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定例会。ssk、まるみ屋、ハマチ、carroll、私の5人。
●マウンテンキング:呪われた山(協力モード)
詳しくはこちら↓
ある元心理カウンセラーのボードゲーム日記:『呪われた山/Curse Mountain』マウンテンキングの協力&ソロ拡張!
前回の(4人プレイ、通常の競争モードでの)プレイ記録は こちら
。
5人でできる拡張を崩そうということでこれ。ノームに奪われた山を(地震に乗じて)奪還したトロール。しかし地震の脅威はまだ残っているし、なぜか呪いまで降りかかってくるので、一時的に手を取り合って指定のエリアに彫像を奉納し、呪いを鎮めなければならない。
変更点はだいたい以下の通り。
・協力ゲーなので点数計算はなくなり、全員で目標達成したら勝ち。
・毎ラウンド開始時に、ろくでもないルールを追加する呪いカードが公開される。上位の建材使っていくつかトンネル掘ると解呪できる。解呪が間に合わず、7枚目が出ることになったら負け。
・誰か1人でも2段目のトロール段を完成させたら(3枚置いたら)毎ラウンド開始時に地震が起こるようになり、引いたタイルの数値に応じた大きさのトンネルを取り除くか、地震レベルに応じた建材を支払わなければならない。3段目、4段目を完成させたプレイヤーが出たら地震が強くなる。
・プレイヤー同士でトンネルをつなげることができるようになり、つながるとそのすべてがつないだ全プレイヤーのトンネルとなる。
・大部屋タイルは使用不可。
あとはだいたい同じ。で、さっそく始めようとしたが……ルールの記述が甘い(原語からだろう)。得点計算がないのに得点系の呪文が出たらどうするか? といった、ちょっとテストプレイすれば誰でも気づくような初歩的なことすら書いてない。今回は引き直してやったが、そしたらまあ有用な呪文ばかりになるわな。
呪いも完全にランダムに出てくるので、常にクリティカルなタイミングでヤバイのが出てくるとは限らない。今回は1ラウンド目に「“今”つながってる工房がすべて使用不可能になる」を引いたので、実質ボーナスラウンドとなった。敗北条件には含まれるので、完全に無視していいとは言えないが、何しろ何の効果もないので一番後回しにしていいのは確かだからね。
他プレイヤーとつながっていいルールもどうかなー。全員が資源共有できて、さらにトンネルも共有できちゃうと、色指定の台車をワイルド台車にするために苦労する理由がだいぶ減る。特に中盤は、その色の台車で運ぶべき彫像がどこかにはあるからね。その分他の資源を下ろして共有プールに放り込めるし、何より工房も、トンネルをつないでしまえば今一番役に立つやつを使い放題なのだ。似たような工房をそれぞれが選ぶ理由もなく、特に有用な工房の3辺か4辺を囲んでしまえば「工房の使用回数が1回減る」呪いが出ても痛くもかゆくもない。
長々と書いたが、要するにヌルすぎるw 協力ゲーなんて初見殺しされてナンボなのに、1回目の地震すら起こることなく勝利してしまった。呪いの出方にもよるだろうが、多少厳しい展開になってもそうそう負けはしないと思われる。
最終盤面。私は手元の青。序盤は最高品質の建材を使った2マスのトンネルを掘って解呪に注力したため、他プレイヤーのトンネルとつなげるのが遅くなったが、先につながった他プレイヤーのアシストがあれば問題なくつなげられてしまうので、プレイミスというほどではなかったとも思う。あとはもう、彫像を運ぶための最適解をみんなで探すだけだった。
世にあふれる拡張の大半は不要だが、この拡張はその中でも最もいらないものの一つだろうw 絶対基本セットだけで競争ゲームやった方がいいわ。
●ファクトリア
詳しくはこちら↓
ボドツール:【ボードゲーム】ファクトリア|ルール&レビュー
続いて見映えのかわいらしい私持ち込みのこれ。スチームパンクな世界で遺物を発掘したり、その遺物を工場で別の遺物にしたり、遺物を売却してお金を得たり、技術を開発したりして、誰かが1人が100金以上獲得したらゲーム終了。一番稼いだプレイヤーの勝ち。
ラウンドごとに全員同時に行きたい工場をカードでプロットして、その工場を使う。各工場は、だいたいは「いくつかの遺物を支払って(あるいは持っていることを条件にして)別の遺物を(または元の遺物をいくつか)得る」というものになる。ある工場を単独で使うことになった場合、その工場を改造して、交換元や交換先の遺物を変更することができ、しかもその手番では遺物の支払いを免除されるので丸得になる。
対して、同じ工場に複数のプレイヤーが行くことになった場合、みんなで協力して工場を稼働させたということになり、ちょっとおまけがもらえる。
どっちになってもお得ではあるが、それはどっちになってもいいときだけだw 単独になることを期待していった工場でかぶるとがっかりするし、おまけをもらえるといっても遺物の所持数上限を超えてしまって意味がないこともある。逆におまけを期待して選んだ工場で単独になり、改造もできないととっても悲しいw
工場タイルの選択にもよるだろうが、今回は序盤の動きがかなり1本道になり、「ちょっとこのゲーム大丈夫なのか……?」という空気が漂ったが、2、3ラウンドして各プレイヤーの思惑が少しずつずれるようになると急速に面白くなってきた。
今回は職業カードありでプレイしたが、序盤にほとんどのプレイヤーが同じ工場に集まるのを見越して「誰もいないすべての工場を発動できる」カードをプレイしたまるみ屋が一歩リード。強すぎんだろw
逆に「同じ工場に2ラウンド連続でとどまるとコストがかかる」ルールを失念して職業カードを空振りしたcarrollは出遅れたように見えたが、中盤に“自分を含めて”誰も必要な遺物を持っていない工場にあえて飛びこみ、改造して無料で発動させて息を吹き返したときにはしびれた。他に1人でも同じこと考えてたプレイヤーがいたら共倒れだったのによくそんなことできるなw
最後にはまるみ屋が2ラウンド連続で60金以上稼いで勝利。私はsskが中盤に使っていた「遺物の価値をレベル分上げる」カードをコピーする職業で11金×10枚売却して一気に勝つつもりでいたが、その前に所持数上限を10に上げるのを忘れるという大失敗を犯し、痛恨の一手損で敗北した。ちくしょーw
工場タイルの組み合わせ、技術の組み合わせ、職業カードのランダム性によって、毎回プレイ感が変わることは間違いないだろう。ただ序盤にほんのちょっともっさり感があるので、初期遺物や所持金はもう少しあってもよかったんじゃないかな。あと職業カードはキックスターターで急遽追加されただけあって、バランスというものは考慮されていないw その効果の差に大笑いできるなら入れてもいいが、カスカード引いてむかつくタイプのゲーマーは最初から入れない方がいいよw
最後に、今回は時間がなかったので100金で普通に終わったが、拡張を入れれば誰かが100金貯めたところで「よし、今から拡張入れようぜ!」と負けてるプレイヤーが言えるのでお勧め。目標金額が1000金と驚きの10倍になるが、たぶん2、3ラウンドしか変わらないしな。このおおざっぱなのになぜか悪い気はしないというのは他にないゲーム感だよw
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