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両親を亡くした大学生の邦彦は、生活の糧を求めて道頓堀の喫茶店に住み込んだ。邦彦に優しい目を向ける店主の武内は、かつて玉突きに命をかけ、妻に去られた無頼の過去をもっていた。―夜は華やかなネオンの光に染まり、昼は街の汚濁を川面に浮かべて流れる道頓堀川。その歓楽の街に生きる男と女たちの人情の機微、秘めた情熱と屈折した思いを、青年の真率な視線でとらえた秀作。
【中古】文庫 道頓堀川
草食系男子・昭和編
。
目標があるわけじゃなくなんとなく生きてて、なんとなく女 (年増だけど)
が寄ってくる男子と、なんだか知らないけど妻に逃げられ一家離散しちゃった
喫茶店のマスターとその周辺の人たちのお話。
何がどうなるって現在形では何も変わらないのだけれど、
主人公が最後これでいいのか?このまま道頓堀に一生いつづけるのか?
と疑問に思うあたり、少々の希望が見えるような。
この主人公の草食男子。
亡くなる前に母が無理して入れてくれた大学も卒業が危ういらしい。
第一なにを勉強しているのかいっさい小説に出てこない。
勉学に意欲を燃やしているとは尾到底考えがらい。
国立に落ちたから、無理して母親が私立の大学にいれてくれた、となっているけど高校のころからきっと別の目標なんぞなかったのでしょう。
家が片親で貧しいからガッツで勉強して国立に入りました、とかそういう意欲がみられない。
何をしたいのか目標が定まらない孤独な青年の迷い、といえばそうなのかもしれないけど小説の主人公とするにはなんだか心もとない。
と、宮本先生も思ったのかもう一人の主人公はもうちょっとギラギラ生きてきたけど今は枯れかけたオッサンです。
彼もダメ男だけど、本妻もダメ女。どっちにもあんまり感情移入できないな。
こんなんじゃ、息子もグレて当然。
最後の親子対決はどうなるのかなぁ。
息子が勝って親にお金出させてビリヤードのお店出しました、ってのだけはやめてほしいな。
それじゃ、さらに甘やかすだけじゃん?
なんだかねー。
昭和ノスタルジーな雰囲気はあるんだけど、宮本センセイにありがちな
起承転結の承しかない小説
のようで。
この、 貧乏を書いていながら育ちのよさそうな雰囲気
はキライじゃないんだけど
だからどうしたという感想もぬぐいきれないわけで。
宮本的雰囲気を味わうにはいいですがそれ以上は求めちゃいけない本だったのかワタシが読みきれていないのか。
また忘れたころ再読してみたいです。
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