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今日は、もう一つ、ご紹介したいものがあります。こちらはツイッターなのですが、昨年10月から板橋区でネパール料理店を開いていらっしゃる、ビカスさんというネパールのシェフさんのツイッター。だいすき日本よかったら、つぶやきの、少し前のほうまでさかのぼってみてください。お客さんが全然来なくて、不安そうにつぶやいているビカスさんの姿が見えてくるようです。(ビカスさんのツイッターよりそのまま引用)きよう ランチ 7 にん だけですね なか なか むずかしいね あと よるどうかな~ どきどき きようも とっても つらいランチ でした ひと くみでふたり おわってしまった ちらし くばりとか やってますけど ちらしもってきた きやくは いまのところ きてない びかす どうなちゃうだろ ほんとに こわくなってきました でも、そんなビカスさんのツイッターを読んで、だんだんいろんな場所からお客さんが入るようになってきました今は少しずつ軌道に乗られているのかな?日常生活の優しいつぶやきが、ひらがなで語られているのを読むとこちらまで心があったかくなってきます。ランチおきやくさんできたおばあちゃんたちに たくさん おりがみちようちよ もらいました きれいなさくら きれいなちようちよ ありがとう おばあちゃん おばあちゃんに折り紙のちょうちょをいただいたんですね、ビカスさんきっととても心のあたたかい人なんでしょうねー。お店はまだ行ったことがないのですが、ぜひ一度食べに行ってみたいと思っています。ネパール料理店「だいすき日本」 東京にお住いのエスニック好きな方、いかがですか?
2011年04月13日
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いつの間にか、桜も葉桜になってきましたね。またまたご無沙汰しています。この数日、また大きな余震が続き、震度4程度の東京でさえやはり驚くのに(震度3くらいでは驚かなくなったのも事実ですが…)震源地に近い被災地のみなさんのことを考えると胸が痛みます。ほんとうに、早く安心して眠れる生活を迎えていただきたいものです。さて、今日はネットで見つけた記事をご紹介します。津波の被害が大きかった釜石市。でもそこの小学生・中学生は日頃の避難教育のおかげでほとんどが無事だったというのです。子供たちが日頃から叩き込まれていた「避難3原則」1)「想定、とらわれるな」(前の津波の時はここは安全だったから…という考えにとらわれるな、ということですね)2)「最善を尽くせ」(とにかく高台へ、高台へ、と駆け続けた子供たち。そのおかげで間一髪で津波に巻き込まれるところだった小学生たちは助かったのです)3)「率先し避難せよ」(中学生たちが率先して小学生の手を引いて、みんなで避難したそうです。小学生たちは、中学生たちの「手」のおかげで助かったのですね) 詳しくはこちらの記事を。釜石の奇跡これからも当分余震は続きそうですし、四国、東海などの海岸地域のみなさんも、この「釜石の奇跡」の例を教訓にしていこうと思っているそうです。 まだまだこれから余震は続くでしょうが、私たちは教訓をこうやって学んで、そしてみんなで助け合って、この辛い時期にこれ以上人災を増やさずに乗り越え、お互いの命を助けあっていけたら。そうしていきたいものですね。
2011年04月13日
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ちょっとご無沙汰してしまいました。地震から3週間経ちましたが、首都圏は、停電・節電・本数の少ない電車・品数の少ないスーパーマーケット事情…もろもろに少しずつ慣れてきたように思います。人間の順応性ってすごいですね。スーパーマーケットでは相変わらず納豆・ヨーグルトの姿を見かけません。ミネラルウォーターのペットボトルと牛乳も、品切れか、あっても本数制限があります。でも、別にまったく手に入らないわけではないし、ミネラルウォーターなどは本当に必要な乳幼児にいきわたってくれればそれでいいですから、考えようによってはそれほど不自由な生活でもないと思います。でも余震と原子力発電所問題はやっぱりどうしても辛いというか恐怖ですけど…今日は茨城県南部で震度5弱、こっち(首都圏)では震度3の地震が夕方にありました。まあ、だいぶ揺れにも慣れてはきましたが…いつもっと大きなのが来るかという不安は、常に心の中にありますね…。さて、今日書こうと思ったことからそれちゃいました。今日、まじめに友人たちと語り合ったこと、それは「被災地を応援するために私たちにできること」です。被災地への義援金も、節電も、ボランティア活動も、すべて大切ですね。でも、日常生活の中でももっともっとできることってないでしょうか。たとえば自粛ムードが走りすぎて、経済が停滞してしまっている日本のために、買い物をしたり、外食をするのも大事だと思うんです。停電や自粛ムードのあおりを受けて、倒産している外食・サービス産業もあると聞きます。経済が低迷したら、それだけ被災地の復興のための経済力も落ちてしまう。お金を使うことも、そしてちょびっと節約して義援金に回すことも、両方大事ですよね。それから、先ほども話していたのですが、こういうのはどうですか?東北のお酒と、仙台名物牛タンをおさかなにして、ホームパーティとか。(探してみたら、結構ありますね・・・これは買ってみようと思います) 【蔵元直送】【福島の地酒】会津ほまれ 上撰本醸造カップ 180ml【会津ほまれ謹製】青森の津軽で飲まれている日本酒です(甘口)青森の地酒 蔵子【仙台発祥】 霜降り牛タン 燻製スライス 【おつまみにピッタリ】【仙台味噌の風味が香ばしい!】きすけの牛タン味噌味 100gそれから、もう一つ。福島近辺から避難してきた方たちに対する、「わけがわからない(ほんとに!)」差別なんかも出始めていると聞きます↓(これ読んで一緒に怒ってくださる?プンプン同じ日本人として、恥ずかしいです。いつも「ぽーっとしてる」と言われる私がここまで怒るのって超珍しいんですけど)ここまでヒドイ 福島差別(ゲンダイネットより)今こそ、被災地のみなさんを同じ日本人としてバックアップしていかなくちゃいけない時!福島の牛タンと東北の地酒を持ち込んで、お花見しましょう!!
2011年04月02日
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地震からもう9日経ったわけですが、こうして日が経って改めてこの地震、津波の被害の大きさが見えてきました。そして原発の現場では、今この瞬間にも、危険を承知で原子炉の冷却のために努力してくださっている方々がいらっしゃいます。本当に頭が下がります。皆様は日本の、世界の英雄です。決死の冷却活動にたずさわるこの方々のことを海外でも「FUKUSHIMA 50」(福島の五十人の名もなき勇者たち)と呼んで、称えているそうです。日本、世界中の人たちがみんな祈っています。どうぞ全員が、無事に任務を完了されて元気な姿でお戻りくださいますようにお祈り申し上げます。それから、ブログのお友達の皆さんからもご心配や温かいメッセージをいただきました。本当にありがとうございます。
2011年03月20日
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今日も辛いニュースばかり飛び込んできた1日だったけど一つ気がついたことがあります。東京の人たちが優しくなっている気がするんです。電車の中で、お年寄りに席を譲る光景が増えたような、赤ちゃんが大声で泣いたりむずかっても、前によく見かけたように不愉快そうな顔をする人がいなくなったような人ごみでぶつかってもちゃんとお互いに「すみません」とほほえみあえるようなそんな空気を感じるんです。みんな大変だけど「被災地の人たちのことを考えたら自分たちも頑張らなきゃ」と思っているんじゃないでしょうか。都会が最近、どこかに忘れてきてしまっていた「思いやり」が戻ってきたのかもしれません。みんな、明日も頑張りましょうね!そして被災地の皆さんに応援のオーラを送りましょう
2011年03月15日
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よかったら、読んでみてください。ツイッターにつぶやかれた、心が温かくなる言葉たちです。(下の英文をクリックしてみてください)PrayforJapan 読んでいるうちに泣いてしまいました。人間、捨てたもんじゃないですね。なんて素敵な人たちばかりなんでしょう。先ほどのブログに、夜帰宅難民をした話を書きましたが、そう、みんな整然と、黙々と歩いていました。喧嘩をする人も、悪態をつく人もいなかった。誰もがお互いに励ましあっている、そんな雰囲気が伝わっていました。今日見たテレビのニュース番組で、電車を待つ行列や、ガソリンを買うために何時間も待っていて疲れた男性たちへのインタビューがありましたが、彼らは口をそろえて「これくらい、被災地の人たちのことを思えば、なんでもないですよ」と言っていました。そうですね、思いやりと礼儀正しさ、そして忍耐強さ。私たち、それをまだ持っている。そして世界の人たちも、それに感嘆して応援してくれているんですね。とりとめのない文章になりましたが日本中、世界中、みんなの思いが、被災地に届いて、一つでも多くの「奇跡」が起きますように。
2011年03月14日
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大変大変ご無沙汰していました。。実は、しばらく東京におりませんでした&楽天ブログのログインIDをすっかり忘れてしまっておりましたメールをくださっていたブログのお友達もいらっしゃったのに、大変大変申し訳ありませんでした。私は元気にしておりますが、東京に戻った途端に、地震に巻き込まれました もちろん東北地方の皆様のご状況に比べたら本当に比べ物になりません。今回の犠牲者の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、一人でも早く、多く、行方不明の方々が見つかりますことをお祈りいたします。 とはいえ、都内在住の私も金曜日の夜は、帰宅難民の一人となりました。夜19時に数人の同じ方向へ帰る人たちとグループを作り、徒歩で帰宅しました。都内の道路はどこも大渋滞で、そのわきを歩道からあふれかえるほどの人たちがやはり歩いて家路を向かっていました。断念して解放された避難所で一夜を過ごした人も多いようですね。家にたどり着いたのは午前1時過ぎでしたが、もっともっと時間のかかった人もたくさんいらっしゃいました。今回印象的だったのは、徒歩で家に向かう人たちの多くがペットボトルと食料の入ったと思われるコンビニ袋を持っていたことです。通り過ぎる都内のコンビニは、どこも早々に棚がからっぽになっていました。私や同僚たちも、会社の自動販売機でペットボトルの水とお菓子を調達していたので助かりました。時々休憩を入れ、水分と糖分を補給して歩きました。一人じゃなかったので心強かったです。あれから2日が経ちましたが・・・まだまだ余震は続いています。今日から出勤した方々もいらっしゃるようですが(私は自宅待機で家で仕事)、電車の本数が少なくて大混乱だったようですね。昼間、町に買い物に出ましたが、どこのお店でも電池、ラジオ、懐中電灯、カセットコンロ、レトルト食品、カップめんなどが売り切れでした。それでも、こうやって物が食べられて寒さがしのげる私たちは恵まれています。今も取り残されて救助を待っている方たち、避難所で不便な生活を強いられている方たちのことを考えると胸が痛みます。 話がそれますが、海外のニュースでは、日本人が、災害後も秩序正しく暴動も起こさずに対処している姿が賞賛されているようです。確かに、争い事も、お店を荒らすような事件も起きていないですね。辛抱強く、我慢強いと世界からも褒められている日本人…このパワーで何とか難局を乗り越えていきたいものです。 東京の交通機関は当分大変なことになりそうです。私はとうとう、折りたたみ自転車を購入しました。…早く地震が収まってほしいです。
2011年03月14日
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スタジオ・ジブリの新作映画「借りぐらしのアリエッティ」を観ました(出張先でふらりと。)原作は英国の児童文学作家 メアリー・ノートンの「床下の小人たち」(The Borrowers(借りる人たち、っていう意味ですね)」。原作も読んだことがありますし、BBCがドラマ化した実写版も見たことがあります(これも面白いです。確か名優イアン・ホルムがアリエッティのお父さん、ポッド役でした)。原作のストーリーや登場人物はほとんどそのままに、舞台を現代の東京郊外にある森に囲まれたクラシックなお屋敷に、主人公の小さな少女アリエッティと友人になる「男の子」(原作では名前がなくただの「BOY」)を翔という12歳の日本人の少年に変えたお話になっています。東京のごく当たり前の街の風景。ベンツを運転する上品な老婦人と、助手席の線の細い美しい顔立ちの男の子。車は瀟洒な洋館を取り囲む私道へと入っていき、そこから急に、鮮やかな緑と色とりどりの花々の咲き乱れる別世界が広がります。 (以下ネタバレです)この映画を先に見た友人からは「ここから物語が始まる、とわくわくするところで終わっちゃってちょっと残念、物足りなかった」という感想を聞いていたのですが、私はこの展開とちょっとせつない終わり方、わりと好きでしたね。(原作に忠実な展開の割には、かなりドラマチックになっていると思いますよ)翔くんの数年前の回想、という始まり方なので、多分彼も元気になっているみたいだし。 状況も人種も(普通の人間と小人)違うけれど、それぞれ限られた小さな世界で生きてきた男の子と女の子。人間の男の子は生まれつき心臓が悪く、親からの愛情も薄いようで、本を友達にずっと寂しく暮らしてきたのでしょう、生きることをあきらめたような、孤独な表情をしています。小人族の少女は好奇心旺盛で元気いっぱい。無口でしっかりもの、たくましい(レスキュー隊員かロッククライマーみたいに頼もしくて素敵)おとうさんと、ちょっとヒステリーっぽいけど憎めないおかあさん(このキャラは原作そのまま)に愛されて育った、たくましくてきかん気の強い美少女です。ですが、彼ら三人のほかに、小人族の仲間は誰もいません。仲間と離れ離れになり生きているかも分からない、だから両親は自分たちに何かあったら娘はひとりで生きていかなければならなくなる、という覚悟のような思いを抱いているのでした。「人間に見られたら引っ越さなければならない」掟がある、床下の「借りぐらし」をしているアリエッティたちの住む瀟洒な洋館に住むのは上品な老婦人と老齢のお手伝いさん。そこへ、心臓の手術を1週間後に控えた物静かな男の子、翔が静養にやってきます。そして翔に「見られてしまった」アリエッティ。閉じられた小さな世界でおそらく常に死を意識して暮らしてきた翔と、床下の小さな世界で愛情に包まれて精一杯生きてきた明るいアリエッティ。出会ってはいけない二人なのですが、導かれるように、すれ違いながらも距離が近づいていく二人は、やがて対面することに。翔は、アリエッティに残酷な言葉を言います。彼女の種族が「滅びゆく種族」だと。それは少女の発散する生のオーラに対する、少年の嫉妬だったのかもしれません。それに対して目から涙をぽろぽろこぼしながら、絶対に負けない!と言い返すアリエッティ。翔はすぐに自分の言ったひどい言葉について謝り、「滅びゆくのは(死ぬのは)、自分のほうだ」とつぶやくのでした。彼は心臓の手術を受けるけど、多分だめだ、と諦めているのでした。やがて、確かに戦争も大乱闘も起きないけれど、小さな世界で暮らしてきた二人にはこれまでの世界がひっくり返るような事件が起きます。たぶん初めて「守る相手」が出来た翔は、体にはかなり無理をしつつ、一生懸命アリエッティと彼女の家族を守るためにアクティブなヒーローになっていきます。そしてアリエッティも、守られる一方ではなく小さな体を上手く使って翔を助けます。アリエッティは翔に母親探しの手助けをしてもらうけど、翔もアリエッティから「生きようとする心と力」という大きなものをもらうのでした。ほのかな気持ちの交流と、そして別れ。二人は別々の、でもこれまでより遥かに広い世界へと旅立っていくのでした。小人たちから見た普通の人たちの家や家具のサイズのビッグさとか、角砂糖とかお茶の滴の大きさとか、ティッシュのごわごわ加減とか、そういうディテールも楽しかったです。ちょっと困ったキャラのお母さんとか、翔が突然ドールハウスのキッチンをアリエッティの家に配置しちゃうところとか、意外なくらい原作そのものなのに、原作以上の「甘酸っぱい初恋風味」が流れているのはさすがジブリですねー。ちなみにアリエッティと同種族のワイルドな男の子、スピラー。病弱で美少年の翔に比べるとまさに野生児ですが、原作の最終巻(5巻目)では、アリエッティと結婚することになるんですよ。でもこんな展開は、この映画でキュンキュンしちゃった女の子たちにはちょっと不満かも?(笑)。 床下の小人たち新版
2010年08月28日
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2007年台湾映画 「言えない秘密」を観ました。言えない秘密[不能説的秘密DVD](平装版) 台湾版リージョンコード 3 音楽学校、ストイックな制服の音楽学生たち、流れるクラシックピアノのメロディ、古めかしい校舎・・・と、結構好みの世界でした(笑)。お話と映像は、「時をかける少女」(原田知世さん版)と「ハリー・ポッターシリーズ」を合わせたような、ノスタルジックでポエティック、かつファンタジー(後半のCGはまさにハリポタ!)な雰囲気。音楽学校が舞台なので、主人公も周りの生徒たちもみんなクラシックな制服を着ているのですがこれがまたハリポタ風で、ブリティッシュで素敵です(女の子の制服の襟はちょっときつそう???)しかもこの映画の脚本・監督・主演・音楽を手掛けているのがジェイ・チョウという松山ケンイチさん似のイケメンさんなのですが、彼は有名な人気ミュージシャンだそうで、映画に出てくるピアノ演奏シーンは総て彼自身のもの。映画の前半で、音楽学校に転校してきた転校生の彼、シャンルンが学園一のピアノの名手、「ピアノ王子」と一騎打ちのピアノバトルを繰り広げるのですが、このシーンが圧巻です。二人とも吹き替えなしで超絶技巧の「ショパンを編曲したインプロビゼーション(即興)」を華麗に弾いてくれます。特にジェイ・ウォン、凄すぎ・・・ バトルシーンはこちらで見られます♪ストーリーは、「ネタバレすると困っちゃう!」タイプのお話なので割愛させていただきますが、ちょっとだけね・・・。父が教師を務める音楽学校に、ピアノを勉強するために転校してきた少年、シャンルン。彼は取り壊されることが決まっている旧校舎から聞こえてくる美しいピアノの音色に耳を止め、古いピアノ室に入って行った。そのピアノを弾いていたのはシャオユーという少女だった。シャオユーは体が弱いらしく、学校を休みがちだったが、二人は放課後のピアノ室でだんだん打ち解けあっていく。シャンルンの自転車の後ろにシャオユーを乗せて、一緒に帰る二人。けれどシャオユーには秘密があった。ぱったりと会えなくなって数ヶ月後、ようやくシャンルンはシャオユーの秘密を知る・・・。 主役の二人がとてもさわやかで、可愛いです。しかもピアノ上手いし・・・。それからシャンルンの父親役の俳優さんは有名な名優さんらしいですが、とってもいい味出しています。ピアノの才能がある息子を厳しく、そして愛情深く育てている彼が、悩んでいる息子を元気づけようとしてギターを弾いたり、息子を相手にタンゴを踊るところシーンがあるのですがとってもお茶目で楽しいです。そして、この父親と、学校の用務員を長年務めている障がい者の男性が、実はこのミステリアスなお話のキーパーソンとなるのですが・・・。後半は、特にラストは「ええーーどうなるの?」的展開です。まさか・・・悲劇で終わらない・・・ですよね? ラストシーンは、色々な解釈が出来るでしょうが、私はハッピーエンドと信じたいです 要するに学園ラブストーリー+SFファンタジーなのですが、いやーピアノシーンだけで加点しちゃいたい、映像も素敵なめっけもの映画でした
2010年07月04日
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「龍馬伝 第22話 龍という女」大坂の専称寺で航海術を学ぶ龍馬(福山雅治)ら土佐藩士に、帰国命令が届いた。勤王党の弾圧を始めた容堂(近藤正臣)が発したのだった。帰国を拒む龍馬らは再び脱藩浪士の身となってしまう。龍馬たちが身を寄せる大和屋の徳(酒井若菜)は、商人だった長次郎(大泉洋)を心配していた。そんな中、龍馬の身を案じた乙女(寺島しのぶ)から龍馬に5両の金が届けられる。一方、以蔵(佐藤健)は、なつ(臼田あさ美)のもとに身を隠していた。だが役人におびえるなつを見て、以蔵は去る。なつから以蔵を捜してほしいと頼まれた龍馬は京都に向かい、「扇岩」という宿に泊まる。そこで龍馬は、宿屋の主人と一人の女性が言い争う声を聞く。その女性はお龍(真木よう子)という名で、ならず者に連れ去られた妹たちを助けに行こうとしていた。龍馬は持ち合わせていた5両をお龍に貸す。 幕府役人からも土佐藩からも追われ続けて命からがら恋人のなつに会いに来た以蔵でしたが、怯えるなつは「怖い」と以蔵を追い出してしまいます。そうだよな、と寂しそうに笑い「わしのことは忘れてくれや」という以蔵が哀れですが、怯えるなつの気持ちも分かりますよね。結局以蔵を追い出したなつは、その後以蔵が心配になり、龍馬のもとを訪ねて自分が以蔵を追い出したことを泣きながら告白するのですが、龍馬はそんな彼女に「おまんはええ子じゃ」と慰めます。誰も責められませんよね・・・。一方、長次郎のほうは、徳ちゃんに心配されています(ま、立場が全然違いますが)。このふた組のカップルが対照的で、余計に以蔵が哀れですね。 そして投獄された半平太は、拷問され痛めつけられる仲間たちの悲鳴を聞きながら、じわじわと精神的に追い詰められていってます(上士には拷問しちゃだめだけど、下士には何をしてもいいとか、なんというか相変わらずすごい身分差別ですね)それと対照的に弥太郎は材木が売れて商売が軌道に乗ってきた様子です。そんな弥太郎は道端で出会った乙女姉さんに、半平太の事をこう言います。「大殿さまのためを言えば言うほどイライラしてくる 人間とはそういうもの」だと。鋭いところをついていますね。。。自分の信念通りにしか生きることが出来ず、それが返って自分の首を絞めてしまうことになってしまった半平太。弥太郎は逆にこれから人心をつかむコツを会得しつつ、ビジネスを成功させていくんでしょうね。 それからとうとうお龍さんが登場です!借金のかたに売り飛ばされそうな妹を助けるために、人殺しも辞さない決意で飛び出していこうとする気の強い娘に出会った龍馬。彼はその娘、お龍に向かって言います。裕福な家庭にバックアップされ、送金までしてもらっているのに、まだ日本のために何も出来ていない自分の代わりに、姉が送ってくれた5両を使ってくれと。「妹を助けて これを生き金としてくれ」と。 そのお礼に夕餉の支度をして待っていたお龍。でも、龍馬は何も食べることが出来ないから、下げてくれと言います。そう、彼は以蔵を助けることが出来なかったことで一人泣いていました。(って、龍馬と近藤勇(原田泰造さん)が対決してましたが、これ史実じゃないですよね、きっと?)。龍馬は以蔵を助けようとしましたが結局役人たちに捕らえられてしまった以蔵。。。これでまた一人・・・。で、龍馬はお龍に言うのでした。「何も喉を通らんがじゃ 大切な 大切な友達が また捕まってしもうたまた… また なんちゃ 出来んかったがじゃ」 というわけで、新選組がようやく姿をはっきり見せました。近藤・土方・沖田トリオがご登場!(みんなそれっぽかったですね)普段は新選組サイドのドラマが多くてこちらを中心に見ることが多いのですが、今回は逆の目線で「逃げてー以蔵ちゃーん!」と思わずアンチ新選組目線で画面を追っていた私です。そういう人、今夜は多かったのでは??? 【送料無料】 CD/TVサントラ/NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック/WPCL-10757
