◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

早いもので、また1クール終わってしまいました（＾＾）

2012年夏(７月～９月期)ドラマ総評価の時期でございます。





今期の傾向はひとつ。

序盤盛り上がって、ラストに失速・・・（＞＜）



最後まで走りぬいてくれたドラマはわずかでしたね。

◆「サマーレスキュー～天空の診療所～」
◆「ビューティフルレイン」
◆「リッチマン、プアウーマン」
◆「息もできない夏」
◆「GTO」
◆「トッカン 特別国税徴収官」
◆「東野圭吾ミステリーズ」
◆「戦国BASARA-Moonlight Party-」
◆「黒の女教師」
◆「ゴーストママ捜査線～僕とママの不思議な100日～」
◆「浪花少年探偵団」」

感想までは無理だったけど。




＊ タイトルは作品の最終回感想にリンクしております。




◆「サマーレスキュー～天空の診療所～」(平均視聴率 10.06%)


はい。
これもまさに典型的作品その１。


序盤は山での緊急医療とは？という限られた環境の中で山ならではの事故や問題に遭遇して成長していく速水・向井くんの姿が印象的だった。

で、緊迫感もあったし、たまに人情あって･･･で面白かったのに、終盤は、この診療所を残すか否かって展開になるのはある程度分かってはいた流れですが、その結末がショボすぎた。


いやぁ。
何事もなかったかのように翌年も診療所が再開されて、ドイツから速水が戻ってるって姿には唖然。

これでは閉鎖反対って戦った意味ナシだろ！？


遥との恋話はまださらりという感じだったのは無理やり感がなくてよかったけど、 序盤の遥のツンツンさ加減は視聴者が怒られてる印象だったよ（＞＜）


向井くんは頑張ってたんだけどねぇ･･･。


時任さんとかキャストも悪くなかったのに、ラストで私的には残念作品になっちゃったイメージです（＞＜）







◆「ビューティフルレイン」(10.14%)


結末で評価がずいぶん分かれたドラマになりましたね（＾＾；）

私的にはこれでアリだったんですが、人によっては更に圭介のその後･･･までを見たいと思われた方も多かったようで。


だってこれからはもう忘れていくしかないわけで･･･ここまでがしあわせな時のギリギリ最後なんですよね。

治療薬も開発されていない今、下手に希望を持たせる展開を見せて完全フィクションにするより、もしかしたら治るかもしれないし、そうじゃないかもしれないという曖昧さで、未来へ希望を繋げた方がきれいに終われると思ったもん。



序盤は愛菜ちゃんを泣かせよう･･･的な演出が目立って、若干「もうええで」とうんざり気味だったんですが、 後半になって彼女の演技力はさすがだと思わせるシーンが多々あった。


泣くのを我慢しながら芝居を続ける姿。

表情ひとつで何を考えてるか見せられるすごさ。

いや、やっぱ愛菜ちゃんは天才といわれるだけあるなぁと思えた。



ただ泣くんじゃない。
ただ笑うんじゃない。

ちゃんとその心情も考えて演技してるんだよね。

本当それが凄く感じられた後半の追い上げでしたわ。
お見事でした。




トヨエツパパは、こんな父ちゃんいそうでしたねぇ（＾＾）

下町のあったかい町工場のやりとりが本当毎週心に染みました。


なんていい人たちばかりなんだろう。
毎回圭介親子を気遣う皆さんの優しさに癒されました。


ベタなんだけど、こんなあったかいものを見せてくれて、何度涙したか。


私的にはラストまで楽しませてくれたドラマでした。








◆「リッチマン、プアウーマン」(12.40%)



小栗くんがかっけぇ、さとみちゃんが可愛い♪

まさに月９らしい月９で終わったなぁという今作。


初回を見たときは偽名！？ってので実は恋愛ものではないのかと、新たな展開を予感させてもらいました。



頭はいいのに人付き合いがてんで苦手な俺様日向様に、それでもそのカリスマ性にどんどん惹かれていく真琴。



朝比奈というパートナーが裏切って･･･という予定調和な展開は最初から見えてましたけど、それをメインに描いてくれた中盤までは毎回本当面白かったもんなぁ。


メインはあくまで日向と朝比奈の対決だったもん。


ラストはやっぱり落ち着くところへ落ち着いたという感じで、空港キスとか、月９らしさもあって、最後まで楽しませてもらえました。


日向の考える新しいシステムは、現実化されたらワクワクしそうなものばかりだったし、結構このドラマは好きだったなぁ♪


何せさとみちゃんが可愛かった！！
私的にはそれに尽きます♪





◆「息もできない夏」(9.79%)


