全13件 (13件中 1-13件目)
1
ソングライターとしての才能が発揮された盤 ゲイリー・ポートノイ(Gary Portnoy)は、1956年、ニューヨーク出身の作曲家・ミュージシャン。1982年に始まった米テレビドラマ(『チアーズ』)の主題歌を手掛けたことで知られる。1970年代後半に曲提供で名を知られるようになり、一度はソロの企画が頓挫したが、1980年、チャールズ・コッペルマンの後押しでソロ・デビュー盤のリリースとなった。なお、ポートノイは、その後、21世紀に入って何枚かのアルバムをのこしているが、その当時としてはこれが唯一の盤であった。 本盤の原題はシンプルなセルフタイトルだが、邦盤では『月影のロング・ナイト』となっている。収録曲のほとんどにも、この時代らしい邦題がつけられている(下の曲目を参照)。アメリカでは特にチャート・アクションはなかったが、日本では田中康夫の『なんとなく、クリスタル』で取り上げられて注目された。そんなわけで、広く知られたものでも、ヒット作品でもなく、世の中からは忘れ去られた盤なのかもしれないが、それでは少々もったいないと感じている。 哀愁のあるメロディと、どこか頼りなげなヴォーカルで始まる1.「月影のロング・ナイト(イッツ・ガナ・ビー・ア・ロング・ナイト)」は、さすがはソングライターと思わせてくれるナンバーで、実によくできた美曲。同じく曲の美しさという点では、5.「涙の誓い(レイト・ナイト・コンフェッション)」も注目ナンバーと言える。 アルバム後半(元のLPでは、5.までがA面、6.以降がB面)では、6.「翳りゆく夜(ホエン・ザ・ナイト・エンズ)」が楽曲のよさという点では際立っている。これと並んで曲の素晴らしさに感服するのは、7.「危険な誘惑(ユー・キャント・ゲット・アウェイ・ウィズ・ザット)」。ポートノイよりももっと野太い声でキレのある男性アーティストが歌ったら大ヒットしたのではないかと思ったりする。アルバムを締めくくる10.「おやすみ(セイ・グッドナイト)」(11.は同曲のリプライズとなっている)もなかなかの好ナンバーである。[収録曲] *( )内は邦盤での曲タイトル。1. It's Gonna Be A Long Night(月影のロング・ナイト)2. The Driver(ザ・ドライバー)3. Half Moon(ハーフ・ムーン)4. The Lady Is A Liar(恋のかけひき)5. Late Night Confession(涙の誓い)6. When The Night Ends(翳りゆく夜)7. You Can't Get Away With That(危険な誘惑)8. Goodbye Never Felt This Good(悲しみにさよなら)9. Come To Me Tonight(カム・トゥ・ミー・トゥナイト)10. Say Goodnight(おやすみ)11. Say Goodnight(Reprise)(おやすみ(リプライズ))1980年リリース。 [期間限定][限定盤]月影のロング・ナイト/ゲイリー・ポートノイ[CD]【返品種別A】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年06月23日
コメント(0)
気まぐれ80s~Chapter 14(その10) 10回目の区切りとなりました。ひとまず14度目の80年代曲選の締めくくりは、ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)の「すてきなSomebody(I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me))」です。 1963年生まれの彼女は、1985年のアルバム『そよ風の贈り物』で衝撃のデビューを果たし、今回の曲が含まれるセカンド作『ホイットニーII』では初登場1位という人気ぶりでしたが、やがて身を持ち崩し、48歳で急死しています。 まずは、元気いっぱいのオフィシャル・ビデオをご覧ください。 ライヴの映像をいくつか見ましたが、やはり1980年代後半当時のものが優れているという印象でした。ホイットニーが所属したアリスタ・レコードの15周年コンサートでのステージ(1990年)での「すてきなSomebody」をお聴きください。 フレディ・マーキュリーを扱った映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)の成功によって、近年、音楽アーティストの生涯や半生を描き出す映画が次々と作り出されています。この傾向に筆者はいい加減、飽き飽きしてきてはいるのですが、ホイットニーについても伝記映画が製作されています(『ボヘミアン~』と同じ脚本家の手によるのだそうです)。最後に、本曲の表題がついたその映画のトレイラー動画もご覧ください。 通算14回目となったエイティーズ曲選ですが、これで一区切りとなります。次回からは通常の更新に戻る予定です。[収録アルバム]Whitney Houston / Whitney(ホイットニーII) (1987年) Whitney Houston ホイットニーヒューストン / Whitney: ホイットニー II すてきなsomebody 【BLU-SPEC CD 2】 Whitney Houston ホイットニーヒューストン / Whitney: ホイットニー II すてきなsomebody 【BLU-SPEC CD 2】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024年06月18日