2010年05月30日
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「龍馬伝 21話 故郷の友よ」 龍馬(福山雅治)は土佐で収二郎(宮迫博之)が切腹させられたと知り、土佐に戻った半平太(大森南朋)の身を案じていた。龍馬は再び京にいる勝(武田鉄矢)を訪問。勝は日本の海軍を急いでつくらなければならないと龍馬に語る。そのころ、朝廷では過激な攘夷(じょうい)を叫ぶ長州勢を京から追い出そうと、薩摩藩が公家たちに近づいていた。程なく、後に「八月十八日の政変」と呼ばれる事件が起こり、桂(谷原章介)ら長州藩士と実美(池内万作)ら攘夷派の7人の公家たちは追放されてしまう。同じころ、京に潜伏していた以蔵(佐藤健)は土佐藩だけでなく、幕府からも追われる身となっていた。京都で過激な攘夷派が追放されたのを見て、容堂(近藤正臣)は土佐勤王党に帰国を命じ、弾圧を始める。勤王党の本部が置かれていた武市道場は取りつぶされ、半平太にも追っ手が差し向けられる。 追い詰められる以蔵と半平太、京で友人を思いながらもどうすることもできない龍馬。予想はしていたけれどせつない回でしたね。半平太と奥さんの、すべてを覚悟したうえでの穏やかな会話が泣けました。もうすべてが終わって、自分の未来はもうないことを覚悟した半平太が、奥さんの富にだけはいつも一人ぼっちにしてすまなかったと詫びます。龍馬や弥太郎のような生き方は出来なかった、自分の生き方を貫くことしか出来ないという彼に富さんは「それが私の旦那様やき」と言います。これからは二人で過ごそう、夏が終わる前に、秋になったら、冬になったら…。夢のような計画を語る半平太、容堂から召喚された半平太の名前を怒鳴る男たちの声を聞き流しながら・・・。ちょっと出かけてくる、という夫に身支度をさせて優しく見送る富。。。これで最後のお別れになるのかもしれないですね。 龍馬は幼なじみたちの運命が心配になり、何かしたい、もしくはいとまをもらって土佐に戻りたいと師匠の勝に頼みますが、勝に引きとめられます。土佐に帰って何が出来るのか、武市はもう覚悟を決めている 友達って言うんだったらあいつの生きざまを見届けてやれ勝に可愛い弟子の龍馬をむざむざ殺されてたまるか、とまで言われては龍馬にもどうすることができませんよね。。。泣く龍馬を、「分かってる 分かってるよ」と言いながら抱きしめる勝先生なのでした。今回は、弥太郎さんがやっと材木を売ることに成功したことだけが唯一明るいエピソードでしたね。材木のオマケに自分の掘った仏像をつけようとしたけど失敗した弥太郎、ああ、もうダメ―、ってところで、「材木を売って、小屋の修理サービスもつける」というビジネス商法で巻き返すことに成功おまけはモノではなくて人の心・・・いいところ気がつきましたねー。そうそう、アフターメンテナンスはビジネスには大事なポイントですね。奥さんのアイディアのお陰で、これからは運が向いてくるかも??? 弥太郎と武市との会話も、これまでの二人の立場が全く逆転する、その瞬間のような印象的なものでしたね。武市さんも 正直に生きたらいいがじゃきに弥太郎が冗談で言っていたように、武市が一緒に材木を売ったらまた道も違ったのでしょうけど、それは生き方や運命の違いで、どうしようもないんですよね・・・。 さて、次回はとうとう、おりょうさんが登場するんでしょうか?真木よう子さんのおりょう、楽しみですー。 《送料無料》佐藤直紀(音楽)/NHK大河ドラマ オリジナル・サウンドトラック 龍馬伝 Vol.1(CD)
2010年05月23日
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「龍馬伝 20話 収二郎 無念」ああ、ほんとに無念でした・・・気の毒な収二郎さん。 龍馬(福山雅治)は大坂の専称寺で航海術の勉強に励んでいた。収二郎(宮迫博之)が投獄されたことを知った龍馬は、京に滞在中の勝(武田鉄矢)に会いに行く。龍馬と入れ違いに、兄の権平(杉本哲太)が専称寺を訪れる。権平は、脱藩を許された龍馬に会いに来たのだった。龍馬は勝から海軍塾を続けていくための資金が足りないと聞き、越前福井藩の前藩主、春嶽(夏八木勲)のもとへと向かう。春嶽に会った龍馬は生きる金として1千両を貸してほしいと頼む。さらに龍馬は、そこに居合わせた横井(山崎一)から西洋のデモクラシーについて話を聞く。一方、土佐では弥太郎(香川照之)が商売を始めようと材木を仕入れたが売れずに困っていた。そのころ、半平太(大森南朋)は象二郎(青木崇高)に収二郎の命ごいをし、容堂(近藤正臣)にも頼み込む。だが、容堂は収二郎に切腹を命じる。(MSNテレビ欄より) 勝塾を、はるばる土佐から龍馬の兄、権平が訪ねてきました。お兄さんは脱藩の罪が解けた龍馬を土佐に迎えに来たのですが、勝塾で過ごすうちに考えを変えて、龍馬の活躍を祈り一人で帰って行きました。「おまんは自分の決めた道を進んで行きや決して道半ばで命を落としたらいかん!」と言って(先の事を考えると辛いですが)。それはとにかく・・・勝塾のみんなは相変わらず元気いっぱいで見ていて楽しいし今回は久々弥太郎さんも登場して、弥太郎さんが(いや奥さんか?)美味しいところを持って行きましたが、 それと対照的に、収二郎と武市、そして容堂たちのパートの見ていて辛いこと辛いこと・・・実際に行われた拷問はこんなもんじゃないだろうけど、もう十分辛い(痛い)ですよお本当に武市が獄中の収二郎を訪ねてあんな風に謝ったのか、収二郎が最後まで武市を慕っていたのかは(史実的には)分かりませんが、最後まで自分の誇りにすがろう、自分のしてきたことに間違いはなかったと信じたいと願った愚直なまでの男たちの姿はせつないものがありました。そして収二郎は・・・(合掌)。 一方龍馬のほうは故郷の幼なじみたちの危機に心を痛めながらも、福井藩の前藩主 春嶽に出会って評価されたりと着実にその道を進んでいきます。そしてその場に居合わせた横井には、アメリカのプレジデント制度についての知識を披露して感心されますが、横井に「世の中の流れからみれば 一人の人間などけし粒のような存在でしかなか 平井収二郎も武市半平太もな」彼らは古びて用なしになっただけのこと、そう言われて心の中で違う、そうじゃないと思う龍馬・・・。 そうそう、そして弥太郎さん、久々のヒットでした。とうとうしっかり者の奥さん吉勢がどうして弥太郎さんに「一目ぼれ」して妻になったのか、その謎がとうとう明かされましたよ。理由はなんと 占い でした。よく当たる占い師に「私を幸せにしてくれるのはクソまみれの男じゃ」と言われたんだって。それで○○まみれの弥太郎さんを見て「この人」だと思ったんですってー。ハハハハ。で、奥さん、弥太郎さんにビジネスのヒントまでくれたみたいですよ。 まあ、待っててあげてください。そのうちこんなお屋敷建てられるようになりますから旧岩崎邸庭園のHPです! 【送料無料】NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック 【CD】
2010年05月16日
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フランス・香港合作映画なのに舞台はNYやラスベガス、俳優たちの話す言葉は英語。そして映画監督は「恋する惑星」で有名な香港出身のウォン・カーウァイ監督。だからNYやラスベガスが、なんだか別の世界、別の国のような雰囲気に見えてしまう。ちょっとした寓話を見ているような気分の映画です。マイ・ブルーベリー・ナイツ(DVD) ◆20%OFF! ヒロインを演じるのはこれが映画初主演のチャーミングな歌姫、ノラ・ジョーンズ。彼女は女優さんじゃないからはっきり言って演技はそんなに上手じゃないです。役柄も、最初と最後のNYのシーン以外は、「語り部」役に徹して、演技派の女優さんや俳優さんたちにスタンディングポイントをさりげなく譲ってる。そして彼女の甘い声が、物語を語ってる(お芝居ではなくモノローグで)。それが返って成功している感じがします。彼女の相手役はイケメンさんのジュード・ロウ。ただし、いつもは身ぎれいでスノッブな美青年役が多いけれどこのお話では、ブロンクスのうらぶれた地域の小さなカフェのオーナーで、髪はボサボサ、無精ひげ。行方不明になった女の子が気になってモンモンとするさまは決してカッコ良くないのですが、キュートです。 以下ネタバレありますのでご注意を NY。エリザベスは失恋したての女の子。彼氏の浮気を知ってしまった原因となったカフェのオーナー、ジェレミーと友達になったエリザベス。ジェレミーは深夜のカフェで、エリザベスにブルーベリーパイとアイスクリームを出してくれる。他のパイは売り切れたのに、なぜか残っているブルーベリーパイ。ブルーベリーパイは悪くないんだよ、と言うジェレミー。そのカフェは「カフェ・クルーチ(鍵)」という名前で、なぜかいろんなお客がいわくありげな鍵をジェレミーに預けていく。ブルーベリーパイを食べながら失恋の痛みに涙する彼女を優しく見つめるジェレミーは、自分自身の失った夢についてもぽつんと語る。ある夜、エリザベスはNYの街を後にした。ウェイトレスの仕事をしながら遠い街からエリザベスはジェレミーに手紙を書く。彼女が見知らぬ土地で会った人たち、その人たちの起こした出来事、そして新しい出会い・・・。ジェレミーは行方も知れず一方通行に手紙だけ送ってくるエリザベスの事が心配でたまらない。でも彼女は手紙を送ってくる。彼に出来るのはそれを店のカウンターで一人読むことだけ・・。リジーと名乗って働いていた街で出会ったアル中の警官と、別れた妻。愛し合いすぎて悲劇的な結末をたどってしまった二人の運命の瞬間に居合わせてしまったエリザベス。それから、カジノで出会った美しい女ギャンブラー。なぜか一緒に旅をすることになった彼女と、彼女の父との意地っ張りな関係と、悲しい別れ。やがてベス(ここではこう名乗ってる)と彼女はすがすがしい顔でお互い別々の場所へと旅立つのだった。 エリザベスが旅立った先、それは、帰る場所。彼女はNYに帰っていく。ジェレミーに会いに。ジェレミーは、毎晩エリザベスが来るかもしれないと、ブルーベリーパイを残しておいてくれていた。。。 スタイリッシュな映像でオシャレな雰囲気。さらっとした語り口なのですが、不思議なロードムービーで、痛みを抱えた優しい人たちのオムニバスストーリーを見ているような感じがしました。エリザベスは最初と最後の自分の恋物語以外の場面では狂言回し的役柄。出色なのは途中に出てきた女優さんお二人。夫から逃れようとする妻役のレイチェル・ワイズが美しくて迫力があって、女の私でも惚れそうでしたそして女ギャンブラー役のナタリー・ポートマンも綺麗でカッコよくて素敵 彼女たち二人が大輪の薔薇のようにあでやかなのに比較して、ノラ・ジョーンズは素朴で寝顔が子供のようです。ぽてっと開いた赤ちゃんみたいな唇には、そりゃー惚れた男ならキスしたくなるでしょう(笑)。 この映画、二度キスの場面が出てきますが、象徴的でスタイリッシュなカメラワークで、「やられたー!」という粋な演出になっていますまあ、気になっていた女の子がいきなり目の前から消えて、居場所も分からなくて、でも時々不思議な日記のような手紙を送ってきたら、そりゃーまあ、ますます惚れるでしょうね 評価は、☆☆☆です「道を渡るのはそう難しくない反対側で待つ人次第なのだ(by エリザベス)」
2010年05月14日
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前にもご紹介しましたが、アメリカのハイスクール、学校一の落ちこぼれ集団クラブのお話、「Glee」。続けて観ています。もう12話くらいに来ていてメンバーも増えたというのに(しかもチアリーダーの美人ちゃんとかアメフト部のお兄ちゃんとか)相変わらず落ちこぼれで学園の鼻つまみ的存在のクラブ。そして相変わらずいじめられてます。でもへこたれないで一生懸命頑張ってるところがカワイイというかたくましい。 お話は全般的にギャグテイストなんだけど、時々ハッとするようなシーンがあるの。例えばね、11話。みんなのハイスクールに、同じ地区のろう学校の生徒たちが親善試合に来た時のエピソード。まずはクラブのみんながみんなそろってカツラロン毛を振り回してクレイジーに歌い踊る「ヘアー」を披露(獅子舞いかい???)。見てるろう学校の子たちもドン引きで、手話で「イカレてる」って。。。で、その後にろう学校の子たちがパフォーマンスを。一人、何とか言葉が話せる男の子が、ジョン・レノンの「イマジン」を歌って、その子のバックで他のメンバーたちが手話で歌詞を綴るのね。これ、私がだいぶん前に見た聴覚障害者のミュージカルカンパニー(アメリカの)が公演していた「ハックルベリー・フィンの冒険」を思い出せるような素敵なシーンでした。体と指と表情で、歌は歌えるんですよ♪そしてね、その歌の途中で、こっちのクラブの一番歌える黒人の女の子、メルセデスが「イマジン」を一緒に歌いだすの。それから他のみんなも、ろう学校の生徒たちに一人ずつくっついて、みんなそろって歌と手話で「イマジン」を歌うんです。ベタなのかもしれないけど、品のいいきちんとした制服を着たろう学校の生徒たちと、イカレてる(笑)グリークラブの面々が一緒に楽しそうに歌ってるところは見ていてもすごく楽しかったですよ。 12話ではますますいじめられてしまうグリークラブの皆さま。でもへこたれてませんよー!FOX CHANNNELホームページはコチラこちらは一話がタダで見られますよ
2010年05月10日
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「龍馬伝 攘夷決行」龍馬伝◇京都に来た将軍、家茂(中村隼人)は孝明天皇に5月10日に攘夷(じょうい)を決行すると約束する。一方、龍馬(福山雅治)の薦めで以蔵(佐藤健)は勝(武田鉄矢)の用心棒をしていた。以蔵は半平太(大森南朋)から人を切ることを命じられるのが嫌で逃げ出してきたのだった。以蔵と龍馬が居酒屋で酒を飲んでいると、そこに収二郎(宮迫博之)が現れる。収二郎は土佐藩の役人に追われていた。収二郎は青蓮院宮から土佐藩改革の令旨(りょうじ)を前藩主である容堂(近藤正臣)に断りもなくもらい受けたことをとがめられたのだった。半平太と勤王党員たちは、将軍が攘夷を約束したその日、出陣の命令が下るのをひたすら待ち続けていた。だが幕府は、朝廷には攘夷を実行すると約束しながらも、外国とひそかに通じ合っていた。一方、長州に戻った久坂(やべきょうすけ)は5月10日に外国船への砲撃を始める。 「おのれの生き方をしたらいい」そう以蔵に伝える龍馬でしたが、時は既に遅かったようです。龍馬の幼なじみたちを、それぞれ運命の黒い雲が巻き込み始めた、という感じの今回でしたね。 攘夷決行予定日5月10日(あれ、明日ですね・・・)。 大殿様からの出撃命令を待って待って待ち続ける武市と下士たち・・・。でも結局容堂からの命令は下らず長州だけが外国船に攻撃を仕掛け、そしてボロボロに壊滅するのでした。(そんな長州藩を「好きになった」と言ったアーネスト・サトウの言葉が印象的でしたね)容堂に裏切られても見捨てられても信頼を捨てきることのできない武市。。。龍馬から、容堂は実は自分を憎んでいるのだと聞いても、それでも「褒美に菓子をもらった」と言い返す彼。自分に言い聞かせているようでしたね。収二郎も、武市も、以蔵も、もはや運命は風前のともしびのようです。まずは次回、収二郎に悲劇が訪れる予感が・・・。 (ずる)賢く立ち回る幕府の動きに、いつもは豪快に笑っているのにぐっと怒りと悲しみをこらえているように押し黙っている勝先生の横顔が印象的でしたね。
2010年05月09日
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ちょっとUpが遅れてしまいましたが、今年もラ・フォル・ジュルネに行ってきましたよ(私が行ったのは5月2日~4日に日比谷国際フォーラムで行われた東京編)。(小さくて見にくいですが、ショパンがTシャツ着た不思議イラストの幕がかかっています) 今年はショパン生誕200年ということでショパンがメインテーマ。ショパンは特に日本では人気の作曲家さんだと思うのでとても賑わってました。チケットも優先予約でも即日ほぼ完売、人気の演目は抽選で、ことごとく外れた私・・・(小山さんもポゴレリッチもだめでした―)でもとりあえず、色々なコンサートは聴いてきました。ミシェル・コルポ指揮のモーツァルトのレクイエムもしっかり聴いたし、その他ショパンのピアノ協奏曲も、シューマンとかも。 でも今回お得な気分になったのは実は当日のチケットでタダで見られる映画のほうでした。一日一回きりの上映なのでものすごく人気があり、2時間も前に並ばないと見られないというちょっと大変な状況でしたがなんとか観ました(日本では公式上映はされていない作品なので、みんな見たかったんだと思います。こんなに人気がある映画なのだから、会場を広いところにするとか、一日2回の上映にするとかすればよかったのにねー) この映画のタイトルは「CHOPIN PRAGNIENIE MILOSCI(直訳すると「愛の渇望」と言うらしいです)」、2002年のポーランド映画。ショパンが20歳で動乱の祖国ポーランドを後にし、パリで暮らし始める頃から6歳年上のフランスの女流作家(男装で恋多き女性として有名な人)ジョルジュ・サンドとの恋と9年に渡る同居生活とサンドの子供たちとの確執、そして39歳で亡くなるまでの半生が描かれています。面白かったですよ。ポーランドの映画って、アンジェイ・ワイダ監督の数本ぐらいしか観たことがないですが、映像が綺麗で当時の文化や雰囲気が忠実に再現されていて、しかもショパンがとってもナチュラルな「繊細でちょっと甘えん坊ででもお茶目で少しわがままで天才肌で優しい」青年に描かれていて、いかにも「天才の伝記映画!」という感じではなかったのが良かったです。ただちょっとサンドの家族寄りの視線だったような気もするので(確かにショパンは多弁なサンドとは正反対であまり思ったことを口にしなかったようですが)、実際のところはショパンの気持ちはどうだったんだろう?とちょっと分からない部分もありました。史実では、サンドの息子や娘のトラブルに巻き込まれてサンドと別れざるを得なかったショパンは、彼女と別れてすごくショックでよりが戻ることをほのかに期待していたのでは、という説もあるのですが、そこまでは描かれていませんでした。 ショパンを演じるピョートル・アダムチクはブロンドで色白で目がブルーがかった灰色、ショパンのパスポートに書かれていたといわれる風貌そっくりです(本物はもうちょっと顎がとんがってたかも、ですが)。ちょっと天使のような顔ですねたりワガママ言ったりするところが年上のサンドのハートを直撃したのでしょうね(笑)。サンド役のグヌータ・ステンカは、ジョルジュ・サンドの肖像そっくりの衣裳と髪型をしているシーンなどがあって雰囲気だったのですが、実際の6歳の年の差よりもっと年上な感じがしました。ショパンファミリーは皆さん美形揃いで、ショパンの最期に駆け付ける優しいお姉さんのルドヴィカ役の女優さんは品があって美しい方でしたLFJイベントHP(映画の写真も下のほうで見られます) あらら、映画の話ばかりになっちゃいましたが、でも今年のLFJも楽しませてもらいました。来年はもうちょっとマニアックなテーマになるようですが(ブラームスとかブルックナーとかマーラーとか?)どんな感じになるんでしょうね。
2010年05月09日
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「龍馬伝 18話 海軍を作ろう!」勝(武田鉄矢)の弟子となった龍馬(福山雅治)と長次郎(大泉洋)は船で大坂へ向かう。二人は神戸に海軍操練所ができるまで、大坂の専称寺の勝塾で学ぶことになる。勝塾の訓練生を集めに大坂の町に出た龍馬は、一緒に脱藩した惣之丞(要潤)と出くわす。龍馬は一緒に海軍をつくろうと、惣之丞を勝塾に誘う。そんな中、第14代将軍家茂(中村隼人)が京に入った。半平太(大森南朋)は、将軍に確実に攘夷(じょうい)を約束させようと朝廷内で画策する。過激な攘夷派を嫌う容堂(近藤正臣)は半平太の動きを封じるため、土佐勤王党を分裂させようとたくらむ。そのころ大坂の龍馬と長次郎は、大和屋という商家に寝泊まりしていた。そこに、土佐勤王党の望月(音尾琢真)、高松(川岡大次郎)、千屋(是近敦之)が現れ、勝塾への入門を希望する。同志を得て喜ぶ龍馬と長次郎だが、それは容堂の策略だった。 藩との壁がない 上下のへだてがない同じ日本人同士のコミュニティ それが勝麟太郎の目指す世界。民主主義ですね!そんな勝先生の自由な空気の中で元気に泳ぐ龍馬と長次郎の「街角リクルート大作戦!」はもうお笑いパートでしたね。この、やる気マンマンの明るく元気な二人組と、おおらかに見守る勝先生のパートはとっても楽しく、そして容堂によって、孤立無援、無力な状態にオト閉められていく半平太との落差がとても激しかったです。 お侍顔だなーと常々思っていた要潤さん@惣乃丞さんの再登場は個人的に嬉しかったです。 一方勝先生のところにやって来た(でも切り損ねて飲みにつれて行かれちゃった)以蔵。勝先生に地球儀を見せられ、日本の小ささを知って目を丸くして驚いている以蔵に「素直だね、気に入った」と笑う勝先生。結局勝先生の護衛になっちゃった以蔵。この後ジョン万次郎さんのボディガードをやったりもするんですよね、確か。彼がこのまま勝先生や龍馬の仲間入りをしていたら違う人生になっていたかも...と思うけど、この時点でもう人をたくさん切っているというその罪は、どうしようもないわけですよね。彼のこの先の運命を考えると、今が一番いい時なのかな、なんてしみじみしちゃいます。それは龍馬もなんですけど。 それから、このドラマでは決して善人としては描かれていないけど、心の弱さ、彼なりの熱意は痛いほど伝わってくる半平太の転落へのドラマがいよいよ始まった感じです。収二郎にもあっさり裏切られちゃったし、「落ちていく」姿を見るのは辛いだろうなー...(でも史実だしねえ)。 長次郎さんのほうはロマンスも芽生えちゃっていい感じですね。 あれ????弥太郎さんは?
