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2025年08月02日
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カテゴリ: 最近読んだ本



15時過ぎまで、放デイ(放課後等デイサービス)に

10人×2か所ほどの学童が通ってきます。

中には、中学3年生の子もいるので、

来年春の受験も控えています。

個人個人の特性はそれぞれ異なりますが、

その子に合わせて、「必要最小限」の知識を伝授しております。
  (本人からの希望が有る場合に限る)

元来、放デイは学校や塾とは違って



とは言え、こちらから無理強いするわけでもなく

子どもの方から積極的に「ここを教えてほしい。」と言ってこれば

断る理由なんかありません。

(1)歴史好き。
   「戦国時代とか幕末とか」と
   「恐竜の時代」などに分かれます。
   何故か太平洋戦争とその時代の戦闘機が異常に好き!も。
(2)地理好き。
(3)よくわからんけど数学的なものが好き。
(4)太陽系を中心に「宇宙」が好き。
(5)漢字が好き。


など多岐に及びます。

もちろん、それらを含む「学校の勉強に類するもの」

は全く受け付けない子、も存在します。



過去の経験上、

●偏差値60~70を目指す生徒



に専念しつつ、実力アップを狙うのが効率的です。

このレベルの生徒たちは、

幼少期より塾や習い事を経験している子が多く

「要領よく」知識を吸収します。

従って、教える方もむしろ楽なのですが、

これとは逆に、

かなり基礎の部分(九九に始まり、少数の割り算、分数などなど)

から抜けてしまっている子は、再構築するのに時間がかかります。

抜けてしまった理由も、

 ①学習障害がある。
 ②家庭の事情や健康面の問題で学校の欠席が多い。
  (休んでいた時の授業内容は完全に抜けている。)
 ③そもそもやる気がない。

などさまざまです。

この内、②の子らは、ひとつひとつ抜けている個所を埋めていければ

かなり飛躍的に伸びる(追いつく)可能性を秘めています。

それでも、そんな事を力説したところで

目の前に鎮座している「宿題」に対しては

嫌悪感のみ抱くばかりで、容易く受け入れることは困難です。

かと言って、何もせずに手をこまねいているわけにもいかないので

何とか、「今ある興味」あたりから攻めていこうと画策しております。



「π(パイ)」とか「e(ネイピア数=自然対数の底)」とか

「素数」とか果ては「グラハム数」に興味を持つ子には、

そのはるか手前の「九九」「少数の割り算」

少しレベルアップして「素因数分解」「図形の面積」

あたりを組み込んで、「学校の勉強らしくない」ように

レクチャーをしています。

当然、途中で「グラハム数とは関係ないんじゃね?」

と疑問を抱き始める頃には、もう飽きています。

偏差値60~70を目指す子らは、このあたりは既に

脳内に組み込み済みで、ほほ「潜在意識レベル」でこなしますが、

そうではない子らにとっては、基礎の基礎とは言え

「勉強」との付き合いは苦痛以外の何物でもありません。

むしろ、基礎の基礎は、知識として記憶してはいても

何でそうなのか?と一旦疑問に感じると

そこでストップしてしまいます。

 例えば、「円の面積は、πr^2(パイアールの2乗)」
 この「半径×半径×3.14」が何故円の面積になるか?を
 ①とにかく丸覚え。
 ②教科書では(おそらく)円を細かい扇上の短冊に切って
 並べる説明があるはずだが、その意味を理解している。
 この2種類ぐらいで記憶していると思われるが、
 しっかりと②が出来ている子と、①のみの子では
 後々、差が付いてくるのは予想できる。

「九九」の次あたりからは、ひとつひとつその仕組みや

何でこれを覚えたり使えたりすると良いのか?

ひいては、学童たちの永遠の質問

「何で勉強せなアカンの?」の答えに至る道でもあります。



算数・数学や物理に属する勉強は

かなり理解しやすく教えることができていると自負しておりますが、

「英語」「歴史」あたりは

たとえ相手が初歩レベルの小学生とは言え
 (むしろ初歩レベルの小学生だからこそ)

教え方が難しく、かつ決して得意分野ではないことが露呈し

困惑することしばしば。



英語では、

「何で、アイランド(島)の綴りに、❝ S ❞ が有るの?」

 ※island の「s」のこと。

なんて聞かれた日にゃ、

「そういうきまりなの!」以外に答えようがありませんし、

「俺が知りたいぐらいぢゃ!」てなことになってしまいます。

地理では

「アフリカや、アメリカとかカナダの国境は何で真っすぐな線なの?」

て言われても、かなり歴史の深いとこまで調べんとアカンし、

人間様が決めてきたことに関しては

物理や数学で表せるような「美しい式」にできるものでもなし、

所詮、人間様が決めたことに「真理」や「正解」があるとも思えない。

歴史も新たな発見が有る度に、どんどん「真実」が変化するし

言葉だってそう・・・



結局、生徒達から見た私は

「算数と一部の理科だけ俺たち(生徒)より少しできる大人」

ぐらいの扱いになっています。

※高校生レベル(あるいはそれ以上)の数学の一部にも
 彼らは興味を示しますが、
 素数、π(パイ)e(ネイピア数)、果てはグラハム数・・・
 それらの概要を説明するだけでも
 分数の割り算も覚束ない彼らには当然理解が出来ません。
 私の理解も初歩の初歩だし・・・
 「自分が理解出来ない」=「説明する者が理解していない」
 とでも解釈するのか、とにかく
 「すべての疑問を解決してくれるわけではないヤツ」
 としか扱ってもらえないのが実情です。
 従って、全てを説明しきれない数学は、「できるヤツ」
 としての評価は頂けず、「算数と一部の理科だけ説明できるヤツ」
 という評価しか貰えません。



ま、そんなことで挫けているわけにもいかないので

積極的に質問に来る子には勿論全力でレクチャーし、

そうでない子らには、何とか「知識欲」を育むべく

いろんな本を私の書棚からこっそりと

持ち込んでおります。

前回は、ニュートンシリーズの「π(パイ)」「素数」あたりや

「宇宙」「無限」「光」「周期表」・・・

件の「暗黒通信団」の冊子、高校受験にも使える「理科の図解」

などなど。

幸いこれらに触発された子もいるので、今後も

こっそりこっそりと本を移動させようと考えています。



さて、そんな目論見の中、

今回のターゲットに選んだのは、冒頭の

「サピエンス全史」です。

私自身、この本はとても「文字だけ」のオリジナル版を読むだけの

根性がないので、漫画版を所有しているのですが、

ほぼA4サイズ、でデカいわりに文字が小さく、

かつ日本人に馴染みのない「アメコミ的画風」で

どうも、すんなりと読み切れない、というのが印象です。

これをこっそりと持っていこうと考えています。

一人ぐらい興味を持って読んでくれると良いのだが・・・

※「サピエンス全史:漫画版」は3巻で全784頁

厚みは約7cmです。

結構読み応えのある「漫画」ですな。





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最終更新日  2025年08月02日 17時18分20秒
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