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紹介文
2万人という膨大な職工を22年間動員し続け完成したインド史上最高の建造物タージ・マハル。17世紀ムガール帝国の五代皇帝シャー・ジャハーンは、なぜ全精力を注いでまで絢爛極める廟を建立するに至ったか。親族たりとも信用できぬ戦乱の世で、彼が唯一心を許した妻ムムターズの実像を追いその理由に迫る。またムガール帝国初期までその歴史を遡り、タージ・マハル建造に至るまでの愛憎劇を描く。インドをこよなく愛する著者が幻想のような二人の愛を謳い上げた渾身の歴史大河ロマン。角川文庫50周年特別書き下ろし作品。
かの有名な タージ・マハル
にまつわるお話です。
小説の形をとっているけれど基本的に
NHKスペシャルのような解説入りドラマ
なので
歴史や背景がとてもわかりやすい。
それにしても、歴史で勉強した記憶がうっすら残っているムガール帝国。
毎回毎回皇帝が変わるたびに兄弟同士血で血を洗う戦争。
無駄なことを・・。
日本の戦国時代もそうだったけれど殺らなきゃ殺られると思うと
「面倒くさい政治なんかおにーちゃんにまかせてオイラこのまま
グータラしてられればオッケー」なんて
言ってられないのかもしれないけれど。
またタージ・マハルのお妃様やその叔母(先代皇帝のお妃)も
大変大事にされ政治にも関わったとありますが実際のところ
やっぱり夫がやることに否定権があったわけではなく。
意見を聞かれれば答えることも出来たってくらいの事でしょう。
これも日本の北の政所様に似た話で。
時代的にも近いようですが。
第一この時代には珍しいことではなかったかもしれませんが
お産14回目にして命を落としているんですね、このお妃。
権力あらそいの元になるのだから跡取りの男の子1人生んだら
もうやめておけばいいのに。
ってワケにも行かないんでしょうねぇ、死亡率の高い昔のことだから
替えは多いに越したことが無い
しねぇ。
このお妃様は自分の息子たちがお互いに殺しあうところは見ずに
亡くなったのは幸せだったかもしれないけれど
たとえ夫が自分の皇位を守るために息子を殺す羽目になっても
「あなたに従います」としか言えなかったんだろうなぁ。
なんて思うと愛の象徴、以外のものに見えてくるタージ・マハル。
棺の中で何を想う、タージ・マハル。
ちなみにお妃様の棺は真ん中に安置されていて左側に”ついでに”置かれたのは
タージ・マハルを建てた皇帝・シャー・ジャハールの棺だそうです。
いつか行って見たいなぁ。
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