はい、 ラストがなぁ･･･なドラマ第２弾。


全体感想はひとつだけ。

何をメインに描きたかったのか分からない。


全部が中途半端で、あれもこれもと手をつけた結果、散漫な印象で終わってしまった（＞＜）



無戸籍者が戸籍を作ること？
家族愛
恋
仕事


なぁんか社会派なドラマかと思えばそうでもないし、提示したテーマは大きいのに、なんか拾いきれてないんですよね。


無戸籍者がどんな苦しみを持って生きているか。

それが例えば法の改正のために戦うんだとか、そういう流れなら話はまた別なんだけどね。




暴行した鮎川が最後は病気だからいい人っぽくなってたり、そんな男に感謝するとか言いだす母･葉子に唖然。


何せ序盤は葉子の煮え切らない態度にイライラさせられまくりだったわ（＞＜）

で、それにならうかのような 玲の毎回コロコロ変わる行動とか･･･ちょっとそこはついていけなかったわ。



まぁ続きが気になった･･･という点で言えば今作が一番だったのは確か。



ラストが好みかどうか･･･っていう点で評価が分かれたんではないかな。

あまりにキレイに纏めすぎて、何が描きたかったのか、私には戸籍が出来てよかったね、って感想でしたわ。






◆「GTO」(13.20%)


これは視聴だけして感想は書かなかったドラマ。

何故かというと、やっぱり２番煎じは不安だったから（＾＾）



でも、蓋を開けてみると、 驚いたことに、今期ドラマで一番の視聴率を残してるんですよね。

それが凄いというか、何がどう転ぶか分からないものだなぁと。




私は反町さんヴァージョンのＧＴＯは見てません。

なので、比較は出来ないですが、ＡＫＩＲＡさんの鬼塚は今風･･･だったってのと、ある程度反町さん世代から月日がたっていたので、学生さんたちなんかは知らないからこそ受け入れられたのかもしれませんね。


イケパラはリメイクするにも早すぎでしたから。
その違いは大きかったと思います。



お話は生徒を「ダチ」と呼んだりと、無茶な設定も見えましたが、ありえない展開を、勢いで最後まで見せてくれたなぁと。


体当たり演技を見せてくれたＡＫＩＲＡさんは、鬼塚のイメージに合ってたと思いますね。

よほど最初に決まってたあの人よりは･･･（わはは）



悪友・龍二に城たんがまたいい凄みを出してたし。
まぁ、山本くんの使いかたが若干勿体無い感じでしたけどね。


生徒達も川口さんをはじめジュニアの子も出てて華やかでしたし。

軽い気持ちで見れた点がよかったのかも。


今期まさかの視聴率１位。
これが一番のサプライズだったかも（わはは）



次の特番も楽しみな所。





◆「トッカン 特別国税徴収官」(10.5%)


何故あの初回放送だったのか？

あれが２話との交代だったら、まだとっつきやすい導入だったと思ったんですけどね･･･。


後半はギャグテイストも見られて、扱う話は滞納話なので、重いのに、笑えるシーンも出てきたので見てても楽だったんですが、何せ序盤は重くて暗くて、しんどかった（＞＜）



やっぱ真央ちゃんが笑わない、冴えない黒ブチめがねして、お金を取り立てる姿はちょっと重かったもんなぁ。


裏切られて、それでもそのことで自分のダメな所を諭され、 めがねを外したぐーこからはやっぱり重くならずに見れたもんなぁ。


最後にゲストでみっちーが登場したわりに、活躍が目立たなかったのは残念。


それに、どのお話にしても、 滞納者のその後のフォローが見られなかったのが、若干投げっぱなしに見えたんだよなぁ。


１話の夫婦の話もね。

現実問題、金がないと生きていけないわけで。
そこらへんをもう少し掘り下げてもよかったかも。


まぁ、原作ありきな作品なので、原作もこのノリなのか？

逆に気になるかも。

機会があれば読んでみよう。


鏡トッカンは個性的キャラでナイスでした♪









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2011年 秋ドラマ 総評

2012年冬（１月～３月期）ドラマ総評

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