ジャズの神様の思し召しのままに

ジャズの神様の思し召しのままに

2005年09月06日
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テーマ: Jazz(1978)
カテゴリ: ★★★☆
コペンハーゲン"Montmartre Jazzhus"でのライブ録音(1967年)。このCDはケニー・ドリュー、ペデルセン、アート・テイラーとのカルテットだが、同時期のライブ盤(同じ場所で録音)が徳間(Black Lion)から出ていた2枚組のコンプリート・モンマルトル・セッションでは、ドラムがアル・ヒースだった。同じセッションのような気もするのだが、どうなっているのだろう?曲もかぶっているのだが・・・。

1曲目"What Is This Thing Called Love?"は予想通りのカッ飛びテンポ。ドリューのソロはやや息切れ気味であるが、グリフィンはお得意のテンポで思わずガッツポーズ(をしてるはずだ!)
2曲目"Body And Soul"は、これまた予想通りのアクロバット奏法で、バラードなんだかスケール練習なんだか・・・という演奏。グリフィンだから許される芸風と言えよう。
3曲目"Wee Dot"は、Black Lion盤にも収録されているが、いかにもグリフィン好みの早吹きブロー曲。アート・テイラーが裏返るのではないのか、と心配になってしまう。
4曲目の"Doctor's Blues"はグリフィンの歌がクレジットされているが、ヴォーカルにサックスがかぶさっているところがあるのが不思議。謎の多いCDである。
5曲目"Exsactly Like You"では心地よいスイングビートに乗ってやりたい放題のグリフィンが堪能できる。このような何気ない演奏が凄いのはさすがベテラン達だと感心する。
6曲目"A Night in Tunisia"は、テーマに入る前の長いイントロに続き、いかにもビバップな超アップテンポのグリフィン・ワールドとなる。最後のドラムソロの途中で、何故かフェードアウトとなる。やっぱり謎の多いCDだ。

取り立てて凄い演奏という訳ではないが、まだ枯れる前のギラギラしたベテランジャズマン達のライブには迫力と楽しさが溢れているのが魅力である。こういうライブの映像が出てくると面白いだろうなー。

猫麻呂ポイント:★★★☆(3.5)
Johnny Griffin / In Copenhagen (Storyville)
In Copenhagen





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最終更新日  2005年09月06日 23時24分52秒
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