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2009.06.21
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カテゴリ: 社会・政治
先週は、そのほか、
過労死で家族を亡くされた方、
親と別れて暮らさざるをえない子供達の施設(これは大阪のよみうりテレビでしたので以前見ました)、
そして、
カチンの森で父を亡くしたアンジェイ・ワイダを追ったドキュメンタリー(これもNHKで放映したので(外注部門での受賞でした)見ましたが)
がそれぞれ受賞しており、それぞれ、先の光市殺人事件のものも含めて、もともと「どうしても見たい」というほど興味があったわけでもないのですが、見出すと、
どんどん、引き込まれて、みてしまいました。

よく、「事実の力」といいますが、やはり、それをしっかりと、観察し、描いて、相手に伝える力は、本当に大切だと思いますし、偉大だとも思いました。


今日も、午前・午後に分けて、受賞作品の放映があるのですが、

僕の不手際で録画をしそこねたので、部分部分を残念ながら見過ごしたところがありますが、これも、思わず、その夫婦に愛着が湧くほどの、上からでも下からでもない取材と、その夫婦のごく「自分たち」としての生き方・暮らし方に、共感が湧く、すばらしい作品でした。

こうしたジャンルも、正直、「よくあるジャンル」という先入観が僕にはあって、もともと見るまでは、それほど興味がなく、「ああ、若い頃がんばった老人が、頑固にも山へ残る、、と言い張って、周りの思いやりと困惑と誇りなどを描くのだろうなあ、、」くらいなものでしたが、まあ先週からの流れもあるし、たまたまその時間帯、これといって見るものがなかったので見始めたものでした(今日は寝坊したもので、見ながら、ブランチ、、、)。

特記すべきものとか、エコ!!とか、自然がすき!!!とかでなく、
ただ、そこに居て、若いころから、そこで自分達の手で、努力してそこで生活を築き上げてきた、そして、体力が弱ってきたら、町の老人ホームに入るけれども、行けるときには、山へ行って、「自分達の作業」をする。
その活き活きとした姿、立ち居振る舞い、自然さ、、、

なによりも、しかし、僕が感動したのは、「夫婦」の間柄でした。
本当に、お互いがお互いを、パートナーとして思っていて、信頼し、手伝いあい、愛着をもって、「一緒に」分担して、分業して、、、、
かといって、決して排他的なのではない、ひとなつっこさも、二人ともにあって、そうした雰囲気は、還暦前後を迎える遠い町で暮らす3人の娘さんたちにも、いろいろな形で受け継がれて、「家族」となっている。

19年間の取材のうちの最後、おじいさん(と呼ぶのは失礼かもしれませんが)が亡くなった後、おばあさんは、痴呆が進んでしまいますが、季節がよくなると、娘さんが山へ連れて行きく場面がありました。
数年前まで、おばあさん自身が腰が曲がりながらも、子供のように、縦横に行き来していた山に行く道すがら、「おじいさんの姿が見えんのう。どっか行ったんかいのう。」と、心から、さびしそうに心配して娘に語りかけ、
娘が、農作業をしている傍らで、「おじいさんのとこへ行きたいのう」とつぶやくおばあさん。


穏やかで、でも、寂しい、、、痴呆になったときに、どんな発想に支配され、どんな感情になり
、どんな行動をとるのか、、、
自分を振り返ったときに、この夫婦の人生や夫婦としてのあり方のかけがえのなさを、伝えてくれた番組でした。





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Last updated  2009.06.21 20:44:25
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