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今年はモーツァルトイヤー.1月27日が彼のお誕生日ということで生誕250年.このことにまつわるブログの書き込みは,さぞたくさんあったろうと思います.クラシック音楽ファンの当ブログとしても,なにか書かなくてはと思ってもみましたが,モーツァルトは偉大すぎて,また好きな曲がたくさんありすぎて,この一曲,と絞るのも難しいですねぇ.それで,ふと思ったのが,知人のIさんからご紹介いただいたCD.ひとつはヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリンフィルの組み合わせで,モーツァルトの後期交響曲を集めた3枚組みのアルバム(POCG-3737/9).もうひとつはフリードリッヒ・グルダというピアニストとニコラウス・アーノンクールの指揮,アムステルダム・コンセルトへボウ・オーケストラという組みあわせで,モーツァルトの23番(K.V.488),26番(K.V.537)(戴冠式)のピアノ協奏曲を入れたCD(WPCS-21048)です.このカラヤン・ベルリンのモーツァルトの交響曲は主に1970年代の録音で,カラヤンの円熟期のものといってよいと思います.録音自体はアナログですが,非常にいい録音です.ですがなんといっても,これぞモーツァルトという感じで大好きな演奏です.実は,このカラヤンの録音と同じ年代か,もうちょっと前の年代の録音のカール・ベームとベルリンフィルの組み合わせのモーツァルト交響曲全集も持っているのですが,どうもベームのは重過ぎてはつらつ感がなく,色あせた感じをうけてしまうのです.逆に言うと,このカラヤンの演奏ははつらつとしていて,速すぎず遅すぎず,テンポがいつも前向きで聴いていて飽きない,先を聴くのが常に楽しみになる,そういう演奏です.それでいて,たとえば,39番の変ホ長調交響曲(K.V.543)の序奏アダージョの緊張感がなんともいえません.特に不協和音が緊張感をギンギンにみなぎらせて1小節続き,それが解決して開放感に浸ってまた1小節,というところのメリハリが非常に魅力的ですし,この序奏からアレグロになったときのテンポの小気味よさもなんともいえません.テンポの小気味よさという意味では,同じCDに入っている29番のイ長調の交響曲(K.V.201)もまたしかり,どうもカラヤンの演奏を聴いてしまうと,はまってしまう魔力があるような感じがします.オーケストラのベルリンフィルサウンド,といいますか,特に弦の強靭な音色といったらいいのでしょうか,これもカラヤンが存分に引き出していると思います.一方,グルダとアーノンクールの演奏は,オーソドックスな演奏だと思いますが,コンセルトへボウ・オーケストラの音色とそのホールの響きがよく入ったCDです.このCDを聴いて,コンセルトへボウには是非一度聞きにいってみたい(フルートの主席にはエミリー・バイノンもいるし...[もっともこのCDは1983年の録音なので,バイノンはまだいません])と思ってしまったCDです.ところで,このグルダの協奏曲では,通奏低音ならぬ通奏ピアノになっています.すなわち,ピアノソロが出てくる以外の場所でも,ピアノが通奏しています.もちろん,よく聴き耳をそばだてないと,オーケストラテュッティでピアノが鳴っているのは気がつきませんが,これに気がつくと,へぇ~,という印象です.演奏の雰囲気もテンポ感もいい,お気に入りのCDになっています.それで,このコンセルトへボウとアーノンクールの組み合わせで,モーツァルトの40番41番の交響曲のはいったCDも買ってみたのですが,こちらのほうは,どうもしっくり来ませんでした.どうもカラヤンのほうに軍配です.してみると,上のグルダとアーノンクールのピアノ協奏曲の演奏は,グルダの演奏にアーノンクールがうまくあわせた,ということなのかもしれませんね.モーツァルトの曲は,ここでまた折に触れて書き込みをしたいと思います.[写真]本当はザルツブルグかどこかの写真があればよいのですが,ザルツブルグはまだ行ったことがありません.いってみたい街のひとつです.この写真は昨年5月のミュンヘンでの夕暮れ時,市街中心部にあるフラウエン教会のツインタワーのてっぺん(人によるとタマネギ頭とも言うようですが...)と空に浮かぶ飛行機雲を取ったショットです.(モーツァルトとぜんぜん関係ないですね.しいて言えば,ザルツブルグとミュンヘンは鉄道で日帰り圏内,ということくらい...)
