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2006年03月27日
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テーマ: お勧めの本(7418)
カテゴリ: 海外文学
大聖堂(上) 大聖堂(中) 大聖堂(下)
大聖堂〈上中下〉 新潮文庫 ケン フォレット, Ken Follett
12世紀のイングランド。いつか大聖堂を建てることを夢見る建築職人トム・ビルダーは、職を求めて放浪の日々を送っている。そのころ、かつての大修道院キングズブリッジは衰退し、その大聖堂も大掛かりな修復を必要としていた。折しも教会を軽視してきた国王が逝去し、イングランドに内乱の危機が迫る。――壮麗なる大聖堂の建立をめぐり、数多の人びとが織りなす波瀾万丈の物語。
ケン・フォレット著作一覧



ヨーロッパにいくつもある大聖堂は荘厳、静謐、神秘、重厚。それらを立てた人々には、どんな人生があったのか。
十二世紀イギリスが舞台です。
大聖堂を建てたいと夢みる建築職人と、彼が出会った修道院長の何十年にもわたるドラマ。 また中世の生活ぶりにも圧倒されそう。修道院の組織や運営のされ方、石工など職人たちの仕事振り、貴族から農民まで人々の暮らしなど、ことこまかに描かれます。 登場人物はかず多いですが、

上記ふたりがキングズブリッジ大聖堂の内と外を作り上げた人物。トム・ビルダーは建物を。フィリップ修道院長は、”精神”と、もっと大きなまるまるひとつ”要塞都市”を作り上げたといえる。ふたりの深い大聖堂への情熱が、様々な人々を動かし、ひいてはひとつの大都市へ。この苦難の道のりは、めちゃくちゃおもしろかったです!

サン・ドニ大聖堂
◆建築職人トム  親子二代にわたり大聖堂建設の夢にかける

トムのストーリー:
14歳のアルフレッドと6歳のマーサに身重の妻アグネス。トム一家の綱渡りな暮らしが始まった。”この分なら来年の夏頃、お産が済むまで生活は安定してるだろう。。”そんな算段がいきなりぶち壊される。豪族ハムレイ家の息子の新婚用屋敷造りを解雇されてしまった。いきなりの仕事の中断に、怒ったトムはウィリアム・ハムレイに断固として賃金の支払いを求める。危険な行為だった。豪族相手に大工風情が、楯突けばバッサリ切られてもおかしくないが、。なにかに脅えたようにウィリアムは、賃金を支払いトム一家はお払い箱となった。冬が近づいて、仕事もなく飢えて疲れて、街から街と旅を続ける一家。とうとうアグネスは厳冬の野中で産気づいてしまう。。生まれた赤ん坊は、不思議な運命の手の導きでフィリップ修道院長の元で育てられることなる。森に住む親子、エリンとジャックと出会い、やがてジャックはトムの夢を受け継ぐようになる。


。。とネタバレになってますがこれでまだ、導入にすぎません。第1巻の半分もいきません。ドラマはまだまだ、怒涛のごとくスピーディーにつづきます!


サン・ドニ大聖堂 ステンドグラス ◆キングズブリッジ修道院長 フィリップ

頭脳明晰、洞察力、深い懐。清廉潔白でリーダーシップもあり世渡りも長けている。現代なら大学の学長とか、銀行の頭取、市長、県知事?タイプ。 
フィリップのストーリー:
「心は奇跡を信じ、手は畑を耕す。」
フィリップは、ただ座して祈るだけで衣食住が天から降ってくると考える司祭ではない。彼と弟は目の前でイングランド兵に両親を殺され、修道院に引き取られ育った。荒廃した修道院を建て直しする手腕を買われ、キングズブリッジの修道院長となる。当時の修道院や、キングズブリッジ大聖堂のような院は、街の中枢。人々の救済場所。修道院長フィリップは、町と人の発展としあわせに全責任を負い奮闘する。

”教会は人々の生活に欠くことのできない大切な部分。洗礼、結婚、子どもの誕生、終油の秘跡、聖別された墓地への埋葬まで,人生の節目を刻む里程標の役目をはたす。同時に、教会は、人にとっての主人であり、裁判官であり、顧客であり、雇用者でもある。人は日曜にだけ教会に行くのではなく、キリスト教徒としての自覚を持って毎日を送る。単に儀式以上のものを要求し、説明、裁決、激励、説教を、欲した。”(本文より)<命>が軽い野蛮な時代、フィリップの内面を読むと、今の今まで信仰の光が受け継がれてきた、不思義のシッポを感じるような気がします。 



私が号泣状態になったのは、第三巻、P443~P446,長年の仇敵だった男との精神的対決シ-ン。何度読んでも、涙腺がやば。そしてこの邂逅がのちのちラストへの大きな布石のひとつとなるのでした!大聖堂 サンドニ 院内

■大聖堂建立
■イギリス王権争い
■伯爵領地争い
■出生の秘密
■修道院長の座をめぐる内外の覇権争いetc


これらを軸に、愛と憎しみ、欲望と怨恨と復讐のヒューマン・ストーリーが繰り広げられま! 「大聖堂」の構想を腹に、書きやすいスパイ小説を書き、あいまに10年にもわたり学習、大聖堂めぐり、資料を読み漁った「針の目」のケン・フォレットの渾身の一作。

画像3つはサン・ドニ大聖堂
作中ジャックがパリに、放浪の修行の旅に出、フィリップとキングズブリッジ大聖堂の危機を救うべく町へ帰還する際の手土産のひとつが サン・ドニ大聖堂の建築技術。サン・ドニ大聖堂を模して、キングズブリッジ大聖堂は建てられた。






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最終更新日  2006年03月27日 22時08分32秒


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