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ふっと思ったのですが,「ハダザワリ」は「肌触り」と書いて,これはポジティブな表現.肌触りがいいね,なんていいますが.それで,聴いた音楽の音の感触がよければ,これを借りて「耳触りがいい」と私はよく書きます.これは正しい日本語ではないですね.でも書けなくもないかも.しかし,「ミミザワリ」は本来ネガティブな「耳障り」,ですよね.これが目になると,「目障り」しかなくて.「目触りがいい」とはもう書けない気がする.「~ざわり」といういいかたも,頭につく語により,音は同じでポジになったりネガになったりするのが...ちょっと面白い...
January 12, 2007
ところで,最近,楽譜がダウンロードできるサイトが多数あるのですね~.ひょんなことからそれを知ってびっくり.皆さんはすでにご存知でしたか?たとえば,ここの頁の中ほどをご覧ください.Free Sheet Music と書かれているところに,作曲家別に並べたリンクがあったりします.そこをたどるとなるほどあるある!.そのバッハの無伴奏チェロ組曲第1番の楽譜も,http://icking-music-archive.org/scores/bach/cello_suites/bwv1007.pdfにあるし,リコーダーへの編曲も別リンクにありますね~.このサイトには,このような楽譜のダウンロードサイトのリンク集もあります.丹念に探すと,東京の大手楽譜店でも手に入りにくい楽譜がダウンロードできて印刷できるかもしれませんですね.便利かも!
January 11, 2007

よく知っていて,聴きなれた音楽が,いつもと違った音色(楽器)で聞こえてくると,ん?!,となって瞬間的に頭が聴き耳モードに切り替わる.ついで,その編曲がとても心地よかったり,ユニークだったりすると,誰の演奏で,どんな人が編曲したのか,などの好奇心が頭を巡りはじめるのですね.それがFMなどの音楽放送なら,その曲が終わるまで聴き,その曲名や演奏者のアナウンスがあるのを待ち構えるのですが,それがCMのバック音楽だったら?それで思い出すのが,10年位前に発売されたCDですが,テナーサックス奏者の清水靖晃さんとそのお仲間のサキソフォネッツの,バッハの無伴奏チェロソナタをサックスのソロをメインに,サキソフォネッツメンバーがサポートしたもの.もう10年くらい前だったかか,あれは自動車のホンダのCMで,この編曲がBGMにながれたときでした.その後2,3年して,こんどはトヨタが同じ編曲をBGMに使っていたけれど,これは短命だった気がします.調べてみると,この車のCMのほかにも,資生堂のWhitess EssenceのCMにもかつてつかわれましたし,最近はまた別のCMでオンエアされているらしい.CMで使われたのは,バッハの無伴奏チェロ組曲第1番の第1曲目.これが残響の長~いホールで響き豊かに録音されていて,耳にとても心地よく響くので,なるほど,こんな演奏もあったか~と感じちゃうのです.CMに流れた曲を調べるのは,CM Now という雑誌がよくて,その時々のオンエア中のCMの曲目とアーティストのリストが載っています.その昔,この演奏をCMで聴いたとき,それを調べて清水さんの演奏であることがわかり,これをキーにCDを探して注文して聞いてみる,ということになりました.それで当時手に入れたのが,これ↓写真の上のCDがチェロ組曲の1番から3番まではいった「Cello Suites」,左下が「Bach Box」,右下が「Suite I」です.それで,このチェロ組曲の第1番の第1曲に関しては,この3枚のCDでそれぞれ違った編曲を聞くことができます.「Cello Suites」はソロで,「Bach Box」では合奏,そして「Suite I」の第8トラックは資生堂のWhitess Essence でつかわれた「Bach Box」とは違う合奏版です.いまここでリンクした先はHMVですが,ここで3枚のすべてのトラックの試聴ができます.耳触りがいいです.お試しください.第4組曲から第6組曲まで入ったCD,全6曲をDVD Audioのフォーマットで録音した版もありますが,私はまだ手に入れていません.また,ここから「Yasuaki Shimizu & Saxophonetts」のボタンを押し,さらに右側に出てくるアイコンから,黄色のBach suites のアイコンを押すとライナーノートが全文掲載されています.こちらもご覧になると面白いかもしれません.組曲ごとに,残響の長い場所を探して演奏していることもかかれています.第2組曲の録音場所は,なんと栃木県宇都宮市郊外の大谷石の採掘跡の地下空間です.演奏を聴くと,遠くて水が,ポチョン,と滴る音が入っていて...それにしても,このチェロ組曲も,このサキソフォンによる演奏だけでなく,さまざまな楽器で演奏されていますね.今井信子さんはビオラで録音していますし,バイオリン,ギターでの演奏もあります.ホルンの演奏もあるようです.私はフルートの演奏も趣味ですが,これはアルトフルートで吹くと,これも意外といけるかもしれませんね...