コメント(0)
気まぐれ80s~Chapter 14(その9) 今回、取り上げるのは、シンディ・ローパー(Cyndi Lauper)の初期のヒット曲「シー・バップ(She Bop)」です。1953年生まれの彼女は、遅咲きで1983年にデビュー盤『N.Y.ダンステリア』(現在の邦題は『シーズ・ソー・アンユージュアル』)を発表しました。このアルバムからは「タイム・アフター・タイム」が最大のヒット曲(全米1位、全英3位)となりましたが、この「シー・バップ」という曲も、全米で3位の大きなヒットとなりました。 まずは公式のビデオ映像をご覧ください。 続いては、その当時の懐かしさを感じるビデオをご覧いただこうと思います。日本武道館でのライヴの映像とのことですが、1980年代当時のステージで、バブルな日本の雰囲気も感じられるライヴの映像です。 当時30歳だったシンディ・ローパーですが、時の流れは素早いもので、今年(2024年)にはそれから早40年が経過しました。この間、シンディは長らくシンガーとしての活動を継続してきました。その中では、次のようなアレンジのものも披露されました。アコーディオンをバックに原曲とはかなり異なるアレンジで演奏された、2004年発表のライヴ・ヴァージョン(本人の紹介では“フレンチ・ヴァージョン”と言っています)をどうぞ。 [収録アルバム]Cyndi Lauper / She’s So Unusual(1983年) シーズ・ソー・アンユージュアル [ シンディ・ローパー ] シーズ・ソー・アンユージュアル [ シンディ・ローパー ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年06月17日
コメント(0)
気まぐれ80s~Chapter 14(その8) 1984年発表のブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の特大ヒット・アルバム『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』からの楽曲を取り上げてきましたが、今回はその中からの「ボビー・ジーン(Bobby Jean)」というナンバーです。上記の盤からは都合7曲ものシングルがカットされましたが、勢いのついでに、この「ボビー・ジーン」もシングル化されても不思議のないナンバーでした。 まずは、その当時の映像ということで、1984年、トロントでのライヴのステージの模様をご覧ください。 この「ボビー・ジーン」は長らくスプリングスティーンのライヴでも定番の曲となり、今に至っています。現在のセットリストにも常に入っているナンバーということなのですが、次は2013年、ロンドンでのステージの様子をご覧ください。 最後に音声だけですが、もう一つ。この曲のアコースティック・ヴァージョンです。1990年代後半辺りだったでしょうか。スプリングスティーンはライヴでこの演奏をしていた時期があって、海賊版を通じてだったのですが、このヴァージョンが妙に気に入っていた時期が筆者にはありました。以下は、1996年、ベルファストでのライヴの音源とのことです。 [収録アルバム]Bruce Springsteen / Born in the U.S.A.(1984年) ボーン・イン・ザ・U.S.A. [ ブルース・スプリングスティーン ] THE “LIVE" 1975-1985 [ ブルース・スプリングスティーン ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024年06月15日
コメント(0)
