文豪のつぶやき

2005.09.29
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カテゴリ: 新撰組
函館郊外の一本木関門は、多勢の明治新政府軍の大量の銃弾の猛攻に、寡少の土方隊、松平隊、中島隊などはある者は伏せ、ある者は木陰に隠れ、顔も上げられない状況である。
このままいれば、いつかは銃弾の餌食になるだろう。
土方は決意する。
こうなれば、刀を抜いて斬り込むだけだ。
土方は味方に大声をかけた。
防戦一方に必死な兵は土方の最後の言葉を聞く。
「私はこれから函館に行く。見てのとおり敵は大勢で、函館本営までも敵で埋め尽くされているだろう。幸い、敵の左翼だけがわずかに空いている。私はこの隙をついて一間でも二間でも前は進む。命を捨ててもよいと思う者は私に続いてほしい」
各隊の兵は感動し、たちまち二百人が集結した。





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最終更新日  2005.09.29 07:44:32
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