クララ奇談

クララ奇談

January 21, 2003
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今日の朝日新聞に、

米国人の80%が
「キリスト教的価値観をもたなくても
よい米国人になれる」と考えているそうだ。
(ピュー研究センターの宗教意識調査結果だって)
米国のキリスト教が、
一つのキリスト教と言えるのかどうか?に、
議論の余地はあるけれど、

裏を返せば「何でもあり」の世界の到来ですね。

多様化といえば、
社会福祉と心理学と宗教は、
切り離せない密接な関係を持っていると思う。
特に心理学は今、非常にもてはやされていて、
人気のあるジャンルらしい。
うちの大学でも、福祉より心理が人気がある。

私は、心理学の登場は、
宗教の不在が原因だと思うのです。
もともとカトリックの告解で、
自分の犯した罪を告白してスッキリしたり、

そっと神父様に悩み聞いてもらったり…
精神病レベルでない限り、
本来、家族や友達、地域との関わりの中で、
大体、解決できたのだと思う。
キリスト教とは関わりの薄い日本においても、

悩みを回避してきたのだと思う。
でも、多くの社会学者が指摘する通り、
大衆化による分業化や、
あるいは教会への怠慢、不信から、
宗教の神秘性が軽んじられるようになってきた。
その頃から、
心理学がもてはやされるようになったのだろうけど、
果たして人間の心を科学できるのでしょうか??
私は、臨床心理学に大いに疑問を持っている。
正直、嘘くさいと思っている。
百歩譲って、その場しのぎの、
お慰み程度かな…って感じ。
まぁ、話し相手がいないとき、
誰かと話したらホッとするもんね。
その程度。
内心、臨床心理士って、
使えない奴らだな~って思ってます。
(でも、経済学と結びつけながら、
人間の行動を扱う社会心理は好きですよ)

第一に、臨床心理は日本の風土に合ってません。
外国の人は自分の意見を主張したり、
「悩んでるから、ちょっと聞いてください」
って気軽な感じなんだろうけど、
日本は「恥」の文化なので、
カウンセリングで初対面の相手に、
なかなか自分のネガティブな心は開かないでしょ。
ロジャースの来談者中心カウンセリングとか、
悩んでる人が口を開くのを待っていても、
いつまでたっても日本人は、
口なんか開いてくれませんよ。
特に子どもは…
欧米のカウンセリングのやり方を、
そのまま日本人に当てはめるのは無理。
料金のわりには、効果も芳しくない。

第二に、ビジネス(サービス)として、
きちんと結果が出せるのか?
お金をとる以上、
結果を出そうと努力するのが前提だと思う。
でも、結果を出せると本気で思ってるのですか?
っていうか、人の心に、
結果を求めるのは最初から無理って、
どうして気付かないんですか?
人の心なんて、ちょっとしたことで回復するし、
逆に、どんなに手を尽くして頑張っても、
一生、鬱体質の人もいる。
冷たい言い方をすれば、本人次第。
人間の心って得体の知れないものだと思うのです。
と知りながら、ぬけぬけとお金を取って、
診療してるとすれば、
すごーく勇気がいるというか、
弱みにつけこんでるというか、
図々しいというか(笑)
自信満々ですね。私には、到底できません。
大体、大学院卒業したての何の苦労もしてない、
ちょっと頭の良いだけの(良いのか??)
ほんの少しだけ思いやりのある、
キャピキャピしたお姉ちゃんに、
生きるか死ぬかの悩み事を、
お金払ってまで、相談したくありません(笑)

第三に、これは個人的な見解なのですが、
過去を振り返ってどうするのでしょうか。
恐らく、不幸な生い立ちなんでしょ。
家庭環境もろくなことはないと思います。
考えても、無駄だと思う。
属性主義で、マイナス志向。
ただでさえ暗い人が、余計暗くなりそう。
自分と向き合えないくらい弱ってる状態だから、
悩んでるというのに…
暗い過去と向き合うなんて、
寝た子を起こすようなものです。
それに、利用者の人格に問題があるという前提に立って、
援助を開始するなんて、
私が患者だったら、不愉快極まりないです。

私は、やはり社会福祉が頼りになると思ってます。
人間の暗い部分に目を向けるのではなく、
その人の本来持っている力や強さを、
積極的に認め増強し、
エンパワメントしていくことの方が大切だと思う。
貧困家庭の苦労話しや心の嘆きを聞くのも大事だけど、
具体的に問題解決アプローチしたほうが、
どんなに解決が速いか。
人と環境の相互作用を重視し、
その人の心に受容・共感しながら動こうとする、
ソーシャルサポートネットワーク、
ケアマネジメントに注目すべきです。
臨床心理学に見られる、
受容・共感・積極的傾聴、
あとブリーフセラピーですか?
色々あるけど、そういう手法は、
福祉職員が来談者と話す過程で、
上手く活かせば良いと思う。
来談者の心の問題に深く共感しながら、
具体的に生活手段を援助し、
かつ自己実現をサポートできるのは、
やっぱり福祉でしょ。
マイナス部分をつつくのではなく、
プラスの部分をどう強めるか?に着目して、
社会資源をつなぎ、
援助展開できる福祉は最高です。

福祉って「思い、言葉、行い」の三拍子ですね。
これってカトリックの教えなんですよ。
本当は宗教心があれば、
何てことないのよね。(^_^;)
でも宗教不在で多様化らしいから、
もう無理だろうなぁ(笑)
多様化なら多様化らしく、
心理と福祉、宗教(そして医療も)の連携を、
強く期待します。





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最終更新日  January 21, 2003 09:34:24 PM
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