音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2012年06月19日
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 最近のお気に入り歌手の一人がスペイン人女性シンガーのマルー(Mal?)。本名はマリーア・ルシーア・サンチェス・ベニーテス(Mar?a Luc?a S?nchez Ben?tez)と言い、1982年マドリード生まれ。父はカンタオール(フラメンコ歌手)のぺぺ・デ・ルシーアで、かの有名ギタリスト、パコ・デ・ルシーア(パコ・デ・ルシア)の兄に当たる人物。つまり、マルーはパコ・デ・ルシーアの姪っ子というわけで、スペイン伝統の音楽一家に育ったということになる。

 マルーのデビューは1998年。デビュー・アルバム『アプレンディス』発表後、スペインとラテンアメリカを回る世界ツアー、ディズニーの映画『ムーラン』の主題曲(「リフレクション」)をカバーして話題になる。その後も1~2年おきにコンスタントにアルバムを発表をし続け、これまで8枚のオリジナル作、2枚のライヴ盤、1枚のベスト盤をリリースしている。2009年のアルバム『ビベ』はリリースと同時にU2に次ぐ第二位につけるという好セールスを記録し、2010年の『ゲラ・フリーア』は初登場1位となるなど、スペインでは抜群の売れ行きを示している。

 ここ1年ほど、何枚かのアルバムを徐々に入手し、少しずつ聴いているのだけれど、中でもイチオシなのがこの「アオラ・トゥ(今度はあなたが)」という曲だ。最初に聴いたアルバムはメキシコで収録されたライヴ盤(『インティマ・ゲラ・フリーア』)だった。この時点で、いい曲だなと思ったのと、根本的にマルーの歌唱力が素晴らしいということは実感できた。しばらくして、オリジナル・アルバム(『ゲラ・フリーア』)でのこの曲を聴いたのだけれど、筆者の中でのこの曲の評価はウナギ登りとなった。

 スペイン・ポップスというと、どこか垢抜けないイメージを持つ人もいるかもしれない。80年代ぐらいまでは確かにそうだった(それはそれで個人的には好きなのだけれど)。けれども今時は、そしてこのマルーという人はすっかり垢抜けている。録音当時、20代後半だったマルーの声は、溌剌と言うよりも熟した大人の声をしている。そのハスキーがかった声でもって情感たっぷり、迫力たっぷりの歌いっぷりが、よく集約された曲の一つがこの曲のように思う。

 父親や叔父がやっている音楽(フラメンコ)とは直接的には関係のない普通のポップ音楽をやっている彼女だが、“魂で歌う”という点はしっかり受け継いでいるといったところか。興味を持った方は↓こちらの映像↓でお試しいただきたい。










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Last updated  2012年06月19日 06時51分19秒 コメントを書く
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