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2008.07.16
不識庵の末裔3
カテゴリ:
新撰組
半刻後、国家老青木正和は藩首脳を召集した。
顔ぶれは、
御用人、篠原正泰。
軍奉行、押見八郎太。
勘定奉行、加藤博信。
藩主連枝、矢口秀春。
の五人である。
青木が云った。
「次の藩主は慶範様の弟君の泰範様が最も妥当と考えられるが、年が十二とお若すぎる。また、慶範様と同じく病弱じゃ」
押見八郎太が矢口秀春を見ながらいった。
皆が一斉に矢口を見た。
秀郷は秀春の嫡男である。秀春は慶範の父の弟にあたるので秀郷はいわば、慶範の従兄弟になる。
「秀郷殿なら年も二十四だし、文武ともにすぐれておる。異存はござるまい」
「そうじゃ、目下のものにもお優しいし、まさに棟梁の器じゃ」
「皆もああいうておりまする。矢口殿いかがでございます」
青木は矢口に目をむけた。
「あれが、承知するか」
矢口は苦笑した。
「最もじゃ」
一同も笑った。
篠原は秀郷の顔を思い浮かべた。
篠原は秀郷と同い年、藩校の同窓である。
秀郷は藩貴族に生まれ、しかも文武ともに優れていたが、そういう気位が全くなく、またそういう欲もなかった。
三田藩においては藩主に次ぐ家格にいながらむしろこれを嫌った。
その秀郷がいかに藩主後継者としてもっとも近い位置にいるとはいえ、藩主などうけるはずがない。
青木の言葉に皆一様に頷いた。
「では、次に篠原殿を江戸家老にお願いしたいと存ずるが如何」
「えっ」
篠原は顔をあげた。
江戸家老という職は三田藩には今はない。
もともと家老職は二つあり、江戸家老と国家老であった。
江戸家老が筆頭で国家老は二番目の地位であったが、泰平の世が続き、江戸よりもむしろ国に政治の比重がおかれたため、江戸家老は廃止され、かわりに国家老に準ずる職として御用人という江戸において藩の一切を取り仕切る役がもうけられた。
それが、二百年ぶりで復活するのである。
しかも、篠原は上士の家柄であっても門閥の家ではない。
かつて、家門からは勘定奉行は出たことはある。しかし、御用人は篠原がはじめてである。
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最終更新日 2008.07.16 14:04:41
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