2010年05月02日
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映画「のだめカンタービレ最終楽章・後編」を観てきました。 思っていた以上に良かったです。面白いだろうとは思っていたけど、それ以上に感慨無量、かな?映画の最初のシーンのほうから、なんだかこれでお別れと思うと寂しくなっちゃって、先を観たいという気持ちともったいないという気持ちを抱えながら鑑賞した二時間なのでした。(このさい、芸術的価値とか、映画としての是非はとにかくとして、テレビシリーズから続いたこの長大な原作の最初から最後までを映像化した世界観に素直に拍手を送りたいと思います)なんていうのかな、原作の良さを生かしつつ、それを大切にしながら、2次元の世界ではなく現実の世界のヨーロッパの現地で、製作側の皆さんや生身の俳優さんたちが、それぞれの原作に対する読み込みや解釈を反映させて心をこめて作った作品なんだということが伝わってくるような映画でした。特に主演の上野樹里ちゃん。これまでの可愛くて元気ではっちゃけているだけではなく、複雑な表情と行動を繰り返す主人公ののだめを、ここまで演じられるとは本当に驚き。嫉妬、怒り、悲しみ、絶望、そんなネガティブな感情をかすかな動きと視線だけで繊細に何百通りもの表情に演じ分けています。それを受ける千秋役の玉木宏さんも、連ドラ時代のちょっと泣き虫気味な千秋風ではありますが、さらにのだめを思って思って本当に一緒に葛藤して振り回されている「カッコ悪い千秋(メイキングTVで監督さんがおっしゃってました)」を熱演しています。他の日本編・ヨーロッパ編の仲間が勢ぞろいだったのも楽しかったです。みんなもうハマっちゃってますからね(特にエリーゼ役の吉瀬美智子さんにはまたまたホレました 「コンチェルトをぶっ放すのよー!」のところとか、ステキー)前編の最後に千秋からいきなり別居宣言をされてショックを受けたのだめ。そんな彼女に訪れる、さまざまな精神的な試練。そしてそれは同時に、千秋にも試練を投げかけることに…。パリの音楽コンクールに出場する清良のためにこっそり応援にやってきた遠距離恋愛相手の峰くんと、千秋様命の真澄ちゃん。すっかり意気投合したパリの仲間たちと一緒にみんなで応援に出かけたコンクール。峰と清良の恋愛の行方も素敵に描かれてました(ついでにターニャと黒木君もね)。同じコンクールのピアノ部門でのだめが出会ったピアノ協奏曲。それは「ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調」。「この曲を千秋先輩とやりたい!」そう思ってはしゃぐのだめを複雑な表情で見守る千秋。なぜならそれは、近々千秋がRUIと共演する曲だったから。真実を知って、そして自分がコンクールにも出られない「箸にも棒にも引っかからない学生」だと落ち込んで毛布をかぶって「つぶれ肉マン」なのだめをぎゅーっと抱きしめ、自分のリハーサルもそっちのけで、のだめのピアノの練習に付き合う千秋。(原作のこたつのラブラブシーンももちろん健在ですしかも可愛い夫婦湯呑茶碗付き。何と書いてあったかは映画を観てのお楽しみ♪)千秋の応援もあって、ピアノや音楽の理解を深め、ますます成長していくのだめだけど、千秋とRUIの本番の演奏を聴いて打ちのめされます。それはのだめが理想に描いていた以上に素晴らしい演奏だったから。コンサートの夜、先に千秋の部屋に戻っていたのだめが迎えます。妙に明るくはしゃぐのだめに戸惑う千秋。翌朝(大人のお泊りのようです…♪)毛布をかぶったのだめに「結婚してくだサイ」と言われ、「コイツ、逃げた」と思った千秋は軽くかわしますが…。絶望に包まれたのだめの前に現れたのはシュトレーゼマンことミルヒー。彼はのだめに「パリでも落ちこぼれですか?」と言いますが、のだめが弾いたベートーベンのソナタを聴いて感無量に。彼はのだめに手を差し伸べます。千秋と出来なかったこと、のだめがやりたかったことをやらないか、と(原作以上にパワーアップした魔法陣と「ファウスト」のアリア。ポール・ポッツさんちょっとキーが高いような気もしますが…でも迫力満点ですね)のだめがシュトレーゼマンと、ヨーロッパの一流オケと共演するという知らせをエリーゼから聞いた千秋は慌ててコンサート会場(映画版ではおなじみのプラハに変更)に駆け付けます。そこでののだめ@樹里ちゃんの演奏はすごかったですね。前篇では玉木さんの指揮姿に感銘を受けましたが、後編はまさに樹里ちゃんの独壇場(でも清良役の水川あさみさん、RUI役の山田優さん、そしてミルヒー役の竹中さん、そしてもちろん千秋役の玉木さんの演奏・指揮シーンもそれぞれお見事ですよ!)。その演奏を聴きながらつぶやく千秋の言葉に、今更ながらハッとした私。日本でくすぶっていた千秋をヨーロッパに連れてくるためにのだめが存在していたと(千秋も読者も)思っていたけれど、本当はのだめをあの舞台に立たせるために、千秋はあのときまで日本にとどまる運命だったのではないかって。そっか、やはりこれは「千秋カンタービレ」ではなく「のだめカンタービレ」だったんだなって。…そして、世界中のメディアやネット配信映像が新星ピアニストとしてのだめを取り上げる中、のだめは「もう弾けない」と言って姿を消してしまいました。そんなのだめをパリの街の中探し続ける千秋。アパルトマンにもどってきたのだめは、幻の住人、作曲科のヤドヴィと知り合い、音楽の楽しさの原点について思い出した様子。でもやっぱり心を閉ざして、「幼稚園の先生」のように明るくふるまい子供たちと遊ぶのだめ。黒木君からの知らせを受けて、幼稚園に駆け付けた千秋は、そこで子供たちにピアノを弾いて聞かせるのだめの姿と、そしてあのベートーベンの「悲愴ソナタ 第2楽章」を耳にするのでした。その曲を聴きながら、自然と涙があふれる千秋。そんな彼がのだめの腕を引っ張って連れて行った先は…。原作通りなのですが、最後のほうは映画版ならではの素敵なシーンも満載の楽しい2時間でした。エンドクレジットの間も、原作には出てこないのだめと千秋のラブラブパリ生活のスケッチが出てきて楽しいですよ(しかもラストは…)それから読者の誰もが見たかったに違いない、二人の共演シーンのさわり、も見られます。原作で見られなかった、でもみんなが見たかったシーンがたくさんプレゼントされてる感じです。とても素敵なエンディングでした。俳優さんたちもプログラムのインタビューに書かれていた通り「完全燃焼、やりきった感」で満ち溢れてらっしゃるでしょうね。演奏シーン以外にもたくさん流れていたショパンのピアノ協奏曲第一番のフレーズも、個人的に嬉しかったですね♪ 原作は実は番外編を連載中です。日本に一時帰国中(というかパリと行ったり来たり)の千秋が、峰や日本の仲間たちと一緒にオペラを上演するというお話で、ちょっと出世したのだめもおマケで日本にきてます(笑)。こちらも、多分これで本当に「のだめ」の見納めかな、という感じが漂ってくる、オールスター総出演のにぎやかで楽しいお祭り状態です。これはドラマスペシャルになるのかな―?ならないこともないけど、出演俳優さんたち皆さん大物になりすぎて、スケジュール調整が難しいかも?ほとんど日本が舞台なので海外ロケの必要はなさそうだし、貧乏な「市民オペラ」の話なので予算はそれほどかからないように思いますが、出演者さんたちのバリューが跳ね上がっちゃって厳しいかな、どうでしょうかーこちらのコミックスのレビューもそのうち書きますね。(コミック)のだめカンタービレ(24)/二ノ宮知子/講談社 2010年4月26日発売【送料無料】【2010年4月26日発売】のだめカンタービレ 第24巻 DVD&CD付き限定版 (講談社) ★キッチン0429★のだめ(野田恵)(p)/のだめDEBUT!(CD)
2010年04月29日
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これはアメリカのドラマです。"Lie to me" (私に嘘を言ってごらん)ってことですね。人間は10分間の会話の間に3回嘘をつくんですって。私もついてるんだろうかー? 人間ウソ発見器のカル・ライトマン博士は、人々の表情や無意識な動作を研究する世界的に有名なウソを暴くプロ。心理学者らと共に次々とウソを見破り、事件を解決へと導く。 カル・ライトマン博士(ティム・ロス)は顔、身体、声や話し方を分析して真実を見抜くプロ。肩をすくめたり、手のひらを広げて見せたり、下唇を上げる動作は、ライトマンにとって嘘のサインなのだ。表情やしぐさを分析すれば、憤慨・性的感情・嫉妬など様々な感情が読み取れる。 表情や無意識の動作を観察して嘘を見破るだけでなく、なぜ嘘をついているかを見抜くことができる科学者ライトマンは、世界的に有名なエキスパート。 彼はその嘘を見破る能力を使って、ライトマン・グループを設立。心理学者等の優秀な人材を集め、FBIや国防総省からの依頼による様々な事件を解決していく。 しかし、家族や友人達が、まるで犯罪者や他人のようにためらいなく嘘をつく世界で、ライトマンにとってこの能力は、有り難くも、呪うべきものでもあった。 (FOXチャンネル公式HPより) という、なかなかユニークな視点のドラマなのですが、ドラマ「24」の製作スタッフが作っているだけあってスピーディーでスリリングな感じです。そして主演のライトマン博士を演じるのは「海の上のピアニスト」や「パルプ・フィクション」のあの名優、ティム・ロスです。ハリウッドの名女優、グレン・クローズも面白い犯罪ドラマシリーズの主演をやってますし(これも今度紹介します)、海外ドラマは奥が深い、深い。でも口元や目元を見ただけで「嘘をついているかどうか瞬時に見抜く」ダンナサマと結婚するのはちょっと怖いですねFOXチャンネルの紹介HPはコチラ第一話が今ならタダで視聴できます。コチラをどうぞ
2010年04月27日
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「新参者 第2回」峯子(原田美枝子)が殺害された事件で刑事の加賀(阿部寛)は現場に残された「人形焼き」に捜査の焦点を絞る。人形焼きの容器に残されていた指紋は3種類で、二つは品物を売った店の店員と被害者のもの。残る一つは犯人のものなのか。事件当日に遺留品と同じ店で同じ詰め合わせセットを買ったのは、おかみの頼子(夏川結衣)が切り盛りしている日本料理店の板前見習の修平(石黒英雄)だった。加賀と松宮(溝端淳平)は頼子の店を訪れる。修平は買った人形焼きは全部自分が食べたと事件との関係を否定するが、加賀は修平の指紋のついた缶コーヒーを持ち帰ることに成功する。しかし、遺留品の指紋は修平のものではなかった。加賀は頼子の夫で、店主の枝川(寺島進)に目を向ける。 誰にでも 人には言えない 秘密がある今回は「わさび」が売りの日本料理店の女将さんと、ぐーたら旦那とのお話。わさびの入った人形焼をキーワードに、愛人の子供が自分の子ではないのにだまされた振りをして可愛がるぐーたら旦那と、総てを知りながら知らない振りを続けてきたけど、つい「いたずら心」が出てしまった女将さんと、それをかばおうとして嘘をつく板前見習いの少年。 そして、今日のエピソードが終わった後に、前回同様現れた峯子の息子(「ゲゲゲの女房」の向井理さん) ・・・そしてなんと彼は、加賀の後輩、タウン誌記者の亜美(黒木メイサちゃん)と暮らしているようで??原作知らないので、どういうふうに話が展開していくのかよく分かりませんが、毎回のゲストのお話が真ん中で語られ(加賀さんが解決し)つつ、全話を通して峯子さん殺人事件の話が絡んでくるんでしょうね。 それからこのドラマ、食べ物が美味しそうでおなかがすいてきます。前回、今回と出てきた人形焼き(わさび入りはちょっと・・・だけど)、それから料亭のメニューで出てきたわさびの乗った美味しそーなステーキとかお刺身とか。次回も食べ物出てくるのかな―。 ところで阿部さんと寺島さん、キャラは全然違うけどどちらも濃いめの外人顔、兄弟役をしたら面白いかもーと思ったのは私だけ?(グータラ兄貴と真面目学者肌の弟、とか) 新参者
2010年04月25日
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「龍馬伝 怪物 容堂」 勝(武田鉄矢)の弟子となった龍馬(福山雅治)は、万次郎(トータス松本)からアメリカの大統領制について話を聞く。勝は龍馬と一緒に人材を集めて海軍塾を開き、日本の海軍をつくろうと計画。千葉道場に戻った龍馬は、佐那(貫地谷しほり)と重太郎(渡辺いっけい)に自分の生きる道を見つけたと話す。そのころ京に戻った半平太(大森南朋)は、慶喜(田中哲司)が京へ来た時に会えるよう身分を引き上げてほしいと三条卿(池内万作)に訴える。一方、勝は龍馬を連れて各藩の屋敷を訪ね、海軍塾への人材提供を頼んでいた。土佐藩の前藩主、容堂(近藤正臣)の屋敷を訪れた勝は土佐藩を脱藩した者の罪を許してほしいと話す。同じころ、弥太郎(香川照之)は材木を仕入れてひともうけをしようとしていた。そんな中、神戸に海軍塾をつくることになった龍馬は、千葉家に別れのあいさつに行く。 登場人物ごとに次々とエピソードが展開するのはまるでオムニバス形式のようです。このドラマの特徴でもありますね。 ・龍馬、千葉道場ファミリー (勝さんとジョン万次郎も)本当にやりたかったこと、付いて行きたい師が見つかって、大喜びで頑張る龍馬。(勝先生に容堂のところに連れていかれてビビっていましたが・・・)龍馬が江戸を発ち、大阪と神戸に行くのでもう江戸には戻らないと聞いて驚く千葉兄妹。佐那ちゃんはそれでも目に涙を浮かべて、龍馬のために美味しいごはんを作ろうとしますが・・・。兄ちゃんは龍馬との別れ際にもう一度、妹のためにもう一度江戸にもどってきてほしいといいますが、千葉先生と佐那ちゃんは、龍馬が旅立つことを認めたのでした。最後にひと試合する、龍馬と佐那。9年も龍馬を待っていたという佐那ちゃん。今度こそ失恋決定のようです(史実では、亡くなるまで「江戸での龍馬の妻」と名乗っていたという説もありますが) ・弥太郎さん 相変わらず汚いカッコでいきなり坂本家に現れ、「わしは親友じゃから(竹馬の友とも言ってた)龍馬の事ならなんぼでも×4(リピートしすぎ)話してやる」と言いだし、なんとお金を貸してくれと謎の商売話を持ちかける弥太郎。(この弥太郎のテーマ曲がトルコの行進曲のような、ラヴェルの「ボレロ」のようなおもろい曲です) という感じで、龍馬、弥太郎、坂本家・・・のエピソードは平和と言えば平和なのですが、やはりダークサイド担当、武市半平太近辺は穏やかではないようで。 ・武市、以蔵、容堂武市は相変わらず出世街道をまっしぐら、そして自分は優雅に絵を描いているのに、以蔵には相変わらず人切り稼業をさせています。そして今回のダークサイドで一番注目なのは、大殿様の容堂さんです。武市半平太のことを、「下士は犬猫同様。下士の分際で虫唾が走る。吉田東洋を闇討ちにした彼の事を許さない」とほほ笑む容堂は恐ろしいですねー。ところがその時、上士に取り立てられるとのお達しを受けた(容堂の承認で)と聞いて尾お殿様(容堂)への感謝で涙にむせぶ武市。でも容堂はつぶやくのです。武市、上り坂もここまでじゃ・・・武市のために人切りを続け、自分が切られる悪夢にうなされる以蔵、お殿様=容堂のためにと陰の悪事を続ける(でも奥さんには優しいのにね)武市、そして、そんな武市を下士=犬猫=虫唾が走る、とバッサリ切り捨て、吉田東洋を暗殺した彼を実は憎み切っている容堂。なんだか皮肉なトライアングルです。 近藤正臣さん演じる容堂さん、田中泯さん演じる吉田東洋以来の迫力です。こわーい!!!!(でも東洋さんには妙な色気があったように思いますがこちらの雰囲気はまさに悪代官の大親分という感じ・・・)
2010年04月25日
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東野圭吾原作「新参者 第一回」東京の日本橋・人形町にある日本橋署に赴任してきた”新参者”刑事の加賀(阿部寛)。彼の着任間もなく殺人事件が発生する。被害者は峯子(原田美枝子)という女性で、2カ月前に越してきたばかりの新参者だった。警視庁捜査1課の小嶋(木村祐一)、上杉(泉谷しげる)、松宮(溝端淳平)と共に事件を担当することになった加賀は、犯行現場で一枚の名刺を見つける。名刺には生命保険会社に勤める田倉(香川照之)の顔写真があった。数日後、加賀は取り調べで田倉の供述に、ある”ズレ”が生じていることを指摘し、田倉には犯行時刻にアリバイがないことが分かる。(msnテレビ欄より)面白いお話ですね、コレ!もちろん原作が東野さんだからなんでしょうけど。キャストがものすごく贅沢(主役級の俳優さんが目白押し。あまりにも凄いラインナップなので、列挙できないくらい)、中でも主人公の阿部さん演じる加賀刑事がものすごく変でカッコイイ!それから1時間前には幕末の弥太郎さんを演じていた香川照之さんが、今度は保険会社の営業マン田倉役で、前半は「え?犯人?」って言う感じだったのだけど…こんな結末だったとは、知りませんでしたー(田倉さんもいい人だったと知ってほっとしました) 人形町を舞台に、人情味あふれる人たちと、「憎まれ役」を演じながら事件を解決する加賀刑事の、一風変わったディテクティブストーリー。。。なのかな?お煎餅と人形焼きが無性に食べたくなっちゃいましたそれに、峯子さんを殺した犯人もまだ分からないですしね(これをテーマに、毎回いろんな人間模様が展開するのかもしれませんね)これからも楽しみです! が、今回は拡大版だったけど、これから正味50分弱の毎回、これだけの人数のキャストがさばききれるのかなーと妙な心配をする私なのでした。 原作未読です。ドラマを見終わったら読んでみようかな新参者
2010年04月18日
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「龍馬伝 勝麟太郎」 土佐を脱藩した龍馬(福山雅治)が江戸の千葉道場に現れた。佐那(貫地谷しほり)は彼が再びやって来ることをいちずに待ち続けていた。佐那の兄、重太郎(渡辺いっけい)も龍馬が戻ってきたことを喜ぶ。だが龍馬は、軍艦奉行並の勝(武田鉄矢)に会うために江戸に来たのだった。重太郎と龍馬は前越前藩主の春嶽(夏八木勲)に会い、勝への紹介状を書いてもらうことに成功。赤坂にある勝の屋敷を訪れるが、龍馬の前に現れたのは幼なじみの長次郎(大泉洋)だった。長次郎は、日本のために役に立ちたいという志を抱いて江戸に出てきたらしい。勝は、弟子になりたいという龍馬の申し出を拒む。一方、三条(池内万作)を警護して江戸に来た半平太(大森南朋)は岡田(佐藤健)と平井(宮迫博之)を連れて勝の屋敷を訪れる。半平太は、事と次第によっては開国派の勝を切り捨てる覚悟でいた。 msnテレビ欄より 前半の感想は、とにかく佐那ちゃんがかわいそーって言う感じでした。いきなり現れた龍馬にびっくりしながらも、お稽古偽から娘らしい着物に着替えて鏡を見てる佐那ちゃん。兄の重太郎まで「(龍馬は)おまえに会いに来た」なんて、恋心をあおるようなことを言っちゃうし。でも龍馬が千葉道場を訪ねてきたのは、勝麟太郎に会うために、千葉定吉にお願い事をするためだったのでした。それなのに、前越前藩主の春嶽に会いに行けることになった龍馬に、坂本家の家紋入りの立派な紋付き袴を作ってあげるなんて、健気です今回もう一人目立っていたのは、お久しぶりの出演者の饅頭屋のせがれ、長次郎。龍馬が会いに行った勝先生のところにすでに弟子入りしていた彼。なんと彼が江戸に出ようと思う気になったのは、弥太郎が江戸のことを褒めまくった(っていうか自慢???)からだったのでした。さてそんな彼、勝に会いに来た半平太に「饅頭屋のせがれが」と吐き捨てるように言われた時に、言い返します。武市さんがそういうことを言うようになったとは私にも志(こころざし)がありますきに!久しぶりの登場ですが、これからの活躍が楽しみですね。それにしてもますます悪人顔が板についてきた半平太。っていうか半平太を演じる大森さんの演技力に加えて、彼の眼が三白眼(黒目に対しての白目の比率が大きい)なのも迫力を増しているのかもしれません。そして一度は勝先生の門下生面接(?)に「不合格」だった龍馬は、半平太の漏らした一言で、再試験(本人は知らないけど)面接を受けることになっちゃいました。最初に会った時は緊張してろくに話せなかった龍馬ですが、今度は自分の言葉で、「異国と張り合えるだけの文明を手に入れられれば、戦わなくても攘夷を成し遂げることが出来る」という考えを熱く語ります。そしてその考えは勝の信念と全く同じだったということで、再試験合格! 弟子入りおめでとう!よかったね 日本の黒船=咸臨丸を見て、乗船して、そしてクルーが全員日本人なのを見て大感激、大喜びの龍馬。初めて黒船を見たときに「うおーっ!」と絶叫しまくっていた時の龍馬と同じでした。見てるほうも楽しくなってきましたよ。ひょうひょうとした勝さんを演じる武田鉄也さんの「あんぽんたん!」発言には笑わせていただきました【龍馬伝】龍馬伝 ガイドブック 前編
2010年04月18日
