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2007.07.06

耳に残るは君の歌声…　物悲しく美しい歌声がいつまでも耳に残ります。

(4)

テーマ： DVD映画鑑賞(14668)

カテゴリ：映画鑑賞レビューま→も

耳に残るは君の歌声 特別版

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　原題… 『 THE MAN WHO CRIED 』

スタッフ	監督・脚本・音楽監修	サリー・ポッター
*	撮影監督	サッシャ・ヴィエルニー
*	製作	クリストファー・シェパード
*	音楽監督	オスヴァルト・ゴリジョフ
出演	スージー（フィゲレ）	クリスティーナ・リッチ
*	チェーザー	ジョニー・デップ
*	ローラ	ケイト・ブランシェット
*	ダンテ・ドミニオ	ジョン・タトゥーロ
*	スージー（フィゲレ）の父親	オレグ・ヤンコフスキー
*	フェリックス	ハリー・ディーン・スタントン

＜ストーリー＞

　　　1927年　ロシアの貧しいユダヤ人の村。少女フィゲレ（“小鳥”の意）は教会
　　　で賛美歌を歌う仕事をしている父と、祖母と、貧しいが幸せに暮らしていた。
　　　フィゲロに優しく子守歌（「耳に残るは君の歌声」）を歌ってくれる父だった。　

　　　アメリカで成功した人々の話を聞いた父親は、裕福になったら娘を呼び寄せ
　　　ようと考え、お金を稼ぐため、辛い気持ちを抑え一人で渡米する。

　　　ユダヤ人迫害は、ロシアの小さな貧しい村にも迫ってきていた。祖母は、暴漢に村が焼き払わ
　　　れてしまう前に、青年たちとともにフィゲロをアメリカに送ろうとする。

クリスティーナ・リッチ

しかし手違いで、幼いフィゲレ一人だけイギリスへ向かってしまう。　

ロンドン移民局でフィゲレは、スージーと名づけられ、キリスト教
徒の家庭に預けられる。　言葉が全く通じず、心が通わない家庭。学校ではいじめられ、心も口も一切堅く閉ざしてしまう。　

やがて成長したスージーは、かすかに覚えている父親の子守歌を手がかりに、アメリカにいるはずの父親を捜しに出る。その旅費を稼ぐために、パリでコーラス・ガールとして働くことになる。

ケイト・ブランシェット

1939年、パリ。戦争が迫る危機感の中でもジプシーたちの熱いリズムが躍動し、芸術の
　　　町は、多彩な文化が交じり合う華やかな都市だった。　

　　　スージーは、野心家で美貌のロシア人ダンサー・ローラと親しくなる。過去の
　　　貧困生活がトラウマになり、権力と富を持った男性を利用するために、女を
　　　武器にするしたたかさがあるが、情が深く、スージーとの友情は大切にした。

ジョン・タトゥーロ

イタリア人オペラ歌手・ダンテは、ムッソリーニを崇拝していた。

ジョニー・デップ

スージーはジプシー・チェーザーと出会い、互いに引かれ合う。貧しく住む場所もないが、ジプシーの温かい家族愛や素晴らしい音楽に包まれた生活、文化に深く感銘し、
　　　しだいに、彼らと共に暮らしたいと願うようになる。

　　　ドイツがポーランドを侵略。イギリスとフランスがドイツに対して
　　　宣戦布告。　遂にナチスはフランスに侵入しパリへ進軍する。
　　　ダンテがナチの協力者となり、スージーを密告した。

ハリー・ディーン・スタントン

スージーは身を裂かれる思いでチェーザー別れ、ローラとともニューヨーク行きの船に乗る。ところが、船は、ドイツの“連合国船への空爆”を受け……。

オレグ・ヤンコフスキー

＜レビュー＞

　　　　　　　　　　　　　の中、生き残るために、何を選択するか、決断するか、
　　　　　　　　　が迫られ、残酷なまでに、人間性が浮き彫りにされていきます。

　　　　　　　　　また、ユダヤ人と同じく、ジプシーへの迫害も描いています。

　　　　　　　　　どんな迫害を受けても、凛としていたチェーザーが、スージーと
　　　　　　　　　別れる時にこっそり流した（ジョニデの）涙が悲しかった。。。

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