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「私は拳銃を構える。恐怖にひきつった顔を思い描くだけで、胸のもやもやが晴れていく」―。久しぶりの同窓会で、歌舞伎町に流れ、家出少女から受け取った包みの中身はなんと拳銃。なぜか主婦は警察に届けない。日常に倦んだ市井の人々を狂気に変えていくコルトの魔力。巧みな構成で魅了する連作短篇集。
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乃南アサ異常に読んでた時期があったからその頃読んだのかなー。
一つのものがつぎつぎに人の手に渡りドラマが展開するオムニバス形式の小説で読みやすいから好きなタイプ。
宮部みゆきのお財布が渡り歩くのも面白かったけど、こっちはモノがモノなだけにもう少しダークなドラマ。
だけどどれだけ古いものか新しいものか知らないけどコルトってお手入れしなくてもいいのかしら?
だって最初の出処は、20数年前よ?
それから一度も使われなかったんだろうし。
順を追っていくと最初の出処はフリーアナウンサーの事故で亡くなった母がアナウンサーの父のアメリカ兵からもらったもの。
➡︎それを部屋に置いたまま引っ越しそこに入居してきた引退警察官が一時保持
➡︎それをアナウンサーが取り返した途端ひったくられる
➡︎拳銃をトルエン売りから買ったものの使わずに返却するサラリーマン
➡︎トルエン売りに拾われた家出娘が返却された拳銃をめぐって兄貴にシメられている最中拳銃持ったまま逃走
➡︎同窓会で酔って歌舞伎町で居眠りしていたところに家出娘が通りがかりお金のお礼にそれとは知らず拳銃をもらってしまう
と、ストーリーは繋がっているようでスッキリとは繋がっていないのはちょっとモヤっとするかも。
どの主人公も共感しなかったけど、あえて言うなら「塵箒」の退職して田舎暮らしに失敗した元警察官が活躍するお話がさいさき明るくてよかったかな。
同じくさいさき明るそうな話でも最後のフリーアナウンサーの婚約者が出来すぎてて、いやーそんなに婚約者に依存すると後々大変よーなんて思っちゃうのは ワタシのひがみですね、そうですね。
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