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「龍馬伝 ふたりの京」龍馬(福山雅治)は大坂をたち、三条家に仕える加尾(広末涼子)がいる京へ向かっていた。一方、半平太(大森南朋)も藩主の豊範(染谷翔太)と共に京に入っていた。半平太は公家の尊王攘夷(じょうい)派である三条(池内万作)に会い、徳川幕府に攘夷を実行させるためにみかどの勅命を持って江戸に乗り込むことを提案する。半平太と一緒に京へ入った収二郎(宮迫博之)は、妹の加尾と久しぶりに対面。収二郎は、龍馬が半平太を裏切り土佐藩を脱藩したことを加尾に教える。そのころ岡田(佐藤健)は土佐勤王党のために「天誅(てんちゅう)」と称して開国派の人々を暗殺していた。そんな折、龍馬は加尾を訪問。加尾は兄の忠告を聞かず、龍馬と一夜を過ごす。同じころ、土佐に戻った弥太郎(香川照之)は農民のような生活を送っていた。京の龍馬は、岡田が殺人に手を染めていることに気付く。(MSNテレビ欄より)土佐藩の幼なじみたちが期せずして同じ京の都に集まりました。ある者は顔を合わせることなく、ある者は久しぶりの再会を喜び、そしてお互いが変わったことを寂しい気持ちで認め合い…。兄の収二郎から龍馬が脱藩したと聞かされてショックを受けた加尾は、会いに来た龍馬を一度は拒絶しますが、すぐに彼の後を追いかけます。京で洗練されたレディになった加尾ちゃんは、見かけだけでなく中身も凛とした素敵な女性になっていました。そんな加尾と龍馬が一夜を過ごしている頃、以蔵はますますダークサイドに落ち、人を斬ることにも慣れてきてしまい、自分のしていることが半平太を喜ばせているのだと、かえって自信をつけてきているようです(困ったもんだ)。しかも半平太は収一郎に「(以蔵は)使える」だなんておなかの底から真っ黒な発言を。。。その半平太のほうは、下士とは思えないほどの出世街道をますます登りつめていってます。 半平太にいいように利用されてるそんな以蔵も、龍馬を見つけて飛びついた時には仔犬のようにはしゃいでて可愛かったのになーこれからますますダークサイドに落ちていくのですね。。再会を喜び合う龍馬、加尾、以蔵。龍馬と加尾は以蔵が人斬りをしているらしいと察知します。でもそれ以上の真実を話そうとする以蔵を止めて、話を聞こうとしない龍馬。龍馬はあんなお人だったかな、こんなに気が楽になったのは久しぶりだと、とてもすがすがしい笑顔で加尾に別れを告げた以蔵でしたが、やはり彼はダースベーダー、もとい半平太への忠誠心をなくすことなど出来ないようです。 そして、加尾と龍馬の本当の別れがやってきました。加尾は、本当に聡明な女性です。龍馬のことを愛して再会を喜んだものの、龍馬は大きな事をやり遂げるためにこの世に生まれてきたのだと、彼の背中を押すのでした。龍馬が探している、「喧嘩をしなくて日本を変える方法を教えてくれる人」の名前を教えてくれた加尾(史実とは違うらしいですけどね)日本の事を真剣に考えている数少ない幕閣の一人として教えてくれたその名前は勝 麟太郎。そして龍馬は再び江戸に戻り、勝 麟太郎との出会いを果たすようですね(佐那にも会うみたい・・・)。しかも次回は黒船に乗っちゃうみたいです。いよいよ、彼の本当の冒険が始まるようですね。 おっとー、忘れちゃいけないのがほのぼの担当(?)弥太郎さん。またまた汚いカッコに逆戻りで農民になっちゃってます。そんな自分の身の上を「上がったり下がったり」と嘆く弥太郎ですが、奥さんはしっかり者です、「食べられるだけで幸せ」だって。そんな立派なお嫁さんに「どうしてうちに来てくれたんじゃ?」と頭をひねる家族たち(笑)。まあ、いつかこのご夫婦もお金持ちの暮らしが出来るようになるはず?ですので。 【送料無料選択可!】【試聴できます!】NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1 / TVサントラ (音楽: 佐藤直紀)
2010年04月11日
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ミュージカル「レベッカ」於帝国劇場 を観てきました!脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ音楽:シルヴェスター・リーヴァイ原作:ダフネ・デュ・モーリア演出:山田和也公式ホームページはこちら<キャスト>「わたし」(主人公) 大塚ちひろマキシム(「わたし」を後妻に迎えるコーンウォールの上流階級の資産家) 山口祐一郎ダンヴァース夫人(マキシムの所有する館「マンダレイ」の家政婦長) 涼風真世/シルヴィア・グラブ(ダブルキャスト)ヴァン・ホッパー夫人(「わたし」がコンパニオンをしていた時の雇い人のアメリカ婦人) 寿 ひずるフランク(「マンダレイ」の管理人でマキシムの親友) 石川 禅ファヴェル(マキシムの前妻レベッカのいとこ) 吉野圭吾ベアトリス(マキシムの姉で「わたし」を快く義妹として迎え入れる) 伊東弘美ベン(マンダレイの海辺をうろつく「病院に入れられることを怖がっている」青年。レベッカの謎の何かを目撃したらしい) TEKKAN<ストーリー>(リーフレットより) イギリスのマンダレイに広大な土地と邸宅を所有する上流紳士マキシムと「わたし」は、モンテカルロで偶然出会う。 「わたし」はヴァン・ホッパー夫人の付き人兼話し相手。住む世界が違うはずの二人ではあったが、 マキシムは「わたし」を見染め、後妻として迎え入れる。マキシムの邸宅に着いた「わたし」は、家政婦頭のダンヴァース夫人の敵意に満ちた、冷酷な視線の洗礼を受ける。屋敷の皆が「わたし」を、先妻のレベッカと比べている。マンダレイは亡き女主人レベッカの陰にいまだに支配されていた。 広大な敷地の管理人でありマキシムの親友フランクや、マキシムの姉ベアトリス、その夫ジャイルズ、郡の保安官ジュリアン大佐「わし」を温かく迎えはするものの、やはりレベッカと比較している。 ダンヴァース夫人は先妻レベッカをいまだに崇拝していた。レベッカはこの世のものとも思えないほど美しく、聡明だったのだ。浜辺に住みつくベンだけは、明らかにレベッカよりも「わたし」に好意を持っている。不敵な笑みを浮かべるレベッカの従兄弟ファヴェルは、何かとマキシムの不在中にダンヴァース夫人に会いに来ていた。 しばらくして「わたし」主催の舞踏パーティーがマンダレイで開かれることになった。「わたし」はダンヴァース夫人のアイディアを元に、邸内に飾られている貴婦人の絵を元に、衣裳を作ることにする。パーティー当日、「わたし」がドレスに身を包んで現れた時、マキシムや招待客は凍りつく。マキシムは激昂し、ドレスを脱ぐように「わたし」に命じる。そのドレスは、レベッカが亡くなる前に作った、舞踏会用のドレスと同じだったのだ。「わたし」はマキシムが一人で抱えている苦悩を感じていたが、ダンヴァース夫人の言葉に翻弄されて自分を見失いかけていた。そんなある日、一隻の船が座礁する…。 さて私はこの「レベッカ」の原作本は何度も読んでいるし、ヒッチコックの映画化版DVDも持ってるくらい「レベッカ」が好きなので、かなり観る目はシビアだったかと思いますが、良くできていたと思いますよ。このお話はミステリー仕立てで、英国の古い屋敷にたちこめる前妻の影におびえる若い後妻と、前妻の死の謎・・・という展開なので決して明るいお話ではなく、ミュージカルもはじけるようなタイプではないのですが、映画版を踏襲したような物語展開でとても良く雰囲気が出ていて楽しめました。主人公の「わたし」は原作でも物語の語り手(名前もありません)、内気で可愛い女の子、というイメージなのですが、「わたし」役の大塚さん、ぴったりでした。最初のオドオドとダンヴァース夫人にいじめられている子供っぽい役柄から、事件に巻き込まれて夫を守ろうとする大人の女性に成長していくところが演じられていたかと夫のマキシム役の山口祐一郎さんは、うーん、歌い方、変えたんでしょうか?以前聞いたときと歌い方が違ってきたような気がしました。まあ、シルヴェスター・リーヴァイさんのメロディラインは歌いにくいかと思いますが。それと背が高くてピシッとされてるのに歌うときに腰と足を低めに曲げてるところもなんだか不思議な感じがしたのでした。でも、マキシム役にはとても合っていらしたと思います。そして影の主役、このストーリー全体を黒いヴェールで支配するダンヴァース夫人役、私が観た時は涼風真世さんだったのですが、迫力のある歌で、出てきただけで凄みがあってお見事でした。映画版のダンヴァース夫人は迫力があったのですが、原作に出てきたような背の高い美人、という感じではなかったので、背が高くてお綺麗な涼風さんのダンヴァース夫人は原作にもとても忠実なキャスティングだったと思いますそれと映画や原作ではヤなおばさん(笑)で終わっていたヴァン・ホッパー夫人は、ミュージカルでは「わたし」にちゃっかりパーティに招かれて、美味しい役どころでしたね。寿ひずるさんの歌もとても迫力があって、全体的に暗いトーンのこのお話の中ではギャグ担当なのかな、楽しかったです。 というわけで結構楽しめたミュージカルでした。星は☆☆☆☆(4つ)です! 映画DVDも今ではワンコインで楽しめます。古い映画ですが、ジョーン・フォンティーン(「わたし」役)とローレンス・オリヴィエ(マキシム役)がドハマリで、さすがヒッチコック、超一級の娯楽作品です。 レベッカ [CLASSIC MOVIES COLLECTION] / 洋画
2010年04月10日
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「龍馬伝」 第二部「お尋ね者龍馬」 龍馬(福山雅治)は土佐を脱藩し、姿を消す。そのころ土佐藩では、東洋(田中泯)を暗殺した半平太(大森南朋)が藩の保守派と手を組み、藩主の豊範(染谷将太)が京へ行けるよう算段をしていた。一方、象二郎(青木崇高)は姿を消した龍馬が東洋暗殺の実行犯とにらみ、弥太郎(香川照之)と井上(金山一彦)に龍馬の捕縛を命じる。弥太郎は妻の喜勢(マイコ)を土佐に残し、井上と共に大坂に向かう。さらに半平太も勤王党の収二郎(宮迫博之)、岡田(佐藤健)らと共に大坂に入る。同じころ、大坂の飲食店では沢村(要潤)が溝渕(ピエール瀧)と脱藩した後の龍馬の足取りについて語り合っていた。沢村と龍馬は一緒に脱藩したが、下関で二人は別れたのだった。そんな中、弥太郎と井上は半平太が龍馬をかくまっているのではないかと疑い、大坂で龍馬を捜す。そこへ、龍馬がふらりと現れる。 お話の最初に出てきたのは明治15年、既に三菱財閥の基盤を築きあげつつある岩崎弥太郎。羽振りの良い身なりと、派手な芸者遊びに豪華な食事。そんな彼が、記者からの頼みで龍馬の回想を始めます・・・。吉田東洋が暗殺され、龍馬が脱藩して行方がわからなくなってからの、その後のお話。 弥太郎は龍馬を探しに大阪へ。その大阪で、食べ物屋の屋台に現れた龍馬と弥太郎の再会。龍馬はすっかりワイルドで自由、なんとなくつかみどころのない、みんなのイメージするような坂本龍馬になっていました。弥太郎も、こう言ってますね。「別世界におるような凄みのある男に変わっちょった」また、龍馬は半平太にも再会します。半平太は東洋の死後、藩の保守派と手を組んで勢力を固めており、藩主が京に上るバックアップをしていましたが、藩主がハシカにかかってせいで大阪で足止めを食っていたのです。半平太によると、権平兄さんの知恵と、あとは半平太の口添えで、龍馬の家はお取りつぶしにならずに済んだみたいですね・・・。そして純真で半平太をひたすら敬愛していた岡田以蔵は、半平太に利用されて?東洋暗殺の罪を被り、ダークサイドへ落ちていくようですね・・・。東洋暗殺を企てたのは自分だと名乗りをあげ、更に暗殺者を追跡している土佐からの追手を自分が始末すると言いだした以蔵。涙を流す純情な彼を抱きしめながら空を見つめる半平太の眼には何が映っていたのか・・・(これは、フィクションなのでしょうか?)。私的には、このドラマは、もしかすると歴史上の人物をモティーフとして、フィクションも取り混ぜた物語なのかな、と思って観ています。この人物は、もしかしたらこんな考え方で動いていたのかもしれないし、そうじゃないかもしれないですけどね。「人斬り以蔵」誕生のいきさつは、そういう意味では痛々しいものがありました。翌日、死体が発見され、人々が騒いでいるところに龍馬も通りかかります。そして弥太郎の語りが流れます。龍馬は察したはずじゃ。武市の仕業じゃと。武市はもう別世界の人間になってしもうたがじゃと。 次回、龍馬は京で加尾と再会するようです。龍馬も、半平太も、以蔵も変わってしまいました。一番変わっていないのは弥太郎かもしれないですね。龍馬を切れずに大阪から土佐へ戻った彼が、しっかり者の奥さんの膝にしがみついてオイオイ泣くへたれっぷりにちょっとほっとしたのでした 【送料無料選択可!】【試聴できます!】NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1 / TVサントラ (音楽: 佐藤直紀)
2010年04月04日
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私好みのドラマにお目にかかりました 「Glee」というのは英語で、「合唱団」の意味。日本でも「グリークラブ=合唱団(クラブ)」という意味で使われています。だから、普通に直立不動の姿勢で歌う合唱チームの話かなと思ったら、アメリカのハイスクールでは歌って踊って派手派手なんですね。そう、あの「ハイスクール・ミュージカル」みたいなノリでした。 アメリカのとある地方のハイスクール、マッキンリー高校。ここのグリークラブは顧問の先生がクビになり、しかも弱小クラブだったので絶滅寸前の危機にあった。そこへ新顧問の名乗りをあげたのは、スペイン教師のウィルことシュー先生。高校の花形クラブであるチアリーダー部やアメフト部と比べて全くの「負け犬」部に対して学校は維持費さえ払ってくれず、先生が月60ドル自腹で払うはめに・・・。シュー先生は新部員募集の紙を貼り出したが、そこにサインナップしてきた生徒たちは歌は上手いけど、ダサくてさえない生徒ばかり。そんな中でゲイカップルの父二人と暮らす、歌もダンスも上手いしチャーミングなのにいじめられっ子のレイチェルの才能にひときわ感心するシュー先生。でも、レイチェルの相手役を務められるようなイケメンの主役を張れる男子部員はゼロ。そんなある日、シュー先生は偶然、アメフト部のクォーターバック、ルックスの良いスター選手のフィンに歌の才能があることを発見、あの手この手(かなり卑怯な手?)を使ってフィンをグリークラブとアメフト部のかけもち部員にさせることに成功するのだが・・・。 登場人物がみんな妙なアンテナ立ってます。変人揃い(笑)。主役は多分シュー先生なのでしょう、彼は一番まともなキャラですが、ハンサムで熱血教師なのにカードを使いすぎてる美人の奥さんにちょっと振り回されてるようで、一話の最後では、自分の気持ちに嘘をついて、奥さんのために教師の職とクラブ顧問を辞めようとします。まあ、そこで彼の気持ちを変えるものは・・・・・・なのですけどね。可愛くて歌もダンスも上手いけどいじめられっ子で家に帰ると毎日自分が歌う映像をアップロード(You ○ubeらしい)しているやや自信過剰のレイチェル。シングルマザーの母親のために完璧男子を目指すことに決め、好きな歌ではなくアメフト部で活躍する、一見勝ち組だけど実は葛藤しているフィン。既婚者のシュー先生に片思いしている、美人だけど潔癖すぎてなんでもウェットティッシュ―で拭いている先生だとか、その先生に恋しているアメフト部顧問の野獣系教師(役名がケン・タナカなんですが、どう見ても日系に見えない・・・)。こういうお話にはお約束ですが、ダメダメ部員がだんだん素敵なパフォーマンスが出来るようになっていく過程がまた、見ものです。ただ一つ、ちょっと気になったのが、部員の一人、車椅子の男の子に対する扱われ方なんですが、いじめ方とかに「ええー?」って思ったのですが、それはフィンが男気を発揮するチャンスになったわけでちょっとほっとしました。その彼も一話の最後にはリハーサルの舞台でばっちりパフォーマンスしていますよ。この愛すべき負け犬くんたち、州大会優勝校のパフォーマンスを見に行った時は全員そろって口を「あんぐり」させていましたが、これからそれにじわじわ近付いて(いくんですよね???)行くまでの展開が楽しみです 作品説明歌とダンスを通して成長していく、今までにない最高に楽しい、青春感動系ミュージック・ドラマ!マッキンリー高校の合唱部(グリークラブ)はかつての輝きを失い、ただの負け犬たちの集まりのようになっていた...。そんな中、熱血教師ウィルは部を再び栄光をもたらそうと立ちあがる。サントラも最高にPOP!2010年ゴールデングローブ賞受賞。第1話:「新生グリー誕生」キャスト&スタッフマシュー・ モリソン(ウィル・ シュースター)ジェーン・ リンチ(スー・ シルベスター) コーリー・モンテース(フィン・ ハドソン) リー・ ミシェル(レイチェル ・ベリー)製作総指揮 ライアン・マーフィー 今なら第一話が無料視聴できますよ♪「Glee」紹介ページ(第一話も無料視聴できます)
2010年04月04日
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「龍馬伝 第13話 さらば土佐よ」第一部の最終話です。とうとう龍馬が土佐を出ていきます。象二郎(青木崇高)から龍馬(福山雅治)暗殺の命を受けた弥太郎(香川照之)は、龍馬の茶に毒を入れる。だが龍馬が茶を飲む前に弥太郎は龍馬の湯飲みを払いのける。龍馬は、半平太(大森南朋)が東洋(田中泯)を殺そうとしていることを知り、東洋に会いに行く。東洋は真に土佐藩のことを考えているのは自分の方だと龍馬に語る。龍馬は、東洋は半平太が思うような悪人ではないと悟る。そのころ半平太は、ひそかに刺客を集めていた。一方、勤王党の中には半平太と土佐藩に見切りをつけ、脱藩を考える者たちも出始めていた。沢村(要潤)は龍馬に一緒に脱藩しようと持ち掛ける。龍馬は再び半平太を訪ね、東洋を殺すべきではないと説得。半平太は龍馬の気持ちをくみ、東洋を殺さないと言ってその場を取り繕う。龍馬の心の中には、土佐を飛び出し日本のためになることをしたいという気持ちがわき始めていた。(MSNテレビ欄より) この一話を通して、土佐を捨てるか(脱藩するか)どうするか、悩みに悩んだ龍馬。弥太郎は吉田東洋の命令で(奥さんを守るため仕方なく・・・)龍馬を毒殺しようとします。でも茶店で龍馬が一瞬席を外したところに龍馬の湯のみに毒薬を入れたものの、それを飲もうとした龍馬の手から湯呑を払いのける弥太郎(前回の予告で龍馬が血を吐くシーンはやはり弥太郎の想像だったようですね)。それから、武市に東洋の暗殺を止めるよう説得に行った龍馬と武市の、おそらく最後となるであろう話し合い。吉田さんを殺したら ワシの知っちゅう武市さんはおらんようになってしまうという龍馬。でも、結局、最後に東洋は暗殺されちゃいましたね。田中泯さんは殺される最後のシーンまで迫力満点でした。武市ーー大馬鹿もんがー!と吠えながら死んでいく東洋。その頃刺客を仕向けた武市は、机に向かって黙々と画筆を走らせます。その横でほっとしているような表情の奥さんが気の毒(だって結局だんなさん、暗殺しちゃったもん。。。)一方龍馬は、自分が脱藩したら坂本家はお取りつぶしになってしまうと悶々としながらも、ついに決意を固めます。ぶらりと立ち寄った、弥太郎の家。ただ顔が見たくなっただけだという龍馬に不審そうな弥太郎。「じゃあの」と言って立ち去る龍馬の笑顔に、何かを感じる弥太郎でした・・・。 脱藩を決意した龍馬の背中を押してくれたのは乙女姉さん、そして家族でした。姉さんが仕立て直してくれた袴、母の作った食料、兄が譲ってくれた家宝の刀。ごめんちゃ!と繰り返し家族に頭を下げ、涙ぐむ龍馬。翌朝、龍馬の姿は坂本家にありませんでした。いつも影の薄かった(ごめんなさい)お兄ちゃん、男になりました。坂本家をお取りつぶしさせないために動くようです。わしらにはわしらの戦い方があるがぜよ! そして龍馬は旅立ちました。ドラマの前半で、龍馬の姪の春猪が毎朝の習慣なんでしょうね、寝ている龍馬を起こしに行って、その後一家全員が(なぜかお嫁に行ってる乙女姉さんも参加率多し。笑)朝ごはんを食べている風景が見られます。でも、龍馬が旅立った朝、春猪がいつものように龍馬を起こしに部屋へ行くと、部屋はきれいに片付いていました。そして、家族が揃った朝食の席には、龍馬の座っていない、でも料理だけが用意されたお膳がぽつりと・・・。私は単純なので、もうこのシーンだけでほろっと来ちゃいましたよ。 次回からは第二部で「お尋ね者龍馬」。おぼっちゃま龍馬は卒業のようで、ちょっと汚くて、はじけてて、豪快に笑う福山龍馬さんの姿は私たちが抱いていた坂本龍馬のイメージに近づいてきたようですね。NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1/佐藤直紀[CD]【返品種別A】
2010年03月28日
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これは1991年製作のアメリカのテレビドラマです。のっぽのサラ「のっぽのサラ」という児童文学を原作にしたテレビドラマシリーズの3作目で、最終話。ケーブルテレビで放映されていたので見てみたのですが(2作までは見たことがあるのですが)やっぱり感動的でした。ケーブルTVのHPはコチラ感動と言っても、じんわりと心が温まってくるような、穏やかで静かなお話です。人と人の心のつながりの素晴らしさが感じられるような。この三部作は、簡単に言うとこんなお話の構成になっています。 「潮風のサラ」20世紀初頭のカンザスに、のっぽであまり美人ではないけれど、心優しくて前向きな女性が遠い東部のメイン州からはるばる旅をしてきた。サラは、カンザスに住む2人の子持ちの男やもめの花嫁募集の記事を見て、その人と何通か文通をしただけで「1か月のお試し期間」を一緒に過ごすためにやってきたのだった。 寡黙で実直な農夫のジェイコブと、当時では珍しい「女だって何でもできるのよ」という自由な考え方を持ったサラと、可愛い女の子アンナと弟のケイレブが、厳しいカンザスの暮らしの中で心を通わせていく様子が描かれます。 「続・潮風のサラ」カンザスを干ばつが襲い、しかも農地が焼けてしまった。水不足で近所の人たちも出て行ってしまう中、ジェイコブはサラと子供たちをサラの生まれ故郷へ一時避難させ、一人で頑張ることに決める。サラの生まれ故郷、メイン州の海岸沿いの美しい家に住むサラのおばさま二人やお兄さん夫婦、近所の温かな人たちと、カンザスより裕福な東部メイン州での暮らしに驚きながらも溶け込んでいく幼い二人のきょうだい。サラも久しぶりの故郷になごんでいますが、遠く離れてみて、ジェイコブの事をどんなに愛しているかわかってくるのでした。そしてジェイコブがとうとう、みんなを迎えに来ました。いつもと違うスーツ姿でビシッと決めて。 「潮風のサラ・冬の終わり」1918年の冬。世界中に第一次世界大戦とインフルエンザが影を落としていた時代。サラとジェイコブが結婚して9年。アンナは看護婦になり、戦争に出かけている恋人(勤める病院のドクターの息子、ジャスティン)がいる。ケイレブはたくましい少年になり、もう一人、サラとジェイコブの間に可愛い女の子キャシーも生まれて幸せなウィッティング一家。そこへ現れたのは、ジェイコブが子供の頃に彼と母を捨てて出て行ったジョン。自分を捨てて出て行った父を憎み続けるジェイコブと、病気で先のないことを自覚し、最後に息子に会いたくてやってきたジョン。やがてサラ、ケイレブはジョンと心を通わせていくのですが、ジェイコブの傷ついた心は父を受け入れようとしません。ジェイコブが父とのもめごとの際に足を折る大けがをし、働くことが出来なくなった息子のために、代わりに農場の仕事を請け負う父。そんな無茶をすれば体がどうなるか分からないのに、つぐないのために誰にも言わず働き始めるジョンの秘密をやがて知ったサラとケイレブ。長く厳しいカンザスの冬を乗り越えて春を迎えるまでの、一家の物語。この三部作は、見終わると、とても幸せな気分になれます。(楽天ではDVDを見つけられなかったのですが、Amazonではアメリカ版のみ販売されているようです)Sarah Plain & Tall Trilogyサラとジェイコブを演じるのは、ハリウッド映画界でも演技派の名優グレン・クローズと、クリストファー・ウォーケン。最近ではアクの強い悪役で活躍してることが多いお二人(グレン・クローズは「101」の変な悪役オバさん、クリストファー・ウォーケンは「バットマン・リターンズ」のペンギンとか)ですが、この素敵なお話の中ではぴったりの役柄を演じています。 原作は、パトリシア・マクラクランの「のっぽのサラ」と「Skylark」「Caleb's Story」(1作目は日本語版が購入可能です。確か2作目も以前は翻訳版が出ていたように思うのですが・・・3作目はアメリカ版のみです。でも、この3作目がとってもいいの(ケイレブの視点で描かれています)ので、翻訳されるといいのになー)。なんとこのドラマの脚本も、原作者のパトリシア・マクラクランが手掛けているようです。児童文学なのでとても簡潔で短いお話なのですが、原作ももちろんお勧めです、大人にもね