January 11, 2007

チェンバロやピアノといった鍵盤楽器を舞台の中央において,鍵盤を客席に向け,それを取り囲むようにオーケストラが配置され,チェンバロやピアノの奏者が鍵盤楽器を弾きながら指揮もする,というのは,時々ある光景ですが,そういつもあるわけでもありませんね.おぼろな記憶としては,もう30年ほど前だったか,カラヤンの来日公演のときに,カラヤンがブランデンブルク協奏曲の5番をこのようにしてチェンバロと弾き振りをしていたような記憶があるくらい.あと,3年位前の3月にアムステルダムコンセルトへボウでアンドラーシュ・シフが弾き振りをするらしいプログラムを見かけたこともありました.どちらもあまり確かな記憶ではありません.そんな中で,2006年7月に発売になったこのDVDは,すごい.内田光子さんのファンの方はとっくにご存知かも知れませんし,収録は2001年なので,DVDになる前に何らかのビデオメディアですでに発売されていたのかもしれませんが,DVDリリースは昨年の春にヨーロッパでリリースになり,夏に日本版が出ました.内田さんがピアノ独奏をしながら指揮もしている,モーツァルトの13番(K.415[387b])と20番(K.466)です.オーケストラはCamerata Salzburgです.収録会場はザルツブルグのモーツァルテウム.内田さんは上手から颯爽と泳ぐように登場して演奏が始まります.全身から音楽するオーラが出ているような雰囲気で,舞台の上がオケもピアノ独奏も一体となった感じがよくわかる演奏.この演奏は本当に生で聴きたかった,という感じですね.確かに,軽やかなモーツァルトの雰囲気を演奏に期待するのなら,この演奏の質感は少し重めの感じで,ベートーヴェンばりの感じもなくはないので,好き嫌いはあるかもしれませんが,密度が高いし,これはこれでもう,堪能できてしまう演奏だと思います.オンなカメラワークで演奏中の内田さんの表情をよく追いかけているし,オケの演奏者の表情なども丹念に拾われています.奏者間の目配せなども時折わかるので,アンサンブルの経験があれば,演奏者としての気分になりながら視聴できる映像でもあります.特にこのようにソリストが指揮もするときには,コンマス(コンミス)の役割がとても重要になると思いますが,そのしぐさと内田さんとがうまくはいるカメラアングルも多く,演奏中の呼吸がわかるので,これも観ていて楽しめました.このオケのコンミスは,Natalie Cheeさん.コンミスには2001年に就任していますので,この録画はその就任直後なのでしょうね.でも舞台上のこんなやりとりが見えてしまうということは,逆に言えば,純粋に音楽を楽しもうとすると,映像を見ていると落ち着けないかもしれませんね.なお,Camerata Salzburg は音楽監督がノリントンなのでした.ノリントンは,当ブログでも紹介しましたが,現代オーケストラで古楽奏法を極めてしまう指揮者ですが,この内田さんのDVDでは,オーケストラの演奏は通常のもので,特に古楽奏法らしい感じはしませんでした.さて,この演奏を観ながら聴きながら,ふと考えてしまいました.指揮者はピアノが弾けて,オーケストラ曲のスコアから音を拾いながら演奏できることは当たり前くらいの印象ですし,もとはピアニストという指揮者もおられますが,ピアニストがみんな指揮者の資質があるとも限らないでしょうね.そんななかで,このような演奏形態をとり,録画まで残した内田さんのエネルギーの源はどこにあるのだろう,と思ったわけですね.ただでさえ集中力を必要とする独奏ピアノに,オケを統率する,という仕事が加わるのだから,並大抵ではないわけで,それをこれだけの演奏でこなしてしまうのは,もうすごい,というほかはありません.伴奏オケの演奏まで自分の思い通り(つまり別の指揮者に依存せずに直接的に表現意図を伝えることができるという意味で)にして,研究した音楽表現を細部までこだわりたかった,ということだったのだろうか,と勝手に想像しました.この映像の存在は,知人のピアニストのTさんに教えていただき,オリジナルのDVDがないかと探してみて見つけました.このDVDは,本編だけでなく付録も楽しめます.内田さんがドイツ語(字幕付)で20分くらい語るインタビューがあり,ご自身の生い立ちや環境,ハイドンやシェーンベルグへの想いなど,さまざまなことを語っていますが,これは興味深いです.それと,このDVDのレーベルであるドイツグラモフォンのサンプラーがついていて,クライバーの演奏やベームの演奏なども垣間見ることができます.