気まぐれ80s~Chapter 14(その7) イエス(Yes)というバンドの真骨頂が『危機』や『こわれもの』など1970年代前半の諸作にあるとするならば、1980年代前半のこのヒット曲「ロンリー・ハート(Owner of a lonely heart)」は、その対極に位置すると言えるでしょう。1980年代の新たな音楽シーンの中でかつてのプログレの雄が発表したこの曲に代表される音楽性の変化を目の当たりにして、“イエスよ、お前もか”と思ったファンもいたことでしょう。 けれども、これはこれでよくできたヒット曲。80年代をリアルタイムで経験した筆者にとっても、上記の評価とは全く切り離された形で、愛おしく懐かしい1曲ということになります。 かつてのプログレッシヴ・バンド然としたイエスを念頭に置くと、まったく別のバンドのように思えてしまうかもしれません。とはいえ、演奏の節々には往時のイエス節の片鱗も見え(聞こえ?)るように思います。 さて、もう一つの映像は、その当時のライヴのものをご覧ください。1984年のステージでの演奏の様子です。 ちなみに、イエスは解散、活動停止や再結成などを経ながら、バンドとしては現在も存続しています。1970年代や1980年代に活躍したミュージシャンたちが高齢化する中、イエスは存続していくのか、かつてのメンバーを重んじて消えていくのか。他のバンドもそうなのですが、この問題はそれぞれ両方の対応があり得るような気がして、イエスの行く末も気になっているところです。[収録アルバム]Yes / 90125(ロンリー・ハート)(1983年) Yes イエス / 90125 - Lonely Heart 【CD】 90125 (EXPANDED/REMASTER)[輸入盤]/YES[CD]【返品種別A】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年06月14日
コメント(0)
気まぐれ80s~Chapter 14(その6) フィル・コリンズ(Phil Collins)は、1951年ロンドン出身で、ジェネシスの一員として活動するだけでなく、ソロとしても大きく活躍しました。1980年代、そんな彼の大きなヒット曲と言えば、「見つめて欲しい(アゲンスト・オール・オッズ)」、「イージー・ラヴァ―」、「恋はごきげん」など多くありますが、今回は、1980年代末の大ヒット・ナンバー、「アナザー・デイ・イン・パラダイス(Another Day in Paradise)」です。 実は、この曲は、過去に一度取り上げている(本ブログで動画リンクができなかった頃の過去記事はこちら)のですが、今回、あらためて動画とともにお楽しみいただこうと思います。 モノトーンで、派手さのないビデオ映像ですが、この曲のテーマに関係しています。詞の内容は、ホームレスという社会的に阻害された者を扱っていて、そのため、当時も賛否両論がありました。 ところで、元々ドラマーだった彼は、ジェネシスでもソロでもヴォーカリストとしての成功も収めました。この曲でもドラム奏者らしさを見せるでもなく、すっかりヴォーカリストとしての存在感を示しています。往時のライヴでの演奏をということで、1990年、ベルリンでのステージの様子をどうぞ。 今回は、ライヴの映像をもう一つ。もう少し後になってからのパフォーマンスということで、2004年、モントルーでのステージでの歌唱をご覧ください。 後に引退と復帰を繰り返したフィル・コリンズですが、5~6年ほど前からでしょうか、急激に老けてしまったように見えます。70歳代前半ですので、年齢相応と言ってしまえばそうなのかもしれませんが、まだ健在でい続けてほしいものです。[収録アルバム]Phil Collins / …But Seriously(1989年) 【中古】 バット・シリアスリー/フィル・コリンズ 【中古】But Seriously [Audio CD] Collins Phil 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024年06月12日
コメント(0)
気まぐれ80s~Chapter 14(その5) ウクライナにせよ、ガザにせよ、戦争の止む気配がありません。広島の慰霊碑に刻まれた“過ちは繰返しませぬから”という言葉に反し、人類の過ちは繰り返され続けているように思えます。ベトナム戦争は既に終わっていたわけですが、1980年代前半の段階で、ビリー・ジョエル(Billy Joel)は、本人の言葉によれば“究極的な反戦歌”を発表しました。この次のシングル曲「あの娘にアタック(テル・ハー・アバウト・イット)」の大ヒットに比べれば、この曲のチャートアクションはいくぶん控えめでしたが、ベルギーとオランダではチャート1位になりました。まずはベトナム戦争に関する写真が多く登場する公式の映像です。 この曲はライヴでも定番のものとして演奏されましたが、海兵隊の合唱の場面もライヴのステージ上で再現されてきました。次は、後のライヴ映像で、1990年代のツアー(『リヴァー・オブ・ドリームス』のツアー)の際のものをご覧ください。 ところで、この曲はカントリーの歌手であるガース・ブルックスがカバーしています。ケネディ・センターの名誉賞の授賞式では、本人を前にブルックスがこの曲を披露しました。その2013年の時の映像もご覧ください。 [収録アルバム]Billy Joel / The Nylon Curtain(1982年) ナイロン・カーテン/ビリー・ジョエル[Blu-specCD2]【返品種別A】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年06月10日