January 27, 2006

1月17日で11周年となった阪神大震災,こちら関東でもいつ大地震が起きても不思議ではないといわれています.このような大地震とまではいかなくても,電車や交通が長時間ストップする比較的大きな地震はよく起きています.私も仕事柄東京にはよく出張するので,出先や電車,バスの中に長時間缶詰になる可能性も大いにあるのではないかと思っています.こんな経験もお聴きしました.普段は函館にお住まいの仕事仲間の先生が,成田空港に向かう京成電車の中で地震に会い,電車がストップしてしまいました.そのときの一番の情報源は,函館のお宅で御家族が見ているNHKテレビのニュースを携帯電話で逐一聞くことだったそうです.車内放送もほとんど情報量がなかった,ということでした.そんな話を聴き,最近はラジオをかばんの中に入れておくことにしました.しかし,本当に大きな地震だと,すぐにコンビニで売っている電池などはなくなってしまうでしょう.そこで,もちろん電池も入りますが,手回しで発電するラジオにしました.このタイプのラジオも家電量販店にゆくと何種類かあるのですが,私は東芝のCUTE BEAT TY-JR10にしました.楽天にも掲載されていますね.このラジオは,小さくてキュートです.AMとFMとテレビ音声の1chから3chが聞け,サイレンと白色発光ダイオードによる懐中電灯がついています.ボディの色は白のほかに真っ赤もあります.スピーカーもイヤホン端子もついています.また,携帯電話機に充電できるように,3種類のアダプタがついています.上の写真のラジオの背後にあるような小型のポーチの中に,携帯電話充電用アダプタと一緒に入れて,ビジネスバッグの中に放りこんであります.ポーチの中に入れておくと,バッグを抱えたりしたときにラジオが動いて何かに触れて,サイレンのスイッチが入ってひとりでに鳴り出す,というような事故は防げるようです.この写真のようにアームがついていて,これを1分間に120回くらいまわすスピードで1分充電すると,ラジオが60分くらいきけます.イヤホンを持っていれば電車の中でも聴けます.電車に乗っている時間帯にFM放送のクラシック番組をやっているときは,これをつかって聴いています.まあ非常用でもあるので,モノラルだし音質は問えないのですが...防災とは災害を防ぐことです.普段から自分の身は自分で守る意識を持つ防災意識はないよりはあったほうがいいと思います.夜お休みになる部屋には,倒れると下敷きになりそうな家具は置かない,家具の転倒防止に配慮する,など,普段からできることをしておくのがよいようです.阪神震災の11周年にちなみ...
January 27, 2006

昨年の秋は,私の街ではことのほかトンボがよく飛んでいたように思います.カラッと空高い秋晴れの日に,家の周りでよく,多くのトンボが群舞していました.家の軒先や植木の葉の先にとまってじっとしたかと思うとまた風に向かってひらひら~.交尾をしながら2羽でハネムーンをしているのもたくさん見ました.たとえば,家の庭のベニカナメモチの葉の先に止まった,こんなトンボ:種類はよくわかりませんが,このトンボの腹はタイガースカラーですね.いわゆる赤トンボのような色のものもたくさん飛んでいました.飛んでいるトンボの写真は,手持ちの小さなデジカメでは撮るのが難しいのですが,葉にとまったトンボはこうやって狙いを定めると,結構よく写るものですね~.それで思い出したのが,2002年に小澤征爾が指揮したウィーンフィルのニューイヤーコンサート.小澤さんは,非常に端正なしっかりした演奏を聴かせてくれたこのときのニューイヤーでしたが,同時に,あまり知られていないシュトラウスファミリーの曲を取り上げていたのが印象的でした.そのときに,ヨーゼフ・シュトラウス作曲の「とんぼ」がプログラムに入っていたの,覚えていらっしゃいましたか?確かそのときは,NHK BS で一部始終を放送し,その後にリリースされたCD(UCCP-9413)では,全部の曲は収録されたなかったのですが,どうだったかな,とCDをいまみてみたら,この「とんぼ」は入っていました!もちろん,よく知られた曲ではなく,このタイトルをみただけで旋律が浮かぶ方は,よほどのシュトラウス通なのでは,と思います.それにしても,今聴いてみると,”た~らら~らりら~らら~”てな感じで,いかにもトンボがひらひら風にのって泳ぐように飛んでいる,それも1羽でなくたくさんが飛んでいる,そんな情景が目に浮かぶ旋律です.中間部では,今度は,葉から葉へと飛びながら散策するようなイメージ,この曲も,視覚的イメージがちゃんと音楽になっている,秀逸なケースのひとつ,だと思います...
