巨峰観察2010


 世の中地球温暖化とか騒いでいる割には北海道に住んでいる者から見ると全く逆な状態です
気温は上がらず日照率も低下年々悪化している、巨峰の発芽も20日以上も遅れている実態です
このまま行くと収穫時期も20日遅れる、さらに遅れた分の気候が良好との補償もある訳も無し
どうなる事やら心配だ!


 発芽が20日も遅れていたので心配していたが連日の好天で気を良くしたのか
花の咲くのはいつもと同じでした6月27日 巨峰の帽子がたくさん散乱している


 昨年は気が付かなかったが今年は雄しべが7本の花を発見した(普通は5本~6本です)
当然帽子も7分割されていて6本に無理矢理割り込んだような様子です、さらに4分割の帽子もありました。
この撮影中にも上から帽子が降ってきていました


 ぶどうは自家受粉なので花が咲いてくれればまずは一安心
後はダニとか虫に気をつけて駆除し、実ができて来たらカラスにご用心です

 2010年6月28日の札幌正午のは気温31.6度まで上昇6月としては59年ぶりの気温だったそうですが
私まだ生まれていないので?です、温暖化って昔にもどっただけで今までが寒冷化してただけなの??





2回目の雨天の後、毛虫のコッコがハッパに突然現れました、何処からやってくるのでしょうか?不思議な連中です!
今年は毛虫が大きくならないように駆除をしようと気をつけながら観察しています、すでに30~40匹程駆除しました、
サイズは3ミリ位から20ミリほどで、3種類くらいおりました危ない危ない。







なぜか観察用のこの2房だけが色付きおそいんです、後ろに見えている房は全体色付いているでしょ。

たいへん狙われています!

明日はもう12月、ぎりぎりまで頑張りましたね他のはもう残っておりません大中小60房くらいできたかな、
粒も大きくおいしくいただきました。


 昨年迄は袋を掛けない状態でしたが、今年は8月6日にブドウの袋掛けと言う作業を初めて行ないました
少しでも良い状態を保つ意味で…どうしても虫食いや風によるこすれでカサブタができたりと難点を減少させるのが目的です
プロの方が商品に気を使う意味が良くわかります、私の場合はあくまでも趣味の範囲ですが、
袋に番号を付けて45番迄頑張って掛けました
それでもまだ10房ほど残っていましたがでも実の数が少ないもんで観察用にしました
やはり見えていないと不安がありますもので…当然観察用のブドウも袋無しです
8月中旬頃には小粒の実はすでに色が付きはじめたようですがこの房もそろそろと思います。

8月26日色具合が巨峰らしくなってきたので今日初めて袋を掛けていない7房ほどを収穫して食べてみました、あまくておいしい!

2008年夏ネットワークカメラで巨峰の出来る迄観察分
2009年6月~10月24日の観察分

 今年は挿し木にも挑戦してみました(剪定した枝を捨てるのなら育つのか一か八か試みました)
ネットで調べ試みましたが発根剤は使用しませんでした、
刺す部分は斜めに切り落として吸水する面積を少しでも大きくするようです、また根は切り口からでは無く表皮内側から成長しているのが判ります。

 当初は根から数えて2番目の芽から葉が育ち芽が伸びる段階で枯れてしまいましたので欠いてしまいました、
その後ご覧のように一番上の芽から成長が始まりましたので、ある程度の根が成長していると思いそっと掘り起こしました
場所を変えて今後の成長を観察しようと思います。
やはり、葉や芽が順調に成長していると言う事は根も順調に育っている証拠のようですが
この例のようにあきらめずに粘ってみましょう。(この枝は残念ながら枯れましたが下の写真の4本は2012年7月育っています)
挿し木の場合、枝は短い方が良いようです(1〜2節位)太さは鉛筆程度。



 3年ほどブドウ(巨峰)の生長を観察してきましたが成長する過程で気が付いた現象と言うか性質について書いておこうと思います
成長の過程でツルが成長してきますが(人間で言えば腕や手の役割をしています)周囲の物に巻き付き枝を安定させる目的と思いますが
運悪く何もつかむ事の出来なかったツルは自然に枯れてしまいますが、
つかむ事の出来たツルはどんどん成長しガッチリとしてきますしツルも枝も太くなります、
どのような感覚器官を持っているのかは計り知れませんが、
ブドウにとってつかまり固定するということはかなり重要な意味(実を付け種を残す)を持つようです
またツルが成長するために養分も送られて行くようになるようですしそのツルの枝も結局より太く長く成長するようです
(ブドウが自身で巻き付く事でスイッチが入るというか感知する能力が備わっているように見えます)
ですからツルでの巻き付きを無視し人間が手を貸す(後からヒモ等で縛り付ける)事は避け
つかむ支柱や竿を立ててあげた方が良いと思います。
 早い者勝ちの弱肉強食のような成長をして行く過程が見受けられます、
それらは限られた期間の内に種子を残す為の手段なのかもしれませんが、それは大変上手く出来たシステムです。
 さらに驚くのは来年実を付ける枝も同時に準備していることでしょう、
これはある程度成長して来ないと判りませんが枝だけが成長し実を付ける様子はありません、
実が付かないからと思って切ってしまうと来年は実の成らない結果となります。(変な表現になったかな?【結果】=実がなること。結実。)
来年の結果枝なのでした。(知らないと大変な事になります。)
 来年はまた違った視点から観察しようと思います。

コスモスの花拡大写真2009年はこちらです




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