コメント(0)
気まぐれ80s~Chapter 14(その4) マドンナ(Madonna)は、1980年代前半に音楽シーンに登場し、空前の売り上げを記録したポップ界の女王。現役で活動を続けていて、65歳になった現在も、少し前に新恋人発覚?などと話題と振りまいたりしていました。 そんな彼女の1980年代のヒット曲はと言うと数知れないわけですが、今回は1986年の「パパ・ドント・プリーチ(Papa Don’t Preach)」です。大ヒットした第3作の『トゥルー・ブルー』からの2枚目のシングルで、全米・全英のほかオーストラリア、カナダ、イタリアでもシングルチャート1位となりました。 まずは、オリジナルのビデオをご覧いただきたいと思います。 このナンバーは、当時のアメリカの社会問題としての未婚・未結婚での出産というテーマを取り上げたとして話題にもなりました。上のビデオでは、20歳代後半のマドンナが未成年少女役をやっているというのも何だかすごい設定ですが、その父親役には、俳優のダニー・アイエロが出演しています。 さて、続いては、日本でのライヴの模様です。1990年の横浜でのステージとのことです。 [収録アルバム]Madonna / True Blue(1986年) トゥルー・ブルー [ マドンナ ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024年06月09日
コメント(0)
気まぐれ80s~Chapter 14(その3) ボブ・シーガー(Bob Seger)は、1970年代から1980年代にかけて人気を博したデトロイト生まれのロック・アーティスト。2004年にロックの殿堂入りを果たしています。 若い頃の前へ前へといった感じの彼も好きなのですが、この人の魅力は1980年代、1990年代と時を重ねていく中で、ロックの魂を保ちつつも、円熟味を増していったところにあります。いい感じで肩の力の抜ける場面が出てきたとでも言い換えるとよいでしょうか。そんな気配が見え始めたナンバーの一つがこの「ロール・ミー・アウェイ(Roll Me Away)」ではないかと思ったりするわけです。まだまだ肩に力の入ったロックだ、と言われてしまうかもしれませんが、筆者的には前へ前へと押すだけではない余裕が少し出始めているように感じます。もちろん、ボブ・シーガーの楽曲のなかでも私的には上位のお気に入り曲です。 そして、年を重ねた後年の映像をご覧ください。2011年ということですので、この楽曲発表から30年近くを経た時点での映像です。ボブ・シーガーは1945年生まれですから、60歳代後半に差し掛かった年齢の姿ということになります。オール白髪と見た目も若い頃とは大きく異なっていますが、素晴らしいステージでのパフォーマンスを披露していると思います。 [収録アルバム]Bob Seger & the Silver Bullet Band / The Distance(1982年) 【中古】 ザ・ディスタンス/ボブ・シーガー&ザ・シルヴァー・ブレット・バンド 【輸入盤CD】Bob Seger & The Silver Bullet Band / Greatest Hits(ボブ・シーガー) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年06月08日
コメント(0)
気まぐれ80s~Chapter 14(その2) 続いては、ペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)の初期の代表曲「ウエスト・エンド・ガールズ」(West End Girls)」です。このユニット名はメンバーの2人の共通の友人がペット屋さんで働いていたことに由来するということが知られていますが、実は、当初のユニット名は“ウエストエンド”でした。その意味でも、この曲は、彼らの原点的な1曲と言えるのかもしれません。 この曲が収録されたのは、デビュー盤『ウエスト・エンド・ガールズ』(原題はPlease)でした。このアルバム(全英3位、全米7位)そして本シングル曲(全英・全米とも1位)も大きなヒットしましたが、その後、彼らは次々にヒットを飛ばしていくことになりました。まずはその当時のPVをご覧ください。 四半世紀以上の時を経て、2012年ロンドン・オリンピックの閉会式にも彼らは登場し、この曲を披露しました。以下はさらに後のもので、2019年、ハイド・パークでのライヴの映像です。30年以上の時を経て、本人たちの見た目もだいぶ変わりましたが、元のアレンジを忘れずに、丁寧に演じ続けている様が見てとれます。 [収録アルバム]Pet Shop Boys / West End Girls(1986年) 【中古】 ウェスト・エンド・ガールズ/ペット・ショップ・ボーイズ 【中古】 ディスコグラフィー/ザ・コンプ/ペット・ショップ・ボーイズ 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024年06月06日
