いちばんの聴きどころは、この時期のハートを象徴するナンバーで、本アルバムからの最初のシングルにもなった1.「バラクーダ」。リフといい、ハーモニクスの部分といい、とにかくギターがカッコイイ。だが、忘れてはならないのは、上で述べたアコースティックな部分。多少とっつきにくいかもしれないが、インスト曲の3.「森の詩(Sylvan Song)」から4.「狩人の夢(Dream of the Archer)」なんかは、そのよさが存分に出ていると思う。ほかにもお勧めの曲は複数含まれるが、あと2つだけ挙げると、ロック調ナンバーとして1.に次ぐ佳作の5.「キック・イット・アウト」、少し趣向の異なるところでは、小気味よい曲のキレが印象的な8.「セイ・ハロー」。
1.Barracuda 2. Love Alive 3. Sylvan Song 4. Dream of the Archer 5. Kick It Out 6. Little Queen 7. Treat Me Well 8. Say Hello 9. Cry to Me 10. Go On Cry