2010年03月28日
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Animation版のだめも、これで本当に最終回です。原作にとっても忠実で(多少省略はあっても尺の都合でしょうがないですよね)、音楽がたっぷり聴けて演奏シーンもとても素晴らしかった全11話だったと思います。よかったね ふたりとも ちゃんと分かれて ひとつになった というのだめ+千秋の音楽の師匠で心の父(祖父?)ミルヒーの言葉どおり、ふたりの気持ちがようやくひとつになれたエンディングでした。 イタリアからパリへ(のだめのためなら飛行機でロンドンへもパリへも一人で移動できるようになった千秋、エライ!)戻ってきた千秋はまっすぐアパルトマンへ。アパルトマンへ向かうタクシーの中で、のだめが子供たちと歌っている映像(sent by黒木くん)を繰り返し携帯で見ている千秋。 保育園状態で預かっている子供たちとピアノを弾いて歌っているのだめ。そんなのだめを心配しているアパルトマンの仲間と黒木くん。18世紀みたいに演奏家が作曲家で即興演奏が普通だった時代に比べて、楽譜に忠実に演奏をしなければならない現代はのだめには窮屈だったのかもしれないと、つぶやく黒木くん。 のだめが部屋で子供たちに弾いて聞かせていたのはシューマンの「子供の情景」の「見知らぬ国々」ですね。確かに簡単だけど、とっても可愛くて素敵な曲です。子供の一人が引いてとおねだりしていた「鬼ごっこ」も同じく「子供の情景」の中の一曲です。 次にのだめが「キラキラ星」を弾いている頃、千秋はアパルトマンに到着していました。やっぱり、これでいいんだ。いつまでも無理して辛い道を行かせくてもあいつのピアノだって 一緒にいれば いつだってこうしてオレは聞ける 普通のことだなんの問題もない・・・ ところがのだめ編曲の「キラキラ星」は子供たちに不評、のだめヘタクソ説が子供たちに流れてのだめ株急落!ムキー!とストップ安を図るのだめが弾き出したのは、ベートーベンのソナタ第31番でした。無理して辛い道を歩かせなくてもいいんだ、そう自分に言い聞かせていた千秋ですがそれでもドアの向こうでそのピアノを聴き、その目からはひとすじ涙が流れるのでした。 それでも オレはやっぱり何度でもあいつを あの舞台に連れて行きたいと思うんだこのピアノを聴くたびに ドアを開けた千秋はびっくりしているのだめに言うのでした。 のだめ オレと一緒にコンチェルトやろう! ところがのだめの返事は「イヤです!」コンチェルトはもうミルヒーとやったし、っていうか、あれ以上の演奏、先輩となんか出来るわけない断定かよ!怖いんです自分だってあれ以上に弾ける気がしないのに、一番大事な先輩とのコンチェルトがもしだめだったらと思うと・・・先輩のことも好きじゃいられなくなりそうで(と悩むのだめを囲むホタル・・・笑っちゃいけないんだけど笑っちゃう)おまえヒドイ・・・ほんとうにヒドイ! これまでのだめの転機に頑張って手を差し伸べても、ことごとく拒否されまくっていた千秋。そして毎回「もういい わかった」と言って背中を向けていた彼でしたが、今回の「もういい」は違いました のだめの手を引っ張ってパリの街を駆け抜ける千秋。行った先はニナ・ルッツの家。ニナの顔を見てじんましん状態になっちゃったのだめ・・・(そう、アニメ版では長野の音楽祭のエピソードが取り上げられていたので、のだめはニナが苦手なんですよね)。ニナの二台のピアノを無理やり借りて、千秋に半ば命令されて、モーツァルトの二台のピアノのためのソナタを弾き始めたのだめ、そして千秋。今度こそ オレが引き戻す!そう、日本の音大で、出会ったばかりの二人が初めて一緒にデュエットしたあの曲でした。あの時とはテクニックはもちろん違う、でも二人はやっぱり二人でした。のだめのピアノを聴いているうち、この子(「誰?それ」(笑))が音楽祭で自分が叱りつけた生徒で、しかも「こんなピアノを弾いた学生はいなかった!」と思わせるようなバルトークを弾いた主だったということをようやく知ったニナでした(このエピソードが生かされててよかったですー)。 そしてピアノを弾き終わった後ののだめは、再び千秋にフォーリンラブして飛びつきました。でも最初の時とは違って、突き放さずに、ぎゅっと抱きしめる「一途な」(ニナ談)千秋なのでした。 その後はレギュラーメンバーの楽しい後日談という感じでしたね。のだめはなんとかコンセルヴァトワールに在留決定のようです。ユンロンが中国に帰国したのは寂しいけどまた新しい奇人変人音楽学生が集まってきたアパルトマン、フランクもオタクの底力を発揮して実力開花、RUIのピアノデュエットの相手に選ばれるし千秋とマルレ・オケも、妙なお仕事を引き受けつつも少しずつパワーアップしてきてるようですね。 (子供合唱団の歌ってる「タマネギの歌」が妙に可愛いです)ドイツのコンクールへと向かう黒木くんとターニャは音楽的にも的にもますます接近、ミルヒー(永遠にのだめの最初の男)も、ますます了見が狭くなっていきつつも超能力パワーアップ、遠くからのだめと千秋を見守ってくれてるようです。 何百年も前に記された音符は生まれ育った国も性別も目の色も何もかも違う二人に同じ音を思い描かせるわかり逢えないと思っていた人と たった一音でわかり合えたり 引かれ合ったり それは 千秋先輩とだけじゃなくて 世界中 そんなのがいっぱいあるはずだってわかったから海の向こう岸があると思うとやっぱり人はこぎ出しちゃうんデスよ今も昔も変わらないって千秋だけではなく、のだめも、そのことをようやくわかったみたいですね。 でもこうやって見ると、これはのだめ・千秋二人だけではなくて、他の仲間たちみんなの音楽的・精神的な成長物語だったのかもしれないですね。 これでアニメーション版も終了、あとは映画版と番外編くらいしか、新しい話題はないのかもしれませんが、長い間楽しませていただいて、ありがとうございましたと作者さんにも、ドラマや映画やアニメーション、さまざまな媒体でのだめストーリーを作り上げてくださった皆様にも言いたいです。でもさようならはまだ早いですね、また映画版かコミック版のレビューでお目にかかりたいと思います 『のだめカンタービレ フィナーレ オールシーズンズ ベスト』CDのだめカンタ-ビレ フィナーレ 第1巻
2010年03月27日
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ケーブルテレビで、ハリウッド映画の「アイズ・ワイド・シャット」を放映していたので久しぶりに見てみました。巨匠スタンリー・キューブリックが亡くなる直前、1999年に製作した遺作で、離婚する前のトム・クルーズとニコール・キッドマンが共演したことでも話題になった映画。正直言って、これ、一般受けするような作りの映画ではないと思います(でも結構ヒットしましたよね)。トム・クルーズが出ていても、さすがキューブリック、コテコテのハリウッド映画の雰囲気から抜け出して独特の世界を作っています。お話は・・・NYに住むセレブな夫妻の、特に夫の、妄想に満ちた夜のファンタジックでちょっと支離滅裂なストーリー。 こちらの原作は、1926年にオーストリアの小説家、シュニッツラーが書いた「夢小説」(あるいは「夢がたり」)です。古き良きウィーンの街、真夜中の闇にまぎれたこの街を彷徨う裕福なエリート医師フリドリンが味わう、ミステリアスで官能的な不思議な出来事。実はミステリアスにとらえるのはフリドリンの視点だからというだけ、だったのかもしれませんが、何とも言えない不思議な空間で酔ったような感覚が味わえるお話です。この原作のほうは短編集になっていて、この原題の作品のほかにも、病気で亡くなった人妻を亡くなった後にも恋焦がれる不倫相手の青年の話(だったと思う)とか、結構幻想的で観念的なお話が連なっています。で、キューブリック監督はこのお話を原題NYの医者と妻というセレブカップルのHOTなお話に転換しました。でも、原作に出てくる謎めいた男「ナハティガル(ドイツ語で「ナイチンゲール(夜鳴鳥)」の意味)は、主役の医学部時代の友人で今はピアノ弾きの「ナイチンゲール」という男に変換されていたりと、意外に原作に敬意を払っているようです。 幻想的なでも大人の恋愛譚がかなり過激な現代のオトナのお話に変換されてしまって、原作者はどう思うかな? 特に最後の奥さん(ニコール・キッドマン)のセリフはいっちゃってます。まあ、愛してるわ、って言いたかったんでしょうけどね。それから彼女のスタイル、ほんとにいいですねー(下着姿でも素敵ですわトムさんのほうはもう少し鍛えて筋肉つけようね、って感じ?) 【ポイント10倍】クレカで全国送料無料!!アイズ ワイド シャット 特別版トム・クルーズ夢小説/闇への逃走
2010年03月20日
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Animation版「のだめカンタービレ・フィナーレ Lecon 10」シュトレーゼマン・ロンドンの一流オケとの共演ピアノコンチェルトを大成功させたのだめ。彼女の演奏の映像が世界中にネット配信されて、地球の裏側の懐かしい面々にも届きました。。。もちろんシュトレーゼンマン事務所にも問い合わせが殺到し、鬼畜商売人のエリーゼはウハウハ状態、タコ娘=のだめに無理やり契約書にサインさせ、もう一発コンチェルトをぶちかませとゲキを飛ばしますが、当ののだめは抜け殻のはにわ状態…。そして、携帯に千秋からのコールが入っても答えることも出来ず、携帯を置いて行方不明に。さて、そんなのだめを探しに行こうとするシュトレーゼマンはロンドンのホテルで偶然オクレール先生に会っちゃいます。二人は20年ぶりに再会したようで、オクレール先生はシュトレーゼマンに渋い顔で言います。それより、先日は私の生徒に大変なことをしてくれたそうで。まったくなんてことをしてくれたんですか。あの子はあと少しで本当のピアニストになれたかもしれないのに。本当のって?音楽とともに生きる覚悟を決めることです。何があっても。あの子は音楽が好きでも、基本的にこの業界が嫌いです。しかも彼と共演するという小さな目的のためにここまでやってきた。それでも少しずつ、本当の喜びや楽しさを、多くの作曲家や曲の中から見出すことが出来るようになっていったのに。シュトレーゼマンは自分のことを素敵な親心みたいなもので、のだめにも最高のデビューをさせてやったと必死で言い訳しますが、のだめがいなくなってしまったのは事実…。まったく余計なことをしてくれて。シャルちゃん、ぼくはどうしたらいいのかな?どうもしなくていいです。これが最後、あの子に自分で決めてもらいます。私はそれを待つだけです。この会話の中に、オクレール先生がのだめを本当に大切にしていて、大事に育て上げたいと思ってきたんだという、その本当の親心が感じられますね。ま、ミルヒーも親心はあるんですけど、ね。ミルヒーのほうは、やっぱり突発的な芸術家肌、そしてオクレール先生のほうが(エリーゼの言うように)大人なんでしょうね。さて、今度こそ行方不明ののだめ。のだめは風呂敷に詰め込んだ荷物だけ持って、なぜかエジプトにきていました。ユースホステルかなにか、宿舎で同室になった気のいい中国人の女の子と食料の買い出しに出かけたのだめは、のだめの演奏をネットで聞いたというファンの男の子と出会います。のだめの演奏に涙が出るほど感動したと、目をうるませて熱く語る青年。人をあんな風に感動させられるなんて感動しちゃったという中国人の女の子。のだめは三日月を見上げてつぶやきます。そうでしょ?のだめ、ちゃんとやったもん。ちゃんと正面から向き合ったもん。だからもういいでしょ、神様…。のだめと千秋の間に化学反応が起きる時は、いつも夜空に満月が輝いていたのですが今度は三日月。何かを象徴しているのでしょうか…。一方エリーゼからのだめ失踪の知らせを聞いて悶々とする千秋。弾けないってなんだよ ちゃんと結果を出したのに俺が見失わなければいいと思っていたのに 今はすっかり見失ってる…(そこに現れたのは原作の千秋父ではなく、ミルヒーでした)その後の千秋父が話していた台詞も、千秋と食べる山もりフレンチフライのお相手もミルヒーになってますが、まあ、お話は通じますけどね。ただ、映画版でもアニメ版でも千秋パパが出なかったのは残念ですね。パパとの対面は、千秋が過去のコンプレックスと決別するための、大事な通過儀礼だったわけですから。で、こちらではミルヒーがこのセリフを言ってます(笑)。ぼくと一度やったら最高に気持ち良くて 今さら千秋なんかとしたくないと・・・それとも浮気現場でも見られましたか?(…何の話ですかね、本当)その後TGVでパリに帰国のはずが、寝過してベルギーまで来てしまったのだめ。お金もなくて、ホテルの物置部屋みたいなところに一泊ただどまりさせてもらえることになりますが、お昼に買ったサンドイッチでおなかが変だし(のだめでも???)ベッドにはダニがいるかもしれないし、蚊も飛んでるみたい。。。そんな辛くて最悪ななか、ベッドで千秋のシャツをぎゅっと抱きしめ千秋の名前を呼びながらひとり泣くのだめがせつないですね。ほんとは千秋が大好きなのに、会えないのですよね…。そしてのだめはパリに戻りました。心配していた仲間たち、ターニャ、フランク、黒木くん、ユンロン(ユンロンは心配というよりサインをもらいたがってますが)が質問攻めにしてものだめは目さえ合わせようとせず、黒木くんが預かってきた子供たち、カトリーヌとセルジュのために「もじゃもじゃ組曲」や「おなら体操」を弾き続けてます。そんなのだめの映像をメールですぐに千秋に送った黒木くん、グッジョブ!その映像を見ながら、千秋はつぶやきます。ほんとうは 何度も思ったことがあるあいつにとっては日本にいる人生のほうが幸せだったんじゃないかって苦しみもがく音を聞くたびに今さらかもしれないけど、あいつはもう忘れているかもしれないけどあいつのプロポーズを 受けよう遠く離れていても、お互いのことを痛いほど思い合っているのだめと千秋の心のつぶやきがせつない回でした。さて、次回最終回です。30分弱で最後まで行くのには超スピードかもしれないけど、楽しみにしてますよ。今回もオクレール先生や千秋の、一番大事なセリフをちゃんと出してくれてたからきっと面白い最終回になると思いますのだめカンタービレ フィナーレ オールシーズンズ ベスト/松谷卓[CD]【返品種別A】【21%OFF!】のだめカンタービレ フィナーレ 第1巻(DVD) 【発売日お届け!2010年4月7日発売】
2010年03月20日
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「龍馬伝 第11話 土佐沸騰」龍馬(福山雅治)は、結婚を約束した加尾(広末涼子)が京都に送られてしまうことを知り、落胆する。そんな中、弥太郎(香川照之)が長崎で藩の金を使い込み、解任されて土佐に戻ってきた。一方、江戸では朝廷を無視して開国をした井伊(松井範雄)が水戸浪士たちによって殺されるという「桜田門外の変」が起こる。半平太(大森南朋)は土佐藩を攘夷(じょうい)一色に染め、薩摩藩や長州藩と協力して朝廷を動かし、幕府の開国政策を改めさせようと考える。そのころ、上士が下士を切り殺し、その敵討ちで下士の池田(笠原秀幸)が上士を切り殺す。岡田(佐藤健)らは武市道場に集まり、上士たちと戦おうと気勢を上げる。上士と下士は一触即発の事態となる。龍馬は上士たちが集まる屋敷に単身で乗り込み、上士を説得して事態の収拾を図る。居合わせた東洋(田中泯)は龍馬を見て、ただ者ではないと悟る。(MSNテレビ欄より) ついに「桜田門外の変」が起こってしまいました。しかも土佐も、ほんまーふつふつと沸騰しちゅうなーー(誰???) 今回の龍馬さん、前回からすっかり目つき面ざしが変わってきました。そして下士たち、武市、東洋さんまでもの心を動かす「ただものではない男」としての底力がとうとう見え始めたような。おぼっちゃま龍馬ではなくなってきましたね。 それに比べて綺麗なお姉さんたちにうつつを抜かして借金こさえて解任され、土佐にもどってきてしまった情けない弥太郎さん(また汚くなっちゃった) 武市半平太は前回ですっかり龍馬と袂を別ったかと思ったのですが、やはり時代の流れと二人の際立った力がそれを許さないのでしょうか、なんと龍馬は武市や下士たちが結成した「土佐勤王党」全員から土下座され入党を懇願されることに・・・。一方吉田東洋も、上士と下士の争いを諌めるべく単身で乗り込んできた龍馬の、人並み外れた才覚に注目、上士に引き立ててやるとまで言ってきます。 さあ、「居場所がなくなった」と揺れ動く龍馬はどちらにつくのか? という気を持たせるところで次回に続く。予告では脱藩を匂わせるようなことを言っていた龍馬。彼はどんな道を選ぶのでしょう?そろそろ、ほんわか青春物語ではなくなってきましたね。あ、それからさすが福山さん、本業が歌手だけあって三味線片手の歌もお上手でした―(NHKのサービスかな?)それと、乙女姉さんはお嫁に行った先で結構苦労しているみたいで、実家に帰りすぎ?でも龍馬との語らいは毎回見ていてほっとするシーンですね 送料無料 CD/TVサントラ/NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1/WPCL-10757 【送料無料選択可!】竜馬がゆく DVD-BOX / TVドラマ
2010年03月14日
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レビューを書かないうちにあっという間にLecon 9まで3話も進んでしまいました残りあと2話になっちゃいました。で、この3話の間でお話が進みましたよ。のだめの学校の課題を助けて一緒に「音楽の旅」へ出た千秋。でも、その短い旅は終わりを告げ、二人はまたパリ内近距離別居恋愛状態に。「Lecon 7」では離れ離れになって一人頑張るのだめはオクレール先生に「メグミ」と呼ばれ、脱ベーベに大喜び!一方千秋はRUIの表現しようとするラヴェルのピアノコンチェルトが自分の目指しているものと重なり、胸が高鳴って痛くなる・・・のだめではなく、RUIとそんな気持ちが持てた事実に、なんとなくショックを感じる千秋。千秋とRUIがセッションしていた「Tea for Two(二人でお茶を)」と「I got Rythm!」がとっても素敵でした ガーシュウィン / ラプソディ・イン・ブルー、ピアノ協奏曲、『アイ・ガット・リズム』変奏曲 ティボーデ、オールソップ&ボルティモア響 輸入盤 【CD】あ、テオのギャグ「価格破壊シルヴプレ?」が生かされていたのが嬉しいデス 「Lecon 8」ではいよいよRuiと千秋のラヴェルのピアノコンチェルト本番。自分が目指しているものとは違うはず、と強気(強がり、だけかも)で客席に座ったのだめは、Ruiと千秋の見事な演奏を聴いてショックを受ける・・・。演奏が上手くいって嬉しいものの、のだめがどんな反応するか心配だった千秋。でものだめはこれまでと全く違う反応を。ご機嫌に千秋を迎えて(「それともの、だ、め?」で嬉しそうな顔をする千秋に笑)。戸惑いながらも、のだめがまた自分なりのやり方で乗り越えようとしているのだろうと、のだめを抱きしめる千秋でしたが、翌朝のだめは「先輩、結婚してくだサイ!」と。それをのだめの逃げだと思って軽くかわしながらも、あとで千秋はモンモン。。一方のだめは、目の前に現れたシュトレーゼマンに抱きついて泣きじゃくるのでした。のだめがこんなに真面目に、心から泣いてるシーンはこれが初めてかもしれません。のだめが弾いたベートーヴェンのソナタを聴いて、手を差し伸べるメフィスト・ミルヒー。ファンタジックな魔法陣の上で差し伸べたシュトレーゼマンの手を、無表情につかむのだめ。ここのシーンだけ見ると、ファンタジー映画みたいです。バックに流れる(千秋が監督助手をしているオペラリハでの)「メフィスト」のアリアがオーバーラップして面白いです。それからラヴェルのピアノコンチェルトの成功で、自分の片思いにきっぱり終止符を打ったRUIのすがすがしい泣き顔がかわいかったです。 そして「Lecon 9」ではのだめが行方不明に・・・。千秋へのプロポーズの朝、学校に謎の病欠届を出して以来行方が分からなくなったのだ目。あらゆる人にのだめの行方を電話で尋ねる千秋。懐かしの日本のレギュラー達が出てきて楽しいですヨーコ(のだめ母)は千秋の声を聞くと「ばいーー」と大喜びだし、のだめパパもやっぱり千秋をすっかり息子だと思ってるのね。征子ママものだめのことは「息子の天使」認定してるし、両家の親認定の、本来はハッピーなカップルなのですが、音楽の才能があるがゆえにこーいうこんがらがったことに千秋の心配をよそに、のだめはシュトレーゼマンとロンドンにいました。ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番/アルゲリッチ(マルタ)[CD]【返品種別A】そしていよいよ、のだめがシュトレーゼマンの指揮の下、ロンドンの一流オケと一緒にピアノコンチェルトデビュー!ミルヒー、73歳だったのね・・・。巨匠指揮者が若い秘蔵っ子をいきなり連れてくる、っていうエピソードはとっても古いけど、ヘルベルト・フォン・カラヤンが、いきなり美少女ヴァイオリニストのアンネ・ゾフィー・ムターを連れてきたみたいな感じでしょうか??モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3&5番/ムター(アンネ=ゾフィー)[CD]【返品種別A】 のだめのピアノにはリハーサルの時から、オケもミルヒーも魅せられています。すっかりのだめのお尻の下に敷かれちゃってる巨匠、ミルヒー。オケメンバーものだめのピアノの実力をすぐに認めて興奮しているよう。エリーゼから情報を得てロンドンに駆け付けた千秋。俺が聞かないで誰が聞く! と顔を紅潮させてます。 そして本番(謎のデビューとなる無名のピアニスト、「NODAME」について、エリーゼがプログラムに乗せたスリーサイズ(嘘の)の効果もあって、観客からはいろんなうわさが出ていますが…笑)そしてミルヒーの「◎IGO」風ポーズのポスターがあっちにもこっちにも・・・。 で、本番ですがすごかったです。アニメーションでここまで表現できるなんて!と感心しました。この「フィナーレ」編になってから、ピアノや他の楽器演奏シーン、オケの演奏も、千秋の指揮も、動きがとても美しくてコマも綺麗になったなーと思っていました。RUIのラヴェルのピアノコンチェルトもすごかったし。でもやはり、主役ののだめの本番、これまででも一番の演奏でした。ピアノの鍵盤を滑る指の動きや質感も、日本編の時のちょっとぺらっとした静止画的なシーン(ごめんなさい)とは比べ物にならないほど・・・というわけで大成功だったのだめの演奏。演奏が終わって茫然としているのだめは、薄暗い客席からの割れるような拍手に驚きます。オリバーに促されて、のだめの楽屋を訪れた千秋。でも、のだめは会えない、会いたくないと・・・。多分のだめという特殊な、音楽のために生きてるような女の子にとって、千秋と一緒にピアノコンチェルトを演奏するということは、結婚するとかいうことよりずっとずっと、大好きな人との愛情を確かめることのできる一番大事な出来事だった(とその時までは思ってた)んでしょうね。だから、シュトレーゼマンと演奏し、しかも大成功を収めてそれを千秋に見られちゃったということは・・・自分の中での千秋への裏切りのように思えたのかもしれません。それについては残り2話できっと説明してくれるでしょう 会えないという言葉にショックを受けただろうけど、翌日のイタリアでのリハのため、のだめに会わずに夜行でロンドンを立とうとする千秋は、つぶやきます。もう、元には戻れないような気がする、何もかも・・・。 残りあと2話となりました。フィナーレ版は、原作の良さが損なわれてなくてとてもいい出来だと思うので、最終話まで楽しみにしてます。 映画版後編も来月には上映ですね。こちらのサイトから予告編が見られますよ上野樹里ちゃんのコンチェルト演奏シーンもなかなかすごそうです。のだめカンタービレ・最終楽章予告編(公式HP)【送料無料】【2010年4月26日発売】のだめカンタービレ 第24巻 DVD&CD付き限定版 (講談社)
