音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2026.07.25
XML
アコースティック志向を強めたサード作


 1960年代後半、ロンドンで結成されたレッド・ツェッペリンは、1969年にデビュー盤とセカンド盤を発表し、瞬く間に世界的バンドへと成長した。そんな彼らが1970年に発表した第三作が『レッド・ツェッペリンIII(Led Zeppelin III)』である。

 本盤の特徴は、それまでのハードでヘヴィなロック・バンドのイメージを覆すことなく、アコースティックな側面を大幅にフィーチャーした点にある。前作の売り上げには達しなかったものの、アメリカ・イギリスともにおいてチャート1位となり、全米ビルボードでは4週連続、全英でも3週連続1位という記録を残した。

 アルバム前半(LPのA面)からいくつかの曲を挙げながら見ていきたい。1. 「移民の歌」 は、本盤を代表する楽曲で、唯一のシングルカット曲。ハードなサウンドと荒々しい曲調がツェッペリンらしい好曲となっている。3.「祭典の日」は、ニューヨークをイメージした曲とのことで、親しみやすいリフ(ビートルズの「ゲット・バック」と類似しているなどと言われたりもする)が印象的な明るめのロック・ナンバー。4.「貴方を愛しつづけて」は、前作のアウトテイクをレコーディングし直したナンバー。個々のプレーヤーの魅力が絶妙に引き出され、かつ組み合わされていて、本盤収録ナンバーの中でも上位の出来ではないかと個人的には思っている。

 アコースティック色が強まるアルバム後半(LPのB面)に移る。トラディショナル曲の6.「ギャロウズ・ポウル」は、レッドベリーによるヴァージョンを下敷きにしており、本盤で強く打ち出されているアコースティック志向を象徴する曲としては、筆者いちばんの好みのナンバーである。7.「タンジェリン」もアコースティック志向をよく表すナンバーとなっているが、元々はジミー・ペイジがヤードバーズにいた頃に作った楽曲とのこと。10.「ハッツ・オフ・トゥ・ロイ・ハーパー」は、トラディショナル曲とされているものの、実際にはブッカ・ホワイトの「シェイク・エム・オン・ダウン」というデルタ・ブルースの楽曲のカバー。まったく関係のない曲名に変更されているが、ロイ・ハーパーというのはイギリスのフォーク・シンガーで、この人物に敬意を表したナンバーとなっている。


[収録曲]

1. Immigrant Song(移民の歌)
2. Friends

4. Since I've Been Loving You(貴方を愛しつづけて)
5. Out on the Tiles
6. Gallows Pole
7. Tangerine
8. That's the Way
9. Bron-Y-Aur Stomp(スノウドニアの小屋)
10. Hats off to (Roy) Harper

1970年リリース




 ​
レッド・ツェッペリン3 スタンダード・エディション [ レッド・ツェッペリン ]

 ​
Led Zeppelin レッドツェッペリン / Led Zeppelin III (2014年リマスター)【再プレス】 【CD】




   以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は
   クリックで応援よろしくお願いします。
       ↓      ↓      

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ ブログランキング・にほんブログ村へ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2026.07.25 21:54:38
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: