音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2025年09月11日
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サイケとラテンが融合した独自路線のロック 


 テレグラフ・アヴェニュー(Telegraph Avenue)は、ペルーのロック・バンド。1969年、ワロ・カリーヨ(ドラムス、元ホリーズ)とボー・イチカワ(ギターとヴォーカル)の出会いに始まり、その後、ジェリー・ラム・カム(ベース)、チャチ・ルハン(ギターとコンガ)、さらにはベーシストがアレックス・ナタンソン(ベースとヴォーカル)に交代し、4人組の布陣が固まった。このメンバーで1971年にリリースされたのが、セルフ・タイトル盤の『テレグラフ・アヴェニュー(Telegraph Avenue)』である。なお、テレグラフ・アヴェニューというバンド名は、イチカワがサンフランシスコ滞在中の住処の通りの名前に由来する。

 音楽的な方向性でいうと、“サイケデリック・ロック”に分類されうるのだろう。けれども、このバンドの面白いところは、ラテンのリズムが感じられるというところにある。カリフォルニアで触れたサイケを志向しているのだけれども、根はラテン。音楽を細かく分類するのは嫌いなのだけれど、“ラテン・サイケデリック・ロック”と言ってもいいような感じである。

 注目の曲をいくつか触れておきたい。ラテンのリズムとサイケ音楽の融合という点では、3.「スイート・ホワットエヴァー」、5.「サンガリガリ」(←こう読むのでしょうか?)がその特徴をよく表している。他に6.「レット・ミー・スタート」は、楽曲自体もよくギターも効果的な好ナンバーで、こうした楽曲もよく聴くとリズムにラテンな部分が見え隠れするのは興味深い。アルバムを締めくくるセルフ・タイトル曲の8.「テレグラフ・アヴェニュー」は、コーラスが印象的で、どこか哀愁を漂わせるこれまた好曲である。ちなみに、CD化によって、現行の盤ではボーナス・トラックとしてもう1曲、9.「イッツ・OK」という曲が加えられている。


[収録曲]

1. Something Going
2. Happy
3. Sweet Whatever
4. Lauralie

6. Let Me Start
7. Sometimes In Winter
8. Telegraph Avenue
9. It's OK [bonus track]

1971年リリース。




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Last updated  2025年09月11日 21時45分16秒
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