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Books Tonton @ Re:懐かしい(02/19) みるくうさぎさん コメントどうもあり…
みるくうさぎ@ 懐かしい 録画しておいた「迷子」を見て、とても良…
2016.05.15
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BSで放送された映画を録画して、深夜に続けて見た。

「さらば愛しき女よ」と「パリ、テキサス」。

前者の原作は、レイモンド・チャンドラーによる同名のハードボイルド小説。
後者の原作は、サム・シェパードのエッセイ「モーテル・クロニクルズ」で、サムは脚本にも参加している。

2つの映画に共通しているのは、ハリー・ディーン・スタントンが出演していること。
孤独な男、シブイ男のイメージを体現している俳優だ。
後者は主役だが、前者は脇役ということもあり、あまり記憶に残っていないのだが。

ここからは「パリ、テキサス」の話。

30年前に映画館で見たはずの「パリ、テキサス」は、しかしあまり多くを記憶していなかった。

トップシーンからラストに至るまで、この映画の基調となる「トーン」を的確に示すサウンド。

「バグダッド・カフェ」も音楽が映画のトーンを作っていたが、「パリ、テキサス」も映像以上に音楽のインパクトが大きい。

ヴィム・ヴィンダース監督が、日本の小津安二郎を敬愛しているという話が30年ぶりに理解できた気がした。
小津が描く家族の物語を、ヴェンダースは広大なアメリカを舞台に描いたように思う。
夫と妻、父と子、兄と弟、母と子といった人間同士の「心の通いあい」がていねいに描かれているのだった。

しかし、ハリー演じるトラヴィスは、ハードボイルドの主人公のようにまた一人旅立ってしまうのだな。






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Last updated  2016.05.15 14:20:20
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