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2008.03.31
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カテゴリ: 映画・舞台観劇
今日は夫も仕事がお休みだったので、久々にデート。 「Sweet Rain 死神の精度」

原作は伊坂幸太郎の「死神の精度」


死神の精度

原作は夫も私もたいそう面白く読みました。

寿命や病死以外の、事故死をする予定の人間の最後7日間を見守りに来る死神。
そして実際に「死」を実行するか、見送りにするかを判定するのが死神の仕事。
主人公(?)の死神が仕事をするために人間界にやってくると必ず雨が降っている…。

原作は6つの短編から成り立っていますが、映画はその中の
「死神の精度」「死神と藤田」「死神対老女」を採用。少し原作をまげて

その脚色は「ゆるせーん!」というほどのことはなく、割と自然に受け入れられました。
まずまず面白く出来ています。

でも原作と映画どちらが より面白いかと聞かれれば断然、原作。
特に「死神と藤田」。
死神の今回の仕事は、今どき流行らないほどの任侠に生きるヤクザ藤田の
死を実行するかどうか判定すること。
7日間の判定期間中、死神は行きがかりで、藤田の子分・阿久津と共に
敵対するヤクザにさらわれ、隠れ家に監禁される。それを助けるために
やってくる藤田。
子分の阿久津は敬愛する兄貴が敵の巣窟に一人でやってきて、返り討ちに
合ってしまうと心配するが、死神は言う。「お前は藤田を信じていないのか?」


原作では最後のシーンはちゃんと書かれていないんです。多分こうなるんだろうと
いうのが想像できる、余韻を含んだ終わり方で、「おぅ、おぬし、やるな」と
思わずつぶやいてしまう…。

映画のほうは結末をしっかり見せた上に、蛇足ともいえる「その後」まで
描いています。あのシーンは無いほうがスッキリすると思うんだけどなぁ。


ちりばめられていますので、映画にはそれを拾ってつないでいく楽しみが
ありますね。
(ま、原作のほうも違うつながり方をしていて、楽しいんですけど)

最近見た原作有りの映画の中では好きなほうに入ります。

何と言っても、死神の金城武がよろしいですわ。
ああいう見目麗しい死神でないと、お話になりません。
一見死神っぽく見えないのも良い。
GACKTなんかのほうが、リアルに死神っぽいですが、それだととぼけた味が
でないですもんね。

お勧め度、☆☆☆☆(5つで満点)


***おまけ***
春休み中ということで、映画館は子どもがいっぱい。
「死神の精度」も、タイトルにまどわされたのか、中学生、高校生が結構多かったの
です。で、割と淡々と進む映画に退屈するのか、私語をするんですよ。
夫の左側の男子中学生4人は、途中でふざけてポップコーンの入れ物を取り合いはじめ
ました。そしてポップコーンを取られまいと体をよじった夫の隣の子、夫の体に
ごんごん頭があたり、ポップコーンがこぼれ…
そこで「パチン」という音が。何の音かというと…
夫が男子中学生の丸刈り頭を平手ではたいた音でした。
私もびっくりしたけど男子中学生たちも相当びっくりした様子。
夫は押し殺した声で一言「静かに見る!!」
それから4人がおとなしくなったのは言うまでもありません。
エンドロールが始まるや、ピューっと逃げるように出口に向かったことも。

私が子どもの頃は大人に叱られることはよくありましたが、最近の子は慣れていないのね。

でも逆に、出口でナイフ持って待っているような子達でなかったことをラッキーと
思わないといけないかも。


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最終更新日  2008.03.31 22:17:28
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