January 4, 2007
そう,先ほどの日記に書こうと思って書き忘れてしまったことがひとつありました.現地の方から聞いた話では,ブエノスアイレスにある,テアトル・コロンは改装工事に入り,1年位休館だそうです.ブエノスアイレス・シンフォニーはどこで演奏するのだろう,と思いましたが...近代的な新しいホールができたという話もなさそうですし...2008年のシーズンからオープン,という話だったような.改装が終わったら,また聴きにいってみたいですね...
January 2, 2007

みなさま,あけましておめでとうございます.本年も,当ブログもごひいきにお願い申し上げます.月日がたつのは早いものですが,ちょうどひと月前の今日はアルゼンチンのブエノスアイレスに一泊だけのプチ旅行をしていました.その次の週にワシントンDCで仕事があるついでに,ブエノスアイレスでもちょっとした頼まれ仕事を作り(?),12月2日のお昼前に着き,夕方仕事をして一泊,3日夜発の夜行便でDCに飛ぶ,という日程でした.10年ほど前に行ったときと雰囲気は変わらなかったし,経済危機から徐々に回復しつつあるようで,市内もすさんだ雰囲気はありませんでした.10年ほど前は1ペソ1ドルの等価交換をしていて,ちょっと無理しているな,という印象も持ちましたが,いまは1ドルで3ペソ前後のレートなので,ドルを持っている人は安く滞在できるようになりました.そのため,特にアメリカやカナダあたりからの旅行者が増え,外貨獲得の有力なソースになっているようです.ということは,観光客相手のレストランやホテルは,それなりに高い,ということかもしれませんが,スペイン語を話せる人だと,結構楽しいステイができるかもしれませんね.生活感覚としては,1ペソが100円前後の感覚です.私はスペイン語はだめですが,幸い現地に知り合いがいますので,いろいろご親切にあずかりました.仕事の後は食事に行きましょう,ということで,案内されたのはアルゼンチン名物アサード(焼肉),その中でも名物のひとつはビーフステーキ.現地ではビフェ・チョリーソと言います↓彼らに言わせると,アルゼンチニアンカット,といいます.要するに,ステーキにするときの肉の切り出し方が,彼ら独特なので,アメリカや日本で食べるステーキとは違って柔らかく食べやすいのだ,といいます.そういえば,↑を注文したとき,焼き方(レアとかミディアムとか)を聞かれなかった気がします(忘れただけかも)が,それなりに火が通っていながらジューシーで,ぺろりと食べられました.焼いている厨房は↓真っ赤におきた炭火ですべての肉を焼いていました.なるほど風味がいいわけです.一泊して12月3日の日中は,現地の知り合いにちょっとドライブ.近郊のレストランでお昼.その窓から,ちょうどブエノスアイレス市街のビル群が見えました.昼食の後はおなかがいっぱいになって,芝生の上でリラックス.そしてまたドライブで,今度はアイスクリームを食べて...ところで,南半球で12月というのは,日本の5月から6月にかけて,つまり春から初夏にうつるところで,それなりに寒暖が激しい季節なのだそうです.私が行ったときはちょうどカラッとしたいい天気で,気温も25度~27度くらいでした(その後真冬の最低気温は零下のワシントンDCに.この落差!).日本の東京あたりでは4月のはじめに桜(たとえばソメイヨシノ)が咲き,そのあと牡丹桜が咲きますね.その桜の咲く感じが,ブエノスアイレスではハカランダ(Jacaranda, スペイン語ではJaがハと発音します,英語ではジャカランダ)という木に咲く花なのだそうです.ただし,色は青紫!↓私が訪ねた時期は,もう盛りを過ぎていて,ちょっと遅れた花が残っているところでしたが(ちょうど花の残った葉桜の感じ?),11月の満開の時には,この青紫の花が,フワ~っと木をいっぱいに飾るのだそうです.桜の白ピンクの満開のときのフワ~っとした感じを青紫にして想像してみて下さい.これも圧巻かもしれませんね.われわれが桜に抱いている感覚を,彼らはJacarandaに抱いているようです.この花木の和名は「桐疑き(きりもどき)」,別名は「紫雲木」というのだそうです.確かに,満開になったら紫色の雲がたなびく感じは想像できますね.それから桐の花はこんな感じなので,確かに花の色が似ています.花弁の形はまったく違いますが,「桐疑き」というのもわかりますね.Jacaranda は日本でも暖かい地域なら育つようですが,私の住んでいるところで育てようとすると越冬に手間がかかりそうです.桜とJacarandaを隣り合わせに植えると綺麗かもしれませんね...
January 2, 2007
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