2010年03月13日
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「龍馬伝 第10話 引きさかれた愛」 龍馬(福山雅治)は江戸で2度目の剣術修行を終え、目録を定吉(里見浩太朗)から授かる。龍馬にひそかに恋心を寄せていた佐那(貫地谷しほり)は思いを打ち明けるが、龍馬は土佐に帰らなくてはならないと返答。土佐に戻った龍馬は加尾(広末涼子)に、剣術道場を開いたら夫婦になってほしいと求婚する。そのころ半平太(大森南朋)は幕府の大老、井伊(松井範雄)が朝廷を無視してアメリカと通商条約を締結したことに憤り、攘夷(じょうい)を行うために土佐藩を動かそうと考えていた。一方、開国派の東洋(田中泯)は象二郎(青木崇高)に命じて弥太郎(香川照之)を監獄から出し、外国との貿易が始まった長崎に派遣。さらに家臣の俸禄(ほうろく)を減らすなど、藩の財政改革を推進する。東洋の改革により、既得権益を失った柴田備後(北見敏之)は半平太を利用しようと考える。このドラマの龍馬像は、例えば私の愛読書の司馬遼太郎さん作「龍馬がゆく」やその他のドラマ・小説とはちょっと違ったとらえ方をしていて(何しろさわやかーーーー)物語の展開も史実どおりなのか異なっているのか良くわかりませんが、とりあえず私はこのドラマを動乱の時代を駆け抜けた青年たちのビルドゥングスロマン(成長物語)と捉えてます。真実かどうかはとにかく、面白いです 2度目の剣術修行を終えて、目録を手に帰郷した龍馬。迎えた家族はいつも通りとってもあったかいですね。乙女姉さんはお医者さんと結婚したようで(なんと温水洋一さんですよ!)、なんだか人妻の恥じらいみたいなものもあって可愛いです。でも姉さんは龍馬に言います「おまんは好きな人と夫婦にならんといかんよ」この姉弟の関係はほんとにかわいいですね。龍馬のお風呂の火を炊いてくれてる姉やんと、湯船につかっている弟とのホンワカした会話。でも姉やん、途中で火をゴウゴウ炊いて、龍馬を地獄風呂の刑にあわわせてる???(笑) 龍馬は姉やんに言われるまでもなく、鬼小町の佐那ちゃんを振って、愛する加尾ちゃんと結婚しようとしていました。龍馬がかんざしのお土産をあげて、加尾ちゃんの髪にさすところなんか、まるで高校生のように初々しい二人だったのですが・・・時代の波が二人を引き裂いてしまいました吉田東洋の改革により失脚した柴田備後へ半平太がアプローチ、その結果、三条実美の兄公睦にお嫁に行った友姫の御付役(という名の女スパイ)の役が加尾ちゃんに。。。一度は龍馬の必死の訴えと、自らのしようとしていることに一瞬の迷いも感じ、加尾を役目から外そうとしてくれた半平太ですが、「今更女を帰るとなったら誰かが腹を切らずには済まされない」とお殿様に言われ、却下。加尾も兄を切腹させるわけにはいかないと、自らの意思で京に上ることを承諾します。 雪の降る中、別れの抱擁をする二人が気の毒でした。・・・これはフィクションなんでしょうか?事実なんでしょうか?どちらにしても「さよなら、初恋」という感じで、淡くて切ないお話でしたね。 一方、吉田東洋の命令で無事獄外へ出て長崎へ向かうことになった弥太郎。顔にはまだちょっと汚れはあるけど小ざっぱりとした身なりで龍馬に憎まれ口を叩きながら意気揚々と長崎に向かって行きましたツッコミ弥太郎と、ひょうひょうとそれをかわす龍馬のコンビは、このお話の中のいい息抜き場面です。今回暗い話が多かっただけにほっとしました。それにしても、弥太郎が獄中で書いた意見書に彼の商才を見抜いたらしい、吉田東洋。彼はやはりただものではありませんね。これで、半平太と弥太郎は全く逆の派閥にそれぞれ属し敵対することになりますね。さて、龍馬はどうするか・・・次回、土佐に嵐が吹き荒れそうです。 NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1/佐藤直紀[CD]【返品種別A】
2010年03月07日
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「龍馬伝 第9話 命の値段」剣術修行のため再び江戸にやって来た龍馬(福山雅治)は、重太郎(渡辺いっけい)や佐那(貫地谷しほり)と再会。龍馬との再会を楽しみにしていた佐那だったが、思わずつれない態度を取ってしまう。一方、一足先に江戸に出ていた半平太(大森南朋)は、桃井道場で塾頭になるほど腕を上げていた。ある日、龍馬は半平太に誘われて居酒屋に行く。そこでは薩摩藩や水戸藩、長州藩の若い藩士たちが、朝廷に働き掛けて徳川幕府の開国方針を改めさせようと話し合っていた。半平太は、土佐藩が攘夷(じょうい)の先頭になるべきだと考える。そんな中、土佐藩の山本(橋本一郎)が佐州屋の懐中時計を拾い、ひそかに金に換えようとしていたことが発覚。半平太は金を不正に得ようとした山本は責任を取って切腹すべきだと断じる。しかし龍馬は切腹する必要などないと言って佐州屋に乗り込み、山本を許すよう説得する。 江戸にもどってきた龍馬にとっても冷たい態度の佐那ちゃん。本当は龍馬のためにお茶・お花・料理を頑張ってたらしいけど、2年4カ月も放っておかれてすっかりむくれてしまったみたいです。でもそんな彼女を後押しするお兄ちゃん、龍馬を酒の席に招待し、佐那ちゃんに料理を出させてわざとらしく腹痛で退場(このシーン、ずっとホラー映画みたいなBGMが流れていて笑ってしまいました。「龍馬に魔の手が!」みたいな感じですかねいやーでも佐那ちゃん可愛いじゃないですかー)その後佐那ちゃんは熱烈なプロポーズを龍馬に仕掛けますが、なんと逃げ出しちゃった龍馬。彼はやはり加尾一筋だったんですねー。 剣の指導をする龍馬を、壁の隅からそっと見守る片思い佐那ちゃんがけなげ・・・ 今回は史実にも残っている山本琢磨の懐中時計事件がメインでした。これも史実のようですが、ようやくここから龍馬の男気が見えてきたような気がします。福山龍馬さんも、琢磨を逃がそうと決意するあたりから目つきが変わってきました。懐中時計を盗んで金に換えようとした山本琢磨をかばって商人に頭を下げ、切腹させられそうな彼を夜明けに逃がした龍馬。おまんはもう土佐には戻れん。でもな、きっと、きっとどこかにおまんの生きる場所があるき。自分の罪を忘れちゃいかんぜよ。だからといって卑屈になっちゃいかん。どうどうと生きろ! でもそのおかげで半平太は上士から責められ、江戸から土佐に戻ることになってしまいました。(でも半平太は琢磨を逃がしたのは龍馬だと告げ口しなかったんですね)荷物をまとめている半平太のもとへやってきた龍馬。山本の命を「目先のこと」と片づける半平太に「そんなことをするのは鬼だ」という龍馬。龍馬は半平太が攘夷という、国を動かす大仕事をしようと心を決めていることを認めたうで、言います。おまんは一輪の花を愛でる心ももっちゅう。鬼は花には目を向けんぜよ。そう言われた半平太は花を切り捨て「わかった風なことを言うな」と。「旅のご無事をお祈りします」と頭を下げて立ち去る龍馬。これで幼なじみの親友同士はとうとう訣別したのですね。 一方、獄中暮らしでますます汚い(ほんとに・・・ )弥太郎さんは、新入りの牢仲間から意外なヒントをもらって目からうろこのようです。これまで自分は学問で身を立てようとばかり思っていたけれど、商売(ビジネス)という方法があるではないかと・・・。未来の財閥さんの誕生の瞬間かもしれないですね(まだ全然汚いけど) 次回は龍馬と加尾ちゃんの「ロミオとジュリエット」のようなお話の展開になりそうです ところで山本琢磨って新潟に逃げたところで前島密(ひそか)の勧めで函館に渡り、その後ロシア正教のニコライ神父と出会い、クリスチャンになって刀を捨てて日本人初の司祭になったんですね。あのお茶の水のニコライ堂にもかかわってたなんて驚きです。この時代、波乱万丈の人生を送った人が多いんですねー 京都フリープランに使えるぜよ!【ガイドブック】龍馬伝 京都幕末地図本 ドラマの途中で流れるBGMの中で、マーラーの「アダ―ジェット」やバーバーの「弦楽のためのアダージョ」みたいな雰囲気の素敵な旋律の曲が最近気になっています【送料無料】感動のあのメロディーは、天才:佐藤直紀!必聴の1枚。 NHK大河ドラマ龍馬伝Vol.1オリジナル・サウンドトラック (CD)/布袋寅泰
2010年02月28日
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「龍馬伝」 第8話 「弥太郎の涙」 父の葬儀を終え、あいさつ回りのために出掛けた龍馬(福山雅治)は、弥太郎(香川照之)の父の弥次郎(蟹江敬三)が複数の男性に殴られているところを目撃する。弥次郎は、庄屋と水の配分について争っていたのだった。江戸で学問修業をしていた弥太郎は、父親がけがをしたという知らせを受けて土佐に急いで帰ってくる。弥太郎は庄屋や奉行所に抗議に行くが、行く先々で龍馬がすでに奉行所の不公正な判断に異議を申し立てていることを知る。しかし下級武士の龍馬と弥太郎には、奉行所の判断を変えることはできなかった。一方、半平太(大森南朋)は以蔵(佐藤健)や収二郎(宮迫博之)と一緒に剣術修行のため江戸へ出発。収二郎は妹の加尾(広末涼子)に、龍馬には近づくなとくぎを刺す。そんな中、弥太郎と龍馬は土佐藩の実力者である東洋(田中泯)に面会を求めるが、追い返される。 弥次郎パパが瀕死の重傷を負ったと知らせを受けて江戸から故郷へと走り続ける弥太郎・・・足はやっ・・・。足はボロボロ、血だらけです。 今回は弥太郎がメインで、彼をさりげなく支える龍馬との(弥太郎は多分認めないけど)友情関係が描かれた回でした。不当な罪を着せられ、瀕死の重傷を負わされた弥次郎のために戦おうとする息子弥太郎と、なんだかんだと彼を手助けしてしまう龍馬。そんな龍馬の行動を兄は気に入らない様子ですが、乙女姉さんたち坂本家の女衆はエールを送ってくれます。乙女姉さん、相変わらずグッジョブです →乙女姉さんを演じられている寺島しのぶさん、ベルリン国際映画祭銀熊賞(主演女優賞)受賞、おめでとうございます さすが実力派女優さんですね!!! さて龍馬と弥太郎の二人、今回は吉田東洋(田中泯)に弥次郎件で直訴に行くわけですが、この東洋さんというのは以前、半平太が「下士だから馬鹿にされている」と思い込み、ダークサイドに落ちていくきっかけとなった人。東洋さんは不当な裁きを受けた弥太郎の父のことを訴えますが、そこで彼は二人に問いかけます。坂本龍馬、おぬしは何を持っちゅう?岩崎弥太郎、おぬしに何が出来る?何も持っていない者は黙って我慢するしかない。それが世の中というものだと東洋にバッサリ切られた二人。でもこの二人は半平太と違ってダークサイドには落ちなかったんですよねー。 弥太郎はその後奉行所に落書きをして投獄されてしまいますが、龍馬はお縄をちょうだいすることもなく、また江戸に戻ってしまいました。あれれ?ひどくない?とは思いましたが、弥太郎が落書きをして捕まったのは史実のようですし、龍馬は史実でも捕まってませんからね、しょうがないですね。 ところでびっくりしたのは龍馬も加尾ちゃんを好きだったってこと。待っててくれなんて言ってますよー。江戸には同じく龍馬を待ちわびている佐奈ちゃんがいるのに・・・本人には自覚がないのでしょうが、女の子たちをついその気にさせてしまう、困ったドンファンさんですねーさて次回は江戸にやってきた半平太がいよいよ黒い動きを始めるようですが・・・。 NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック Vol.1/佐藤直紀[CD]【返品種別A】
2010年02月21日
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「星守る犬」を読みました。 余命わずかで、リストラになって家族からも見放されてしまった「お父さん」が、愛犬ハッピーと一緒に最後の旅に出ました。 星守る犬知り合いから借りて読んだコミックです。今話題になっているそうで…一種のファンタジーなのでしょうか。でも、同じような話は現実にもあり得るだろうし、起きているのかもしれないな、と思うと心が痛みました。と同時に悲しいはずの結末なのになんだか心が優しくなれて。最初のほうで、もう結末がわかってしまうお話の展開で、ここに書いちゃうと完ぺきにネタバレなのですので反転しますね。ある日、男性と犬の死体が発見された。男性は死後1年近く経っているが、犬は死んでから3カ月くらい。この二人がたどった旅はどんなものだったのか・・・。 「お父さん」ははっきりいって「受け身」の人。病気も、家族からの拒絶も、旅の途中で出会った少年の裏切りも、すべてしょんぼりと、それでもあるがままに受け入れてしまいます。もっと闘おうとか、頑張ろうとかいう選択肢も確かにあったのかもしれないですが、彼は「優しい」人でした。そして、そのお父さんに限りない忠誠心でいつも一緒にいる愛犬のハッピー。ハッピーの表情だけで涙ウルウルでした。人によって取り方はいろいろかもしれませんが、私はなんだかとても心が温かくなれたのでした。このお話は二部構成になっていますが、特に、ケースワーカーの「奥津」さんという第三者が「お父さん」とハッピーの旅路をたどるエピソードがとても良かったです。これがなければ救われなかったかも。。。 不幸や悲しみに出会っても、戦わずなんとかやり過ごすしかない、そんなタイプの人もいる(私はちょっと違うけど…汗)。そんなタイプの人、実は日本にはとても多いのではないでしょうか。そういう意味ではこの一見非現実的で寓話的なお話は、今の日本が抱える社会的な問題にもかかわっているのかもしれませんね。
2010年02月21日
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Animation版「のだめカンタービレ・フィナーレ Lecon 5 et 6」もう半分来てしまいましたねー。<Lecon 5>国際コンクールに挑むターニャとユンロン。ターニャは無事に予選を通過しましたが、ユンロンは従来の悩みの種、ステージあがり症により撃沈・・・。彼は口が悪いけど本当にいいヤツ。強がりは言ってるけど人のいないところではこっそり涙、でもターニャのために千秋に電話をして「ターニャの王子様(黒木くん)」にコンクールに来てもらえるようアドバイスしたり。この回は引き続きターニャが主人公あ、峰くんはアニメーション版ではパリに来ませんでしたね。その代わり彼の台詞をユンロン、黒木くんが代わりに頑張ってしゃべってくれてますそして千秋のシャワーのぞき見役(本来は峰くん)の栄誉はのだめに。ギャボー!!!千秋にターニャのコンクールに誘われ「なんでぼくが!」と狼狽する黒木くんでしたが、ターニャのシューマン「クライスレリアーナ」の演奏に惚れてしまったようです。(千秋と一緒で女の子の音楽の才能に惚れるタイプなんですね、彼も)でもターニャは曲に自分を重ねすぎてしまったためか、自信があったにもかかわらず落選。千秋がご馳走をいっぱい作ってくれた残念会(?)で「荷物まとめて国に帰るのよ」というターニャに、黒木くんが「だったら生活くらいボクんちですればいいだろ!」と一大発言・・・。一方、ピアノ本選で運命のピアノコンチェルトを聞いてしまったのだめ。その曲に魅せられたのだめはパリの街を駆け抜け、千秋のもとにまっしぐら!のだめ、絶対あの曲を先輩とやりたいです!ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番 / ミケランジェリ その曲名を聞いて顔色を変える千秋。楽しそうにその曲をピアノで再現するのだめを見ながら彼は思うのでした。本当に、なんでこの曲なんだよ・・・。 <Lecon 6> 「ラヴェル ピアノ協奏曲 ト長調」のだめが目を輝かせて「千秋先輩と弾きたい!」と叫んだ曲。でもその曲は千秋がRUIとウィルトールオケで演奏することが決まっていて・・・。真実をユンロンからあっさり聞かされ、大雨の降る窓辺で毛布をかぶって「ひとりハロウィン」状態ののだめ。そんな彼女を「つぶれ肉マン」と呼んで、優しく引き寄せ抱きしめてくれる千秋。今回は千秋の愛情と優しさが全開!コンクールを受けることも許可されず、友達はみんな夢破れて帰国することになり、夢見ていたピアノ協奏曲は千秋とRUIが演奏することに。落ち込んでボロボロののだめ馬に、自分がニンジンになってやると、二人で一緒の「音楽の旅」に出ることを決意した千秋。彼はヴィエラ先生のオペラの助手という魅力的な仕事もキャンセルして、荷物をのだめの部屋に持ち込み、世話焼きお母さん状態・・・。今回はのだめが取り組むショパンのピアノソナタ第3番ロ短調作品58と 【ポイント10倍】クレカで全国送料無料!!ショパン:ピアノソナタ第3番ルイサダベートーベンのピアノソナタ第31番変イ長調作品110がたっぷり流れていました。【ポイント10倍】\2000以上で全国送料無料!!※代引き手数料を除くベートーヴェン:ピアノソナタ第30番・第31番・第32番ゼルキン 千秋、本当に優しくのだめを見守っています音楽のアナリーゼを語り合いながらもなんだか可愛くてラブラブな二人。千秋の声を演じてらっしゃる関さんの声が優しくて、こたつでKISSの後「まだ弾くか?」とささやくところとか、すっごく魅力的でメロメロでした(日本編の頃のちょっとヒステリックに叫んでいる感じの声とは全然違いますね。お話の変化に合わせてソフトになってて・・・のだめの声の川澄さんのほうは逆にはじけてきてる感じですね)二人でたどる音楽の旅。でもそれは思っていたより短くなりました。自分の弾く曲を先に巧みに弾く千秋に、音楽家としての嫉妬もあったのだろうし千秋に自分の仕事をちゃんとやってもらわなきゃ悪い、という気持ちももちろんあったと思います。次回、また別の道を歩き始める二人、しかものだめにはさらに追い打ちをかけるような出来事が近づいてますね。 ↓番外編、R☆Sオケと千秋とゆかいな歌劇団によるオペラ編とオリジナルアニメーションDVDがセットになった24巻が4月に発売です。 【予約】 のだめカンタービレ(24) DVD&CD付き限定版
2010年02月21日
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「龍馬伝」第7話「遥かなるヌーヨーカ」 江戸での剣術修行を終えた龍馬(福山雅治)は土佐に帰る。土佐では、半平太(大森南朋)がかつての仲間たちから"先生"と呼ばれるようになっていた。一方、弥太郎(香川照之)は加尾(広末涼子)に結婚を申し込むが断られてしまう。龍馬が弥太郎と共に絵師の小龍(リリー・フランキー)を訪ねると、彼の話を聞こうと多くの若者が集まっていた。そこには、龍馬の幼なじみの長次郎(大泉洋)の姿もあった。小龍は、西洋文明がいかに進んでいるかについて話す。それを聞いた半平太は攘夷(じょうい)を主張。弥太郎は異国船など関係ないと言い、龍馬は黒船の影響は避けられないと話す。小龍は黒船を見たという龍馬に興味を抱き、家まで押し掛けてくる。そんな折、龍馬の父・八平(児玉清)が倒れた。八平は小龍の知り合いの医師の手当てで回復。以来、小龍は坂本家に居着いて絵を描き始める。 江戸から郷里に帰省した龍馬。そんな彼を温かく迎える家族たち。今回は坂本家の温かくて悲しいファミリードラマという感じでしたね。八平お父さん、一度は元気になれたのかな?と思ったら、やっぱり永遠のお別れが待っていたんですねでも、その前に龍馬の思いつきで家族で海岸に出かけるシーン、とても良かったです。「もし黒船を作ったら、どうする?」という自らまたは周りからの問いかけにようやく答えを見つけた龍馬。そうそう、戦うのではなく、世界を見に行くという答えを見出した龍馬。ここが半平太との分かれ道なんですね。家族を船に乗せて、世界中を旅するという壮大な夢を語る龍馬。その話を涙を浮かべ微笑みながら聞くお父さん。おまんはそんなことを考えちょったかはい楽しそうな旅じゃ みんなで行くがぜよこんな嬉しい日は初めてじゃその数日後静かに息を引き取った父・・・。 ところで前回の予告から「ヌーヨーカ」って何だろう?って思ってたのですが、アメリカの「ニューヨーク」のことだったんですね。「ヌーヨーカ」と、平民でも「プレジデント」という国のトップになれるという遠い国アメリカの話を聞いて、それぞれに違う意見を持つ龍馬、弥太郎、半平太。このドラマの面白さは、主人公だけではなく他の登場人物たちの性格や考え方の背景などがきっちり作られていて、それを表現する役者さんたちもまた上手だというところにあるんじゃないでしょうかそれにしても、すっかりダークサイドに落ちてしまい、帝国軍を率いるダースベーダー化してしまった半平太さん・・・(あのテーマ曲が聞こえてきそうなほどだわー)。初めの頃の優しいほほ笑みはもう見られないんですかねー◎【スターウォーズ/STAR WARS】必見!ハズブロ社製 ダースベーダー スタチュー 【 ダース・ベ-ダー/DARTH VADER 】 今回初登場の小龍先生(リリー・フランキー)と饅頭屋の長次郎(大泉洋)、どちらもなかなかにいいキャラです。特に今回は龍馬の帰郷を喜ぶ温かな坂本家を他人の目から見守る、ひょうひょうとしながらも未来をしっかりと見つめている小龍先生のキャラを演じるリリー・フランキーさんが良かったですね。 あ、それから・・・やっぱり弥太郎さんは加尾ちゃんへのプロポーズに撃沈してしまいましたね。(弥太郎さんのテーマ曲、あれ、トルコの民族音楽ですよね???トルコの軍隊が演奏している???なんかぴったりですよねー) さて、次回は弥太郎さんがクローズアップされるみたいですよ【送料無料】NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック 【CD】
