クララ奇談

クララ奇談

January 19, 2004
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今日はお誕生日会をしたんだけど、
私は司会担当になってしまったために、
朝からフェイスシートで、
利用者のライフヒストリーを把握し、
インタビューの構成を考えた。
利用者が一番輝いていた時代に焦点をあてて、
話をふると、
喜んで会話にのってきてくれるので、
あらかじめ、どういう風に話題を展開しようか


1月生まれは9人もいらっしゃって、
一人一人大変な人生を送ってこられたんだなぁ…と
フェイスシートを読みながら、
感慨にふけってました。
シベリアで4年間も捕虜になって帰国した
男性利用者などは、
語りたいことが山ほどあるらしく、
インタビューの途中で私のマイクを取り上げ、
演説し始めました(~_~;)
まぁ、色々ありすぎた人生を
たった一言でコメントしていただこうと思った私のほうが、


他にも、米国で生まれ育ち、
女学校に入学するために
初めて日本にきたという
風変わりな経歴の女性利用者がいる。
この女性は、老人が好きそうな「隣組」とか

米国育ちだからかもしれない。
むしろゴスペルなどを本格的な発音で歌われるので、
周りの老人と話がかみ合わず、
浮いてることもしばしばある。
周りの人たちは彼女のアメリカ体験記を聞きたいのだが、
彼女はあまり多くを語ろうとしないから、
決して良い思い出でないのかもしれない。
だから、その話題には触れないようにインタビューした。
フェイスを予め熟読したところ
彼女の人生のピークは、
どうやら「ドレメ」の講師で
バリバリ活躍していた時代のようだと感じた。
「今まで生きてきて
一番嬉しかったことは何ですか?」と質問したところ、
結婚したことでも、
子供を育てたことでもなく、
講師の仕事に燃えていたことでもなく、
「やっぱりアメリカから日本に戻れたことかな」と
おっしゃられた。
今のように帰国子女の少ない時代に、
敵国でお育ちになって、
複雑な心理状況だったんだろうなぁ…と思いました。

かと思えば「土地を買ったときが一番嬉しかったね」と
おっしゃる人とか、
「嬉しいことなんか、特になかった」と嘆くお年寄りも
いました(~_~;)

他にも、人生を振り返り涙ぐむ老人多数…
よかった、泣かせるような司会進行ができて(笑)
私が老人になったら、
とりあえず「嬉しいことは何もなかった」と言う
コメントだけはしたくないものです(~_~;)





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最終更新日  January 19, 2004 08:54:08 PM
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