Frankfurt am MainでHelsinki行きのルフトハンザに乗り継ぎましたVantaa空港からヘルシンキ市内までは、まだ鉄道は通っていなくて(現在、地下鉄の工事中…)、ウェブサイトには「バスかタクシーかレンタカーを使え」とありました。空港からヘルシンキ中央駅までのバス路線にはいくつかのルートがあるのですが、アクセス情報の筆頭に来るFinnair City Busは、片道6ユーロ30セント(2014年11月現在のレートで、約1000円)もします。これに対して、通常の路線バスなら、シングルチケットで3ユーロで済むので、だいぶお得です。Vantaaに着いたのはお昼すぎで、この日はまだまだバスやトラムを乗り回す予定だったので、私は、1日券(12ユーロ)を購入しました。シングルチケットは、購入から60分間有効、1日券だと購入から24時間有効。日付が変わると失効する日本の一日乗車券よりもだいぶ合理的という感じがしますな。24時間有効の1日券、ヘルシンキ市内だけなら1日6ユーロちなみに、あとから考えると、市内限定の1日パスでよければ、Vantaaから中央駅まで3ユーロの運賃を払い、市内で改めて6ユーロの1日パスを買いなおした方がお得ではありました。空港と中央駅を結ぶ路線バス。上がフィンランド語、下がスウェーデン語特に、トラムは、市内のどこに行くのにも至便です。最初はフィンランド語の表記に戸惑いましたが、慣れると、こんなにありがたい乗り物はないと思うほどでした。滞在今回の滞在中は、最後の一日を除いて、市の北部、Sammon通りに面したアパートに投宿することにしました。Kotimaailma Apartmentsという会社が運営しているアパートで、ヘルシンキのほか、トゥルクやタンペレなどにも複数のアパートを経営しています。事務所は、Iso Robertin通り(中央駅から3番のトラムに乗って4つめの電停)で降りたところにあるのですが、ここで鍵を貰うだけ。どのアパートが割り当てられるのかは、直前までわからないこともあるようです。公園の針葉樹の並木の向こうに見える煉瓦の建物の6回の一室が件のアパートです。エレベータ。日本のエレベータが「全自動式」と呼ばれている理由がわかりました。寝具はとても清潔ですが、ベッドはとてもやわらかくて、ちと寝苦しかったです。リビングの家具は、ほとんどがIKEAのブランドキッチンには、ひととおりの食器や調理器具なども完備されていて、とても便利でした。シャワールームには、バスタブなし、無論、トイレも、普通の水洗トイレです。アパートに泊まるというのが初めてだったので、事前に、どんなアメニティが準備されているのか問い合わせたのですが、「家具、テレビ、寝具、キッチン、洗濯機その他の日用雑貨」と返事が来たのみ一応、Tシャツとジャージを寝間着代わりにもって行っておいたのですが、これがとても役に立ちました。ティシュペーパーやスリッパも準備しておく必要があります。暖房は効きすぎるくらい。電源はふんだんにあるのですが、他のヨーロッパ諸国のホテルと違って、差し込みの形がC型のみでした。念のため、日本からは1個だけ持って行ったのが、唯一充電に使える電源になってしまいました。キッチンには冷蔵庫や電子レンジ、電磁調理器、食器洗浄機も設置されています。インスタントコーヒーや簡単な調味料、米なども置かれていて、基本的に最低限の自炊が可能なので、中長期で滞在するなら、是非お勧めですなお、アパートは、ホテルに比べると安いとはいえ、1泊120ユーロ(約18000円)もします。物価の高いヘルシンキならではといったところでしょうか。。。言語と標記出かける前に、少しフィンランド語の勉強をしていこうと思っていたのですが、Olut(ビール)とKoskenkorva(ウォッカのような蒸留酒)以外の言葉を覚えるには至りませんで…フィンランドでは、フィンランド語とスウェーデン語の二か国標記が一般的です。飲食店では、英語の献立なども準備されているのだが、国境を接して、ヘルシンキからもほど近いロシア語の表記はほとんどないのは意外でした。やはり、心理的にも文化的にも歴史的にもいろいろと複雑なものがあるのかも知れません。ただ、フィンランドの人たちは英語も堪能で、日常的には、英語での会話も普通に可能です。テレビ放送でも、英語の番組に字幕が付されていないのはざらにあって、英語が、市民生活に溶け込んでいるという感じです。人柄は至って親切で、ちょっと立ち止まって地図を覗き込んでいると、道行く人たちが助け船を出してくれます。中国でも、同様に助け舟は出してくれますが、中国人のように、そのあと金銭を要求するようなことはありません。とにかく、親切な国民性を感じました。KlausKのロビーに飾られていたサンタクロース物価とにかく「高い」のひとこと。外食すると、レートにもよるが、普通に5千円から6千円はかかります。ビールは、缶ビールでもレストランでも、1本当たり1000円弱程度、そこら辺のファストフードでも1000円ではまともなものは食べられません。博物館だって、入館料だけで2500円はかかります。もう一つ便利だったのが、どこ行っても、基本的にクレジットカードでの支払いができることです。いちいち不利なレートで両替しなくても済むし、そこらの売店でちょっとした飴玉一個買って小銭を作るよりも、クレジットカードで決済すれば、入出金の確認も楽チンです。旅行者にとってはもとより、市民にとってもありがたいことで、実際、現金で支払いをする人はほとんど見かけませんでした。代表的なビールの一つ、"Lapin Kulta"(ラップランドの黄金)。他の銘柄よりもちょっと安いが、それでも6ユーロ(約900円)ほどする。ただ、レストランでもチップは不要だし、何と言っても水の豊富な国なので、日本のように、飲食店では無料で飲料水を提供してくれるのがありがたかったですな。【楽天ブックスならいつでも送料無料】地球の歩き方(A 29(2014〜2015年) [ ダイヤモンド・...価格:1,836円(税込、送料込)
2014.11.12
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