中国電話事情

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中国国歌（日本語訳）

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2003年12月15日

いきなり電話口から発せられるこの言葉

少しむっとしながら僕も答えた

「お前こそ誰だ」

彼は名前も告げず続けて

「＊＊＊はいるか？」とぬかしやがった。

何なんだこいつはと思いながら

｢そんな奴知らねえ｣

お前電話間違えてんだろ！｣

今日はどうした事か、こんな電話が

三度もあった。

中国人は自分から電話をかけておいて

名前を名乗らないのが多い。

逆にこちらが間違い電話をするとどうなるか。

まるでやくざの事務所のチンピラが電話口にでたような声で

「ぁあー？｣と答える。

「私の名前は***です」

「何の用だ！｣

「すいません＊＊＊さんはいますか？｣

「そんな奴いない！！｣

さすがに僕でも少し唖然とする。

しかし悪い電話ばかりでもない。

「私の事思ってた？私はずっとあなたの事思ってたのよ｣

とかかって来る。

これが女だと良いが男も同じセリフでかけてくる。

上のセリフを男言葉に直せば

「俺の事思ってたか？俺はお前の事ずっと思ってたぞ」

となり、かなり気持ち悪い。

しかし答えなければまずいから、

「俺もお前の事ずっと思ってたぞ｣　と答えるのだ。

中国の電話線は失礼も愛情もいっしょくたにして運んでくるのだ。

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