2010年02月14日
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久しぶりに、SF短編集を読みました。私の好きなタイムトラベルもので、しかも大好きな作家、ジャック・フィニィ、ロバート・F・ヤングの未読作品も載っていたので早速購入。 時の娘どの作品も「時間を旅する」人たちの物語で、それぞれの作家によってどうやって時間軸を超えるのか、どんなふうにお話が展開するのかなど個性が光ります。以下、かなりネタバレですので未読で読んでみたい方はご注意くださいね。 一作目、ウィリアム.M.リーの「チャリティのことづて」はとてもキュートな10代の男の子と女の子の初恋物語。なのですが・・・二人は出会って恋するわけではありません。女の子は18世紀のアメリカ開拓地に住んでいて、男の子のほうは現代(といっても物語の書かれたのは1960年代ですが)に生きる少年。二人は時間軸を超えた同じ場所で、奇しくも同じように重い熱病にかかります。熱にうなされて寝ている間、二人は不思議なうわごとをつぶやきます。二人には、それぞれの相手の見ている世界が見え始め、やがて快方に向かううち、お互いに心の声で会話まで出来るようになります。18世紀ののどかな暮らしをチャリティと一緒に味わうピーター。そして飛行機やチョコレートエクレアにびっくり仰天、未来の世界を楽しむチャリティ。ところが恐ろしいことが起きます。実直なピューリタン(清教徒)たちの暮らす開拓地の村で、他人には理解できない不思議な未来のことを語る少女は「魔女」の疑いをかけられ、裁判にかけられることに・・・。チャリティが危機にさらされていることを知ったピーターは、必死で260年前に生きていた少女のことを救おうと奔走しますが…。最後のほろ苦くも可愛い結末がとっても素敵です。このお話は、テレビシリーズの「トワイライトゾーン」でドラマ化もされているそうです。見てみたいな―。 その他にもドライなのからスウィートなのまでタイムトラベルストーリーがいろいろです。私が大好きなジャック・フィニィの「台詞(せりふ)指導」もフィニィ好きなら「なるほど」と納得しちゃうようなお話。映画の制作スタッフと俳優たちが、映画の撮影のために取り寄せた1920年代のバスに、自分たちも当時の衣装や小物を付けて乗り込んだ。警察のトラブルを避けるため夜中にNYの街を走りだしたバス。街のみんなは驚いて変な顔をするだろう・・・そう思っていたのに、何食わぬ顔で横を通り過ぎる古めかしいいでたちの老婦人。やがてごく当たり前の表情で、昔の服を着た人たちがバスに乗車してきた。そして、恋を知らないため悲しい恋の台詞が上手くいえず困っていた新人女優の席の隣に乗り合わせた美青年は彼女に…。どうやらバスは時代を通り抜けてしまったようですが?新人女優は、その夜に苦い恋を知ることに。 その他にも特に、日本でも根強いファンを持つロバート・F・ヤングの「時が新しかったころ」にはやられましたヤングさんは「たんぽぽ娘」という短編で、日本では(むしろ北米より)大変人気のある作家さんです。この「たんぽぽ娘」というのは、そうですねー筒井康隆さんの「時をかける少女」の男女の立場が逆になったハッピーエンド版と言いますか…そんな感じのロマンティックな名作です。 最初は「ジュラシックパーク」と「タイムトラベル」もののアクション映画風だったのですが、最後はさすが、ヤングさんらしいロマンティックな終わり方です。 紀元2156年の地球から北米古生物学協会のミッション(その時代にふさわしくない異物を撤去する)によって白亜紀(恐竜たちが闊歩する時代)に恐竜そっくりの形をしたタイムマシーンに乗ってやってきたハワード・カーペンターは、二人の大きな青い目をした子供…11歳の女の子と9歳の男の子の姉弟を助けることに。どうしてこんな時代にこんな子供が?その子供たちは当時科学文明の発達していた火星(グレート・マーズ)から誘拐され、逃げてきたのだという。女の子は数学の天才で男の子は機械工学の天才。当時の火星では親は子供を手放し、研究所が子供たちを教育し、15歳になると「感情除去」され、感情のない大人になるのだという。恐竜たちが闊歩する白亜紀で、未来から来た男は二人の子供を誘拐犯から守りながら不思議なキャンプをすることになります。インディアンやアメリカの歴史の話を目を丸くして聞いたり、マシュマロやホットドッグに大喜びする子供たち。カーペンターは、ふと自分が職場の同僚、自分の時間旅行をバックアップしてくれている二人のうち一人、美人のミス・サンズに片思いをしていることを女の子のほう、マーシーに打ち明けていました。自分とはほとんど目を合わさず、必要最低限のことしか話さない、美しいチーフアシスタントのエレイン・サンズのことを。「彼女みたいに美しい人が、おれみたいなしがない時間旅ガラスを好きになるはずがないんだ」としょげるカーペンターを、妙に大人びたマーシーは励ますのでした。マーシーを「カボチャちゃん」とからかうように呼ぶカーペンター。彼は恐竜型のタイムマシーンのコックピットに子供たちと並んで座り、まるで動物園への遠足に子供たちを連れてきている優しい父親みたいな気分になってしまうのでした。「時間旅がらす」稼業の彼と、英才教育を受け、愛情を知らない環境で育った子供たちが心を通わせ、子供たちが無邪気にはしゃぐようになっていく様子が短編なのに秀逸です。ところが子供たちを誘拐した三人が現れ、カーペンターは子供たちを救おうと身を挺して戦い、なんとタイムマシーンが壊れてしまいました。子供たちには無事に火星から当局の迎えが来ましたが、彼らは自分の時代にも戻れなくなったカーペンターを火星に一緒に連れ帰ることを拒否、子供たちは泣き叫んで彼との別れを惜しむのですが、カーペンターはたった一人壊れたマシーンとともに白亜紀の恐竜の世界に取り残されてしまいました…。「二人とも幸せにな。やつらに感情を奪われないといいんだが。きみらの心は、きみらが持ってる最良のものの一つだからな」とつぶやくカーペンター。 あららら、どうなるの?この後はほんとのネタバレなので反転しますが。(結末を知りたい人だけどうぞ。でも読むご予定のひとにはお勧めしませんよーこの結末は何も知らずに読んで味わっていただきたいです)そんなカーペンターを、彼の世界の仕事仲間、ミス・サンズとピーターが救いに来ます。「虫の知らせがあった」というピーター。疲れ果ててベッドに横になったカーペンターはミス・サンズの後ろ姿とその髪を見ていてふと、気が付きます。彼は長い数式を彼女に問いかけ、それを瞬時に回答するミス・サンズ。 カーペンターはわかったのでした。二人の寂しい子供がいた。一人は数学の、もう一人は機械の天才。愛情を知らなかった子供たちは誘拐事件の時に、別の時代から来た男と出会った。始めて人間的な愛情を向けてくれ、一緒に笑ってキャンプをして過ごした大切な大人のひと。その人と離れ離れにされてしまったけれど、その人の危機を救わなくてはいけない、そして自分たちの「感情」も救わなくてはいけない、そう思いつめた天才の子供たちが、タイムマシーンを作って未来に逃げ出し、周到に未来の時代で地球人になり済まし、カーペンターと同じ職場に入り込むのは不可能ではないのでは?そう、職場仲間のミス・サンズとピーターはあの姉弟だったのです、というオチでした。最後の二行がハッピーエンド満開です。書きすぎちゃったけどそんな話でした。 他にもマニアック路線、通好みからロマンティックものまでいろいろ揃っています。映画「時をかける少女」や「ある日どこかで」などお好きな方にはお勧めの一冊かと思います。ただやっぱりこの手のお話は、説明文など読みなれていない人にはキツイかもしれないですね。映画化かドラマ化されたらもっとたくさんの人に楽しんでもらえるんでしょうけどねー(でもちゃんと素敵に映画化してね) 時をかける少女改版↓この映画は泣けます。私のベスト5に入ってます。テーマ曲もたまらなく美しいです ある日どこかで(DVD) ◆20%OFF!
2010年02月13日
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「龍馬伝 第6話 松陰はどこだ?」道場を追い出された龍馬(福山雅治)は、することもなく時間を持て余す。そこへ龍馬を心配した佐那(貫地谷しほり)が訪ねてきた。佐那は定吉(里見浩太朗)に謝罪して許してもらえと促すが、龍馬は自分が剣術をやる意味を見いだせない以上、謝ることはできないと突っぱねる。その後、龍馬は再び小五郎(谷原章介)を訪問。小五郎は、松陰(生瀬勝久)にこそ話を聞くべきだと龍馬に話す。龍馬が思い悩む中、ペリー(ハリス)が再び来日。龍馬は再び海岸警備に動員される。程なく日本中で、異国を排斥すべきと主張する攘夷(じょうい)運動が巻き起こる。そんな中、龍馬は小五郎に呼び出され、松陰を捜しに出る。松陰は、ペリーの船に乗り込もうとしていた。海の向こうに何があるのか自分の目で確かめたいと話す松陰は、思い悩んでいる暇があったらできることを今すぐに始めろと龍馬に説く。 徳川幕府はとうとう鎖国を解き、開国することになりました。 そして黒船を見て以来、頭から離れずに毎晩夢に見てしまう男が江戸に二人・・・龍馬と桂小五郎です。二人は吉田松陰先生の黒船への密航を止めようと駆け付けましたっていうか、龍馬が小五郎さんにくらいついて行ったんですけどね。この二人、じゃれてる子犬のようで可愛かったです(多分、龍馬たちが松陰先生に会ったのはフィクションだと思いますが) 坂本君はどう思う? この海の向こうに何があるか、知りたくはないか? 見ろ、ぼくには言い訳など何もない。ぼくが今やるべきことは黒船に乗り込んでアメリカに行くことじゃ!松陰さんの言葉は、多分当時新しい意識と志を持っていた若者たちの思いを代弁しているかのようでした。世界を見られるチャンスを逃すくらいなら、死など怖くないという松陰先生。君は何者じゃ。なんのためにこの天の下におる?考えるんじゃ。己の心を見ろ。そこにはもう答えがあるはずじゃ! 結局黒船に乗ることはできず、自首をして自ら囚われた松陰さん・・・。(ほんとに彼はこの後「安政の大獄」を経て30歳の若さで死罪になっちゃうんですよね、生きのびていたとしたら、明治という新しい時代のためにどれだけ偉業を成してくれたかと思うと本当に残念です) その噂を聞き、深く思う龍馬。龍馬は千葉道場へ。彼は潔く、師に向かって自分が間違っていたと頭を下げます。それは己を極限まで追い詰め、無の境地に達してからこそ見えてくるがです。そのためにわしは剣術をやりおったがです。先生、どうか、わしを許してつかあさい。もう一ぺんこの道場でわしを鍛えてつかあさい。そう言って千葉先生に頭を下げる龍馬。千葉先生は龍馬に、一つ聞きたいと。剣で黒船は打ち負かせるのかと。龍馬は答えます。黒船に通用するかせんかは、剣ではなく、この坂本龍馬いう人間の問題です。笑って許してくれた千葉先生。彼は、龍馬が精神的にひとつ突き抜けたのを見抜いたのですね。やがて龍馬は江戸での剣の修業を終え、地元に帰ることに。佐奈ちゃんの「必ず帰ってきて」という言葉に指切りゲンマンの約束をする龍馬。そんな彼に「本当に約束を破ったら飲ませますからね」という佐奈ちゃん・・・。女心は可愛いけど、さすが鬼小町です。 一方、土佐に残る幼なじみ二人は…通りでまた子供のような意地の張り合い。しかし今までと同じ風向きではなくなったようで。これまで優等生扱いだった半平太は吉田東洋に「その程度の男じゃったか。日本はもう今までのようにはいかん。それもわからんとは」とバッサリ捨て置かれてしまいました。そして半平太の心には東洋に対する激しい憎しみが…これからの彼の運命を変えていってしまうほどの。今回は何と言ってもこの半平太と吉田東洋(田中泯さんの目力、さすがです!すごい!!!)の睨み合いと、その後ダークサイドへ足を踏み入れていく半平太の変貌っぷりが見所だったかと思うのでした。半平太さん、東洋さんは決してあなたの身分をバカにして言ったんじゃなかったのよ、誤解なのよ、クスン。(その点暗殺しに行った相手の勝海舟にあっさり弟子入りする龍馬は素直というかフレキシブルな人ですねー) そして弥太郎には、加尾の計らいで新しい風が。そうそう、弥太郎の意見書を「箸にも棒にもかからない」とサラリと言ってのける加尾ちゃんに座布団3枚!!!でもとにかく弥太郎さんは、お金持ちの米屋さん、田賀屋九衛門に江戸行きのパトロンになってもらえることに(加尾ちゃんのお陰)江戸行きが決まった弥太郎は加尾に決死のプロポーズ。さて・・・?(まあ結果は目に見えてるけど・・・) そして、龍馬は江戸を出て土佐へと向かいました。 次回は龍馬が新たなステップを踏み出すようです。 送料無料 CD/TVサントラ/NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック/WPCL-10757
2010年02月07日
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のだめカンタービレ」Animation版 Lecon 3 et Lecon 4。原作でもこの後半は陽気ではじけるというよりは、のだめの追い詰められる心情などがクローズアップされてこれまでと違う雰囲気なのですが、アニメーション版もそういうストーリーはきっちり追いつつも「ラブコメディー」的な雰囲気で可愛く進んでます。 「Lecon3」RUIの携帯に呼び出されて、一緒に夕食をすることになった千秋。RUIは千秋にすっかり「フォーリン・ラブ」してしまったようですが、千秋はしばらく会っていないのだめのことを思って「ちょっと変態の森シック」RUIのほうはちょっと行き詰っていたピアノへの思いを再認識することが出来て、母親とも和解できたようですが、千秋を次の公演のピアノコンチェルトの指揮者にご指名ウィルトールオケ+RUI+千秋のコラボレーションのお誘い。テオは複雑そうですが、シモンさんは応援してくれてます一方のだめはランベール夫人のお屋敷でのサロンコンサートの練習に余念がありません。コンサートの当日、執事さんとのだめのボケボケコントがラブリーですサロンコンサートが始まっても、まだ来ない千秋が心配になりながらもピアノの演奏を始めるのだめ。もちろん千秋もコンサートを聴きに駆け付けようとしますが、ちょうど地下鉄がストで交通網は混乱状態。大混雑のバスの中で、千秋はなんと、急死した大指揮者リッピの代役で急きょパリにやってきたセバスチャーノ・ヴィエラ先生と運命の再会をすることに。。。心の父、ヴィエラ先生に少年のようにしがみつく千秋。彼はヴィエラ先生に誘われるままバスを降りてしまいました。急用が出来て行けない、という千秋のメールを受け取っても最後まで立派にピアノを弾き続けるのだめ。のだめのピアノは素敵でしたね。原作通りのプログラムの一部が聴けます。バッハのイタリア協奏曲ヘ長調BWV971 ■ベスト・クラシック100■グレン・グールド CD【J.S.バッハ:イタリア協奏曲/フランス組曲/イギリス組曲他】08/11/19発売メンデルスゾーンの「無言歌集」より「甘い思い出」(エヘヘ、これなら私も弾けるぞ)春の歌/メンデルスゾーン:無言歌集 / シフショパン「幻想ポロネーズ」リストの二つの伝説「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」 リスト / ピアノ・ソナタ、ペトラルカのソネット、小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ インデジ・サン 輸入盤 【CD】特にリストはとっても素敵でしたが、執事さんが止めてくれた背中の安全ピンは飛んでしまいました・・・夜更けのパリの街をひとり「むきゃああ!」と駆けていくのだめの姿が切ないですね。 「Lecon 4」サロンコンサートが終わった夜更け、ベッドに潜り込んで暗い「車掌さん」状態ののだめの部屋にやってきた千秋。ベッドの上にがばっと抱きついていきなり「のだめさん、すみませんでした」その後「お手」と「おすわり」もしちゃう千秋。いやー、初期のころとはすっかり立場が逆転しています。前にコミックスの感想でも書きましたが、ここの二人、カンペキ「フネさんと波平さん」状態です千秋がヴィエラ先生の下でイタリアで修業する機会も増えることになり、ますます近距離別居関係の二人ですが、立場は確かに逆転。のだめが電話で謎の男「ロベール」(実はランベール夫人の執事さん)と親しげに「背中のジッパー」の話をしているのを聞いて、穏やかでない千秋ヴィエラ先生がリッピの代振りで指揮したマーラーの交響曲「復活」を仲良く聞いてる二人。感動して泣いているのだめを優しい目で見守る千秋。コンサートの後で「のだめ 産気づきました」(ピアノが弾きたくなったって意味なんだけど)というのだめの言葉に千秋はギョッ。二人はまあ、そういう関係になったようですね、あのノクターンが流れる満月の夜以来そしてこの回は、ターニャの恋心が炸裂しておりました。自分以外の女の子には注目されるはずがないと高をくくっていた黒木君が日本人の可愛い女の子、コンセルヴァトワールを受験しようとしている里麻ちゃんと一緒に歩いているのを見かけて、「ヒュウウウー」と木枯らしが吹くターニャ。この甘ったれでかなりワガママ、黒木くんにべったりの里麻ちゃんが練習してた(のだめの「つちのこパワー」に負けちゃった・・・)曲はショパンでしたね♪スタニスラフ・ブーニン(p)/ショパン: バラード&即興曲集(低価格盤)(CD)ロシアの少女時代の孤独さとか、これまでいい加減だったピアノへの向きあい方が変わっていく心の動きとか、そして黒木くんへの思いとか、後半は完ぺきターニャが主役でした。最後にこたつで寝ている黒木くんに「すきあり!」キスをしちゃったターニャ。その後顔に縦線だらけの黒木くんの表情にプッ、ですがそれから口は悪いけど、ターニャのことをよくわかってて、ほんとは心配してくれているユンロンがとってもいいやつだなーとしみじみわかる回でした。そんな二人も次回はコンクールに出場。峰くんも来るのかな? のだめカンタービレ 18!-- Rakuten Widget FROM HERE -->
2010年02月07日
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カナダ・フランス・イタリア・イギリス・日本合作の2007年映画「シルク」を観ました。 シルク スペシャル・エディション(DVD) ◆20%OFF! 1860年代、幕末の日本に危険を冒して蚕の卵を何度も買い付けに来たフランス人青年と彼の美しい妻、山形の山深い村に住む美しい少女との不思議な物語。最近ドラマでよくお勉強している幕末の日本と、同時期のフランスその他ヨーロッパの国々が舞台のお話で、日本からも役所公司、國村準、中谷美紀、芦名星などそうそうたる顔触れが出演、主人公の奥さんも「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイという豪華さです。 原作はアレクサンドロ・バリッコのとてもポエティックで散文的な小説、「絹」。 1860年代初頭のフランス。軍人だった青年エルヴェは製絹業を興して町を繁栄させた友人バルダビューに頼まれ、蚕の病気で産業の危機に立たされた町を救うために「世界の果ての国」日本へと旅立つ。ヨーロッパ、ロシアを越えてたどり着いた日本、山形の奥深くにある村で、エルヴェは一人の神秘的な少女に出会う。フランスに残した美しい妻を愛しながらも、彼女の面影を忘れられず、彼は何度も「シルク」のためにフランスと日本の間を旅することになるのだった・・・。 先にも話しましたが最近のドラマでお勉強してますように(笑)、幕末当時の日本は「青い目の外人」が潜り込んでくるのを見たら大騒ぎするに決まってます。こんなにすんなり(もちろん変装したり裏ルートを使ったり「危険な旅」だとも言及されてますが)行き来できるわけないですよねー。劇中でも同じように村に潜伏している武器商人のヨーロッパ人(イギリス人?)が「エドもそろそろ危険だ。早々に出たほうがいい」とか言ってますけどね。(そうそう、龍馬どんがもうじき黒船を見てぶったまげる頃です)でもま、それはこのお話の観点ではなく、あくまで、故郷の美しい妻を愛しながらも「地の果ての国」の美しい少女に魅せられてしまった青い目の青年と、彼の心の不貞を知りながら深く夫を愛し続ける美しい妻のストイックな愛の物語がメインです。夫の裏切りを勘づきながらも母国でけなげに耐える奥さんを演じるキーラ・ナイトレイが気の毒でしたけどねー。後半の手紙のお話と、そして水の中にオンディーヌのようにはかなく消えていくイメージの奥さんが、悲しく美しいです。 全篇を通して台詞は極力少なく、ただひたすらに美しい風景。フランスの田園風景(まるでモネの「水連」が描かれたジヴェルニーの庭のよう)やヨーロッパの文明的な建物と対比的な、雪の山形の静かで美しい日本的な(といってもヨーロッパ人の目から見た感強いですが)風景が描かれます。ヨーロッパ人が幻想というフィルターを通して描いた、古き良き日本の風景と、黒髪の美少女。あまりにも淡々と、耽美的で、説明がない詩的な世界なので、退屈する人もいるかも(ごめんなさい)。あ、でも途中で、幕末の混乱に巻き込まれたこの村でこのフランス人青年の道案内をしたが故に処刑されてしまった日本人の少年も気の毒でしたが・・・ でも、私はまあまあ楽しめました。特に坂本龍一さんの音楽がとても美しくて、真面目にサウンドトラックCDがほしくなってしまったくらいです。 あ、そっか、この映画って、これと共通するところが多いかもですね。(こちらに比べるとずっと静かで、大きな事件も起きませんけど)【ポイント10倍】\2000以上で全国送料無料!!※代引き手数料を除くラスト・サムライトム・クルーズ
2010年02月06日
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ペリー来航を受け、幕府は諸藩に江戸湾の警備を命じた。溝渕(ピエール瀧)と共に品川沿岸の警備に駆り出された龍馬(福山雅治)は、浦賀沖に停泊している黒船を見るために陣を抜け出す。浦賀への道中、龍馬は桂(谷原章介)と出会い、二人で黒船を目撃。圧倒的な西洋文明の力を見せつけられた龍馬は、剣術修行を続けることに疑問を抱き始める。龍馬は黒船に対して剣は役に立たないと佐那(貫地谷しほり)に話すが、それは言ってはいけないと彼女にくぎを刺される。そのころ幕府は諸藩に異国への対応について意見を求めていた。土佐では武市(大森南朋)や弥太郎(香川照之)が藩へ意見書を提出。一方、剣術修行を続けるべきか悩む龍馬は、桂を訪ねる。桂も黒船に対して日本が取るべき道を考えていた。そんな中、佐那が龍馬に恋心を抱いていると知った重太郎(渡辺いっけい)は二人を結び付けようとする。今回は、同じNHK大河「篤姫」のエピソードを全く逆の立場から見るような面白さもありました。 「篤姫」では徳川家定・篤姫側から見た黒船来航を描いていましたが、「龍馬伝」では、庶民たちが黒船をどんな風に迎え入れたかが描かれていました。 ペリーの黒船来航って、小学生の社会科でも習うほど有名な、日本の歴史でも一大イベントのひとつですよね。当時の江戸、いえ日本中の人たちが、どれほど驚いたかがドラマを通じて想像できて面白かったですよ。 きっと、なんだっけ、いきなり大きな円盤が宇宙から到着してエイリアンが降り立ったような、こんな感じだったのかな???リチャード・ドレイファス/未知との遭遇[ファイナル・カット版] デラックス・コレ ペリーさんたちご一行はかなーりDemanding(威圧的っていうか命令的)。私オランダ語は全然わからないんですが、ペリー対江戸幕府側プラスオランダ語通訳(英語話せる人いなかったのね)のシーンは、英語だけはリスニングと字幕の両方で楽しませていただきました。すっごく命令的な英語だったのですが(「Please」もなくて「Accept the letter!」(手紙を受け取りやがれ(かなり意訳))だもんね)、まあ、当時、文明国側から見たら鎖国していた小さな島国ジャパンなんて、同レベルとは思ってもらえてなかったわけですね。(この後で「坂の上の雲」の明治時代の描写を見ると感慨無量かも。。。日本、短期間に頑張ってるもん) さて、浦和の沖で偶然桂小五郎と出会った龍馬。二人の目的は同じ・・・黒船をじかに見ること。岩陰から現れた大きな蒸気船を見て圧倒される二人。龍馬は目をまん丸にして「うおおおー!」と叫ぶばかり(小五郎さんのほうがクールでしたがやっぱり驚いとります)。 後日龍馬が小五郎さんを訪ねたとき(二人とも黒船をじかに見て以来、寝ることもできなかた同志・・・)の小五郎さん、先週のホッペグルグル遊び男とは全く別人で超シリアスでございました長年鎖国、太平な江戸の世でのんびりゆったり暮らしていた日本の武士たちは、黒船来航に慌てて甲冑をそろえたり、昔風の戦法で向かい打とうとしますが、龍馬の言うとおり「剣など役に立たない」大きすぎる相手。そして日本は、これから激動の時代へと入って行くのですよね。 そうそう、ツンデレお佐那ちゃんが可愛い着物を着て龍馬に(お兄ちゃんが大好物の)きんつばをツンデレ風にプレゼントするところがとってもかわいくて。しかも、兄に「惚れてるのか?」と聞かれて、素直に首をかしげて「わかりません」と言ってる佐那ちゃん、かわいすぎ。しかも兄ちゃんは男のように育った妹が恋したと知って大はしゃぎ。 渡辺いっけいさんと福山さんのコンビ、「ガリレオ」でもそうでしたがなんだかホンワカしていいですよね それから、土佐の実家に送った龍馬の手紙(異国の敵を撃ちとる)の内容に家族たちは喜びますが、それを龍馬らしくないとあっさり見抜き、ずばっと思いを言い当てた返事をくれる乙女姉さんは相変わらずカッコイイですね。人と合わせる必要はない、自分らしく、それが世の中を知ることじゃないの?(意訳)っていう問いかけは、誰にでも通じる素敵なメッセージ。わしらしい生き方ゆうがは、なんぜよ?とまたまたモンモン、自問する龍馬。 でも、ほんとお話の展開が早いですね。龍馬はとうとう本音…剣術への疑問を口にしてしまい、道場を追い出されることになってしまったようです。佐那ちゃんが必死で止めようとしてましたが…。次回では吉田松陰に会うのかな?(予告をちゃんと見られなかったので良くわかりませんが)。そしていよいよといえば、弥太郎さんも江戸に出てこられそうな感じですよね?どうなっちゃうんでしょう 【送料無料】感動のあのメロディーは、天才:佐藤直紀!必聴の1枚。 NHK大河ドラマ龍馬伝Vol.1オリジナル・サウンドトラック (CD)/布袋寅泰
2010年01月31日
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1月から始まりました、Animation版「のだめカンタービレ・フィナーレ」。現在2話まで進んでいて、私も見ているのですが感想アップが遅くなりました。アニメ版はちょうど映画版の終わりとかぶっていて、映画版の続きが知りたい人にはまた一味違った「のだめ・続編」を味わえるのではないかしらと思います。のだめカンタービレ 18 / KissKC / 二ノ宮 知子 著Lecon 1では千秋のコンサートにのだめが遅刻するところから・・・。コンサートの準備のためにアパルトマンから家出して、ニナ・ルッツの家で合宿中の千秋は根を詰めすぎ、高熱を出しますが、ニナに言われる通り何かに急いでいる感じです。一方アパルトマンのみんなは相変わらず。でも音楽に対する情熱はお互い燃え上がってきているみたいで、特にターニャとユンロンは同じコンクールに賭けてる様子。みんなの練習曲もコンサートの曲も、アニメ版は原作に忠実な曲のラインナップで、千秋のコンサートの曲目も同じです。さて、カズオ時計が止まっていたのに気づいて慌ててシャワーを浴びて服を着忘れ、コート一枚でコンサートに駆け付けたのだめ。彼女が見たのは、自分が一生懸命練習していたバッハのピアノコンチェルトを、鮮やかに弾き振りする千秋の姿・・・。アニメ版でも千秋パパの存在はカットされたため、のだめの「ずるい・・・」は千秋への音楽家としての羨望と嫉妬という映画版と同じような感情で表現されてましたね。Lecon 2では、最初から「マンドラゴール」の曲が聴けてとっても満足。原作を読んだ時からどんな曲か気になってたのですが、ちょっとミステリアスでかわいい曲ですね。うとうとしながらマンドラゴール化(おしりプリン)したオクレール先生とプリリンたちの夢を見ていたのだめですが、サン・マロのコンサートでお声がかかっていたサロン・コンサートがいよいよ本当の話になって大喜び、奮発してトリの丸焼きをお持ち帰り。でも千秋のほうはアパルトマンから出ていく決心をしていて、彼とピアノの調律師が引越しの話をしているところを聞いてしまったのだめ、ショック・・・。それでも千秋の正直な思いを聞き、目に涙をためながら素直に「ハイ、わかりました」というのだめはほんとにかわいくて、千秋がシャツをはみ出させる結果になるのもわかるなあ(笑)。満月の夜、ほんとに変態の森に入ってしまった(らしい)のだめと千秋、そしてピアノ調律師さんの弾くショパンのノクターン2番がロマンティックです。原作通りの表現でこれも満足。 ショパン:ノクターン第2番~ポーランドの魂~ / ケネディ2話の後半は留学生活を送るRUIの葛藤が細やかに描かれていました。そうなんですよね、終盤はのだめ、RUI、千秋の恋愛だけじゃなく音楽に対する気持ちも含めたトライアングルになっている部分があります。これまではのだめがRUIのことを「同世代で手の届かない場所にいるピアニスト」と思って焦っている感じがありましたが、今回はRUIのほうがのだめを強く意識しています。自分より熱心にオクレール先生にピアノのレッスンをしてもらえる(傍から見ていてもほんとに打ち解けた師弟関係の二人だし)、そして何よりピアノの才能を秘めたのだめに対するライバル意識にも似た感情が目覚めたようです。のだめの弾いていた「ラブラブ妄想スカルラッティのソナタ」、楽しくって素敵でした。この曲初めて聴いたわ―、と思ってふと本棚を見たら、持っていたソナタ集にしっかり載ってました。私の先生はどうやらこの曲をすっ飛ばしてレッスンしていたようです。今回ちょっと弾いてみたのですが、軽快でかわいい曲ですねスカルラッティ (ドメニコ、1685-1757) / ピアノ・ソナタ全集第11集 ヴァリッシュ 輸入盤 【CD】母親との喧嘩のあと部屋を飛び出したRUIが携帯で思わずかけてしまったのは千秋の番号・・・。次回はのだめのサロン・コンサートと、千秋とヴィエラ先生の再会のようです。 アニメーション版ファイナルのオープニングとエンディングも、原作の雰囲気同様ラブストーリーっぽい演出です。エピソードをはしょりながらもギャグやとぼけた雰囲気は健在で、これから先も楽しみです。 【送料無料】ピアノソロ のだめカンタービレの世界(巴里編) シンコーミュージック のだめ クラシックピアノ曲集 やさしいピアノソロ のだめカンタービレの世界/ヨーロッパ編
2010年01月25日
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「龍馬伝 第4話 江戸の鬼小町」江戸に到着した龍馬(福山雅治)は、北辰一刀流の名門である千葉道場に入門する。龍馬は道場主の定吉(里見浩太朗)の息子、重太郎(渡辺いっけい)に案内されて道場に入るが、そこにいた佐那(貫地谷しほり)から腕試しをしたいと言われる。素早い竹刀さばきで佐那に打ち込まれた龍馬は、江戸の高度な剣術に驚く。実は、佐那は千葉道場の看板娘で剣術を生きがいにしていた。そのころ土佐に残った武市(大森南朋)は、道場に門人たちを集めていた。武市に負けじと弥太郎(香川照之)も学問塾を開き、加尾(広末涼子)が入門する。剣術に励む龍馬の腕はめきめきと上達。佐那は剣の勝負を請うが、龍馬はなかなか勝負を受けない。佐那は、いつの間にか龍馬に心引かれ始めていた。そんな中、乙女(寺島しのぶ)は龍馬に剣術だけにのめり込んで世の中を見ていないとしかる手紙を送る。 龍馬、いよいよ江戸に到着。新しい登場人物も増えてきて、お話も面白くなってきましたそれに何より江戸の町のオープンセットが圧巻。スタジオ内のセットじゃないですよね???あんな広々とした土地に、あんなに大きなセットを作って、しかもエキストラも凝ってます。「坂の上の雲」以来、NHKの気合が感じられますねえ。視聴者の私たちも、まるで龍馬たちと一緒に、初めてのワンダーランド江戸に足を踏み入れたようにドキドキワクワクしてしまいます。これって、「JIN-仁―」で、仁先生が江戸の町に初めて迷い込んだ時と同じようなワクワク感です。 さて千葉道場に入門した龍馬は、全国から剣術の精鋭が集まった上級者たちの稽古風景に圧倒され、そして、入門早々千葉先生の一人娘、佐奈との試合でコテンパンにやられてしまいます。佐奈に勝てる門下生はこの道場には一人もいないそうな・・・かわいい顔してめっぽう強い江戸の鬼小町佐奈ちゃんを演じる貫地谷しほりさん、なかなかいい感じ。龍馬は見るもの聞くもの新鮮な江戸の町で、桂小五郎(谷原章介さん、ほっぺたのグルグルがキュート・・・実際に残っている小五郎さんの写真もダンディーな洋装姿などありますし、適役ですね)と出会ったり、充実した日々を送っておりますが、乙女姉さんは剣術だけにのめりこむ龍馬の便りが面白くない様子・・・。一方故郷でくすぶっている弥太郎さんは相変わらず鳥かご売りをする日々。ああ、一体いつになったら彼は這いあがれるんだろうかと見てるこっちがヤキモキします(ま、そのうち、ね)が、彼も思うところがあり、私塾を開くことを決意します。そして鬼小町佐奈は龍馬へのほのかな思いを父に見抜かれ、龍馬に一本勝負を挑みますが・・・。BGMがなくて、無音の薄暗い青っぽい画像に、佐奈と龍馬の息遣い。おっ、これは…と思ったところにお邪魔が。なんとその日、例の黒船が来てしまいました。ペリーさん来航です。日本の怒涛の日々の幕開けです。次回はどうなるんでしょうね。 ところで、福山龍馬氏が上半身脱いで水浴のシーンがありましたが、あれはNHKからの女性視聴者へのサービスでしょうか???(笑)結構鍛えてありましたね。素敵でした剣道のお稽古もかなりされてるんでしょうかね。 【送料無料】NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック 【CD】龍馬伝説(コミック)天翔の龍馬(1)/橋本エイジ/梅村真也/新潮社 2010年1月9日発売 10P15Jan10
2010年01月24日
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2007年 日本映画「きみにしか聞こえない」を観ました。テレビで何気に見始めたのですが、最後は.お話もせつないのですが、映画全体に流れる優しい雰囲気にやられちゃった感じです。主演は若手実力派の成海璃子ちゃんと小出恵介さん。原作はティーンに絶大な人気のある乙一さんだそうで、原作未読ですが、知らないで映画だけ観たのでとっても新鮮でした。ちなみに主題歌はドリカムでしたよ。 内気で友達のいないおとなしい女子高生、リョウ(成海璃子)は携帯さえ持っていない。友達がいないから。そんな彼女はある日、公園でおもちゃの携帯電話を拾う。なぜか着信音が鳴り、その向こうから聞こえてきたのはシンヤ(小出恵介)という青年の声だった。現実ではない心の「携帯電話の声」で話が出来るようになった横浜に住むリョウと長野に住むシンヤの二人。孤独で「私なんか消えてしまえばいい・・・」と思ってしまうリョウと同じように、シンヤも深い孤独を抱えている青年だった。実際の世界ではコミュニケーションが苦手な二人が、少しずつ心を通わせていく。やがてシンヤが長野から上京する機会があり、二人は待ち合わせの約束をする。ところがそこには思いがけない悲劇が待ち受けていた・・・。「心の携帯」で会話ができるリョウとシンヤ、それからもう一人、原田さんというミステリアスな女性もリョウと心の会話ができる不思議な女性として出てきます(つまり三人ともテレパシスト、っていうことなんでしょうね)。それから二人の会話には1時間の時差があって、それが最後の展開に大きなキーとなってきます。 ここから先はネタバレですが、小出恵介さん演じるシンヤは、子供のころ聴力を失っていて、リョウはそれを知りません。それもまた、最後の話のところで大きなキーとなります。シンヤがリョウをかばって交通事故で亡くなり、リョウがシンヤの実家の祖母(八千草薫さん)を訪ねる最後のところ。リョウから送られた声の入ったテープに喜んだシンヤが祖母に何度も何度もテープを再生して手話で聞かせてほしいとお願いするときのうれしそうな表情にぐっときます。小出恵介さんの、孤独だけどピュアで優しい笑顔と、成海璃子ちゃんの伏し目がちの寂しそうな顔と嬉しそうな笑顔、どちらも表情の豊かな俳優さんたちで、さすが実力派さんだなと思いました。すごく静かで優しくて、悲しいけれど最後のリョウの笑顔に癒されるかわいくて素敵な映画でした。 きみにしか聞こえない / 成海璃子/小出恵介 きみにしか聞こえない(DVD) ◆20%OFF!
2010年01月24日
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「偽手形の旅~龍馬、江戸へ。弥太郎も?」なぜか毎回タイトルの最後に「?」がついていますね。何故なんでしょう?まあ、今回は意味のある「?」でしたが(だって弥太郎さんは結局・・・むにゃむにゃ)。 江戸で剣術修行することを許された龍馬(福山雅治)は、父の八平(児玉清)から修行心得を渡される。乙女(寺島しのぶ)や加尾(広末涼子)らが見送る中、龍馬は溝渕(ピエール瀧)と一緒に土佐を出発。城下を出て間もなく、龍馬たちの前に弥太郎(香川照之)が現れる。弥太郎は江戸行きの許可を得たものの、旅費がないので龍馬たちに同行させてほしいと頼む。最初の関所で弥太郎が役人に見せたのは偽造の通行手形。3人は無事に関所を通過するが、龍馬は弥太郎が土佐に家族を残してきたことを心配する。藩を捨てて行くということは、二度と家族には会えないということだった。そのころ岩崎家では弥太郎が行方知れずになり、弥次郎(蟹江敬三)が捜し回っていた。一方、武市(大森南朋)は剣の修行に打ち込んでいた。そんな中、龍馬一行は瀬戸内の港に到着。ところが、弥太郎の手形偽造が発覚してしまう。 父や家族の愛情に背中を押され、故郷を離れ江戸へと旅立つ龍馬。それにしても・・・ いやーーーーーーー後半15分、心臓に悪かったです。弥太郎の偽手形がいつばれるかとハラハラでした・・・ばれちゃったけどね。 弥太郎は龍馬たちに迷惑をかけまいと、彼らと自分は前の晩に旅籠で知り合っただけの赤の他人で、ばくちで借金をさせられたから付きまとわれている、こんなやつらとは別れてせいせいする、と関所の役人たちの前で大芝居を打ちます。それも龍馬たちを自分の罪に巻き込まないようにするため・・・。お前なんか嫌いだ、と嫉妬をむき出し(白眼もついでにむき出し、香川さんほんとに上手ですね)に何度も言いながらも、龍馬のことをほんとは大好きなんですよね、弥太郎は。そして気のいいお坊ちゃん龍馬も、弥太郎を見捨てることができない・・・。 最後、うまく逃げおおせた弥太郎が岸に姿を見せ、船上の龍馬とちぐはぐなやり取りをするところがおもしろかったです。野垂れ死にしろ、おぬしなんか大っ嫌いじゃ、とうそぶく弥太郎と、お前の意思を背負って江戸に行くから、と笑顔で答える龍馬。ちぐはぐなんだけど。。。ほんとはお互いわかってるんですよね。 さてさて、次回からは江戸が舞台になるようです。「坂の上の雲」をほうふつとさせるような展開ですが、こちらはまだまだ花のお江戸。龍馬にほのかな思いを寄せる、剣術のめちゃめちゃ強い鬼小町のさなちゃんが出てくるようですね。それにしても、福山龍馬さんの戦う姿、カッコイイです次回、きっと道場でもあばれてくれるんじゃないかしら。楽しみだわー坂本龍馬伝 【送料無料選択可!】NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック / TVサントラ (佐藤直紀)
2010年01月17日
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「龍馬伝 第2回 大器晩成?」土佐で剣術の腕を磨いた龍馬(福山雅治)は、自分の生きる道を探すために世の中を見てみたいと考え、父親の八平(児玉清)に江戸行きを願い出る。だが八平は江戸行きを認めず、代わりに堤防工事の差配役を命じる。一方、半平太(大森南朋)も江戸行きの夢を抱いていた。だが、妻の冨(奥貫薫)に年老いた智(菅井きん)の世話を任せて行くわけにはいかなかった。弥太郎(香川照之)も龍馬が江戸へ行こうとしていることをうらやましく思うが、自分はどうすることもできない。そんな中、堤防工事の現場を訪れた龍馬は、集まった二つの村の農民たちがいがみ合っている現場を目撃。農民たちはついに、けんかを始めてしまう。龍馬は農民たちを仲良くさせようとするが失敗。農民たちから、下士は役立たずだとののしられる。そんな折、龍馬に恋心を抱く加尾(広末涼子)が訪ねてきて、縁談が来ていると話す。時代はちょっと遡りますが、物語の雰囲気など、年末のNHKドラマ「坂の上の雲」とダブるエッセンスが何となく感じられるのは私だけでしょうか。。。でもそれは決して否定しているわけじゃないですよ。幕末や明治の時代を生きた若者たちのエネルギーみたいなのは共通だったのかも、というそんな印象です。まあ、江戸(「坂の上の雲」では東京)へ憧れる青年たちや、幼なじみの淡い片思い、それからどちらのドラマでも主要な役を演じている香川照之さんの存在などもあるのでちょっと重なってはしまいますが(しかし香川さん、ほんとに演技がお上手ですね)。 さて、今回は龍馬が江戸へ出たいとパパに願い出ますが、パパ(児玉清)に「剣術だけしか能のない不詳の息子」と思われている彼の願いはあっさり却下・・・。それどころか、いつも洪水で決壊し、被害者を出している堤防造りの差配役(監督)を任ぜられてしまいます。きつい農作業の上にこんな工事までしなければならず、しかも敵対する村同士が集まってしまい、不満タラタラの農民たちばかりで険悪な雰囲気の工事現場。ただ現場を歩きまわって指示だけしかしないし、自分たちとは身分の違う龍馬。そんな彼にに見下されていると、農民たちは無言の怒りを募らせます。険悪な雰囲気を何とかしようとお酒を持ち出したり三味線で歌いだす(さすが歌手です、当たり前ですがこういう歌もお上手!)龍馬ですが、状況はさらに悪化。でも、龍馬は気づくのでした。。。加尾が自分に抱いていた恋心にも、農民たちの気持にも、全然気が付いていなかった自分に。龍馬の指示を無視するようになり、降り出した雨にさっさと仕事を辞めてしまった農民たち。龍馬は雨の中、泥にまみれながら一人で土嚢を運びます。わしは人の気持ちがわかっちょらん! 泥の中に大の字になり、自分の無力さに絶望する龍馬・・・。すると降りしきる雨の中、農民たちが龍馬のまわりに戻ってきます。この堤防を作るまでは、喧嘩はやめじゃ、あんた変わっとるのお。彼らは、龍馬が以前に訴えた、この堤防のおかげで命をなくした人たちのこと、そして男手に死なれてひっそり暮らしている母と娘が自分たちに心から感謝していると伝えたことをちゃんと聞いていたんですね(あの時はシカトーでしたが)。そして、堤防は無事に期日ぎりぎりに立派に出来上がったのでした。不器用で、下級武士とはいえ江戸時代の身分制度の中ではまあまあお坊っちゃまだった龍馬が、初めて外の世界に向けて修業を始めた瞬間だったのかも。そう、人を動かそうと思うなら、自ら動かなくちゃね。現代のビジネスマンの皆様も、お勉強しましょうねーさて、龍馬もようやくパパに認められたようで、江戸行きにも許可が出ました。龍馬をいろんな意味で羨んでいた(恋の恨みも?笑)弥太郎も、偽の手形で龍馬について江戸に行こうとしているようですが、やばいんじゃないですか????というのが次回のお話のようです。これまで見たドラマや映画の龍馬の中で一番繊細でおぼっちゃまな雰囲気の福山龍馬さん、これからどんんな風に成長を遂げていくのか楽しみです。それと、個人的には乙女姉さんとおりょうさんのキャスティングがバッチリだと思ってます。【予約】TVサントラ/NHK大河ドラマ 龍馬伝 オリジナル・サウンドトラック V
2010年01月10日
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