BRASILの独り言

PR

フリーページ

ブラジルへ来るまで


外国かぶれの子供時代


THE であい


結婚まで


ジミな結婚式


同居


引っ越しては見たものの・・・


職にありつく


鬱病


ダンナ


ダンナはおちゃめ


ケンケンとナナのページ


ナナのページ


愛猫キキとネオ


デブ猫キキ&ネオ


サンパウロ ; お勧めスポット


日系人街リベルダージ


違反コピー天国 25 de marco


Luanaの行きつけ: イビラプエラ


韓国人街 ボン・へチーロ


お勧めSHOP


超金持ち御用達デパートDASLU


サンパウロ近郊お勧めレストラン


AS VEIAS


ALDEIA COCAR


CELEIRO DA GRANJA


映画コーナー


あ行


か行


さ行


た行


な行


は行


ま行


や行


ら行


わ行


10代の頃はまった映画


2004年度 ベスト映画


私のお気に入り


映画好きに100の質問


私と映画(1)はじめてみた映画


私と映画(2)キッカケとなった映画


ブラジル人たちについて


吃驚!ブラジル人は怠け者じゃあない!


日系人の不思議な言葉


日系人は群れる


サンパウロ;お勧めレストラン


nakombi


NOYOI


FUJIYAMA


yakitori


shimo


O Bacalhau do Porto


THE FIFTIES


El Kabong Grill e Bar


Jaber


O pedaco da pizza


Gopala Prasada


Estancia Alto da Serra


ブラジル:ここがスキ!


ブラジル:ここがキライ!


ブラジルのファッション


ブラジル:THE 夏ファッション=露出


ブラジル:THE 冬ファッション=悲惨


ブラジル:ファッションブランド


お洒落なブラジル女優たち


Daniela Escobar


Carolina Ferraz


Juliana Paes


私とファッション(1)


(2)地元スーパーから市内量販店へ


(3)DCブランドに目覚める


(4)シンプルに目覚めて


(5)世間はスーパーモデルブーム


(6)ブラジルに来て


(7)ブラジルファッションにはまって


(8)お洒落上手への道


サンパウロ ; お勧め映画館


UNIBANCO ARTEPLEX


MULTIPLEX BRISTOL


CINESESC


CINE BOMBRIL


RESERVA CULTURAL


Buzios旅行


ブラジルでお引越し!


サンパウロ お勧めインテリアショップ


2005年09月19日
XML
カテゴリ: 映画
暑くなったり寒くなったりの激しい気温差のある天候で、持病の蓄膿症になってしまい、激しい顔痛&炎症による高熱で、金曜、土曜と仕事を休んでいました。


 今週末は久々に予定が入っておらず、絶対に絶対に前々から楽しみにしていた 『真夜中のピアニスト』 を見るんだ!と息巻いていたというのに、いきなりのダウン!
この手の映画は公開打ち切りも早く、dvd化されないことも予想されるので、痛みや熱が出たときに備えて鎮痛剤とか解熱剤を片手に、強引に見てまいりました!

De battre, mon coeur s'est arrete
監督:ジャック・オディアール  
出演:ロマン・デュリス
ニール・アルストラップ

2005年製作 仏
真夜中


<内容>

不動産ブローカーを父親に持ち、その仕事を助けるトム28歳。
暴力や裏切りにまみれた闇社会に生きるが、あるきっかけでピアニストだった亡き母のようにピアニストを目指すのだが・・・。


『リード・マイ・リップス』のジャック・オディアール監督作。
私は初めてこの監督作を観たが、とにかく力強く、スピード感にあふれた作風に衝撃を受けた。かなりパワー溢れるノリにのっている監督といった感じ。最後まで息をつかせぬ勢いのある見せ場が満載です。

主役の ロマン・デュリス は『スパニッシュアパートメント』の自分探し中の優柔な男の子とは180度がらっと変わって、触ると火花が散りそうな危うさと激しさにも臆病で心やさしい少年のような心を持ち合わせた微妙な青年を好演。なかなかすごい役者さん。
父親の彼女役の女優はどこかで見たことがあるが、そうしても思い出せない。
そして、友達の奥さん役に『サムサフィ』の女優。昔の面影がさっぱりとなくなっていました。

 ダメな父親を心配し、手伝うが、本当はそんな世界から手を引きたい。でも危なっかしい父親は放っておけない。肝心の父親は自分のことしか考えていないエゴイストで、汚れ仕事を息子に押し付けるし、息子の将来のことなんて本当に考えてやらない、父親失格者。そんな父親とは縁を切って、自分の道を進めばいいのにと危惧してしまうのだが、父親を見捨てることができないのが男心なのだろうか。



自分の暴力まみれの世界とは対照的に、心の安らぎと静寂さを求められる芸術の世界。最初に彼が好んで聞いていたのは混沌としたけたたましい音の連続であるエレクトリック音楽。困ったときや、窮地に陥ったとき、動揺しているときに嫌なことを何もかも忘れさせ、何も考えなくてもいい気持ちにさせてくれるこの音楽をまるで麻薬が切れた中毒者のようにむさぼり聴いていたのが印象的だった。思考を停止させる音楽と、真剣に向き合わされざるをえないクラシックの対照的さ。

真剣勝負の世界に踏み入れることに対して緊張し、臆病になってしまう彼に親近感を感じてしまう。あれだけ暴力や脅しを平気で行う彼が堅気の世界に足を踏み入れようとするときの躊躇ぶりが逆に滑稽でほほえましくもある。

金と裏切り、騙しあい、欲の世界で一生を終えた父。
人を騙すことに鈍感になり、弱きを虐め、裏切りの世界で平然と笑顔で生きる友人たち。
堅気の世界に近づくにつれ、段々と自分の周辺の姿があからさまに見えはじめ呆然としてくるトム。なんとしてでもこの世界から抜け出さなければと危機感を募らせる。が、その危機感が彼をますますあせらせてしまう・・・。



 でも、ラストは話の流れからはちょっと意外だったけど、なるほど-と納得。彼は結局母の安らぎに戻ることができたのだ。

安らかで、心地よい空間へ。男は結局マザコンの気があるような気がする。
特に幼くして母を失った男性にとって、母親は永遠の憧れなのかもしれない。

最後まで息をつかせぬ展開と、単純にハッピーエンドとは言わせぬ微妙なラストがなかなかうならせました。家族の葛藤、人生の模索、友人関係、恋、夢、挫折などといろいろな要素を盛り込んであるのに、単純に終わらず、新鮮な印象を受けました。


タイトルの『真夜中のピアニスト』は原題とは随分かけ離れているし、あまり内容とは意味がないような気はするが、映画を選ぶときにかなりそそられる題名ではあると思う。明らかに原題の「激しい鼓動で心臓が止まってしまった」よりは。(笑)ピアニストの言葉はなにやら物哀しいドラマが隠されていそうで、かなり揺さぶられてしまうのではないだろうか。


あ~面白かった!超お勧めです!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年09月19日 21時36分08秒
コメント(7) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

luana3447

luana3447

お気に入りブログ

マドンナママ マドンナママさん
Camembert pourri mikannokawaさん
2月に一回の朝礼日記 FX of コナン。さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: