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世界遺産訪問

トイモイ

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2010.06.06

　空港から直接アヤソフィアに乗り付けた。海岸沿いをメーター通りタクシーは走り、路地の坂道に入り、不意にその巨大な建築物は出現した。ビザンツ様式の建築物といいながら、コンスタンチヌス２世がキリスト教として建築し、燃えたり、地震で崩れたり、イスラム教となり、イスラムでは漆喰で壁が塗りつぶされ、その壁画は１９００年を越えるまで再発見されなかった。今はアタチュルク初代大統領が博物館に指定し、一般公開している。ギリシア語では、ハギアソフィアであるが、ニホンゴでは聖ソフィアなので、聖っていう意味ですね。何だか、外からみると、イボがボコボコ盛り上がって、すごいねえ、盛り上がってできたのかねえという感じである。いずれにせよ、これを本格的に見学しなおすとすれば、２,３時間かかるので、時間がなく、外から見て回って終わり。

　その横にあるのがトプカプ宮殿であり、オスマン朝の支配層のおうちということで、ハーレムもある。イスタンブール（コンスタン地のプール）が首都だった時代は、ざっと１６００年と日本で言えば弥生時代から大正時代までの長きにわたり、１００人以上の支配者が治めてきた。いずれにせよ、これを本格的に見学しなおすとすれば、半日かがりなので、時間がなく、中庭をぐるりと回って終わり。

　アヤソフィアからトプカプ宮殿の反対側に２、３００メートル歩くとスタナメフットジャーミイ（通称ブルーモスク）まで歩く。この辺りの地域名にもなっており、生きたイスラム寺院であり、祈りの時間は入れない。建築の都合上、６本も尖塔（ミナレット）がある。入場は無料なので、ここは、急いで駆け巡り、２６０の小窓や絨毯など眺めながら、少し、ヒンヤリした中で座り込んで休憩する。心地よい。ミナレットは、多数の信者を収納するためズングリしてしまう建物に美しさや威厳といったものを引き立たせるが、勿論、遠くまで祈り（アザーン）を響き渡させるためのものでもある。特にトルコのミナレットは細く、トルコ式と呼ばれているようだ。オスマン帝国は広かったので、エジプトから中東までおおよそトルコ式である。何せ、オスマントルコは、建築に関してはビザンツ建築を受け継いだだけで、独自のものといえば、このミナレットぐらいなものか？知らないけど。しかし、何処から見ても、ブルーではないが、タイルがブルーでチューリップが描かれていると。イランやトルコはチューリップの産地。といいながら、休憩は５分で終わり、いずれにせよ、これを本格的に見学しなおすとすれば、１時間かがりなので、時間がなく、中を通り抜けて終わり。

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