地球人スピリット・ジャーナル1.0

地球人スピリット・ジャーナル1.0

2009.01.28
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カテゴリ: バック・ヤード


<オープンソースと著作権を考える、3冊>




「フリーソフトウェアと自由な社会」 Richard M.Stallmanエッセイ集  <1>よりつづく
リチャード・ストールマン /ロングテール 2003/05 アスキー・メディアワークス 単行本 375p


「それがぼくには楽しかったから」 全世界を巻き込んだリナックス革命の真実  <ウェブ進化論017>よりつづく
リーナス・トーバルズ /デイビッド・ダイヤモンド 2001/05 小学館集英社プロダクション
単行本 383p

「IBMのLinux戦略」 エンタープライズLinux技術のすべて
日本アイ・ビー・エム株式会社 2003/12 アイ・ディ・ジー・ジャパン 単行本 233p
Vol.2 No.517 ★★☆☆☆

「プレスリリース 最新情報」 として「最近、米国特許商標局が商標にかんして判断を下し、「OSHO」はアメリカ合衆国内では商標として登録することができない、ということが決まりました。」というニュースが流れた。

 この決定に関して、当ブログは直接的な利害関係は何もないが、ふと思い出したのが、リナックスやオープンソースのことであった。ことはコンピュータ上のプログラムのことであり、また、その時々の関与者たちのパーソナリティに大きく影響を受けた問題であり、関連して考えることは必ずしも適切ではない。しかし、少なくとも当ブログにおいて、Oshoを考えるときには、このオープンソースの考え方を参考にしてきたことは間違いない。

 それは、 「OSHOmmp/gnu/agarta0.0.2」 というカテゴリ名のなかにgnuを入れているところかも察することができるだろうし、 「オープンソースを理解する」 などの関連書を複数読みこんできたことでも判断できる。しかし、さて、このオープンソースの考えたが、ネットワーク上の技術的な分野からさらに拡大して、いわゆるスピリチュアリティの範囲へ活用できるものだろうか、というのが当ブログの問題意識であった。

 このテーマに関しては結論がでていないが、当ブログの主張は、できる、というものである。つまり、人間のスピリチュアリティは、誰に独占されるものでもなく、束縛されるものでもありえない。あるいは、ひとり、ふたり、さらに多くの人々がかかわりあって、さらに大きな、つまりグローバル大のスピリチュアリティへと拡大し得る、という予測であり、そうあるべきだ、と主張している。

 最近誕生した新アメリカ大統領が、宣誓式において、リンカーン大統領が使った聖書を用いたということが話題になったが、当ブログはそのことについては、全然感動していない。 アメリカはキリスト教国なのか。3億に達した国民全員がクリスチャンなのだろうか。あるいは、フセインのミドル・ネームを持つオバマ氏自身、クリスチャンなのだろうか。

 オバマ氏は、アメリカの大統領なのであり、地球政府の大統領ではないので、なにもそこまで追求することもないだろうが、少なくとも、この地球上において、スピリチュアリティを語る時に、地球全体を代表する人物が宣誓すべきは、聖書に対してではないだろう。

 もちろん、それはコーランとか般若心経とか、共産党宣言とかでもないだろう。新しいグローバル時代には、新しいスピリチュアリティが存在すべきなのだ。地球人たちは、その、まったく新しかるべきスピリチュアリティを象徴するものを、残念ながら、まだ持ち合わせてはいない。

 リーナス・トーバルスは、自ら創り出したOSを最初はフリークス(FreaX)と呼んでいた。それは何と呼んでもいいものだから、名前はなんでもよかったのだ。でも友達のアドバイスもあり、それはリナックスという名前になった。そして、将来的に、この名前がもっと変化していくこともありうるだろう。

 リチャード・ストールマンは、それをGNU/Linuxと呼ぶべきだと主張している。ストールマンが語るフリーソフトウェアの GNUというルールに基づいて開発されているからだ。そこにはコピーライトなどの独徳な哲学がある。

 このように発展してきたリナックスも、IBMなどにかかれば、オープンソースという言葉の新たな解釈により、さらなるエンタープライズ・ソフトとしてさらに拡大を見せている。ここにあげた三冊は、すでに何年も経過してしまった本ではあるが、方向性を把握するうえでは、必読書とも言える。

「オープンソースを理解する」 では、優秀なプロジェクトマネージャーの必要性を強く説いている。上記の理念があっても、具体的なソースとなる部分や、マネージャーの愛されるべきキャラクターが重要な要素だと見ているのだ。

 Linuxという名称は、トーバルス自身において確か登録商標化されていると記憶している。それは独占的に排他的に使用するというものではなく、悪意ある第三者からの、そのような侵食を避けるためである。

 しかるに上記のOSHOという名称も、世界各地ですでに40カ国において登録商法化されているということだが、今回アメリカの司法が判断したところが、今度どのような影響を与えていくのかは、まったく予断が許されないところだ。グッド・ニュースなのか、バッド・ニュースなのか、今のところ判断がつかない。

 ただ言えることは、OSHOという名称に関わる多くの人々が、ウィリアム・ブレークの詩の中にあるOceanを意識しており、小さな雨粒が次第に小川となり、さらに大河となって、ひとつの大きな海原に溶け込んでいくという、イメージを持っていることである。

<2>につづく






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Last updated  2009.01.31 18:15:51
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