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住まい手は、女一人、学生時代、ロンドンに留学しヨーロッパ各地を旅しました。
その中でイタリアに惹かれ、
その後、イタリアで就職し、帰国してもイタリアの会社に就職し
今でもお付き合いのある友人が現地におります。
その時の思い出を住まい手は今でも大切にしております。
その時の良い思い出を建築で表現したいというのが設計依頼の主旨でした。
白い壁、高い天井でモノトーンの大判タイルのパターン張り、
その上を 素足で歩きたい
。
床暖房の効いた部屋は暖かく、夏はそのタイルが冷たくて気持ちいい。
イタリアのタイルも友人がいるから個人輸入
するから安く、済みます。
という、そんな要望でした。
ただ、今回の建物は下に賃貸ワンルームがあり、
下階の遮音は日本では常識となっております。
その遮音性能と大判タイルの施工で苦労しました。
ゼネコンはイタリアのタイルでは寸法も微妙に狂っているし、
多少捩れているかもしれないし、
遮音性能のある床下地で LL-45
をとったら、微妙に浮き沈みもあり、
製品誤差の大きそうなイタリアの大判タイルでは
ヒビや水平は保証出来ないとの事でした。
かといって、正攻法の断熱材の上にモルタルと温水チューブでは、
厚いモルタルを暖めるのに時間がかかりすぎる。また、エネルギーも無駄だ。
いろいろ、検討の結果、 LL-45
はとり、
下地の置き床の足を 2
倍にし、浮き沈みを減らし、
ランニングコストは温水より安い、自己制御性電気式の床暖房を採用し、
タイルを張った。
結果的に綺麗に仕上り、 冬は床暖房で温かく、夏はペタペタと素足で気持ちいい
住まい手の思った通りの仕上りとなりました。
余談ですが、個人輸入のタイルは自己使用には量が多く、不審に思われ、
税関に止められ、関税がかかりそうになったのを
交渉し、関税を外し
、職人のために 施工マニュアルを日本語に翻訳
したのは
住まい手、本人
でした。
二つの曲線の手摺や大理石の選定など随所で住まい手と作り手が話し合い、
本当に楽しい建築でした。
ここは
一種低層住居地域
なので木造の 2
階建てばかりで、
RC3
階建ての 3
階のオーナー邸は非常に見渡
しがいいです。
XY
方向に 2
つずつ、風の道を考え、風通しもよく、
新築祝いは豊島園の花火を見ながら、ビールパーティ
となりました。
最後に、住まい手がいれてくれた、最後のこだわりのエスプレッソも最高でした。
玄関には土間はなく、どこで靴を脱ぐがドキドキする。www
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