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振り返るとここのところしばらく
本の紹介をしていませんでした。
それは今年読んだ小説がいずれもここでご紹介出来るほど
印象に残るものではなかったからなんですが。。
今回、小説じゃないものを読んでみようと
読んだこの本が現時点で今年イチオシの一冊です。
武田邦彦著「 偽善エネルギー
」!!!
本書は石油をはじめとする現代のエネルギー枯渇時代に
ガソリンスタンドでガソリンを1リットル買うより
その隣のコンビニで水を1リットル買う方が高いという矛盾を
ダーウィンの「 勇気をもって見れば真実が見える
」という言葉を用いて
私のような化学ド素人にも分かりやすく説明しています。
この手の本に多いどこかの不確かな数字や数値の引用も
確かな数値だけを自分で計算し答えを
導き出しているところにも信用が増します。
更に私がもっとも驚いたのは本書は今年の
東日本大震災より前の2009年発行にもかかわらず
当時、原子力安全委員会専門委員であった著者が
地震に弱い日本の原発事情をズバリ言い当てていました。
事後の言い訳や準備不足の組織的な人災と言った
「 原発は安全なのに日本の原発が安全だと言われない訳
」も的中。
原発付近の住民には事前のヨウ素剤の配布を促すことや
「 各国が原子力発電所を持ちたがる訳
」など
今、日本人が最も知りたい大問題を簡潔に語ってくれています。
その他、「銅はなぜ昔から30年で終わると言われ続けるわけ」や
「太陽光発電システムやバイオエネルギーが優れていると
言われながら税金を投入し続ける本当の理由」。。
日本のエネルギー消費を個人消費に例えると、
月給30万円もらっている人が月に
1億5000万円使っている計算になるとか、
エコバッグで買い物をしながら300年分のレジ袋に
値する石油を使ってヨーロッパ旅行に行くと言う矛盾なども解説。
日本人が大多数間違って思い込んでいる
「 北極の氷が溶けたら海水面が上がると言うウソと
南極は温暖化していないと言う事実
」や
「地球温暖化は無資源日本にもっとも優位に働く」など。。
人間と言うのは「 正しいことを正しいと思う」のではなく、
「その時の知識で、納得できることを正しいと思う
」のだそうです。
私が読んで気付かされたように皆さんもこの本で正しい知識を
取り入れて日本人全体で改めて
食糧やエネルギー問題を考えてみてはどうでしょうか。
そのために今日本人に一番読んでもらいたい本としてご紹介します。
(群馬 桐生・江戸っ子寿司)