コメント(0)
気まぐれ80s~Chapter 14(その1) 久しぶりの80年代曲選です。これまでと同様に、全10回を予定していますので、ぜひお付き合いください。 最初の曲は、スティーヴ・ウィンウッド(Steve Winwood)が1986年に発表した「ハイヤー・ラヴ(Higher Love)」です。スペンサー・デイヴィス・グループやトラフィックなどで若くから才能を発揮してきた彼は、1980年代にソロ・アーティストとしても成功を手にしました。4年の間隔を置いてリリースされたソロ4枚目(過去記事)に収録され、シングルとして大きなヒット(全米1位、全英13位)を記録したのがこのナンバーでした。まずは公式ビデオの映像をご覧ください。 音作りやビデオ映像の姿は時代を感じさせる部分もありますが、この曲の魅力は何よりも歌声にあると感じます。ウィンウッドのヴォーカルは、さりげなくさらりと聴かせるようでありながら、伸びのある高音とソウルフルな歌唱が魅力と言えます。おまけに、複数の楽器をこなすマルチプレイヤーというのも彼の魅力を引き立たせる要素です。 さて、1948年生まれですので、今年で76歳になるウィンウッドですが、後世の健在ぶりもご覧いただこうと思います。昨年(2020年)のライヴでのパフォーマンス模様です。70歳代に突入していますので、昔のような高音の伸びは期待できません。しかし、この年齢でこのヴォーカルは驚きと言えるでしょう。何歳までこの曲を歌い続けられるのかわかりませんが、この後、80歳が近づいたり、80歳になったりしても元気でいてもらいたいものです。 [収録アルバム]Steve Winwood / Back in the High Life(1986年) バック・イン・ザ・ハイ・ライフ [ スティーヴ・ウィンウッド ] 【輸入盤CD】Steve Winwood / Revolutions: The Very Best Of Steve Winwood (スティーヴ・ウィンウッド) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年06月05日
コメント(0)
INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここ1か月近くの最新記事へのリンクを追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りください。アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-M)・つづき(N-Z)アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-B)へ → つづき(C-D)・つづき(E-I)・つづき(J-K)・つづき(L-N)・つづき(O-S)・つづき(T-Z)アーティスト別INDEX~ラテン系ロック・ポップス編(A-I)へ → つづき(J-N)・つづき(O-Z)アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年06月04日
コメント(0)
記憶のかなたから蘇って… 唐突ですが、昭和のナンバーを1つ。先日、外出先(というか、いつも昭和歌謡がBGMで流れているお店での話です)で、どこか聞き覚えのある昭和の曲が流れてきました。 “都会は海、人は砂漠、愛は蜃気楼”、“あなたの心の中に、傷一つも残せないで愛と呼べるはずもない、絡んだ定めの絆~”。う~ん、何という曲だか思い出せないのに、なぜだか歌詞は次々と脳裏に浮かびます(口ずさみはしませんでしたが)。結局、スマホで歌詞を検索してようやく思い出しました。野口五郎の「19:00の街」です。 往時の映像もご覧ください。ハンサムで歌もうまいとくれば、言うことなしといった感じです。 折角ですので、映像をもう一つ。ギターを手にして「19:00の街」を歌う野口五郎の姿もお楽しみください。 余談ながら、後で気づいたことなのですが、スマホで検索しなくても、歌詞を思い出し続ければ、“滲むように浮かび上がる19:00の街”と出てくるので、検索しなくてもよかったわけです。まあ、その時は気になって仕方なく検索してしまったわけですが(苦笑)。 ゴールデン☆ベスト 野口五郎 [ 野口五郎 ] 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”お願いします! ↓ ↓
2024年06月02日
コメント(0)
全13件 (13件中 1-13件目)
1