January 17, 2006

リコーダー,要は縦笛.日本では,小学校の高学年から中学,高校の音楽の時間に必ずといっていいほど縦笛を実習しますが,そのせいかどうか,この楽器に対する評価が必ずしも高くないような気がするのがとても寂しい気持ちです.学校の音楽の授業で買わされる?プラスチックの笛でも,息の吹き込み方を工夫して,きれいな音が出るように練習すると,なかなかどうして味わい深い音楽をすることができちゃう楽器なんです.本当,こんな単純な構造の,吹けば誰でも音が出せる楽器なのにですよねぇ.このリコーダー,バロック時代にはフルートと双璧でした.たとえば,ヘンデルの作曲した「11のフルートソナタ」はリコーダー用と当時のフルートであるトラベルソー用に作曲されたものが半々になっていて,それぞれに使う楽器の指定があります.ところで,Amsterdam Loeki Stardast Quartetはリコーダーの名人芸を聴くにはもってこいのグループです.特に初めてお聞きになるなら,このグループから出ている「Extra Time」(Decca NL 425222-2,日本版POCL1083)という小品集がめっちゃくちゃのおすすめです!このホームページにアクセスし,左側のフレームからDiscographyに飛ぶと,これまでに出ているアルバムの一覧が出てきます.そこで,この「Extra Time」を探すと,あります.サンプルも4曲聴けます.このサンプルになっているバッハのブランデンブルグ協奏曲3番のアレグロなど,軽やかで,こんなブランデンブルクもあるのか,という感じ.かと思うと,やはりサンプルで聴ける「ピンク・パンサーを追いかけて」はヘンリー・マンシーニという映画音楽作曲家(「ティファニーで朝食を」や「刑事コロンボ」の音楽担当)の作で,彼らが硬軟両方に長けていることがよーくわかります.実はこのお気に入りのアルバム「Extra Time」を買ったのも,彼らのコンサートに行って,気に入ってしまったからで,会場でCdを買ってしまったわけですね.カルテットなのでメンバーは4人,ですが舞台では,机をおき,その上に多数のリコーダーを置き,演奏中にもいろいろ選んで持ち替えて演奏します.この持ち替えが,時にユーモラスで面白く,視覚的にもとっても楽しめるコンサートになります.来日したら,是非是非コンサートにいらしてください.このアルバムは,とってもいい粒よりの小品がたくさん詰まっているのでもおすすめなんですが,中でも私が気に入っている曲は,J.C.バッハの四重奏曲の第1,2楽章をリコーダーカルテットに編曲したものと,ショット作曲の「アムステルダム運河にて」です.J.C.バッハの方は,いかにも上品なバロック音楽という感じで,通奏低音を受け持つバスリコーダーのまるくふくよかな音の上に,ソプラノ,アルト,テナーリコーダーが奏でる純粋なハーモニーがなんともいえません.「アムステルダム運河にて」は最初ストリートオルガン風の演奏で始まります.その後,めまぐるしく走りまわるパッセージにへぇ~,やるうぅ~と感じ入ってしまいます.よく聴くと,あるパートは分散和音を忙しく吹いていて,またあるパートは保続音を短いタンギングできっていたりして,それが旋律を吹くパートと絡まって絶妙なアンサンブルになっています.この曲,気の合ったメンバーで演奏できたらさぞ楽しかろうと思いますが,演奏するのには難度が高そうな曲です.でもいいんだなぁ~.この2曲がサンプルでお聴きいただけないのが残念です.疲れたときの癒しにいいアルバムでもあると思います.[写真]文字通り,アムステルダム運河にて.運河に浮かぶ遊覧船上にて撮った写真.アーチ橋が運河に沿ってずらっと並ぶ撮影ポイントにて.反対の窓側だったので,写真はちょっと苦しいアングルから...[写真]文字通り,アムステルダム運河にて(その2).アムステルダムの運河は幅も広く,ゆうゆうとしていて,街もきれいに感じます.
January 11, 2006

ユリ根というのはすぐ火がとおり,すぐに煮崩れしてしまうのですが,いいころあいに火が通ったユリ根は,ぽっくりした食感に,ほんのり淡い苦味がついて,おいしいですね.朝日新聞の毎週日曜の「彩時記」生活の欄に「日曜やさい塾」という連載があります.ときどき気に入ったレシピが掲載されると試してみます.大晦日に家族が集まったときに作ってみたのが,ユリ根の豆乳と白みそのスープ(2005年12月18日掲載)でした.生姜のスライス3枚を入れた1リットルの水を中火にかけ,煮立ったら鶏もも肉250gを一口大に切ったものをいれて30分煮ます.その間に,ユリ根中2個を洗いながら,一枚ずつ根をはがします.煮ているスープに塩小さじ3分の1をいれ,生姜を取り出し,白みそ大さじ2を溶かし,ここにユリ根を入れます.2,3分煮て,豆乳200ccをいれて,沸騰しない程度に温めて出来上がりです.器に取り分けたらパセリのみじん切りを散らします.大晦日に作ってみておいしいと思ったので再挑戦したのが上の写真です.スーパーに行ったら鶏もも肉がなく,手羽元しかなかったので,それでやってみましたが,だしの風味はもものほうが濃いようで,ももで作るほうがおいしいですね.料理も,素材,だし,調味料の奏でるハーモニーと思うと,音楽と通じるところも...ありますね...
January 10, 2006
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